JP2830130B2 - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、穏和な脱脂力による洗浄性を有し、皮膚に
対して刺激が弱く、さらに高粘性を有し、弱酸性で保存
性の優れた顔、身体用の洗浄剤組成物に関するものであ
る。
[従来の技術および課題] 従来、用いられている洗浄剤組成物の代表的な例とし
ては、未中和タイプのモノまたはジアルキルリン酸エス
テルをアルカリ性物質で中和して得られる塩が挙げられ
る。この場合、中和に用いるアルカリ性物質によってナ
トリウム塩、カリウム塩、アルカノールアミン塩等に分
けられる。
しかし、ナトリウム塩、カリウム塩では水への溶解度
が悪く、クラフト点が高く、低温では結晶が析出し、分
離した水層が生じてしまう。
またアルカノールアミン塩では流動性が増すために粘
度が低下してしまう。
従って、ナトリウム塩、カリウム塩、アルカノールア
ミン塩等は、単独ではいずれも常温で安定な高粘度の洗
浄剤組成物を得ることができず、それぞれ溶解度、水と
の親和性、粘性および使用感等の点で洗浄剤組成物とし
て十分満足のできるものではなかった。
これらの欠点を補う手段として、結晶の析出防止のた
めに、ラウロイメチルアラニンナトリウムやポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム等の添加剤の
配合が良好とされており、また粘度の向上のために硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル酢酸ナトリウム、α−オレフィ
ンスルホン酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウ
ム等の添加剤の配合が良好とされている。
しかし、これらの添加剤には添加比率に制限があり、
例えば、ラウロイルメチルアラニンナトリウムやポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムを配合し
た場合、モノまたはジアルキルリン酸エステル塩に対す
る濃度比率が高ければ粘性が低下し、濃度比率が低けれ
ば水との分離が生じてしまう。
従って、添加比率を設定しなければならず、実用に供
する場合にも、満足のいく高粘度の洗浄剤組成物は存在
しなかった。
そこで、長期にわたり品質が安定し、かつ皮膚刺激性
の少ない、高粘度の洗浄剤組成物の開発が望まれてい
た。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、上記の課題を解決すべく洗浄剤組成物
について鋭意検討を行った結果、モノまたはジアルキル
リン酸のカリウム塩、モノまたはジアルキルリン酸のア
ルカノールアミン塩、モノまたはジアルキルリン酸、ポ
リオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムおよ
び中性無機塩を含んだ洗浄剤組成物、ならびにモノまた
はジアルキルリン酸のカリウム塩、モノまたはジアルキ
ルリン酸のアルカノールアミン塩、モノまたはジアルキ
ルリン酸、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ
トリウム、中性無機塩およびキトサンを含んだ洗浄剤組
成物が、高粘度の洗浄剤組成物となり、該洗浄剤組成物
は長期にわたって品質が安定していることを見い出し、
本発明を完成するに至った、 すなわち本発明は以下に示すごとくである。
(1)モノまたはジアルキルリン酸のカリウム塩、モノ
またはジアルキルリン酸のアルカノールアミン塩、モノ
またはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウムおよび中性無機塩を含んでなる
洗浄剤組成物。
(2)モノまたはジアルキルリン酸のカリウム塩、モノ
またはジアルキルリン酸のアルカノールアミン塩、モノ
またはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウムおよび中性無機塩を含んでなる
ペースト状の弱酸性洗浄剤組成物。
(3)モノまたはジアルキルリン酸のカリウム塩、モノ
またはジアルキルリン酸のアルカノールアミン塩、モノ
またはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル硫酸ナトリウム、中性無機塩およびキトサンを
含んでなる洗浄剤組成物。
(4)組成比率が、モノまたはジアルキルリン酸のカリ
ウム塩7〜28部、モノまたはジアルキルリン酸のアルカ
ノールアミン塩9〜35部、モノまたはジアルキルリン酸
1〜3部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナ
トリウム2〜10部、中性無機塩1〜4部およびキトサン
0〜5部、であり、これに多価アルコールおよび/また
は水を加えて、全体を100部とすることを特徴とする洗
浄剤組成物。
以下、(1)、(2)、(3)および(4)の洗浄剤
組成物をまとめて本発明の洗浄剤組成物という。
本発明の洗浄剤組成物は、例えば以下のようにして得
ることができる。
モノまたはジアルキルリン酸にアルカノールアミン水
溶性および水酸化カリウム水溶液を加えて中和を行い、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、
さらに中性無機塩を加え、均一に混合することにより、
また必要に応じてキトサンを添加することにより、高粘
度の弱酸性洗浄組成物を得ることができる。
さらに具体的に説明するならば、モノまたはジアルキ
