JP2000248802A - 車両用ドアロックアクチュエータ - Google Patents

車両用ドアロックアクチュエータ

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JP2000248802A
JP2000248802A JP4826999A JP4826999A JP2000248802A JP 2000248802 A JP2000248802 A JP 2000248802A JP 4826999 A JP4826999 A JP 4826999A JP 4826999 A JP4826999 A JP 4826999A JP 2000248802 A JP2000248802 A JP 2000248802A
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早川  茂
Katsutoshi Fukunaga
勝稔 福永
Atsushi Suzumura
淳 鈴村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第2作動レバーの空振り動作時において、第
2作動レバーの復帰動作が確実で且つ第1作動レバーが
アンロック動作しないようにする。 【解決手段】 一端が第2作動レバー65に係止され且
つ他端が連結部材61と係合可能で連結部材61を連結
位置とダブルロック位置とに選択的に保持すると共に第
2作動レバー65の空振り動作時に撓まされて第2作動
レバー65を空振り方向とは反対方向に付勢する第1の
スプリング71と、一端が第2作動レバー65に係止さ
れ且つ他端が連結部材61の位置に応じてダブルロック
レバー66と係脱可能であってダブルロックレバー66
との係合時において第2作動レバー65の空振り動作に
より撓まされて第2作動レバー65を空振り方向とは反
対方向に付勢する第2のスプリング72とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ドアロック
アクチュエータに関するものであって、詳しくは、車室
内のロック操作部材を操作してもドアロック装置が施錠
状態から解錠状態とならないようにするダブルロック機
能を有する車両用ドアロックアクチュエータに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のダブルロックアクチュエ
ータとしては、特開平6−336869号公報に示され
るものが知られている。これは、ドアロック装置を解錠
状態とするアンロック位置と施錠状態とするロック位置
とに作動される第1作動レバーと、室内ロック操作部材
の操作力が伝達される第2作動レバーと、第1作動レバ
ーと第2作動レバーとの間に配設され第1作動レバーと
第2作動レバーとを連動動作させる連結位置及び第2作
動レバ−を第1作動レバーに対して空振り動作させるダ
ブルロック位置とに選択的に位置して第2作動レバーか
ら第1作動レバーへロック・アンロック操作力を伝達可
能及び伝達不能に第1作動レバーと第2作動レバーとを
切換連係する連結部材と、連結部材に連係され連結部材
を連結位置とダブルロック位置とに切換えるダブルロッ
クレバーとを有するものである。
【0003】この従来装置においては、一端が第2作動
レバーに係止され且つ他端が連結部材に係合可能で連結
部材を連結位置とダブルロック位置とに選択的に保持す
ると共に第2作動レバーの空振り動作により撓まされて
第2作動レバーを空振り方向とは反対方向に付勢するス
プリングを備えており、このスプリングの付勢力により
第2作動レバーが空振り動作した後の第2作動レバーの
初期位置復帰を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
装置では、第2作動レバーの空振り動作後の第2作動レ
バーの復帰動作を確実なものとするためには、スプリン
グの付勢力を大きくすることが有効である。しかし、ス
プリングの他端が連結部材に係合させており、第2作動
レバーが空振り動作する際には、連結部材に加わるスプ
リングの反発力が連結レバーを介して第1作動レバーに
作用することになるので、スプリングの付勢力を大きく
すると、第1作動レバーがこの反発力でアンロック動作
する恐れがある。
【0005】故に、本発明は、第2作動レバーの空振り
動作時において、第2作動レバーの復帰動作が確実で且
つ第1作動レバーがアンロック動作しないようにするこ
とを、その技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、一端が第
