JP2653089B2 - 液状皮膚洗浄剤組成物 - Google Patents

液状皮膚洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は泡性能に優れ、かつ低温においても良好な液
性を示す液状皮膚洗浄剤組成物に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
従来、皮膚洗浄剤としては、石けん又は合成界面活性
剤をかためた固型のものが多く使用されている。
しかし、これらの固型皮膚洗浄剤は、溶け崩れ、ひび
割れ等が生じ易く、また泡立てにくいなどの種々の欠点
がある。
これに対し、かかる固型皮膚洗浄剤の欠点を解決する
ものとして、クリーム状や液状の剤型を有する皮膚洗浄
剤が市販されているが、クリーム状のものは水に伸びに
くく、使用する際に不便である上、冬期などの低温下で
は硬くなってチューブ等の容器から取り出し難くなり、
長期保存した場合や夏期などの高温下では粘度を著しく
低下させ、商品価値の低下を招くという問題がある。
一方、液状のものも低温保存下で結晶析出、固化が生
じ、流動性が失われるという問題がある。このような液
状皮膚洗浄剤の欠点に対し、主基材である界面活性剤を
スルホン酸系アニオン活性剤、硫酸エステル系アニオン
活性剤、両性界面活性剤等の水溶性の高い合成界面活性
剤とすることにより対応している例がある。しかし、か
かる界面活性剤を主成分として多量に用いた場合、皮膚
に対する刺激やすすぎ時において著しいぬるつきが生じ
るなどの新たな問題が発生する。また、脂肪酸ナトリウ
ムや脂肪酸カリウム等のアルカリ金属石けんを主基材と
して用いた場合、すすぎ時のぬるつきをなくすことはで
きるが、洗浄剤が高アルカリ性になって皮膚を荒すおそ
れが生じる上、低温において結晶析出が生じるという問
題が起る。更に、N−アシルアミノ酸系アニオン活性剤
を主基材として用いた場合、低刺激性という利点はある
が、泡立ちが低下したり、すすぎ時にぬるつきが発生す
るという問題がある。
本発明は上述した液状皮膚洗浄剤の欠点を解消するも
ので、皮膚刺激がなく、皮膚に対する安全性が高く、す
すぎ性が良好であることは勿論、泡立ち、泡のクリーミ
ィ性に優れ、しかも低温下においても良好な液性を示す
液状皮膚洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本発明者らは上記目的を達成すべく鋭意研究を行なっ
た結果、従来より低刺激性界面活性剤として知られる高
級脂肪酸アミン塩のうち、特に高級脂肪酸の塩基性アミ
ン酸塩が皮膚に対する安全性及び泡性能が優れているこ
とを見い出すと共に、更に検討を進めた結果、高級脂肪
酸塩基性アミノ酸塩としてラウリン酸塩基性アミノ酸塩
とミリスチン酸塩基性アミノ酸塩とを特定比率、即ち重
量比として前者:後者=5:5〜2:8の割合で併用するこ
と、しかもこれに遊離の高級脂肪酸を配合することによ
り、得られた液状皮膚洗浄剤組成物が泡立ち、泡のクリ
ーミィ性といった泡性能に優れている上、低温での安定
性が良好で、結晶が析出したり流動性が低下したりする
ことがなく、低温における液性に優れていることを知見
し、本発明をなすに至ったものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明に係る液状皮膚洗浄剤組成物は、上述したよう
に、 〔I〕ラウリン酸塩基性アミノ酸塩、 〔II〕ミリスチン酸塩基性アミノ酸塩、 〔III〕高級脂肪酸 を必須成分として含有する。
ここで、成分〔I〕及び〔II〕として使用するラウリ
ン酸及びミリスチン酸の塩基性アミノ酸塩は、ラウリン
酸及びミリスチン酸をそれぞれ塩基性アミノ酸で中和し
たものである。この場合、塩基性アミノ酸としては、リ
ジン、アルギニン、ヒスチジン、アルニチン等が挙げら
れる。これらの塩基性アミノ酸を中和に用いる場合、そ
の1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用するよう
にしてもよい。
本発明において、上記成分〔I〕,〔II〕は重量比と
して5:5〜2:8の割合で併用される。この範囲を越えて成
分〔I〕、即ちラウリン酸塩基性アミノ酸塩が多く配合
されると、泡性能、特に泡のクリーミィ性が低下し、逆
に成分〔II〕、即ちミリスチン酸塩基性アミノ酸塩が多
く配合されると、低温における安定性が低下し、低温で
の液性を良好に維持できない。
なお、上記成分〔I〕,〔II〕の配合量は、上記割合
の範囲内で適宜選定されるが、両成分〔I〕,〔II〕の
合計量が組成物全量の15〜30%(重量%、以下同じ)と
なるように使用することが好ましい。15%に満たない場
合は泡性能に劣る場合が生じ、30%を越える場合は低温
における安定性が低下する場合がある。
本発明の成分〔III〕の高級脂肪酸としては、炭素数
8〜22、特に12〜16のものが好適に用いられる。この場
合、脂肪酸は飽和であっても不飽和であってもよく、ま
