JP2000245377A - 即席麺類の製造方法 - Google Patents

即席麺類の製造方法

Info

Publication number
JP2000245377A
JP2000245377A JP11372267A JP37226799A JP2000245377A JP 2000245377 A JP2000245377 A JP 2000245377A JP 11372267 A JP11372267 A JP 11372267A JP 37226799 A JP37226799 A JP 37226799A JP 2000245377 A JP2000245377 A JP 2000245377A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noodle
rolling
noodles
roll
instant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11372267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3950603B2 (ja
Inventor
Hiroichi Nakao
博一 中尾
Tatsuo Yamaya
多津男 山屋
Nobuyuki Akamatsu
伸行 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Food Products Co Ltd
Original Assignee
Nissin Food Products Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Food Products Co Ltd filed Critical Nissin Food Products Co Ltd
Priority to JP37226799A priority Critical patent/JP3950603B2/ja
Publication of JP2000245377A publication Critical patent/JP2000245377A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3950603B2 publication Critical patent/JP3950603B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noodles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 改善された食感を有し、美観も良く、また均
一に湯戻りする即席麺類の製造方法を提供する。 【解決手段】 圧延率が60%以上のロール圧延を少なく
とも一つ含む麺帯の圧延工程を含んだ即席麺類の製造方
法、およびアルカリ剤を含む麺原料と前記圧延工程を利
用した即席麺類の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、即席麺類の製造方
法、特に、圧延率が60%以上のロール圧延を少なくとも
一つ含む麺帯の圧延工程を含んだ即席麺類の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】即席
麺類は、その優れた保存性、調理簡便性、携帯性等が好
まれて、一般消費者に広く普及している食品である。
特に、近年は、消費者の食生活の本格志向が進み、即席
麺類に関しても、食感のみならず外観に至るまで一層の
品質の改善が求められている。
【0003】麺類を質的に改良する様々な技術がこれま
でに開発されており、例えば、手打ち麺類に似たグルテ
ンの網状構造を得るために、波形ロールを用いた食感の
改良方法(特公昭49−18221号、特開平7−31357号を参
照)などが提案されている。
【0004】従来より製麺工程において採用されていた
麺帯の圧延方法とは、まず、麺原料(原料粉)と水とを
混練して得た混練物を整形・複合して得られた麺帯を、
圧延して薄く延ばし、麺帯のグルテンの網状構造を結合
展開することを目的とするものであった。 通常、機械
製麺によって麺類を大量生産する場合、3〜8回程度の
「ロール圧延」、すなわち、連続的なロール圧延によっ
て、麺生地を逐次的に薄く延ばす方法が用いられてい
る。 このロール圧延における圧延率については、例え
ば、「食品と科学(加工食品製造の基礎技術)」(1987
年増刊号、51頁)によれば、「急激な圧延は、麺帯のグ
ルテン組織を痛めるため、圧延率40〜10%程度になるよ
うに、ロール間隔を調整する。」旨の指導がなされてい
る。
【0005】なお、麺帯の圧延率(単一のロールによる
麺帯の圧延率)は、通常、以下の数式によって導かれて
いる。
【0006】
【数1】
【0007】しかしながら、上述のような従来の一般的
な機械製麺における「ロール圧延」では、手打ち製麺に
よって得られる多方向性グルテンの網状構造とは異な
る、一方向性の構造しか得られない。 また、ロール圧
延して得た麺類を喫食した場合、手打ち麺に比べて麺線
のコシが貧弱で、麺線全体の食感に均一感が欠けるもの
であった。 このような食感上の問題点を解決すべく、
前述した波形ロールを用いる方法や圧延方向を順次変え
て製麺する方法等が提案されているが、何れの公知手段
も実際の製造工程への導入が技術的あるいは経済的に困
難である上に、良好な食感を備えた製品とすることも困
難であった。
【0008】また、即席麺類が油揚げ麺の形態の場合、
従来の製造方法では油揚げ処理した麺線の表面にひぶく
れ(麺線の表面に気泡が発生して、麺線表面が荒れる現
