JP2000247127A - 車両用空調装置の制御装置 - Google Patents

車両用空調装置の制御装置

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JP2000247127A
JP2000247127A JP11048334A JP4833499A JP2000247127A JP 2000247127 A JP2000247127 A JP 2000247127A JP 11048334 A JP11048334 A JP 11048334A JP 4833499 A JP4833499 A JP 4833499A JP 2000247127 A JP2000247127 A JP 2000247127A
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Sadao Mochiki
貞夫 持木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車室内温度検出センサが故障した場合にも、
所定時間経過した後も快適な空調制御を実行する。 【解決手段】 センサ故障判定手段によって、車室内温
度検出センサが故障したと判定された場合、車室内温度
推定手段によって、車室内温度検出センサの故障直前に
検出された最後の検出値を、車室内推定温度として出力
すると共に、推定温度変化手段によってこの車室内推定
温度を所定の温度まで変化させることによって、空調制
御の実行に伴って所定の温度まで変化する車室内温度変
化に近似する変化を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、車両用空調装置
において、車室内温度センサが故障した場合でも良好な
空調制御を実行することができる車両空調装置の制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として、特公昭62−309
28号公報に開示される車輛用空気調和装置は、温度セ
ンサの故障を判定する故障判定部と、この故障判定部が
温度センサが故障であると判定した場合に、制御機器の
動作を停止させ、温度センサ故障前の状態にロックする
ようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記車
輛用空気調和装置においては、ウォームアップ又はクー
ルダウン時に、車室内温度検出センサが故障した場合、
ウォームアップ又はクールダウン時の制御に制御機器が
固定されてしまうという不具合が生じる。
【0004】このため、この発明は、車室内温度検出セ
ンサが故障した場合にも、所定時間経過した後も快適な
空調制御を実行することのできる車両用空調装置の制御
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するために手段】したがって、この発明
は、車室内温度を検出する車室内温度検出センサ及び車
外温度を検出する車外温度検出センサを少なくとも有す
る熱負荷信号検出手段と、車室内の目標温度を設定する
設定手段とを有し、これら熱負荷信号検出手段からの複
数の検出温度及び設定手段によって設定された目標温度
から車両用空調装置の制御機器を制御する制御信号を出
力する制御手段とを具備する車両用空調装置の制御装置
において、前記車室内温度検出センサの故障を判定する
センサ故障判定手段と、前記センサ故障判定手段によっ
て前記車室内温度検出センサが故障していると判定され
た場合に、車室内検出温度の代わりに、前記車室内温度
検出センサが故障前に検出した最新の車室内温度を車室
内推定温度として出力する車室内温度推定手段と、この
車室内温度推定手段によって出力された車室内推定温度
を所定の温度まで変化させる推定温度変化手段とを具備
するものである。
【0006】これによって、センサ故障判定手段によっ
て、車室内温度検出センサが故障したと判定された場
合、車室内温度推定手段によって、車室内温度検出セン
サの故障直前に検出された最後の検出値を、車室内推定
温度として出力すると共に、推定温度変化手段によって
この車室内推定温度を所定の温度まで変化させることに
よって、空調制御の実行に伴って所定の温度まで変化す
る車室内温度変化に近似する変化を得ることができるの
で、所定時間後においても自動による適正な空調制御を
実行することができるものである。
【0007】また、前記推定温度変化手段は、前記車室
内推定温度を、所定時間経過後に所定の温度となるよう
に変化させることが望ましい。さらにまた、前記推定温
度変化手段は、車室内温度推定手段によって出力された
車室内温度推定手段に、所定時間の遅延をかけて所定の
温度まで変化させることが望ましい。これによって、所
定時間経過後に所定の温度となるように、徐々に車室内
推定温度を変化させることができるので、車室内温度検
出センサが故障した場合でも、大まかに車室内温度を推
定することができるので、安定した空調制御を実行する
ことができる。
【0008】さらに、前記所定時間は、前記車室内推定
温度と前記所定温度との間の温度差によって決定される
