JP2000244053A - 光出力制御回路 - Google Patents

光出力制御回路

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JP2000244053A
JP2000244053A JP4217899A JP4217899A JP2000244053A JP 2000244053 A JP2000244053 A JP 2000244053A JP 4217899 A JP4217899 A JP 4217899A JP 4217899 A JP4217899 A JP 4217899A JP 2000244053 A JP2000244053 A JP 2000244053A
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    • H01S5/06Arrangements for controlling the laser output parameters, e.g. by operating on the active medium
    • H01S5/068Stabilisation of laser output parameters
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光出力制御回路の起動時の立ち上げ時間を短
かくし、安定後の微少変動を少なくする。 【解決手段】 粗密/動作切替回路26からの切替信号
により、起動時のカウンタ16の制御値の変化幅を大き
くし、安定時の変化幅を小さくする。安定時には、更新
許可制御回路276からの制御信号により、更新の頻度
を抑制する。安定時には、LD駆動回路10の電流源の
周波数帯域を狭くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信などにおい
て用いられる半導体レーザ(レーザ・ダイオード:L
D)、発光ダイオード(LED)等の発光素子の光出力
を制御する光出力制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、光伝送装置など発光素子を用い
る装置では、光出力を所定の値に制御することが要求さ
れる。一方、LDなどの発光素子の発光効率には、大き
な温度依存性があり、また、経年変化によって効率が変
わる。従って、あらゆる条件で光出力を一定に制御する
には、発光素子に流す電流値を適切な値に制御する必要
がある。従来から、発光素子の光出力を定値制御するた
めに、負帰還制御が行われている。従来の発光素子の光
出力を制御する光出力制御回路を図1に示す。以下、こ
の回路の動作を述べる。
【0003】LD駆動回路10においてデータに従って
変調された駆動電流が発光素子12に供給される。この
駆動電流のピーク値(以降、駆動電流値と呼ぶ)はD/
A変換回路14に入力されるデジタル値に比例した値と
して制御される。このデジタル値は、前段のカウンタ1
6から与えられる。すなわち、カウンタ値に比例した駆
動電流値が得られる。
【0004】発光素子(LD)の光量に比例したモニタ
電流をフォトダイオード(PD)18で得、次に、モニ
タ電流値をモニタ部20において電圧値に変換してその
ピーク値を保持する。比較器22においてモニタ部20
の出力を基準値(電圧)24と比較し、比較した結果に
より、カウンタ16のカウント値を操作する。すなわ
ち、基準値より小さければ、カウンタの値を1増やし
て、駆動電流値を増やし、基準値より大きければ、カウ
ンタの値を1減らして、駆動電流値を減らす。以上の動
作により、光出力は負帰還制御によって基準値に対して
定値制御されていた。
【0005】このときに、駆動電流値は、D/A変換回
路14の最小桁(LSB)で決められる分解能で決まる
精度で制御される。例えば、10ビットのD/A変換回
路を使用した場合、210=1024の分解能が得られ
る。この回路で、出力電流の範囲を10〜100mAの範
囲で制御する場合、1LSBあたり0.1mAに相当する
ようにLD駆動回路10内のカレントミラー回路を設計
し、デジタル値における100〜1000を駆動電流1
0〜100mAに対応させる。この場合、駆動電流の最小
値10mAにおいて、LSBあたりの電流0.1mAは1%
に相当することから、本回路は駆動電流を1%程度(光
出力も比例)の高精度な制御が可能となる。従来では、
以上のような回路で高精度な制御が可能であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の光出力制御回路
の課題は、所望の光出力に到達するまでに、時間がかか
る、すなわち、立ち上げ時間が長いということである。
図2は、従来の光出力制御回路の動作特性を示す。横軸
は時間、縦軸は駆動電流値である。起動時には、カウン
タ回路の値はリセットされている。前述のフィードバッ
クが起動されると、モニタ部20の出力と基準値24を
比較した結果によって、カウンタの値が1づつ加減して
更新され、これに伴って駆動電流値も更新され、駆動電
流はステップ状に変わってゆく。このとき、駆動電流値
は、D/A変換回路の最小桁(LSB)に相当する電流
に比例したステップ0.1mAで変化する。駆動電流値が
目標値に到達すると、目標値をはさんだ2つの電流値の
間で往復して、この範囲で安定な光出力値が得られる。
【0007】この従来技術では、起動から目標に到達す
るまでには、到達するデジタル値を1づつ上げる、また
は、下げることになるため、目標値と起動時の電流値
(デジタル値)の差が大きい場合には、立ち上がるまで
に、多数のステップ数が必要で、立ち上がり時間が長く
なる。近年、実用化段階に入った、アクセス系光通信で
は、加入者と局間の伝送方式として、データをセルごと
に分けて、断続的に送るバースト伝送方式が必要とされ
ている。図3に、従来技術の課題として、光出力制御回
路を、バースト伝送に適用した場合の動作を示す。図2
と同様に、横軸は時間、縦軸は駆動電流値である。
【0008】バースト伝送装置を起動する際に、光出力
を目標値までに立ち上げるまでに許される時間として
は、初期起動用セルの数μsのごく短い時間しか許され
ない。そのため、従来の光出力制御回路をバースト伝送
に使おうとすると、起動用セルの期間だけでは立ち上げ
が終わらずに、通常の通信用のセルの出力までに光出力
を安定化できないため、使用できない。
【0009】例えば、10ビットのD/A変換回路を用
いて、カウンタの初期値0から動作させて、駆動電流の
MAX値の100mAを得るまでの場合、安定化するま
で、カウンタを最悪で1024回更新する必要がある。
このように、従来の技術では、立ち上げ時間が長くかか
るため、バースト伝送では使用できないという課題があ
った。
【0010】また、連続伝送においても、立ち上げ時間
の間はデータの送信ができない。光モジュール送信部の
立ち上げ時間が長いと、システム全体の立ち上げが遅く
なる、という問題があった。あるいはシステムの時間的
マージンを制限している、立ち上げを遅くしている、と
いう問題があった。図1の従来技術をバースト伝送に適
用した場合の別の問題点として、セルが存在しないとき
の制御の問題がある。図1の従来技術では、カウンタ1
6の制御は信号の有無にかかわらず常時行なわれるの
で、セルの存在しないときでも安定した制御を維持する
ためにはモニタ部20の時定数を充分長くする必要があ
る。しかしながら、時定数が長くなると、応答が遅くな
るという問題がある。
【0011】図1の従来技術のさらに別の問題点とし
て、制御が安定した後の微小変動の問題がある。図2に
示されるように、従来の光出力制御回路では、光出力制
御回路の立ち上げが完了して、安定化した後には、光出
力値は基準値をはさむ2値の間を頻繁に往復する。通常
は、この2つの値間の変動があっても光出力が規定の範
囲内に納まるように設計されるが、光出力値が必要のな
い変化を繰り返す。
【0012】特にバースト伝送においては、光出力が安
定するまでの時間を短くする必要があり、そのために
は、フィードバックを回す速度を上げる必要があるが、
常に高速でフィードバックを行うと、必要のない更新を
繰り返すことになる。この問題は、光信号を受信する側
にとっては、エラーレート増加の要因となる。また、従
来の光出力制御回路において、光出力制御回路が光出力
値を更新する際に、D/A変換回路14に入力されるデ
ジタルコードが変わるが、このとき、グリッチと呼ばれ
るスパイクが発生する。これが駆動電流に現れ、波形歪
みを引き起こす。この問題も、光信号を受信する側にと
っては、エラーレート増加の要因となる。
【0013】したがって本発明の第1の目的は、起動時
の立ち上げ時間が短かい光出力制御回路を提供すること
にある。本発明の第2の目的は、バースト伝送に適した
光出力制御回路を提供することにある。本発明の第3の
目的は、光出力が安定した後の微少変動が少ない光出力
制御回路を提供することにある。
【0014】本発明の第4の目的は、D/A変換による
グリッジの影響の少ない光出力制御回路を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】前述の第1の目的は、発
光素子の光出力を検出する光検出器と、光出力の検出値
を基準値と比較する比較器と、比較器の比較結果に応じ
て発光素子の光出力を離散的に制御する光出力制御器
と、光出力制御器における制御の回数をカウントし制御
開始後の制御回数が所定値に達するまでは光出力制御器
に立ち上げモードの制御を行なわせ制御回数が所定値に
達した後は光出力制御器に安定モードの制御を行なわせ
る切替回路とを具備する光出力制御回路によって達成さ
れる。
【0016】前述の第1の目的は、発光素子の光出力を
検出する光検出器と、光出力の検出値を基準値と比較す
る比較器と、比較器の比較結果に応じて発光素子の光出
力を離散的に制御する光出力制御器と、制御開始後光出
力の検出値が所定の幅のウィンドウに入るまでは光出力
制御器に立ち上げモードの制御を行なわせウィンドウに
入った後は光出力制御器に安定モードの動作を行なわせ
る切替回路とを具備する光出力制御回路によっても達成
される。
【0017】前述の第1の目的は、発光素子の光出力を
検出する光検出器と、光出力の検出値を基準値と比較す
る比較器と、比較器の比較結果に応じて発光素子の光出
力を離散的に制御する光出力制御器と、制御開始後光出
力制御器の制御の履歴が所定のパターンに一致するまで
は光出力制御器に立ち上げモードの動作を行なわせ所定
のパターンに一致した後は光出力制御器に安定モードの
動作を行なわせる切替回路とを具備する光出力制御回路
によっても達成される。
【0018】前述の第2の目的は、発光素子の光出力を
検出する光検出器と、光出力の検出値を基準値と比較す
る比較器と、比較器の比較結果に応じて発光素子の光出
力を離散的に制御する光出力制御器と、発光素子に与え