象)ができる場合が多く、また、油揚げした麺塊を喫食
時に湯戻しする際に麺線が湯面上に浮いてしまい、見栄
えが悪くなるだけでなく、浮いた部分の湯戻りが不十分
であったり、製品に具材が添付されている場合には、麺
塊上の具材の湯戻しが均一にできない場合もあった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、即席麺類
における前述したような従来技術での問題点の解消なら
びに即席麺類の品質向上を目的に、グルテンの網状構造
の結合展開作用に深く関与する麺帯のロール圧延におけ
る圧延率に着目し、これを鋭意研究した。 その結果、
驚くべきことに、これまでグルテン構造の結合展開を阻
害すると考えられて敬遠されていた、麺帯への過度のロ
ール圧延処理を行うことで、麺線のコシを強化し、均一
な食感の麺を得ることが可能となる、との知見を得るに
至ったのである。
【0010】また、このような圧延処理に加えて、即席
麺類の麺原料へのアルカリ剤[食品衛生法における食品
添加物で規定されている「かんすい」に該当する炭酸塩
類とリン酸塩類、それに、「代用かんすい」として一般
に市販されている焼成カルシウム類であって、以下、単
にこれらを「アルカリ剤」と称する]の添加、すなわ
ち、アルカリ剤を添加した麺原料を使用することで、本
発明のロール圧延処理による前出の効果が格段に増強さ
れるだけでなく、油揚げ即席麺の麺線のひぶくれを防止
し、復元調理時に麺塊が湯中やスープ中に良く沈むとい
う効果が相乗的に獲得できるとの知見も得たのである。
【0011】すなわち、本発明の要旨とするところは、
一連のロール圧延によって麺帯を圧延する工程を含む即
席麺類の製造方法において、圧延率が約60%以上、好ま
しくは、約75〜約90%のロール圧延を少なくとも一つ含
む麺帯の圧延工程を含んだ即席麺類の製造方法にある。
また、麺原料、特に、即席麺類の麺原料にアルカリ
剤、好ましくは炭酸塩、リン酸塩、焼成カルシウムのい
ずれか一つ以上を添加した麺原料を使用する即席麺類の
製造方法にある。
【0012】なお、本明細書で言う「圧延率」とは、特
に断りが無い限り、次の数式に従って得られた数値を指
す。
【0013】
【数2】
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の製造方法を詳細
に説明する。
【0015】まず、公知の麺類製造装置を用いて、常法
に従って麺帯を製造する。 この「常法」とは、小麦粉
等の穀粉や澱粉などを主成分とする麺原料に、必要に応
じて、アルカリ剤(かんすいを含む)、食塩、増粘剤、
グルテン等、その他副原料を添加し、これに水を加えて
混練して混練物を得、この混練物を整形処理して麺帯と
する方法を指す。
【0016】麺原料としては、麺類の製造において一般
的に使用される、小麦粉、澱粉、穀粉などが適用可能で
ある。 また、澱粉としては、小麦澱粉、タピオカ澱
粉、馬鈴薯澱粉、または、その化工品などが使用でき
る。 さらに、穀粉としては、米粉、トウモロコシ粉、
そば粉などが使用できる。 そして、添加剤としては、
麺類の製造において一般的に使用される、アルカリ剤
(かんすいを含む)、食塩、蛋白質素材(卵白、グルテ
ン等)、増粘多糖類、油脂、乳化剤等が使用できるが、
本発明のロール圧延工程による効果をさらに高める上
で、アルカリ剤を麺原料に添加するのが好ましい。 こ
れら添加剤の添加方法としては、原料粉に直接添加して
も、また、練り水に溶解または懸濁して添加しても良
い。
【0017】本明細書で使用する「アルカリ剤」の語
は、必ずしもアルカリ性の物質だけを指すものではな
く、当該技術分野で慣用的に使用されている、いわゆる
「アルカリ剤」であって、食品衛生法における食品添加
物として規定されている「かんすい」およびその構成成
分と、「代用かんすい」として一般に市販されているも
のまでをも包含する。 すなわち、食品衛生法において
食品添加物の「かんすい」は、次のように定義されてい
る。
【0018】『かんすい (1)定義 中華麺類の製造に
用いられるアルカリ剤で、炭酸カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸水素ナトリウム、およびリン酸類のカリウム塩
またはナトリウム塩類の内1種以上を含む。』 本定義で言うリン酸類のカリウム、ナトリウム塩には、
具体的にはリン酸三ナトリウム、リン酸一水素ナトリウ
ム等の単リン酸塩の他、ポリリン酸ナトリウムやメタリ
ン酸ナトリウム等の各種重合リン酸塩も包含される。
また、「代用かんすい」としては、かんすい代替物とし
て市販されている焼成カルシウム(卵殻焼成カルシウム
や貝殻焼成カルシウムなど)を含むものなどがある。
【0019】また、本発明にあっては、前記の一種また
は二種以上のアルカリ剤を組み合わせて用いることがで
き、また、これらを当初より混合して市販されている、
いわゆる「かんすい」や、あるいはこれらを含む材料を
使用することもできる。
【0020】本発明の効果を適正に引き出す観点からす
れば、麺原料に添加するアルカリ剤の好ましい量は、後
出の実施例にて実証されているように、麺原料1kg当た
り、約1〜約20g、さらに好ましくは約2〜約15gであ
る。 ただし、アルカリ剤の種類によって最適な添加量
には差があり、具体的には、アルカリ剤として炭酸ナト
リウム、炭酸カリウムを単独で使用する場合には、即席
油揚げ麺の製造時での麺線の褐変を避けるために、好ま
しくは、約1〜約3g程度の添加量が良い。
【0021】また、アルカリ剤として、リン酸三ナトリ
ウム、リン酸三カリウム、焼成カルシウムなどを単独で
用いる場合は、約2〜約8g程度、重合リン酸塩等その
他のアルカリ剤を単独で用いる場合では、一般的に、約
