JP2003231608A - 皮膚化粧料 - Google Patents

皮膚化粧料

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JP2003231608A
JP2003231608A JP2002026435A JP2002026435A JP2003231608A JP 2003231608 A JP2003231608 A JP 2003231608A JP 2002026435 A JP2002026435 A JP 2002026435A JP 2002026435 A JP2002026435 A JP 2002026435A JP 2003231608 A JP2003231608 A JP 2003231608A
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acid
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alcohol
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Kenichi Sugimoto
憲一 杉本
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Kanebo Ltd
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】のびが軽く、さっぱりとし、清涼感を有し、べ
たつかずに滑らかな肌感触が得られ、かつ経時安定性に
優れた皮膚化粧料を提供する。 【解決手段】ゲル化剤と、平均分子量が2000〜40
000であるポリエチレングリコールと、アルコール2
0〜80質量%とを含有する皮膚化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は皮膚化粧料に関し、
さらに詳しくは、のびが軽く、さっぱりとし、清涼感を
有し、べたつかずに滑らかな肌感触が得られ、かつ安定
性に優れた皮膚化粧料に関する。 【0002】 【従来の技術】カルボキシビニルポリマーのゲル化剤
は、化粧料の領域において極めて幅広く利用されてい
る。その代表的な用途としては、増粘効果による透明系
及びO/W乳化系の安定性向上や粘度調整の為に配合さ
れている。これらゲル化剤は、皮膚化粧料においては重
要な構成成分であるが、皮膚化粧料としての総合的な使
用感触は、ゲル化剤により大きく左右され、特に近年、
全般的にさっぱりした使用感のスキンケア化粧料が好ま
れる傾向があるため、皮膚化粧料においては、油分が配
合されないか、または油分の配合量が少ないゲル化剤を
用いた皮膚化粧料が非常に多くなってきている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カルボ
キシビニルポリマー等のゲル化剤を用いた皮膚化粧料
は、塗布時ののびが重かったり、塗布時に垂れ落ちを生
じたり、また塗布後肌になじんで水分が揮散するときに
ゲル化剤に起因するべたつきが生じる等の大きな欠点を
有していた。 【0004】これらの欠点に対して、様々な試みがなさ
れており、例えば、特開平10−245318号公報に
は、カルボキシビニルオリマーと凝固点が35℃以上の
ポリエチレングリコールとを用いたゲル化組成物が開示
されており、のびや指取れ性は改善されているが、さっ
ぱり感やべたつきに関しては充分満足するレベルには至
っていない。また、特開2001−122756号公報
には、カルボキシビニルポリマーと、油剤物質とポリエ
チレングリコールとからなる外用ゲル化乳化物が開示さ
れており、多少のべたつきの改善はされているものの、
油剤の配合により塗布後のべたつきを軽減した場合、ジ
ェルの透明性が著しく損なわれるという問題点を有し、
十分満足すべきレベルには至っていない。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明者は、斯かる実情
に鑑み鋭意検討した結果、ゲル化剤と、特定分子量のポ
リエチレングリコールと、20.0〜80.0質量%の
アルコールとを含有する皮膚化粧料がのびが軽く、さっ
ぱりとし、清涼感を有し、べたつかずに滑らかな肌感触
が得られ、かつ安定性に優れていることを見出し、本発
明を完成するに至った。 【0006】すなわち、本発明は、ゲル化剤と、平均分
子量が2000〜40000であるポリエチレングリコ
ールと、アルコール20.0〜80.0質量%とを含有
する皮膚化粧料を提供するものである。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 【0008】本発明に用いられるするゲル化剤として
