JP2000255626A - 包装用紙 - Google Patents
包装用紙Info
- Publication number
- JP2000255626A JP2000255626A JP6218299A JP6218299A JP2000255626A JP 2000255626 A JP2000255626 A JP 2000255626A JP 6218299 A JP6218299 A JP 6218299A JP 6218299 A JP6218299 A JP 6218299A JP 2000255626 A JP2000255626 A JP 2000255626A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- moisture
- proof
- proof layer
- pulp
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/80—Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
ている混抄紙ではあるが、動的強度(耐衝撃性)が付加
されていて衝撃に強く、また防湿層により充分な防湿性
を有するが、防湿層は古紙再生時に離解性があって古紙
の再生が容易であり、しかも表面の摩擦係数が従来のも
のに比べて充分に大で、コピー用紙等の紙の包装に好適
な包装用紙を提供する。 【解決手段】バージンパルプに5〜60%の再生パルプ
が配合され、しかも微細に収縮された伸張紙1の少なく
とも片面に水溶性の防湿層2を形成し、この防湿層2は
合成樹脂ラテックスと水酸化アルミニウム細粉との混合
物よりなる防湿剤にて形成し、防湿層における水酸化ア
ルミニウム細粉の粒径を合成樹脂ラテックス層の厚さよ
りも大ならしめ、水酸化アルミニウム細粉の粒子3の一
部を合成樹脂ラテックス層の表面より突出するものとし
た。
Description
紙に関する。
ダ、アンダーホルダ方式による包装用紙冊に、資源の有
効利用の観点から基材としては古紙入りのクラフト紙の
使用を試みたが、古紙を配合すると、包装紙の紙力が低
下し、オフィスや店頭あるいは輸送中に落下等による急
激な外力(衝撃)が加わると紙冊の一部(特に角部)が
破れ、中の用紙がバラバラになることがある。この問題
は包装紙の坪量を増量することで簡単に解決できるが、
増量は包装材のコストアップに直接影響する。
をラミネートして防湿層を形成した包装紙は若干の動的
強度が付加されるが、包装紙の再利用を考慮した場合に
は、防湿層に離解性を有する水溶性防湿剤の使用が不可
欠であり、したがって古紙入りクラフト紙はさらに利用
しにくくなるという問題点がある。
防湿加工紙には原紙たるクラフト紙にポリエチレン等の
高分子化合物を塗工あるいは貼り合わせて防湿層を形成
したものがあり、この防湿層によって充分な防湿性を得
ることができるが、古紙を再生しようとすると防湿層の
高分子化合物が離解せずに残るので、再生紙として用い
ることができない。
クラフト紙の片面または両面にパラフィンワックスを含
むエマルジョンを塗工したり、あるいは合成ゴム系ラテ
ックスとワックス系エマルジョンを混合した塗工液を塗
工して防湿層を形成したものがあり、ワックス成分によ
って充分な防湿性を得ているが、これらの防湿加工紙を
例えばコピー用紙の紙冊用包装紙として使用すると、防
湿層がコピー用紙に直接触れて、防湿層に含まれるワッ
クス成分がコピー用紙に転移し、その結果コピー用紙表
面の摩擦係数が小となって、コピー機での紙送りの際に
複数枚のコピー用紙が重ね送りされることがあった。
分によって表面の摩擦係数が小であることから、例えば
ロール状に巻取った紙を従来の防湿加工紙で包装する
と、輸送時にロール状の巻取り紙と防湿加工紙との間に
滑りが生じ、包装紙たる防湿加工紙がずれて体裁が悪く
なったり、あるいは防湿加工紙が破れて巻取り紙が抜け
落ちたりすることがあった。
パルプが配合されている混抄紙ではあるが、動的強度
(耐衝撃性)が付加されていて衝撃に強く、また防湿層
により充分な防湿性を有するが、防湿層は古紙再生時に
離解性があって古紙の再生が容易であり、しかも表面の
摩擦係数が従来のものに比べて充分に大で、コピー用紙
等の紙の包装に好適な包装用紙を提供することにある。
ージンパルプに再生パルプが配合された混抄紙で、しか
も微細に収縮された伸張紙よりなる。本発明においては
再生パルプとして、クラフト紙またはクラフト伸張紙あ
るいは段ボールの古紙再生パルプを始め、新聞、チラ
シ、雑誌等の古紙の脱墨古紙再生パルプ、綿製品のボロ
等の再生パルプを使うことができる。
配合されたものであり、また、伸張紙にはその少なくと
も片面に水溶性の防湿層が形成され、この防湿層は合成
樹脂ラテックスと水酸化アルミニウム細粉との混合物よ
りなる防湿剤にて形成され、防湿層における水酸化アル
ミニウム細粉の粒径が合成樹脂ラテックス層の厚さより
も大で、水酸化アルミニウム細粉の粒子の一部が合成樹
脂ラテックス層の表面より突出させられており、防湿剤