5〜約15g程度の量を添加するのが好ましい。 なお、
即席麺が油揚げ麺でなく、熱風乾燥麺等の場合には、ア
ルカリ剤の添加量を前述した量より多くできるものがあ
り、例えば、炭酸ナトリウムや炭酸カリウムの場合で
も、約8g程度まで添加することができる。
【0022】上述のような各種麺原料の混練物の調製
と、この混練物からの麺帯の調製は、常法によって行う
ことができるが、減圧ミキサーなどを用いて減圧下で行
うこともでき、この方法を採用することで、本願発明の
ロール圧延による処理効果(すなわち、麺の食感の改善
等)はさらに助長される。
【0023】次に、得られた麺帯をロール圧延するに際
して、連続する数回(通常3〜8回程度)のロール圧延
の少なくとも一つのロールでの(前出の数式で導いた)
圧延率を約60%以上、好ましくは約75〜約90%、最も好
ましくは約80〜約85%に調整して麺帯の圧延を行う。
【0024】前述した通り、これまで、麺帯の過度の圧
延処理は、麺帯でのグルテンの網状構造の形成を阻害す
るとされ敬遠されていた。 すなわち、これまでのロー
ル圧延とは、連続した(3〜8回程度の)ロール圧延を
受ける間に麺帯厚が徐々に薄くなるように、また、各圧
延における圧延率が40〜10%程度になるように調整する
ものであった。 これに対して、本発明によれば、連続
した数回のロール圧延の少なくとも1つのロールによる
圧延率を、麺の食感の改善効果に鑑みて、約60%以上、
好ましくは約75〜約90%、最も好ましくは約80〜約85%
に調整して麺帯の圧延を行う。
【0025】このような圧延処理を経て得た麺帯は、常
法に従って、公知の切り出し装置によって切り出して麺
線とする。 切り出した麺線を所定量ごとにカットし
て、これを蒸し、茹で等でα化するか、あるいは切り出
した後、蒸し、茹で等でα化した後、所定量ごとにカッ
トする。 次に、このカットした麺線は、油揚げ麺の場
合は当該技術分野で周知の方法により油揚げ処理する。
あるいは熱風乾燥麺の場合は、このカットした麺線
は、当該技術分野で周知の熱風乾燥等の乾燥処理、また
はマイクロウェーブ乾燥等の処理を施す。 なお、切り
出した麺線をα化せずに、熱風乾燥等で一旦乾燥処理を
行って乾麺または半乾麺とした後にα化処理を施し、そ
の後再び乾燥処理しても良い。 次いで乾燥が終了した
麺塊を、袋またはカップ等の容器に収容して包装する。
【0026】本発明に従って製造した即席麺類は、麺を
湯戻しして喫食した場合、従来の圧延方法で製造したも
のに比べて、コシ、均一感に優れた食感を呈する。 ま
た、本発明に従って製造した麺類は、麺の湯戻りも早く
なる。 さらに、本発明に従って製造した即席油揚げ麺
にあっては、アルカリ剤を添加した麺原料を利用した場
合、前述の効果が格段に高められるだけでなく、油揚げ
時に生じる麺線表面のひぶくれが効果的に解消され、加
えて、喫食時や湯戻し時に麺塊がスープ表面に浮上しに
くくなる。
【0027】
【実施例】以下に、本発明を、即席麺類の製造例に沿っ
て具体的に説明するが、これら実施例の開示に基づいて
本発明が限定的に解釈されるべきでない。
【0028】実施例1:即席油揚麺(アルカリ剤無添
加) 小麦粉750g、澱粉250gおよび食塩30gからなる麺原料
に、水360gを加えて、これらをミキサーで15分間混練
した後、得られた混練物を常法に従って整形・複合し、
厚さ10.0mmの麺帯を調製した。
【0029】この麺帯を、圧延ロール(ロール径:90m
m、ロール幅:210mm)を用いて、圧延率が80%となるよ
うに1回圧延した(麺帯厚2.2mm)。 次いで、最終麺
帯厚が1.0mmになるよう、さらに2回圧延を行って(各
ロールによる圧延率:2回目40%、3回目16%)麺帯を
調製した。
【0030】このようにして得られた麺帯を、角刃10番
に通して麺線とした後、蒸気蒸し器で2分間α化処理し
た。 次に、α化処理した麺線を着味液(50g/lの食
塩水)に5秒間浸漬し、水切りした後に、その110gを
油揚げ用リテーナーに入れ、145℃の食用油で2分間油
揚げし、得られた油揚げ麺塊を室温で冷まして即席油揚
げカップ麺を得た。
【0031】比較例1:即席油揚麺(アルカリ剤無添
加) 実施例1に記載の方法と同様にして、厚さ10.0mmの麺帯
を調製した。
【0032】この麺帯を、6個の圧延ロール(ロール
径:90mm、ロール幅:210mm)に通して徐々に圧延し(各
ロールによる圧延率:1回目40%、2回目31%、3回目
37%、4回目31%、5回目33%、6回目17%)、最終麺
帯厚が1.0mmの麺帯を調製した。
【0033】このようにして得られた麺帯を、実施例1
に記載の方法と同様にして、切り出しを行い、切り出し
た麺線のα化処理と油揚げ処理を行い、油揚げした麺塊
をカップ状の容器に移して即席油揚げカップ麺とした。
【0034】上記で得た実施例1と比較例1の即席油揚
げカップ麺を各々に420mlの沸騰水を加えて蓋をし、3
分間経過した後に10人のパネラーに双方の油揚げ麺を喫
食してもらった。 その結果、実施例1の油揚げ麺の方
が麺に密度感があり、コシがあって、均一感も勝ってい
たとの評価が得られた。
【0035】実施例2:即席油揚麺(アルカリ剤添加) 小麦粉900g、澱粉100g、食塩16gおよび炭酸ナトリウ
ム2gからなる麺原料に、水350gを加えて、これらを
ミキサーで15分間混練した後、得られた混練物を常法に
従って整形・複合し、厚さ10.0mmの麺帯を調製した。
【0036】この麺帯を、圧延ロール(ロール径:90m
m、ロール幅:210mm)を用いて、圧延率が78%となるよ
うに1回圧延した(麺帯厚2.2mm)。 次いで、最終麺
帯厚が0.9mmになるよう、さらに3回圧延を行って(各
