JPS6019728B2 - 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料 - Google Patents

改良されたクリ−ム状皮膚化粧料

Info

Publication number
JPS6019728B2
JPS6019728B2 JP53111861A JP11186178A JPS6019728B2 JP S6019728 B2 JPS6019728 B2 JP S6019728B2 JP 53111861 A JP53111861 A JP 53111861A JP 11186178 A JP11186178 A JP 11186178A JP S6019728 B2 JPS6019728 B2 JP S6019728B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
fatty acid
polyoxyethylene
composition
higher fatty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP53111861A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5538333A (en
Inventor
勝彦 吉田
幹男 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP53111861A priority Critical patent/JPS6019728B2/ja
Publication of JPS5538333A publication Critical patent/JPS5538333A/ja
Publication of JPS6019728B2 publication Critical patent/JPS6019728B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、長期保存しても高級脂肪酸のパール状結晶を
析出したり、軟化、感触等の変化なく、極めて安定であ
り、かつ良好な感触を与え、均一安定に乳化したクリー
ム状の皮膚化粧料に関する。
従来、ステアリン酸等の高級脂肪酸を棚砂、トリェタノ
ールアミン等の塩基と反応乳化して均一に乳化した忍白
色のクリームは、時間がたっとともにパール状の結晶が
析出してパール状の光沢を呈し、また軟化したり触感が
わろくなることがよく知られている。
このような製品は、経日によって外観及び感触が徐々に
変化して行くため、翁用者に不一挟感とわるし、イメー
ジを与え、また別異の製品であるかの如く受けとられる
場合が多い。一方べへニン酸は、皮膚に対する刺激が少
ないために、最近化粧品原料として使用されるようにな
ってきたが、ステアリン酸よりもパール状結晶が析出し
やすいために、パール様光沢を商品に与えたい場合に用
いられることが化粧品原料基準(薬事日報社発行)に記
述されている。本発明者等は、ステアリン酸等の高級脂
肪酸を含有する乳白色クリームの前記欠点を改良せんと
して鋭意研究した結果、特定量のべへニン酸を、特定の
油性物質と共存使用しかつ特定の非イオン界面活性剤と
高級アルコール硫酸ェステル塩を併用して乳化する場合
は、均一安定に乳化して長期保存時に起りやすいパール
状結晶の析出、硬度変化、感触の劣化を未然に防止し、
優れたクリーム状皮ー浄化粧料が得られることを見出し
、本発明を完成した。
本発明の目的は、長期保存しても高級脂肪酸のパール状
結晶の析出や硬度変化、感触劣化を起すことなく極めて
安定であり、しかも皮雌に対して刺激なく、フィーリン
グの良好な感触を与えるクリーム状乳化皮肘化粧料を提
供することにある。
すなわち本発明は、主体成分として含有する油性物質が
炭素数14〜18の直鎖状高級脂肪酸、炭素数14〜2
2の高級アルコール、液状炭化水素及びべへニン酸で、
乳化剤がポリオキシェチレングリセリルモノ高級脂肪酸
ェステル、ポリオキシェチレンモノ高級脂肪酸ェステル
、ポリオキシェチレンーポリオキシプロピレン高級アル
キルェーテル、ポリオキシェチレン高級アルキルフェニ
ルヱーテルからなる群から選択された少なくとも一つの
非イオン界面活性剤と高級アルコール硫酸ェステル塩で
あり、そしてべへニン酸含有量が前記高級脂肪酸の重量
に対して25〜6増量量%で、かつ高級アルコール硫酸
ェステル塩の含有量が前記直鏡状高級脂肪酸の重量に対
して2〜25重量%であることを特徴とする改良された
クリーム状皮膚化粧料である。以下、本発明の実施の態
様を詳説する。
本発明に使用する炭素数14〜18の直鎖状高級脂肪酸
としては、例えばミリスチン酸、ステアリン酸、バルミ
チン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等を挙げること
ができる。
該道鎖状高級脂肪酸の使用量は、組成物の重量に対して
2〜15重量%、好ましくは4〜1箱重量%である。
炭素数14〜22の高級アルコールとしては、例えば、
セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルア
ルコール、ミリスチルアルコール、イソステアリルアル
コール、べへニルアルコール、2ーヘキシルデカノール
、2一オクチルドデカノール、2ーヘブチルウンデカノ
ール等を挙げることができる。
該高級アルコールの使用量は組成物の重量に対して0.