は総米坪70〜12g/m2塗工されたものとしてある。
再生パルプを配合して混抄し、混抄時に抄紙機上で紙を
微細に収縮させた伸張紙1とし、この伸張紙の片面もし
くは両面に水溶性の防湿層2を形成したものとしてあ
り、以下に本発明の包装紙を使用してコピー用紙を包装
した包装体である紙冊5と通常のクラフト紙(非伸張ク
ラフト紙)による各試料の紙冊との物理的特性を落下試
験により対比して説明する。
料の紙冊を0.8mの高さから垂直方向に落下させ、紙
冊の包装紙が破れを起こすまでの落下回数について測定
した。同落下試験はJIS−Z−0217クラフト紙袋
の落下試験方法を参考にし、落下試験装置を使用して実
施した。
とおりである。 *落下試験試料1(本発明品) 本発明の包装用紙による紙冊で、バージンパルプにクラ
フト古紙の再生パルプを20%配合した混抄紙を微細に
収縮せしめた未晒クラフト伸張紙70g/m2の片面に水溶
性防湿剤を乾燥重量で20g/m2塗工した防湿包装用紙を
使用し、A4サイズのPPC用紙を500枚をカートン
ホルダ方式で自動包装した紙冊。
合した混抄紙を微細に収縮せしめた未晒クラフト伸張紙
70g/m2の片面に試料1と同様の防湿加工を施して、同
じくA4サイズのPPC用紙を500枚をカートンホル
ダ方式で自動包装した紙冊。
合して混抄した非伸張再生クラフト紙70g/m2に試料1
と同様の防湿加工を施して、同じくA4サイズのPPC
用紙を500枚をカートンホルダ方式で自動包装した紙
冊。
ト紙の片面に、本願発明の包装紙の防湿層と同様に水溶
性防湿剤を乾燥重量で20g/m2塗工した防湿包装用紙を
使用し、A4サイズのPPC用紙500枚をカートンホ
ルダ方式で自動包装した紙冊。
合した80g/m2の非伸張クラフト紙の片面に、本願発明
の包装紙の防湿層と同様に水溶性防湿剤を乾燥重量で2
0g/m2塗工した防湿包装用紙を使用し、A4サイズのP
PC用紙500枚をカートンホルダ方式で自動包装して
紙冊。
合して混抄した非伸張再生クラフト紙70g/m2に試料1
と同様の防湿加工を施して、同じくA4サイズのPPC
用紙を500枚をカートンホルダ方式で自動包装した紙
冊。
合した80g/m2の非伸張クラフト紙の片面に、本願発明
の包装紙の防湿層と同様に水溶性防湿剤を乾燥重量で2
0g/m2塗工した防湿包装用紙を使用し、A4サイズのP
PC用紙500枚をカートンホルダ方式で自動包装して
紙冊。
れ、この結果から伸張紙の効果が確認された。なお、落
下試験試料1〜4の紙冊各10冊を1mの高さから落下
させたテストでは、試料3の紙冊は3冊破れたが、試料
1、2、4の紙冊には全く破れがなかった。
紙の強度を引張試験により対比して説明する。一般的に
紙の耐衝撃性は紙の引張強度と伸びの数値を掛けた値に
比例するといわれており、JIS−P−3412−19
95では(引張り×伸び)の数値が規格化されており、
図4にクラフト伸張紙と通常のクラフト紙(非伸張クラ
フト紙)の強度(引張り×伸び)の比較値を示す。な
お、同図の表における引張試験試料〜は次ぎのとお
りである。
配合したクラフト伸張紙70g/m2。 *引張試験試料(本発明品) バージンパルプに未晒クラフト古紙再生パルプを40%
配合したクラフト伸張紙70g/m2。 *引張試験試料(本発明品) バージンパルプに未晒クラフト古紙再生パルプを60%
配合したクラフト伸張紙70g/m2。 *引張試験試料(本発明品) バージンパルプに脱墨新聞古紙再生パルプを20%配合
したクラフト伸張紙70g/m2。 *引張試験試料(比較例) バージンパルプに未晒クラフト古紙再生パルプを20%
配合したクラフト紙70g/m2。 *引張試験試料(比較例) バージンパルプに未晒クラフト古紙再生パルプを40%
配合したクラフト紙70g/m2。 *引張試験試料(比較例) バージンパルプに未晒クラフト古紙再生パルプを60%
配合したクラフト紙70g/m2。 *引張試験試料(比較例) 古紙再生パルプを含まないクラフト伸張紙70g/m2(J
ISクラフト紙5種EK2に対応する紙)。 *引張試験試料(比較例) 古紙再生パルプを含まないクラフト紙70g/m2(JIS
クラフト紙3種SSに対応する紙)。
張紙を使うことの優位性が理解できる。
クラフト伸張紙に防湿層を形成した防湿加工紙としてあ
り、以下に防湿加工の実施例について説明する。
工紙は、防湿剤100重量部に対して水酸化アルミニウ
ム細粉を2〜30重量部添加した塗工液を、本発明にお
ける古紙再生パルプ配合クラフト伸張紙の表面に塗工し
て防湿層を形成し、前記水酸化アルミニウム細粉の粒径
を前記防湿層の厚さよりも大なるものとして、水酸化ア
ルミニウム細粉の粒子の一部を防湿層の表面に突出せし
めたものとしてあり、前記防湿剤は合成樹脂ラテックス
たるスチレンブタジエンラテックス(SBR)を主材と
し、同スチレンブタジエンラテックスの重合時において
末端基にパラフィン炭化水素(ワックス成分)を付加さ
せたものとしてある。
し、しかも水酸化アルミニウム細粉は粒径が10〜50
μmの範囲内であって、防湿層の厚さよりも大なるもの
としてある。
は、防湿層が厚過ぎると塗工作業が煩雑であるととも