ロールによる圧延率:2回目41%、3回目19%、4回目
14%)麺帯を調製した。
【0037】このようにして得られた麺帯を、角刃16番
に通して麺線とした後、蒸気蒸し器で2分間α化処理し
た。 次に、α化処理した麺線を、着味液(50g/lの
食塩水)に5秒間浸漬し、水切りした後に、その110g
を油揚げ用リテーナーに入れ、145℃の食用油で2分間
油揚げし、得られた油揚げ麺塊を室温で冷まして即席油
揚げカップ麺を得た。
【0038】比較例2:即席油揚麺(アルカリ剤添加) 実施例2に記載の方法と同様にして、厚さ10.0mmの麺帯
を調製した。
【0039】この麺帯を、6個の圧延ロール(ロール
径:90mm、ロール幅:210mm)に通して徐々に圧延し(各
ロールによる圧延率:1回目40%、2回目39%、3回目
35%、4回目35%、5回目30%、6回目17%)、最終麺
帯厚が0.9mmの麺帯を調製した。
【0040】このようにして得られた麺帯を、実施例1
に記載の方法と同様にして、切り出しを行い、切り出し
た麺線のα化処理と油揚げ処理を行い、油揚げした麺塊
をカップ状の容器に移して即席油揚げカップ麺とした。
【0041】即席油揚げ麺の外観に関しては、実施例2
の油揚げ麺は、比較例1のそれに比べて麺線表面のひぶ
くれが少なく、美観が優れていた。
【0042】次に、実施例2と比較例2の即席油揚げカ
ップ麺各々に420mlの沸騰水を加えて蓋をし、3分間放
置した。 3分経過後の実施例2の麺塊は、比較例2の
それに比べて、湯戻りが早く、麺線がスープに沈んで、
スープ表面に浮揚しにくい傾向が認められた。
【0043】また、実施例1と同様にして、十分に訓練
されたパネラー10名に、実施例2と比較例2の各油揚げ
麺を喫食してもらったところ、実施例2の油揚げ麺は、
比較例2のそれに比べて、麺のコシと均一感共に優れて
いた(以下、特に断りの無い限りは、後出の実施例/比
較例で調製した麺の評価は、この評価方法によった)。
【0044】なお、実施例2の比較例2に対する前述の
効果は、実施例1の比較例1に対する効果よりも顕著で
あり、特に、麺のスープに対する沈み効果、麺線表面の
ひぶくれ防止効果は格段に高かった。
【0045】実施例3:圧延率の検討 実施例2に記載の方法と同様にして、厚さ10.0mmの麺帯
を調製した。
【0046】この麺帯を、麺帯の圧延率が、それぞれ8
8、84、81、75、70、65、60、55、50、40%(麺帯厚1.
2、1.6、1.9、2.5、3.0、3.5、4.0、4.5、5.0、6.0mm)
になるように圧延ロールで各々1回目の圧延を行い、異
なる麺帯厚の麺帯(計10本)を得た。 そして、最終麺
帯厚が0.9mmになり、かつ1回の圧延率が40%を超えな
い範囲で、各麺帯に対して3〜5回の圧延をさらに行
い、所定最終厚み(各0.9mm)の麺帯を10本調製した。
【0047】このようにして得られた10本の麺帯に対し
て、実施例2に記載の方法と同様にして切り出しを行
い、次に、切り出した麺線のα化処理と油揚処理を行っ
て、即席油揚げカップ麺を得た。
【0048】そして、実施例2/比較例2に記載の官能
評価方法に従って、各麺の食感(コシ/均一感)に関し
て評価を行った。 なお、この評価方法による基準を、
従来の圧延方法によって得られた即席麺での評価を1
(普通)とし、本実施例で得られた即席麺を1〜5の5
段階(表1の凡例参照)で相対的に評価した。 その結
果を、以下の表1にまとめた。
【0049】
【表1】
【0050】表1に記載の結果から明らかなように、ロ
ール圧延による圧延率を約60%以上にまで調整すること
で、「麺質の向上」が明確に認められた。 また、圧延
率を、約75〜約90%、好ましくは約80〜約85%程度とす
ることで、さらに品質の優れた即席油揚げ麺が得られ
た。 加えて、強い圧延処理(好ましくは、約75%以上
の圧延率の圧延処理)を施した麺塊ほど、麺線表面のひ
ぶくれが解消されており、また、麺塊がスープ表面に浮
遊しにくくなる傾向が見られた。
【0051】実施例4:圧延順序の検討 実施例2に記載の方法と同様にして、厚さ11.6mmの麺帯
を調製した。
【0052】そして、この麺帯を圧延率が40%となるよ
うに1回目の圧延を行った(麺帯厚7.0mm)。 次い
で、圧延率80%になるように1回圧延し(麺帯厚1.4m
m)、続けて最終麺帯厚が0.9mmになるように、さらに2
回圧延を行った。 このようにして得られた麺帯を、実
施例2に記載の方法と同様にして切り出しを行い、次い
で、切り出した麺線のα化処理と油揚げ処理を行い、そ
して、得られた油揚げ麺塊をカップ状の容器に移して即
席油揚げカップ麺とした。
【0053】実施例2/比較例2での評価方法に従っ
て、この即席油揚げカップ麺を評価したところ、本実施
例4での即席油揚げカップ麺の食感(コシ、均一感)
は、比較例2のカップ麺よりも優れていた。 この結果
から、圧延率約60%以上の圧延を、一連の圧延での第2
回目以降の圧延時に適用しても、所望の効果が得られる
ことが判明した。
【0054】実施例5:圧延回数の検討 実施例2に記載の方法と同様にして、厚さ10.0mmの麺帯
を調製した。
【0055】そして、この麺帯を、圧延率78%になるよ
うに1回圧延した(麺帯厚2.2mm)。次いで、最終麺帯厚
が0.9mmになるよう連続してさらに3回圧延して得た麺
帯(各ロールでの圧延率:2回目41%、3回目19%、4
回目14%)と、同じく麺帯厚が0.9mmになるよう連続し
てさらに5回圧延した麺帯(各ロールでの圧延率:2回
目26%、3回目19%、4回目14%、5回目12%、6回目
10%)を得た。
【0056】このようにして得られた各麺帯に対して、
実施例2に記載の方法と同様にして切り出しを行い、切
