JP2000160903A - ドアロックアクチュエータ - Google Patents

ドアロックアクチュエータ

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JP2000160903A
JP2000160903A JP34052698A JP34052698A JP2000160903A JP 2000160903 A JP2000160903 A JP 2000160903A JP 34052698 A JP34052698 A JP 34052698A JP 34052698 A JP34052698 A JP 34052698A JP 2000160903 A JP2000160903 A JP 2000160903A
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Japan
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lever
output unit
lock
door lock
double
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JP34052698A
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English (en)
Inventor
Shigeru Hayakawa
早川  茂
Katsutoshi Fukunaga
勝稔 福永
Akira Muramatsu
明 村松
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操作操作フィーリング及び盗難防止性を向上
させる 【解決手段】 ドアロック装置1のロッキングレバー4
3に連係されドアロック装置1を解錠状態とするアンロ
ック位置と施錠状態とするロック位置とに揺動動作され
る出力ユニット63と、出力ユニット63に連係され室
内ロック操作部材の操作力が伝達されるノブレバー68
と、出力ユニット63がロック位置にある際に出力ユニ
ット63と係合して出力ユニット63の揺動動作を拘束
するダブルロック位置と前記出力ユニットと係合解除す
るダブルロック解除位置とに回動動作するダブルロック
レバー71と、出力ユニット63に連係され且つダブル
ロックレバー71がダブルロック位置にある際にダブル
ロックレバー71と係合可能な室外ロック操作部材の操
作力が伝達されるキーレバー67とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出力ユニットの揺
動動作を拘束して室内ロック操作部材が解錠操作されて
もドアロック装置が施錠状態から解錠状態とならないド
アロック装置のダブルロック状態を成すドアロックアク
チュエータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のドアロックアクチュエー
タとしては、特開平7−217292号公報に示される
ものが知られている。これは、ドアロック装置のロッキ
ングレバーに連係されドアロック装置を解錠状態とする
アンロック位置と施錠状態とするロック位置とに揺動動
作される出力ユニットと、出力ユニットに連係され室内
ロック操作部材の操作力が伝達されるノブレバーと、出
力ユニットがロック位置にある際に出力ユニットと係合
して出力ユニットの揺動動作を拘束するダブルロック位
置と出力ユニットと係合解除するダブルロック解除位置
とに回動動作するダブルロックレバーとを有して構成さ
れたものである。
【0003】このドアロックアクチュエータでは、出力
ユニットにダブルロックレバーの先端が嵌合するカム凹
部が形成されており、ドアロック装置の施錠状態でダブ
ルロックレバーをダブルロック解除位置からダブルロッ
ク位置へと回動動作させてダブルロックレバーの先端と
カム凹部とを嵌合させることによりダブルロックレバー
で出力ユニットの揺動動作を拘束する。これにより、室
内ロック操作部材を操作してもノブレバーが出力ユニッ
トに対して空振りしてノブレバーが回動動作するのみで
出力ユニットは揺動動作せず、ドアロック装置が施錠状
態から解錠状態となることがないドアロック装置のダブ
ルロック状態を成している。
【0004】又、出力ユニットにはドアロック装置側の