られるデータを検出し検出結果に応じたクロックを発生
して光出力制御器に制御のタイミングを示すタイミング
信号として与えるクロック制御回路とを具備する光出力
制御回路によって達成される。
【0019】前述の第3の目的は、発光素子の光出力を
検出する光検出器と、光出力の検出値を基準値と比較す
る比較器と、比較器の比較結果に応じて発光素子の光出
力を離散的に制御する光出力制御器と、光出力が安定し
た後において、光出力の制御値の更新がされた後、所定
の条件が満たされるまで更新を制限する更新許可制御回
路とを具備する光出力制御回路によって達成される。
【0020】前述の第4の目的は、発光素子の光出力を
検出する光検出器と、光出力の検出値を基準値と比較す
る比較器と、比較器の比較結果に応じて発光素子の光出
力を離散的に制御する光出力制御器とを具備し、光出力
が安定した後において発光素子の駆動電流の周波数帯域
幅が狭められる光出力制御回路によって達成される。
【0021】
【発明の実施の形態】図4に本発明の第1の実施例を示
す。図1と同一の構成要素には同一の参照番号が付され
ている。本実施例では、リセット信号によって粗密切替
回路26をリセットした後、光出力値を制御するカウン
タ16に対して決められた回数だけ大きいステップでア
ップダウンして、その後は、カウンタ16の動作モード
を切替え、最小のステップでアップまたはダウンさせ
る。本実施例は、連続伝送向けのレーザ駆動回路向け光
出力制御回路である。
【0022】本回路は、図1の従来技術と同様に、LD
駆動回路10においてデータ信号によって変調された駆
動電流を発光素子に与える。この駆動電流値はカウンタ
16とD/A変換回路14によって制御される。LD出
力のモニタ電流をモニタ部20でI/V変換した結果を
基準値24と比較してカウンタ16を操作する。D/A
変換回路14として10ビットのD/A変換器を使用
し、そのデジタル値の1に、駆動電流0.1mAを対応さ
せれば、駆動電流の制御可能な範囲は0〜102.3mA
となる。
【0023】基準値として、BGR型やツェナーダイオ
ードを用いた一般的な定電圧回路を用いる。また、比較
器22として、差動増幅回路を使用する。連続伝送向け
であるため、モニタ部20は、抵抗と容量で構成され
た、平均値検出回路を用いている。モニタ部と同様な回
路にデータ信号を入力して基準値を生成しても良い。本
実施例が図1の従来技術と異なる部分は、駆動電流を制
御するカウンタ16に対して粗密切替を行う機構であ
る。本実施例では、粗密を切り替えるのに、初期起動時
のフィードバック回数(アップダウンカウンタの更新回
数)によって、粗密切替を行う構成にしてある。
【0024】カウンタ16の粗密動作は、粗密切替回路
26の出力である粗密切替信号によって制御される。粗
密制御回路26は、クロックとリセット信号27によっ
て制御される。また、カウンタ16、粗密制御回路26
及びD/A変換回路14に送るクロックは、クロック制
御回路28で生成される。以降、本実施例の動作を図5
を用いて説明する。
【0025】初期起動時30:初期起動のリセット信号
(Low)によりカウンタ16および粗密切替回路26
内のカウンタの値をクリアする。また、このとき、粗密
切替出力は、粗動モードを示すHighになる。 粗動モード32:クロックとデータが入力されると、L
D駆動回路10は、データに従って変調された駆動電流
を出力する。初めは、カウンタ16がリセットされてい
るために電流の値は0mAとなる。次に、そのモニタ電流
値を基準値と比較した結果、カウンタ16の値が増えて
ゆく。このとき、粗密切替信号が粗動(High)であ
ることから、カウンタ16を1回更新するたびに、カウ
ンタ値は32づつ増え、これに伴って駆動電流は3.2
mAづつ上昇する。これを繰り返して目標値に達した後
は、目標値付近で3.2mAの差がある2つの値の間で往
復する。ここまでのカウンタ16の更新回数は、1/M
に縮小され(この例では1/32)、その結果、立ち上
げ時間を短縮できる。本例では、カウンタ1の初期値0
から動作させた後、駆動電流の最大値102.4mAま
で、最悪で32回の更新で到達できる。
【0026】カウンタ16および粗密切替回路26に送
るクロックは、モニタ部20の平均値回路の時定数を考
慮して、基本クロックを128分周した遅いものを使用
する。分周クロックは、クロック制御回路28(後に詳
述)内で生成される。その粗動モードは、粗密切替回路
26のカウンタ(後に詳述)で、32回カウントした後
に完了し、粗密切替回路26の出力はLowに変わって
停止し、密動モードに切り替わる。カウンタ16の更新
周期はこの分周クロックの周期と同じであり、本実施例
の粗動モードの時間は、基本クロックの周期の128×
32=4096倍の時間になる。
【0027】密動モード34:密動モードでは、カウン
タ16が最小単位の1づつ変化する。これに伴って駆動
電流は0.1mAづつ変化して、最終安定値に近づく。目
標値に達した後は、目標値にもっとも近い2つの電流値
の間で往復する。密動モードに入ってから最終安定値に
到達するまでに、カウンタ16の更新回数は、密動モー
ドに入ってからM回以下である(この例では、32回以
下)。従って、最悪の条件でも、粗動モード・密動モー
ドで合計、32+32=64回の更新で安定値に到達で
きる。従来例では、最悪で1024回かかっていること
から、この例では、10倍以上のスピードアップが得ら
れる。
【0028】図6に、カウンタ16の具体的回路ブロッ
ク図を示す。本回路は、駆動電流制御値を格納する、粗
密のモード切替が可能な10ビットアップダウンカウン
タを有している。10ビットアップダウンカウンタは、
5ビットのアップダウンカウンタ36,38を接続して
実現される。5ビットアップダウンカウンタ36,38
の入出力信号の意味を下記に示す。
【0029】・UD:アップ/ダウン入力。Highで
アップ。Lowでダウン。 ・CL:クリア入力。Lowでクリア。 ・CK:クロック入力。 ・EN:イネーブル入力。Highで動作、Lowで保
持。 ・CO:キャリー出力。キャリーまたはボロー発生で、
High。
【0030】・D0〜4:LOADデータ入力。 ・L0〜4:LOAD制御入力。Highで該当桁にL
OADデータがロードされる。 ・O0〜4:出力(カウント値)データ。 上記2つの5ビットカウンタを接続した図6の回路の動
作を以下に説明する。 (1)粗密切替信号=Hのとき(粗動モード) 粗密切替信号がHレベルのとき、アップダウンカウンタ
36のLOAD入力はすべてHレベルであるので、比較
器の出力がアップダウンカウンタ36のカウント値の全
ビットにロードされる。また、比較器の出力はカウンタ
36のアップ/ダウン入力にも入力されている。モニタ
値が基準値よりも小で比較器の出力がHレベルである
と、カウンタ36の全ビットが“1”となる。このとき
アップ/ダウン入力はHレベル(アップ)であるので、
毎クロックでキャリーが発生する。比較器出力がLレベ
ルであると、カウンタ36の全ビットが“0”となりア
ップ/ダウン入力はLレベル(ダウン)であるので、毎
クロックでボローが発生する。カウンタ36にキャリー
またはボローが発生すると、ANDゲート37を介して
アップダウンカウンタ38がイネーブルになる。上位の
カウンタ38のL0〜4入力はLowであるためロード
はされずに、上位カウンタ38はアップ/ダウン動作す
る。すなわち、比較器22から送られたアップダウン信
号に従って、上位カウンタ38のD0〜4がアップ/ダ
ウン動作する。
【0031】このように粗動モードでは、下位5ビット
にアップ信号・ダウン信号によって、オール1またはオ
ール0が格納されるために発生するキャリー/ボローに
よって上位5ビットのカウンタ38にアップダウン動作
をさせることで、粗動モードを実現する。 (2)粗密切替信号=Lのとき(密動モード) 上位および下位のカウンタのL0〜4入力すべてがLo
wであるため、5×2=10bit の全桁において、通常
の10ビットアップダウンカウンタとしてのアップダウ
ン動作(密動モード)を行う。
【0032】このように、カウンタ16は、粗密切替信
号に従って、粗動モード/密動モードを切り替えできる
アップダウンカウンタとして動作する。図7に、粗密切
替回路26の具体的回路ブロック図を示し、図8にその
動作を示す。本回路は、リセット信号とクロック信号か
ら、粗密切替信号を発生する。本回路は、5ビットの2
進カウンタ40とインバータ42とから成る。
【0033】初期起動において、リセット信号=Low
で、カウンタ内部はリセットされる。クロックが入力さ
れると、アップ動作され、32=25 までカウントした
ところで、キャリー出力COがHighになり、それが
インバータ42で反転されてイネーブル端子EにLow
が送られる為に、カウント動作が停止する。このため、
リセット解除後、クロックを32回カウントするまでの
間、粗密切替出力はHighであり、その後はLowと
なる。このクロックとして、光出力制御用のカウンタ1
6と同じクロックを用いることで、カウンタ40はカウ
ンタ16の更新回数をカウントする。一定回数、粗動モ
ードでカウンタ16を更新する回数を数えることによっ
て、粗密切替機能を実現する。
【0034】本実施例の図7では、32回カウントする
タイプを用いたが、他のカウント数を用いる場合には、
それに相当するカウンタを使用すればよい。図9に、ク
ロック制御回路28の具体的回路ブロック図を示し、図
10にその動作を示す。本回路は、連続伝送向けのクロ
ック制御回路である。基本クロックを1/128の周期
に分周して、カウンタ用クロックを生成してカウンタ1
6と粗密切替回路26へ送る。分周回路は7つのD−F
F(フリップフロップ)回路44から成り、入力クロッ
ク128周期で、出力クロック1周期を出力する。ま
た、D/A変換回路14に送るクロックは、D−FF
46によって半周期遅延させて出力する。
【0035】図11に、LD駆動回路10の具体的回路
図を示す。本回路は、インバータ48,50によって差
動化されたデータ信号とnチャネルMOSトランジスタ
52,54から成る差動対によって、電流源として働く
nチャネルMOSトランジスタ56から出力される電流
を変調して、LDに流す駆動電流(変調電流)を得るも
のである。
【0036】定電流源56の電流値は、nチャネルMO
Sトランジスタ56,58から成るカレントミラーの出
力電流として得られ、その入力電流は、pチャネルMO
Sトランジスタ60,62から成るカレントミラーから
得られ、その入力電流は、D/A変換出力電圧を、OP
アンプ64とnチャネルMOSトランジスタ66と固定
抵抗68によって、一定の電流値に変換して得られる。
従って、D/A変換回路14の出力によって駆動電流値
は制御される。ここではD/A変換回路出力は電圧信号
であると想定しているが、電流出力の場合、その出力を
直接、トランジスタ60,62からなるカレントミラー
