JP2000235763A - ディスク再生システム - Google Patents

ディスク再生システム

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JP2000235763A
JP2000235763A JP11033885A JP3388599A JP2000235763A JP 2000235763 A JP2000235763 A JP 2000235763A JP 11033885 A JP11033885 A JP 11033885A JP 3388599 A JP3388599 A JP 3388599A JP 2000235763 A JP2000235763 A JP 2000235763A
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disk
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data
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speed
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JP11033885A
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English (en)
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Yorio Takahashi
頼雄 高橋
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to KR10-2001-7010029A priority patent/KR100427528B1/ko
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Priority to TW089102322A priority patent/TW501096B/zh
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B20/00Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
    • G11B20/10Digital recording or reproducing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システムが有している最高再生速度や最高サ
ーチ速度を有効に利用するようにしたディスク再生シス
テムを提供することである。 【解決手段】 線速度一定でデータが記録されているデ
ィスク2の目的位置を、外部デバイスからの命令を受け
て検索し、目的の情報データを読み取るとともにディス
クの再生フォーマットに応じた情報データとして出力す
るディスク再生システムである。最外周アドレス記憶回
路21は、アクセス指令によりアクセスされた最新のア
ドレスのアドレス情報がこれまでにアクセスされたディ
スク2の最外周のアドレス情報よりも外周側に記録され
ているアドレス情報であるときには、記憶しているアド
レス情報を最新のアドレス情報に更新し、最新の更新ア
ドレス情報に基づいてディスク2の速度制御の基準を決
定する。CAV制御回路20は、決定された基準に基づ
いてディスク2の速度を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに記録さ
れている情報を読み出して外部デバイスに転送するCD
−ROM再生装置等に用いられるディスク再生システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】CD−ROM再生装置を例に、従来のこ
の種のディスク再生システムを説明する。CD−ROM
再生装置は、パーソナルコンピュータ等の外部デバイス
からの命令を受けて目的位置をサーチし、ディスクに記
録されているデータの中から目的のデータを読み取り、
外部デバイスに転送するものである。オーディオ用のC
D(コンパクトディスク)およびCD−ROMディスク
は、線速度一定(CLV)で記録されており、それをC
