JP2000247984A - アミノ官能性ケイ素化合物の水ベース組成物、その製造法ならびにその使用 - Google Patents
アミノ官能性ケイ素化合物の水ベース組成物、その製造法ならびにその使用Info
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Abstract
ンまたはそれから誘導されるシロキサンを含有し、でき
るだけ少量のアルコール含量を有し、更に溶剤不含であ
り、かつ実質的にアルコキシ基不含であるケイ素化合物
を含有する、水をベースとする薬剤。 【解決手段】 この組成物は、一般式I NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3SiO1.5 (I) [式中、xは0、1または2に等しい]で示されるケイ
素化合物および一般式II (SiO1.5)(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3SiO1.5 (II) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
じかまたは異なっている]のケイ素化合物を含有する。
Description
能性であり、かつ実質的にアルコキシ基不含のケイ素化
合物の混合物、水、場合により少ない含量のアルコール
および場合により少ない含量の酸からなる組成物に関す
る。更に、該組成物は溶剤を含有せず、その際、水およ
びアルコールは、溶剤の量から除外されている。
知である。また、多官能性オルガノポリシロキサンを有
する、水をベースとする組成物も定着剤として公知であ
る、欧州特許出願公開第0716128A2号明細書参
照。この系の場合に、水溶性の改善の原因は、実質的に
アミノ官能性基に帰因する。
能性シロキサンの一連の適用範囲は、次のとおりであ
る:被覆系において、防蝕剤の分野において、表面の殺
微生物加工のため、木材処理の際、電子写真トナーの製
造の際、液状アミノシリコーン中の成分として(米国特
許第5077421号明細書)、エポキシ樹脂中の成分
として[Chemical Abstracts (1991) - CA 114: 83579
s]、有機変性ガラスの製造のため(欧州特許出願公開
第0223987A2号明細書)、粘着防止剤として
[Chemical Abstracts (1983) - CA 99: 133650c]、ガ
ラス表面およびガラス繊維表面の変性のため、廃水処理
の際、顔料処理のため、触媒中の成分としてならびにそ
の製造のため(米国特許第4053534号明細書)、
凝集剤としての使用、ここでは幾つかの例のみを挙げた
に過ぎない。
ルコキシシラノールオリゴマーを、無機粉末の凝集体形
成を減少させるために使用することは、公知である。従
って、米国特許第5543173号明細書の記載から
は、また、そのような調製物も相当な量のアルコールを
含有し、かつ更に、上述のシラノールオリゴマーが依然
として明らかな量の加水分解アルコールを遊離させうる
ことが認められうる。
エトキシシランまたはアミノプロピルトリメトキシシラ
ンは水溶性であるので、これらは、例えば水性ガラス繊
維層における、水をベースとする適用を可能にする。ま
た、ここで、加水分解の際に生じるアルコールの形成が
不利な結果をもたらす。例えば、アミノプロピルトリエ
トキシシランは、水への適用の場合に、使用されたシラ
ン質量約62%で、加水分解生成物としてのエタノール
が発生する。エタノールは、可燃性の水溶性液体とし
て、このような適用溶液の引火点を低下させ、このこと
は、一般に高価な防爆装置の使用を必要とする。
および処理技術上の理由から、溶剤であるアルコール
を、時として極めて費用のかかる技術的な処置により除
去されなければならないという状態である。
に、1分子当たり最大1個のシラントリオール基を形成
しうる。シラノールおよび別のシラノール官能基は、相
互に、または他のOH官能基、例えば支持体のOH官能
基または溶解、乳化もしくはは懸濁したモノマー物質ま
たはポリマー物質のOH基と架橋してよい。このような
OH官能基は、例えば次のものであってよい:ケイ酸表
面、ガラス表面、鉱物表面、ガラス繊維表面もしくは鉱
物繊維表面上のシラノール官能基、セルロース、皮革、
紙、木材等上のOH官能基、しかし金属表面もしくは金
属酸化物表面のOH官能基および調製物、例えば天然物
質もしくは合成物質のエマルジョンまたは天然物質もし
