JPH0782140A - 真珠光沢液体洗浄剤組成物 - Google Patents

真珠光沢液体洗浄剤組成物

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JPH0782140A
JPH0782140A JP22845693A JP22845693A JPH0782140A JP H0782140 A JPH0782140 A JP H0782140A JP 22845693 A JP22845693 A JP 22845693A JP 22845693 A JP22845693 A JP 22845693A JP H0782140 A JPH0782140 A JP H0782140A
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JP
Japan
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detergent composition
liquid detergent
liquid
present
component
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JP22845693A
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English (en)
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Hiroaki Sone
洋明 曾根
Toshinao Ukiana
俊直 浮穴
Masaki Itabashi
正毅 板橋
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記成分(A)、(B)、(C)及び
(D); (A)陰イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤、 (B)次の一般式(1) R1OCOCH2CH2COOR2 (1) (式中、R1 、R2 は、同一又は異なって、炭素数14
〜24の直鎖アルキル基を示す)で表わされるコハク酸
ジエステル、 (C)糖系非イオン性界面活性剤、 (D)水、 を含有する真珠光沢液体洗浄剤組成物。 【効果】 液感と泡立ちを損なうことなく、美しい真珠
光沢を呈するものであり、しかも高温安定性に優れるも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真珠光沢液体洗浄剤組成
物に関し、さらに詳しくは優れた真珠様の外観及び液感
並びに豊かな泡立ちを有する液体洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】身体や
毛髪を洗浄する際に使用される液体製品、例えばシャン
プーは、消費者に好印象を与えるものが要求される。そ
こで、高級感を現出させるため、洗浄剤組成物に真珠様
の光沢を付与する試み、例えばエチレングリコールジス
テアレートの使用(欧州特許第181773号)、直鎖
状ジカルボン酸ジエステルの使用(特開昭57−675
10号)等がなされてきている。
【0003】しかし、これら従来の洗浄剤において得ら
れている真珠光沢は、均一でなかったり、均一であった
としても彩やかさに欠けていて、未だ満足のいくものと
はいい難い。とくに低刺激性のアルキルポリグリコシド
を配合した洗浄剤への真珠光沢の付与は困難を極めてい
た。
【0004】そこで、優れた真珠光沢を有し、低刺激
で、かつ良好な液感及び豊かな泡立ちをもたらす液体洗
浄剤組成物の開発が望まれていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる実
情に鑑み鋭意検討した結果、陰イオン又は両性界面活性
剤と糖系非イオン性界面活性剤とを含み、さらにコハク
酸ジエステルを配合してなる液体洗浄剤組成物が、優れ
た真珠光沢を有し、かつ良好な液感及び泡立ちをもたら
すものであることを見出し、本発明を完成するに至っ
た。
【0006】すなわち、本発明は、下記成分(A)、
(B)、(C)及び(D); (A)陰イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤、 (B)次の一般式(1) R1OCOCH2CH2COOR2 (1) (式中、R1、R2 は、同一又は異なって、炭素数14
〜24の直鎖アルキル基を示す)で表わされるコハク酸