り出した麺線にα化処理と油揚げ処理を行い、そして、
油揚げ処理した麺塊をカップ状の容器に移して即席油揚
げカップ麺とした。
【0057】実施例2/比較例2での評価方法に従っ
て、これら即席油揚げカップ麺を評価したところ、2種
類の麺は、いずれも比較例2のカップ麺と比較して、コ
シ、均一感共に優れた食感を呈していた。 この結果か
ら、即席麺類に対して良好な食感を付与する本発明の効
果と、圧延回数との間には明確な相関性は認められなか
った。
【0058】実施例6〜14:アルカリ剤添加の検討 実施例6:炭酸ナトリウム 小麦粉800g、澱粉200gおよび食塩15gからなる麺原料
に、炭酸ナトリウムの0、1、2または3gを添加し、
さらに水350gを加えて、ミキサーで15分間混練した。
次いで、得られた混練物を常法に従って整形、複合
し、厚さ10.0mmの麺帯を調製した。 この麺帯を、圧延
ロール(ロール径:90mm、ロール幅:210mm)を用いて、
圧延率が78%となるよう、1回圧延した(麺帯厚2.2m
m)。 次に、最終麺帯厚が 0.9mmになるよう、さらに
3回圧延を行って(各ロールによる圧延率:2回目41
%、3回目19%、4回目14%)、麺帯を調製した。
【0059】このようにして得られた麺帯を、角刃16番
に通して麺線とした後、蒸気蒸し器で2分間α化処理し
た。 次に、α化処理した麺線110gを着味液(50g/
lの食塩水)に5秒間浸漬した後に、油揚げ用リテーナ
ーに入れ、145℃の食用油で2分間油揚げし、室温で放
冷した後、スチロール製のカップに移して即席油揚げカ
ップ麺を得た。
【0060】実施例7:リン酸三ナトリウム 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、リン酸三ナトリ
ウムの2.5、5、7.5gを加えた以外は、実施例6に記載
の方法と同じ方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0061】実施例8:リン酸三カリウム 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、リン酸三カリウ
ム5gを加えた以外は、実施例6に記載の方法と同じ方
法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0062】実施例9:リン酸一ナトリウム(リン酸二
水素ナトリウム) 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、リン酸一ナトリ
ウム15gを加えた以外は、実施例6に記載の方法と同じ
方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0063】実施例10:メタリン酸ナトリウム 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、メタリン酸ナト
リウムの5gまたは10gを加えた以外は、実施例6に記
載の方法と同じ方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0064】実施例11:ポリリン酸ナトリウム 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、ポリリン酸ナト
リウム15gを加えた以外は、実施例6に記載の方法と同
じ方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0065】実施例12:卵殻焼成カルシウム 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、卵殻焼成カルシ
ウム40%を含む代用かんすい5g(卵殻焼成カルシウム
として2g)を加えた以外は、実施例6に記載の方法と
同じ方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0066】実施例13:アルカリ剤混合物1 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、炭酸ナトリウム
1g、リン酸三ナトリウム1gおよびポリリン酸ナトリ
ウム2gからなる混合物(4g)を加えた以外は、実施
例6に記載の方法と同じ方法で即席油揚げカップ麺を得
た。
【0067】実施例14:アルカリ剤混合物2 実施例6の炭酸ナトリウムの代わりに、リン酸三ナトリ
ウム0.5g、ポリリン酸ナトリウム5g、ピロリン酸ナ
トリウム1.5gおよびメタリン酸ナトリウム10.5gから
なる混合物(計17.5g)を加えた以外は、実施例6に記
載の方法と同じ方法で即席油揚げカップ麺を得た。
【0068】実施例6〜14で得た各即席油揚げカップ麺
に420mlの沸騰水を加えて3分間放置し、復元した麺を
試食して麺のコシと均一感に関する食感、ならびに湯面
への浮きの状態を確認した。 なお、麺の食感、均一感
の評価方法は、実施例2の方法に準じて評価した。
【0069】すなわち、麺線の食感と均一感に関して
は、実施例2での1回目の圧延率を40%に調整して得た
麺での評価値を1とし、一方で、実施例2での1回目の
圧延率を81%に調整して得た麺に相当する麺での評価値
を5とする、5段階方式で評価した。
【0070】また、麺の浮き状態は、ほぼ完全に麺塊が
容器の底に沈んだ状態を5点とし、そして、通常の圧延
方法(各回の圧延率がすべて40%以下の圧延)によっ
て、しかもアルカリ剤を添加せずに作成した麺での浮き
状態を1点とする5段階方式で評点した。 これら評価
結果を、以下の表2にまとめた。
【0071】
【表2】
【0072】表2に記載の通り、本発明に従って麺原料
にアルカリ剤を添加することで、麺線のコシ、均一感が
一段と向上し、好ましい食感の即席油揚げ麺が得られ
た。
【0073】特に、麺原料にアルカリ剤を添加すること
で、湯面への麺塊の浮遊が無くなり、見た目も良くな
り、麺塊全体が均一に復元していた。 また、アルカリ
剤の添加によって、麺線表面のひぶくれも解消されてい
た。
【0074】実施例15:即席熱風乾燥麺 小麦粉750g、澱粉250g、食塩30g、炭酸カリウム3.6
gおよび炭酸ナトリウム2.4gからなる麺原料に、水350
gを加えて、これらをミキサーにて15分間混練した後、
得られた混練物を常法に従って整形・複合し、厚さ10.0
mmの麺帯を調製した。
【0075】この麺帯を、圧延ロールを用いて、圧延率
が80%となるように1回圧延した(麺帯厚2.0mm)。
次いで、最終麺帯厚が、0.95mmになるように、さらに3
回圧延を行って(各ロールでの圧延率:2回目39%、3
回目17%、4回目11%)麺帯を得た。
【0076】このようにして得られた麺帯を、丸刃20番
に通して麺線とした後、蒸気蒸し器で3分間α化処理し
た。 次に、α化処理した麺線107gを、熱風乾燥麺用
リテーナーに入れ、85℃の熱風乾燥器で20分間乾燥処理
し、この麺線を室温で放冷して即席熱風乾燥麺を得た。
【0077】比較例3:即席熱風乾燥麺 実施例15と同様の方法に従って、厚さ10.0mmの麺帯を調
製した。
【0078】この麺帯を、圧延ロールで6回圧延し(各
ロールでの圧延率:1回目40%、2回目37%、3回目35
%、4回目34%、5回目28%、6回目19%)、最終麺帯
厚が0.95mmの麺帯を得た。 このようにして得られた麺
帯を、実施例5に記載の方法と同様にして切り出し、そ
して、切り出した麺線のα化処理と熱風乾燥処理を行っ
て、即席熱風乾燥麺を得た。
【0079】次に、実施例15と比較例3の即席熱風乾燥
麺を、鍋に張った500mlの沸騰水中で3分間加熱調理し
た後、実施例2/比較例2での評価方法に従って評価し
た。
【0080】その結果、実施例15の即席熱風乾燥麺は、
比較例3のそれに比べて、コシと均一感に優れた食感を
呈していた。
【0081】
【発明の効果】このように、本発明の方法に従って、即
席麺類の製造工程において、圧延率を高くした麺帯の圧
延工程を導入することで、得られる即席麺類の麺線のコ
シ、均一感が改良でき、かつ湯戻りの早い麺とすること
ができる。
【0082】また、本発明の製法において、さらにアル
カリ剤を含んだ麺原料を使用することで、即席麺類の麺
線の食感の改善をはじめとする諸効果が、さらに格段に
増強される。
【0083】さらに、アルカリ剤を麺原料に添加した本
発明の方法によれば、即席油揚げ麺類の場合、麺線表面
のひぶくれが解消されて、美観が良好な麺線が得られ、
さらに、喫食時や湯戻り時に麺塊がスープ表面に浮遊し
にくくなる。 つまり、麺塊がスープに沈むことで、見
た目が良く、麺塊が均一に湯戻りでき、また、麺塊上に
浮いて湯戻りしにくかった具材の湯戻りが改良されるな
ど、消費者の嗜好を満足させ得る幾多もの優れた効果を
奏する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール圧延による麺帯の圧延工程を含む
    即席麺類の製造方法であって、該圧延工程が、圧延率が
    60%以上のロール圧延を少なくとも一つ含む、ことを特
    徴とする即席麺類の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記圧延率が、75〜90%である請求項1
    に記載の即席麺類の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記製造方法が、前記即席麺類の麺原料
    にアルカリ剤を添加する工程をさらに含む請求項1また
    は2に記載の即席麺類の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記アルカリ剤が、炭酸塩類、リン酸塩
    類、焼成カルシウムおよびこれらの組み合わせからなる
    グループから選択される請求項3に記載の即席麺類の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記アルカリ剤の添加量が、前記麺原料
    の1kg当たり1〜20gの量のアルカリ剤である請求項3
    または4に記載の即席麺類の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記即席麺類が、即席油揚げ麺である請
    求項1乃至5のいずれかに記載の即席麺類の製造方法。
JP37226799A 1999-01-01 1999-12-28 即席麺類の製造方法 Expired - Lifetime JP3950603B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37226799A JP3950603B2 (ja) 1999-01-01 1999-12-28 即席麺類の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3335899 1999-01-01
JP11-33358 1999-01-01
JP37226799A JP3950603B2 (ja) 1999-01-01 1999-12-28 即席麺類の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000245377A true JP2000245377A (ja) 2000-09-12
JP3950603B2 JP3950603B2 (ja) 2007-08-01