に、防湿加工紙に折目などを付した場合に折目部分の防
湿層が損傷して防湿性が低下するおそれがあるからであ
る。
を10〜50μmとするのは、同粒径が10μmよりも
小であると、表面の摩擦係数が小となるとともに、ワッ
クス成分の転移も防止することができなくなり、一方、
水酸化アルミニウム細粉の粒径が50μmよりも大であ
ると防湿加工紙の表面の平滑性が悪化して商品価値が著
しく低下するとともに防湿性が低下するからである。
を防湿剤100重量部に対して2〜30重量部とするの
は、水酸化アルミニウム細粉の添加量が2重量部よりも
小であると、表面の摩擦係数が小となるとともに、ワッ
クス成分の転移も防止することができなくなり、また添
加量が50重量部よりも大であると防湿性が低下するか
らである。
方法は次ぎのとおりである。防湿剤としての大日本イン
キ化学工業(株)製の商品名パテラコールSW−10(ス
チレンブタジエンラテックスを主材とし、その末端基に
パラフィン炭化水素を付加させた防湿剤)100重量部
に対して、水酸化アルミニウム細粉として日本軽金属
(株)製の商品名B−303(粒子径30μmの水酸化ア
ルミニウム細粉)を16重量部添加し、古紙再生パルプ
配合両更クラフト伸張紙70g/m2 に25g/m2 ド
ライ塗工し、乾燥する。
に示すように古紙再生パルプ配合クラフト伸張紙1の表
面に20μmよりも若干薄い防湿層2が形成され、防湿
剤に添加された水酸化アルミニウム細粉の粒子3(直径
約30μm)の一部(上部)が防湿層2の表面から突出
する。
包装紙として使用すると、防湿層2により充分な防湿性
が得られ、また、水酸化アルミニウム細粉の粒子3が防
湿層2の表面よりも上方へ突出しているので、コピー用
紙4は水酸化アルミニウム細粉の粒子3に接触するが、
防湿層2には殆ど接触しない。
防湿剤中のワックス成分によって小となることはなく、
しかもコピー用紙4等の被包装紙へのワックス成分の転
移も防止される。
フィン炭化水素(ワックス成分)がスチレンブタジエン
ラテックス(ポリマー)に取り込まれているので、ワッ
クス成分が防湿剤中から離脱しにくく、このことからも
被包装紙へのワックス成分の転移が充分に防止される。
施例1のものと防湿剤の構成が異なる。すなわち本実施
例においては、合成樹脂ラテックスたるスチレンブタジ
エンラテックス(SBR)100重量部に対して低融点
ワックス(融点45〜65℃)を10〜50重量部添加
した防湿剤を使用したものとしてある。
タジエンラテックス100重量部に対して10〜50重
量部とするのは、低融点ワックスの添加量が10重量部
よりも小であると防湿性が低下し、50重量部よりも大
であると防湿加工紙表面の摩擦係数が極端に小となり、
また、離解すると低融点ワックスを成分とする粘着性異
物により発泡して再生紙の製造に不都合が生じたり、同
粘着性異物により再生紙の商品価値が低下し、さらには
再生紙を加熱すると部分的に透明化することがあるから
である。
方法は次ぎのとおりである。スチレンブタジエンラテッ
クスとしてのジェイエスアール(株)製の商品名AE87
2、100重量部に対して、低融点ワックスとして中京
油脂(株)製の商品名セロゾール428(低融点ワックス
エマルジョン)を30重量部添加した防湿剤を使用し、
実施例1と同様に防湿剤100重量部に対して水酸化ア
ルミニウム細粉として日本軽金属(株)製の商品名B−3
03(粒子径30μmの水酸化アルミニウム細粉)を1
6重量部添加し、古紙再生パルプ配合両更クラフト伸張
紙70g/m2 に25g/m2 ドライ塗工し、乾燥す
る。
紙においても、図1に示した実施例1のものと同様に、
古紙再生パルプ配合クラフト伸張紙1の表面に20μm
よりも若干薄い防湿層が形成され、防湿剤に添加された
水酸化アルミニウム細粉の粒子(直径約30μm)の一
部(上部)が防湿層の表面から突出する。
パルプ配合クラフト伸張紙の表面に形成された防湿層に
より充分な防湿性が得られ、また、防湿層から突出した
水酸化アルミニウム細粉の粒子がコピー用紙等の被包装
紙へ接触して防湿層とコピー用紙との接触が妨げられ、
したがって防湿剤中に含まれるワックス成分の転移が防
止される。
サンプルについて透湿度、動摩擦係数、離解性およびコ
ピー適性について評価試験を行った。この評価試験を行
うにあたり、次ぎの比較例1〜3で得られた防湿加工紙
のサンプルについても同様の評価試験を行った。
伸張紙70g/m2 に、厚さ20μmのポリエチレン樹
脂を押し出しラミネートした。
化学工業(株)製の商品名パテラコールSW−10、10
0重量部に対して、本発明における水酸化アルミニウム
細粉に代えて白石カルシウム(株)製の沈降性炭酸カルシ
ウムPC(粒子径4μm)を16重量部添加し、古紙再
生パルプ配合クラフト伸張紙70g/m2 に25g/m
2 ドライ塗工し、乾燥した。
スとしてのジェイエスアール(株)製SBRラテックスA
E872と、低融点ワックスとしての中京油脂(株)製の
商品名セロゾール428とを7:3の割合で混合した液
を、古紙再生両更パルプ配合クラフト伸張紙70g/m