ジエステル、 (C)糖系非イオン性界面活性剤、 (D)水、 を含有することを特徴とする真珠光沢液体洗浄剤組成物
を提供するものである。
【0007】本発明に使用される成分(A)の陰イオン
性界面活性剤としては、例えばパラフィンスルホネー
ト、α−オレフィンスルホネート、ポリオキシエチレン
アルキルサルフェート、アルキルカルボキシレート、ア
ルキルベンゼンスルホネート、モノ又はジアルキルホス
フェート、アルキロイルイセチオネート等のサルフェー
ト、スルホネート、カルボキシレート及びホスフェート
並びにそれらの塩が挙げられる。ここで用いられる塩と
してはナトリウム、カリウム等の金属塩;アンモニウム
塩、モノエタノールアンモニウム塩、ジエタノールアン
モニウム塩、トリエタノールアンモニウム塩等の有機ア
ンモニウム塩等が好ましい。
【0008】成分(A)の両性界面活性剤としては、例
えばイミダゾリウムベタイン、カルボベタイン、スルホ
ベタイン等のベタイン系の活性剤が挙げられる。
【0009】成分(A)は、陰イオン性界面活性剤の一
種又は二種以上を使用しても、両性界面活性剤の一種又
は二種以上を使用しても、また両者のそれぞれ一種又は
二種以上を混合して使用してもよい。なかでもポリオキ
シエチレンラウリルサルフェートナトリウム塩、ポリオ
キシエチレンミリスチルサルフェートナトリウム塩、ポ
リオキシエチレンパルミチルサルフェートナトリウム塩
が好ましい。
【0010】成分(A)は本発明組成物に好ましくは5
〜50重量%(以下、単に「%」で示す)、とくに好ま
しくは15〜20%配合される。
【0011】本発明に使用される成分(B)のコハク酸
ジエステルは前記式(1)で表わされるが、好ましい具
体例としてコハク酸ジミリスチル、コハク酸ジステアリ
ル、コハク酸ミリスチルステアリル等が挙げられる。
【0012】成分(B)は本発明組成物中に好ましくは
0.5〜10%、とくに好ましくは2〜10%配合され
る。
【0013】本発明に使用される成分(C)の糖系非イ
オン性界面活性剤としては、例えば下記一般式(2) R3O(R4O)nGm (2) (式中、R3 は炭素数8〜18のアルキル基、アルキル
フェニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒドロキシアル
キルフェニル基を示し、R4 は炭素数2〜4のアルキル
基を示し、Gは炭素数5又は6の還元糖由来基を示し、
nは0〜5の数を示し、mは1〜3の数を示す)で表わ
される多糖類が挙げられる。これらのうち、好ましい例
としては、上記式中、R3 が炭素数9〜11のアルキル
基、アルキルフェニル基、ヒドロキシアルキル基又はヒ
ドロキシアルキルフェニル基であって、かつn=0であ
る多糖類が挙げられる。
【0014】成分(C)は本発明組成物に好ましくは2
〜30%、とくに好ましくは2〜15%配合される。
【0015】本発明に使用される成分(D)の水は、本
発明組成物に好ましくは30〜80%、とくに好ましく
は45〜80%配合される。
【0016】本発明の真珠光沢液体洗浄剤組成物を製造
するには、まず、成分(A)の一部、(B)の全部、
(C)の一部及び(D)の一部を混合し、濃縮物を調製
する。濃縮物全体を100%としたときの好ましい配合
割合は、(A)3〜30%、(B)7〜55%、(C)
3〜20%、(D)30〜65%である。これらの割合
で混合することにより美しい真珠光沢を有する濃縮物が
得られる。
【0017】上記濃縮物を調製する際の加熱温度は成分
(B)の融点以上、好ましくは該融点より約10℃以上
高温とする。このとき、攪拌速度は、とくに限定される
ものではないが、例えば10〜100rpm 程度の低速回
転攪拌で十分であり、また、攪拌時間も、とくに限定さ
れないが、作業性の点から5〜60分、とくに20〜4
0分間が好ましい。
【0018】上記工程を経ることにより、成分(B)が
溶解し、液は乳化状態となる。次いで、徐々に冷却し、
最終液温を10〜40℃、好ましくは20〜30℃程度
とする。これにより成分(B)が結晶化し、液全体が美
しい真珠光沢を有するようになる。
【0019】このようにして得られた真珠光沢濃縮物
に、成分(A)の残部、(C)の残部及び(D)の残部
を混合し、本発明の液体洗浄剤組成物を得る。
【0020】本発明の液体洗浄剤組成物には、前記成分
(A)、(B)、(C)及び(D)の他に、必要に応
じ、本発明の効果を損なわない範囲で、一般に洗浄剤に
