JPH0445843A - 高濃度真珠様光沢剤分散液の製造方法 - Google Patents

高濃度真珠様光沢剤分散液の製造方法

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JPH0445843A
JPH0445843A JP15470890A JP15470890A JPH0445843A JP H0445843 A JPH0445843 A JP H0445843A JP 15470890 A JP15470890 A JP 15470890A JP 15470890 A JP15470890 A JP 15470890A JP H0445843 A JPH0445843 A JP H0445843A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1来上辺劇J5班1 本発明は、例えばシャンプー、リンス、化粧品、洗浄剤
などの商品価値を高めるために使用される真珠様光沢剤
を高濃度の分散液として製造する方法に関する。
の   び   ゛しよ゛と る 従来、シャンプーなどに真珠様光沢を付与して商品価値
を高めることが広く行われており、古くは、真珠様光沢
付与を目的として魚鱗、雲母片あるいは無機化合物の薄
片状結晶をシャンプー等の液状組成物中に分散させてい
たが、現在では脂肪酸グリコールエステルが真珠様光沢
剤として用いられている。
例えば、特公昭47−804号公報には、脂肪酸グリコ
ールエステルと脂肪酸モノアルキロールアミドとを併用
することにより、真珠様光沢剤を得ることが記載されて
いる。しかし、この真珠様光沢剤はいずれも融点が高く
、かつ融点差が小さいため、単にこれら2成分を混合溶
融して冷却しても良好な真珠様光沢剤が得られず、それ
故、均一溶液とするために多量の水、界面活性剤を用い
ることが必要となり、高濃度の真珠様光沢剤を得ること
ができない。また、この真珠様光沢剤を高濃度で調製す
ると粘度が異常に高くなり、常温でのシャンプー等への
配合および均一混合が困難となるという欠点があった。
更に、特公昭60−6693M公報には、脂肪酸グリコ
ールエステルに対し、溶媒としてアルキル硫酸エステル
塩またはポリオキシアルキレンアルキル硫酸エステル塩
、脂肪酸ジアルカノールアミドおよび水を特定の範囲で
併用することにより、濃厚な真珠様光沢剤分散液を得る
ことが報告されている。しかしながら、この方法では脂
肪酸グリコールエステルの結晶粒径のバラツキが大きく
、また、結晶形も不均一なため、美しい真珠様光沢を呈
する光沢剤を得ることができないものであった。
また、特開昭57−51799号公報には、脂肪酸グリ
コールエステルを界面活性剤水溶液に加熱溶解した均一
溶液に対し温度制御下に成核剤を添加することにより、
真珠様光沢を有する液状界面活性剤組成物を製造する方
法が記載されている。この方法によれば、狭い粒度分布
で光沢剤が得られ、良好な真珠様光沢を付与することが
できるが、真珠様光沢剤を高濃度に含有せしめることが
困難であった。そのため、濃厚な真珠様光沢剤分散液を
予め調製し、これをシャンプー等に配合するというプロ
セスを採用する上で問題があり、シャンプーの製造時に
真珠様光沢剤の晶析操作を組込む必要があった。
従って、高品質の真珠様光沢剤の高濃度分散液を工業的
に有利に製造し得る方法の開発が望まれていた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、均一な結晶粒
径で分散性が良(、美しい真珠様光沢を有する真珠様光
沢剤の高濃度分散液を簡単かつ確実に製造することがで
きる高濃度真珠様分散液の製造方法を提供することを目
的とする。
るための   び 本出願人は先に、脂肪酸グリコールエステルを分散状態
で含有する低濃度分散液に、界面活性剤と高濃度の脂肪
酸グリコールエステルを加熱、溶解した高濃度溶解液を
添加、熟成して、美しい真珠様光沢を呈する光沢剤の高
濃度分散液を製造する方法(特開昭61−268797
号)、及び、上記高濃度分散液を連続的に製造する方法
(特開昭63132973号)を提案した。
本発明者は更に検討を重ねた結果、上記方法において真
珠様光沢剤である脂肪酸グリコールエステル濃度が15
%以上の高濃度分散液を製造する場合、下記の条件を設
定することにより、真珠様光沢剤の結晶凝集がほとんど
なく、かつ、均一な熟成・成長を行なうことが可能で、
上記目的を達成できることを見い出した。
即ち、 (A)結晶核としての脂肪酸グリコールエステルを0.
