JP2000247826A - ボディ用化粧料 - Google Patents
ボディ用化粧料Info
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Abstract
に優れ、べたつきのない保湿感並びに清涼感を有し、併
せて、美しいパール光沢の外観をを有し、パール剤の再
分散性が良いボディ用化粧料を提供する。 【解決手段】 次の成分(A)〜(C)、(A)高級脂
肪酸グリコールエステル、高級脂肪酸及び高級アルコー
ルから選ばれる一種又は二種以上のパール剤0.005
〜10重量%、(B)平均分子量が1000〜2000
0であるポリエチレングリコール0.1〜2重量%、
(C)エタノール10〜50重量%を含有することを特
徴とするボディ用化粧料。更には成分(D)として、脂
肪酸アルキロールアミドを含有することを特徴とするボ
ディ用化粧料。
Description
し、更に詳細には、肌に対して安全性の高いマッサージ
効果に優れ、べたつきのない保湿感並びに清涼感を有
し、併せて、美しいパール光沢の外観を有し、パール剤
の再分散性が良いボディ用化粧料に関する。
を目的としたもの、保湿感を目的としたもの、マッサー
ジ効果を目的としたものなどがあった。清涼感を出すた
めにはエタノールのような低級アルコールが清涼剤とし
て用いられたり、保湿感を出すために、グリセリンなど
の多価アルコール類が保湿剤として用いられていた。
又、マッサージ効果を出すためには、タルクなどの粉体
類を樹脂で固めたスクラブ剤などが用いられていた。ボ
ディ用化粧料の中には、上記の目的を併せ持つものもあ
り、例えば、エタノールとグリセリンとスクラブ剤を組
み合わせることにより、清涼感、保湿感、マッサージ効
果のあるものを得ることができた。又、一方で、従来か
ら、シャンプー、リンス、ローション、クリーム、洗顔
料等の化粧料において、各種のパール剤を配合すること
により、美観を呈するパール光沢を付与し、商品価値を
高める試みがなされている。パール光沢を有する組成物
に関しては、例えば、特公昭47−804号公報、特開
昭56−71021号公報、特開昭57−15409号
公報、特開昭57−156410号公報、特開昭57−
165308号公報、特開昭60−38308号公報、
特開平4−45843号公報、特開平8−231985
号公報等が挙げられる。
いられていた、グリセリンなどの多価アルコール類の保
湿剤はいずれも肌がべたつき、使用感の良いものではな
かった。タルクなどの粉体類を樹脂で固めたスクラブ剤
は、マッサージ効果はあるものの、スクラブ剤が固いた
め肌に痛みを感じる場合があり、肌に対して安全性の高
いものではなかった。又、粉体を固めるために使用する
樹脂がエタノールに溶解するため、スクラブ剤とエタノ
ールを併用すると、経時でスクラブ剤が崩壊し、マッサ
ージ効果が得られなくなることがあった。パール剤を配
合した化粧料においては、経時でパール剤が沈降し凝集
するために、パール剤の再分散性が悪くなり、使用性や
美観を損ねる場合があった。従って、肌に対して安全性
が高く、マッサージ効果に優れ、べたつきのない保湿感
並びに清涼感を有し、併せて、美しいパール光沢の外観
を有し、パール剤の再分散性が良いボディ用化粧料の開
発が望まれていた。
鑑み鋭意研究を行った結果、特定のパール剤と、特定の
ポリエチレングリコールと、エタノールとを必須成分と
して特定量配合することにより、肌に対して、安全性の
高いマッサージ効果に優れ、べたつきのない保湿感なら
びに清涼感を有し、併せて、美しいパール光沢の外観を
有するボディ用化粧料が得られることを見出した。そし
て更に、脂肪酸アルキロールアミドを配合することによ
り、パール剤の再分散性がより良いボディ用化粧料が得
られることを見出し、本発明を完成するに至った。
(C); (A)高級脂肪酸グリコールエステル、高級脂肪酸、高
級アルコールから選ばれる一種又は二種以上のパール剤
0.005〜10重量% (B)平均分子量が1000〜20000であるポリエ
チレングリコール 0.1〜2重量% (C)エタノール 10〜50重量%を含有することを
特徴とするボディ用化粧料である。更には成分(D)と
して、脂肪酸アルキロールアミドを含有することを特徴
とするボディ用化粧料である。
パール剤は、肌に対して安全性の高いマッサージ効果を
もたらし、併せて、美しいパール光沢の外観を醸し出す
効果を有するものであり、高級脂肪酸グリコールエステ
ル、高級脂肪酸及び高級アルコールから選ばれ、これら
の一種又は二種以上を目的に応じて適宜選択して用いる
ことができる。
ルとしては、次の一般式(1)で表されるものである。 XO−(CH2CH2O)n−COR1 (1) [式中、 R1は炭素数13〜21の直鎖又は分岐、か