2 に25g/m2 ドライ塗工し、乾燥した。
Z−2080に準拠して測定した。透湿度の値は50g
/m2・24hr以下であれば充分な防湿を有するもの
と評価することができる。
面とコピー用紙間についてJIS−P−8147水平法
に基づいて試験を行った。動摩擦係数が0.40以上で
あれば、コピー用紙の包装紙として使用した場合に滑り
による包装紙のずれなどが生じにくくなると評価するこ
とができる。
に準拠した標準離解機を使用し、1cm角に切った試料
を冷水で20分間離解して未離解物の有無を目視し、未
離解物を含む場合には不良、未離解物を含まない場合に
は良好とした。
るようコピー用紙をサンプルにて予め包装しておき、同
コピー用紙を(株)リコー製のPPCコピー機FT−70
00にセットし、重ね送りされたコピー用紙の枚数を調
べた。
明の実施例1、2で得られた防湿加工の包装用紙は、と
もに透湿度、動摩擦係数および離解性において充分な実
用性があると評価できる結果となり、またコピー適性に
おいても冊間、冊内ともに重ね送りが発生しなかったこ
とがわかる。
紙の再生パルプを配合した混抄紙であるが、微細に収縮
されて伸張性が与えられているので動的強度に優れ、衝
撃に強いものとなっており、コピー用紙の包装に好適で
ある。
が、防湿層は離解性があるので、古紙の再生時に防湿層
を容易に解離せしめて、古紙の再生化を効率よく行なえ
る。さらに、防湿層は表面の摩擦係数が従来のものに比
べて充分に大で、これによってもコピー用紙等の紙の包
装に好適である。
ウム細粉の粒子が防湿層から表面に突出しているので、
例えばコピー用紙の包装紙として使用した場合には、コ
ピー用紙は水酸化アルミニウムの粒子とは接触するが、
ワックス成分を含む防湿層とは殆ど接触しない。
工紙表面の摩擦係数が小となるのが防止され、被包装紙
たるコピー用紙の輸送時においてはコピー用紙との間の
すべりが生じにくく、従来の防湿加工紙のようにすべり
によって包装紙たる防湿加工紙がずれたり、破れたりと
いうおそれを軽減することができる。
紙たるコピー用紙との接触が防止されるので、コピー用
紙へのワックス成分の転移は殆どなく、コピー機での紙
送りの際にコピー用紙が重ね送りされるなどのトラブル
の発生頻度が低減される。
粉を含有しているので、ワックス成分が防湿層の表面に
現れる従来の防湿加工紙に比べて表面の光沢が抑えら
れ、普通紙に近い表面状態の防湿加工包装用紙とするこ
とができる。
行った結果を示す表。
Claims (5)
- 【請求項1】バージンパルプに再生パルプが配合された
混抄紙で、しかも微細に収縮された伸張紙よりなる包装
用紙。 - 【請求項2】バージンパルプに再生パルプが配合された
混抄紙で、しかも微細に収縮された伸張紙であって、こ
の伸張紙の少なくとも片面に水溶性の防湿層が形成され
てなる包装用紙。 - 【請求項3】請求項2に記載の水溶性の防湿層が合成樹
脂ラテックスと水酸化アルミニウム細粉との混合物より
なる防湿剤にて形成されてなる包装用紙。 - 【請求項4】請求項3に記載の防湿層における水酸化ア
ルミニウム細粉の粒径が合成樹脂ラテックス層の厚さよ
りも大であって、水酸化アルミニウム細粉の粒子の一部
が合成樹脂ラテックス層の表面より突出させられている
包装用紙。 - 【請求項5】請求項1、2に記載の混抄紙が再生パルプ
5〜60%を配合したものである包装用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218299A JP2000255626A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 包装用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218299A JP2000255626A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 包装用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000255626A true JP2000255626A (ja) | 2000-09-19 |
Family
ID=13192748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6218299A Pending JP2000255626A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 包装用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000255626A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308174A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Diatex Co Ltd | 高温物用充填袋 |