1〜5重量%含有する低濃度真珠様光沢剤分散液と、 (B)脂肪酸グリコールエステル15〜65重量%およ
び界面活性剤13〜60重量%を含む水溶液からなる高
濃度真珠様光沢剤熔解液とを混合し、該脂肪酸グリコー
ルエステルの融点以下で、かつ、液高濃度真珠様光沢剤
溶解液が固化せずに均一成長に使われる温度で、平均剪
断速度7秒−1以下の低剪断力下で熟成し、低濃度真珠
様光沢剤分散液中の結晶核を成長セしめた後、平均剪断
速度7秒″′以下の低剪断力下で冷却することにより、
結晶が凝集することなく成長して均一な結晶粒径で分散
性が良く、美しい真珠様光沢を有する真珠様光沢剤の高
濃度分散液を簡単かつ確実で工業的に有利に製造できる
。しかも、この高濃度真珠様光沢剤分散液は、常温でシ
ャンプー等に配合することにより美しい真珠様光沢を付
与することができ、シャンプー等の製造工程において真
珠様光沢剤の晶析操作を組み込む場合と比較して、この
操作に伴なう昇温、冷却工程が省略でき、省エネルギー
効果が得られるとともに、生産能力の増加が可能であり
、工業的に極めて優れているものである。
以下、本発明について更に詳述する。
本発明の高濃度真珠様光沢剤分散液の製造方法において
、低濃度真珠様光沢剤分散液(以下、低濃度分散液とい
う)は、常温で固体の脂肪酸グリコールエステルを分散
状態で0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%
含有するものである。脂肪酸グリコールエステルの含有
量が0.1重量%に満たない場合、あるいは5重量%を
越えた場合は、得られる高濃度真珠様光沢剤分散液にお
いて、真珠様光沢剤の粒径のバラツキが大きくなり真珠
様光沢が劣化する。なお、この低濃度分散液の脂肪酸グ
リコールエステルは、結晶核として働き、後工程で高濃
度の脂肪酸グリコールエステル溶解液が添加されて熟成
されることにより、均一で大きな粒径の真珠様光沢剤に
成長する。
このような低濃度分散液は、例えば、前出の特開昭57
−51799号公報に記載された技術を応用することに
より調製できる。即ち、まず、脂肪酸グリコールエステ
ルを界面活性剤の水溶液に加熱溶解させて均一溶液とし
、次いで、脂肪酸グリコールエステルの融点以下で、か
つ、自然晶析が実質上辺められない温度以上に溶液を冷
却(−次冷却)し、この温度下に成核剤を添加し、結晶
成長に必要な脂肪酸グリコールエステルの結晶核を発生
せしめるもので、核発生数は、目的とする高濃度真珠様
光沢剤分散液の濃度に応じて選択することができる。
ここで、自然晶析が実質上辺められない温度とは、成核
剤を添加しないと脂肪酸グリコールエステルの結晶核の
発生が実質」二起こらない温度であり、この核生成段階
で、最終目的物である高濃度真珠様光沢剤分散液を調製
するに足る量の脂肪酸グリコールエステルを用いると、
良好な真珠様光沢を得ることができない。
この場合、脂肪酸グリコールエステルとしては、常温で
固体のものが用いられ、次の一般式(I)で表わされる
ものが適当である。
XO+C112C)12 0 +−COR(I )(式
中、Xは水素またはCl4−gイのアシル基を、RばC
l3−23のアルキル基を、nは1〜3を表わす。) 脂肪酸グリコールエステルとして具体的には、エチレン
グリコールジステアレート、エチレングリコールモノス
テアレート、エチレングリコールジヘヘニレーI・等が
例示される。
更に、界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、ノニ
オン界面活性剤、両性界面活性剤の1種又は2種以上が
用いられる。アニオン界面活性剤としては、具体的に高
級脂肪酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサル
フェート、α−オレフィンスルホネート、アルキルスル
ホネ−1・、アルキルザルフェート、N−アシルグルタ
ミン酸塩などが例示され、これらアニオン界面活性剤の
対イオンとしては、アルカリ金属イオン、アルカリ土類
金属イオン、アンモニウムイオン、炭素数2又は3のア
ルカノール基を1〜3個有するアルカノールアミン等を
挙げることができる。
また、ノニオン界面活性剤としては、ラウリン酸ジェタ
ノールアミド、やし脂肪酸ジェタノールアミド、ポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテルなどが具体例として挙げられ、
両性活性剤としては、例えばアルキルジメチルカルボキ
シメチルアンモニウムベタイン、アルキルカルボキシメ
