JP2816386B2 - 車両用空調装置の圧縮機作動制御装置 - Google Patents

車両用空調装置の圧縮機作動制御装置

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JP2816386B2
JP2816386B2 JP5966591A JP5966591A JP2816386B2 JP 2816386 B2 JP2816386 B2 JP 2816386B2 JP 5966591 A JP5966591 A JP 5966591A JP 5966591 A JP5966591 A JP 5966591A JP 2816386 B2 JP2816386 B2 JP 2816386B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両用空調装置の圧
縮機作動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用空調装置の圧縮機作動制御
装置として、外気温が15℃以下になると、圧縮機の作
動が停止するが、エアミックスドアが所定開度以下にな
ると再び圧縮機を作動させるものがある(特開昭56−
90721号公報)。外気温が15℃以下では、通常吹
出しモードはヒートモード又はバイレベルモードになっ
ており、このとき内外気切換ドアを切り換えて内気循環
にすると、エバポレータ下流の空気の温度上昇に応じて
エアミックスドアがクール側に回転し、吹出温度の急激
な変化を抑制し、エアミックスドアがフルクール位置に
達したとき、圧縮機を作動させる。このようにして圧縮
機の無駄な動作を防ぐ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、エバポレー
タ下流の空気を直接ベント吹出口から吹き出す冷風バイ
パス通路を備えた車両用空調装置においては、例えば冬
期、ヒートモードで冷風バイパス通路を開いて頭寒足熱
の状態にしているときに、内気循環に切り換えると、フ
ット吹出口からの空気の温度上昇は上述の制御により抑
制されるが、エアミックスドアがフルクール位置に達し
圧縮機が作動するまでの間、エバポレータ下流の空気の
温度上昇につれてベント吹出口から吹き出す空気の温度
が上昇するため、乗員の頭部に温風が吹きつけられて頭
寒から「頭熱」の状態になり、不快であるという問題が
ある。
【0004】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は省動力性を確保しつつ、ベント吹
出口から吹き出す空気の温度上昇を抑制して快適性を維
持することができる車両用空調装置の圧縮機作動制御装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めこの発明は、外気温を検出する外気温センサと、車室
内に導入する空気を外気又は内気に切り換えるインテー
クドアと、エバポレータの下流に回動自在に配設され、
その回動角に応じてヒータコアに案内する空気の量を調
節するエアミックスドアと、このエアミックスドアの回
動角を検出するエアミックスドア開度検出センサと、前
記エバポレータ通過直後の空気の一部をベント吹出口に
直接供給する冷風バイパス通路と、前記エバポレータ通
過直後の空気の温度を検出するダクトセンサとを備え、
前記エアミックスダンパの開度が所定開度以下になった
とき、圧縮機を作動させる車両用空調装置の圧縮機作動
制御装置において、前記エバポレータ下流の温度が所定
値以上のとき、前記エバポレータ通過直後の空気の温度
上昇に応じて前記エアミックスドアの所定開度を補正
し、前記圧縮機の作動開始時期を早くする作動制御手段
を備えた。
【0006】
【作用】例えば冬期、ヒートモードで冷風バイパス通路
を開いて頭寒足熱の状態にしているときに、内気循環に
切り換わると、エアミックスドアがフルクール位置側に
達するまでの間、エバポレータ下流の空気の温度が上昇
したとしても、その温度上昇に応じて圧縮機の作動開始
条件としてのエアミックスドアの所定開度が補正され、
圧縮機の作動開始時期が早くなる。
【0007】
【実施例】次に、この発明の一実施例を図面に基いて説
明する。
【0008】図2は車両用空調装置の全体構成図であっ
て、図中1はダクトであり、このダクト1内には、上流
側から順に送風機2、エバポレータ3、エアミックスド
ア4及びヒータコア5が配置されている。エアミックス
ドア4は、図2の実線で示すフルクール位置(開度θA
は0%)と同図2点鎖線で示すフルヒート位置(開度θ
Aは100%)との間で回動する。エアミックスドア4
の開度はエアミックスドアアクチュエータ16によって
調節される。
【0009】ダクト1の上流側には内気導入口6及び外
気導入口7が設けられている。各導入口6,7の開閉は
インテークドア8によって行なわれる。インテークドア
8はインテークドアアクチュエータ17によって作動
し、内気導入口6及び外気導入口7のいずれか一方が閉
じ、ダクト1内に内気又は外気が導入される。ダクト1
の下流側には、図示しないフロントウィンドウへの吹出
