JPH0456878B2 - - Google Patents

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JPH0456878B2
JPH0456878B2 JP58200148A JP20014883A JPH0456878B2 JP H0456878 B2 JPH0456878 B2 JP H0456878B2 JP 58200148 A JP58200148 A JP 58200148A JP 20014883 A JP20014883 A JP 20014883A JP H0456878 B2 JPH0456878 B2 JP H0456878B2
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JP
Japan
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water
acid salts
higher fatty
acid
present
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP58200148A
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English (en)
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JPS6092399A (ja
Inventor
Isao Murotani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
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Publication of JPS6092399A publication Critical patent/JPS6092399A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、クリーム状乳化系洗浄料に関する。 クリーム状乳化系洗浄料は、高級脂肪酸塩ある
いはN−アシルアミノ酸塩と保湿剤と水と油分と
を必須成分とし、高級脂肪酸塩あるいはN−アシ
ルアミノ酸塩以外の界面活性剤、洗浄剤等を配合
してなり、水やお湯で泡立てて洗顔等に使用する
洗浄料であるが、通常の乳化化粧料と比較すると
安定性の面で劣るものが多い。すなわち、クリー
ムなどの乳化系においては系中の油分の種類、量
に対して親水性界面活性剤及び親油性界面活性剤
の種種や混合比を調整することにより、最適
HLBを見い出し安定な乳化系とすることができ
る。これに対して、クリーム状乳化系洗浄料にお
いては、多量の高級脂肪酸塩又はN−アシルアミ
ノ酸塩が水相中に分散固化した形になる為、過剰
の高級脂肪酸や他の油分を高級脂肪酸塩、N−ア
シルアミノ酸塩あるいは他の界面活性剤で乳化し
てなる乳化系の安定化に加えて、外相の高級脂肪
酸塩及び/又はN−アシルアミノ酸塩によつて形
成されるゲル自体の安定化をも考慮する必要があ
る。しかしながら、上記ゲルは高温において急激
に低粘化する性質を有するので、クリーム洗浄料
は一般的には高温において系のクリーミング、離
漿が起きやすく、また容器表面での高級脂肪酸を
含む油分あるいは保湿剤等の分離が起きやすい。
一方、低温においては、高級脂肪酸塩、N−アシ
ルアミノ酸塩あるいは高級脂肪酸の結晶が折出し
がちで、安定性の巾は狭いものである。 本発明者等は上記事情に鑑み、これらの問題を
解決するために鋭意検討の結果、上記クリーム状
乳化系洗浄料中にカチオン性高分子を除く水溶性
高分子を配合すれば高温から低温までの広い温度
範囲において経時安定性が向上することを見い出
し本発明を完成するに至つた。 すなわち、本発明は高級脂肪酸塩及び/又はN
−アシルアミノ酸塩と保湿剤と水と油分とを必須
成分をするクリーム状乳化系洗浄料において、カ
チオン性高分子を除く水溶性高分子を0.01〜0.8
重量%含有することを特徴とするクリーム状乳化
系洗浄料である。 一般的に、クリーム状乳化系洗浄料の安定化の
為には、固型油分、例えばビーズワツクス、固型
パラフイン、セチルアルコール等を配合すること
により系を増粘固化させることが行われている
が、この場合、欠点として硬度の温度依存性が大
きくなり、低温で固くなりすぎて容器から出しに
くくなつたり、使用する際に水溶けが悪くなる等
の問題が発生しがちである。さらに、油相中での
溶解性によつては該固型油分が低温で結晶析出し
たりする等の問題も生じる。 これに対し、カチオン性高分子を除く水溶性高
分子により安定化する本発明の場合には、系の硬
度の温度存在性はむしろ少なくなり、また水相中
への溶解性が良いので水溶けの悪さや低温時の結
晶析出などの問題はない。また、ごく少量の配合
で効果が得られ、硬度の調整も容易である。ま
た、一般に水溶性高分子の配合は水で泡立てた時
の泡質をクリーミイにする傾向があり、安定化効
果に加えて泡質のコントロールもその配合量を考
慮することにより容易にできる。 以下本発明の構成について詳述する。 本発明で用いられる水溶性高分子はカルボキシ
ビニルポリマー、キサンタンガム、カゼインナト
リウム、ポリビニルアルコール、メチルセルロー
ス、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロ
ース、アルギン酸ナトリウム等のカチオン性高分
子を除く水溶性高分子であり、これらの1種また
は2種以上が、適宜硬さ、使用性などを考慮しな
がら使用される。これらの中では、とくにアルカ
リ側で安定なものが好ましい。 上記水溶性高分子の配合量は全量中の0.01〜
0.8重量%である。 本発明で用いられる高級脂肪酸塩は炭素数8〜
22の脂肪酸であつて、直鎖、分岐、飽和、不飽和
のいずれでも良い。具体的には、ラウリン酸、ミ
リスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ニン酸、パルミトオレイン酸、オレイン酸、イソ
ミリスチン酸、イソパルミチン酸及びイソステア
リン酸等を挙げることができる。これらのうちか
ら任意の1種または2種以上が選ばれて用いられ
る。配合量は一般的に全量中の10〜50重量%であ
る。 上記高級脂肪酸を中和するアルカリとしては水
酸化リチウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウ
ム等の無機アルカリ、トリエタノールアミン等の
有機アルカリ及びリジン、アルギニン等の塩基性