キーレバー及びロッキングレバーを介して室外側ロック
操作部材が連係されており、ドアロック装置のダブルロ
ック状態において、室外側ロック操作部材の操作により
出力ユニットをドアロック装置側から強制的に揺動動作
させると、カム凹部のカム面がダブルロックレバーの先
端を押圧してダブルロックレバーをダブルロック位置か
らダブルロック解除位置へと回動動作させる。これによ
り、ドアロック装置のダブルロック状態が解除されるよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のドアロックアクチュエータであると、室外側ロック操
作部材の操作によりドアロック装置側から出力ユニット
を揺動動作させることでドアロック装置のダブルロック
状態が解除されるので、室外側ロック操作部材からダブ
ルロックレバーまでの操作力の伝達系に多数のレバーを
必要としており、操作力の伝達ロスが大きく、操作フィ
ーリングが悪化する恐れがある。又、ドアロック装置の
ダブルロック状態を解除するためのキーレバー及びロッ
キングレバーをドアロック装置側に設けているので、不
当な工具等でドアロック装置を操作すると、キーレバー
やロッキングレバーが操作される恐れがあり、盗難防止
性にも劣るものである。
【0006】故に、本発明は、上記した問題点を解消す
ることを、その技術的課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために本発明において講じた技術的手段は、ドアロッ
ク装置のロッキングレバーに連係され前記ドアロック装
置を解錠状態とするアンロック位置と施錠状態とするロ
ック位置とに揺動動作される出力ユニットと、該出力ユ
ニットにスプリングを介して連係され室内ロック操作部
材の操作力が伝達されるノブレバーと、前記出力ユニッ
トがロック位置にある際に前記出力ユニットと係合して
前記出力ユニットの揺動動作を拘束するダブルロック位
置と前記出力ユニットと係合解除するダブルロック解除
位置とに回動動作するダブルロックレバーと、前記出力
ユニットに連係され且つ前記ダブルロックレバーがダブ
ルロック位置にある際に前記ダブルロックレバーと係合
可能な室外ロック操作部材の操作力が伝達されるキーレ
バーとを有した、ことである。
【0008】この技術的手段によれば、ドアロックアク
チュエータがキーレバーを備えているので、ドアロック
装置を介することなく、直接、室外側ロック操作部材の
操作により出力ユニットを揺動動作させてドアロック装
置のダブルロック状態を解除し得る。よって、従来に比
べて操作操作フィーリングを向上し得ると共に盗難防止
性を向上させ得る。
【0009】より好ましくは、前記出力ユニットを、前
記ノブレバーにスプリングを介して連係されると共に前
記ドアロック装置の前記ロッキングレバーに連係される
出力レバーと、前記ダブルロックレバーと係脱可能であ
って且つ前記キーレバーに連係されると共に減速ギヤ構
造を介して電気的駆動源に連係された中間レバーとを有
して構成する、と良い。
【0010】より好ましくは、前記キーレバーに形成さ
れ前記中間レバー及び前記ダブルロックレバーを押圧可
能な凹部を有する、と良い。
【0011】より好ましくは、前記キーレバー、前記ダ
ブルロックレバー及び前記中間レバーを収容するケース
を有する、と良い。
【0012】より好ましくは、前記出力ユニットを、前
記ケースに回転自在に支持され一端に前記出力レバーが
固着され且つ他端に前記中間レバーが固着されると共に
前記ノブレバーを回動自在に支持する出力軸を有して構
成する、と良い。
【0013】
【発明の実施の形態】図1に示されるように、車両ドア
8内には、車両ボデー(図示せず)に設けられたストラ
イカ34と係合して車両ドア8を閉状態で保持するドア
ロック装置1がその後縁に沿って配設されている。又、
車両ドア8内には、その窓部81を開閉するウインドガ
ラス82をその前縁及び後縁で昇降自在に支持する対の
ガイドレール83、84が車両ドア8の上下方向に延在
して配設されている。
【0014】ドアロック装置1は、図2ないし図4に示
されるように、ベースプレート2,ラッチ機構3及びレ
バー機構4を有して構成されている。
【0015】ベースプレート2は、L字状を呈するもの
であって、ドアロック装置1を車両ドア8内に取り付け
た状態で表面及び裏面が車両ドア8の車室内外方向つま