1〜7.0重量%、好ましくは0.5〜5.0重量%で
ある。
尚、炭素数が1沙〆下の脂肪族アルコールでは刺激性が
強く、乳化性がわるい。
次に液状炭化水素としては、流動パラフィン、スクワラ
ン、プリスタン等が好ましいものとして例示することが
できる。
液状炭化水素の使用量は、組成物の重量に対して3〜5
の重量%、好ましくは5〜45重量%である。
べへニン酸の含有量は、前記高級脂肪酸の含有量(重量
)に対して25〜6の車量%。
好ましくは30〜55重量%である。べへニン酸の含有
量が、前記高級脂肪酸の重量に対して25重量%よりも
少ないと、長期保存時にパ−ル状結晶を析出しやすく、
感触がわろくなりやすい。また60重量%よりも多くな
ると長期保存時にパール状結晶を析出しやすく、硬度変
化を起しやすいので好ましくない。尚、この場合、アラ
キン酸やりグノセリン酸等類縁高級脂肪酸をべへニン酸
の代りに使用しても長期保存時のパール状結晶の析出、
感触変化等の欠点を改良することができず、べへニン酸
による作用効果の特異性は著しい。乳化剤として使用す
る非イオン界面活性剤の、ポリオキシェチレングリセリ
ルモノ高級脂肪酸ェステルとしては、例えば、ポリオキ
シェチングリセリルモノオレート(EO=5〜20モル
)、ポリオキシヱチレングリセリルモノステアレート(
EO=5〜20モノ)、ポリオキシエチレングリセリン
オリーブ油脂肪酸ェステル(EO=5〜20モル)、ポ
リオキシェチレングリセリン植物油脂肪酸ェステル(E
O=5〜30モル)、ポリオキシエチレングリセリン牛
脂硬化油脂肪酸ェステル(EO=5〜20モル)、等が
、ポリオキシェチレンモノ高級脂肪酸ェステルとしては
、例えば、ポリオキシェチレンモノウラレート(EO=
5〜20モル)、ポリオキシエチレンモノステアレート
(EO=1〜60モル)、ポリオキシエチレンモノオレ
ート(EO=2〜15モル)、ポリオキシェチレントー
ル油脂肪酸エステル(EO=5〜60モル)、ポリオキ
シエチレンモノミリステート(EO=1〜50モル)、
ポリオキシエチレンモノパルミテート(EO=5〜50
モル)、ポリオキシエチレンモノ9,10−ジヒドロキ
システアレート(EO=5〜50モル)等が好ましいも
のとして例示される。
ポリオキシェチレンーポリオキシプロピレン高級アルキ
ルェーテルとしては、例えば、ボリオキシエチレンーポ
リオキシプoピレンセチルエーナル(EO=1〜20モ
ル)、PO=1〜10モル)、ポリオキシエチレンーポ
リオキシプロピレンべへニルエーテル(EOニ1〜25
モル)POニ1〜10モル)、等がポリオキシェチレン
アルキルフェニルェーテルとしては、例えば、ポリオキ
シェチレンノニルフエニルエーテル(EO=2〜30モ
ル)、ポリオキシエチレンオクチルフエニルエーテル(
EO=2〜30モル)等が好ましいものとして例示され
る。
(但し、これらのものに限定されるものではない。)前
記の非イオン界面活性剤は一種または二種以上組合せて
使用される。その使用量は組成物重量に対して0.5〜
5.の重量%、好ましくは1.0〜4.の重量%である
。高級アルコール硫酸ェステル塩は、 一般式 ROS03A (式中でRは炭素数12〜22のアルキ基またはアルケ
ニル基、Aはナトリウム、カリウム、NH4、アルカノ
ールアミンである)で示されるものであって、例えばラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ミリス
チル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ステアリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸トリェタノールアミン
等が特に好ましいものとして例示される。
高級アルコール硫酸ェステル塩は一種または二種以上組
合せて使用される。その使用量は、直鎖状高級脂肪酸の