LVの1倍速で再生することが前提となっている。
【0003】ところで近年、パーソナルコンピュータの
高速化に伴い、コンピュータ周辺機器としてのCD−R
OM再生装置にも高速読み出し、高速アクセスが要求さ
れている。このような要求に応えるため、CD−ROM
ディスク再生時はCLVの2倍速,4倍速等の一定速高
速読み出しを行うCD−ROM再生装置も市販されてい
る。しかしながら、2倍速,4倍速等のCLVによる一
定速高速読出しでサーチ速度を上げるためには、ディス
クを駆動するディスクモータにかかる負担が非常に大き
くなり、ディスクモータとして高価でかつ大型のものが
必要となるという問題があった。
【0004】そこで、従来のCLV再生方式から、CL
Vで記録されているディスクをCAV(=角速度一定)
で再生するCAV再生方式、CLV再生であるが再生レ
ンジが非常に広範囲で高速サーチと一定速高速再生が可
能なワイドレンジCLV再生方式、またCAV再生方式
とワイドレンジCLV再生方式と組み合わせたPCAV
(パーシャルCAV)再生方式などを採用したCD−R
OM再生装置も市販されている。これらの方式を採用し
たCD−ROM再生装置はいずれも、ディスクモータに
かかる負荷を軽くすることにより、安価で小型のディス
クモータを使用して高速サーチを実現したものである。
【0005】ところで、上記CAV再生方式、ワイドレ
ンジCLV再生方式、PCAV再生方式などを採用した
CD−ROM再生装置では、システムの最大動作速度、
すなわち信号の最大処理能力が規定されており、システ
ムの最大処理能力がN倍速とするとディスクの最外周が
N倍速となるようなシステム構成となっている。しかし
ながら、ディスクの多くは最外周までデータが記録され
ているわけではなく、データ記録領域が小さい場合でも
上記のような速度が再生基準となっているので無駄が多
かった。このため、特願平6−103878号では、デ
ータが記録されているデータ記録領域の最外周径に応じ
て最高のサーチ速度や高速読出し速度が得られるよう
に、ディスク再生速度の基準を決定して動作するディス
ク再生システムが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記ディスク再生シス
テムでは、上記のようにデータが記録されているデータ
記録領域の最外周径をディスク速度制御の基準としてい
るので、実際には、ディスクに記録されているデータの
うち、ディスクの内周付近のデータのみしか使用しない
ときや、ディスクの外周部のデータの使用頻度が非常に
低いときであっても、上記のような速度再生基準となっ
ている。このため、上記ディスク再生システムでは、シ
ステムが有している最高再生速度や最高サーチ速度を有
効に利用することができないという問題があった。
【0007】本発明の目的は、システムが有している最
高再生速度や最高サーチ速度を有効に利用するようにし
たディスク再生システムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段および作用】本発明の請求
項1に記載のディスク再生システムは、情報データが線
速度一定で記録されているディスクの目的位置を、外部
デバイスからの命令を受けて検索し、上記情報データの
中から目的の情報データを読み取るとともに上記ディス
クの再生フォーマットに応じた情報データとして出力す
るディスク再生システムであって、上記ディスクのアク
セス指令によりアクセスされた最新のアドレスのアドレ
ス情報がこれまでにアクセスされた最外周のアドレスの
アドレス情報よりもさらに外周側に記録されているアド
レス情報であるときには、記憶しているアドレス情報を
上記最新のアドレスのアドレス情報に更新するととも
に、最新の更新アドレス情報に基づいて上記ディスクの
速度制御の基準を決定する決定手段と、該決定手段によ
り決定された上記基準に基づいてディスクの速度を制御
する回転制御手段とを具備したことを特徴とする。
【0009】上記決定手段は、最大処理能力がN倍速で
あるシステムにおいてディスクを再生するとき、再生し
ようとするディスクのデータの例えば約1/2の領域ま
でしか使用していないとすると、その位置、すなわちこ
れまでにアクセスした最外周トラック位置で最大処理能
力であるN倍速の処理を行うように速度基準を定める。
このアドレスより更に外周へのアクセス指令を受けたと