くは合成物質の分散液中のプラスチックもしくはポリマ
ーの表面上のOH官能基。高い架橋密度および可能な場
合にはこれに伴う使用特性の改善を達成するために、例
えば、1分子当たり2個のシラントリオール単位が望ま
しいであろう。1分子当たり2個のシラントリオール単
位は、ビス(トリアルコキシシリルアルキル)アミンの
加水分解の際に得られる。しかしながら、このような化
合物の水性溶液は、安定ではない。これらは、ゲル化お
よび凝集をもたらし、ひいては適用能力がない。
(トリヒドロキシシリルアルキル)アミンまたはそれか
ら誘導されるシロキサンを含有し、できるだけ少量のア
ルコール含量を有し、更に溶剤不含であり、かつ実質的
にアルコキシ基不含であるケイ素化合物を含有する、水
をベースとする薬剤を提供することにあった。
発明によれば、特許請求の範囲の記載に応じて解決され
る。
能性であり、かつ実質的にアルコキシ基不含のケイ素化
合物の混合物、水、場合により少量のアルコール含量お
よび場合により少量の酸含量からなり、低粘性で、一般
に澄明な、幅広く長期に亘り貯蔵安定な組成物が得られ
ることが見出され、その際、一般式III NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3Si(OR)3 (III) [式中、xは0、1または2に等しく、かつRは、炭素
原子1〜4個を有する線状もしくは分枝鎖状のアルキル
基を表す]で示されるアミノシランおよび/またはその
縮合生成物少なくとも1つ、および一般式IV (OR)3Si(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3Si(OR )3 (IV) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
一または異なっており、Rは炭素原子1〜4個を有する
線状もしくは分枝鎖状のアルキル基である]で示される
アミノシランおよび/またはその縮合生成物少なくとも
1つを混合し、水および場合により酸を添加し、加水分
解し、かつ加水分解アルコールを実質的に除去する。
に適用可能な形で得られ、また、通常、実質的に溶剤不
含でもある。従って、本発明による組成物の使用の際
に、この中に含有される一般式IおよびIIのケイ素化
合物に基づき、ポリマー状に硬化されたシロキサン構造
中の高い架橋密度および処理された物質、例えば複合材
料、例えばガラス繊維強化プラスチックおよび鉱物繊維
強化プラスチック、塗料およびラッカー、充填されたポ
リマーの機械的性質、化学的および熱的性質の明らかな
改善が達成されることができる。
それぞれの比で水で希釈されていてよく、その際、付加
的に加水分解アルコールを生じない。通常、当該の組成
物は、卓越して12ヶ月を上回り貯蔵安定である。
官能性であり、かつ実質的にアルコキシ基不含のケイ素
化合物の混合物、水、場合によりアルコール含量および
場合により酸含量からなる組成物であり、その際、該組
成物が一般式I NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3SiO1.5 (I) [式中、xは0、1または2に等しい]で示されるケイ
素化合物および一般式II (SiO1.5)(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3SiO1.5 (II) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
じかまたは異なっている]の化合物を含有する。
未満、特に有利に1質量%未満、まさに特に有利に1質
量ppm〜0.5質量ppmのアルコールの含量を有す
る。殊に、そのような化合物は、アルコールとしてメタ
ノールおよび/またはエタノールを含有していてよい。
未満、有利に50質量%未満のケイ素化合物の含量を有
し、特に好ましくは、ケイ素化合物の含量は、0.01
〜40質量%、まさに特に好ましくは0.5〜40質量
%にある。
に、一般式Iおよび一般式IIのケイ素化合物の重量比
I/IIは1以上であり、その際、一般式IおよびII
は、一般的な理解により、これに対してそれぞれ平衡で
存在するシラノールおよびシロキサンの重量比を含む。
有利に、一般式Iおよび一般式IIのケイ素化合物の質
量比I:IIは、1〜100:1、特に有利にI:II
=1.5〜30:1、まさに特に有利にI:II=1.