ことが望ましい。これによって、温度差が大きい場合に
は大きな時定数で車室内推定温度を所定の温度まで変化
させ、温度が小さい場合には小さな時定数で車室内推定
温度を所定の温度まで変化させることができるもので、
実際の温度変化により近い変化を得ることができるもの
である。
【0009】さらにまた、前記車室内温度推定手段は、
イグニッションスイッチ投入直後に、前記センサ故障判
定手段によって前記車室内温度検出センサが故障してい
ると判定された場合、外気温度検出センサによって検出
された外気温度を車室内温度推定信号として出力するこ
とにある。これによって、イグニッションスイッチ投入
直後において、車室内温度検出センサが故障した場合に
は、故障前の検出値がなく、且つ空調制御前であること
から、車室内温度と外気温度が略等しいとして、車室内
推定温度の最初の値として外気温度を設定するようにし
たものである。
【0010】また、前記所定の温度は、設定手段によっ
て設定された車室内の目標温度であることが望ましい。
これによって、車室内推定温度の最終値を車室内の目標
温度に設定することによって、さらにまた、前記所定の
温度は、25℃の固定値であってもよいものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面により説明する。
【0012】図1で示すように、車両用空調装置1は、
空調ダクト2の上流側に開口する内気導入口3及び外気
導入口4を有し、内気導入口3及び外気導入口4を適宜
選択的に開閉するインテークドア5を有する。このイン
テークドア5の下流には、送風機6が設けられ、前記イ
ンテークドア5によって選択された内気導入口3若しく
は外気導入口4から内気又は外気を吸引し、空調ダクト
2の下流側に送風するものである。
【0013】前記送風機6の下流側には、冷凍サイクル
の一部を構成する冷却手段としてのエバポレータ7が設
けられ、通過する空気を冷却するようになっている。ま
た、前記冷凍サイクルは、少なくともコンプレッサ1
5、コンデンサ16、膨張弁17、前記エバポレータ7
及びレシーバタンク14によって構成されるもので、電
磁クラッチ18を介して前記コンプレッサ15の稼動を
オンオフすることによって冷凍サイクルの稼動がオンオ
フされるようになっているものである。
【0014】前記エバポレータ7の下流側には、加熱手
段としてヒータコア8が設けられる。このヒータコア8
は、熱源としてエンジン冷却水が用いられるもので、こ
のヒータコア8の上流側には、前記エバポレータ7を通
過した空気を、ヒータコア8を通過する空気と、ヒータ
コア8をバイパスする空気とに分流するミックスドア9
が設けられる。また、空調ダクト2の最下流側には、デ
フ吹出口10、ベント吹出口11及びフット吹出口12
が設けられ、モードドア13によって適宜選択的に開口
されるものである。
【0015】以上の構成により、インテークドア5によ
って選択された内気導入口3又は外気導入口4から、送
風機6の稼動によって吸入された空気は、エバポレータ
7を通過することで冷却され、ミックスドア7によって
設定された割合に基づいてヒータコア8を通過する空気
とヒータコア8をバイパスする空気に分流され、ヒータ
コア8の下流側にて所望の温度の空気に混合される。こ
の混合された空気は、モードドア13にて選択された吹
出口(10,11,12)から車室内の吹き出して車室
内の温調を行うようになっている。
【0016】この車両用空調装置1を制御する手段とし
て、コントロールユニット20が設けられる。このコン
トロールユニット20は、車室内温度検出センサ21、
外気温度検出センサ22、日射センサ23からの信号が
入力され、順次A/D変換器(A/D)25に出力する
マルチプレクサ(MPX)24、このA/D変換器25
からの信号及び操作パネル(C/P)26からの設定信
号等が入力される中央演算処理装置(CPU)27、こ
のCPU27によって処理されたデータ等を記憶するラ
ンダムアクセスメモリ(RAM)28、制御用プログラ
ムやマップ等が欠きこまれた読出専用メモリ(ROM)
29、CPU27からの制御信号に基づいて各制御機
器、例えば、前記電磁クラッチ18、送風機6、インテ
ークドア5を駆動するアクチュエータ19a、ミックス
ドア9を駆動するアクチュエータ19b、及びモードド
ア13を駆動するアクチュエータ19c等を制御する駆
動信号を出力する駆動ユニット(D/U)30等から構
成されるものである。
【0017】上記車両用空調装置1を制御するプログラ
ムは、例えば、図2のフローチャートで示されるもの
で、ステップ100から定期的に開始されるものであ
る。
【0018】ステップ110において、前記車室内温度
センサ21からの車室内温度信号Tincs、外気温度セン
サ22からの外気温度信号Tambs、日射センサ23から
の日射信号Qsuns、及び操作パネル26からの温度設定
信号Tset が少なくとも入力され、ステップ120にお
いて、熱負荷信号としての総合信号Tが下記する数式
(1)によって演算される。
【0019】T=K1・Tinc(n)+K2・Tamb +K3
・Qsun −K4・Tset +K5・・(1)