重量に対して2.0〜25.の重量%、好ましくは4〜
2の重量%である。2.の重量%よりも少ないと乳化性
がわるくなり、25重量%よりも多くなると乳化性、感
触及び長期保存時にパール状の結晶が析出しやすくなる
ので好ましくない。
水の使用量は、組成物重量に対して通常30〜90重量
%、好ましくは40〜8の重量%である。本発明のクリ
ーム状化粧料は、前記の主体構成成分の他に香料、着色
剤(染料、顔料)、防腐剤等の慣用添加成分が通常添加
使用されるが、必要に応じてプロピレングリコール、グ
リセリン、ジグリセリン等の公知の保温剤を添加するこ
ともできる。本発明のクリーム状皮膚化粧料は、前記の
油性物質(高級脂肪酸、高級アルコール、液状炭化水素
、べへニン酸、)と非イオン界面活性剤等を約70〜8
000に加熱溶解した後、この油相に、高級アルコール
硫酸ェステル等を溶存した水相を礎投下に混合乳化し、
冷却過程で香料を添加する等の公知の乳化方法を適用し
て製造される。
本発明のクリーム状皮階化粧料は、油性物質が、実質的
に前記特定の高級脂肪酸、高級アルコール、べへニン酸
及び液状炭化水素から構成され、特定の非イオン界面活
性剤と高級アルコ−ル硫酸ェステルによって均一安定に
乳化された美麗な乳白色のクリーム状を形成しており、
パール状光沢を与えやすし、べへニン酸と高級アルコー
ル硫酸ェステルによって長期保存しても高級脂肪酸のパ
ール状結晶の析出、パール状光沢の生成、硬度変化、軟
化等を全く生起することなく、安定性に著しく優れてお
り、使用に際してはフィーリングの良い感触を与え、刺
激なく、伸びが良い等、商品価値の高いものであって、
例えばファンデーションクリーム、マッサージクリーム
、スキンクリーム、バニシングクリーム、中性クリーム
、コールドクリーム、ハンドクリーム等として極めて有
用である。
以下本発明の実施例について詳述する。
実施例に示す%とは重量%を、部とは重量部を意味する
実施例 1 (1)組 成 成 分 本発明 上燈蛾日1 上雌汐ll2
■ステアリン酸 3部 3部 4.5部■バ
ルミチン酸 3 3 4.5■べへニン酸
3■流動パラフィン 6 6 6■セ
チルアルコール 4 3 3 ■ボリオキシエチレ ングリセリルモノ 2 2 2 ステアレート (E。
ニ15モル)■セチノ術瀞酸ナトリゥム 1 1
1■蜜 ロ ウ 3■香 料
0.5 0.5 0.5■防 腐 剤
適量 適 量 適量■ 水 78.5 78
.5 78.5外 観 本発明 比較例1 比較例2
1ヵ月後義務定・鰭鞍右由簿鰭流 6ヵ月 向上案霧毎尊宏治 向 上 1年後 同 上 同 上 向 上 蹄轍感角虫 脇 不良、 不良、(1年保有所
後)変化をし 著しく変化 著しく変化硬度製造直後
11.0 10.0 10.01ヵ月後 1
0.5 6.5 4.51年後 10.0
5.0 3.0■ 製造法1 成分の■、
■、■、■、■と■又は■を80℃に加熱して、櫨梓混
合して油相を得た。
2 この油相に成分■及び■を含有する水溶液(80つ
0)の水相を添加して燈拝しながら乳化する。
3 この乳化物を60ooに冷却して成分■を添加混合
し、20qCまで冷却して各バニシングクリームを製造
した。
{3} 各乳化物(バニシングクリーム)の保存安定性
、使用時の感触及び硬度特性以上の結果から明らかなよ
うに、本発明のべへニン酸を含有したバニシングクリー
ムは、べへニン酸を含有しない比較例1及び比較例2の
各バニシングクリームに比較して、長期保存時の安定性
及び使用時の感触が著しく優れている。
実施例 2 ‘1’組成 本発明1 本発明2 本発明3 比較例1 比較例21
.ステアリン酸 10 5 1
2 10 72.べへニン酸
4.5 1.3 7.2 2
53.セチルアルコール 1.5
3.5 1.0 1.5
1.54.ポリオキシエチレンモノラ 3
3.5 2.5 3 3ウレー
トくEO=10モル)5.流動パラフィン
10 10 15 10 106.