は、特に限定されるものではなく、化粧料において用い
られているものを広く用いることができ、例えば、アル
キルアクリル酸−アクリル酸共重合体、カルボキシビニ
ルポリマー、ポリアクリル酸アミド等が挙げられる。ア
ルキルアクリル酸−アクリル酸共重合体は、PEMUL
EN(B.F.グッドリッチケミカル社製)の商品名で
市販されており、カルボキシビニルポリマーは、カーボ
ポール(B.F.グッドリッチケミカル社製)、ハイビ
スワコー(和光純薬社製)、シンタレン(3V SIG
MA社製)の商品名で市販されており、ポリアクリル酸
アミドは、セピゲル(セピック社製)の商品名で市販さ
れているものがある。これらゲル化剤の中でも、透明
性、塗布時のさっぱりとした使用感及び乾燥時のべたつ
きが少なさから、アルキルアクリル酸−アクリル酸共重
合体が好ましい。 【0009】これらゲル化剤は、一種または二種以上を
混合して用いることができ、ゲル化剤の配合量は組成物
全量に対して好ましくは、0.05〜5.0質量%であ
り、更に好ましくは、0.1〜2.0質量%である。
0.05質量%未満では、粘性がなく、安定性上問題が
あり、また5.0質量%を越えると不溶性の沈殿が生じ
たり、使用上、のびや付きが悪く好ましくない。 【0010】また、これらゲル化剤は、中和剤とともに
用いられることが通常であり、例えば、中和剤として
は、ジイソプロパノールアミン、トリエタノールアミン
等のアルカノールアミン類、アンモニア、水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、塩基性アミノ酸類(リジン、ア
ルギニン等)、塩基性ポリペプチド等が挙げられる。中
和剤の配合量は、使用したゲル化剤の種類によって変わ
るが、通常ゲル化剤に対して0.2〜5倍の比率で配合
される。 【0011】また、これらのゲル化剤は、製造装置や容
器等から2価の金属イオンが混入することによって粘度
低下を起こすために、金属イオン封鎖剤とともに用いら
れることが通常であり、例えば、1−ヒドロキシエタン
−1,1−ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−
1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、クエン酸ナト
リウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウ
ム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、
コハク酸、エデト酸等が挙げられる。金属イオン封鎖剤
の配合量は、通常組成物全量に対して、0.001〜
1.0質量%であり、好ましくは、0.01〜0.5質
量%である。 【0012】本発明に用いられるポリエチレングリコー
ルは、平均分子量が2000〜40000を示すポリエ
チレングリコールである。ポリエチレングリコールは種
々のグレードが市販されているが、具体的な例を挙げる
と、ポリエチレングリコール2000、ポリエチレング
リコール3350、ポリエチレングリコール3000、
ポリエチレングリコール4000、ポリエチレングリコ
ール4500、ポリエチレングリコール6000、ポリ
エチレングリコール8000、ポリエチレングリコール
10000、ポリエチレングリコール20000、ポリ
エチレングリコール25000、ポリエチレングリコー
ル35000、ポリエチレングリコール40000等を
挙げることができる。これらの中でも、塗布時のさっぱ
り感及び乾燥時のべたつきが少なさから、平均分子量が
4000〜25000のものが好ましい。 【0013】また、本発明に係るポリエチレングリコー
ルの配合量は、組成物全量に対して、好ましくは0.1
〜20.0質量%であり、さらに好ましくは、0.5〜
5.0質量%である。0.1質量%未満では、さっぱり
感やべた付きがあり、また20.0質量%を越えると、
皮膚表面が白浮きする場合があり好ましくない。 【0014】本発明においては、一種または二種以上の
低級アルコールが配合され、低級アルコールとしては、
例えば、メタノール,エタノール,イソプロピルアルコ
ール,n−プロピルアルコール,t−ブチルアルコー
ル,s−ブチルアルコールが挙げられる。これらの中で
も、エタノール、イソプロピルアルコールが匂い及び刺
激性の面で好ましい。低級アルコールの含有量は、組成
物全量に対して、20.0〜80.0質量%であり、よ
り好ましくは30.0〜70.0質量%である。20.
0質量%未満では、使用時のさっぱり感に劣り、80.