2作動レバーに係止され且つ他端が連結部材に係合可能
で前記連結部材を連結位置とダブルロック位置とに選択
的に保持すると共に前記第2作動レバーの空振り動作時
に撓まされて前記第2作動レバーを空振り方向とは反対
方向に付勢する第1のスプリングと、一端が前記第2作
動レバーに係止され且つ他端が前記連結部材の位置に応
じて前記ダブルロックレバーと係脱可能であって前記連
結部材との係合時において前記第2作動レバーの空振り
動作により撓まされて前記第2作動レバーを空振り方向
とは反対方向に付勢する第2のスプリングとを有した、
ことである。
【0007】この技術的手段によれば、第2作動レバー
が空振り動作する際、連結部材には、第1のスプリング
の反発力のみが加わり、その後の復帰動作は、第1のス
プリング及び第2のスプリングの付勢力によりなされ
る。よって、第2作動レバーの空振り動作する際、第2
作動レバーの復帰動作を確実にし得且つ第1作動レバー
のアンロック動作を防止し得る。
【0008】より好ましくは、前記連結部材を、前記第
1作動レバーに揺動自在に支持され揺動動作により前記
連結位置と前記ダブルロック位置とに切換えられる連結
レバーとする、と良い。
【0009】
【発明の実施の形態】車両のドア(図示せず)に設けら
れたドアロック装置1は、図1に示されるように、ベー
スプレート2,ラッチ機構3,レバー機構4及びロッキ
ングアクチュエータ5(図3示)を有して構成されてい
る。
【0010】ベースプレート2は、L字状を呈するもの
であって、水平壁21及び垂直壁22を備えている。
【0011】図2に示されるように、ラッチ機構3は、
ボディ31,ポール32及びラッチ33よりなるもので
ある。ボディ31は、ベースプレート2の水平壁21の
裏面に固定され、ポール32及びラッチ33を収容す
る。又、このボディ31には、ドア(図示せず)の開閉
動作に応じて車両のボディ(図示せず)に設けられたス
トライカ34が出入するための挿通溝31aが形成され
ている。ポール32及びラッチ33は、夫々、ピン32
a,33aによりボディ31に回転自在に支持されてい
る。又、ラッチ33の外周面には、ボディ31の挿通溝
31aに進入したストライカ34を受け入れるU字溝3
3b及びポール32と係脱可能な係合爪33cが形成さ
れている。ポール32は、その回転動作によりラッチ3
3の係合爪33cと係合するようになっている。このよ
うに構成されたポール32及びラッチ33において、ス
トライカ34がラッチ33のU字溝33b内に受け入れ
られた状態でポール32とラッチ33の係合爪33cが
係合してラッチ33の回転動作がポール32によって規
制されることでドアを閉状態で保持する。又、ポール3
2を回転動作してラッチ33の係合爪33cとの係合を
解除することでドアが開可能状態となる。
【0012】図1に示されるように、レバー機構4は、
リフトレバー41,オープンレバー42,ロッキングレ
バー43,スライドブッシュ45及びキーレバー47か
らなるものである。
【0013】リフトレバー41は、ベースプレート2の
水平壁21の表面上に配置され、ラッチ機構3のポール
32を支持するピン32aに回転自在に支持されてい
る。このリフトレバー41は、その一方の腕部分に形成
された嵌合フランジ部41aによりポール32に嵌合し
てポール32と一体に回転動作する。又、リフトレバー
41の他方の腕部分には、係合フランジ41cが形成さ
れている。
【0014】オープンレバー42は、リフトレバー41
と同様に水平壁21の表面上に配置されピン32aに回
動自在に支持されている。このオープンレバー42は、
その一方の腕部分でドアの室外側に設けられたアウトサ
イドハンドル(図示せず)にロッド(図示せず)を介し
て連結されており、又、他方の腕部分と対向して延在す
る脚部分42aでドアの室内側に設けられたインサイド
ハンドル(図示せず)にベースプレート2の垂直壁22
に回動自在に支持されたインサイドレバー(図示せず)
を介して連結されている。
【0015】ロッキングレバー43は、水平壁21の表
面上に配置され、ピン43aによりベース部21に回動
自在に支持されている。このロッキングレバー43は、
後述するロッキングアクチュエータ5の出力レバー55
に連結されると共にこの出力レバー55及び後述するノ
ブレバー64を介してドアの室内側に設けられたロック
ノブ(図示せず)に連結され、さらに、キーレバー47
を介してドアの室外側に設けられたキーシリンダ機構
(図示せず)に連結されている。又、ロッキングレバー
43の他方の腕部分には、ピン32aを中心とした円弧
状の長穴43bが形成されている。
【0016】スライドブッシュ45は、オープンレバー