きには再度、速度基準を定め直す。これにより、アクセ
スされたデータ記録領域の最外周径に応じて最高のサー
チ速度や高速読出し速度が得られる。
【0010】本発明の請求項2に記載のディスク再生シ
ステムは、請求項1記載のディスク再生システムにおい
て、上記回転制御手段がディスクを角速度一定(CA
V)で回転させるCAV制御回路であることを特徴とす
る。
【0011】上記決定手段は、最大処理能力がN倍速で
あるシステムにおいてディスクを再生するとき、再生し
ようとするディスクのデータの例えば約1/2の領域ま
でしか使用していないとすると、その位置、すなわちこ
れまでにアクセスした最外周トラック位置で最大処理能
力であるN倍速の処理を行うようにディスクの角速度の
速度基準を定める。このとき、最内周でN/1.6倍速
となり、読出しの基準速度は高速になる。このアドレス
より更に外周へのアクセス指令を受けたときには再度、
速度基準を定め直す。これにより、アクセスされたデー
タ記録領域の最外周径に応じて最高のサーチ速度や高速
読出し速度が得られる。
【0012】本発明の請求項3に記載のディスク再生シ
ステムは、請求項1記載のディスク再生システムにおい
て、上記回転制御手段がディスクを線速度一定(CL
V)で回転させるCLV制御回路と、上記決定手段の出
力により変化する比較クロックを上記CLV制御回路に
供給するバリアブルクロツク発生回路とを具備したこと
を特徴とする。
【0013】上記決定手段は、最大処理能力がN倍速で
あるシステムにおいてディスクを再生するとき、再生し
ようとするディスクのデータの例えば約1/2の領域ま
でしか使用していないとすると、その位置、すなわちこ
れまでにアクセスした最外周トラック位置で最大処理能
力であるN倍速の処理を行うようにディスクの線速度の
速度基準を定める。このとき、N/1.6倍速がCLV
の基準となり、読出し速度は高速になる。このアドレス
より更に外周へのアクセス指令を受けたときには再度、
速度基準を定め直す。これにより、アクセスされたデー
タ記録領域の最外周径に応じて最高のサーチ速度や高速
読み出し速度が得られる。
【0014】本発明の請求項4に記載のディスク再生シ
ステムは、情報データが線速度一定で記録されているデ
ィスクの目的位置を、外部デバイスからの命令を受けて
検索し、上記情報データの中から目的の情報データを読
み取るとともに上記ディスクの再生フォーマットに応じ
た情報データとして出力するディスク再生システムであ
って、上記ディスクのアクセス指令によりアクセスされ
た最新のアドレスのアドレス情報がこれまでにアクセス
された最外周のアドレスのアドレス情報よりもさらに外
周側に記録されているアドレス情報であるときには、記
憶しているアドレス情報を上記最新のアドレスのアドレ
ス情報に更新するとともに、最新の更新アドレス情報に
基づいて上記ディスクの速度制御の基準を決定する決定
手段とを備えるとともに、該決定手段により決定された
上記基準に基づいて、上記ディスクを角速度一定(CA
V)で回転させる第1の回転制御手段と、上記ディスク
を線速度一定(CLV)で回転させる第2の回転制御手
段と、これら第1および第2の回転制御手段を切り替え
る切替手段とを具備したことを特徴とする。
【0015】上記決定手段は、最大処理能力がN倍速で
あるシステムにおいてディスクを再生するとき、再生し
ようとするディスクのデータの約1/2の領域までしか
使用していないとすると、その位置、すなわちこれまで
にアクセスした最外周トラック位置で最大処理能力であ
るN倍速の処理を行うようにディスクの角速度および線
速度の速度基準を定める。このとき、上記第1の回転制
御手段を用いて角速度一定(CAV)で上記ディスクを
回転させるときには、最内周でN/1.6倍速となり読
出しの基準速度は高速になる。また、上記第2の回転制
御手段を用いて線速度一定(CLV)で上記ディスクを
回転させるときにはN/1.6倍速がCLVの基準とな
り、読み出し速度は高速になる。このアドレスより更に
外周へのアクセス指令を受けたときには再度、速度基準
を定め直す。これにより、アクセスされたデータ記録領
域の最外周径に応じて、最高のサーチ速度や高速読出し
速度が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、添付の図面を参照して本