5〜4.5:1にある。
含量の一般式IIの化合物、いわゆる「副生成物」を含
有する希釈溶液または溶液の安定性を依然として改善す
るために、有機または無機のブレンステッド酸の添加に
よりpH値が調節されてよい。このために、例えば、塩
化水素、硝酸、硫酸、ギ酸、酢酸ならびにプロピオン酸
が使用されてよい。
の範囲内にある。好適には、11未満、好ましくは4〜
9の範囲内にある。
能性であり、かつ実質的にアルコキシ基不含のケイ素化
合物の混合物、水、場合によりアルコール含量および場
合により酸含量からなる組成物の製造方法であり、この
方法は、一般式III NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3Si(OR)3 (III) [式中、xは0、1または2に等しく、Rは、炭素原子
1〜4個を有する線状または分枝鎖状のアルキル基を表
す]で示されるアミノシランおよび/またはその縮合生
成物少なくとも1つ、および一般式IV (OR)3Si(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3Si(OR )3 (IV) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
一または異なっており、Rは炭素原子1〜4個を有する
線状または分枝鎖状のアルキル基である]で示されるア
ミノシランおよび/またはその縮合生成物少なくとも1
つ、を混合し、水および場合により酸を添加し、加水分
解し、かつ加水分解アルコールを実質的に除去すること
により特徴付けられる。
よびIVのエダクトの重量比の場合に、ゲル形成または
極めて濃い混濁が生じ、かつこれにより特に有利な適用
を妨害しうることが見出された。
般式IIIおよび一般式IVのエダクトは、重量比II
I/V 1以上、有利に重量比III:IV=1〜10
0:1、特に有利に重量比III:IV=1.5〜3
0:1、まさに特に有利に重量比III:IV=1.5
〜4.5:1で使用される。
―アルコール不含の溶液のみが入手可能であり、これは
ビス(トリヒドロキシシリルアルキル)アミンまたは相
応する一般式IIのオリゴマー状シロキサンまたはポリ
マー状シロキサンを含有する。
のアミノシランとして、好ましくは H2N(CH2)3Si(OCH3)3 (AMMO) H2N(CH2)3Si(OC2H5)3 (AMEO) H2N(CH2)2NH(CH2)3Si(OCH3)3
(DAMO) H2N(CH2)2NH(CH2)2NH(CH2)3Si
(OCH3)3 (TRIAMO) および式IVによる化合物として、有利に (H3CO)3Si(CH2)3NH(CH2)3Si(OCH3)3
(ビス−AMMO) (H5C2O)3Si(CH2)3NH(CH2)3Si(OC2H5)3
(ビス−AMEO) (H3CO)3Si(CH2)3NH(CH2)2NH(CH2)2
NH(CH2)3Si(OCH3)3 (ビス−DAMO) (H3CO)3Si(CH2)3NH(CH2)2NH(CH2)2
NH(CH2)2NH(CH2)2NH(CH2)3Si(OC
H3)3 (ビス−TRIAMO) が使用される。また、しかしながら、他のアルコキシ基
を有する相応する化合物が使用されてもよく、好ましく
は、加水分解性基としてのメトキシ基およびエトキシ基
である。更に、そのつど一般式IIIおよびIVの化合
物の1つ以上を有する混合物が使用されてよい。
化されて存在していてよく、式V参照、かつそのような
ものとして、本発明による方法で使用されることができ
る。また、一般式Vの化合物は、当該の場合に、式II
Iで示される化合物に組み込まれる:
たはブチルであり、かつxは0、1または2である]。
リシスの際に開環し、かつ相応するアミノアルキルアル
コキシシランもしくはアミノアルキルアルコキシシラノ
ールが得られることは公知である。
化合物が存在してよく、かつ本発明による方法の際にそ
のようなものとして使用されることができる。
IおよびIVのアミノシランが混合され、一緒に加水分
解され、かつ生じた加水分解アルコールが留去されるよ
うにして実施される。アルコキシシランの混合は、使用
されるシランの凝固点および沸点の間の温度範囲で行わ
れることができる。通常、加水分解の実施のためにシラ
ン混合物に、水が過剰量で添加される。
0質量%未満、好ましくは50質量%未満、特に好まし
くは0.01〜40質量%、まさに特に好ましくは0.