0質量%を超えると得られる組成物が白濁したり、経時
安定性が低下してしまう。 【0015】本発明の皮膚化粧料には、上記必須構成成
分の他に必要に応じ、一般的に化粧料に配合される各種
成分を配合することができる。それらの成分としては、
例えば、油分、界面活性剤、保湿剤、高級アルコール、
金属イオン封鎖剤、天然または合成高分子、水溶性また
は油溶性高分子、紫外線吸収剤、血行促進剤、各種抽出
液、無機または有機顔料、無機または有機粘土鉱物、金
属石鹸処理もしくはシリコーンで処理された無機または
有機顔料、有機染料等の色剤、防腐剤、酸化防止剤、色
素、増粘剤、pH調整剤、香料、冷感剤、制汗剤、殺菌
剤、皮膚賦活剤等が挙げられる。具体的には、以下に列
挙した配合成分の一種または二種以上を任意に配合して
常法により目的の皮膚化粧料を製造することが可能であ
る。 【0016】油分としては、例えば、マカデミアナッツ
油、コメヌカ油、ホホバ油、胚芽油、トウモロコシ油、
オリーブ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、ナタ
ネ油、卵黄油、ゴマ油、アボガド油、ツバキ油、タート
ル油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ
油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、トリグ
リセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミ
チン酸グリセリン、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ
油、パーム油脂、パーム核油、モクロウ核油、硬化油、
モクロウ、硬化ヒマシ油、綿ロウ、カルナウバロウ、ベ
イベリーロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、ミ
ツロウ、カンデリラロウ、カポックロウ、酢酸ラノリ
ン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イ
ソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホ
バロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、ラノリンアルコ
ールエーテル誘導体、ラノリンアルコール誘導体、コレ
ステロールエーテル、ラノリン脂肪酸誘導体、水素添加
ラノリンアルコールエーテル、流動パラフィン、セレシ
ン、オゾケライト、パラフィン、スクワレン、プリスタ
ン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワッ
クス等が挙げられる。 【0017】親油性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンモノイソス
テアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビ
タンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペ
ンタ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタ
ン、テトラ−2−エチルヘキシル酸ジグリセロールソル
ビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂
肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレ
イン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α,
α’−オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノ
ステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグ
リセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコ
ール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化
ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げ
られる。 【0018】親水性非イオン界面活性剤としては、例え
ば、ポリオキシエチレン(以下、POE と記し、ポリ
オキシプロピレンをPOPと記する)ソルビタンモノオ
レエート、POEソルビタンモノステアレート、POE
ソルビタンモノオレート、POEソルビタンテトラオレ
エート等のPOEソルビタン脂肪酸エステル類、POE
グリセリンモノステアレート、POEグリセリンモノイ
ソステアレート、POEグリセリントリイソステアレー
ト等のPOEグリセリン脂肪酸エステル類、POEソル
ビットモノラウレート、POEソルビットモノオレエー
ト、POEソルビットペンタオレエート、POEソルビ
ットモノステアレート等のPOEソルビット脂肪酸エス
テル類、POEモノオレエート、POEジステアレー
ト、POEモノジオレエート、システアリン酸エチレン
グリコール等のPOE脂肪酸エステル類、POEラウリ
ルエーテル、POEオレイルエーテル、POEステアリ
ルエーテル、POEベヘニルエーテル、POEオクチル
ドデシルエーテル、POEコレスタノールエーテル等の
POEアルキルエーテル類等のPOEアルキルフェニル
エーテル類、プルロニック等のプルアロニック型類、P
OE・POPセチルエーテル、POE・POP2−デシ
ルテトラデシルエーテル、POE・POPモノブチルエ