口であるデフ吹出口9と、顔部への吹出口であるベント
吹出口10と、足元への吹出口であるフット吹出口11
とが設けられている。各吹出口9〜11の開閉は、それ
ぞれデフドア12、ベントドア13及びフットドア14
によって行なわれる。各ドア12〜14は、モードドア
アクチュエータ18によって作動する。
【0010】また、ダクト1には、エバポレータ3を通
過した空気の一部を直接ベント吹出口10に供給する冷
風バイパス通路45が設けられている。この冷風バイパ
ス通路45の始端はエバポレータ3の下流で且つエアミ
ックスドア4の上流に接続され、冷風バイパス通路45
の終端はベントドア13の下流に接続されている。冷風
バイパス通路45の途中にはバイパスドア46が配設さ
れ、このバイパスドア46によってベント吹出口10に
供給される冷風の量が調節され、バイパスドア46の開
度はアクチュエータ44によって制御される。ダクト1
の下流側端部は車室15に接続されており、ダクト1内
と車室15内とは、デフドア12、ベントドア13、フ
ットドア14及びバイパスドア46のいずれかが開いた
ときに、連通する。
【0011】前記エバポレータ3は圧縮機48、凝縮器
49、レシーバタンク50及び膨張弁51とともに、冷
凍サイクルを構成する。
【0012】マイクロコンピュータのコントロールユニ
ット(C/U)19の各入力端子には、車室15内の温度
を検出して車室内温度Trの信号を出力する車室内温度
センサ20と、外気温TAを検出してその信号を出力す
る外気温センサ21と、インテークドア8の開度を検出
してその信号を出力するインテークドア開度センサ22
と、デフドア12、ベントドア13及びフットドア14
の各開度を検出してその信号を出力するモードドア開度
センサ37と、エアミックスドア4の開度θAを検出し
てその信号を出力するエアミックスドア開度センサ38
と、バイパスドア46の開度を検出してその信号を出力
するバイパスドア開度センサ52、エバポレータ3の下
流の空気の温度TDを検出してその信号を出力するダク
トセンサ47とからの各出力信号がマルチプレクサ(M
PX)23及びA/D変換器(A/D)24を介して入
力される。また、吹出温度を設定する温度設定器25
と、各種のスイッチを有するコントロールパネル26と
が、コントロールユニット19の入力端子に接続されて
いる。コントロールパネル26の各種のスイッチとし
て、オート制御スイッチ27、オフスイッチ28、コン
プレッサオンオフスイッチ29、風量切換スイッチ30
〜32、吹出モード切換スイッチなどがあり、この吹出
モード切換スイッチとしては、デフモードスイッチ3
3、ベントモードスイッチ34、ヒートモードスイッチ
35、バイレベルモードスイッチ36、デフフットモー
ドスイッチ43がある。
【0013】また、コントロールユニット19の各出力
端子は、駆動回路38〜42を介して、インテークドア
アクチュエータ17、送風機2、ミックスドアアクチュ
エータ16、モードドアアクチュエータ18及びバイパ
スドアアクチュエータ44にそれぞれ接続されている。
【0014】次に、上述の車両用空調装置の作動を説明
する。
【0015】図3は、その車両用空調装置の自動制御プ
ログラムのフローチャートである。まず、ステップ30
1において、外気温TAが所定値(例えば15〜20
℃)より小さいか否かを判断する。この答が肯定(Ye
s)、すなわち外気温TAが15℃以下のとき、ステッ
プ302に進み、エアミックスドア開度θAが基本判定
値(例えば0〜50%)以上か否かを判断する。この答
が肯定(Yes)、すなわちエアミックスドア4の開度
θAが50%以上のとき、ステップ303に進み、吹出
モードがバイレベルモード又はヒートモードに該当する
か否かを判断する。この答が肯定(Yes)、すなわち
吹出モードがバイレベルモードかヒートモードかのいず
れかに該当するとき、ステップ304に進み、冷風バイ
パス通路45が全開か否かを判断する。この答が肯定
(Yes)、すなわちバイパス通路45が全開のとき、
ステップ305に進み、内気循環であるか否かを判断す
る。この答が肯定(Yes)、すなわち内気循環である
とき、ステップ306に進み、ダクトセンサ47の検出
値TDが20℃以上か否かを判断する。この答が肯定
(Yes)、すなわちダクトセンサ47の検出値TDが
20℃以上のとき、ステップ307に進み、図4に示す
予め設定されたパターンに基いて基本判定値(例えば0
〜50%)に補正値f(te)を加えて補正する(ステ
ップ307)。図4に示すように、ダクトセンサ47の
検出温度TDが20℃以上、例えば検出温度TDが35
度のとき、補正値f(te)は30%であり、基準判定
値が0〜50%のとき、補正後の判定値は30〜80%
になる。その結果、エアミックスドア4の開度θAが3
0%以下になると、コンプレッサ48が作動することに
なる。検出温度TDが40℃に達するまで補正値f(t
e)は徐々に増加し、40℃を越えると補正値f(t
e)は増加しない。
【0016】エアミックスドア4の開度θAが、補正後
の判定値(0+f(te)〜50+f(te)%)以下