使用される界面活性剤;グリセリン、プロピレングリコ
ール、エタノール、尿素等の溶解補助剤;水溶性高分
子、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、食塩等の
増粘剤;パラベン等の防腐剤;BET等の酸化防止剤;
シリコーン等の感触向上剤;高級脂肪酸モノエタノール
アミド;アミンオキサイド等の増泡剤;さらに付加的に
色素、香料、抗フケ剤、消炎剤、ビタミン類、植物エキ
ス、タンパク質及びその誘導体若しくはその分解物等を
配合することができる。
【0021】本発明の液体洗浄剤組成物は、毛髪洗浄
用、身体洗浄用等に好適に使用でき、所望により、液状
(ローション状)、ペースト状、ゲル状等種々の剤型に
することができる。pHは、必要により、酸又はアルカリ
を用いて4〜10、より好ましくは5.5〜7.5に調
整される。
【0022】
【発明の効果】本発明の液体洗浄剤組成物は、液感と泡
立ちを損なうことなく、美しい真珠光沢を呈するもので
あり、しかも高温においても良好な安定性を示すもので
ある。
【0023】
【実施例】以下に本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0024】実施例1及び比較例1〜5 表1に組成を示す洗浄剤組成物を次の様にして調製し
た。すなわち、コハク酸ジステアリル2%、デシルポリ
グリコシド(AG−10LK;花王(株)製)2%(比
較例1〜3については、0%)、ポリオキシエチレンラ
ウリルサルフェートナトリウム塩(エマール20CM−
S、花王(株)製)3%、ヤシ脂肪酸モノエタノールア
ミド0.4%、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソ
ルビタン(160E.O.)(レオドールTW−IS3
99、花王(株)製)0.8%(比較例1,3について
は、それぞれ0.4%,0.8%)、水6%を80℃位
で加熱混合によって乳化状態とし、次いで、徐々に冷却
し最終液温を10〜40℃にし濃縮物を得た。これを、
残りの全成分を室温で混合した化合物中に添加、混合し
た。得られた組成物のそれぞれについて(1)外観、
(2)高温安定性、(3)液感及び(4)泡量について
それぞれ以下に示す評価方法に従い評価した。結果を併
せて表1に示す。なお、(1)外観において劣るもの
は、他の項目についての評価を行なわなかった。
【0025】(1)外観の評価 100ml容の透明ガラス容器に試料を入れ、肉眼にて外
観を以下の基準により評価した。なお、試料に気泡の混
入しているものについては、遠心分離により脱泡した。 (評価基準) ◎:均一な真珠様の光沢が認められ、しかも彩やかであ
る。 ○:均一な真珠様の光沢が認められる。 △:真珠様の光沢が認められるが不均一である。 ×:光沢が認められない。
【0026】(2)高温安定性の評価 透明ガラス容器に試料を入れ、密閉し、50℃の恒温槽
中に一か月保存した後、試料の分離の有無、成分の凝集
の有無を下記基準により肉眼観察した。 (評価基準) ○:有意な変化が認められない。 ×:相分離、成分の凝集、真珠光沢の消失等の異常が認
められる。
【0027】(3)液感の評価 手に試料をのせ、片方の手で試料を触り、下記基準によ
り官能評価した。 (評価基準) ○:感触が良好である。 △:普通。 ×:感触が好ましくない。
【0028】(4)泡量 25gの毛巾に温水(40℃)を含ませた後、洗浄剤組
成物0.5gをつけ、約2分間しごき、その泡量を下記
基準により官能評価した。 (評価基準) ◎:よく泡立つ。 ○:普通。 △:やや泡立ちが悪い。 ×:泡立ちが悪い。
【0029】
【表1】
【0030】表1に示す結果より明らかなように、本発
明品は成分(C)を欠く比較品に比べ、良好な真珠光沢
を示すとともに、高温安定性及び泡立ちにおいても良好
なものであった。さらに、成分(A)又は(B)を欠く
ものは、良好な真珠光沢を示さなかった。
【0031】実施例2〜8 表2に組成を示す洗浄剤組成物を次の様にして調製し
た。すなわち、表中に示す濃度のコハク酸ジステアリ
ル、デシルポリグリコシド(AG−10LK、花王
(株)製)2%、ポリオキシエチレンラウリルサルフェ
ートナトリウム塩(エマール20CM−S、花王(株)
製)3%、ラウリン酸2%、トリステアリン酸ポリオキ
シエチレンソルビタン(160E.O.)(レオドール
TW−IS399、花王(株)製)0.8%、水18%
を80℃位で加熱混合によって乳化状態とし、次いで、