ルリン酸10〜35部に必要に応じて水および/またはグリ
セリンを加え、水酸化カリウム1〜5部に相当する水溶
液を加える。次にアルカノールアミン2〜12部を加え、
この混合物にポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
ナトリウム3〜11部を加え、続いて中性無機塩1〜4部
を加える。
この時、必要に応じてキトサン1〜3重量部を加え
て、分散、溶解せしめても良い。
ここに、さらにグリセリンおよび/または水を加えて
全体を100部になるように均一に混合調製することによ
り、本発明の洗浄剤組成物を得ることができる。
中和をする時に用いる水酸化カリウム水溶液およびア
ルカノールアミン水溶液の混合比率は、安定な粘性の洗
浄剤組成物を得るために重要であって、水酸化カリウム
の比率が全アルカリ量の35〜65%であることが適当であ
る。
さらに好ましい比率は、水酸化カリウムが全アルカリ
量の50〜60%である。
なお、上記の全アルカリ量とは、水酸化カリウムおよ
びアルカノールアミンのことであり、水酸化カリウムが
全アルカリ量の40%ならば、アルカノールアミンは60%
である。
また上記の範囲で中和された混合物に対し、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウムを加える
が、これは結晶の析出を防止する目的で加えるのであ
り、この目的が達成される他の例としてはラウロイルメ
チルアラニンナトリウムが挙げられる、またこの場合、
加える量としては重量比として3〜16部程度が適当であ
る。
次に、加える中性無機塩として、塩化ナトリウム、硫
酸ナトリウム等が具体例として挙げられるが、塩化ナト
リウムが最も適当である。
以上の如く操作を行い、均一に混合することにより、
高粘度の弱酸性洗浄剤組成物を得る。
さらにこの際、過剰のモノまたはジアルキルリン酸と
反応させて安定な状態の洗浄剤組成物を得るために、キ
トサンを加えることもできる。この場合キトサンは、モ
ノまたはジアルキルリン酸の重量を100とした時に1〜1
0部が適当である。
なお、本発明の洗浄剤組成物は下記に示すような、一
般的に用いられている各種添加剤を加えても、なんらさ
し支えない。
ポリカチオン、セタノール、ステアリルアルコール、
ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、ホホバアル
コール等の高級アルコール。
ソルビトール、グリセリン等の多価アルコール。
乳糖、ペクチン等の糖類。
タルク、カオリン、クレー、二酸化チタン、無水ケイ
酸、ゼオライト、ベントナイト、デキストリン、セルロ
ース系粉末、セリサイト粉末、アルギン酸プロピレング
リコールエステルおよびアミノ酸類。
着色剤として染料および顔料。
殺菌防腐剤としてパラオキシ安息香酸エステル類、イ
ソプロピルメチルフェノール等。
なお本明細書でいうところの弱酸性とは、pH範囲とし
て5〜7をいうものである。
またアルカノールアミンは、具体的にはトリエタノー
ルアミン、ジイソプロパノールアミン等が挙げられる
が、トリエタノールアミンがもっとも好適である。
アルキルリン酸のアルキルは、炭素数10から16までの
ものが適当であり、具体的にはラウリルリン酸等が挙げ
られる。
次に本発明の洗浄剤組成物が、安定性に優れた、皮膚
に対する刺激の少ない弱酸性洗浄剤であるということを
実験例を挙げて説明する。
実験例1 <試料の作成> 実験に用いた試料は、以下のようにして作成した。
なお、試料(L)〜(O)が本発明の洗浄剤組成物で
ある。
・試料(A)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部およびトリエタノールアミン10.0部相当量をビーカー
に秤りとり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌
し、均一とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部を
加え、さらに全体が100.0部となるだけの水を加えて、
室温になるまで撹拌を続け均一とし、試料(A)とし
た。
・試料(B)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部およびトリエタノールアミン10.0部相当量をビーカー
に秤りとり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌
し、均一とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部を
加え、さらに全体が100.0部となるだけの水を加え、こ
れに塩化ナトリウム2.0部を加えて室温になるまで撹拌
を続け均一とし、試料(B)とした。
・試料(C)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部およびトリエタノールアミン10.0部相当量をビーカー
に秤りとり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌
し、均一とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部、
キトサン1.0部を加え、さらに全体が100.0部となるだけ
の水を加え、これに塩化ナトリウム2.0部を加えて室温
になるまで撹拌を続け均一とし、試料(C)とした。
・試料(D)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部および水酸化カリウム4.0部相当量をビーカーに秤り