回路またはトランジスタ56,58からなるカレントミ
ラー回路に接続することができる。
【0037】以上、第1の実施例は、粗密切替回路をリ
セット後、光出力を決めるカウンタ値を、最小桁で示さ
れる値のM倍の幅で決められた回数だけアップ、または
ダウンさせ、その後は、カウンタの最小桁で示される値
をアップ、またはダウンさせるので、連続伝送用のレー
ザダイオード駆動回路の光出力制御回路の立ち上げを加
速することができる。
【0038】本実施例のリセット信号は、外部からの信
号を用いたが、あるいは、電源電圧を検知する回路(通
常のパワー・ON・リセット回路)などによって電源電
圧が投入されたときに自動的に発生させた信号をリセッ
ト信号としても良い。光出力の目標値付近に速く到達さ
せるには、粗動のステップを大きくするとよいが、粗動
のステップを大きくしすぎると、密動モードに入った後
に、最終的安定値に到達するステップ数が増加すること
になる。D/A変換回路のビット数をN桁、粗動ステッ
プを下からM桁めとすると、D/A変換のデジタル値の
全域の範囲を走査する場合、粗動の回数は2(N-M) 回、
密動の回数は2M 回で合計は2 (N-M) +2M 回となる。
この値は、M=N/2のときに最小となる。
【0039】すなわち、10ビットのD/A変換器を用
いた場合には、粗動を32ステップにするのがベスト
で、64回で全桁が安定する。以上の実施例では、10
ビットD/A変換回路に入力するデジタル値0〜102
3すべてを走査すべく、粗動を32回(32×32=1
024)としたが、立ち上げ時にすべての範囲を走査さ
せる必要がないとき、例えば、カウンタに初期値を入れ
る場合や、使用する電流範囲が狭い場合には、カウント
する回数を減らしたほうが立ち上げが速くなるので望ま
しい。
【0040】本実施例では、リセット時に、光出力制御
用のカウンタ16の値をリセットさせておいたが、これ
は、必ずしも0の値を入れることが必須ではない。何か
の理由で、初期値をロードさせても構わない。例えば、
目標値より大きな電流に相当する値を初期値とした場合
には、この値をもとに、カウンタ16は更新のたびに1
6づつ減るように開始するようにすることも可能であ
る。また、LDの種類や、流す電流値や要求される光出
力の精度に従って適当な初期値をロードしておいても良
い。
【0041】また更に、光出力制御の初期値として、そ
のときの温度とLDの温度特性に応じた適切な値をロー
ドすることによって、第一のバースト信号の先頭ビット
から所望の光出力を得る事が出来、光出力の高速応答性
と高精度制御が両立できる。また、バースト間で上記の
初期化を行なうことによりバースト信号間の急激な周囲
温度変化に対する光出力の補償機能を実現することがで
きる。
【0042】本実施例では、10ビットアップダウンカ
ウンタとして5ビットカウンタを2つ接続したものを用
いたが、あるいは、4ビットカウンタ2つと2ビットカ
ウンタを接続した形でも、10ビットカウンタとして一
体となっているものを使用しても構わない。第2の実施
例を図12に示す。本例は、バースト伝送、連続伝送の
両方に対応できるもので、第1の実施例(図4)とは、
モニタ部と、クロック制御回路が異なる。
【0043】図13に、モニタ部70の回路図を示す。
本回路は、I/V変換回路73とピークホールド回路7
4から成る。第1の実施例のモニタ部は、時定数の長い
平均値検出回路を用いていたので、連続伝送にしか対応
できないのに対し、本実施例では、光出力のピーク値を
捕らえることによって短時間に光出力のモニタ値を捕ら
えることができるので、バースト伝送、連続伝送の両方
に対応できる。抵抗75による自然放電機能は光出力値
が小さくなる方向に更新されたときにそれに追従するた
めに電流を放電しているものである。本実施例では、ピ
ークホールド回路を用いたが、ボトムホールド回路、サ
ンプルホールド回路などを使用しても構わない。
【0044】第1の実施例のクロック制御回路28で
は、連続伝送に対応して、基本クロックを単純に分周し
たクロックをカウンタに送っていた。バースト伝送では
データがない時間帯が長く、この間、光出力値をフィー
ドバックできない。このことから、第2の実施例のクロ
ック制御回路72では、データがないときには制御状態
を更新しないように、カウンタ16、粗密切替回路2
6、およびD/A変換回路14へのクロックを停止す
る。
【0045】本実施例の動作を、図14に示す。前述の
第1の実施例との違いは、データがない時間において、
カウンタ16に送るクロックが停止して、カウンタが更
新されないところである。クロック制御回路72の詳細
については後述する。上述の実施例1,2では、粗動・
密動モードを切り替えることによって、立ち上げを速く
していたが、さらに粗動モードの段階を増やすことで、
最終桁が安定する迄の立ち上げ時間をさらに速くするこ
とができる(多段カウント法)。
【0046】この動作を実現する本発明の第3の実施例
の動作を図15に示す。光出力制御用カウンタの初期起
動時、最初の32回の更新は、同カウンタの6桁目をア
ップダウンさせることによって、一回の更新で、32L
SB更新し、駆動電流にして3.2mAづつ増減する。次
の更新から4回は、同カウンタの下から4桁目をアップ
ダウンさせることによって、一回の更新で、8LSBづ
つ更新し、駆動電流にして0.8mAづつ増減する。その
後は、1LSBづつ更新し、駆動電流にして0.1mAづ
つ増減する。この例では、カウンタの最後の桁が安定す
るまでに、32+4+8=44回の更新で、安定値に到
達できる。第2の実施例は、32+32=64回の更新
が必要であったことに対し、1.5倍のスピードアップ
が得られる。
【0047】この第3の実施例を実現する回路ブロック
構成を図16に示す。第2の実施例の図12との大きな
違いは、2つの粗動モードに対応して、粗密切替回路7
6から光出力制御用のカウンタ16に粗密切替信号が2
本出ていることである。この構成で用いる光出力制御用
のカウンタ16の回路図を図17に示す。第1,2の実
施例で用いた図6のカウンタとの違いは、2つの粗密切
替信号付近の接続である。すなわち、下位カウンタのL
OAD制御入力L0〜4に対し、粗密切替信号1と2の
2本が、該当するビットに接続されている。この切替信
号がHighになっている間、接続された桁には、アッ
プ時にHigh、ダウン時にLowがLOADされる。
下位5ビットカウンタの下位から4〜5bit (8と16
の位)は粗密切替信号1で制御される。下位5ビットカ
ウンタの下位から1〜3bit (1,2と4の位)は粗密
切替信号2で制御される。
【0048】この粗密切替信号1,2を生成する粗密切
替回路の回路図を図18にその動作を図19に示す。本
回路は、図7と異なり、2つのカウンタ回路を有する。
すなわち、リセット信号解除後(Low→High)、
クロック信号を送って5ビットのカウンタ78が動作し
て32回カウントしたところで停止し、粗密切替信号1
をHigh→Lowに切り替える。カウンタ78のキャ
リー出口がHighになることにより、カウンタ80の
CL端子がHighになり、2ビットのカウンタ80が
動作を始め、4回カウントしたところで停止し、粗密切
替信号2をHigh→Lowに切り替える。
【0049】第3の実施例では、粗動モードを2つ設け
て、立ち上げのスピードアップを実現したが、さらに速
くするには、粗動のモード数をさらに増やすと有効であ
る。そのためには、粗密切替信号を増やし、これを制御
する回路を設ければ実現できる。この粗動モード段数を
さらに増やして、粗動モードを各桁ごとに設けると、立
ち上げ速度を最も速くできる。本発明の第4の実施例
(2分法)の、動作を図20に示す。
【0050】光出力制御用カウンタのリセット後、最初
の32回の更新は、第2の実施例と同様に同カウンタの
6桁目以上をアップダウンさせることによって、一回の
更新で、32LSB更新し、駆動電流にして3.2mAづ
つ増減する。第4の実施例の特徴的な動作は、次の更新
から1づつ、更新桁を下げることである。すなわち、同
カウンタの5桁目以上の桁に於いてアップダウンを1回
行い(第2の粗動モード)、4桁目以上(第3の粗動モ
ード)、3桁目以上(第4の粗動モード)、2桁目以上
(第5の粗動モード)と順次、アップダウン動作する最
小桁を下げて行き、最後に最小桁(LSB)が決定され
るに至り、最終的安定値に到達する。この例では、カウ
ンタの最後の桁が安定するまでに、32+5=37回の
更新で、安定値に到達できる。第2の実施例は44回の
更新が必要であったことに対し、さらにスピードアップ
できる。
【0051】第4の実施例において、立ち上げの高速化
に対する理論を説明する。光出力制御回路の立ち上げ過
程は、駆動電流制御値、Xを変数とした関数である光出
力=F(X)において、F(X)が目標値Vに一致する
Xを求めることに相当する。すなわちF(X)=Vとな
るX=F-1(V)を求めればよいわけである。図21
に、X−F(X)のグラフを示す。例えば、区間X=0
〜32の間で単調(増加、または、減少)な関数、F
(0)<V<F(32)となることが判っている場合、
X=F-1(V)は0〜32の間に存在する。
【0052】このXを求める方法として、2分法があ
る。2分法は、ある区間の間に答えが存在することが判
っている場合、区間の中点での値を求めて、答えの存在
する区間の幅を半分に絞ることを繰り返すものである。
この方法は、変数Xが2進数(デジタル)である場合に
は、デジタル値の上位の桁から順次決めて行くことに相
当し、デジタルのビット数と同じ回数だけ試行すること
で、解を求めることができる。第3の実施例では、初期
起動時に6桁め以上でアップダウンさせ、答えが存在す
る区間を求めてから、下5桁で2分法を行っているの
で、2分法では5回で答えに到達できる。
【0053】この第4の実施例を実現する回路ブロック
構成を図22に示す。第2の実施例との違いは、粗密切
替信号が5本あることである。この構成で用いる光出力
制御用のカウンタ16の回路図を図23に示す。第2の
実施例の図6との違いは、粗密切替信号付近の接続であ
る。すなわち、下位カウンタのLOAD制御入力L0〜
4の全5本に対し、5本の粗密切替信号が、該当するビ
ットに接続されている。粗密信号として図24の波形を
入力することで、上述の、カウンタ6桁め以上の粗動を
32回行う後、5桁めから最小桁までを2分法で求める
動作を実現できる。
【0054】この粗密切替信号を生成する粗密切替回路
の回路図を図25に示す。本回路は、図18と異なり、
32回をカウントする5ビットのカウンタ84と、1回
カウントする4つの1ビットのカウンタ80で構成され
る。上記、第4の実施例では、初期起動時に6桁め以上
でアップダウンさせ、答えが存在する区間を求めてか
ら、2分法を用いているが、初期起動時に最高位の10
桁め(以上)でアップダウンさせるところから開始し