発明の実施の形態を説明する。
【0017】(第1実施形態)本発明をCAV再生方式
のディスク再生システムに適用した実施の形態のシステ
ム構成を図1に示す。なお、本実施形態のディスク再生
システムでは、オーディオ用のCDを再生することもで
き、オーディオ再生時にはCLV再生モードに切り替え
られる。
【0018】図1に示すように、光学式ピックアップ1
によりディスク2から読み出された信号は、RFアンプ
3に供給される。該RFアンプ3は、光学式ピックアッ
プ1の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号を抽出してフォーカス・トラッキング制御回路
4および送りモータ制御回路4aに供給する一方、増幅
したRF信号をレベルスライス・PLL回路5へ供給す
る。該レベルスライス・PLL回路5は、上記RF信号
を2値化しEFM信号を発生するとともに、該EFM信
号を読み取るためにEFM信号に同期したPLLクロッ
クを生成する。上記フォーカス・トラッキング制御回路
4および送りモータ制御回路4aはそれぞれ、上記フォ
ーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号が零と
なるように、光学式ピックアップ1および送りモータ2
2を制御する。
【0019】なお、CAV再生モードとCLV再生モー
ドとの切換えは、システムコントロール回路6より出力
されるオーディオ/ROM切換え指示信号により行なわ
れる。既に述べたように、オーディオ用のCDを再生す
るときはCLV再生であり、CD/ROMの再生のとき
はCAV再生である。
【0020】2値化された上記EFM信号は、CD信号
処理回路7に供給される。また上記PLLクロックは、
CD信号処理回路7およびセレクタ8に供給される。上
記CD信号処理回路7は、PLLクロックを用いてCD
の同期信号を検出し、データ分離、EFM復調を行い、
復調されたデータよりサブコードデータのみを抜き出
し、システムコントロール回路6に供給する。他のメイ
ンとなるデータは、PLLクロックによりRAM9に書
き込まれる。上記CD信号処理回路7はまた、セレクタ
8を通してクロック発生器10から供給されるクロック
を基準とし、上記RAM9よりデータを読み出してCD
訂正処理を行う。
【0021】上記CD訂正処理は、CAV再生のときは
レベルスライス・PLL回路5より出力される再生系の
PLLクロックによって行われ、CLV再生のときはク
ロック発生器10より出力されるX´TAL系のクロッ
クによって行われる。また検出されたCDの上記同期信
号および訂正系のフレーム同期信号は、CLVモータ制
御回路11に供給される。訂正処理されたデータは、セ
レクタ12を経由して補間回路13またはCD−ROM
信号処理回路14に供給される。
【0022】上記セレクタ8の切換えおよびセレクタ1
2の切換えは、システムコントロール回路6より出力さ
れるオーディオ/ROM切換え指示信号により行われ
る。上記セレクタ12は、オーディオ/ROM切換え指
示信号がオーディオのときは補間回路13にデータを供
給し、ROMのときはCD−ROM信号処理回路14に
訂正処理されたデータを供給する。
【0023】上記補間回路13は、データにエラーフラ
グが付いているときにのみデータの補間を行い、その出
力をD/A変換器15に供給する。該D/A変換器15
は、データをデジタルからアナログに変換し、LPF
(ローパスフィルタ)15aを通して再生オーディオ信
号として出力する。
【0024】CLVモータ制御回路11は、CDの同期
信号と訂正系のフレーム同期信号を周波数および位相比
較してエラー成分を抽出し、ディスクモータ16の駆動
信号を生成してセレクタ17に供給する。上記CLVモ
ータ制御回路11は、具体的には7.35KHzのCD
同期信号と7.35KHzの訂正系のフレーム同期信号
との周波数および位相の比較を行う。
【0025】上記CD−ROM信号処理回路14は、C
D−ROMデータより、CD−ROM同期検出、データ
のスクランブルの解除を行い、CD−ROMデータの訂
正処理、バッファメモリ18へのデータの書込み、読出
し制御を行う。CD−ROMの同期信号検出およびCD
−ROMデータの上記スクランブル解除は、セレクタ8
より供給されるクロックで処理を行う。また、データの