とり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌し、均一
とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部を加え、さ
らに全体が100.0部となるだけの水を加え、室温になる
まで撹拌を続け均一とし、試料(D)とした。
・試料(E)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部および水酸化カリウム4.0部相当量をビーカーに秤り
とり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌し、均一
とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部を加え、さ
らに全体が100.0部となるだけの水を加え、これに塩化
ナトリウム2.0部を加え、室温になるまで撹拌を続け均
一とし、試料(E)とした。
・試料(F)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部および水酸化カリウム4.0部相当量をビーカーに秤り
とり、温湯水で80〜85℃まで加温しながら撹拌し、均一
とした後に徐冷し、50℃になった時点でポリオキシエチ
レンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部およびキト
サン1.0部を加え、さらに全体が100.0部となるだけの水
を加え、これに塩化ナトリウム2.0部を加え、室温にな
るまで撹拌を続け均一とし、試料(F)とした。
・試料(G)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、全体
が100.0部となるだけの水を加え、これに塩化ナトリウ
ム2.0部を加え、室温になるまで撹拌を続け均一とし、
試料(G)とした。
・試料(H)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、さら
に全体が100.0部となるだけの水を加え、これに塩化ナ
トリウム2.0部を加え、室温になるまで撹拌を続け均一
とし、試料(H)とした。
・試料(I)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、50℃
になった時点でキトサン1.0部を加えて、さらに全体が1
00.0部となるだけの水を加え室温になるまで撹拌を続け
均一とし、試料(I)とした。
・試料(J)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、50℃
になった時点でポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウム5.0部を加えて、さらに全体が100.0部とな
るだけの水を加え室温になるまで撹拌を続け均一とし、
試料(J)とした。
・試料(K)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、50℃
になった時点でポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウム5.0部およびキトサン1.0部を加えて、さら
に全体が100.0部となるだけの水を加え室温になるまで
撹拌を続け均一とし、試料(K)とした。
・試料(L)の作成 後記実施例1で示した洗浄剤組成物を試料(L)とし
て用い、実施例1で示した方法により作成した。
・試料(M)の作成 モノまたはジアルキルリン酸20.0部、グリセリン20.0
部、水酸化カリウム1.2部およびトリエタノールアミン
6.0部相当量をビーカーに秤りとり、温湯水で80〜85℃
まで加温しながら撹拌し、均一とした後に徐冷し、50℃
になった時点でポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸ナトリウム5.0部およびキトサン1.0部を加えて、さら
に全体が100.0部となるだけの水を加えて、これに塩化
ナトリウム2.0部を加えて、室温になるまで撹拌を続け
均一とし、試料(M)とした。
・試料(N)の作成 後記実施例2で示した洗浄剤組成物を試料(N)とし
て用い、実施例2で示した方法により作成した。
・試料(O)の作成 後記実施例3で示した洗浄剤組成物を試料(O)とし
て用い、実施例3で示した方法により作成した。
<実験方法および結果> 上記のように調製した試料(A)〜(O)に対して、
それぞれ温度条件を5〜40℃に繰り返し冷却〜加温し、
無色透明瓶に密栓して保存した。
上記試料の組成の一覧および2カ月後の結果を第1表
に示す。
(ただし第1表において、リン酸はモノまたはジアルキ
ルリン酸、Gはグリセリン、KOHは相当する水酸化カリ
ウム水溶液、TEAはトリエタノールアミン、界はポリオ
キシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム《試料
(N)の場合はラウロイルメチルアラニンナトリウ
ム》、NaClは塩化ナトリウムを示す。) また、試料(N)においては、表に示した以外にセタ
ノール1.0部、イソプロピルメチルフェノール0.1部、香
料0.5部、無水ケイ酸1.0部および二酸化チタン1.0部を
加え、試料(O)においては、表に示した以外にパラオ
キシ安息香酸メチル0.2部を加えた。) なお、結果の記号は以下の状態を示す。
×:上層または下層に透明層を生じ、分離またはワック
スの結晶の析出が大きく、層は不安定。