ーテル、POE・POP水添ラノリン、POE・POP
グリセリンエーテル等のPOE・POPアルキルエーテ
ル類、テトロニック等のテトラPOE・テトラPOPエ
チレンジアミン縮合物類、POEヒマシ油、POE硬化
ヒマシ油、POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、
POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、POE硬化
ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジ
エステル、POE硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOEヒ
マシ油硬化ヒマシ油誘導体、POEソルビットミツロウ
等のPOEミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジ
エタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、
脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミ
ド、POEプロピレングリコール脂肪酸エステル、PO
Eアルキルアミン、POE脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸
エステル、POEノニルフェニルホルムアルデヒド縮合
物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオ
レイルリン酸等が挙げられる。 【0019】アニオン界面活性剤としては、例えば、ラ
ウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸K等の高級アルキ
ル硫酸エステル塩、POEラウリル硫酸トリエタノール
アミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエ
ーテル硫酸エステル塩、セッケン用素地、ラウリン酸ナ
トリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケ
ン、ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサ
ルコシン酸、N−ミリストイル−N−メチルタウリンナ
トリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリッドナトリウム、
ラウリルメチルタウリッドナトリウム等の高級脂肪酸ア
ミドスルホン酸塩、POEオレイルエーテルリン酸ナト
リウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エ
ステル塩、ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナト
リウム、モノラウロイルモノエタノールアミドPOEス
ルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリ
コールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩
等のアルキルベンゼンスルホン酸塩、N−ラウロイルグ
ルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミ
ン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン
酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、硬化
ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸
エステル硫酸エステル塩、ロート油等の硫酸化油、PO
Eアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリル
エーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、
高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸
エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステ
ル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリ
ウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノー
ルアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。 【0020】カチオン界面活性剤としては、例えば、塩
化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ラウリルト
リメチルアンモニウム等のアルキルトリメチルアンモニ
ウム塩、塩化ジステアリルジメチルアンモニウムジアル
キルジメチルアンモニウム塩、塩化ポリ(N,N’−ジ
メチル−3,5−メチレンピペリジニウム),塩化セチ
ルピリジニウム等のアルキルピリジニウム塩、アルキル
四級アンモニウム塩、アルキルジメチルベンジルアンモ
ニウム塩、アルキルイソキノリニウム塩、ジアルキルモ
リホニウム塩、POEアルキルアミン、アルキルアミン
塩、ポリアミン脂肪酸誘導体、アミルアルコール脂肪酸
誘導体、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム等
が挙げられる。 【0021】両性界面活性剤としては、例えば、2−ウ
ンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシ
メチル)−2−イミダゾリンナトリウム、2−ココイル
−2−イミタゾリニウムヒドロキサイド−1−カルボキ
シエチロキシ2ナトリウム塩等のイミダゾリン系両性界
面活性剤、2−ヘプタデシル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウ
リルジメチルアミノ酢酸ベタイン、アルキルベタイン、
アミドベタイン、スルホベタイン等のベタイン系界面活
性剤等が挙げられる。 【0022】保湿剤としては、例えば、プロピレングリ
コール、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、キ
シリトール、ソルビトール、マルチトール、コンドロイ
チン硫酸、ヒアルロン酸、ムコイチン硫酸、カロニン
酸、アテロコラーゲン、コレステリル−12−ヒドロキ
システアレート、乳酸ナトリウム、胆汁酸塩、dl−ピ
ロリドンカルボン酸塩、短鎖可溶性コラーゲン、ジグリ
セリン(エチレンオキサイド)プロピレンオキサイド付
加物等が挙げられる。 【0023】高級アルコールとしては、例えば、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコー
ル、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレ
イルアルコール、セトステアリルアルコール等の直鎖ア
ルコール、モノステアリルグリセリンエーテル(バチル
アルコール)、2−デシルテトラデシノール、ラノリン
アルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキ
シルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチ
ルドデカノール等の分枝鎖アルコール等が挙げられる。 【0024】水溶性高分子としては、例えば、アラアビ
アガム、トラガカントガム、ガラクタン、グアガム、キ
ャロブガム、カラヤガム、カラギーナン、ペクチン、カ
ンテン、クインスシード(マルメロ)、アルゲコロイド
(カッソウエキス)、デンプン(コメ、トウモロコシ、
バレイショ、コムギ)、グリチルリチン酸等の植物系高
分子、キサンタンガム、デキストラン、サクシノグルカ
ン、プルラン等の微生物系高分子、コラーゲン、カゼイ
ン、アルブミン、ゼラチン、カルボキシメチルデンプ
ン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系
高分子、メチルセルロース、ニトロセルロース、エチル
セルロース、メチルヒドロキシプロピルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、セルロース硫酸ナトリウ
ム、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム(CMC)、結晶セルロース、セ
ルロース末等のセルロース系高分子、アルギン酸ナトリ
ウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のア
ルギン酸系高分子、ポリビニルアルコール、ポリビニル
メチルエーテル、ポリビニルピロリドン等のビニル系高
分子、POE・POP共重合体共重合系高分子、ポリア
クリル酸ナトリウム、ポリエチルアクリレート、ポリア
クリルアミド等のアクリル系高分子、ポリエチレンイミ
ン、カチオンポリマー、ベントナイト、ケイ酸AlMg
(ビーガム)、ラポナイト、ヘクトライト、無水ケイ酸
等が挙げられる。 【0025】紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミ
ノ安息香酸 (以下PABAと略す)、PABAモノグリ
セリンエステル、N,N−ジプロポキシPABAエチル
エステル、N,N−ジエトキシPABAエチルエステ
ル、N,N−ジメチルPABAエチルエステル、N,N
−ジメチルPABAブチルエステル等の安息香酸系紫外
線吸収剤;ホモメンチル−N−アセチルアントラニレー
ト等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;アミルサリシレ
ート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレー
ト、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベ
ンジルサリシレート、p−イソプロパノールフェニルサ
リシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤;オクチルシ
ンナメート、エチル−4−イソプロピルシンナメート、
メチル−2,5−ジイソプロピルシンナメート、エチル
−2,4−ジイソプロピルシンナメート、メチル−2,
4−ジイソプロピルシンナメート、プロピル−p−メト
キシシンナメート、イソプロピル−p−メトキシシンナ
メート、イソアミル−p−メトキシシンナメート、オク
チル−p−メトキシシンナメート(2−エチルヘキシル
−p−メトキシシンナメート)、2−エトキシエチル−
p−メトキシシンナメート、シクロヘキシル−p−メト
キシシンナメート、エチル−α−シアノ−β−フェニル
シンナメート、2−エチルヘキシル−α−シアノ−β−
フェニルシンナメート、グリセリルモノ−2−エチルヘ
キサノイル−ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系
紫外線吸収剤;2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン2