42の他方の腕部分にスライド自在に支持されている。
このスライドブッシュ45には、ピン部45aが形成さ
れており、ロッキングレバー43の長穴43bに摺動自
在に挿通されている。又、スライドブッシュ45には、
オープンレバー42の回動動作でリフトレバー41の係
合フランジ41cと係脱自在な係合突起45bが形成さ
れている。このように構成されたスライドブッシュ45
は、ロッキングレバー43の回動動作で長穴43bとピ
ン部45aとの挿通を介してオープンレバー42の他方
の腕部分に対してスライド動作させられ、これにより、
係合突起45bは、リフトレバー41の係合フランジ4
1cとの係合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはずれ
たりする。結果、ドアの施錠状態及び解錠状態を作り出
す。尚、ロッキングレバー43は、この施錠状態及び解
錠状態を維持すべくロッキングレバー43とベースプレ
ート2との間に配設されたターンオーバースプリング
(図示せず)により施錠位置及び解錠位置に付勢保持さ
れる。
【0017】キーレバー47は、水平壁21の表面上に
配置され、ピン43aによりベース部21に回動自在に
支持されている。このキーレバー47には、係合突起4
7aが形成されており、この係合突起47aは、ロッキ
ングレバー43に形成された切り欠き43cに受けられ
ている。これにより、キーレバー47の回動動作により
切り欠き43cの壁部と係合突起47aとの当接により
キーレバー47の回動動作がロッキングレバー43に伝
達されることとなる。
【0018】次に本実施の形態における前述した基本構
成の作動について説明する。
【0019】図1は、ドアの解錠状態を示す。この状態
において、アウトサイドハンドル又はインサイドハンド
ルを操作してオープンレバー42を図1示反時計方向
(開操作方向)に回動動作させると、スライドブッシュ
45の係合突起45bがリフトレバー41の係合フラン
ジ41cと係合してリフトレバー41がオープンレバー
42と同方向(開操作方向)に回動する。これにより、
ポール32が回動して閉状態にあるドアが開可能状態と
なる。
【0020】図1において、ロックノブ、キーシリンダ
機構又はロッキングアクチュエータ5を操作してロッキ
ングレバー43を図1示時計方向(施錠操作方向)に回
動動作させ、ロッキングレバー43を施錠位置とする
と、スライドブッシュ45がオープンレバー42に対し
てスライドさせられる。これにより、スライドブッシュ
45の係合突起45bがリフトレバー41の係合フラン
ジ41cとのオープンレバー42を回動動作させた際の
係合軌跡上から外れ、オープンレバー42とリフトレバ
ー41とは空振りする状態となる。結果、解錠状態にあ
るドアが施錠状態となる。
【0021】図3及び図4に示されるように、ロッキン
グアクチュエータ5は、駆動源としてハウジング51内
に収容された2つのモータ52、53を備えるものであ
って、ベースプレート2の垂直壁22(図1示)にブラ
ケット(図示せず)を介して支持されている。このロッ
キングアクチュエータ5の一方のモータ52に連係され
る出力軸54は、ハウジング51を貫通して外部に延在
しており、この延在部位には、ハウジング51外に配置
された出力レバー55が一体成形されている。この出力
レバー55は、その先端部分がロッキングレバー43に
形成された係止孔43d(図1示)に挿通されて連結さ
れている。モータ52の回転軸52aには、ウォームギ
ヤ56が一体回転するように固着されている。ハウジン
グ51内には、ピニオンギヤ57がピン68により回転
自在に支持されており、このピニオンギヤ57周りに
は、ウォームギヤ56と噛合するホイールギヤ58が同
軸で一体回転するようにピニオンギヤ57の歯を利用し
てセレーション結合されている。又、出力軸54のハウ
ジング51内部位には、中間レバー59が相対回転自在
に支持されており、先端に形成されたセクタギヤ部59
aでピニオンギヤ57と噛合している。更に、出力軸5
4のハウジング51内部位には、第1作動レバー60が
一体回転するように固着されており、中間レバー59と
長穴59b及び凸部60aの嵌挿を介して連係してい
る。このような構成において、モータ52を駆動してウ
ォームギヤ56、ホイールギヤ58及びピニオンギヤ5
7を介して中間レバー59を回動させることにより凸部
60aの長穴59b内への嵌挿により、第1作動レバー
60がドアを解錠状態とするアンロック位置(図3及び
図5示)及びドアを施錠状態とするロック位置(図6
示)に切り換えられる(第1作動レバー60は出力軸5
4により出力レバー55と一体であるので、出力レバー