アミノ酸等を挙げることができる。これらの1種
または2種以上が任意に選ばれて用いられる。配
合量は一般的に全量中の2〜10重量%である。 本発明で用いられるN−アシルアミノ酸塩は下
記の基本構造を有する界面活性剤である。 RCO:脂肪酸残基 M:アルカリ金属 市販品としては、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L
−グルタミン酸モノナトリウム(アミソフトCS
−11)、N−ラウロイル−L−グルタミン酸モノ
ナトリウム(アミソフトLS−11)、N−混合脂肪
酸アシル−L−グルタミン酸モノナトリウム(ア
ミソフトGS−11)、N−ステアロイル−L−グル
タミン酸モノナトリウム塩(アミソフトHS−11)
等が代表的である。 本発明においては上記の1種又は2種以上が任
意に選択されて用いられる。当然のことながら高
級脂肪酸塩との併用も可能である。配合量は一般
的には10〜40重量%である。 本発明で用いられる保湿剤としてはプロピレン
グリコール、ブチレングリコール、グリセリン、
ソルビトール、マルチトール、ポリエチレングリ
コール等の分子内に2個以上の水酸基を有する多
価アルコール等が挙げられ、これらの1種又は2
種以上が任意に選択されて使用される。配合量は
一般的に全量中の10〜50重量%である。 本発明で用いられる油分としては、前記高級脂
肪酸のほか、洗浄剤に一般的に用いられる油分、
たとえばビースワツクス、ラノリン、ワセリン、
流動パラフイン等が用いられる。 本発明にかかるクリーム状乳化系洗浄料には上
記の構成成分の他、必要に応じて他の成分、例え
ばノニオン、アニオン、カチオン系等の他の界面
活性剤、着色剤、香料、防腐剤、殺菌剤、薬剤等
を配合することができる。 次に、実施例によつて本発明をさらに詳細に説
明する。配合量は重量%である。 実施例1〜3、比較例1 実施例 1 テアリン酸 10 パルミチン酸 10 ミリスチン酸 12 ラウリン酸 5 苛性カリ 7 プロピレングリコール 10 ポリエチレングリコール400 5 グリセリン 5 ビースワツクス 1 ラノリン 1 グリセリルモノステアレート 2 ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロツクコポリマー 1 香 料 0.7 カルボキシビニルポリマー 0.3 精製水 残余 製造方法 〜〜を70℃で加熱溶解し、これに
を70℃に加熱して添加する。十分撹拌を行い中和
反応を行う。次にの一部にを添加して溶解し
たものを均一に混合した後、熱交換機にて、30℃
まで冷却した。 実施例 2 実施例1のカルボキシビニルポリマー0.3をキ
サンタンガム0.8(水で調整)に替えた他は実施例
1と同様にして実施例2を得た。 実施例 3 実施例1のカルボキシビニルポリマー0.3をヒ
ドロキシエチルセルロース0.5(水で調整)に替え
た他は実施例1と同様にして実施例3を得た。 比較例 1 実施例1のカルボキシビニルポリマーを除いた
(水で調整)他は実施例1と同様にして比較例1
を得た。 評 価 製造後、各サンプル100gを樹脂チユーブに充
填して1カ月間安定性を観察した。安定性の評点
は以下のように定めた。 〇…チユーブから出した時に全く分離又は結晶を
認めない。 △…チユーブから出した時に極くわずかに分離ま
たは結晶を認める。 ×…チユーブから出した時にかなりの分離または
結晶を認める。 結果を表1に示す。
【表】
【表】 製造法 実施例 4 を60℃に加熱し、これにを順次添加し
撹拌混合する。次いで、〜を60℃にて加熱溶
解して添加する。さらににを分散して添加
し、均一に混合した後、熱交換機にて30℃まで冷
却する。 実施例 5 実施例4に準じる。 実施例4,5は安定性良好で、かつクリーミイ
な泡質の優れたクリーム状乳化系洗浄料であつ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 高級脂肪酸塩及び/又はN−アシルアミノ酸
    塩と保湿剤と水と油分とを必須成分をするクリー
    ム状乳化系洗浄料において、カチオン性高分子を
    除く水溶性高分子を0.01〜0.8重量%含有するこ
    とを特徴とするクリーム状乳化系洗浄料。
JP20014883A 1983-10-26 1983-10-26 クリーム状乳化系洗浄料 Granted JPS6092399A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20014883A JPS6092399A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 クリーム状乳化系洗浄料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20014883A JPS6092399A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 クリーム状乳化系洗浄料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6092399A JPS6092399A (ja) 1985-05-23
JPH0456878B2 true JPH0456878B2 (ja) 1992-09-09

Family

ID=16419584

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JP20014883A Granted JPS6092399A (ja) 1983-10-26 1983-10-26 クリーム状乳化系洗浄料

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Families Citing this family (5)

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JPH0788516B2 (ja) * 1987-09-01 1995-09-27 サンスター株式会社 洗浄剤組成物
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JPS5941397A (ja) * 1982-09-01 1984-03-07 株式会社資生堂 洗浄料
JPS59232193A (ja) * 1983-06-16 1984-12-26 味の素株式会社 透明ゲル状洗浄剤組成物

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