5〜40質量%の値で使用される。このパラメータの差
異が、ゲル形成または濃い混濁をまねきうる。アルコキ
シシランの加水分解の際に、アルコールが形成される。
の温度で実施されることができる。有利に、加水分解
は、100℃未満の温度、特に有利に90℃未満の温
度、まさに特に有利に60℃未満の温度で実施される。
その際、通常、例えば撹拌により、良好な強力混合のた
めに考慮される。
分解は、4〜12の範囲のpH値で実施される。
水の系またはすでに加水分解された系に、酸または塩基
が、pH値の調整するために添加されてよい。
くとも1つのブレンステッド酸が添加される。また、必
要ならば、ブレンステッド塩基を添加してよく、例えば
苛性カリ液、苛性ソーダ液ならびにアンモニアまたはア
ミン、幾つかのみを挙げたに過ぎない。
場合に、塩化水素、硫酸、硝酸、過塩素酸、ギ酸、酢酸
および/またはプロピオン酸である。
解アルコールの濃度は、蒸留により低下し、その際、蒸
留は、有利に90℃未満の温度で、特に有利に60℃未
満で、好適には減圧下に実施される。
ルコールがもはや測定できなくなるまで行われることが
でき、その際、塔底に所望の生成物が生じ、かつ場合に
より更に後処理されることができる。混濁物質が生じる
場合には、ろ過、沈降、遠心分離を用いるか、または標
準方法に類似して、生成物から分離されることができ
る。
たは水で希釈された溶液から行われることができる。水
での希釈の際に、こうして希釈された組成物の貯蔵安定
性は、酸の添加により改善されることができる。好適に
は、希釈された組成物のpH値は、9未満の値に調節さ
れる。
水溶性であり、自発的にそれぞれの比で水と混和性であ
ることが可能であり、高い含量のビス(トリヒドロキシ
シリルアルキル)アミンおよびそれから誘導されるシロ
キサンを含有し、実質的にアルコール不含であるという
利点を有する。
水溶性定着剤として、被覆系ならびに防蝕剤中の成分と
して、殊に金属の被覆の際、表面の殺微生物加工のた
め、木材処理のため、電子写真トナーのため、液状アミ
ノシリコーン中の成分として、エポキシ樹脂、フェノー
ル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂(UP−樹脂)、アク
リル樹脂中の成分として、有機変性ガラス中の成分とし
て、医薬品および化粧品のため、ガラス表面および鉱物
表面ならびにガラス繊維表面および鉱物繊維表面の変性
のため、ただしガラスビーズ、ガラス織物、建築用ガラ
ス織物を含む、ここで幾つかの例のみを挙げたに過ぎな
い、廃水処理のため、顔料処理のため、触媒の製造の際
の成分として、凝集剤として、塗料およびラッカー中の
成分として、人造石の製造の際、平面ガラス、中空ガラ
スおよび合わせガラスの強化のため、ならびにガラス上
および他の支持体上へのUV架橋性ポリマー、殊にアク
リル化合物の定着剤として、使用される。
る。
ス−シクロ−AMEO+ビス−AMEO” 20%(以
下、高沸点物と呼ぶ)からなるアルコール不含の混合物
の製造 装置:蒸留装置、内部温度計、計量供給装置、ブリッジ
蒸留部(Brueckendestillation)、真空ポンプおよび圧力
測定装置を有する4lの撹拌反応器 高沸点物120gを、AMEO 480gと混合する。
水1250.0gを、撹拌反応器中に装入する。アミノ
シラン混合物を、30〜40分間に亘り計量供給装置に
より添加する。その際、温度は、室温から約50℃に上
昇する。バッチを、50℃で3時間撹拌する。その後、
エタノール/水混合物約450gを留去する(T:39
〜41℃、p:130〜100ミリバール、エタノール
約70質量%、水約30質量%)。最終生成物を、最後
に水で、1500gの重量に調節する(水中“シラン”
40質量%)。
改善することができる。フィルター残留物は、全生成物
量の0.2質量%未満である。ろ過後に、混濁度は、3
〜4TE/Fである(DIN/EN 27027;TE
/F=混濁単位/ホルマジン(Formazin))。
である。
−シクロ−AMEO+ビス−AMEO”20%(以下、
高沸点物と呼ぶ)からなるアルコール不含の混合物の製