○:粘度やや低下するものの、分離なく安定。
◎:粘度低下も少なく、ペースト状を保ち、分離なく、
安定性良好。
以上の結果から、本発明の洗浄剤組成物である(L)
および(M)は、安定性に優れているということが確認
された。
また、本発明の洗浄剤組成物は弱酸性であり、皮膚の
pH変動に影響を与えにくいことから、pH変化によって影
響を受けやすい皮膚の人にも安全性の高い組成物であ
る。
[発明の効果] 本発明の効果を以下に列挙する。
モノまたはジアルキルリン酸塩特有の穏和な脱脂力に
よる洗浄性、豊かな泡立ちを有し、洗浄後は良好なさっ
ぱりした感触に仕上げる。
pHが弱酸性であることにより、皮膚のpH変動に影響を
与えにくく、皮膚刺激が小さく、皮膚に対するpHの負荷
が少ない。
高粘性であり、使用性が向上しているばかりでなく、
長期にわたって品質が安定している。
他の洗浄剤原料や、添加物との相溶性が良好であり、
状態を均一に保つ事ができる。
従って上記の発明の効果から本発明の洗浄剤組成物
は、顔、身体用の洗浄物組成物として有用である。
次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する
が、本発明はこれにより何等制限されるものではない。
実施例1 モノまたはジラウリルリン酸20.0部にグリセリン20.0
部を加え、続いてトリエタノールアミン6.0部を加え
て、80〜85℃まで加温し、さらに水酸化カリウム1.2部
に相当する水溶液を加え、均一とした。次にポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部相当量
を加えた後、全体が100.0部となるだけの水を加え、撹
拌を続けながら室温まで冷却し、続いて塩化ナトリウム
1.5部を加え、さらに防腐剤としてパラオキシ安息香酸
メチル0.2部を加えることによって、10%水溶液のpHが
5.93である洗浄剤組成物を得た。
実施例2 モノまたはジラウリルリン酸15.0部にセタノール1.0
部を加え、続いてトリエタノールアミン3.0部を加え
て、80〜85℃まで加温し、さらに水酸化カリウム1.2部
に相当する水溶液を加え、均一とした。次にラウロイル
メチルアラニンナトリウム5.0部相当量を加えた後、全
体が100.0部となるだけの水を加え、撹拌を続けながら
室温まで冷却た。続いて塩化ナトリウム1.5部を加え、
防腐剤としてイソプロピルメチルフェノール0.2部、さ
らに香料0.5部を添加し、撹拌し均一にし、無水ケイ酸
1.0部、二酸化チタン1.0部を均一に分散させることによ
って、10%水溶液のpHが5.96である洗浄剤組成物を得
た。
実施例3 モノまたはジラウリルリン酸30.0部にグリセリン25.0
部を加え、続いてトリエタノールアミン6.0部を加え
て、80〜85℃まで加温し、さらに水酸化カリウム3.4部
に相当する水溶液を加え、均一とした。次にポリオキシ
エチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム5.0部相当量
を加えた後、全体が100.0部となるだけの水を加え、撹
拌を続けながら室温まで冷却し、続いて塩化ナトリウム
2.5部を加え、さらにキトサン2.0部を加えて溶解させ、
防腐剤としてパラオキシ安息香酸メチル0.2部を加える
ことによって、10%水溶液のpHが6.13である洗浄剤組成
物を得た。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A61K 7/00 - 7/50 C11D 1/00 - 1/34

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モノまたはジアルキルリン酸のカリウム
    塩、モノまたはジアルキルリン酸のアルカノールアミン
    塩、モノまたはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレン
    アルキルエーテル硫酸ナトリウムおよび中性無機塩を含
    んでなる洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】モノまたはジアルキルリン酸のカリウム
    塩、モノまたはジアルキルリン酸のアルカノールアミン
    塩、モノまたはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレン
    アルキルエーテル硫酸ナトリウムおよび中性無機塩を含
    んでなるペースト状の弱酸性洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】モノまたはジアルキルリン酸のカリウム
    塩、モノまたはジアルキルリン酸のアルカノールアミン
    塩、モノまたはジアルキルリン酸、ポリオキシエチレン
    アルキルエーテル硫酸ナトリウム、中性無機塩およびキ
    トサンを含んでなる洗浄剤組成物。
  4. 【請求項4】組成比率が、モノまたはジアルキルリン酸
    のカリウム塩7〜28部、モノまたはジアルキルリン酸の
    アルカノールアミン塩9〜35部、モノまたはジアルキル
    リン酸1〜3部、ポリオキシエチレンアルキルエーテル
    硫酸ナトリウム2〜10部、中性無機塩1〜4部およびキ
    トサン0〜5部であり、これに多価アルコールおよび/
    または水を加えて、全体を100部とすることを特徴とす
    る洗浄剤組成物。
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