55も同様に切り換えられる)。
【0022】第1作動レバー60には、腕部分60bが
延在形成されている。この腕部分60bの先端には、連
結レバー61が腕部分60bに一体に立設されたピン部
62により揺動自在に支持されている。ハウジング51
外には、ハウジング51内に延在する回転軸63に一体
成形されたノブレバー64が、回転軸63によりハウジ
ング51に回動自在に支持されて配置されている。この
ノブレバー64は、ロッドやワイヤ(図示せず)を介し
てロックノブ(図示せず)に連結されている。又、回転
軸63のハウジング51内部位には、第2作動レバー6
5が一体回転するように固着されている。この第2作動
レバー65の先端には、連結ピン部65aが一体で立設
されている。連結レバー61の先端側の表面には、一端
で互いに連続した第1カム溝61a及び第2カム溝61
bが形成されている。第2作動レバー65の連結ピン部
65aは、連結レバー61の第1カム溝61a及び第2
カム溝61bに受け入れられている。又、連結レバー6
1の先端側の裏面には、連結ピン部61cが一体で立設
されている。尚、第1作動レバー60の腕部分60bに
は、出力軸54を中心とした円弧状の長穴60cが形成
されており、この長穴60cでピニオンギヤ57を受け
入れ、第1作動レバー60の回動を許容し且つピニオン
ギヤ57をハウジング51で両持ち支持している。
【0023】ハウジング51内には、このロッキングア
クチュエータ5の他方のモータ53に連係されるダブル
ロックレバー66がピン69により回動自在に支持され
ている。このダブルロックレバー66の一端側には、セ
クタギヤ部66aが形成されている。モータ53の回転
軸53aには、ウォームギヤ67が一体回転するように
固着されており、このウォームギヤ67は、ダブルロッ
クレバー66のセクタギヤ66aと噛合している。又、
ダブルロックレバー66の他端側には、ガイド溝66b
が形成されており、このガイド溝66bには、連結レバ
ー61の連結ピン部61cが受け入れられている。この
ような構成において、モータ53を駆動してダブルロッ
クレバー66を回動させることにより、連結ピン部61
cのガイド溝66bへの受け入れにより、連結レバー6
1がドアをダブルロック解除状態とする連結位置(図
3、図5及び図6示)及びドアをダブルロック状態とす
るダブルロック位置(図7及び図8示)に切り換えられ
る。
【0024】連結レバー61の第1カム溝61aは、ピ
ン部62を中心とした円弧状で、連結レバー61の第2
カム溝61bは、第1カム溝61aと略直交して連結レ
バー61の長手方向に延びている。この第1カム溝61
aは、連結レバー61の長手方向において第2作動レバ
ー65の連結ピン部65aと略同じ幅を有しており、第
2作動レバー65の回動で連結ピン部65aと係合する
対の壁部分61d、61eを備えている。ダブルロック
レバー66のガイド溝66bは、連結レバー61の第2
カム溝61bと同様に、連結レバー61の長手方向に延
び、連結レバー61がダブルロック解除位置に位置する
際において回転軸63を中心とした円弧状となる形状を
呈している。
【0025】回転軸63回りには、第1のスプリング7
1及び第2のスプリング72が巻回されている。
【0026】第1のスプリング71の一端71aは、第
2作動レバー65に形成された突起部65bに係止され
ており、他端71bは、連結レバー61の連結ピン部6
1cと係合可能に配置されている。又、この第1のスプ
リング71の他端71bには、屈曲部71cが形成され
ており、連結レバー61がその揺動動作により連結位置
とダブルロック位置とに切換えられる際に連結ピン部6
1cが屈曲部71cを乗り越え、これにより、連結レバ
ー61の揺動動作に節度を与えると共に連結レバー61
を連結位置及びダブルロック位置で保持する。第1のス
プリング71は、後述するように、第2作動レバー65
の空振り動作でたわまされて第2作動レバー65に対し
て付勢力を発生する。
【0027】第2のスプリング72の一端72aは、第
2作動レバー65の突起部65bに係止されており、他
端72bは、ダブルロックレバー66に形成された突起
部66cと係脱可能に配置されている。この第2のスプ
リング72の他端72bは、連結レバー61がダブルロ
ック位置にある際に突起部66cと係合し、連結位置に
ある際に突起部66cから係合解除される。第2のスプ
リング72は、後述するように、第2作動レバー65の
空振り動作でたわまされて第2作動レバー65に対して
付勢力を発生する。尚、第2作動レバー65に加わる付
勢力は、第1のスプリング71のみでは、ロッキングレ