て、すぐに2分法を開始しても構わない。この場合、1
0桁の2進数=10bit のカウンタでは、上位から1回
づつ値を変えて行けば、10回で目標値に到達できる。
【0055】上記、第4の実施例で、2分法による粗動
部分で各桁を各1回づつアップダウンさせているが、必
ずしも1回づつである必要はない。最も速い例として、
各1回を挙げただけで、他の理由で、回数を増やしても
構わない。本発明の第5の実施例の動作を図26に示
す。本実施例では、光出力が目標値に近づいたことを検
出して、粗密切替を行う。前述の実施例1〜4では、初
期起動時に、あらかじめ決められた回数だけ粗動モード
を実行するように粗密切替をおこなっていたが、本実施
例は安定化に近づいたかどうかを判断して、粗密切替を
行うものである。安定化に近づいたことの判断は、目標
値の付近に一定の幅を有するウィンドウを設け、モニタ
値がこのウィンドウに入ったか否かで判断する。
【0056】本実施例のブロック図を図27に示す。前
述の実施例1〜4と異なる点は、粗密切替回路88に、
モニタ値と基準値の信号が入力されていることである。
この粗密切替回路88を図28に示す。粗密切替回路8
8は、ウィンドウコンパレータ部90とラッチ部92か
らなる。ウィンドウコンパレータ部90には、2つの差
動増幅回路による比較器94,96を有し、基準値を電
圧ΔVw1,ΔVw2のレベルシフト用電圧源98,1
00でシフトしたレベルを基準として、モニタ出力を比
較した結果のNORをとった値が、ウィンドウコンパレ
ータ出力となる。すなわち、モニタ値が基準値を中心と
する幅ΔVw1+ΔVw2のウィンドウの中に入ったと
きに、ウィンドウコンパレータの出力がHighにな
る。
【0057】リセット後に、粗動モードを行うために、
ラッチ92が設けられている。ラッチとしては、JKフ
リップフロップ102を用いる。起動時にはこのラッチ
92をリセットしておき、粗密切替回路の出力としてラ
ッチのXQ=Highを出力することによって、粗動モ
ード信号を送る。粗動立ち上げが進み、モニタ値がウィ
ンドウの範囲に入った後は、ラッチのJ入力=Hig
h、従って、XQはLowとなり、密動モード信号を送
る。
【0058】なお、粗動モードの1回の制御におけるモ
ニタ値の変化幅よりウィンドウの幅は広くなければなら
ない。もし、ウィンドウの幅の方が狭いと、粗動時にウ
ィンドウを越えた範囲でアップダウンすると、永久に粗
動モードが続く恐れがある。ウィンドウコンパレータの
レベルシフト用電圧源98,100の部分のさらに具体
的回路を図29に示す。本回路でレベルシフト用電圧源
は、2つの抵抗RW1,RW2に電流Iw1=Iw2を
流すことで実現している。素子値の例としては、RW1
=RW2=1kΩ,Iw1=Iw2=50μAで、その
結果、ΔVw1=ΔVw2=50mVが得られる。Iw1
の電流は、基準電圧(ツェナーダイオード型、BGR型
など通常の定電圧回路)、と抵抗R1、オペアンプ、n
チャンネルMOS M1からなる定電流回路の出力電流
を、pチャネルMOS M2,M4から成るカレントミ
ラーを介して、発生させる。また、Iw2の電流は、定
電流回路の出力電流を、pチャネルMOS M2,M3
から成るカレントミラーで伝達し、さらに、nチャネル
MOS M5,M6から成るカレントミラーを介して発
生させる。
【0059】なお、この第5の実施例の変形として、ウ
ィンドウコンパレータのウィンドウ幅に温度依存性を持
たせることによって、さらに立ち上げ時間を加速するこ
とが出きる。この原理を、図30を用いて説明する。図
30に、レーザダイオードの電流−光出力特性を示す。
駆動電流がしきい値を越えると発光するが、微分効率=
ΔL/ΔIには、大きな温度依存性があり、高温で微分
効率が小さくなっている。従って駆動電流をデジタル制
御する場合、デジタル値が1変化するときの光量の変化
は高温で小さくなる。その結果、ウィンドウの幅を固定
で動作させると、高温では密動モードになった後に、安
定するまでの更新回数が増えてしまう。この対策とし
て、この光量のステップの温度依存性(レーザの微分効
率に比例)にあわせて、ウィンドウの幅を高温で狭くす
ることによって、密動モードになった後に安定するまで
の更新回数の温度依存性を無くして、広い温度範囲で立
ち上げ時間を高速化する。
【0060】その具体的方法として、図29の定電流発
生回路の固定抵抗R1の代わりに、温度依存性を有する
正温度係数抵抗器(正温度係数サーミスタとも呼ぶ)、
あるいは、これと固定抵抗との合成抵抗を用いることに
よって、ウィンドウ幅を決める電圧源の電圧を高温で小
さくなるようにすることができる。また、上記ウィンド
ウコンパレータでは、レベルシフト用電圧ΔVw1=Δ
Vw2の例で示したが、必ずしも一致させる必要はな
い。同様に、必ずしもRW1=RW2である必要はな
い。
【0061】第6の実施例を図31に示す。本実施例
は、第5の実施例の粗動モードを2段階にしたものであ
る。それに伴い、粗密切替回路が2つある。カウンタ1
6は、第3の実施例で使用した図17のタイプを用い
る。粗密切替回路104は、その内部のウィンドウコン
パレータのウィンドウが大きい方であり、粗密切替信号
1を出力し、粗密切替回路106は、その内部のウィン
ドウコンパレータのウィンドウが小さい方であり、粗密
切替信号2を出力する。
【0062】以上の構造により、第6の実施例は、初期
起動時に複数のウィンドウコンパレータを用いて、アッ
プダウンカウンタの動作を粗密切り替えさせることによ
り、立ち上げを速くすることが出きる。第7の実施例の
動作を図32に示す。本実施例は、光出力が目標値に近
づいたことの検出方法として、光出力制御カウンタを更
新するときの履歴を用いる。すなわち、比較器と光出力
制御用のアップダウンカウンタを使用する光出力制御回
路においては、アップダウンカウンタを更新する時の比
較器出力が、光出力が目標値と異なっているときは、ア
ップまたはダウンの一方だけが繰り返され、光出力が安
定化したあと、アップとダウンを交互に繰り返すことに
なる。従って、アップ・ダウンの履歴をとり、アップと
ダウンが混じっているか否かを判断すれば、粗動モード
において、光出力が安定化したことが判定できる。
【0063】第7の実施例を図33に示す。他の実施例
との違いは、粗密切替回路108に、比較器の出力が接
続されていることである。粗密切替回路108の具体例
の1つを、図34に示す。本回路は、比較器出力の履歴
をシフトレジスタ110に格納し、各桁の論理によっ
て、信号を生成する。シフトレジスタ各桁が、互いに異
なっている状態、「101」または「010」を論理積
で検出して、ラッチ112のXQ出力をLowにする。
この構成によって、粗動モードにおいて比較器出力の履
歴から、光出力が目標値に到達したことを判断して、粗
密切替信号を発生させることが出きる。
【0064】粗密切替回路108の他の例を、図35に
示す。本回路は、比較器出力の履歴を5ビットシフトレ
ジスタ114に格納し、各桁の論理によって、信号を生
成する。シフトレジスタ各桁が互いに異なる状態を排他
的論理和(EXOR)により、検出する。さらに、目標
値に到達した条件の定義を「101」や「010」以外
にも広くし、「10010」「01101」「1101
0」「10101」「01010」「00101」を目
標値に到達した条件とした。
【0065】本発明の第8の実施例を図36に示す。本
実施例は、第7の実施例(図32,33)に対し、粗動
モードを2段設けてある。回路図上では、粗密切替信号
が2本になっている。粗密切替回路116の具体例を、
図37に示す。本回路は、第7の実施例の図34に対
し、ラッチを2段有し、2つの粗動モードに対応した、
2つの粗密切替信号を発生させる。
【0066】本発明の第9の実施例を図38に示す。本
実施例は、外部信号によって粗密切替を行うために粗密
切替端子を備えるものである。特に、光通信システム等
に用いた場合に、光送信部をモジュール化した構成のと
きには、本体装置から様々な制御信号が送られるが、粗
密切替信号を本体装置から供給する場合、本実施例を適
用できる。
【0067】第10の実施例は、第2の実施例(カウン
ト法)と第5の実施例(ウィンドウコンパレータ)を組
み合わせたもので、起動時に、32回数だけカウンタ1
6の下から6桁目をアップ、またはダウンさせ、次に、
モニタ値がウィンドウコンパレータのレベル幅の中に入
るまで、カウンタ16の下から4桁めをアップ、または
ダウンさせる、その後、最小桁をアップ、またはダウン
させる。
【0068】全体の構成は、粗密切替信号が2本になる
ほかは図27と同様である。粗密切替回路の構成を、図
39に示した。まず始めにカウントを行うためのカウン
タ118があり、これから、粗密切替信号1が出力され
る。また、次に、ウィンドウコンパレータ120によ
り、粗密制御を行い、上記動作を実現する。第11の実
施例を図40に示す。本実施例は、第2の実施例(カウ
ント法)と第7の実施例(履歴参照、図33)を組み合
わせたもので、起動時に、該カウンタの下から6桁めを
アップ、またはダウンさせ、次に、該比較回路の出力結
果の履歴においてアップとダウンが混じるまで、該カウ
ンタの下から3桁めをアップ、またはダウンさせ、その
後は、カウンタの最小桁をアップ、または、ダウンさせ
る。粗密切替回路124には、カウントに必要なクロッ
クの他に、比較器22の出力が接続されている。
【0069】粗密切替回路124の一例を図41に示
す。まず始めにカウントを行うためのカウンタ122
(図7と同等)があり、これから、粗密切替信号1が出
力される。また、次に、比較器の履歴により、粗密制御
を行う回路(図34と同等)を有し、上記動作を実現す
る。第12の実施例を図42に示す。本実施例は、第5
の実施例(ウィンドウコンパレータ、図27)と第4の
実施例(2分法、図22)を組み合わせたもので、起動
時に、モニタ値がウィンドウコンパレータのレベル幅の
中になるまで、該カウンタの下から6桁目をアップ、ま
たはダウンさせ、次に、該カウンタの5桁目を1回だ
け、アップ、またはダウンさせた後、その次に、4桁目
を1回だけ、アップ、またはダウンさせ、これを繰り返
して、該カウンタの最小桁以上桁で示す値をアップ、ま
たはダウンさせて、最終的には、最小の桁をアップ、ま
たはダウンさせることを続けて、光出力を安定化させ
る。
【0070】構造は、粗密切替回路126に、モニタ部
70、基準値24の信号が入力され、粗密切替信号は、
2分法のために5bit 並列に出力される。粗密切替回路
126の一例を図43に示す。第5の実施例のウィンド
ウコンパレータ(図28)と第4の実施例の2分法の制
御回路(図25と同等)から成る。第13の実施例を図
44に示す。本実施例は、第5の実施例(ウィンドウコ
ンパレータ、図27)と第7の実施例(履歴参照、図3
3)を組み合わせたもので、粗密切替回路128には、
ウィンドウコンパレータに送るモニタ値と基準値、さら