−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン−5−スルホン酸
塩、4−フェニルベンゾフェノン等のベンゾフェノン系
紫外線吸収剤等が挙げられる。 【0026】血行促進剤としては、例えば、ノニル酸ワ
レニルアミド、ニコチン酸ベンジルエステル、ニコチン
酸β−ブトキシエチルエステル、カプサイシン、ジンゲ
ロン、カンタリスチンキ、イクタモール、カフェイン、
タンニン酸、α−ボルネオール、ニコチン酸トコフェロ
ール、イノシトールヘキサニコチネート、シクランデレ
ート、シンナリジン、トラゾリン、アセチルコリン、ベ
ラパミル、セファランチン、γ−オリザノール等が挙げ
られる。 【0027】その他薬剤成分としては、例えば、ビタミ
ンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシ
ット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチ
ン酸アミド、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ア
ルコルビン酸リン酸マグネシウム、2−O−α−D−グ
ルコピラノシル−L−アスコルビン酸、ビタミンD2
(エルゴカシフェロール)、dl−α−トコフェロー
ル、酢酸dl−α−トコフェロール、パントテン酸、ビ
オチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエ
ストラジオール等のホルモン;アルギニン、アスパラギ
ン酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロ
イシン、トリプトファン等のアミノ酸;アラントイン、
アズレン等の抗炎症剤、アルブチン等の美白剤、;酸化
亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L−メントール、カンフ
ル等の清涼剤やイオウ、塩化リゾチーム、塩化ピリドキ
シン等が挙げられる。 【0028】各種の抽出液としては、例えば、ドクダミ
エキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコ
ソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボ
ンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタ
エキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエ
キス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、
レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ
根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキ
ス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカン
バーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッ
サエキス、ニンジンエキス、マロニエエキス、モモエキ
ス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハ
マメリスエキス、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シル
ク抽出液、甘草エキス等が挙げられる。 【0029】本発明の皮膚化粧料の剤型としては、エア
ゾール、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状等様々な剤
型タイプにすることができ、特に剤型を問わない。 【0030】 【発明の効果】本発明の皮膚化粧料は、のびが軽く、さ
っぱりとし、清涼感を有し、べたつかずに滑らかな肌感
触が得られ、かつ安定性に優れたものである。 【0031】 【実施例】以下、本発明を実施例等により、さらに具体
的に説明するが、これらにより本発明の技術的範囲が限
定解釈されるべきものではない。尚、実施例に先立って
各実施例で採用した試験法及び評価法を説明する。 【0032】(1)のび・なじみ 専門パネル10名により、実施例・比較例それぞれの皮
膚化粧料を上腕内側部に塗布し、塗布時におけるのび・
なじみを以下評価項目により評価した。 ◎:のびが軽く、なじみが早いと答えたパネルが8名以
上 ○:のびが軽く、なじみが早いと答えたパネルが6〜7
名 △:のびが軽く、なじみが早いと答えたパネルが3〜5
名 ×:のびが軽く、なじみが早いと答えたパネルが2名以
下 【0033】(2)さっぱり感・清涼感 専門パネル10名により、実施例・比較例それぞれの皮
膚化粧料を上腕内側部に塗布し、塗布後から乾燥過程に
おけるさっぱり感及び清涼感を以下評価項目により評価
した。 ◎:さっぱりして清涼感があると答えたパネルが8名以
上 ○:さっぱりして清涼感があると答えたパネルが6〜7
名 △:さっぱりして清涼感があると答えたパネルが3〜5
名 ×:さっぱりして清涼感があると答えたパネルが2名以
下 【0034】(3)べたつき 専門パネル10名により、実施例・比較例それぞれの皮
膚化粧料を上腕内側部に塗布し、乾燥し始める状態か
ら、乾燥し終わる過程において、べたつきのなさを以下
評価項目により評価した。 ◎:べたつかないと答えたパネルが10名中8名以上 ○:べたつかないと答えたパネルが10名中6〜7名 △:べたつかないと答えたパネルが10名中3〜5名 ×:べたつかないと答えたパネルが10名中2名以下 【0035】(4)経時安定性 実施例・比較例それぞれの皮膚化粧料を50℃の恒温糟