セチル硫酸ナトリウム 0.7 0.5
1.5 0.7 0.77.香
料 0.5 0.5
0.5 0.5 0.58.防 腐 剤
適 量 適 量 適 量 適
量 適 量9. 水 69.8
75.7 60.3 71.8 71.8■
製造法1 成分の■、■、■、■及び■を8000に
加熱して蝿拝混合して油相を得た。
2 この油相に成分の■及び■を含有する水溶液(8ぴ
C)の水相を添加して、蝿拝しながら乳化する。
3 この乳化物を6ぴ0に冷却して成分■を添加*
混合して、2ぴ0まで冷却して各中性クリームを得た。
‘3’ 各乳化物(中性クリーム)の保存安定性、使用
時の感触及び硬度特性■外 観 本発明1 本発
明2 本発明3 比較例1 比較例21ヵ月後
均一安定 均一安定 均一安定 多量のパール 少
量のパ−ノレ異常ナシ 異常ナシ異常ナシ 状結晶析出
状結晶析出6ヵ月後 同上 向上 同上 向上
案霧建窯富、泰出・年後 向上同上同上 同上 同上■
便界宅年の姿感舞 良鰹好卒不毛変良好・不変良好・不
変不良・著変 不良・著変■硬 度製造直後 1
5.5 14 16 15.0
171ヵ月後 14‐5 13 15
7 111年後 13.5
12 14 5 8以上の結果
から明らかなように、べへニン酸の添加量が、直鎖状高
級脂肪酸(ステアリン酸)の重量に対して25〜6の重
量%の場合は、均一安定で長期保存してもパール状結晶
の析出、硬度変化、感触変化を起すことなく、乳白美麗
は外観を呈し、良好な感触を与える中性クリームが得ら
れる。
しかしながらべへニン酸の添加量が前記範囲外にあると
きは、1カ月後にパール状結晶が析出し、わるし、感触
を与え、保存すると感触変化、硬度変化を起すので好ま
しくない。実施例 3 ポリオキシエチレングリセリルモノステアレートの代り
に、ポリオキシェチレングリセリルモノオレート(EO
=15モル)(船.1)、ポリオキシエチレンモノオレ
ート(EOは10モル)(No.2)ボリオキシエチレ
ンーポリオキシプロピレンセチルエーテル(EOは20
モル)(POは1モル)(No.3)、ポリオキシエチ
レンノニルフエニルエーテル(EOは10モル)(No
.4)を夫々使用する他は実施例1の本発明と同様に行
なった。
得られた各バニシングクリームの外観保存安定性、使用
時の感触、硬度は次の通りである。
項目クリ−ム詩諾3脇.1 豚2 豚.3 脇
.4(1)外 観,力月後 異鞍琴亭向左 向左向左
6ヵ月後 同上共趨き言同左向左 1生後 同上向上異鞍害毒同左 (2癌酸霧渋状ナな同左同左向左 (3硬度 製造直後 10.5 11.0 10.0 11.51
ヵ月後 10.0 10.5 9.5 11.01年
後 10.0 10.0 9.0 10.5実施例
4tl’組成 成 分 本発明1 本発明2 上燈姿例‐1■
ステアリン酸 5部 12.2部 20部■べへニ
ン酸 1.3 7.8 −■セチルアルコ−
ル 5 1 1■ボリオキシエチレングリセ
リルモノ 2 0.6 0.6ステアレー
トく1580> ■ボリオキシユチレ ンモノラワレート 1 0.6 0.6く
3080)■流動パラフィン 30 12
12■セチル疏種功ナトリウム 0.3 1■ト
リエタノールアミン − − 0.5◎苛
性ヵリ 0.2■香
料 05 05 05■防腐剤
適量 適量 適量■ 水 52.9 64
.3 64.6(2} 製造法1 成分の■、■、■
、■と■又は■とを80qoに加熱して損梓下に混合し
、油相を得た。
2 この油相に、成分の■、■、■、■及び■を含む8
0こ○の水溶液(水相)を添加して蝿梓下に乳化する。
3 この乳化物を60qoまで冷却して成分の■を添加
混合し、20午0まで冷却してクリームを得た。{3}
クリームの外観、保存安定性、使用時の感触および硬
度特性本発明1 本発明2 上協姿例1 0仇 観 ,力月後 均 安定 均 安定 多量のパ−ノレ異状
ナシ 異状ナシ 状結晶を析出6カ月後 同上 同上
同上 12ヵ月後 同上 向上 向上 (机駅轍轍 豚 鯛 不良 く1年保有内後)変化ナシ 変化ナシ 著しく変3ヒ(
3硬 度製造直後 12 14 15 1ヵ月後 11 14 9 12ヵ月後 10 13 6 上記の如く、べへニン酸をステアリン酸(直鎖状高級脂
肪酸)の重量に対して25〜6の重量%添加することに
よって(実施例2の本発明と同様に)、均一安定で長期
保存してもステアリン酸のパール状結晶の析出、硬度変
化、感触の変化等を起すことなく、外観感触の良好なク
リームを得ることができる。
更にべへニン酸及び高級アルコール硫酸ェステルを使用
することなく、塩基性物質を使用する場合は、パール状
結晶の析出、感触変化、硬度変化を防止することができ
ない。比較実施例 1 セチル硫酸ナトリウム1部の代りにトリェタノールアミ
ン0.5部と苛性カリ0.あ部を使用し、かつ水を64
.6部使用する他は実施例4の本発明2と同様に行なっ
た。
得られたクリームは、1カ月放置後に多量のパール状結
晶を析出し、感触は非常にわろく、硬度は製造直後で1