つ、飽和又は不飽和の炭化水素基、Xは水素原子又は−
COR1、nは1〜3の整数を表す] 成分(A)の高級脂肪酸グリコールエステルの具体例と
しては、モノステアリン酸エチレングリコール、モノパ
ルミチン酸エチレングリコール、モノイソステアリン酸
エチレングリコール等の高級脂肪酸モノエチレングリコ
ール、ジステアリン酸エチレングリコール、ジベヘン酸
エチレングリコール等の高級脂肪酸ジエチレングリコー
ル、並びにこれらの高級脂肪酸トリエチレングリコール
等が挙げられる。これらの中でも、特にジステアリン酸
エチレングリコールが好ましい。
チン酸、ステアリン酸、アラキン酸等が挙げられ、高級
アルコールとしては、セトステアリルアルコール、ステ
アリルアルコール等が挙げられる。本発明には、これら
のパール剤の一種又は二種以上を適宜選択して用いるこ
とができる。
中0.005〜10重量%(以下、単に「%」と記す)
であり、より好ましくは、0.01〜5%である。成分
(A)の配合量が0.005%未満であると、良好なマ
ッサージ効果並びに美しいパール光沢を得ることができ
ず、又、10%を超えて配合した場合、感触や使用性等
の観点から好ましくない。
レングリコールは、肌にべたつきのない保湿感をもたら
す効果を有するものであり、平均分子量が1000〜2
0000のものであれば特には限定されないが、例えば
平均分子量が1000、1500、3000、800
0、10000、20000等のものが挙げられ、これ
らの一種又は二種以上を適宜選択して用いることができ
る。これらの中でも、特に平均分子量が8000のポリ
エチレングリコールが好ましい。
は、全組成中0.1〜2%であり、より好ましくは、
0.3〜1%である。成分(B)の配合量が0.1%未
満では、本発明の目的である保湿効果を得ることができ
ず、又、2%を超えて配合した場合、肌がきしむなどの
感触が起こり好ましくない。
ルは、肌に清涼感をもたらす効果を有し、その配合量は
全組成中10〜50%であり、より好ましくは20〜4
0%である。成分(C)の配合量が10%未満である
と、充分な清涼感が得られず、又、50%を超えて配合
すると、保湿効果が低減し、肌に刺激を感じる等好まし
くない場合がある。
ルキロールアミドは、洗浄剤の基剤として汎用の成分で
あるが、本発明においては、成分(A)のパール剤の凝
集を防止することができ、パール剤の再分散性を良好に
する効果をもたらす。脂肪酸アルキロールアミドを構成
する脂肪酸部分については特に制限はなく、炭素数8〜
22の飽和の脂肪酸が良好に使用できる。脂肪酸は単一
のものの他、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、牛脂脂
肪酸等から誘導される混合物でも良い。これらのうち、
ラウリン酸、ミリスチン酸、ヤシ油脂肪酸が好ましい。
ウリン酸モノエタノールアミド、ミリスチン酸モノエタ
ノールアミド、ステアリン酸モノエタノールアミド、ヤ
シ油脂肪酸モノエタノールアミド、パーム核油脂肪酸モ
ノエタノールアミド、ラウリン酸ジエタノールアミド、
ミリスチン酸ジエタノールアミド、ステアリン酸ジエタ
ノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、パー
ム核油脂肪酸ジエタノールアミド等が挙げられ、特にこ
れらのうち、ラウリン酸ジエタノールアミド、ミリスチ
ン酸ジエタノールアミド、ヤシ油脂肪酸ジエタノールア
ミドが好ましい。
アミドとして、アミゾールLDE等のアミゾールシリー
ズ(川研ファインケミカル社製)、アミコールCDE等
のアミコールシリーズ(ミヨシ油脂社製)、トーホール
N−220(東邦化学社製)等の市販品を使用すること
ができる。
ルキロールアミドの配合量は、成分(A)と成分(D)
の重量比、(A)/(D)が1/2〜5/1であること
が好ましく、1/1〜3/1が特に好ましい。(A)/
(D)が5/1より大きいと十分なパールの再分散性が
得られない場合があり、1/2より小さいと使用時にべ
たつきが生じ、使用上好ましくない場合がある。
ンケア化粧料の形態として、化粧水、美容液等に用いる
ことができる。
分の他に、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性
剤、両性界面活性剤、成分(D)以外のノニオン性界面
活性剤、各種油性成分、紫外線吸収剤、シリコーン類、
水溶性高分子等の増粘剤、多価アルコール、有機および
無機粉体、酸化防止剤、金属イオン封鎖剤、成分(B)
以外の保湿剤、防腐剤、香料、各種美容成分、色素等を
本発明の効果を損なわない範囲で配合することができ