【0020】尚、この数式(1)において、Tinc(n)は
その時の車室内温度信号Tincsから下記するフローチャ
ートによって求められた演算用の車室内温度データであ
り、Tamb はその時の外気温度信号Tambsから求められ
た演算用の車室内温度データであり、Qsun はその時の
日射信号Qsunsから演算された演算用の日射量データで
あり、K1,K2,K3,K4は演算定数であり、且つ
K5は補正項である。
【0021】これによって求められた総合信号Tに基づ
いて、ステップ130ではコンプレッサ15の電磁クラ
ッチ18が、続いてステップ140ではミックスドア9
が、ステップ150ではインテークドア5が、ステップ
160ではモードドア13が、さらにステップ170で
は送風機6が、図3に示されるマップに従って制御され
るものである。
【0022】以上のことから、車室内温度検出センサ2
1、車外温度検出センサ22、日射センサ23等が故障
した場合、総合信号Tの演算値が変動することから、快
適な温調制御ができなくなる。このため、本願では特
に、総合信号Tの演算に大きく影響する車室内温度検出
センサ21が故障した場合においても、快適な温調制御
を可能にする演算用車室内温度データTinc(n)の演算プ
ログラムについて以下に説明する。
【0023】ステップ200から開始される演算用車室
内温度データTinc(n)演算プログラムは、図4乃至図7
に示すもので、先ず、ステップ210においてイグニッ
ションスイッチ(IG)が投入初回(OFF→ON 初
回?)であるか否かが判定される。この判定において、
イグニッションスイッチ(IG)が投入初回であると判
定された場合には、ステップ220に進んで故障フラグ
が初期化され(故障FLAG←0)、ステップ230に
おいてタイムアップフラグが初期化される(TIMEU
P FLAG←0)。さらに、ステップ240におい
て、検出カウントnに初期値1が設定され、ステップ2
50においてタイマがリセットされ、初期化が実施され
る。
【0024】そして、ステップ260において車室内温
度検出センサ(INC.S) 21が故障であるか否かの判定が
行われる。この車室内温度検出センサ21の故障か否か
の判定は、例えば、車室内温度検出センサ21の出力値
があるか否か、出力値が所定の範囲内にあるか否かを判
定することによって実行されるものである。
【0025】前記ステップ260の判定において、車室
内温度検出センサ21が故障していないと判定された場
合には、ステップ270に進んで、Tinc(n)、この場合
Tinc(1)にその時の車室内温度信号Tincsを入力し、こ
れを演算用車室内温度データとして用いるものである。
そして、ステップ540からメイン制御ルーチンに戻る
ものである。
【0026】また、前記ステップ260の判定におい
て、車室内温度検出センサ21が故障していると判定さ
れた場合には、ステップ280に進んで、初回の演算用
車室内温度データTinc(1)としてその時の外気温度Tam
bsを設定する。これは、イグニッションスイッチ(I
G)投入初回においては、車室内温度と外気温度が略等
しいと推定されるからである。また、ステップ290に
おいて、この演算用車室内温度データTinc(n)を車室内
推定温度T1として設定し、さらに、ステップ300に
おいて車室内温度検出センサ21の故障を示す故障フラ
グを設定し(故障FLAG←1 )、そして下記するステ
ップ470の演算で使用される時定数としてのタイマt
をスタートさせ(TIMER START)、ステップ
540からメイン制御ルーチンに回帰する。
【0027】そして、ステップ200から演算用車室内
温度データTinc(n)演算プログラムが再度スタートする
と、ステップ210の判定においてイグニッションスイ
ッチの投入初回でないので、連結子Aを介して図5 で示
すステップ320に進む。このステップ320におい
て、故障フラグに“1" が設定されているか否かの判定
が行われ、故障フラグに“1" が設定されていない場合
には、ステップ330 に進んで、再度車室内温度検出セン
サ21が故障か否か(INC.S故障?)が判定され
る。この判定において車室内温度検出センサ21が故障
していない場合には、ステップ340に進んで、検出カ
ウントnの回数を1 回増やすと共に演算用車室内温度デ
ータTinc(n)に車室内温度検出センサ21の検出値Tin
csを設定し、ステップ540からメイン制御ルーチンに
回帰するものである。
【0028】以上のことから、車室内温度検出センサ2
1が故障していない場合には、初回においてはステップ
270において演算用車室内温度データTinc(n)として
車室内温度検出センサ21の最新の検出値Tincsを設定
し、それ以後はステップ350において演算用車室内温
度データTinc(n)を車室内温度検出センサ21の最新の
検出値Tincsに更新することができるものである。
【0029】また、前記ステップ330において、車室
内温度検出センサ21が故障であると判定された場合に
は、ステップ360に進んで検出カウントnを1 増やす
と共に、ステップ370において、演算用車室内温度デ