Family

ID=26372037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37226799A Expired - Lifetime JP3950603B2 (ja) 1999-01-01 1999-12-28 即席麺類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3950603B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005110616A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Hachinohe Seimen Kk 貝殻焼成物添加生麺およびその製造方法
WO2008081931A1 (ja) * 2006-12-29 2008-07-10 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. 即席油揚げ麺類およびその製造方法
WO2011077600A1 (ja) 2009-12-22 2011-06-30 日清食品ホールディングス株式会社 即席麺およびその製造方法
JP2017051157A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺
JP2017148036A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
WO2017145885A1 (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
JP2017158440A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
JP2018033363A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日清食品ホールディングス株式会社 生麺及び冷凍麺の製造方法
JP6325184B1 (ja) * 2017-02-15 2018-05-16 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
TWI639390B (zh) * 2017-02-15 2018-11-01 統一企業股份有限公司 麵條的製造方法
JP2018166470A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 日清食品ホールディングス株式会社 ノンフライ中華麺の製造方法
JP6970316B1 (ja) * 2021-04-08 2021-11-24 エースコック株式会社 即席油揚げ麺の製造方法
JP6970315B1 (ja) * 2021-04-08 2021-11-24 エースコック株式会社 即席油揚げ麺及びその製造方法
WO2022239710A1 (ja) * 2021-05-13 2022-11-17 サンヨー食品株式会社 即席フライ麺の製造方法及び即席フライ麺

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI705768B (zh) * 2016-10-27 2020-10-01 日商日清食品控股股份有限公司 速食油炸麵