造 装置:蒸留装置、内部温度計、計量供給装置、ブリッジ
蒸留部、真空ポンプおよび圧力測定装置を有する4lの
撹拌反応器 高沸点物120gを、AMEO 480gと混合する。
水1050gを、撹拌反応器中へ装入する。アミノシラ
ン混合物を、30〜40分間に亘り計量供給装置により
添加する。バッチを50℃で3時間撹拌する。その後、
エタノール/水混合物約450gを留去する(T:39
〜41℃、p:130〜100ミリバール、エタノール
約70質量%、水約30質量%)。最終生成物を、最後
に、水で1200gの重量に調節する(水中“シラン”
50質量%)。
改善することができる。フィルター残留物は、全生成物
量の0.5質量%未満である。ろ過後に、混濁度は、1
0未満の TE/Fである(DIN/EN 2702
7)。
−シクロ−AMEO+ビス−AMEO”40%(以下、
高沸点物と呼ぶ)からなるアルコール不含の混合物の製
造 装置:蒸留装置、内部温度計、計量供給装置、ブリッジ
蒸留部、真空ポンプおよび圧力測定装置を有する4lの
撹拌反応器 高沸点物120gをAMEO 180gと混合する。水
2000gを撹拌反応器中へ装入する。アミノシラン混
合物を、30〜40分間に亘り計量供給装置を経て添加
し、引続きギ酸でpH値6に調節する。その際、温度
は、室温から約50℃に上昇する。バッチを50℃で3
時間撹拌する。その後、エタノール/水混合物約500
gを留去する(T:39〜41℃、p:130〜100
ミリバール)。最終生成物を、最後に、水で3000g
の重量に調節する(水中“シラン”10質量%)。
改善することができる。フィルター残留物は、全生成物
量の0.5質量%未満である。ろ過後に、混濁度は、1
0未満のTE/Fである(DIN/EN 2702
7)。
−シクロ−DAMO+ビス−DAMO”17%(以下、
高沸点物と呼ぶ)からなるアルコール不含の混合物の製
造 装置:蒸留装置、内部温度計、計量供給装置、ブリッジ
蒸留部、真空ポンプおよび圧力測定装置を有する4lの
撹拌反応器 高沸点物102gをDAMO 498gと混合する。水
1090gを、撹拌反応器中へ装入する。アミノシラン
混合物を、30〜40分間に亘り計量供給装置により添
加し、引続きギ酸(260g)でpH値6に調節する。
その際、温度は、室温から約50℃に上昇する。バッチ
を50℃で3時間撹拌する。その後、エタノール/水混
合物約450gを留去する(T:39〜41℃、p:1
30〜100ミリバール)。最終生成物は、最後に、水
で1500gの重量に調節する(水中“シラン”40質
量%)。
改善することができる。フィルター残留物は、全生成物
量の0.5質量%未満である。ろ過後に、混濁度は、1
0未満のTE/Fである(DIN/EN 2702
7)。
“ビス−シクロ−TRIAMO+ビス−TRIAMO”
20%(以下、高沸点物と呼ぶ)からなるアルコール
不含の混合物の製造 装置:蒸留装置、内部温度計、計量供給装置、ブリッジ
蒸留部、真空ポンプおよび圧力測定装置を有する4lの
撹拌反応器 高沸点物120gをTRIAMO 480gと混合す
る。水1110gを、撹拌反応器中へ装入する。アミノ
シラン混合物を、30〜40分間に亘り計量供給装置に
より添加し、引続きギ酸(240g)でpH値6に調節
する。その際、温度は、室温から約50℃に上昇する。
バッチを50℃で3時間撹拌する。その後、エタノール
/水−混合物約450gを留去する(T:39〜41
℃、p:130〜100ミリバール)。最終生成物は、
最後に、水で1500gの重量に調節する(水中“シラ
ン”40質量%)。
改善することができる。フィルター残留物は、全生成物
量の0.5質量%未満である。ろ過後に、混濁度は、1
0未満のTE/Fである(DIN/EN 2702
7)。
Claims (14)
- 【請求項1】 水溶性でアミノ官能性であり、かつ実質
的にアルコキシ基不含のケイ素化合物の混合物、水、場
合によりアルコール含量および場合により酸含量からな
る組成物において、組成物が、一般式I NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3SiO1.5 (I) [式中、xは0、1または2に等しい]で示されるケイ