り幅方向(図2示左右方向)と直交する水平壁21及び
水平壁21の車室内側縁(図2示右端)から延在する垂
直壁22を備えている。
【0016】図6に示されるように、ラッチ機構3は、
ボディ31,ポール32及びラッチ33よりなるもので
ある。ボディ31は、ベースプレート2の水平壁21の
裏面に固定され、ポール32及びラッチ33を収容す
る。又、このボディ31には、車両ドア8の開閉動作に
応じてストライカ34が出入するために車室内方に開口
した挿通溝31aが形成されている。ポール32及びラ
ッチ33は、夫々、ピン32a,33aによりボディ3
1に回転自在に支持されている。又、ラッチ33の外周
面には、ボディ31の挿通溝31aに進入したストライ
カ34を受け入れるU字溝33b及びポール32と係脱
可能な係合爪33cが形成されている。ポール32は、
その回転動作によりラッチ33の係合爪33cと係合す
るようになっている。このように構成されたポール32
及びラッチ33において、ストライカ34がラッチ33
のU字溝33b内に受け入れられた状態でポール32と
ラッチ33の係合爪33cが係合してラッチ33の回転
動作がポール32によって規制されることで車両ドア8
を閉状態で保持する。又、ポール32を回転動作してラ
ッチ33の係合爪33cとの係合を解除することで車両
ドア8が開可能状態となる。
【0017】図2ないし図4に示されるように、レバー
機構4は、リフトレバー41、オープンレバー42、ロ
ッキングレバー43、キャンセルレバー44、スライド
ブッシュ45を主としてなるものである。
【0018】リフトレバー41は、ベースプレート2の
水平壁21の表面上に配置され、ラッチ機構3のポール
32を支持するピン32aに回転自在に支持されてい
る。このリフトレバー41は、その一方の腕部分41a
に形成された嵌合フランジ部41cによりポール32に
嵌合してポール32と一体に回転動作する。又、リフト
レバー41の一方及び他方の腕部分41a、41bに
は、夫々、係合フランジ41d、41eが形成されてい
る。更に、リフトレバー41には、脚部分41fが延在
形成されており、この脚部分41fで車両ドア8に設け
られたインサイドハンドル86(図1示)にケーブル8
6a及び後述するレバーユニット9を介して連結されて
いる。
【0019】オープンレバー42は、リフトレバー41
と同様に水平壁21上に配置されピン32aに回動自在
に支持されている。このオープンレバー42は、その一
方の腕部分42aで車両ドア8に設けられたアウトサイ
ドハンドル85(図1示)にオープンロッド85aを介
して連結されている。又、オープンレバー42には、ピ
ン部42cが形成されている。
【0020】ロッキングレバー43は、水平壁21の表
面上に配置され、ピン43aにより水平壁21に回動自
在に支持されている。このロッキングレバー43には、
ピン32aを中心とした円弧状の長穴43bが形成され
ている。
【0021】スライドブッシュ45は、オープンレバー
42の他方の腕部分42dにスライド自在に支持されて
いる。このスライドブッシュ45は、ピン部45aによ
りロッキングレバー43の長穴43bに摺動自在に挿通
されており、オープンレバー42の回動動作でリフトレ
バー41の他方の腕部分41bの係合フランジ41eと
係合突部45bで係脱自在となっている。このように構
成されたスライドブッシュ45は、ロッキングレバー4
3の回動動作で長穴43bとピン部45aとの挿通を介
してオープンレバー42の他方の腕部分42dに対して
スライド動作させられ、これにより、係合突部45bが
リフトレバー41の他方の腕部分41bの係合フランジ
41eとの係合軌跡上に位置したり係合軌跡上からはず
れたりする。結果、車両ドア8の施錠状態及び解錠状態
を作り出す。尚、ロッキングレバー43は、この施錠状
態及び解錠状態を維持すべくロッキングレバー43とベ
ースプレート2との間に配設されたターンオーバースプ
リング47により付勢されている。
【0022】キャンセルレバー44は、ロッキングレバ
ー43にキャンセルレバー44に一体成形されたキー形
状ピン部44aにより揺動自在に嵌合支持されている。
このキャンセルレバー44の自由端部分には、長穴44
bが形成されており、オープンレバー42のピン部42
cが摺動自在に挿通されている。又、キャンセルレバー
44の自由端部分にはリフトレバー41のポール32と