にて静置し、2ヶ月経過した後に、その性状について検
査した。尚、評価基準は、以下のとおりである。 ◎:良好(分離、変色及び粘度低下がない) ×:悪い(分離、変色または粘度低下が発生している) 【0036】実施例1−8、比較例1−8 表1〜表2に示す配合組成のボディローションを常法に
従って調製し、のび・なじみ、さっぱり感・清涼感、べ
たつき、経時安定性を評価した。その結果を併せて表1
〜2に示す。 【0037】 【表1】 【0038】 【表2】【0039】表1から明らかなように、実施例1〜8の
本発明の皮膚化粧料は、本発明の必須成分のいずれかを
含まない比較例1〜8と比較して、明らかにのび・なじ
み、さっぱり感・清涼感、べたつき、経時安定性のいず
れの項目においても優れていた。 【0040】実施例9 下記組成のボディローションを常法により調製した。 組成 配合量% 1)アルキルアクリル酸−アクリル酸共重合体 0.3 (商品名:PEMULEN TR−1、B.F.ク゛ット゛リッチケミカル社製) 2)ポリエチレングリコール(平均分子量:4000) 2.0 3)エタノール 40.0 4)エデト酸二ナトリウム 0.05 5)ジプロピレングリコール 1.0 6)POE(60)硬化ヒマシ油 0.1 7)トリエタノールアミン 0.25 8)L−メンチルグリセリルエーテル 0.1 9)カロットエキス 0.5 10)シルク抽出液 0.5 11)レモンエキス 0.4 12)香料 微 量 13)精製水 残 余 (製造方法)成分1及び成分13の一部を室温にて均一
に混合溶解し、成分2〜12及び成分13の残部を室温
にて溶解したものを添加し、均一に混合分散する。 【0041】実施例10 下記組成のローションを常法により調製した。 組成 配合量% 1)アルキルアクリル酸−アクリル酸共重合体 0.5 (商品名:PEMULEN TR−1、B.F.ク゛ット゛リッチケミカル社製) 2)カルボキシビニルポリマー 0.1 (商品名:シンタレンK、3Vシグマ社製) 3)ポリエチレングリコール(平均分子量:5000) 3.0 4)エタノール 40.0 5)グリセリン 0.5 6)1,3−ブチレングリコール 0.5 7)トリエタノールアミン 0.5 8)ソルビタンモノオレイルエステル 1.0 9)ジメチルポリシロキサン(6cs) 0.5 10)エデト酸二ナトリウム 0.1 11)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 0.5 12)イソステアリルアルコール 1.0 13)アロエ抽出液 1.0 14)香料 0.02 15)精製水 残 余 (製造方法)成分1〜2及び成分15の一部を室温にて
均一に混合溶解し、成分3〜14及び成分15の残部を
均一に混合溶解したものを加え、ホモミキサーを用いて
均一に混合分散する。 【0042】実施例11 下記組成のひげそり用ジェルを常法により調製した。 組成 配合量% 1)アルキルアクリル酸−アクリル酸共重合体 0.7 (商品名:PEMULEN TR−1、B.F.ク゛ット゛リッチケミカル社製) 2)ポリエチレングリコール(平均分子量:4000) 5.0 3)エタノール 60.0 4)エデト酸二ナトリウム 0.05 5)ソルビット 1.0 6)ポリオキシエチレン変性ジメチルポリシロキサン 0.5 (商品名:シリコンKF−6001、信越化学工業社製) 7)水酸化カリウム 0.2 8)L−メンチルグリセリルエーテル 0.5 9)エデト酸三ナトリウム 0.1 10)メチルポリシロキサン(6cs) 0.1 11)香料 微 量 12)精製水 残 余 (製造方法)成分1及び成分12の一部を室温にて均一
に混合溶解し、成分2〜11及び成分12の残部を室温
にて均一に混合溶解したものを加えて、ホモミキサーを
用いて混合する。 【0043】実施例12 下記組成のマッサージ用ジェルを常法により調製した。 組成 配合量% 1)アルキルアクリル酸−アクリル酸共重合体 0.5 (商品名:PEMULEN TR−1、B.F.ク゛ット゛リッチケミカル社製) 2)カルボキシビニルポリマー 0.1 (商品名:カーボポール980、B.F.ク゛ット゛リッチケミカル社製) 3)ポリエチレングリコール(平均分子量:4000) 5.0 4)エタノール 30.0 4)エデト酸二ナトリウム 0.05 5)1,3−ブチレングリコール 1.0 6)POE(25)セチルエーテル 3.5 7)水酸化ナトリウム 0.2 8)L−メンチルグリセリルエーテル 0.5 9)ジメチルポリシロキサン(100cs) 1.0 10)セチルアルコール 0.5 11)流動パラフィン 2.0 12)香料 微 量 13)精製水 残 余 (製造方法)成分1〜2及び成分13の一部を室温にて
均一に混合溶解し、成分3〜12及び成分13の残部を
室温にて均一に混合溶解したものを加えて、ホモミキサ
ーを用いて混合する。 【0044】実施例9〜12の本発明の皮膚化粧料は、
のび・なじみ、さっぱり感・清涼感、べたつき、経時安
定性のいずれの項目においても優れていた。尚、上気し
た処方に用いた香料は下記のものである。 【0045】 【表3】 【0046】 【発明の効果】上述したとおり、本発明によれば、のび
が軽く、さっぱりとし、清涼感を有し、べたつかずに滑
らかな肌感触が得られ、かつ安定性に優れた皮膚化粧料
を提供できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ゲル化剤と、平均分子量が2000〜4
    0000であるポリエチレングリコールと、アルコール
    20.0〜80.0質量%とを含有する皮膚化粧料。
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