か否かを判断する(ステップ308)。ステップ308
の答が肯定(Yes)、すなわちエアミックスドア4の
開度θAが0+f(te)%以下のとき、ステップ30
9に進み、初回か否かを判断する。この答が肯定(Ye
s)、すなわちエアミックスドア4の開度θAが補正判
定値以下か否かの判断が初回のとき、ステップ310に
進む。このステップ310において、判定値を補正する
直前の値に固定する。これは、圧縮機48が作動すると
エバポレータ3下流の空気の温度が下がり、同時にフッ
ト吹出温度も下がるので、これを補正する為にエアミッ
クスドア4をヒート側に動かすようにしているが、エア
ミックスドアは50%以上になると圧縮機48が停止
し、その後ダクトセンサ検出値TDが上昇し、エアミッ
クスドア4が所定値以下となり圧縮機48が再度作動と
なりハンチングが起こるからである。
【0017】最後にステップ311に進み、オンモード
制御を実行し、本プログラムを終了する。
【0018】以上のような制御によれば、内気循環時、
外気温TAが15℃以下で、エアミックスドア開度θA
がフルクール位置(θA=0%)に達するまでの間、エ
バポレータ3の下流の温度に応じて圧縮機48の作動条
件を補正できるので、冷風バイパス通路45からベント
吹出口10に送り出される空気が極端に上昇せず頭寒足
熱の状態が得られる。
【0019】前記ステップ301及び前記ステップ30
2の答が否定(No)、すなわち外気温TAが20℃以
上のとき、外気温TAが15℃以下であるがエアミック
スドア4の開度θAが0%のとき、いずれもステップ3
11に進み、圧縮機のオンモード制御を実行し、本プロ
グラムを終了する。前記ステップ309の答が否定(N
o)、すなわちエアミックスドア4の開度θAが補正判
定値以下か否かの判断が初回ではないとき、ステップ3
11に進み、同様の制御を実行する。
【0020】前記ステップ303〜306及び308の
答がそれぞれ否定(No)のとき、冷風バイパス通路4
5を通じてベント吹出口10から不快な温かい空気が吹
き出されることがないので、いずれもステップ312に
進み、圧縮機のオフモード制御を実行し、本プログラム
を終了する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この車両用空調装
置の圧縮機作動制御装置によれば、例えば冬期、ヒート
モードで冷風バイパス通路を開いて頭寒足熱の状態にし
ているときに、内気循環に切り換わると、エアミックス
ドアがフルクール位置側に達するまでの間、エバポレー
タ下流の空気の温度が上昇したとしても、その温度上昇
に応じて圧縮機の作動開始条件としてのエアミックスド
アの所定開度が補正され、圧縮機の作動開始時期が早く
なる。したがって、省動力性を確保しつつ、ベント吹出
口から吹き出す空気の温度上昇を抑制して快適性を維持
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のクレーム対応図である。
【図2】この発明の一実施例に係る車両用空調装置の圧
縮機作動制御装置の全体構成図である。
【図3】圧縮機の作動制御プログラムのフローチャート
である。
【図4】圧縮機の作動開始条件を決定するための曲線図
である。
【符号の説明】
3 エバポレータ 4 エアミックスドア 5 ヒータコア 8 インテークドア 10 ベント吹出口 19 コントロールユニット(作動制御手段) 21 外気温センサ 38 エアミックスドア開度センサ 45 冷風バイパス通路 47 ダクトドアセンサ 48 圧縮機

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気温を検出する外気温センサと、車室
    内に導入する空気を外気又は内気に切り換えるインテー
    クドアと、エバポレータの下流に回動自在に配設され、
    その回動角に応じてヒータコアに案内する空気の量を調
    節するエアミックスドアと、このエアミックスドアの回
    動角を検出するエアミックスドア開度検出センサと、前
    記エバポレータ通過直後の空気の一部をベント吹出口に
    直接供給する冷風バイパス通路と、前記エバポレータ通
    過直後の空気の温度を検出するダクトセンサとを備え、
    前記エアミックスダンパの開度が所定開度以下になった
    とき、圧縮機を作動させる車両用空調装置の圧縮機作動
    制御装置において、前記エバポレータ下流の温度が所定
    値以上のとき、前記エバポレータ通過直後の空気の温度
    上昇に応じて前記エアミックスドアの所定開度を補正
    し、前記圧縮機の作動開始時期を早くする作動制御手段
    を備えたことを特徴とする車両用空調装置の圧縮機作動
    制御装置。
JP5966591A 1991-03-01 1991-03-01 車両用空調装置の圧縮機作動制御装置 Expired - Lifetime JP2816386B2 (ja)

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