一体の回転動作でリフトレバー41の一方の腕部分41
aの係合フランジ41dと係脱自在な係合突起44cが
長穴44bと並列して形成されている。このように構成
されたキャンセルレバー44は、オープンレバー42の
回動動作でロッキングレバー43に対して揺動させら
れ、これにより、係合突起44cは、リフトレバー41
の一方の腕部分41aの係合フランジ41dとの係合軌
跡上に位置したり係合軌跡上からはずれたりする。結
果、オープンレバー42の回動動作に応じた施錠動作い
わゆるキーレスエントリー動作及び施錠動作のキャンセ
リングが行われる。つまり、ドアロック装置1は、キャ
ンセルレバー44により構成されたキーレスエントリー
機構を持つ。
【0023】ロッキングアクチュエータ6は、シール部
材(図示せず)を挟み込んで超音波溶着される対のハウ
ジング64a及び64bよりなるケース64内に収容さ
れたロッキングモータ61及びダブルロックモータ72
を備えたものであって、ドアロック装置1のベースプレ
ート2の垂直壁22に固定されている。
【0024】図3ないし図5及び図7ないし図9に示さ
れるように、ロッキングモータ61に減速ギヤ構造62
を介して連結されロッキングモータ61の作動によりロ
ック位置(図10示)とアンロック位置(図9示)間で
揺動動作する出力ユニット63は、中間レバー63a、
出力軸63b及び出力レバー63cから構成されてい
る。出力軸63bは、ハウジング64aを貫通してケー
ス64内外に延在しており、その内側の端に中間レバー
63aが、外側の端に出力レバー63cが夫々一体回動
するように固着されている。減速ギヤ構造62は、ロッ
キングモータ61の回転軸に固着されたウォームギヤ6
2a及びウォームギヤ62aと噛合するウォームホイー
ルギヤ62bとから構成され、ウォームホイールギヤ6
2bの回転動作は、ウォームホイールギヤ62bが中間
レバー63aを押圧することで出力ユニット63に伝達
され、これにより、出力レバー63cが揺動動作するこ
とになる。尚、ウォームホイールギヤ62bは、中間レ
バー63aに形成された長穴63dを貫通するピン62
cでハウジング64a、64bに両持ちで支持されてお
り、又、スプリング(図示せず)の作用で中間レバー6
3aに対して初期位置に復帰可能となっている。これに
より、出力ユニット63は、モータ61から切り離され
て単独で揺動動作が可能となっている。
【0025】ハウジング64a、64bには、ハウジン
グ64bを貫通してケース64内外に延在する回転軸6
6が回転自在に支持されている。回転軸66の内側の端
には、キーレバー67が一体回動するように固着されて
おり、その先端には、凹部67aが形成されている。中
間レバー63aには、第1のピン部63e及び第2のピ
ン部63fが形成されており、この第1のピン部63e
は凹部67aに挿通されている。キーレバー67の回動
動作は、キーレバー67がその凹部67aの壁で中間レ
バー63aの第1のピン部63eを押圧することで出力
ユニット63に伝達され、これにより、出力レバー63
cが揺動動作する。尚、出力レバー63cの揺動動作
は、第1のピン部63eが凹部67a内で移動するのみ
で、出力レバー63cの揺動動作がキーレバー47に伝
わることはないようになっているいわゆるロストモーシ
ョン機能を成している。
【0026】出力ユニット63の出力軸63bの外側の
端には、ノブレバー68が回動自在に支持されている。
又、出力軸63b周りには、一端がノブレバー68に係
止され且つ他端が出力レバー63cに係止されたスプリ
ング65が配設されている。ノブレバー68の回動動作
は、スプリング65を介して出力レバー63cに伝達さ
れ、これにより、出力レバー63cが揺動動作する。
【0027】このような構成において、出力レバー63
cは、ベースプレート21の垂直壁22に沿って配設さ
れた連結バー48を介してロッキングレバー43に連結
されている。よって、ロッキングモータ61の作動、ノ
ブレバー68又はキーレバー67の回動動作による出力
レバー63cのロック位置及びアンロック位置への揺動
動作は、連結バー48を介してロッキングレバー43を
回動動作させ、車両ドア8の施錠状態及び解錠状態を作
り出す。ノブレバー68は、車両ドア8に設けられたロ
ックノブ87(図1示)にケーブル87aを介して連結
されている。又、キーレバー67と一体回転する回転軸
66は、その外側の端に固着された連結部分66aで連
結バー(図示せず)を介して車両ドア8に回転軸66と
略同軸上に配置されたキーシリンダ機構88(図1示)
に連結されている。
【0028】ダブルロックモータ72に減速ギヤ構造7
0を介して連結されダブルロックモータ72の作動によ
りダブルロック位置(図11示)とダブルロック解除位
置(図10示)との間で揺動動作するダブルロックレバ
ー71は、ケース64内に配置され、ピン71aにより
ハウジング64a、64bに揺動自在に支持されてい
る。減速ギヤ構造70は、ダブルロックモータ72の回
転軸に固着されたウォームギヤ70a及びウォームギヤ
70aと噛合するダブルロックレバー71の一端に形成
されたセクタギヤ部70bから構成されている。ダブル
ロックレバー71の他端は、二股状に分岐されており、
一方の腕部分71bには、その回動動作でキーレバー6
7の凹部67a内に位置可能な第3のピン部71cが形
成されている。他方の腕部分71dは、その回動動作で
出力ユニット63の中間レバー63aの第2のピン部6
3fと係脱可能となっている。又、ダブルロックレバー
71のセクタギヤ部70bの付近には、第4のピン部7
1eが形成されている。
【0029】このような構成において、ダブルロックモ
ータ72の作動によるダブルロックレバー71のダブル
ロック解除位置からダブルロック位置への揺動動作は、
ロック位置にある出力ユニット63の中間レバー63a
の第2のピン部63fの移動軌跡上に位置して第2のピ
ン部63fと係合し、中間レバー63aの揺動動作を拘
束してドアロック装置1のダブルロック状態を作り出
す。この時、第3のピン部71cは、キーレバー67の
凹部67a内に位置して凹部67aの壁と当接可能とな
る。
【0030】レバーユニット9は、ケーブル86aに連
結される連結レバー91、リフトレバー41の腕部分4
1fと係合する係合レバー92及び連結レバー91と係
合レバー92とを連係する対の接続レバー93、94を
備えている。この連結レバー91は、ロッキングアクチ
ュエータ6のケース64外に配置されており、ケース6
4内外に延在し且つケース64のハウジング64a,6
4bに回転自在に支持された回転軸97に一体回動する
ように固着されている。連結レバー91は、ケース64
外に配置されており、回転軸97に回動自在に支持され
ている。対の接続レバー93、94は、ケース64内に
配置されている。一方の接続レバー93は、回転軸97
に一体回動するように固着されており、他方の接続レバ
ー94は、ケース64内に延在する係合レバー92の支
持ボス部92aに一体回動するように固着されている。
又、接続レバー93には、スライドブッシュ95が摺動
自在に支持されている。このスライドブッシュ95に
は、接続レバー94の先端面94aとスライドブッシュ
95の摺動動作で係脱可能なピン部95aが形成されて
おり、この先端面94aとピン部95aとの係合で対の
接続レバー93、94を一体に回動させる。又、ケース
64内には、切換レバー96がピン96aによりケース
64のハウジング64a、64bに回動自在に支持され
ている。この切換レバー96の一端及び他端には、長穴
96b、96cが形成されている。この長穴96bに
は、ダブルロックレバー71の第4のピン部71eが摺
動自在に挿通されており、長穴96cには、スライドブ
ッシュ95のピン部95b(ピン部95aと同軸)が摺
動自在に挿通されている。尚、長穴96cは、回転軸9
7を中心とした円弧形状を呈しており、対の接続レバー
93、94がスライドブッシュ95を介して一体に回動
する際の案内を成している。
【0031】このような構成において、ダブルロックレ
バー71の揺動動作は、長穴96bと第4のピン部71
eとの挿通により切換レバー96に伝達され、切換レバ
ー96が回動動作する。これにより、スライドブッシュ
95が接続レバー93に対して摺動動作してそのピン部
95aと接続レバー94の先端面94aとを係脱し、接
続レバー91と係合レバー92との連係及び切り離しを
成す。
【0032】次に作動について説明する。
【0033】図2及び図3は、車両ドア8の解錠状態を
示す。この状態において、アウトサイドハンドル85を
操作すると、オープンロッド85aを介してオープンレ
バー42が図2示の初期位置から図2示反時計方向に所
定角度だけ回動動作させられる。オープンレバー42が
回動すると、スライドブッシュ45の係合突起45bが
リフトレバー41の係合フランジ41eと係合してリフ
トレバー41がオープンレバー42と同方向に回動す
る。これにより、ポール32が回動して閉状態にある車
両ドア8が開可能状態となる。又、インサイドハンドル
86を操作すると、ケーブル86aを介して連結レバー
91が図9示時計方向に回動動作し、接続レバー93、
スライドブッシュ95及び接続レバー94を介して係合
レバー92が連結レバー91と一体に図9示時計方向に
回動動作し、リフトレバー41が図2示の初期位置から
図2示反時計方向に所定角度だけ回動動作させられる。
これにより、ポール32が回動して閉状態にある車両ド
ア8が開可能状態となる。
【0034】図2及び図3において、ロックノブ87を
操作すると、ケーブル87aを介してノブレバー68が
図3示反時計方向に回動動作する。このノブレバー68
の回動動作によりスプリング65を介して出力ユニット
63が図3示反時計方向に図9に示されるアンロック位
置から図10に示されるロック位置に揺動動作する。こ
の時、前述したロストモーション機能によりキーレバー
67が回動動作することはない。出力ユニット63が揺
動動作すると、出力レバー63cから連結バー48を介
してロッキングレバー43が図2示時計方向に回動動作
させられ、スライドブッシュ45がオープンレバー42
に対してスライドさせられる。これにより、スライドブ
ッシュ45の係合突起45bがリフトレバー41の係合
フランジ41eとの係合軌跡上から外れ、オープンレバ
ー42とリフトレバー41とは空振りする状態となる。
結果、解錠状態にある車両ドア8が施錠状態となる。
【0035】図2及び図3において、キーシリンダ機構
88を操作すると、回転軸66が回転し、この回転軸6
6の回転によりキーレバー67が図3示時計方向に回動
動作して出力ユニット63が図9に示されるアンロック
位置から図10に示されるロック位置に図9示反時計方
向に揺動動作する。出力ユニット63が揺動動作する
と、出力レバー63cから連結バー48を介してロッキ
ングレバー43が図2示時計方向に回動動作させられ、
スライドブッシュ45がオープンレバー42に対してス
ライドさせられる。これにより、スライドブッシュ45
の係合突起45bがリフトレバー41の係合フランジ4
1eとの係合軌跡上から外れ、オープンレバー42とリ
フトレバー41とは空振りする状態となる。結果、解錠
状態にある車両ドア8が施錠状態となる。
【0036】ドアロック装置1の施錠状態において、イ
ンサイドハンドル86を操作すると、ケーブル86a及
びレバーユニット9を介してリフトレバー41が図2示
の初期位置から図2示反時計方向に所定角度だけ回動動
作させられる。この時、リフトレバー41の係合フラン
ジ41dがキャンセルレバー44の係合突起44cと係
合してロッキングレバー43をキャンセルレバー44を
介して図2示反時計へ回動動作させる。この時、出力ユ
ニット63もロッキングレバー43の回動動作で図10
に示されるロック位置から図9に示されるアンロック位
置へと揺動動作する。これにより、ドアロック装置1を
解錠状態としつつポール32が回動して閉状態にある車
両ドア8が開可能状態となる(いわゆるワンモーション
オープン機能)。尚、レバーユニット9の回動動作は、
図10に示されるように、スライドブッシュ95のピン
部95bを切換レバー96の長穴96c内を摺動案内さ
せ、切換レバー96には伝達されない。
【0037】ドアロック装置1の施錠状態において、ダ
ブルロックモータ72を作動させると、ダブルロックレ
バー71が図10示反時計方向に図10に示されるダブ
ルロック解除位置から図11に示されるダブルロック位
置へと揺動動作する。これにより、図11に示されるよ
うに、ダブルロックレバー71の腕部分71dが出力ユ
ニット63の中間レバー63aの第2のピン部63fの
回動軌跡上に位置してピン部63fと係合する。この結
果、出力ユニット63の揺動動作が拘束される。この
時、ダブルロックレバー71の揺動動作で、切換レバー
96が図10示時計方向に回動する。これにより、図1
1に示されるように、スライドブッシュ95が接続レバ
ー93に対して摺動動作してピン部95aと接続レバー
94の先端面94aとの係合が解除される。この結果、