JP2021070486A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
JP2021070487A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
WO2021084870A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 日本製紙株式会社 | 搬送方法 |
JP2021070501A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 紙製品用包装体 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP6218299A patent/JP2000255626A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008308174A (ja) * | 2007-06-12 | 2008-12-25 | Diatex Co Ltd | 高温物用充填袋 |
WO2021084870A1 (ja) * | 2019-10-29 | 2021-05-06 | 日本製紙株式会社 | 搬送方法 |
JP2021070486A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
JP2021070487A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
JP7481827B2 (ja) | 2019-10-30 | 2024-05-13 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
JP7481826B2 (ja) | 2019-10-30 | 2024-05-13 | 日本製紙クレシア株式会社 | 包装体 |
JP2021070501A (ja) * | 2019-10-31 | 2021-05-06 | 日本製紙クレシア株式会社 | 紙製品用包装体 |
JP7402657B2 (ja) | 2019-10-31 | 2023-12-21 | 日本製紙クレシア株式会社 | 紙製品用包装体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5357577B2 (ja) | 加工紙 | |
JP2000255626A (ja) | 包装用紙 | |
JP2786841B2 (ja) | 緩衝部材用ラミネート紙 | |
JP7470500B2 (ja) | 包装体 | |
JP7470501B2 (ja) | 包装体 | |
JP3101581B2 (ja) | 包装体 | |
JP4268995B1 (ja) | 多層抄き板紙 | |
JP2005162213A (ja) | 包装用紙 | |
JP4403655B2 (ja) | 段ボールライナ | |
JP3426134B2 (ja) | 防湿加工紙 | |
JP7436190B2 (ja) | 紙製品用包装体 | |
JP2010043369A (ja) | 多層抄き板紙及び段ボールシート | |
JP3237105B2 (ja) | 紙製エアーマット緩衝材用シート及びその製造方法 | |
JP3628460B2 (ja) | 耐水紙 | |
JP2005162214A (ja) | 包装用紙 | |
JP3769263B2 (ja) | 防湿加工紙 | |
JPH1112989A (ja) | 電子写真用紙包装用防湿紙及びその製造方法 | |
JPH10183498A (ja) | 防湿紙 | |
JP7470509B2 (ja) | 紙製品用包装体 | |
JPH10226991A (ja) | 防湿紙 | |
JP2969368B2 (ja) | 電子写真用転写紙 | |
US20240253880A1 (en) | Stretchable barrier wrap and method for manufacturing thereof | |
JP7544524B2 (ja) | 包装紙 | |
JP2903024B2 (ja) | 防湿紙 | |
JP3919141B2 (ja) | 再生可能な防湿紙及びその製造方法並びに包装紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050512 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050512 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20050512 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070911 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070925 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |