JP2018097127A - 光照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウエハの表面に光を照射して基板処理(光処理)を行うにあたって、ウエハに対して安定した光処理ができ、しかもスループットの低下を抑えることができる技術を提供すること。【解決手段】一括露光装置3内のLED42のブロックB1〜B88を点灯し、LED42のブロックB1の照度測定値に従い、LED42のブロックB1〜B88に入力する電流値を調整して照度の調整を行っている。そのためLED42のブロックB1〜B88をオンの状態(点灯)した後、光照射ユニット4の照度が安定するまでの時間が短くなる。従ってウエハWに光処理を行うとき以外には、LED42のブロックB1〜B88を消灯することで省エネをすることができると共に、LED42のブロックB1〜B88の点灯後、ウエハWの光処理を速やかに開始することができるのでスループットの向上を図ることができる。【選択図】図12

Description

本発明は、基板の表面に光を照射して処理を行う技術に関する。
半導体ウエハや液晶ディスプレイ用のガラス基板などにレジストパターンを形成する手法として、光増感化学増幅型レジストを用いた手法が知られている。このレジストは、露光機によりパターンマスクを用いた露光(パターン露光)を行うと、露光された部位に酸が発生し、さらに加熱すると酸が覚醒して例えばアルカリ溶解性となる。そしてこのアルカリ溶解性となった部位に現像液が供給されることにより回路パターンが形成される。
一方デバイスの回路パターンの微細化が進んでいることから、回路パターンにおいて高い解像度が要求されている。この要求に対応する手法として、例えば極端紫外線(EVU)露光が知られているが、EUV露光は、露光光源の光強度を大きくすると装置が大掛かりになりコストが嵩むため、装置を小型化せざるをえず、光強度が小さくスループットが低くなってしまう。
特許文献1には、光増感化学増幅型レジストを塗布した半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)にパターンマスクを用いてパターン露光を行った後に、さらにパターン露光領域を一括露光して、ウエハの上のパターンの線幅の面内均一性を良好にする発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)を用いた露光装置が記載されている。この露光装置は、例えばウエハを筐体内の一方から他方に向けて移動するように構成し、ウエハの移動領域を幅方向に跨ぐようにLEDから光を照射している。そして光を照射しながら、ウエハが一方から他方に移動させて、ウエハを照射領域を横切らせることで、ウエハの表面全体を照射している。
ところで光照射装置において、装置を使用しないときには、使用電力の削減やLEDの使用寿命を延ばすためにLEDをオフの状態にすることが好ましい。しかしながらLEDの点灯直後はジャンクション温度が低いことから順電圧が高く光量が高く、発光に伴いジャンクション温度が上がり、徐々に順電圧が低くなって光量が低下して安定する特性がある。このため定電流制御を行ったとしても点灯直後からの光量変化の過度特性が避けられない。従ってウエハに対して安定した光処理を行うには、LEDをオンの状態にした後、LEDの光強度が安定するまでの待機時間が必要となり、装置のスループットが低下する。
特開2015−156472号公報
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、基板の表面に光を照射して基板処理(光処理)を行うにあたって、基板に対して安定した光処理ができ、しかもスループットの低下を抑えることができる技術を提供することにある。
本発明の光照射装置は、光により処理される基板を載置するための載置部と、
1個または互いに直列に接続された複数個のLEDからなるLEDブロックの複数が左右方向に直線状に配列され、左右方向に伸びる帯状の照射領域を形成するための光照射ユニットと、
前記載置部と光照射ユニットとを前後方向に互いに相対的に移動させるための移動機構と、
前記照射領域の照度を測定する照度測定部と、
前記LEDをオンの状態にした後、少なくともLEDの光量が安定するまでの間、照度の目標値と前記照度測定部にて測定された照度測定値との偏差分に基づいてLEDの電流を制御するための電流制御部と、を備えたことを特徴とする。
また本発明の光照射装置は、光により処理される基板を載置するための載置部と、
1個または互いに直列に接続された複数個のLEDからなるLEDブロックの複数が左右方向に直線状に配列され、左右方向に伸びる帯状の照射領域を形成するための光照射ユニットと、
前記載置部と光照射ユニットとを前後方向に互いに相対的に移動させる移動機構と、
前記照射領域の照度を測定する照度測定部と、
前記LEDの電流を制御する電流制御部と、を備え、
前記照度測定部の照度測定値が目標の照度に安定したときの電流を目標電流と呼ぶとすると、前記電流制御部は、LEDをオンの状態にした直後は目標電流よりも小さい電流でLEDを駆動し、その後、当該電流を徐々に前記目標電流まで増加させるように構成されていることを特徴とする。
本発明は、LED(発光ダイオード)を用いた光照射ユニットにより基板の左右方向の幅よりも広い領域に亘って伸びる帯状の照射領域を形成するにあたりLEDをオンの状態にした直後においては、照度測定値に基づいてLEDに供給する電流値(駆動電流)を制御している。そのためLEDをオンの状態(点灯)した後、光照射ユニットの照度が安定するまでの時間が短くなり、基板に対する光処理を速やかに開始することができるのでスループットの向上を図ることができる。
また他の発明では、予めLEDをオンの状態にした直後に目標電流よりも小さい電流でLEDを駆動し、その後、当該電流を徐々に前記目標電流まで増加させている。そのためLEDをオンの状態にした直後においても光の照度が照度目標値に安定するため同様の効果を得ることができる。
第1の実施の形態に係る塗布、現像装置の平面図である。 第1の実施の形態に係る塗布、現像装置の斜視図である。 第1の実施の形態に係る一括露光装置を示す斜視図である。 位置合わせ機構を示す側面図である。 第1の実施の形態に係る光照射ユニットを示す縦断正面図である。 第1の実施の形態に係る光照射ユニットを前方から見た縦断側面図である。 第1の実施の形態に係る一括露光装置の構成図である。 第1の実施の形態に係る駆動回路部の構成を示す説明図である。 第1の実施の形態の作用を示す説明図である。 第1の実施の形態の作用を示す説明図である。 LEDの点灯後の照度及び入力電流値の経時変化を示す特性図である。 第1の実施の形態におけるLEDの点灯後の照度及び入力電流値の経時変化示す特性図である。 第1の実施の形態の作用を示す説明図である。 LEDの点灯後の照度及び入力電流値の経時変化を示す特性図である。 第2の実施の形態に係る一括露光装置の構成図である。 第2の実施の形態に係る電流制御部の構成を示す説明図である。 LEDの点灯後の照度及び入力電流値の経時変化を示す特性図である。
[第1の実施の形態]
第1の実施の形態に係る光処理装置を光増感型化学増幅型レジストをウエハWに塗布し、露光後のウエハWを現像してレジストパターンを形成する塗布、現像装置に適用した例について説明する。図1に示すように塗布、現像装置は、キャリアブロックD1と、検査ブロックD2と、処理ブロックD3と、インターフェイスブロックD4と、を横方向に直線状に接続することで構成されている。またインターフェイスブロックD4には露光装置D5が接続されている。キャリアブロックD1は、円形の基板であるウエハWを格納するキャリアCが載置される載置ステージ11を備えている。図中12は開閉部、図中13は介してキャリアCと検査ブロックD2との間でウエハWを搬送するための移載機構である。
検査ブロックD2には、キャリアブロックD1側から見て左右に並ぶように2台の検査装置23が設けられ、検査装置23の間における、キャリアブロックD1側には、ウエハWを一時載置する受け渡しステージ10が設けられ、処理ブロックD3側には、受け渡しステージ10と、検査装置23と、処理ブロックD3との間でウエハWの受け渡しを行うための移載機構19が設けられている。検査装置23においては、現像処理後においてウエハWに形成されたパターンの線幅の検査が行われる。具体的には、ウエハWを径方向に分割し、各分割領域におけるパターンの線幅を測定し、ウエハW内の分割領域の位置とパターンの線幅とを対応付けてパターン情報として後述の主制御部100に記憶する。
処理ブロックD3は、図2に示すようにウエハWに液処理を行う単位ブロックE1〜E6が下方から順番に積層されて構成されており、これらの単位ブロックE1〜E6では互いに並行してウエハWの搬送及び処理が行われる。単位ブロックE1、E2が互いに同様に構成され、単位ブロックE3、E4が互いに同様に構成され、単位ブロックE5、E6が互いに同様に構成されている。
ここでは単位ブロックのうち代表してウエハWに現像液を供給する現像処理ブロック(DEV)である単位ブロックE5を、図1を参照しながら説明する。キャリアブロックD1からインターフェイスブロックD4へ向かう搬送領域F5の左右の一方側には棚ユニットUが前後方向に複数配置され、他方側には2つの現像モジュール21が前後方向に並べて設けられている。現像モジュール21は、ウエハWの表面に形成されたレジスト膜に現像液を供給する。この棚ユニットUは、ウエハWを加熱する加熱モジュール22と、光処理装置である一括露光装置3と、を備えている。また、上記の搬送領域F5には、ウエハWの搬送機構である搬送アーム14が設けられており、この単位ブロックE5に設けられる各モジュール及び後述のタワーT1、T2において単位ブロックE5と同じ高さに設けられるモジュール間でウエハWが搬送される。
単位ブロックE1〜E4は、ウエハWに供給する薬液が異なることを除き、単位ブロックE5、E6と同様に構成される。単位ブロックE1、E2は、現像モジュール21の代わりにウエハWに反射防止膜形成用の薬液を供給する反射防止膜形成モジュールを備えた反射防止膜形成ブロック(BCT)、単位ブロックE3、E4は、現像モジュール21の代わりにウエハWに薬液として化学増幅型のレジストを供給してレジスト膜を形成するレジスト膜形成モジュールを備えたレジスト膜形成ブロック(COT)となる。
処理ブロックD3における検査ブロックD2側には、各単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT1と、タワーT1に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構である受け渡しアーム15とが設けられている。タワーT1は互いに積層された複数のモジュールにより構成されており、ウエハWが載置される受け渡しモジュールを備えている。
インターフェイスブロックD4は、単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT2、T3、T4を備えており、タワーT2とタワーT3に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム16と、タワーT2とタワーT4に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム17と、タワーT2と露光装置D5の間でウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアーム18が設けられている。露光装置D5はパターンマスクを用いてウエハWの表面を露光する。タワーT2は、受け渡しモジュール、露光処理前の複数枚のウエハWを格納して滞留させるバッファモジュール、露光処理後の複数枚のウエハWを格納するバッファモジュール、及びウエハWの温度調整を行う温度調整モジュールなどが互いに積層されて構成されている。
また塗布、現像装置は、塗布現像装置内において各処理モジュールへのウエハWの搬送を制御すると共に、各モジュールにおける制御部の上位コンピュータとなる主制御部100を備えている。
続いて一括露光装置3について説明する。図3に示すように一括露光装置は、筐体30内を備え、筐体30には、例えば搬送領域F5側に搬入出口34が設けられている。筐体30の底面にはウエハWを載置する載置部31が設けられ、載置部31は、筐体30内を搬入出口34側のウエハWの受け渡し位置P1から筐体30の奥側の一括露光処理前のウエハWが待機する待機位置P2まで伸びるガイドレール33に沿って移動自在であって、載置部31に載置されたウエハWを鉛直軸周りに回転させるための駆動部32に回転軸を介して接続されている。なお駆動部32は、載置部31を回転させるためのモータや、モータを保持しガイドレールに沿って移動する移動機構が組み合わされたものとして記載している。
一括露光装置3の奥側の待機位置P2には、図4に示す位置合わせ機構5が設けられている。位置合わせ機構5は、枠部50とアライメント用光源51及びセンサ52を備え、アライメント用光源51と、センサ52とは夫々枠部50の天板部下面と、底板部の上面とに互いに対向するように固定されている。
載置部31に載置されたウエハWが待機位置P2に移動するとウエハWの周縁部がアライメント用光源51から照射された光の光路の一部を遮るように位置し、ウエハWに遮られずウエハWの側方を通過した光はセンサ52に照射される。そしてウエハWを回転させたときのセンサ52が感知する照射領域の変化に基づいて例えばウエハWの周縁に形成されたノッチの向きを測定し、露光処理を行うウエハWの向きが一定になるように制御される。
またウエハWの移動する領域におけるウエハWの受け渡し位置P1と、ウエハWの待機位置P2との間の上方には、ウエハWに紫外線を照射する光照射ユニット4が設けられている。ウエハWの移動方向を前後方向とすると、光照射ユニット4は、図5、図6に示すようにウエハWの移動領域の左右幅よりも横幅が長い矩形のケース体40を備え、ケース体40の底面には、左右方向に伸び、ウエハWの移動領域を跨ぐ範囲に亘る照射口であるスリット43が形成されている。
ケース体40の内部には、光源部であるLED光源群400が設けられている。LED光源群400は、前後方向に複数、例えば「4個」のLED42を直列に接続して構成されるブロックB1〜B88が左右方向に88列並べて構成されている。なおLEDの配列は図面では、作図の困難性と構造の把握の容易性を優先するため便宜上の個数として記載してある。
LED光源群400は、ケース体40内に設けられた共通のLED基板41に固定され、下方に向けて紫外線を照射するように配置されている。LED光源群400から発せられる紫外線は、スリット43を介して、光照射ユニット4の下方に向けて照射される。従って光照射ユニット4から照射される光は、ウエハWの移動領域の左右方向の幅よりも広い領域に亘って照射される。この時LED42のブロックB1〜B88から照射される光は、ウエハWの移動領域に向かって光を照射する。
また一括露光装置3は、光照射ユニット4におけるLED42の照度を各ブロックB1〜B88ごとに測定するための照度測定部6を備え、照度測定部6の先端には、集光部60が設けられている。集光部60はLED42のブロックB1〜B88の長さ方向に水平に伸びる角筒状の筐体61を備え、筐体61の上面には、スリットが、集光部60の長さ方向にLED42のブロックB1〜B88の照射領域に亘って形成されている。集光部60は光ファイバー63を介して、照度センサ64に接続され、照度センサ64は、光照射ユニット4の奥側背面に形成された一括露光装置3の左右方向に伸びるガイドレール65に沿って移動する移動機構66に固定されている。そして照度測定部6を移動させることにより、集光部60が左右方向に即ちLED42のブロックB1〜B88の配列方向に水平に移動するように構成されている。
集光部60の筐体61の内部には、直方体の蛍光ガラスからなる集光体が設けられ、集光体は集光部60の上面に形成されたスリットを通して進入した光の照度に対応する照度で発光する。集光体は、その上面の高さ位置がウエハWの表面の高さ位置なるように配置されており、ウエハWの表面の高さ位置において吸収した光の総照度、即ち当該ブロックを構成する4つのLED42の合計の照度に応じて発光し、集光体の照度を光ファイバー63を介して照度センサ64により測定することで、ブロックを構成する4つのLED42の総照度を測定する。なお図5中に実線で示す照度測定部6の位置は、ウエハWに露光処理を行うときに照度測定部6が待機する位置を示しており、当該位置にある集光部60はウエハWの移動領域から外れ、ウエハWと集光部60とが互いに干渉しないように配置されている。
また光照射ユニット4におけるLED基板41の上面には、電流制御部44が設けられている。図7に示すように電流制御部44は、CPU91、プログラム格納部92及びメモリ93を備えたコンピュータとコンピュータに接続されたハード部分である駆動回路部96とを備えている。なお図中94はバスである。プログラム格納部92には、LED42の各ブロックB1〜B88から照射される光の照度を調整するために必要なステップ群が組まれたプログラム95が格納されている。またメモリ93には、電流制御部44に入力される電流初期値及び定電流制御時の電流設定値が記憶されている。これらのパラメータ値は、光照射ユニット4とは別個に設けられたコントローラ9から入力される。
駆動回路部96は、LED42のブロックB1〜B88の各々に駆動電流を供給するための回路であり、図8に示すように照度目標値と照度測定部6にて測定された照度測定値との偏差分を電流目標値として出力する第1の演算部(第1の演算増幅部)101と、第1の演算増幅部101の出力値と電流指令値の帰還信号との偏差分が入力される第2の演算部(第2の演算増幅部)102と、を備えている。即ち駆動回路部96は、電流制御をマイナーループとし、照度制御をメジャーループとした制御回路を備えている。第1の演算増幅部101と第2の演算増幅部102との間にはスイッチ部103が設けられており、スイッチ部103は、第2の演算増幅部102に入力する信号を第1の演算増幅部101の出力端、電流の初期値の供給ライン及び定電流時の目標電流値の供給ラインの間で切り替えるように構成されている。
さらに駆動回路部96は、例えば位相制御によりLED42の駆動電流を調整する回路を備えており、第2の演算増幅部102の電流指令値に応じて、当該回路のスイッチング素子のデューティー比が制御されるように構成される。なお本実施の形態では、電流制御部44における第1の演算増幅部101及び第2の演算増幅部102は、ハードウエハにより実行するものとするが、ソフトウェアにて実行するようにしてもよい。
既述のコントローラ9は、一括露光装置3におけるウエハWの処理を実行するプログラムを備え、駆動部32によるウエハWの移動や、光照射ユニット4のLED光源群400の電源のオンの状態(点灯)オフの状態(消灯)の切り替えを行うための制御信号を電流制御部44に入力すると共に照度目標値を電流制御部44に入力する。
上述の塗布、現像装置及び露光装置D5からなるシステムにおけるウエハWの処理について説明するが、まず塗布、現像装置及び露光装置D5の全体的なウエハWの流れについて説明する。ウエハWは、キャリアCから移載機構13により、検査ブロックD2における受け渡しステージ10に載置され、次いで移載機構19により処理ブロックD3におけるタワーT1の受け渡しモジュールに搬送される。この受け渡しモジュールからウエハWは、タワーT1における単位ブロックE1、E2に各々対応する受け渡しモジュールに夫々振り分けられて搬送される。
このように振り分けられたウエハWは、受け渡しモジュール→反射防止膜形成モジュール→加熱モジュール→受け渡しモジュールの順に搬送され、続いて受け渡しアーム15により単位ブロックE3、E4に夫々対応する受け渡しモジュールに振り分けられる。このように受け渡しモジュールに振り分けられたウエハWは、夫々対応するレジスト膜形成モジュールに搬送されて、表面全体に光増感化学増幅型のレジストが塗布され、レジスト膜が形成される。その後、ウエハWは、加熱モジュール→タワーT2の受け渡しモジュールの順で搬送され、タワーT3を介して露光装置D5へ搬入され、パターンマスクを用いて露光処理が行われる。これによりウエハWにおける露光処理によりパターン露光された領域に酸と光増感剤とが発生する。
パターン露光後のウエハWは、単位ブロックE5、E6に夫々搬送される。然る後、後述する一括露光装置3にてウエハWの表面全体が露光され、既述の光増感剤が光を吸収し、パターン露光された領域において更に酸と光増感剤とが発生する。このように一括露光が行われることによりレジスト膜においてパターン露光された領域において酸が増殖する。その後、ウエハWは加熱モジュール22に搬送されて加熱される。この加熱モジュール22によってパターン露光された領域が、酸によって変質し現像液に可溶となる。続いてウエハWは、現像モジュール21に搬送されて現像液が供給されて、変質した領域が現像液に溶解してレジストパターンが形成される。その後、ウエハWはタワーT1に搬送された後、検査ブロックD2を通過してキャリアブロックD1に搬入され、移載機構13を介してキャリアCに戻される。
続いて一括露光装置3の作用について説明するが、上述の塗布、現像装置及び露光装置D5からなるシステムにおいては、製品であるウエハWの処理の前に検査用ウエハを用いて成膜を行い、検査装置23にて取得された検査用ウエハのパターン情報に基づいて一括露光装置3におけるLED光源群400の各ブロックB1〜B88ごとの照度が決定される。
具体的には、塗布、現像装置内にて製品用ウエハWの処理を開始する前に、例えばウエハWに用いられるレジストと同一のレジスト、及びパターン露光マスクを用いて検査用ウエハにパターンを形成する。次いで検査用ウエハに対し一括露光装置3にて基準となる露光量を用いる他は、製品ウエハと同一にして一括露光を行い、次いで現像を行う。その後現像処理が行われたウエハWは、検査ブロックD2に搬入され、検査装置23に搬送される。
そして検査用ウエハにて得られたパターンについて検査装置23にて検査を行う。検査装置23においては、例えば検査用ウエハを幅方向に例えば、一括露光装置3におけるLED42のブロックB1〜B88の数と同数の領域に分割し、各領域におけるパターンの線幅の大きさとウエハWの位置とを対応付けたパターン情報を取得する。主制御部100は、このパターン情報を受取り、ウエハWの位置、例えば分割領域の位置と規格化された露光量値とを対応付けたデータを作成し、一括露光装置3のコントローラ9に送信する。そして一括露光装置3において、ウエハWの各分割領域の積算光量が揃うように、各分割領域の位置に対応し、当該領域に光を照射する各LED42のブロックB1〜B88の光強度を設定する。次いで照度測定部6により各ブロックごとの照度の測定を行い、LED42の各ブロックB1〜B88ごとに設定値通りの照度となっているかを判定し、当該LED42のブロックB1〜B88の照度が設定値の照度となるように光強度が調整される。
その後パターン露光が行われた製品用のウエハWは、図9に示すようにまず搬送アーム14により受け渡し位置P1にある載置部31に受け渡される。この時光照射ユニット4においては、LED光源群400がオフになっている。また照度測定部6は、例えば待機位置に位置している。
そして図10に示すようにウエハWを受け渡し位置P1から待機位置P2に移動させる。この時ウエハWの移動領域には、光が照射されていないためウエハWは露光されずに待機位置P2に移動することができる。そして待機位置P2にて既述のようにウエハWの位置合わせを行う。これにより検査装置23にてパターン情報を取得したときの分割領域の配列方向と、LED光源群400におけるLED42のブロックB1〜B88の配列方向と、が揃う。
続いて照度測定部6を照度測定の対象となるLED42、例えばLED42のブロックB1の下方に移動させる。次いでLED光源群400を点灯、即ちオンの状態とする(例えば電源を投入する)が、まず点灯後のLED42の挙動について説明する。図11(a)は、駆動電流を一定(図11(b))としたときの点灯後のLED42の光強度の時間変化を示している。この時LED42に供給されている電流値は、図11(b)に示すように点灯後一定であるが、LED42の光強度は、図11(a)に示すように点灯直後に大きく上昇し、その後徐々に低下して目標値に近づき安定する。そのためLED42の点灯時の時刻をt0とすると、LED42の照射する照度が安定し、許容値の範囲内に収まる時刻がtaとなる。従ってウエハWの処理を行うにあたって、安定した光照射を行うためには、LED42の電源投入時の時刻ta以降の照度安定期にウエハWの処理を開始することが好ましい。
これに対して上述の実施の形態におけるLED42の挙動について図12(a)、(b)を参照して説明する。まず図8に示す各駆動回路部96のスイッチ部103が、電流値の初期値を第2の演算増幅部102に入力するように切り替わる。この電流値の初期値は、例えばLED42の点灯後、照度が安定したときの照度測定値が照度目標値となる電流値よりも小さい値、例えば当該電流値の30〜50%程度の値に設定されている。
従って第2の演算増幅部102には、図12(b)に示すように時刻t0にて初期値の電流が供給され、図12(a)に示すようにLED42のブロックB1〜B88が目標照度よりも弱い照度となるように発光する。このため点灯直後は照度測定部6における照度測定値は、照度目標値よりも低い、いわば初期値であるL1となる。
そして各駆動回路部96の第1の演算増幅部101では、照度目標値Laと初期値であるL1との偏差分に基づく信号を目標電流値として出力すると共にスイッチ部103が第1の演算増幅部101の出力端側に切り替わる。これによりLED42のブロックB1〜B88の照度が初期値L1の照度から照度目標値Laに向かって急激に上昇する。
そして照度測定値が照度目標値Laに達すると、最初照度測定値と照度目標値Laとの偏差分が大きいため、電流も急激に上昇するが、照度測定値が照度目標値Laに達すると、電流は少しオーバーシュートした状態から急激に低下する。これに伴いLED42のブロックB1〜B88の発光が弱くなるので電流は一転して上昇し、時刻ta´にて照度測定値が照度目標値Laを越えると、駆動回路部96の制御ループの作用により時間的に緩やかに小さな波を打った状態で照度測定値が照度目標値Laに収束していく。従って図12(a)に示すように各LED42のブロックB1〜B88から照射される光の照度は、目標値(詳しくは許容値の範囲内)に短時間で安定する。
図12(a)、(b)の説明では、LED42のブロックB1〜B88の照度が照度目標値La(照度目標値に対する許容範囲)に安定した時刻ta´の後も照度制御を行っているものとして記載しているが、この実施の形態では、時刻ta´後は、スイッチ部103を定電流制御の電流設定値のライン側に切り替えて定電流制御を行うようにしている。
そしてLED42のブロックB1〜B88をオンの状態にした後、時刻ta´以降に照度測定部6を待機位置に退避させ、図13に示すようにウエハWを待機位置P2から受け渡し位置P1に移動させる。LED42のブロックB1〜B88は、対応するウエハWの分割領域を夫々露光したときに、ウエハWの表面全体で積算露光量が均一になるように設定されている。そのためウエハWを待機位置P2から受け渡し位置P1に移動させて露光することにより、ウエハWの表面全体が均一に露光される。そして受け渡し位置P1に戻ったウエハWは、搬送アーム14に取り出され、現像装置に搬送される。ウエハWは、表面全体で積算露光量が均一になっているため、現像処理を行った時にウエハWの表面全体における線幅が揃う。そして既述のように加熱処理が行われた後、キャリアCに戻される。
上述の実施の形態においては、一括露光装置3内のLED42のブロックB1〜B88を点灯し、LED42のブロックB1の照度測定値に従い、LED42のブロックB1〜B88に入力する電流値を調整して照度の調整を行っている。そのためLED42のブロックB1〜B88をオンの状態(点灯)した後、光照射ユニット4の照度が安定するまでの時間が短くなる。従ってウエハWに光処理を行うとき以外には、LED42のブロックB1〜B88を消灯することで省エネルギー化を図ることができると共に、LED42のブロックB1〜B88の点灯後、ウエハWの光処理を速やかに開始することができるのでスループットの向上を図ることができる。
またLED42のブロックB1〜B88を発光させたまま露光処理を行う場合に、ウエハWに複数回露光を行わないようにするためには、図3に示す待機位置P2からウエハWを搬出しなければならないが、ウエハWを露光せずに待機位置P2と受け渡し位置P1との間を移動させることができるため、受け渡し位置P1にてウエハWの搬入、搬出を行うことができる。このため図1に示すような塗布、現像装置に一括露光装置3を設置するにあたって、ウエハWの搬送領域に臨むように設ける一括露光装置3の搬入出口34が一か所となるため、塗布、現像装置内のモジュールの配置レイアウトが簡単になり、装置の大型化を避けることができる。
またウエハWの移動領域に向けて光を照射するLED42のブロックB1〜B88に加えて、ウエハWの移動領域から外れた位置に光を照射する照度測定用のLED42のブロックを設け、ウエハWの移動領域から外れた位置に配置された集光部60により照度測定用のLED42のブロックから照射される光の照度を集光し、照度測定用のLED42の照度測定値に基づいて、LED42のブロックB1〜B88の光強度の調整を行うようにしてもよい。この場合には、ウエハWに露光処理を行うときにも照度の測定を継続することができる。そのため第1の実施の形態における時刻ta´以降に定電流制御に切り替えることに代えて、継続して照度の測定を行い、LED42のブロックB1〜B88の照度を安定させるようにしてもよい。
また光照射ユニット4にLED光源群400を冷却する例えば水冷式の冷却機構を設けてもよい。LED光源群400に熱を蓄積すると出力される光強度が乱れやすくなる。そのためLED光源群400を冷却することにより、ウエハWの照度を正確にすることができる。
さらに照度測定部6において、温度上昇による照度測定値の誤差が生じるおそれがある。そのため照度測定部6に冷却機構を設け、温度上昇による照度測定値の誤差を抑制してもよい。
ウエハWを受け渡し位置P1から待機位置P2に露光を目的としないでウエハWをLED光源群400の下方を通過させた後、露光を目的として、受け渡し位置P1から待機位置P2との間を複数回移動させてもよい。さらに載置部31の位置が固定され光照射ユニット4が前後方向に移動してウエハWに光を照射する構成でも良い。
また本発明の一括露光装置3は、光増感化学増幅型のレジストに限らず、通常のレジストの増感や線幅の調整を行う装置でも良い。また例えば光を照射して塗布膜に含まれるカーボン膜の架橋反応を進行させて、耐エッチング耐性を向上させる装置や、レジスト膜の硬化を促進する装置であってもよい。また有機膜を硬化させるための装置、あるいはウエハWに光を照射することにより塗布膜中の下層膜の膜厚を調整する装置であってもよい。
[第2の実施の形態]
また一括露光装置3にて露光処理を行うにあたって、予め取得したLED42の点灯直後の光強度の変動の傾向を利用して、LED42に入力する電流値を調整して光強度を安定させるようにしてもよい。図14(a)は、電源投入後の光強度の変化をLED42に入力する電流値ごと(駆動電流に対する規格化した電流値%))に示し、図14(b)は、図14(a)に示す各グラフの電流値を示している。
既述のようにLED42は時刻t0にて点灯させて直後に、光強度が大きく上昇し、その後徐々に光強度が弱まり、例えば時刻ta以降は安定した値となる。そして図14(a)に示すように電流値を100%から下げることにより、照度も下がっていくことが分かる。
照度測定部6の照度測定値が目標の照度に安定したときの電流を目標電流とすると、例えば目標電流を既述の規格化した70%の電流値に設定し、LED42から照射される光にて光照射を行う場合には、図14(a)に示すように電流値を目標電流よりも小さい60%に設定して、電源を投入する。電源投入直後の照度が、電流値を70%に設定した場合における時刻ta以降の安定した照度と同等の照度となることが分かる。
その後は、時間経過に従い電流値に対応する照度は徐々に下がる。そのため時間経過に従い、電流値を60%から徐々に上げ、時刻taにて電流値が70%まで上がるようにすることで、時刻0から時刻taの間も電流値を70%に設定したときの安定照度で光を照射することができる。
従って例えば図15に示すように電流制御部44のメモリ93に、電流値に対応させた電源投入後における経過時間ごとのLED42の光強度を示すデータテーブルを記憶する。また駆動回路部96は、図16に示すように、LED42の点灯直後(例えば電源投入直後)に、メモリ93に記憶されたテーブルから電流値の時系列データが入力され、電流値の時系列データと、電流指令値の帰還信号との偏差分が出力するように構成された演算増幅部104を備え、当該電流指令値に従って、LED42の出力する光強度を制御する。
図17(a)はLED42のブロックB1〜B88の照度の時間変化を示し、図17(b)は駆動電流の電流値の時間変化を示している。LED42のブロックB1〜B88の点灯直後は、電流値を60%に設定しているが、照度が高くなるため、電流値を70%に設定したときの安定照度で光を照射することができる。その後電流値を60%から徐々に上げていくが、入力電流の電流値に対する照度が徐々に下がるため、LED42のブロックB1〜B88の照度は、略照度目標値(詳しくは許容範囲内)になる。その後時刻taにおいて電流値が70%に達するが、時刻taにおいてはLED42のブロックB1〜B88の照度は安定照度となっているため照度目標値の照度になる。
そして時刻ta以後は、例えばメモリ93から定電流とする信号が読み出され、電流値を70%とする定電流制御が行われる。従ってLED42のブロックB1〜B88の点灯後(詳しくは点灯動作後)から照度が安定するため、ウエハWを光照射ユニット4の下方を通過させる時以外はLED42を消灯した場合であっても、LED42を点灯させてから短時間で照度を安定させることができ、速やかにウエハWの光処理を行うことができる。そのため装置のスループットを抑えながら安定した露光処理を行うことができる。この電源投入直後に入力される電流値は、照度測定値が安定したときに目標の照度が得られる電流値に対して、例えば80〜93%となる電流値を適用することが好ましい。