素化合物および一般式II (SiO1.5)(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3SiO1.5 (II) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
じかまたは異なっている]のケイ素化合物を含有するこ
とを特徴とする、組成物。 - 【請求項2】 アルコール含量が5質量%未満である、
請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 pH値が11未満である、請求項1また
は2記載の組成物。 - 【請求項4】 ケイ素化合物含量が60質量%未満であ
る、請求項1から3までのいずれか1項記載の組成物。 - 【請求項5】 一般式Iおよび一般式IIのケイ素化合
物の質量比I/IIが1以上である、請求項1から4ま
でのいずれか1項記載の組成物。 - 【請求項6】 式IおよびIIによるケイ素化合物が、
この式IおよびIIによるケイ素化合物に対してそれぞ
れ平衡で存在するシラノールおよびシロキサンを含む、
請求項1から5までのいずれか1項記載の組成物。 - 【請求項7】 水溶性でアミノ官能性であり、かつ実質
的にアルコキシ基不含のケイ素化合物の混合物、水、場
合によりアルコール含量および場合により酸含量からな
る組成物を製造する方法において、一般式III NH2[(CH2)2NH]x(CH2)3Si(OR)3 (III) [式中、xは0、1または2に等しく、かつRは、炭素
原子1〜4個を有する線状または分枝鎖状のアルキル基
を表す]で示されるアミノシランおよび/またはその縮
合生成物少なくとも1つ、および一般式IV (OR)3Si(CH2)3[NH(CH2)2]yNH[(CH2)2NH]z(CH2)3Si(OR )3 (IV) [式中、yおよびzは0、1または2に等しく、かつ同
一または異なっており、Rは炭素原子1〜4個を有する
線状または分枝鎖状のアルキル基である]で示されるア
ミノシランおよび/またはその縮合生成物少なくとも1
つを混合し、水および場合により酸を添加し、加水分解
し、かつ加水分解アルコールを実質的に除去することを
特徴とする、組成物の製造方法。 - 【請求項8】 一般式IIIおよび一般式IVのアミノ
シランを、質量比III/IV 1以上で使用する、請
求項7記載の方法。 - 【請求項9】 加水分解を100℃未満の温度で実施す
る、請求項7または8記載の方法。 - 【請求項10】 加水分解を4〜12のpH値で実施す
る、請求項7から9までのいずれか1項記載の方法。 - 【請求項11】 酸として少なくとも1つのブレンステ
ッド酸を添加する、請求項7から10までのいずれか1
項記載の方法。 - 【請求項12】 加水分解アルコールの濃度を蒸留によ
り低下させる、請求項7から11までのいずれか1項記
載の方法。 - 【請求項13】 組成物のpH値を11未満の値に調節
する、請求項7から12までのいずれか1項記載の方
法。 - 【請求項14】 水溶性粘着剤として、被覆系および防
蝕剤中の成分として、表面の殺微生物加工のため、木材
処理のため、電子写真トナーのため、液状アミノシリコ
ーン中の成分として、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、
不飽和ポリエステル(UP)樹脂もしくはアクリル樹脂
中の成分として、有機変性ガラス中の成分として、医薬
品および化粧品の製造のため、ガラス表面および鉱物表
面およびガラス繊維表面および鉱物繊維表面の変性のた
め、人造石の製造のため、廃水処理のため、表面変性お
よび顔料処理のため、触媒の製造の際、凝集剤として、
塗料およびラッカー中の成分として、平面ガラス、中空
ガラスおよび合わせガラスの強度を増大させるため、な
らびにUV架橋性ポリマーの定着剤としての、請求項1
から13までのいずれか1項記載の組成物の使用。
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