チルイミダゾリニウムベタイン、N−(N’ −アシル
アミノアルキル)−N−ヒドロキシルアルキルアミンカ
ルボン酸塩などが挙げられる。
成核剤としては、核発生の駆動力となる固体面の供給が
十分なされるものが使用され、好ましい成核剤としては
、硫酸ナトリウム、塩化アンモニウム、クエン酸、コハ
ク酸、シュウ酸、酒石酸、安息香酸ナトリウム、クエン
酸ナトリウム、酢酸すl・リウム、酢酸カルシウムなど
が例示される。
上記成分は、低濃度分散液に、界面活性剤が3〜35重
量%、好ましくは1o〜30重量%、成核剤が0.1〜
10重量%、好ましくは0.5〜5重量%含まれるよう
に用いるのが適当である。なお、既に説明したように、
脂肪酸グリコールエステルは、0.1〜5重量%、好ま
しくは0.5〜3重量%含まれるように配合される。
次に、本発明方法に使用される高濃度真珠様光沢剤溶解
液(以下、高濃度溶解液と言う)は、脂肪酸グリコール
エステルおよび界面活性剤を加熱、溶解した水溶液であ
る。
ここで、脂肪酸グリコールエステルおよび界面活性剤と
しては、既に低濃度分散液の調製において説明したもの
と同様のものを使用できるが、特にノニオン界面活性剤
は、HL Bが約13以上のものが好ましく用いられる
また、脂肪酸グリコールエステルは、水溶液中に15〜
65重量%1、好ましくは15〜50重量%含有される
。高濃度溶解液中の脂肪酸グリコールエステルの量が6
5重量%を超えると液がゲル化し、添加時の結晶成長が
不均一となって、真珠様光沢が劣化し、15重量%に満
たないと最終製品である高濃度真珠様光沢剤分散液の真
珠様光沢剤濃度が15%未満となり、濃度が希薄すぎる
ので、好ましくない。
更に、界面活性剤は高濃度溶解液中に13〜60重量%
、好ましくは20〜45重量%含有される。界面活性剤
の量が13重量%未満または60重量%を超えた場合は
、液がゲル化し易く、添加時の結晶成長が不均一となり
、真珠様光沢が悪くなる、。
なお、界面活性剤として、例えばα−オレフィンスルホ
ネート、ポリオキシエチレンアルキルエーテルザルフェ
ート、アルキルスルホネーI・、アルキルサルフェート
のようなアニオン界面活性剤を用いると、界面活性剤、
脂肪酸グリコールエステルおよび水の3成分系では、脂
肪酸グリコールエステルの融点以」二に加熱しても極め
て粘度が高(なる。そこで、高濃度溶解液にさらに減粘
剤を添加することが好ましく、減粘剤を高濃度溶解液の
粘度が120 P/80°C以下、好ましくは6゜27
80°C以下になるように添加することが好適であり、
減粘剤は通常O〜15重量%の範囲で用いられる。この
結果、ラインミキサー等での微分散が容易になって熟成
時にいっそう均一に結晶を成長させることができる。
ここで、減粘剤としては、例えば塩化カリウム、エチレ
ンジアミン4酢酸2ナトリウム塩、ポリエチレングリコ
ール、メタクリル酸エステル重合体、リンゴ酸すI・リ
ウム、チオン酸すl・リウム、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ヘキシレングリコールなどが用い
られる。
なお、上記成分は脂肪酸グリコールエステル、界面活性
剤共に80〜90°Cの加熱下で混合し、溶解させるこ
とができるが、成分によっては界面活性剤に常温で予め
混合溶解させることも可能である。
本発明では、上述した低濃度分散液(結晶核分散液)に
予め真珠様光沢剤成分を加熱、溶解した高濃度溶解液を
混合・分散させ、次いで熟成させるもので、この熟成に
より真珠様光沢剤の結晶成長が行なわれ、粒径の大きな
真珠様光沢剤を得ることができる。
この場合、低濃度分散液と高濃度熔解液との混合は、特
開昭63−132973号公報に記載の方法を採用して
行なうことができ、例えば両溶液をラインミキサー、パ
イプラインホモミキサー等に連続的Gご供給し、周速5
〜20m/秒の条件で回転する撹拌翼で高濃度溶解液を
微分散させることができる。
次に、熟成は脂肪酸グリコールエステルの融点以下で、
かつ、高濃度溶解液が固化せずに均一成長に消費される
温度で行なわれるもので、融点以上の温度では、脂肪酸
グリコールエステルが溶融して、結晶成長が起こらない
。例えば、エチレングリコールジステアレートでは、6
2〜73°Cが好ましい熟成温度である。
また、熟成時間は熟成温度などに応じて適宜調整される
が、−船釣に30〜120分程度である。
更に、熟成は低剪断力下で行なうもので、7秒以下、好
ましくは5抄型以下の平均剪断速度で行なう。平均剪断
速度が上記値より大きく、強い流動及び強い剪断力下で
は、析出した脂肪酸グリコールエステル結晶同士の衝突