また演算増幅部104に入力する電流目標値の時系列データをメモリ93から読み出すことに代えて、時系列データに相当する電流目標値を出力する関数発生器などのパターン出力部を用いるようにしてもよい。
また例えばLED光源群400の電源投入後、一定時間は、メモリ93に記憶したデータテーブルから電流値を読み出して、光照射を行い、一定時間経過後は、第1の実施の形態に示した例と同様に照度測定部6にて測定された照度測定値に基づいてLED42のブロックB1〜B88から照射する光の照度を調整してもよい。
3 一括露光装置
4 光照射ユニット
5 位置合わせ機構
6 照度測定部
9 コントローラ
30 筐体
31 載置部
32 駆動部
33 ガイドレール
34 搬入出口
40 ケース体
42 LED
44 電流制御部
400 LED光源群
B1〜B88 LEDのブロック

Claims (10)

  1. 光により処理される基板を載置するための載置部と、
    1個または互いに直列に接続された複数個のLEDからなるLEDブロックの複数が左右方向に直線状に配列され、左右方向に伸びる帯状の照射領域を形成するための光照射ユニットと、
    前記載置部と光照射ユニットとを前後方向に互いに相対的に移動させるための移動機構と、
    前記照射領域の照度を測定する照度測定部と、
    前記LEDをオンの状態にした後、少なくともLEDの光量が安定するまでの間、照度の目標値と前記照度測定部にて測定された照度測定値との偏差分に基づいてLEDの電流を制御するための電流制御部と、を備えたことを特徴とする光処理装置。
  2. 前記電流制御部は、照度の目標値と照度測定値との偏差分を演算する第1の演算部と、前記第1の演算部から出力される出力値とLEDに供給される電流に対応する信号との偏差分を演算する第2の演算部と、を備え、前記第2の演算部の出力値に対応する電流がLEDに供給されるように構成されることを特徴とする請求1記載の光処理装置。
  3. 前記LEDをオンの状態にした後、前記照度測定部の照度測定値が目標の照度に安定したときの電流よりも小さい電流が初期値としてLEDに供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の光処理装置。
  4. 前記照度測定部の照度測定値が一旦許容範囲に達し、その後低下して再度許容範囲に収まった時点を光量が安定した時点と判断することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の光処理装置。
  5. 前記電流制御部は、前記LEDの光量が安定した後は、定電流制御に切り替えるように構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の光処理装置。
  6. 前記照度測定部により測定された1個のLEDブロックの照度測定値を、すべてのLEDブロックにおいて照度測定値として取り扱うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の光処理装置。
  7. 光により処理される基板を載置するための載置部と、
    1個または互いに直列に接続された複数個のLEDからなるLEDブロックの複数が左右方向に直線状に配列され、左右方向に伸びる帯状の照射領域を形成するための光照射ユニットと、
    前記載置部と光照射ユニットとを前後方向に互いに相対的に移動させる移動機構と、
    前記照射領域の照度を測定する照度測定部と、
    前記LEDの電流を制御する電流制御部と、を備え、
    前記照度測定部の照度測定値が目標の照度に安定したときの電流を目標電流と呼ぶとすると、前記電流制御部は、LEDをオンの状態にした直後は目標電流よりも小さい電流でLEDを駆動し、その後、当該電流を徐々に前記目標電流まで増加させるように構成されていることを特徴とする光処理装置。
  8. 前記目標電流よりも小さい電流は、照度測定値が安定したときに目標の照度が得られる電流値に対して80〜93%となる電流であることを特徴とする請求項7に記載の光処理装置。
  9. 前記目標電流よりも小さい電流は、LEDをオンの状態にした直後の照度測定値のピーク値が、前記目標の照度に対して許容範囲となる電流であることを特徴とする請求項7または8に記載の光処理装置。
  10. 前記基板が光の照射による処理を目的としないで照射ユニットの下方側を移動するときには、LEDがオフの状態とされるように構成されたことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか一項に記載の光処理装置。
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