た直鎖状であっても分岐鎖状であってもよい。具体的に
は、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチ
ン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イソス
テアリン酸等を挙げることができ、その1種を単独で又
は2種以上を併用して用いることができる。
上記成分〔III〕の配合量も適宜選択することができ
るが、組成物全量に対し0.5〜5%とすることが好まし
く、より好適には1〜3%である。配合量が0.5%に満
たない場合は低温での安定性が低下することがあり、5
%より多い場合は泡性能が劣り、また低温安定性が低下
することがある。
本発明の液状皮膚洗浄剤組成物には、上記成分に加
え、必要により通常の皮膚洗浄剤組成物に使用される成
分を本発明の効果を損なわない範囲の量で添加すること
ができる。このような添加成分としては、高級アルコー
ル、高級脂肪酸グリセリド等の過脂肪剤、グリセリン、
プロピレングリコール、ソルビトール、ポリエチレング
リコール、ピロリドンカルボン酸塩等の保湿剤、殺菌
剤、消炎剤、酸化防止剤、キレート剤、色素、香料など
がある。
〔実施例〕
以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本願は下記の実施例に制限されるものではな
い。
なお、各例について評価した性能の評価方法及び基準
を下記に示す。
評価方法及び基準 1.泡立ち及び泡のクリーミィ性 試料1.0gを手に取り、10名のパネラーによる手洗いテ
ストを行なった。
この場合、ミリスチン酸カリウム塩20%、プロピレン
グリコール5%、精製水75%を加熱混合し、溶解した
後、冷却したものを対照試料として下記基準により評価
し、パネラー10名の評価平均値を結果として示した。
評 点 5:対照試料より明らかに優れる。
4:対照試料よりやや優れる。
3:対照試料と同等。
2:対照試料よりやや劣る。
1:対照試料より明らかに劣る。
2.低温における液性 試料100gをガラス瓶に密封し、0℃で1か月保存した
後、試料の流動性を肉眼で判定した。
○:良好な流動性を示す。
×:結晶の析出が著しく、固化して流動しない。
実施例1〜3,比較例1〜3 ラウリン酸リジン、ミリスチン酸リジン、ラウリン
酸、プロピレングリコール及び精製水を第1表に示す割
合で配合した液状皮膚洗浄剤組成物を調製した。
この場合、組成物の調製は、精製水中にラウリン酸リ
ジン、リチスチン酸リジン及びプロピレングリコールを
加えて加熱溶解し、これに別途加熱して溶かしたラウリ
ン酸を加え、均一に溶解した後、混合物が室温になるま
で撹拌下で冷却することによって行なった。
得られた皮膚洗浄剤組成物について、泡性能及び低温
での液性を評価した。結果を第1表に示す。
第1表の結果より、本発明の液状洗浄剤組成物は泡立
ち、泡のクリーミィ性が良好であり、しかも低温下にお
ける安定性が優れているものであった。
実施例4〜6,比較例4〜6 第2表に示す各成分を用い、前記実施例と同様にして
液状皮膚洗浄剤組成物を調製し、その泡性能及び低温で
の液性を評価した。結果を第2表に示す。
第2表の結果からも、本発明の液状洗浄剤組成物は優
れた泡性能、低温安定性を示すことが認められた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、ラウリン酸塩基性アミノ酸塩とミリ
スチン酸塩基性アミノ酸塩とを特定比率で併用すると共
に、高級脂肪酸を配合したことにより、得られる液状皮
膚洗浄剤組成物は低温でも結晶が生じたり流動性が低下
したりすることがなく、良好な液性を維持し、しかも泡
立ち、泡のクリーミィ性が良好で使用感に優れたもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−137812(JP,A) 特開 昭58−113298(JP,A) 特開 昭62−4796(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラウリン酸塩基性アミノ酸塩とミリスチン
    酸塩基性アミノ酸塩とを重量比として5:5〜2:8の割合で
    含有すると共に、高級脂肪酸を含有してなることを特徴
    とする液状皮膚洗浄剤組成物。
JP6453788A 1988-03-17 1988-03-17 液状皮膚洗浄剤組成物 Expired - Lifetime JP2653089B2 (ja)

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JP2004244341A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Noevir Co Ltd 弱酸性皮膚外用剤及び弱酸性皮膚洗浄剤
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