ドアロック装置1がダブルロック状態となる。
【0038】このドアロック装置1のダブルロック状態
において、図12に示されるように、ロックノブ87を
操作してノブレバー68を回動動作させても、出力ユニ
ット63の揺動動作が拘束されているので、スプリング
65がたわまされるだけでノブレバー68は出力レバー
63cに対して空振りし、出力レバー63cは揺動動作
しない。よって、ドアロック装置1が解錠状態となるこ
とはない。又、インサイドハンドル86を操作してレバ
ーユニット9を回動動作させても、スライドブッシュ9
5のピン部95aと接続レバー94の先端面94aとの
係合が解除されているので、接続レバー93は接続レバ
ー94に対して空振りし、連結レバー91の回動動作に
よって係合レバー92は回動動作しない。よって、リフ
トレバー41は回動動作せず、ドアロック装置1が解錠
状態となることはない。更に、ドアロック装置1のレバ
ー機構4のロッキングレバー43を不当な工具等で直接
操作しようとしても、出力ユニット63の揺動動作がダ
ブルロックレバー71によって拘束されているので、ロ
ッキングレバー43は回動動作せず、ドアロック装置1
が解錠状態となることはない。
【0039】キーシリンダ機構88を操作してキーレバ
ー67を回動動作させると、キーレバー67の凹部67
aの壁がダブルロックレバー71の第3のピン部71c
を押圧して、図13に示されるように、ダブルロックレ
バー71を図13示時計方向に揺動動作させる。これに
より、ダブルロックレバー71の腕部分71dを出力ユ
ニット63の中間レバー63aの第2のピン部63fの
回動軌跡上から外し、出力ユニット63の揺動動作が可
能となる。又、ダブルロックレバー71の揺動動作で切
換レバー96が回動動作し、スライドブッシュ95を接
続レバー93に対して摺動動作させてピン部95aを接
続レバー94の先端面94aと係合させる。これによ
り、連結レバー91と係合レバー92とが一体に回動動
作するようになる。この結果、ドアロック装置1のダブ
ルロック状態から解除される。又、キーレバー67が回
動動作した際、キーレバー67の凹部67aの壁が中間
レバー63aの第1のピン部63eも押圧する。これに
より、出力ユニット63が図13示時計方向にロック位
置からアンロック位置に揺動動作してドアロック装置1
が解錠状態となる。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、出力ユニットの揺動動
作を拘束するダブルロックレバーと係合可能なキーレバ
ーをドアロックアクチュエータに設けたので、ドアロッ
ク装置を介することなく、直接、室外側ロック操作部材
の操作により出力ユニットを揺動動作させてドアロック
装置のダブルロック状態を解除することができる。これ
により、従来に比べて操作操作フィーリングを向上させ
ることができ、しかも、キーレバーがドアロックアクチ
ュエータに設けられているので、ドアロック装置を不当
な工具で操作してもキーレバーが操作されることはな
く、従来に比べて盗難防止性を向上させることができ
る。又、出力ユニットを拘束してドアロック装置のダブ
ルロック状態を成すので、ドアロック装置を不当な工具
等で操作しようとしてもドアロック装置が解錠状態とな
ることはなく、盗難防止性を向上させることができる。
【0041】又、本発明によれば、キーレバーをドアロ
ックアクチュエータのケース内に収容したので、不当な
工具等でキーレバーが操作される可能性はより少なくな
り、盗難防止性をより向上させることができる。
【0042】又、本発明によれば、キーレバーにダブル
ロックレバー及び中間レバーと係合可能な凹部を設けた
ので、キーレバーと出力ユニットとの間のロストモーシ
ョン機能とダブルロック解除機構を共通の部品で行うこ
とができる。これにより、部品点数を削減でき、操作フ
ィーリングをより向上させることができると共にコスト
的にもスペース的にも有利なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るドアロックアクチュエータを備え
たドアロック装置を搭載する車両ドアの正面図である。
【図2】本発明に係るドアロックアクチュエータを備え
たドアロック装置の正面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図3の上面図である。