上記訂正処理、バッファメモリ18へのデータの上記書
込みおよび読出し制御は、クロック発生器10より供給
されるクロックにより行われる。バッファメモリ18か
ら読み出されたデータは、インターフェイス制御回路1
9を通して、外部デバイスであるホストコンピュータに
転送される。また上記CD−ROM信号処理回路14
は、バッファメモリ18の書込み可能領域を検出しシス
テムコントロール回路6に供給する。
【0026】上記インターフェイス制御回路19は、ホ
ストコンピュータとの動作命令の送受およびデータの送
受などインターフェイスに関する交信制御を行う。動作
命令はインターフェイス制御回路19を介してシステム
コントロール回路6とホストコンピュータとの間で送受
される。
【0027】最外周アドレス記憶回路21は、ディスク
2上のこれまでにアクセスした最外周アドレスを記憶し
ており、アクセス指令が実行される度に比較を行い、ア
クセスしたアドレスが記憶しているアドレス値より外周
であった場合には、記憶されているアドレス値の書換え
を行う。記憶されているアドレス位置より速度基準値を
判定し、CAV制御回路20に設定値を供給する。また
システムコントロール回路6より供給されるリセット信
号よりディスク2の変更を認識し、保持している最外周
アドレスデータをリセットする。なお、最外周アドレス
データの初期値は最内周データ位置とする以外に、ディ
スクモータ16の最大回転速度のときシステムが処理可
能な最大再生速度となるアドレスを算出し、そのアドレ
ス値またはそのアドレス値に一定のマージンを持たせた
値を初期値とすることができる。
【0028】上記CAV制御回路20は、ディスクモー
タ16より得られる回転数検出パルスと最外周アドレス
記憶回路21より供給される速度基準値より、ディスク
モータ16を速度基準値に沿った一定回転数で回転させ
る駆動信号を生成する。生成した駆動信号は、セレクタ
17に供給する。また、最外周アドレス値が書き換えら
れたときには、ディスクモータ16より得られる回転数
検出パルスと最外周アドレス記憶回路21より供給され
る速度基準値とを比較し、ディスクが目標速度になるま
でシステムコントロール回路6に読取り禁止信号を供給
する。
【0029】なお、システムコントロール回路6はサー
チ、各回路の動作オン/オフ制御などディスク再生シス
テム全体の動作制御を行うとともに、CD信号処理回路
7で復調されたサブコードデータより、オーディオ/C
D−ROMの切換え指示信号を生成し、レベルスライス
・PLL回路5およびセレクタ8、12、17に供給す
る。サーチ指示信号がシステムコントロール回路6か
ら、フォーカス・トラッキング制御回路4および送りモ
ータ制御回路4aに供給される。
【0030】次に、以上に構成を説明した図1のディス
ク再生システムのCD−ROM再生時の動作を説明す
る。最外周アドレス記憶回路21は、ディスク2上のこ
れまでにアクセスした最外周アドレスを記憶しており、
アクセス指令がホストコンピュータにより発行される
と、システムコントロール回路6は、読取り指令が出さ
れたデータのアドレスの最後尾と、最外周アドレス記憶
回路21が記憶しているアドレスの比較を行い、記憶し
ているアドレス値より外周であった場合には、記憶され
ているアドレス値の書き換えを行う。記憶されているア
ドレス位置より速度基準値を判定し、CAV制御回路2
0に設定値を供給する。
【0031】CAV制御回路20は、ディスクモータ1
6より得られる回転数検出パルスと、最外周アドレス記
憶回路21より供給される速度基準値よりディスクモー
タ16を速度基準値に沿った一定回転数で回転させる駆
動信号を生成する。生成した駆動信号はセレクタ17に
供給する。また、最外周アドレス値が書き換えられたと
きにはディスクモータ16により得られる回転数検出パ
ルスと最外周アドレス記憶回路21より供給される速度
基準値を比較してディスク2が目標速度になるまで、シ
ステムコントロール回路6に読み取り禁止信号を供給す
る。システムコントロール回路6は、送りモータ制御回
路4aにより、光学式ピックアップ1を目的アドレスま
で移動させ、読み取り禁止信号が出力されていないこと
を確認して、データの再生を開始する。再生されたデー
タは、RFアンプ3、レベルスライスPLL回路5、C
D信号処理回路7、CD−ROM信号処理回路14で処
理された後、I/F制御回路19を経由してホストコン
ピュータに転送される。
【0032】(第2実施形態)本発明をワイドレンジC
LV再生システムに適用した実施の形態のシステム構成
を図2に示す。なお、本実施形態のディスク再生システ
ムも、第1実施形態のディスク再生システムと同様、オ
ーディオ用のCDを再生することもでき、オーディオ再
生時にはCLV再生モードに切り替えられる。
【0033】図2に示すように、光学式ピックアップ1
によりディスク2から読み出された信号は、RFアンプ
3に供給される。該RFアンプ3は、光学式ピックアッ
プ1の出力からフォーカスエラー信号やトラッキングエ
ラー信号を抽出してフォーカス・トラッキング制御回路
4および送りモータ制御回路4aに供給する一方、増幅
したRF信号をレベルスライス・PLL回路5へ供給す
る。該レベルスライス・PLL回路5は、上記RF信号
を2値化してEFM信号を生成するとともに、また該E
FM信号を読み取るためにEFM信号に同期したPLL
クロックを生成する。上記フォーカス・トラッキング制
御キロ4および送りモータ制御回路4aはそれぞれ、上
記フォーカスエラー信号およびトラッキングエラー信号
が零となるように、光学式ピックアップ1および送りモ
ータ22を制御する。
【0034】なお、ワイドレンジCLV再生モードとオ
ーディオ再生モードとの切り換えは、システムコントロ
ール回路6より出力されるオーディオ/ROM切換え指
示信号により行われる。既に述べたように、オーディオ
用のCDを再生するときはCLV再生であり、CD−R
OMの再生のときはワイドレンジCLV再生である。
【0035】2値化された上記EFM信号は、CD信号
処理回路7に供給される。またPLLクロックは、上記
CD信号処理回路7およびセレクタ8に供給される。上
記CD信号処理回路7は、PLLクロックを用いてCD
の同期信号を検出し、データ分離、EFM復調を行い、
復調されたデータよりサブコードデータのみを抜き出
し、システムコントロール回路に6に供給する。他のメ
インとなるデータは、PLLクロックによりRAM9に
書き込まれる。
【0036】CD訂正処理は、ワイドレンジCLV再生
のときはレベルスライス・PLL回路5より出力される
再生系のPLLクロックで訂正処理が行われ、ノーマル
CLV再生のときは、バリアブルクロック発生器10よ
り出力されるX´TAL系のクロックで訂正処理が行わ
れる。また、検出されたCDの同期信号および訂正系の
フレーム同期信号は、CLVモータ制御回路11に供給
される。訂正処理されたデータは、セレクタ12を経由
して、補間回路13またはCD−ROM信号処理回路1
4に供給される。
【0037】セレクタ8およびセレクタ12の切換え
は、システムコントロール回路6より出力されるオーデ
ィオ/ROM切換え指示信号により行われる。指示信号
がオーディオのときは補間回路13にデータが供給さ
れ、ROMのときはCD−ROM信号処理回路14に訂
正処理されたデータが供給される。
【0038】上記補間回路13は、データにエラーフラ
グが付いているときにのみデータの補間を行い、その出
力をD/A変換器15に供給する。該D/A変換器15
は、データをデジタルからアナログに変換し、LPF
(ローパスフィルタ)15aを通して再生オーディオ信
号として出力する。
【0039】CLVモータ制御回路11は、CDの同期
信号とバリアブルクロック発生器10aより出力される
X´TAL系のクロックとを周波数および位相比較して
エラー成分を抽出し、ディスクモータ16の駆動信号を
生成し供給する。
【0040】CD−ROM信号処理回路14は、CD−
ROMデータより、CD−ROM同期検出およびデータ
のスクランブルの解除を行い、CD−ROMデータの訂
正処理、バッファメモリ18へのデータの書込み、読出
し制御を行う。CD−ROMの上記同期信号検出および
CD−ROMデータの上記スクランブル解除は、セレク
タ8より供給されるクロックで処理を行う。また、デー
タの上記訂正処理およびバッファメモリ18のデータの
上記書込みおよび読出し制御は、バリアブルクロック発
生器10aより供給されるクロックにより行われる。バ
ッファメモリ18から読み出されたデータは、インター
フェイス制御回路19を通して、外部デバイスであるホ
ストコンピュータに転送される。またCD−ROM信号
処理回路14は、バッファメモリ18の書込み可能領域
を検出し、システムコントロール回路6に供給する。
【0041】上記インターフェイス制御回路19は、ホ
ストコンピュータとの動作命令の送受およびデータの送
受などインターフェイスに関する交信制御を行う。動作
命令は上記インターフェイス制御回路19を介してシス
テムコントロール回路6とホストコンピュータとの間で
送受される。
【0042】最外周アドレス記憶回路21は、ディスク
2上のこれまでにアクセスした最外周アドレスを記憶し
ており、アクセス指令が実行される度に比較を行い、ア
クセスしたアドレスが記憶しているアドレス値より外周
であった場合には記憶されているアドレス値の書き換え
をおこなう。記憶されているアドレス位置より速度基準
値を判定し、バリアブルクロック発生器10aに設定値
を供給する。またシステムコントロール回路6より供給
されるリセット信号よりディスク2の変更を認識し保持
している最外周アドレスデータをリセットする。なお、
最外周アドレスデータの初期値は最内周データ位置とす
る以外に、ディスクモータ16の最大回転速度のときシ
ステムが処理可能な最大再生速度となるアドレスを算出
し、そのアドレス値または、そのアドレス値に一定のマ
ージンを持たせた値を初期値とするようにしてもよい。
【0043】なお、システムコントロール回路6は、サ
ーチ、各回路の動作オン/オフ制御などディスク再生シ
ステム全体の動作制御を行うとともに、CD信号処理回
路7で復調されたサブコードデータよりオーディオ/R
OMの切り換え指示信号を生成し、レベルスライス・P
LL回路5およびセレクタ8、12に供給する。サーチ
指示信号がシステムのコントロール回路6からフォーカ
ス・トラッキング制御回路4および送りモータ制御回路
4aに供給する。
【0044】次に、以上に構成を説明した図2のディス
ク再生システムのCD−ROM再生時の動作を説明す
る。最外周アドレス記憶回路21は、ディスク2上のこ
れまでにアクセスした最外周アドレスを記憶しており、
アクセス指令がホストコンピュータにより発行される
と、システムコントロール回路6は、読取り指令が出さ
れたデータのアドレスの最後尾と、最外周アドレス記憶
回路21が記憶しているアドレスの比較を行い、記憶し
ているアドレス値より外周であった場合には、記憶され
ているアドレス値の書換えを行う。最外周アドレス記憶
回路21に記憶されているアドレス位置より速度基準値
を判定し、バリアブルクロック発生器10aに設定値を
供給する。
【0045】システムコントロール回路6は、送りモー
タ制御回路4aにより光学式ピックアップ1を目的アド
レス間で移動させ、データの再生を開始する。再生され
たデータは、RFアンプ3,レベルスライスPLL回路
5、CD信号処理回路7,CD−ROM信号処理回路1
4で処理された後、I/F制御回路19を経由してホス
トコンピュータに転送される。この実施形態では、ワイ
ドレンジCLVで動作しているので、再生速度がバリア
ブルクロック発生器10aの示す速度になっていなくて
も、再生を開始することができ、CLVモータ制御回路
11は、再生を続けながらバリアブルクロック発生器1
0aの示す再生速度になるように、ディスクモータ16
の制御を行う。
【0046】(他の実施形態)なお、上記では、本発明
をCAVおよびワイドレンジCLV再生システムに適用
した実施の形態について説明したが、CAVシステムに
ワイドレンジCLVシステムを組み合わせることもでき
る。すなわち、図1のクロック発生器10をバリアブル
クロック発生器10aとし、これに最外周アドレス記憶
回路21の出力を供給するようにしてもよい。このと
き、セレクタ17の制御は、外部デバイスからのデータ
の要求内容に応じて任意にCAV、CLV再生を選択で
きるようにすることもできる。
【0047】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれは、線速度一定でデータが記録されたディスク上の
これまでにアクセスした最外周アドレスを記憶し、その
アドレス位置でそのシステムの最大処理能力が発揮でき
るように基準速度を設定することができるので、ディス
ク上の内周付近の一部のデータしか使用しないときや、
外周部のデータの使用頻度が非常に低いときでも、外周
部のデータにアクセスするまでは最大処理能力であるN
倍速の処理が行え、CAV再生方式、ワイドレンジCL
V方式およびそれらの方式を切り替えることができるシ
ステムにおいて、それらシステムが有しているデータの
最高再生速度や最高サーチ速度を有効に使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明をCAV再生システムに応用したCD
−ROM装置のブロック図である。
【図2】 本発明をワイドレンジCLV再生システムに
応用したCD−ROM装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 ピックアップ 2 ディスク 3 RFアンプ 4 フォーカス・トラッキング制御 4a 送りモータ制御回路 5 レベルスライス・PLL回路 6 システムコントロール回路 7 CD信号処理回路 8 セレクタ 12 セレクタ 17 セレクタ 9 RAM 10 クロック発生器 10a バリアブルクロック発生器 11 CLVモータ制御回路 13 補間回路 14 CD−ROM信号処理回路 15 D/A変換回路 16 ディスクモータ 18 バッファメモリ 19 インタフェイス制御回路 20 CAV制御回路 21 最外周アドレス記憶回路 22 送りモータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報データが線速度一定で記録されてい
    るディスクの目的位置を、外部デバイスからの命令を受
    けて検索し、上記情報データの中から目的の情報データ
    を読み取るとともに上記ディスクの再生フォーマットに
    応じた情報データとして出力するディスク再生システム
    であって、 上記ディスクのアクセス指令によりアクセスされた最新
    のアドレスのアドレス情報がこれまでにアクセスされた
    最外周のアドレスのアドレス情報よりもさらに外周側に
    記録されているアドレス情報であるときには、記憶して
    いるアドレス情報を上記最新のアドレスのアドレス情報
    に更新するとともに、最新の更新アドレス情報に基づい
    て上記ディスクの速度制御の基準を決定する決定手段
    と、該決定手段により決定された上記基準に基づいてデ
    ィスクの速度を制御する回転制御手段とを具備したこと
    を特徴とするディスク再生システム。
  2. 【請求項2】 上記回転制御手段がディスクを角速度一
    定(CAV)で回転させるCAV制御回路であることを
    特徴とする請求項1記載のディスク再生システム。
  3. 【請求項3】 上記回転制御手段がディスクを線速度一
    定(CLV)で回転させるCLV制御回路と、上記決定
    手段の出力により変化する比較クロックを上記CLV制
    御回路に供給するバリアブルクロツク発生回路とを具備
    したことを特徴とする請求項1記載のディスク再生シス
    テム。
  4. 【請求項4】 情報データが線速度一定で記録されてい
    るディスクの目的位置を、外部デバイスからの命令を受
    けて検索し、上記情報データの中から目的の情報データ
    を読み取るとともに上記ディスクの再生フォーマットに
    応じた情報データとして出力するディスク再生システム
    であって、 上記ディスクのアクセス指令によりアクセスされた最新
    のアドレスのアドレス情報がこれまでにアクセスされた
    最外周のアドレスのアドレス情報よりもさらに外周側に
    記録されているアドレス情報であるときには、記憶して
    いるアドレス情報を上記最新のアドレスのアドレス情報
    に更新するとともに、最新の更新アドレス情報に基づい
    て上記ディスクの速度制御の基準を決定する決定手段と
    を備えるとともに、該決定手段により決定された上記基
    準に基づいて、上記ディスクを角速度一定(CAV)で
    回転させる第1の回転制御手段と、上記ディスクを線速
    度一定(CLV)で回転させる第2の回転制御手段と、
    これら第1および第2の回転制御手段を切り替える切替
    手段とを具備したことを特徴とするディスク再生システ
    ム。
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