ふ1カ月後には7.0に低下した。
このように、高級アルコール硫酸ェステルの代りに塩基
性物質を添加しても、パール状結晶の析出、感触変化、
硬度変化を防止することができず、本発明の目的を達成
することができない。実施例 5ボリオキシエチレンモ
ノラウレート(EOは10モル)の代りに、ポリオキシ
ェチレンモノオレート(EOは10モル)(No.1)
、ポリオキシエチレングリセリルモノステアレート(E
Oは15モル)(No.2)、ポリオキシエチレンーポ
リオキシプロピレンーセチルエ−テル(EOは20モル
)(PO=1モル)(No.3)、ポリオキシエチレン
ノニルフエニルェーテル(EOは10モル)(No.4
)を夫々使用する他は、実施例2の本発明2と同様に行
った。
その結果、得られた各中性クリームは、何れも均一、安
定な乳化物であり、1カ月、6カ月及び1年保存後も安
定で、外観に何等異状が認められなかった。また1年保
存した各中性クリームの感触も極めて良好で、製造直後
と変化が認められなかつた。また硬度も下記の如く、大
きな変化がなかった。
中性クリーム 製造直後 1ヵ月後 1年後〃柊.1
11.5 11.0 1 ○‐0
″6.2 1 2.0 11.0
1 0.0修.3 1 0.5
9.5 9.0〃6.4 11.0
1 0.5 1 0.0実施例 6ポリオ
キシエチレンモノラウレート(EOは10モル)の代り
にポリオキシェチレンモノオレート(EOは10モル)
(M.1)、ポリオキシエチレングリセリルモノステア
レート(EOは15モル)(M.2)、ポリオキシエチ
レンーポリオキシプロピレンーセチルエーテル(EOは
20モル)(PO=1モル)(No.3)、ポリオキシ
エチレンノニルフエニルェール(EOは10モル)(N
o.4)を夫々使用する他は、実施例2の本発明3と同
様に行なった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主体成分として含有する油性物質が炭素数14〜1
    8の直鎖状高級脂肪酸、炭素数14〜22の高級アルコ
    ール、液状炭化水素及びベヘニン酸で、乳化剤がポリオ
    キシエチレングリセリルモノ高級脂肪酸エステル、ポリ
    オキシエチレンモノ高級脂肪酸エステル、ポリオキシエ
    チレン−ポリオキシプロピレン高級アルキルエーテル、
    ポリオキシエチレンアルキルフエニルエーテルからなる
    群から選択された少なくとも一つの非イオン界面活性剤
    と高級アルコール硫酸エステル塩であり、そしてベヘニ
    ン酸含有量は、前記直鎖状高級脂肪酸の重量に対して2
    5〜60重量%でかつ高級アルコール硫酸エステル塩の
    含有量は前記直鎖状高級脂肪酸の重量に対して2〜25
    重量%であることを特徴とする改良されたクリーム状皮
    膚化粧料。 2 ベヘニン酸が直鎖状高級脂肪酸の重量に対して30
    〜55重量%、含有されている特許請求の範囲第1項記
    載の化粧料。 3 直鎖状高級脂肪酸が、組成物重量に対して2.0〜
    15重量%含有されている特許請求の範囲第1項記載の
    化粧料。 4 炭素数14〜22の高級アルコールが、組成物重量
    に対して0.1〜7重量%含有されている特許請求の範
    囲第1項記載の化粧料。 5 液状炭化水素が組成物重量に対して3〜50重量%
    含有されている特許請求の範囲第1項記載の化粧料。 6 液状炭化水素が、流動パラフイン、スクワラン、プ
    リスタンあるいはそれらの組合せである特許請求の範囲
    第1項記載の化粧料。 7 高級アルコール硫酸エステル塩が、直鎖状高級脂肪
    酸の重量に対して4〜20重量%含有されている特許請
    求の範囲第1項記載の化粧料。 9 高級アルコール硫酸エステル塩が、 一般式 ROSO_3A (式中で、Rは炭素数12〜22のアルキル基またはア
    ルケニル基、Aはナトリウム、カリウム、NH_4、ア
    ルカノールアミンである)で表わされるものである特許
    請求の範囲第1項記載の化粧料。 9 非イオン界面活性剤が、組成物重量に対して0.5
    〜5重量%含有されている特許請求の範囲第1項記載の
    化粧料。 10 水が、組成物重量に対して30〜90重量%含有
    されている特許請求の範囲第1項記載の化粧料。
JP53111861A 1978-09-11 1978-09-11 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料 Expired JPS6019728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53111861A JPS6019728B2 (ja) 1978-09-11 1978-09-11 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP53111861A JPS6019728B2 (ja) 1978-09-11 1978-09-11 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5538333A JPS5538333A (en) 1980-03-17