【図6】本発明に係るドアロックアクチュエータを備え
たドアロック装置のラッチ機構の正面図である。
【図7】図3のB−B線断面図である。
【図8】図3のC−C線断面図である。
【図9】本発明に係るドアロックアクチュエータのドア
ロック装置が解錠状態にある際の正面図である。
【図10】本発明に係るドアロックアクチュエータのド
アロック装置が施錠状態にある際の正面図である。
【図11】本発明に係るドアロックアクチュエータのド
アロック装置がダブルロック状態にある際の正面図であ
る。
【図12】本発明に係るドアロックアクチュエータのド
アロック装置がダブルロック状態から解除に至る作動を
示す正面図である。
【図13】本発明に係るドアロックアクチュエータのド
アロック装置がダブルロック状態にある際の作動を示す
正面図である。
【符号の説明】
1 ドアロック装置 6 ドアロックアクチュエータ 43 ロッキングレバー 63 出力ユニット 64 ケース 65 スプリング 67 キーレバー 68 ノブレバー 71 ダブルロックレバー 63a 中間レバー 63b 出力軸 63c 出力レバー 67a 凹部
フロントページの続き Fターム(参考) 2E250 AA21 JJ05 JJ13 JJ34 JJ41 KK02 LL01 NN01 QQ09 QQ10 RR25 RR34 RR44 RR57

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアロック装置のロッキングレバーに連
    係され前記ドアロック装置を解錠状態とするアンロック
    位置と施錠状態とするロック位置とに揺動動作される出
    力ユニットと、該出力ユニットに連係され室内ロック操
    作部材の操作力が伝達されるノブレバーと、前記出力ユ
    ニットがロック位置にある際に前記出力ユニットと係合
    して前記出力ユニットの揺動動作を拘束するダブルロッ
    ク位置と前記出力ユニットと係合解除するダブルロック
    解除位置とに回動動作するダブルロックレバーと、前記
    出力ユニットに連係され且つ前記ダブルロックレバーが
    ダブルロック位置にある際に前記ダブルロックレバーと
    係合可能な室外ロック操作部材の操作力が伝達されるキ
    ーレバーとを有するドアロックアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記出力ユニットは、前記ノブレバーに
    スプリングを介して連係されると共に前記ドアロック装
    置の前記ロッキングレバーに連係される出力レバーと、
    前記ダブルロックレバーと係脱可能であって且つ前記キ
    ーレバーに連係されると共に減速ギヤ構造を介して電気
    的駆動源に連係された中間レバーとを有して構成され
    る、請求項1記載のドアロックアクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記キーレバーに形成され前記中間レバ
    ー及び前記ダブルロックレバーを押圧可能な凹部を有す
    る、請求項2記載のドアロックアクチュエータ。
  4. 【請求項4】 前記キーレバー、前記ダブルロックレバ
    ー及び前記中間レバーを収容するケースを有する、請求
    項2記載のドアロックアクチュエータ。
  5. 【請求項5】 前記出力ユニットは、前記ケースに回転
    自在に支持され一端に前記出力レバーが固着され且つ他
    端に前記中間レバーが固着されると共に前記ノブレバー
    を回動自在に支持する出力軸を有して構成される、請求
    項4記載のドアロックアクチュエータ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100727187B1 (ko) 2006-08-09 2007-06-13 현대자동차주식회사 도어 래치
JP2008214935A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ドアロック装置
JP2011084952A (ja) * 2009-10-16 2011-04-28 Aisin Seiki Co Ltd ダブルロック式車両用ドアロック装置

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