る。
明するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
化粧水 下記表1及び表2に示す組成のボディ用化粧水を製造
し、使用中の清涼感、使用後の肌の柔軟性(マッサージ
効果)、肌への痛みのなさ(肌への安全性)、保湿感、
べたつきのなさ、パール光沢、パール剤の再分散性につ
いて評価した。得られた結果を表1び表2に併せて示
す。
加熱し、均一に溶解する。 B:Aを攪拌しながら冷却する。 C:冷却したAに成分(3)を添加して混合撹拌し、ボ
ディ用化粧水を得た。
感、べたつきのなさ;専門評価パネル女性15名を用い
て、上記ボディ用化粧水を手に適量取って腕に擦り込む
ように使用し、使用中の清涼感、使用後の肌の柔軟性
(マッサージ効果)、肌への痛みのなさ(肌への安全
性)、保湿感、べたつきのなさについて5段階評価し、
さらにそれを平均して判定した。 [評価][内容] 5点:非常に良好。 4点:良好。 3点:普通。 2点:やや不良。 1点:不良。 [判定] ◎ :平均点4.5点以上。 ○ :平均点3.5点以上4.5点未満。 △ :平均点2.5点以上3.5点未満。 × :平均点2.5点未満。
パール光沢を肉眼にて観察し、下記基準より評価した。 [評価] ◎ : 非常に良好。 ○ : 良好。 △ : 普通。 × : 不良。
放置した後、振とうしてパール剤の再分散性を肉眼にて
観察し、上記基準にて同様に評価した。
に係る実施例1〜8は、使用中の清涼感、使用後の肌の
柔軟性(マッサージ効果)、肌への痛みのなさ(肌への
安全性)、保湿感、べたつきのなさに優れ、かつ美しい
パール光沢を有し、パール剤の再分散性の良いボディ用
化粧水であった。それに対し、比較例1ではパール光沢
を得られず、かつ、比較例2〜6においても、全ての項
目を満足し得るものは得られなかった。
70℃に加熱し、均一に溶解する。 B:Aを攪拌しながら冷却する。 C:冷却したAに成分(3)及び(7)を添加して混合
撹拌し、ボディ用美溶液を得た。
70℃に加熱し、均一に溶解する。 B:Aを攪拌しながら冷却する。 C:冷却したAに成分(3)及び(7)を添加して混合
撹拌し、ボディ用美溶液を得た。
は、使用中の清涼感、使用後の肌の柔軟性(マッサージ
効果)、肌への痛みのなさ(肌への安全性)、保湿感、
べたつきのなさに優れ、かつ、美しいパール光沢を兼ね
備えた、パール剤の再分散性の良いものであった。
化粧料は、肌に対して安全性の高いマッサージ効果に優
れ、べたつきのない保湿感ならびに清涼感を有し、併せ
て、美しい外観のパール光沢を有し、パール剤の再分散
性の良いものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 次の成分(A)〜(C); (A)高級脂肪酸グリコールエステル、高級脂肪酸及び
高級アルコールから選ばれる一種又は二種以上のパール
剤 0.005〜10重量% (B)平均分子量が1000〜20000であるポリエ
チレングリコール 0.1〜2重量% (C)エタノール 10〜50重量%を含有することを
特徴とするボディ用化粧料。 - 【請求項2】 更に成分(D)として、脂肪酸アルキロ
ールアミドを含有することを特徴とする請求項1記載の
ボディ用化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04578099A JP3639987B2 (ja) | 1999-02-24 | 1999-02-24 | ボディ用化粧料 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003231608A (ja) * | 2002-02-04 | 2003-08-19 | Kanebo Ltd | 皮膚化粧料 |
WO2014148370A1 (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-25 | 花王株式会社 | 皮膚化粧料 |
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-
1999
- 1999-02-24 JP JP04578099A patent/JP3639987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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---|---|
JP3639987B2 (ja) | 2005-04-20 |
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