、結晶と器壁の衝突、結晶と撹拌翼の衝突により結晶表
面が凹凸になり易いため、結晶凝集が起こって真珠様光
沢が劣化する。なお、この現象は、温度が高い程結晶表
面が柔かく傷つき易いため、激しくなる。
ここで、流動、剪断力の強さは、平均剪断速度(r)で
表わされ、配管、熱交換機内などの流動下では下記式、 U :平均流速  r:円管の半径 また、撹拌槽内の剪断力下では下記式 K:定数(撹拌翼形式によって異なる)n:撹拌翼の回
転数 に従ってそれぞれ算出することができる。
次に結晶の熟成・成長後は、系の温度を30〜40°C
にまで冷却(二次冷却)するもので、この二次冷却は2
〜3時間あるいは30秒程度の時間でも行なうことがで
きる。
ここで、二次冷却は低剪断力下で行なうもので、7秒−
1以下、好ましくは5秒−1以下の平均剪断速度で行な
う。この二次冷却時も平均剪断速度が上記値よりも大き
く、強い流動及び剪断力下では、温度が高いため熟成時
と同様に結晶が傷つき易く、結晶凝集が起こって真珠様
光沢が劣化する。なお、本発明者の検討では、滞留時間
30秒の熱交換機内で平均剪断速度8秒−1の条件にお
いて70°Cから40°Cに冷却するだけで結晶凝集が
発生した。
しかし、冷却後は強い剪断力をかけても何ら問題はない
発凱少苅来 本発明の製造方法によれば、真珠様光沢剤として脂肪酸
グリコールエステルを用い、真珠様光沢剤の結晶核とな
る脂肪酸グリコールエステルを分散した低濃度分散液と
、高濃度の脂肪酸グリコールエステルを界面活性剤とと
もに加熱、溶解した高濃度溶解液とを混合して高濃度溶
解液を微分散し、これを熟成し、結晶核を成長せしめて
、粒径の大きな真珠様光沢剤とすることにより、シャン
プー等に配合した際に美しい真珠様光沢を呈する真珠様
光沢剤を濃厚な分散液として得ることができる。
このように本発明の方法を用いて予め濃厚分散液を製造
し、これを常温でシャンプー等に配合することにより、
真珠様光沢を付与することができ、シャンプー等の製造
工程において真珠様光沢剤の晶析操作を組み込む場合と
比較して、この操作に伴なう昇温、冷却工程が省略でき
、省エネルギー効果が得られるとともに、生産能力の増
加が可能となる。
更に、本発明の製造方法は、このような真珠様光沢剤の
高濃度分散液を高品質で、かつ、安定に得ることができ
るので、工業的に極めて優れた方法である。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない
〔実施例1〜14、比較例1〜4] 第1表に示す真珠様光沢剤1.0重量%および界面活性
剤15重量%を含む水溶液を第1表の温度に加熱して均
一溶液とし、これを第1表の温度に冷却(−次冷却)し
たのち、成核剤(クエン酸)2.0重量%を添加して、
ラインミキサーで混合することにより、結晶核となる真
珠様光沢剤を生成せしめて、低濃度分散液を得た。
ここで、界面活性剤としては、各実施例および比較例に
おいて、次のものを用いた。
■実施例1〜5および比較例1〜3: ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸すトリウム(
エチレンオキサイドの平均付加モル数:3モル)とやし
脂肪酸ジェタノールアミドを4対1の比率で配合したち
の ■実施例6〜14および比較例4: 平均炭素数14のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム
とポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム
(エチレンオキサイドの平均付加モル数:3モル)とや
し脂肪酸ジェタノールアミドとを3対1対1の比率で配
合したもの 第 表 次いで、このようにして得られた低濃度分散液と、第2
表に示す成分を混合して80〜95°Cに予じめ加熱し
て均一にすることにより得た高濃度熔解液とをラインミ
キサーの上流側に連続的に供給し、周速5m/秒の条件
で回転する撹拌翼で高濃度溶解液を微分散した後、第2
表に示す温度、時間、平均剪断速度で熟成して結晶を生
成させた。
なお、真珠様光沢剤は、低濃度分散液に含まれているも
のと同じものを高濃度溶解液に溶解して用いた。
次に得られた高濃度真珠様光沢剤分散液を第2表に示す
平均剪断速度下で冷却(二次冷却)し、真珠様光沢剤を
以下の基準で評価した。その結果を第2表に示した。
姑者ヱlL、JI農 結晶粒径は、位相差顕微鏡にて分散粒子500個の長径
を測定した。また、その粒径分布から頻度を算出した。