ータTinc(n)として1 回前の検出値Tinc(n-1)を設定
し、さらにステップ380においてこの演算用車室内温
度データTinc(n)を車室内推定温度T1として設定し、
さらに、ステップ390において車室内温度検出センサ
21の故障を示す故障フラグを設定し(故障FLAG←
1 )、そして下記するステップ470の演算で使用され
る時定数としてのタイマtをスタートさせ(TIMER
START)、ステップ540からメイン制御ルーチ
ンに回帰するものである。
【0030】以上のことから、起動初期(IGON初
回)若しくはそれ以降の空調制御中において車室内温度
検出センサ21の故障が検出された場合には、故障フラ
グに“1" が設定されると共に車室内推定温度T1とし
て起動初期の場合には外気温度Tambsが、それ以降では
故障前における最新の演算用車室内温度データTinc(n-
1)が設定されるものである。
【0031】それゆえに、車室内温度検出センサ21が
故障した場合、ステップ300若しくはステップ390
において故障フラグに“1"が設定されていること(故障
FLAG=1)から、ステップ320の判定において連
結子Bを介してステップ410に進み、再度車室内温度
検出センサ21が故障か否かの判定を行う。この判定に
おいて車室内温度検出センサ21の出力値が正常値に復
帰している場合には、ステップ420に進んで、故障フ
ラグに“0" を設定すると共に、ステップ430にてタ
イマtをリセットし、連結子Cを介してステップ340
から車室内温度検出センサ21の正常ルートに復帰する
ものである。
【0032】前記ステップ410に判定において、車室
内温度検出センサ21が未だ故障のままであることが判
定された場合、ステップ440においてタイムアップフ
ラグ(TIMEUP FLAG)に“1" が設定されて
いるか否かの判定が行われる。最初の通過の場合には、
タイムアップフラグは“0" に設定されていることから
ステップ450に進んで、目標車室内温度Tset と演算
用車室内温度データTinc(n)との温度差(|Tset −T
inc(n)|が所定値(この実施の形態においては、0.5
℃に設定)以下であるか否かが判定され、前記温度差が
所定値以下でない場合は、ステップ460に進んで検出
カウントを1増やすと共に、ステップ470において、
前記車室内推定温度T1から、前記タイマtによって規
定された時定数で目標車室内温度Tset まで変化するよ
うに演算用車室内温度データTinc(n)が演算され設定さ
れ(数式2)、ステップ540からメイン制御ルーチン
に回帰する。
【0033】 Tinc(n)=T1+(Tset −T1)(1−e−αt)・・・(2)
【0034】これによって、ステップ310若しくはス
テップ400で設定されたタイマtによって、演算用車
室内温度データTinc(n)は、車室内推定温度T1から目
標車室内温度Tset に徐々に近づいていくものである。
【0035】そして、演算用車室内温度データTinc(n)
と目標車室内温度Tset の温度差が所定値より小さくな
った場合には、ステップ450の判定によってステップ
480に進んでタイプアップフラグ( TIMEUP F
LAG) に“1" を設定する。これによって、次のプロ
グラムの実行においてステップ440の判定においてタ
イムアップフラグの設定が判定されることから、連結子
Dを介してステップ500に進み、演算用車室内温度デ
ータTinc(n)と目標車室内温度Tset の温度差が所定値
(この実施の形態においては1℃)より大きいか否かの
判定が行われ、所定値以下である場合には、演算用車室
内温度Tinc(n)が目標車室内温度Tsetとほぼ一致して
いるので、ステップ540からメイン制御ルーチンに回
帰する。
【0036】しかしながら、目標車室内温度Tset が変
更された場合等、目標車室内温度Tset と演算用車室内
温度データTinc(n)の温度差が所定値より大きくなった
場合には、ステップ510に進んで演算用車室内温度T
inc(n)を車室内推定温度T1とし、ステップ520に進
んで時定数としてのタイマtが開始され(TIMERS
TART)、ステップ540からメイン制御ルーチンに
回帰する。これによって、このルーチンの次回の実行時
において、再度ステップ450以下の制御が実行される
こととなるものである。
【0037】また、上述した制御ルーチンにおいて、タ
イマtの長さは、図8で示すように、演算用車室内温度
データTinc(n)と目標車室内温度Tset の温度差ΔTに
よって設定してもよいものである。これによって、温度
差ΔTが小さい場合には短い時間で、温度差ΔTが大き
い場合には長い時間で、演算用車室内温度データTinc
(n)が目標車室内温度Tset に到達するように設定でき
るものである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、車室内温度検出センサが故障した場合にも、車室内
温度変化を推定して目標車室内温度に近づけることがで
きるので、車室内温度検出センサの故障に伴う車室内温
度の異常検出値に合致するような空調制御を回避できる