徐々に冷却し最終液温を10〜40℃にし濃縮物を得
た。これを、残りの全成分を室温で混合した混合物中に
混合した。得られた洗浄剤組成物を実施例1と同様に評
価した。結果を併せて表2に示す。
【0032】
【表2】
【0033】表2に示す結果より明らかなように、本発
明品は成分(B)及び(C)の広い添加量範囲において
良好な性能を示すことがわかる。
【0034】実施例9〜12 表3に組成を示す洗浄剤組成物を次の様にして調製し
た。すなわち、コハク酸ジエステル2%、デシルポリグ
リコシド(AG−10LK、花王(株)製)2%、ポリ
オキシエチレンラウリルサルフェートナトリウム塩(エ
マール20CM−S、花王(株)製)3%、水6%を8
0℃位で加熱混合によって乳化状態とし、次いで、除去
に冷却し最終液温を10〜40℃にし濃縮物を得た。こ
れを、残りの全成分を室温で混合した混合物中に添加、
混合した。得られた洗浄剤組成物を実施例1と同様に評
価した。結果を併せて表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】表3に示す結果より明らかなように、本発
明品は広範なコハク酸ジエステル種について良好な性能
を示すことがわかる。
【0037】実施例13〜14 表4に組成を示す洗浄剤組成物を次の様にして調製し
た。すなわち、コハク酸ジステアリル2%、デシルポリ
グリコシド(AG−10LK、花王(株)製)2%、ポ
リオキシラウリルサルフェートナトリウム塩(エマール
20CM−S、花王(株)製)3%、ラウリン酸2%、
トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン(16
0E.O.)(レオドールTW−IS399、花王
(株)製)0.8%、水6%を80℃位で加熱混合によ
って乳化状態とし、次いで、徐々に冷却し最終液温を1
0〜40℃にし濃縮物を得た。これを、残りの全成分を
室温で混合した混合物中に添加、混合した。得られた洗
浄剤組成物を実施例1と同様に評価した。結果を併せて
表4に示す。
【0038】
【表4】
【0039】表4に示す結果より明らかなように、本発
明品はメチルポリシロキサンの添加により一層鮮やかな
真珠光沢を示すことがわかる。
【0040】比較例6〜9 表5に組成を示す洗浄剤組成物を次の様にして調製し
た。すなわち、表中に示す濃度のエチレングリコールジ
ステアレート、デシルポリグリコシド(AG−10L
K、花王(株)製)2%、ポリオキシエチレンラウリル
サルフェートナトリウム塩(エマール20CM−S、花
王(株)製)3%、ヤシ脂肪酸モノエタノールアミド
0.4%、トリステアリン酸ポリオキシエチレンソルビ
タン(160E.O.)(レオドールTW−IS39
9、花王(株)製) 0.8%、水6%を80℃位で加
熱混合によって乳化状態とし、次いで、徐々に冷却し最
終液温を10〜40℃にし濃縮物を得た。これを、残り
の全成分を室温で混合した混合物中に添加、混合した。
得られた洗浄剤組成物を実施例1と同様に評価した。結
果を併せて表5に示す。
【0041】
【表5】
【0042】表5に示す結果より明らかなように、成分
(B)に代えエチレングリコールジステアレートを使用
した本比較品はいずれも、真珠光沢を示すことがなかっ
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分(A)、(B)、(C)及び
    (D); (A)陰イオン性界面活性剤又は両性界面活性剤、 (B)次の一般式(1) R1OCOCH2CH2COOR2 (1) (式中、R1 、R2 は、同一又は異なって、炭素数14
    〜24の直鎖アルキル基を示す)で表わされるコハク酸
    ジエステル、 (C)糖系非イオン性界面活性剤、 (D)水、 を含有することを特徴とする真珠光沢液体洗浄剤組成
    物。
JP22845693A 1993-09-14 1993-09-14 真珠光沢液体洗浄剤組成物 Pending JPH0782140A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997046209A1 (de) * 1996-05-30 1997-12-11 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Wässrige perlglanzkonzentrate
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