JPS6019728B2 true JPS6019728B2 (ja) 1985-05-17

Family

ID=14571990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53111861A Expired JPS6019728B2 (ja) 1978-09-11 1978-09-11 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6019728B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019729B2 (ja) * 1978-10-13 1985-05-17 株式会社資生堂 化粧用水中油型乳化組成物
JPS6025183B2 (ja) * 1979-06-07 1985-06-17 株式会社資生堂 多価アルコ−ル中油型乳化組成物
JPS57149212A (en) * 1981-03-10 1982-09-14 Toyo Chem Kk Pearly luster imparting agent for cosmetic, and its preparation
JPS615014A (ja) * 1984-06-18 1986-01-10 Lion Corp 皮膚化粧料
JPS6147408A (ja) * 1984-08-13 1986-03-07 Pola Chem Ind Inc 皮膚化粧料
JPH0752352B2 (ja) * 1988-06-23 1995-06-05 ヤマハ株式会社 ソフトペダル効果装置
ES2185497B1 (es) 2001-07-30 2004-03-16 Kao Corp Sa Composiciones nacarantes acuosas concentradas.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5538333A (en) 1980-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4536519A (en) Emulsifying agent and emulsified cosmetics
KR100417365B1 (ko) 계면활성제조성물
DE102007014991B4 (de) Cremeartige Hautreinigungszusammensetzung
JPS62502192A (ja) 真珠光沢シャン−プおよびその製法
EP0227012B1 (en) Gel-like emulsion and o/w emulsions obtained from the gel-like emulsion
JPH10513179A (ja) ロール・オン発汗抑制組成物
WO1998014559A1 (en) Mild cleansing bar compositions
JP2003095956A (ja) 微細エマルション組成物
US5362418A (en) Gel-like emulsion and O/W emulsion obtained from the gel-like emulsion
US3471624A (en) Method of preparing a cosmetic formulation useful as a facial mask
DE69919737T2 (de) Pumpfähige wässrige zusammensetzungen mit hohem feststoffgehalt und hohem anteil an monoalkylphosphatestersalz
JPS6019728B2 (ja) 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料
EP0062352B1 (en) Soap composition
JPS59161309A (ja) 乳化化粧料
JP4173962B2 (ja) 真珠光沢を有する洗浄剤組成物および分散性良好な真珠光沢濃縮物
JPS6026365B2 (ja) 弱酸性乳化化粧料
JPS6338969B2 (ja)
JPS58128311A (ja) 耐温性の良い可溶化剤及び可溶化方法
JPS6140202B2 (ja)
JPS6338970B2 (ja)
JP3565320B2 (ja) 無機塩含有水中油型乳化組成物
JPS6019727B2 (ja) 改良されたクリ−ム状皮膚化粧料
JPH0717494B2 (ja) 浴用剤
JPS58166925A (ja) 乳化組成物
JPS62226921A (ja) 皮膚洗浄剤組成物