ので、快適な空調状態を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る車両用空調装置の概略構成図で
ある。
【図2】車両用空調装置のメイン制御ルーチンを示した
フローチャート図である。
【図3】総合信号による各制御機器の制御状況を示した
マップ図である。
【図4】演算用車室内温度データTinc(n)演算プログラ
ムを示したフローチャート図である。
【図5】演算用車室内温度データTinc(n)演算プログラ
ムの一部を示したフローチャート図である。
【図6】演算用車室内温度データTinc(n)演算プログラ
ムの一部を示したフローチャート図である。
【図7】演算用車室内温度データTinc(n)演算プログラ
ムの一部を示したフローチャート図である。
【図8】演算用車室内温度データと目標車室内温度との
間の温度差ΔTと、この温度差ΔTによって設定される
タイマtとの関係を示した特性線図である。
【符号の説明】
1 車両用空調装置 2 空調ダクト 3 内気導入口 4 外気導入口 5 インテークドア 6 送風機 7 エバポレータ 8 ヒータコア 9 ミックスドア 13 モードドア 15 コンプレッサ 20 コントロールユニット 21 車室内温度検出センサ 22 外気温度検出センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内温度を検出する車室内温度検出セ
    ンサ及び車外温度を検出する車外温度検出センサを少な
    くとも有する熱負荷信号検出手段と、車室内の目標温度
    を設定する設定手段とを有し、これら熱負荷信号検出手
    段からの複数の検出温度及び設定手段によって設定され
    た目標温度から車両用空調装置の制御機器を制御する制
    御信号を出力する制御手段とを具備する車両用空調装置
    の制御装置において、 前記車室内温度検出センサの故障を判定するセンサ故障
    判定手段と、 前記センサ故障判定手段によって前記車室内温度検出セ
    ンサが故障していると判定された場合に、車室内検出温
    度の代わりに、前記車室内温度検出センサが故障前に検
    出した最新の車室内温度を車室内推定温度として出力す
    る車室内温度推定手段と、 この車室内温度推定手段によって出力された車室内推定
    温度を所定の温度まで変化させる推定温度変化手段と具
    備することを特徴とする車両用空調装置の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記推定温度変化手段は、前記車室内推
    定温度を、所定時間経過後に所定の温度となるように変
    化させることを特徴とする請求項1記載の車両用空調装
    置の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記推定温度変化手段は、車室内温度推
    定手段によって出力された車室内温度推定手段に、所定
    時間の遅延をかけて所定の温度まで変化させることを特
    徴とする請求項2記載の車両用空調装置の制御装置。
  4. 【請求項4】 前記所定時間は、前記車室内推定温度と
    前記所定温度との間の温度差によって決定されることを
    特徴とする請求項1,2又は3記載の車両用空調装置の
    制御装置。
  5. 【請求項5】 前記車室内温度推定手段は、イグニッシ
    ョンスイッチ投入直後に、前記センサ故障判定手段によ
    って前記車室内温度検出センサが故障していると判定さ
    れた場合、外気温度検出センサによって検出された外気
    温度を車室内温度推定信号として出力すること特徴とす
    る請求項1から4のいずれか一つに記載の車両用空調装
    置の制御装置。
  6. 【請求項6】 前記所定の温度は、設定手段によって設
    定された車室内の目標温度であることを特徴とする請求
    項1から5のいずれか一つに記載の車両用空調装置の制
    御装置。
  7. 【請求項7】 前記所定の温度は、25℃であることを
    特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の車両
    用空調装置の制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100405482B1 (ko) * 2001-10-19 2003-11-14 현대자동차주식회사 자동차용 냉방 시스템
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KR20180062970A (ko) * 2016-10-18 2018-06-11 지디 미디어 히팅 엔드 벤틸레이팅 이큅먼트 코 엘티디 신규 송풍기 제어 방법 및 신규 송풍기
JP2018155164A (ja) * 2017-03-17 2018-10-04 マツダ株式会社 車両の制御装置

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