に、比較器の出力が接続されている。
【0071】起動時に、モニタ値がウィンドウコンパレ
ータのレベル幅の中になるまで、該カウンタの下から6
桁目をアップ、またはダウンさせ、次に、該カウンタの
下から3桁目をアップ、またはダウンさせる。所定のア
ップ・ダウンのパターンを繰り返したあとは、最小の桁
をアップ、またはダウンさせることを続けて、光出力を
安定化させる。
【0072】粗密切替回路128の具体的構造を、図4
5に示す。第5の実施例のウィンドウコンパレータ(図
28)と第7の実施例の履歴参照型のシフトレジスタ
(図34)を有している。第14の実施例に用いられる
粗密切替回路230を図46に示す。本実施例は、第8
の実施例(履歴参照、図37)と第4の実施例(2分
法、図25)とを組み合わせたもので、粗密切替回路2
30には、比較器の出力が接続されている。粗密切替回
路230は、第8の実施例の履歴参照型のシフトレジス
タ(図34)と、2分法の粗密制御回路(図25)を有
する。
【0073】これまでに説明された第1の実施例を除く
各実施例において使用されるクロック制御回路72の回
路構成の第1の例を図47に示す。バースト伝送におい
てはデータがない時間帯が長く、この間、光出力値をフ
ィードバックできない。このことから、入力データが存
在する時のみ、カウンタを更新するようにカウンタ1
6、粗密切替回路26,76,82,108,116,
120,124,126,128または230、D/A
変換回路14に送るクロック信号を入力データと基本ク
ロックから生成する。本回路は、データ検出回路23
2、4ビットの2進カウンタ234、遅延回路236か
ら構成される。データ検出回路232は入力データを検
出しHiを出力する。このデータ検出回路の出力がH
i、且つ、4ビットの2進カウンタ234のキャリーが
上がっている(Hi)時のみ、4ビットの2進アップカ
ウンタのLOAD制御入力はHiとなるので、4ビット
の2進アップカウンタのデータをロードし、その後、キ
ャリーが解除されることでカウンタはカウントを開始す
る。図48に示したクロック制御回路のタイムチャート
は、4ビットの2進アップカウンタにロードされるデー
タが“2”、また、カウント値が“1”でキャリーを発
生するように設定されている場合を示している。また、
4ビットの2進カウンタの最上位ビットの値Q3がカウ
ンタ用クロック信号に用いられている。
【0074】図47および図48を参照して、本発明の
クロック制御回路の動作を説明する。最初にリセット信
号によりカウンタ234はゼロにリセットされ、次のク
ロックでカウント値が“1”になるとキャリーが発生し
てカウンタ234のEN入力がLレベルになるのでカウ
ントを停止する。データ検出回路232の詳細について
は後述するが、データ検出回路232へ入力されるデー
タが3ビット続けて“1”であるときデータ検出回路2
32の出力がHレベルになり、値“2”がカウンタ23
4にロードされる。これによりカウンタ234はカウン
トを再開し、カウント値が“8”になって出力Q3がH
レベルになり、カウンタ用クロックがHレベルになる。
カウント値が0になると出力Q3はLレベルになり、カ
ウンタ用クロックがLレベルになる。カウント値“1”
でキャリーが発生してカウンタ234は停止する。その
後、データ検出回路232の出力がHレベルになると前
述の過程を繰り返す。強制放電信号(後述)は遅延回路
236のフリップフロップ238によりカウンタ用クロ
ックから1クロック遅れて出力される。D/A変換用ク
ロックはフリップフロップ240により、さらに1クロ
ック遅れて出力される。
【0075】このように入力データ信号の存在する時の
み、光出力更新タイミングのためのカウンタ用クロック
を生成する。即ち、入力データの“1”に同期した光出
力更新タイミングが実現できる。データ検出回路232
の一例を図49に示す。入力データ信号が3ビット連続
して入力された場合、ANDゲート242の入力はすべ
て“1”になるのでデータ検出出力信号はHiとなり前
述の4ビットの2進カウンタはカウントを開始する。こ
の例では、入力データ信号が3ビット連続したのを検出
したが、必ずしもこれにとらわれる必要はない。
【0076】また、D/A変換回路14に送るクロック
としては、カウンタ16の遅延時間及びD/A変換回路
14の入力セットアップ時間等の遅延分を考慮して、4
ビットの2進カウンタ234の出力を遅延回路236に
よって遅延したものが使用される。強制放電信号は、目
標値よりも高い初期値から制御を開始する場合のよう
に、光出力を高速に低下させることが要求される場合に
モニタ部において使用される。図13に示されたモニタ
部70では、モニタ出力が目標値よりも高い時に制御値
を下げて光出力を下げ、それによりモニタ電流が減少し
たとき、モニタ出力は抵抗75による自然放電で徐々に
低下する。そのため、実際には光出力が基準値よりも低
くなっているにもかかわらず高いという判断になり、実
際の光出力が基準値より著しく低くなってしまう恐れが
ある。これに対処するため、図50に示したモニタ部2
43では抵抗75に並列にトランジスタ244が設けら
れている。カウンタ16の更新が終わったタイミングで
強制放電信号によりトランジスタ244がONにされコ
ンデンサ246の電荷が強制的に放電される。これによ
り、光出力の急激な低下に対するモニタ出力の追従性が
改善される。光出力制御の基準値をデータ信号から生成
する場合には、基準値の放電も同様の回路によって構成
すればよい。また、基準値発生回路として、前述の一般
的な定電圧回路を用いてもよい。
【0077】リセット信号によりディジタル値をクリア
した後の初期値が必ず光出力の基準値より低いレベルに
あり、高速な光出力の減少更新を必要としない場合は、
この強制放電信号は不要である。更に、自然放電及び強
制放電の双方を持たないサンプルホールド回路あるいは
エッジ検出回路によりモニタ部、基準値を構成しても構
わない。
【0078】以上の説明において、クロック制御回路の
各種出力信号の更新タイミングは、本光出力制御方式を
実現する各ブロックの遅延時間等により、任意に設定し
てもよい。本実施例のリセット信号は、外部からの信号
を用いたが、あるいは、電源電圧を検知する回路(通常
のパワー・オン・リセット回路)などによって電源電圧
が投入されたときに自動的に発生させた信号をリセット
信号としても良い。さらに、入力CLKが無くなったこ
とを検知するクロック断検出回路によってリセット信号
を生成しても良い。また更に、外部信号、電源電圧の検
知回路、クロック断検出回路の2種以上を併用しても構
わない。
【0079】以前に説明した、カウンタ16に初期値を
ロードする場合のカウンタ16の詳細な構成を図51に
示す。初期値の上位5ビットは上位5ビットのアップダ
ウンカウンタ38のロードデータ入力に直接接続され
る。下位5ビットは5連のスイッチ248の一方へ接続
される。初期値ロード信号がHレベルのときスイッチ2
48は初期値の下位5ビットを選択してアップダウンカ
ウンタ36のロードデータ入力に接続する。初期値ロー
ド信号がLレベルのとき比較器22の出力を選択してロ
ードデータ入力に接続する。
【0080】図52に、クロック制御回路72の第2の
例を示す。前述のカウンタ16に光出力に対する初期値
を入力するために、データ検出回路出力信号と初期値印
加終了信号との論理和を取ってカウンタ234のLOA
D端子へ入力する。これによって、図53に示すように
初期値印加終了とともにカウンタ用クロックが出力さ
れ、初期値がカウンタ16へロードされる。
【0081】以上の例においては、入力DATAの
“1”に同期した光出力更新タイミングを実現したが、
データが存在しない時間においてのみ、カウンタ16、
粗密切替回路、D/A変換回路に送るクロックを制御す
ることによって、光出力に対するディジタル値を更新し
ない光出力更新タイミングを生成することも可能であ
る。これを実現するのは図54のクロック制御回路であ
る。本回路は、データ断検出回路250、4ビットの2
進カウンタ234、遅延回路236から構成される。デ
ータ断検出回路250は入力データの“0”を検出しH
iを出力する。動作は前述と同様であり、図52と同
様、光出力に対する初期値を付加したい場合は、図54
に初期値印加終了信号を設けても良い。データ断検出回
路250の具体例を図55に示す。
【0082】以上の説明におけるクロック制御回路は、
遅延回路を含んで構成されていたが、遅延回路の代わり
に組み合わせ論理252を使用して構成することも可能
である。具体例を図56に示す。図57はカウンタの代
わりに分周器を用いたクロック制御回路の例を示す。図
47のカウンタ234の代わりに4段の分周器252
と、データ検出との同期のためのフリップフロップ25
4が使われている。データ検出回路256は図58に示
す構成のものを使用する。図58において、データがな
いときトランジスタ258がONになって電流源260
からの電流がコンデンサ262にチャージされ、コンデ
ンサ262の電圧は高いレベルになる。データが有ると
き、トランジスタ264がONになって電流源266に
よりコンデンサ262が放電されて低い電圧レベルにな
る。トランジスタ268はゲート電位が高いときOFF
になって電圧検出出力はLレベルになり、ゲート電位が
低いときONになって検出出力はHレベルになる。すな
わち、検出出力はデータが有るときHレベルになり続
け、データがないときLレベルになる。図59に図57
のA〜J点の信号を示す。
【0083】光出力制御回路における負帰還制御につい
て、レーザ・ダイオード(LD)の劣化モードを考え
る。経年変化等によりLDが劣化するとその発光効率は
低下し、フォトダイオード(PD)から出力されるモニ
タ信号は低下する。従って、光出力の負帰還制御によ
り、光出力に対応するカウンタ16のディジタル値は上
昇を続ける。ここで、何らかの理由で、LDの発光効率
が復帰すると、その時には光出力に対するディジタル値
は最大値となっている場合も考えられる。この場合、L
Dの破損を生じかねない。
【0084】図60はLD駆動回路10から、LD駆動
電流リミット信号を出力し、この信号を光出力値を制御
するカウンタ16に入力し、光出力のアップ方向の動作
を停止することで、前述のLDの破損モードを回避した
ものである。LD駆動回路10及び光出力値を制御する
カウンタ16の具体的回路をそれぞれ図61,62に示
す。図61において、PチャネルMOSトランジスタ6
0と62、更に60と270はそれぞれカレントミラー
を構成する。また、NチャネルMOSトランジスタ27
2と274は、56と58と同様にカレントミラーを構
成する。電流源276、トランジスタ272,274に
よって生成される電流IA(基準値)と、トランジスタ
60,270によって生成される電流IBについて、I
B>IAの場合、LD駆動電流リミット信号はHiを出
力する。電流源276、トランジスタ272,274に
よって生成される電流IAがLD駆動電流をリミットさ
せたい基準値になる。リミット信号がHレベルになるこ
とにより図62に示す、カウンタ38はアップ動作のみ
を停止する。
【0085】これまでに説明した光出力制御回路では、
光出力制御回路の立ち上げが完了して、安定化した後に
は、図63に示すように光出力値は基準値をはさむ2値
の間を頻繁に往復する。通常は、この2つの値は光出力
規定の範囲内に納めるように設計するが、光出力値が必
要のない変化を繰り返す。特にバースト伝送において
は、光出力が安定するまでの時間を短くする必要があ
り、そのためには、フィードバックを回す速度を上げる
必要がある。しかし、常に高速でフィードバックを行う
と、必要のない更新を繰り返すことになる。この問題
は、光信号を受信する側にとっては、エラーレート増加
の要因となる。
【0086】また、これまでに説明した光出力制御回路
で用いられるD/A変換回路周辺に関する課題を、図6
4を用いて説明する。光出力制御回路が光出力値を更新
する際に、D/A変換回路に入力されるデジタルコード
が変わって、D/A変換回路の出口にグリッチと呼ばれ
るスパイクが発生する。これが駆動電流に現れ、波形歪
みを引き起こす。この問題も、光信号を受信する側にと
っては、エラーレート増加の要因となる。
【0087】本発明の他の実施例を図65にその動作を
図66に示す。本実施例は、これまでに説明した実施例
に対して、光出力制御値を格納するカウンタ16に送る
クロックを制御するクロック制御部28のほかに、カウ
ンタ16の更新の許可を制御する更新許可制御部276
を有し、ここから出力される更新許可信号SIG1によ
りカウンタの更新の許可を制御する。すなわち、信号S
IG1によって、一度、カウンタ16を更新した後、ク
ロックまたはデータ信号のカウント等により一定の条件
を満たすまでの間、更新を許可しないことによって、フ
ィードバックによる更新に最低限必要な周期より長い時
間、不要な更新を禁止する。これによって、実際にフィ
ードバックされる周期を長くして、必要のない更新回数
を減らすことができる。光出力は、基準値を挟んだ2値
の間を往復するが、その頻度は減るので波形が改善でき
る。
【0088】図65の例では、SIG1の論理は、更新
許可時に“1”=High、更新禁止時に“0”=Lo
wであり、更新の後、“0”になり、ある条件を満たす
までの間この状態を継続し、条件を満たしてから、次の
更新がなされるまで“1”となっている。SIG1の信
号の具体的な生成方法については、後に複数の例を示
す。
【0089】図65の回路では、カウンタの更新/禁止
の制御として、カウンタ16に送るクロックとは別の更
新許可信号が使用されているが、これのかわりに、許可
信号とクロックとで論理演算を行なって、更新禁止時に
クロック自体を停止させるようにしても(例えば、AN
Dゲートなどで容易に実現できる)、全く同様の効果が
ある。以降、クロックとは独立の更新許可信号について
説明するが、クロック自体を停止する方式でも実現でき
るのは、自明である。
【0090】次に、図67,68を用いて、本発明のさ
らに他の実施例を説明する。本実施例は、制御安定時に
は光出力の更新回数が少ない一方で、立ち上げ時には高
速の更新を実現するものである。本実施例の動作を図6
7に示す。切替信号SIG2によって、更新に最低限必
要な周期でフィードバックを行う立ち上げモードと、更
新が一度行われた後、ある条件を満たすまでの間、更新
を禁止させる安定モード、とを有し、切り替えることに
より、高速立ち上げと、安定化時の波形劣化低減を両立
させるものである。SIG2は、この図の例では、高速
立ち上げ時に“1”で、安定化後“0”となる。
【0091】これを実現するための構造を、図68に示
す。図65の回路に立ち上げ時を示す信号SIG2を生
成する動作切替部が追加され、SIG2と更新許可制御
部276の出力のORゲート279による論理和がSI
G1としてカウンタ16へ入力される。切替信号である
SIG2としては、データ、クロック、あるいは、他の
外部信号などから生成することが可能であり、具体的な
生成方法については、後に複数の例を示す。
【0092】さらに、図69を用いて、本発明のさらに
他の実施例を説明する。本実施例は、高速立ち上げ機能
を保持しながら、光出力制御値を更新する際にD/A変
換回路で発生するグリッチによる光出力波形の劣化を防
ぐことを目的としている。図69の基本構造は前述の図
68とほぼ同様であり、異なる点は高速立ち上げ/安定
時の動作モード切替によって、LD駆動回路内の駆動電
流を決める電流源の周波数帯域を、変えられるようにし
てあることである。
【0093】これにより、高速立ち上げ時には、電流源
の周波数帯域を広帯域にして、フィードバックを高速に
回して、光出力を目標値に短時間で到達させることによ
って、高速立ち上げ機能を実現し、安定化した後は、フ
ィードバックを遅くして、かつ、駆動電流の周波数帯域
を狭くして、D/A変換回路のグリッチによる光波形劣
化を防ぐことができるので、良好な光波形で通信を行う
ことができる。
【0094】更新許可制御回路276の一例を図70に
示す。更新頻度を制限するために、光出力制御値を格納
するカウンタ16の更新が行われた後、クロックをカウ
ントするデジタルタイマーを回し、一定の時間は更新を
禁止し、その後、許可する。回路の動作を以下に説明す
る。初め、カウンタ280には、クロックを分周器28
2で2分周した2分周クロックが入力されているが、Q
0〜Q7には、11111111(2進数=255@1
0進数)があり、キャリーCOは“1”になっており、
イネーブルEに“0”が入っているために、停止してい
る。そこに、カウンタクロックが入力されると、その立
ち上がりをD−FFにて検出して、カウンタ280に0
をロードする。すると、キャリーCOは“0”となり停
止状態から、カウント状態に切り替わる。カウンタ28
0は、2分周クロックによって、+1アップ動作を行
う。このときカウンタクロックが再び変化しても、カウ
ンタ280のLOAD端子には、COによって“0”が
入力されるため、無視される。その結果、アップ動作を
継続して、255(10進)までアップを続ける。カウ
ンタ280の値が255(10進数)に到達すると、キ
ャリーCOは“1”になり、イネーブルEに“0”が入
るために、停止する。そして、次に、カウンタクロック
が入ると、上記の動作を繰り返す。以上の動作の結果、
一度カウンタクロックが入ると基本クロックが2×25
6回=512回入るまでSIG1がLレベルになってカ
ウンタ16の更新が禁止され、その後更新が許可され
る。例えば、基本クロックが156Mb/sでカウンタク
ロックが連続的に入っている場合は、6.43ns×51
2=3.3μsに一度更新が許可されることになる。
【0095】図71,72に、LD駆動回路10の具体
的回路図を示す。D/A変換回路のアナログ出力が電圧
で与えられる時の回路を図71に、同出力が電流で与え
られるときの回路を図72に示す。帯域切替回路284
がトランジスタ60と62の間に設けられる点を除い
て、図11を参照して説明した、電圧入力形および電流
入力形のLD駆動回路と同じである。
【0096】図73に、帯域切替回路の回路図を示し、
図74にその動作シーケンスを示す。本回路は、LD駆
動回路の電流出力の周波数帯域を動作切替信号によって
切り替える回路である。左右のトランジスタ60と62
で駆動電流を決める電流源としてのカレントミラーが構
成され、トランジスタ60にD/A変換回路のアナログ
出力に応じた電流が入力され、トランジスタ62が出力
側である。
【0097】帯域切替の基本原理は、このトランジスタ
60,62のゲートの間に、RN3とCN3から成るR
C型低域通過フィルタを挿入/削除する切替を行なうこ
とにある。また、容量Cを接続する際に、電位の異なる
Cをいきなり接続すると充電流が瞬間的に流れてゲート
が不安定になり、出力電流の波形が乱れる可能性がある
ことから、CN3の電位をあらかじめゲートと同電位に
する回路を設けた。このような切替動作を行うために、
SW1〜3と、このスイッチを良好に動作させるための
シーケンス制御回路を有する。
【0098】以降、カレントミラーが広帯域となる高速
立ち上げモードから、狭帯域となる切替動作を説明す
る。 ・高速立ち上げモードでは、SW1=ON,SW2=O
FF,SW3=ON、により広帯域になっており、トラ
ンジスタ60,62のゲートはスイッチSW1で短絡さ
れ、CN3はトランジスタ62のゲートとは接続されて
いないため、トランジスタ60,62から成る通常のカ
レントミラーの構成となるので、周波数帯域が広い。
【0099】また、トランジスタ62と同じサイズのP
ch−MOS MM1は、同様にトランジスタ60とカ
レントミラーを構成し、トランジスタ62と同等の電流
が流れる。さらにMM1の電流は、nch−MOS M
M2に流れ、MM2とカレントミラーを構成するMM3
に流れる電流がMM4に流れ、MM4のゲートレベルは
トランジスタ62と等しくなる。このとき、SW1がO
N、SW2はOFFとなっていることから、CN3に
は、トランジスタ62のゲートと同じ電圧が現れるよう
に、CN3を充電している。
【0100】・切替信号が、“1”→“0”に切り替わ
ると、SW1をOFFし、容量CN3が解放され、その
後、CN1,RN1で構成されるRC時定数回路とイン
バータを経て、N1が“0”→“1”に切り替わり、S
W2がONになってCN3をトランジスタ62のゲート
に接続する。 ・N1が“0”→“1”に切り替わると、その後、CN
2,RN2で構成されるRC時定数回路とインバータを
経て、N2が“1”→“0”に切り替わり、RN3を短
絡していたSW3がOFFになって、トランジスタ6
0,62のゲート間にRN3が見えるようになり、トラ
ンジスタ60,62のゲート間にRN3,CN3から成
る低域通過フィルタが挿入されることになる。
【0101】以上の動作により、帯域切替回路は、駆動
電流を制御するカレントミラーに低域通過フィルタを挿
入/削除する切替を行うことにより、周波数帯域を切り
替えることができる。上述の帯域切替回路はRC時定数
回路を挿入するものであったが、図75の帯域切替回路
はRN3だけを付加するものである。この回路は、帯域
切替部としては図73のRN3の抵抗と、これを制御す
る回路だけを利用している。回路を構成する各トランジ
スタには容量成分があることから、Rだけの付加/削除
を切り替えるだけで、帯域切替が実現できる。
【0102】図76の帯域切替回路はCN3を付加する
ものである。この回路は、帯域切替部としては上述の図
73のCN3の容量と、これを制御する回路だけを利用
している。回路を構成する各トランジスタには抵抗成分
あるいは、電流源としての電流制限機能があることか
ら、Cだけの付加/削除を切り替えるだけで、帯域切替
が実現できる。
【0103】更新周期の短かい立ち上げモードと更新周
期の長い安定モードとの動作モードの切替およびLD駆
動回路の周波数特性の切替のため或いはそれらのいずれ
か一方の切替のための動作切替信号SIG2について
は、図7を参照して説明した粗密切替回路26が出力す
る信号がそのまま使用できる。或いは、図77に示すよ
うに、図7の回路26は、粗密切替および動作モードの
切替のための粗密/動作切替信号を出力する粗密/動作
切替回路として使用することができる。
【0104】図18に示した粗密切替回路76、図25
に示した粗密切替回路82、図28に示した粗密切替回
路88、図34,35に示した粗密切替回路108およ
び図37に示した粗密切替回路も同様に、上記の動作切
替回路または粗密/動作切替回路として使用することが
できる。後者の例をそれぞれ図78〜図82にそれぞれ
示す。図83に示すように、動作切替信号または粗密/
動作切替信号を外部から入力するようにしても良い。
【0105】粗密/動作切替回路の他の例を図84に示
す。本回路は、アナログ回路によって比較器出力が変わ
るのを検出して、切替信号を生成する。中には、チャー
ジポンプを使用した同符号連続検出回路を有し、比較結
果が変わる状態を検出する。チャージポンプ回路286
は、容量C1と、定電流源I1とpch−MOS−FE
T M2によって定電流I1を出力できるM1と、入力
信号によってスイッチング動作ができるM3と、定電流
源I2とnch−MOS−FET M6によって定電流
I2を出力できるM5と、入力信号によってスイッチン
グ動作ができるM4と、リセット信号がLOWのときに
ONして容量C1を放電するnch−MOS−FET
M7を有する。
【0106】チャージポンプ制御回路288は、下記3
つの機能を有する。 ・比較器出力が“1”=Upの場合、カウンタクロック
がHighになるとき(カウンタ更新時)にM3をON
して、容量C1を放電するように制御するので、該チャ
ージポンプ回路出力VCをGndに向かって近づける。 ・比較器出力が“0”=Downの場合、カウンタクロ
ックがHighになるとき(カウンタ更新時)にM4を
ONして、容量C1を充電するように制御するので、チ
ャージポンプ回路出力VCをVddに向かって近づける
動作をする。 ・リセッチ信号RSTがLowのときに、M7がONし
て、該チャージポンプ回路出力VCをGndに短絡し、
C1に初期値を与える。
【0107】レベル比較部280は、電源VddとGN
Dの間の電圧を抵抗R1〜3で分圧する抵抗分圧回路を
有し、差動比較器2つとOR回路によって、チャージポ
ンプ回路出力VCがR1/(R1+R2+R3)〜(R
1+R2)/(R1+R2+R3)の間にあること(V
dd=3V,R1=R2=R3=5kΩでは、VC=1
〜2V)を検出して、UP/DOWNが混じったことを
検出する。
【0108】図84の切替回路の動作を図85に示す。
リセット信号RSTがHighになると、M7がONし
て、チャージポンプ回路が動作を始める。初め、光出力
回路の起動時に光出力が基準値より小さいときには、比
較器出力が“1”=Upとなって、カウンタクロックが
Highになるとき(カウンタ更新時)にM3をONし
て、容量C1を放電するので、チャージポンプ回路出力
VCはGndのままである。
【0109】そして、基準値に到達して、比較器出力が
“1”=Upと“0”=Downの両方を出すようにな
ると、M3をONする頻度が上がるため、容量C1を放
電するので、チャージポンプ回路出力VCはVDDとG
ndの中間値をとる。そのため、レベル比較部288の
出力はHighレベルになる。最後のラッチ290によ
って、リセット解除後に、立ち上げ動作を1回だけ許可
する。
【0110】図86は更新許可制御回路276の他の例
を示す。図70との相違は、図70では基本クロックが
分周器282へ直接入力されているのに対して、図86
では基本クロックとデータの論理積が分周器282へ入
力される点である。すなわち、図70の更新許可制御回
路では更新許可後、次の更新許可までの期間(禁止期
間)が基本クロックをカウントして決定されていたのに
対して、図86の更新許可制御回路では、“1”である
データの数をカウントして禁止期間が決定される。連続
伝送の場合は、どちらもほぼ同様の動作をするが、バー
スト伝送の場合、図86の回路によれば、セルが存在し
ない期間では禁止期間が長くなる。
【0111】更新許可制御回路276のさらに他の例を
図87に示す。本回路では、更新頻度を制限するため
に、モニタ値と基準値を比較した結果が、アップになる
回数とダウンになる回数の差をカウントし、この値が一
定値になるまでの間、更新を禁止する。この回路の例で
は、一定値としてカウンタの11111111(255
@10進数)になってキャリーがあがった時に相当す
る。比較結果にアップ/ダウンが混じっているときは、
光出力が目標付近にいることを示す。このとき、カウン
トは上下して、カウンタ内の値は大きく動くことがなく
なって、不要な更新を防ぐ。
【0112】図88は図87の回路の動作を示すタイミ
ングチャートである。切替信号SIG2がHレベルであ
る間はSIG1がHレベルになりカウンタクロックに応
じてカウンタ16の更新が行なわれる。その後は、カウ
ンタ292の値が最大値+255または最小値+0にな
ったときだけカウンタ16の更新が行なわれる。カウン
タ292の値が+255または+0になったとき128
がロードされる。
【0113】図89は更新許可制御回路276のさらに
他の例を示す。この例は、モニタ/基準値の比較結果の
履歴におけるアップ/ダウンの回数をカウンタ294,
296で各々カウントし、どちらかが一定数を越えたと
ころで更新するものである。図90に図88の更新許可
制御回路の動作を示す。図91は更新許可制御回路27
6のさらに他の例を示す。この例は、バーストのセルの
有無を示す信号を用いて、1セルが送信されるごとに1
回更新するものである。これにより更新回数を制限でき
る。図92にこの更新許可制御回路の動作を示す。バー
スト伝送においてセルがある時間帯を示すバーストセル
信号を装置から送り、これによって、安定化時に更新頻
度を低減することができる。このため、更新許可制御回
路の入力としては、動作切替信号SIG2、バーストセ
ル信号、および、カウンタクロックがある。動作モード
が高速立ち上げのときは、更新許可制御信号SIG1に
“1”を出力し、安定化モードのときには、バーストセ
ルが“1”になったときに、“1”=更新許可を出力
し、カウンタクロックが一度入ると、“0”=禁止を出
力する。以上の動作によって、更新頻度を低減できるの
で、波形改善効果がある。
【0114】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、起
動時の立ち上げ時間が短かく、バースト信号の伝送に適
し、光出力が安定した後の微少変動およびD/A変換に
よるグリッジの影響の少ない光出力制御回路が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の光出力制御回路のブロック図である。
【図2】図1の回路の動作を説明するグラフである。
【図3】バースト信号を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図5】図4の回路の動作を説明するタイミングチャー
トである。
【図6】カウンタ16の一例の回路図である。
【図7】粗密切替回路26の一例の回路図である。
【図8】図7の回路の動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図9】クロック制御回路28の一例の回路図である。
【図10】図9の回路の動作を示すタイミングチャート
である。
【図11】LD駆動回路10の一例の回路図である。
【図12】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図13】モニタ部20の一例の回路図である。
【図14】第2の実施例の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図15】第3の実施例の動作を示す図である。
【図16】第3の実施例のブロック図である。
【図17】第2の実施例で用いられるカウンタ16の一
例の回路図である。
【図18】粗密切替回路76の一例の回路図である。
【図19】図18の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図20】本発明の第4の実施例の動作を示す図であ
る。
【図21】第4の実施例の動作を説明するグラフであ
る。
【図22】第4の実施例のブロック図である。
【図23】第4の実施例で用いられるカウンタ16の一
例の回路図である。
【図24】第4の実施例の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図25】粗密切替回路82の回路図である。
【図26】本発明の第5の実施例の動作を示す図であ
る。
【図27】第5の実施例のブロック図である。
【図28】粗密切替回路88の回路図である。
【図29】図28のレベルシフト用電圧源98,100
の一例の回路図である。
【図30】レーザダイオードの電流−光出力特性を示す
グラフである。
【図31】本発明の第6の実施例のブロック図である。
【図32】本発明の第7の実施例の動作を示す図であ
る。
【図33】第7の実施例のブロック図である。
【図34】粗密切替回路108の一例の回路図である。
【図35】粗密切替回路108の他の例の回路図であ
る。
【図36】本発明の第8の実施例のブロック図である。
【図37】粗密切替回路116の一例の回路図である。
【図38】本発明の第9の実施例のブロック図である。
【図39】本発明の第10の実施例における粗密切替回
路の一例の回路図である。
【図40】本発明の第11の実施例のブロック図であ
る。
【図41】粗密切替回路124の一例の回路図である。
【図42】本発明の第12の実施例のブロック図であ
る。
【図43】粗密切替回路126の一例の回路図である。
【図44】本発明の第13の実施例のブロック図であ
る。
【図45】粗密切替回路128の一例の回路図である。
【図46】本発明の第14の実施例における粗密切替回
路230の一例の回路図である。
【図47】クロック制御回路72の一例の回路図であ
る。
【図48】図48の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図49】データ検出回路232の一例の回路図であ
る。
【図50】モニタ部243の一例の回路図である。
【図51】カウンタ16の他の例の回路図である。
【図52】クロック制御回路72の第2の例の回路図で
ある。
【図53】図52の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図54】クロック制御回路72の他の例を示す回路図