紘益■分散性 位相差顕微鏡を使用して、以下の基準に従って視覚判定
により分散性を評価した。
O:非常に良好な分散状態にある。
×:凝集が多い。
真珠様洗上 真珠様光沢剤濃度が2重量%となるように、ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウムの17重量%
水溶液に高濃度真珠様光沢剤分散液を加えて均一状態と
したのち、以下の基準に従って視覚判定により真珠様光
沢を評価した。
O:非常に良好 ×:不良 * 第2表中の略号は以下の通りである(以下同様)。
LE、5−Na:ポリオキシエチレンラウリルエーテル
硫酸ナトリウム (エチレンオキサイドの平 均付加モル数:3モル) AO3−Na :平均炭素数14の直鎖α−オレフィン
スルホン酸ナト リウム CNS : 2−アルキル−N−カルボキシエチル−N
−ヒドロキシエチルイミ ダゾリニウムベタイン 両性ポリマー1:ユカフォーマーAM−75W11(三
菱油化ファインケミカル製) 両性ポリマー2:ユカフォーマーAM−75W(三菱油
化ファインケミカル製) P E G6000 :ポリエチレングリコール(平均
分子量6000 ) 第2表の結果より、本発明の製造方法により得られた高
濃度真珠様光沢剤分散液(実施例1〜14)は、本発明
の条件外の方法(比較例1〜4)により得られたものに
比べ、粒径が均一で分散性が良く、しかも美しい真珠様
光沢を有する真珠様光沢剤であることがわかった。
〔実施例15〜50、比較例5〜11〕下記に示す界面
活性剤を使用し、各種真珠様光沢剤について第3表に示
す温度条件を採用すると共に、成核剤として安息香酸ナ
トリウムを用いた以外は実施例1〜14と同様にして低
濃度分散液を得た。
界面活性剤 ■実施例15〜43および比較例5〜1o:ポリオキシ
エチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(エチレンオ
キサイドの平均付加モル数:3モル) ■実施例44〜50および比較例11:ポリオキシエチ
レンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキサ
イドの平均付加モル数=3モル)とやし脂肪酸ジェタノ
ールアミドを4対1の比率で配合したもの 第 表 但し、実施例22.44〜49では成核剤添加温度を3
0〜40°C1実施例50では成核剤添加温度を40〜
50°Cとした。
更に、上記各成分(真珠様光沢剤、界面活性剤、成核剤
)は、低濃度分散液にそれぞれ第4表および第5表に示
した量を用いた。
次いで、このようにして得られた低濃度分散液と、第4
.5表に示す成分を混合して80〜95°Cに予じめ加
熱して均一にすることにより得た高濃度溶解液とをバイ
ブラインホモミキサー(特殊機化工業社製M型)に連続
的に供給し、周速5m7秒の条件で回転する撹拌翼で高
濃度溶解液を微分散した後、第4.5表に示す温度、時
間、平均剪断速度で熟成して結晶を生成させた。
なお、真珠様光沢剤は、低濃度分散液に含まれているも
のと同じものを高濃度溶解液に溶解して用いた。
得られた高濃度真珠様光沢剤分散液を第4.5表に示す
平均剪断速度で冷却(二次冷却)し、実施例1〜14と
同様に評価した。結果を第4,5表に示す。
**第4.5表中の略号は以下の通りである。
AS−Naニラウリル硫酸ナトリウム 第4,5表の結果より、本発明の製造方法(実施例15
〜50)は、均一粒径で分散性の良い美しい真珠様光沢
を有する真珠様光沢剤の高濃度分散液を与えることが確
認された。
出し’JfI人  ラ イ オ ン 株式会社代理人 
 弁理士 小 島 隆 司 (他1名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(A)結晶核としての脂肪酸グリコールエステルを
    0.1〜5重量%含有する低濃度真珠様光沢剤分散液と
    、 (B)脂肪酸グリコールエステル15〜65重量%およ
    び界面活性剤13〜60重量% を含む水溶液からなる高濃度真珠様光沢剤 溶解液とを混合し、 該脂肪酸グリコールエステルの融点以下 で、かつ、該高濃度真珠様光沢剤溶解液が 固化せずに均一成長に使われる温度で、平 均剪断速度7秒^−^1以下の低剪断力下において熟成
    、該低濃度真珠様光沢剤分散液中の 結晶核を成長せしめた後、平均剪断速度7 秒^−^1以下の低剪断力下において冷却することを特
    徴とする高濃度真珠様光沢剤分散液 の製造方法。
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