Cited By (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005110616A (ja) * 2003-10-10 2005-04-28 Hachinohe Seimen Kk 貝殻焼成物添加生麺およびその製造方法
WO2008081931A1 (ja) * 2006-12-29 2008-07-10 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. 即席油揚げ麺類およびその製造方法
CN107048187A (zh) * 2006-12-29 2017-08-18 日清食品控股株式会社 速食油炸面食及其制造方法
US9456625B2 (en) 2006-12-29 2016-10-04 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Instant-prepared fried noodle and producing method of the noodle
JP5039716B2 (ja) * 2006-12-29 2012-10-03 日清食品ホールディングス株式会社 即席油揚げ麺類およびその製造方法
CN102781256A (zh) * 2009-12-22 2012-11-14 日清食品控股株式会社 方便面及其制造方法
KR101194918B1 (ko) 2009-12-22 2012-10-25 니신 쇼쿠힌 홀딩스 가부시키가이샤 즉석면 및 그 제조 방법
RU2482701C1 (ru) * 2009-12-22 2013-05-27 Ниссин Фудз Холдингз Ко., Лтд. Лапша быстрого приготовления и способ ее получения
US8597707B2 (en) 2009-12-22 2013-12-03 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Instant noodles and method for producing the same
TWI452971B (zh) * 2009-12-22 2014-09-21 Nisshin Foods Holdings Co Ltd The method of making instant noodles
CN104686931A (zh) * 2009-12-22 2015-06-10 日清食品控股株式会社 方便面及其制造方法
JP2011130687A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Nissin Foods Holdings Co Ltd 即席麺およびその製造方法
WO2011077600A1 (ja) 2009-12-22 2011-06-30 日清食品ホールディングス株式会社 即席麺およびその製造方法
JP2017051157A (ja) * 2015-09-11 2017-03-16 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺
CN106714574A (zh) * 2015-09-11 2017-05-24 日清食品控股株式会社 油炸方便面
EP3420826A4 (en) * 2016-02-24 2019-10-30 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. PROCESS FOR MANUFACTURING INSTANTANEOUS SNORED NOODLES
JP7017975B2 (ja) 2016-02-24 2022-02-09 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
WO2017145885A1 (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
CN108135232B (zh) * 2016-02-24 2020-09-25 日清食品控股株式会社 即食油炸面的制造方法
JP2017148036A (ja) * 2016-02-24 2017-08-31 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
CN108135232A (zh) * 2016-02-24 2018-06-08 日清食品控股株式会社 即食油炸面的制造方法
TWI649037B (zh) * 2016-02-24 2019-02-01 日商日清食品控股股份有限公司 速食油炸麵之製造方法
JP2018134094A (ja) * 2016-02-24 2018-08-30 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
US20180352838A1 (en) * 2016-02-24 2018-12-13 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Method for producing instant fried noodles
JP2017158440A (ja) * 2016-03-07 2017-09-14 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
US11311037B2 (en) 2016-03-07 2022-04-26 Nissin Foods Holdings Co., Ltd. Method for producing instant fried noodles
JP2018033363A (ja) * 2016-08-31 2018-03-08 日清食品ホールディングス株式会社 生麺及び冷凍麺の製造方法
TWI639390B (zh) * 2017-02-15 2018-11-01 統一企業股份有限公司 麵條的製造方法
WO2018150479A1 (ja) * 2017-02-15 2018-08-23 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
JP6325184B1 (ja) * 2017-02-15 2018-05-16 日清食品ホールディングス株式会社 即席フライ麺の製造方法
JP2018166470A (ja) * 2017-03-30 2018-11-01 日清食品ホールディングス株式会社 ノンフライ中華麺の製造方法
JP6970316B1 (ja) * 2021-04-08 2021-11-24 エースコック株式会社 即席油揚げ麺の製造方法
JP6970315B1 (ja) * 2021-04-08 2021-11-24 エースコック株式会社 即席油揚げ麺及びその製造方法
JP2022161088A (ja) * 2021-04-08 2022-10-21 エースコック株式会社 即席油揚げ麺及びその製造方法
JP2022161089A (ja) * 2021-04-08 2022-10-21 エースコック株式会社 即席油揚げ麺の製造方法
WO2022239710A1 (ja) * 2021-05-13 2022-11-17 サンヨー食品株式会社 即席フライ麺の製造方法及び即席フライ麺

Also Published As

Publication number Publication date
JP3950603B2 (ja) 2007-08-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5039716B2 (ja) 即席油揚げ麺類およびその製造方法
EP0630581B1 (en) Process for producing crude three-layered noodles
JP3950603B2 (ja) 即席麺類の製造方法
JPS637734B2 (ja)
EP2517572B1 (en) Instant noodles and method for producing same
US10039291B2 (en) Method for manufacturing frozen cooked noodles
EP3508071B1 (en) Method for producing fried noodles
JP6811567B2 (ja) 生麺及び冷凍麺の製造方法
JP2012060998A (ja) ノンフライ即席麺の製造方法
JP6936032B2 (ja) ノンフライ中華麺の製造方法
JP2723745B2 (ja) 即席麺類の製造方法
JP4150714B2 (ja) 即席春雨およびその製造方法
JP7337074B2 (ja) パスタ類の製造方法
JP3103459B2 (ja) 即席麺類の製造方法
JP2017158446A (ja) 糖質が低減された電子レンジ用冷凍麺類の製造方法
JP2985941B2 (ja) 即席麺類およびその製造方法
JP6753840B2 (ja) 調理済み米粉麺類
JPH06276973A (ja) 三層生麺類の製造方法
JP2760513B2 (ja) 麺の製造法
JPH09308449A (ja) 冷凍蒸し麺及びその製造方法
WO2022168486A1 (ja) 即席麺の製造方法
JP4181957B2 (ja) 即席麺用穀粉および即席麺類の製造法
JP7055179B2 (ja) 生中華麺及び冷凍中華麺の製造方法
JPH0870806A (ja) ノンオイル乾燥即席麺の製法
JP3537220B2 (ja) 麺類の製造方法及び麺類の品質改良剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050506

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061226

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070417

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070423

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3950603

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100427

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130427

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160427

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term