バー43を施錠位置及び解錠位置で保持するターンオー
バースプリングの付勢力よりも小さいが、第1のスプリ
ング71と第2のスプリング72によりターンオーバー
スプリングの付製力よりも大きくなるように設定されて
いる。
【0028】次に本発明の主要構成における作動につい
て説明する。
【0029】図5は、ドアの解錠状態及びダブルロック
解除状態時のロッキングアクチュエータ5を示し、第2
作動レバー65の連結ピン部65aは、連結レバー61
の第1カム溝61aに位置して第1カム溝61aの両壁
部分61d、61eと対向している。この状態で、モー
タ52を駆動して、前述したように、第1作動レバー6
0を介して出力レバー55をアンロック位置からロック
位置へと図5における時計方向に回動させると(第1作
動レバー60のロック動作)、出力レバー55に連結さ
れたロッキングレバー43(図1示)が図1示時計方向
(施錠操作方向)に回動して前述したようにロッキング
レバー43が解錠位置から施錠位置へと切り換わり、ド
アが施錠状態となる。この時、連結レバー61は、図5
における左方に押され、連結レバー61の第1カム溝6
1aの壁部分61eと第2作動レバー65の連結ピン部
65aとの係合により、第2作動レバー65が、図5示
時計方向に回動して、図6に示されるように、回転軸6
3を介してノブレバー64を施錠方向へと回動させ、ロ
ックノブを施錠操作位置へと移行させる。又、ロックノ
ブを解錠操作位置から施錠操作位置へと操作してノブレ
バー64を、図5示時計方向に回動させると、回転軸6
3を介して第2作動レバー65がノブレバー64と一体
に回動して、連結ピン部65aが第1カム溝61aの壁
部分61dと係合し、連結レバー61を、図5における
左方に押す。これにより、図6に示されるように、第1
作動レバー60がロック動作して、出力レバー55がア
ンロック位置からロック位置へと切り換わる。この時、
第1作動レバー60の凸部60aは、中間レバー59の
長穴59b内を移動するのみで第1作動レバー60の回
動で中間レバー59が回動することはなく、モータ52
が引きずり作動することはない。尚、連結レバー61の
移動は、ダブルロックレバー66のガイド溝66b内に
連結レバー61の連結ピン部61cが受け入れられてい
ることで、このガイド溝66bに沿ってなされ、連結レ
バー61の不必要な回動が規制されている。又、第1の
スプリング71は、そ他端71bが連結レバー61の移
動に追従して移動するので、第2作動レバー65と共に
回動して撓まされることがなく、第2作動レバー65に
対して付勢力を発生することはない。更に、第2スプリ
ング72は、その他端72bがダブルロックレバー66
の突起部66cと係合解除しているので、第2作動レバ
ー65と共に回動して撓まされることがなく、第2作動
レバー65に対して付勢力を発生することはない。
【0030】図6において、モータ53を駆動してダブ
ルロックレバー66を、図6示時計方向に回動させる
と、前述したように、連結レバー61が図6示時計方向
に揺動して、図7に示されるように、連結レバー61が
連結位置からダブルロック位置へと切り換わり、ドアが
ダブルロック状態となる。この時、第2作動レバー65
の連結ピン部65aは、第1カム溝61aから第2カム
溝61bに位置するようになる。これにより、ロックノ
ブを施錠操作位置から解錠操作位置へと操作してノブレ
バー64、回転軸63及び第2作動レバー65を回動さ
せても、図8に示されるように、第2作動レバー65の
連結ピン部65aは第2カム溝61b内を移動するのみ
で壁部分61d、61eを押さず、連結レバー61に対
して空振りする(第2作動レバー65の空振り動作)。
よって、第1作動レバー60が回動して出力レバー55
が施錠位置から解錠位置へと切り換わる(第1作動レバ
ー60のアンロック動作)ことがない。この時、第1の
スプリング71は、その他端71bが連結レバー61が
移動しないことで保持されるので、第2作動レバー65
の回動(空振り動作)でたわまされ、第2作動レバー6
5に対して付勢力を発生する。又、第2のスプリング7
2は、その他端72bがダブルロックレバー66の突起
部66cと係合して保持されるので、第2作動レバー6
5の回動(空振り動作)でたわまされ、第2作動レバー
65に対して付勢力を発生する。これにより、ロックノ
ブの解錠操作位置への操作が解除されれば、ロックノブ
は、第1のスプリング71及び第2のスプリング72の
付勢力で第2作動レバー65、回転軸63及びノブレバ
ー64を介して施錠操作位置へと復帰する(第2作動レ
バー65の復帰動作)。尚、第1のスプリング71がた