である。
【図55】データ断検出回路250の一例の回路図であ
る。
【図56】クロック制御回路72のさらに他の例の回路
図である。
【図57】クロック制御回路のさらに他の例の回路図で
ある。
【図58】データ検出回路256の一例の回路図であ
る。
【図59】図57のA〜J点の信号を示すタイミングチ
ャートである。
【図60】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図61】図60の実施例におけるLD駆動回路10の
回路図である。
【図62】図60の実施例におけるカウンタ16の回路
図である。
【図63】安定時の制御状態を示す図である。
【図64】D/A変換のグリッジを示す図である。
【図65】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図66】図65の実施例の動作を示すタイミングチャ
ートである。
【図67】本発明のさらに他の実施例の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図68】前述の実施例のブロック図である。
【図69】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図70】更新許可制御回路276の一例の回路図であ
る。
【図71】LD駆動回路の一例の回路図である。
【図72】LD駆動回路の他の例の回路図である。
【図73】帯域切替回路の一例の回路図である。
【図74】図73の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図75】帯域切替回路の他の例の回路図である。
【図76】帯域切替回路のさらに他の例の回路図であ
る。
【図77】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図78】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図79】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図80】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図81】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図82】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図83】本発明のさらに他の実施例のブロック図であ
る。
【図84】粗密動作切替回路の他の例を示す回路図であ
る。
【図85】図84の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図86】更新許可制御回路276の他の例の回路図で
ある。
【図87】更新許可制御回路276のさらに他の例の回
路図である。
【図88】図87の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図89】更新許可制御回路276のさらに他の例の回
路図である。
【図90】図89の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【図91】更新許可制御回路276のさらに他の例の回
路図である。
【図92】図91の回路の動作を示すタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
10…フォトダイオード 12…レーザダイオード 22…比較器 24…基準電圧源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六川 裕幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 河合 正昭 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 上野 典夫 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 村上 典生 北海道札幌市北区北七条西四丁目3番地1 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 松山 哲 北海道札幌市北区北七条西四丁目3番地1 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 三木 誠 北海道札幌市北区北七条西四丁目3番地1 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 (72)発明者 高氏 敏行 北海道札幌市北区北七条西四丁目3番地1 富士通北海道ディジタル・テクノロジ株 式会社内 Fターム(参考) 5F041 AA09 BB03 BB10 BB12 BB33 FF14 5F073 BA02 EA13 GA04 GA12 GA38

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器と、 光出力制御器における制御の回数をカウントし、制御開
    始後の制御回数が所定値に達するまでは光出力制御器に
    立ち上げモードの制御を行なわせ、制御回数が所定値に
    達した後は光出力制御器に安定モードの制御を行なわせ
    る切替回路とを具備する光出力制御回路。
  2. 【請求項2】 発光素子に与えられるデータを検出し検
    出結果に応じたクロックを生成して光出力制御器および
    切替回路に制御のタイミングを示すタイミング信号とし
    て与えるクロック制御回路をさらに具備する請求項1記
    載の光出力制御回路。
  3. 【請求項3】 切替回路は、立ち上げモードにおいて、
    光出力制御器の1回の制御における制御値の変化量を第
    1の変化量に設定し、安定モードにおいて、光出力制御
    器の1回の制御における制御値の変化量を第1の変化量
    よりも小さい第2の変化量に設定する請求項2記載の光
    出力制御回路。
  4. 【請求項4】 切替回路は、立ち上げモードにおいて、
    第1の変化量を複数の段階にわたって段階的に小さくす
    る請求項3記載の光出力制御回路。
  5. 【請求項5】 第1の変化量は2分法に従って小さくな
    る請求項4記載の光出力制御回路。
  6. 【請求項6】 安定モードにおいて、所定の周期で光出
    力制御器に制御値の更新を許可する更新許可制御回路を
    さらに具備する請求項5記載の光出力制御回路。
  7. 【請求項7】 安定モードにおける発光素子の駆動電流
    の周波数帯域幅は立ち上げモードにおける周波数帯域幅
    よりも狭く設定される請求項6記載の光出力制御回路。
  8. 【請求項8】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器と、 制御開始後光出力の検出値が所定の幅のウィンドウに入
    るまでは光出力制御器に立ち上げモードの制御を行なわ
    せ、ウィンドウに入った後は光出力制御器に安定モード
    の動作を行なわせる切替回路とを具備する光出力制御回
    路。
  9. 【請求項9】 前記ウィンドウの幅は温度に依存して変
    化する請求項8記載の光出力制御回路。
  10. 【請求項10】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器と、 制御開始後光出力制御器の制御の履歴が所定のパターン
    に一致するまでは光出力制御器に立ち上げモードの動作
    を行なわせ、所定のパターンに一致した後は光出力制御
    器に安定モードの動作を行なわせる切替回路とを具備す
    る光出力制御回路。
  11. 【請求項11】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器と、 発光素子に与えられるデータを検出し、検出結果に応じ
    たクロックを発生して光出力制御器に制御のタイミング
    を示すタイミング信号として与えるクロック制御回路と
    を具備する光出力制御回路。
  12. 【請求項12】 前記クロック制御回路は、 発光素子に与えられるデータを検出するデータ検出回路
    と、 カウント値を示す複数のビット出力の1つを前記タイミ
    ング信号として出力し、カウント値のキャリーまたはボ
    ローが発生するとカウントを停止するカウンタと、 カウンタのキャリーまたはボローが発生していて、か
    つ、データ検出回路がデータを検出しているとき、カウ
    ンタに所定の値をロードするロード信号をカウンタに与
    えるゲート回路とを含む請求項11記載の光出力制御回
    路。
  13. 【請求項13】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器と、 光出力が安定した後において、光出力の制御値の更新が
    された後、所定の条件が満たされるまで更新を制限する
    更新許可制御回路とを具備する光出力制御回路。
  14. 【請求項14】 更新許可制御回路は、光出力の制御値
    の更新がされた後、所定の時間が経過した後に次の更新
    を許可する請求項13記載の光出力制御回路。
  15. 【請求項15】 更新許可制御回路は、光出力の制御値
    の更新がされた後、発光素子にデータが所定回数与えら
    れた後に次の更新を許可する請求項13記載の光出力制
    御回路。
  16. 【請求項16】 更新許可制御回路は、比較器の出力が
    制御値を増加すべきことを指示した回数と制御値を減少
    すべきことを指示した回数との差が所定値に達したとき
    制御値の更新を許可する請求項13記載の光出力制御回
    路。
  17. 【請求項17】 更新許可制御回路は、比較器の出力が
    制御値を増加すべきことを指示した回数または減少すべ
    きことを指示した回数が所定値に達したとき制御値の更
    新を許可する請求項13記載の光出力制御回路。
  18. 【請求項18】 更新許可制御回路は、バーストの伝送
    を示す信号に応じて更新を許可する請求項13記載の光
    出力制御回路。
  19. 【請求項19】 発光素子の光出力を検出する光検出器
    と、 光出力の検出値を基準値と比較する比較器と、 比較器の比較結果に応じて発光素子の光出力を離散的に
    制御する光出力制御器とを具備し、 光出力が安定した後において、発光素子の駆動電流の周
    波数帯域幅が狭められる光出力制御回路。
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