わまされた際、連結レバー61に第1のスプリング71
の他端71bから第1のスプリング71の反発力が加わ
るが、第1のスプリング71の付勢力は、ターンオーバ
ースプリングの付勢力より小さく設定されているので、
この反発力により連結レバー61が移動して第1作動レ
バー60がアンロック動作することはない。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、第2作動レバーの空振
り動作時に第2作動レバーに付勢力を発生させる第1及
び第2のスプリングを設けたので、第2作動レバーが空
振り動作する際における第2作動レバーの復帰動作を確
実にし且つ第1作動レバーのアンロック動作を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における車両用ドアロックアクチュエー
タが採用される車両用ドアロック装置の正面図である。
【図2】本発明における車両用ドアロックアクチュエー
タが採用される車両用ドアロック装置のラッチ機構の正
面図である。
【図3】本発明に係る車両用ドアロックアクチュエータ
の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】本発明に係る車両用ドアロックアクチュエータ
の作動を示すドアの解錠状態における説明図である。
【図6】本発明に係る車両用ドアロックアクチュエータ
の作動を示すドアの施錠状態における説明図である。
【図7】本発明に係る車両用ドアロックアクチュエータ
の作動を示すドアのダブルロック状態状態における説明
図である。
【図8】本発明に係る車両用ドアロックアクチュエータ
の作動を示すドアのダブルロック状態での空振りを説明
する説明図である。
【符号の説明】
1 ドアロック装置 60 第1作動レバー 61 連結レバー(連結部材) 65 第2作動レバー 66 ダブルロックレバー 71 第1のスプリング 72 第2のスプリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロック装置を解錠状態とするアンロ
    ック位置と施錠状態とするロック位置とに作動される第
    1作動レバーと、室内ロック操作部材の操作力が伝達さ
    れる第2作動レバーと、前記第1作動レバーと前記第2
    作動レバーとの間に配設され前記第1作動レバーと前記
    第2作動レバーとを連動動作させる連結位置及び前記第
    2作動レバ−を前記第1作動レバーに対して空振り動作
    させるダブルロック位置とに選択的に位置して前記第2
    作動レバーから前記第1作動レバーへロック・アンロッ
    ク操作力を伝達可能及び伝達不能に前記第1作動レバー
    と前記第2作動レバーとを切換連係する連結部材と、該
    連結部材に連係され前記連結部材を前記連結位置と前記
    ダブルロック位置とに切換えるダブルロックレバーとを
    有する車両用ドアロックアクチュエータにおいて、一端
    が前記第2作動レバーに係止され且つ他端が前記連結部
    材と係合可能で前記連結部材を前記連結位置と前記ダブ
    ルロック位置とに選択的に保持すると共に前記第2作動
    レバーの空振り動作時に撓まされて前記第2作動レバー
    を空振り方向とは反対方向に付勢する第1のスプリング
    と、一端が前記第2作動レバーに係止され且つ他端が前
    記連結部材の位置に応じて前記ダブルロックレバーと係
    脱可能であって前記ダブルロックレバーとの係合時にお
    いて前記第2作動レバーの空振り動作により撓まされて
    前記第2作動レバーを空振り方向とは反対方向に付勢す
    る第2のスプリングとを有する、車両用ドアロックアク
    チュエータ。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、前記第1作動レバーに
    揺動自在に支持され揺動動作により前記連結位置と前記
    ダブルロック位置とに切換えられる連結レバーである、
    請求項1記載の車両用ドアロックアクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100736907B1 (ko) 2006-08-17 2007-07-06 기아자동차주식회사 차량용 파워 도어록 엑츄에이터
KR100997889B1 (ko) 2008-12-30 2010-12-02 평화정공 주식회사 이중 잠금기능을 갖는 도어 잠금장치
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