JP2000067512A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

Info

Publication number
JP2000067512A
JP2000067512A JP10360464A JP36046498A JP2000067512A JP 2000067512 A JP2000067512 A JP 2000067512A JP 10360464 A JP10360464 A JP 10360464A JP 36046498 A JP36046498 A JP 36046498A JP 2000067512 A JP2000067512 A JP 2000067512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pickup
recording
linear velocity
speed
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10360464A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaki Mochizuki
聖樹 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP10360464A priority Critical patent/JP2000067512A/ja
Publication of JP2000067512A publication Critical patent/JP2000067512A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク半径位置でスピンドル回転数が変化
する記録方式を用いて複数のピックアップ12,30で
同時に光ディスク10にアクセスする際のスピンドル制
御を良好に行う。 【解決手段】 記録中のピックアップと再生中のピック
アップが同じディスク半径位置にある場合は、いずれの
ピックアップが記録中であるかをシステムコントローラ
28で判断する。そして、そのピックアップが正常に記
録可能な条件でスピンドルモータ24が回転するよう
に、システムコントローラ28はスピンドル制御手段2
6に指示する。記録中のピックアップが外周側にあり、
再生中のピックアップが内周側にある場合も、システム
コントローラ28は、同様に記録中のピックアップに合
うようにスピンドルモータ24の回転を制御する。この
ため、記録中のピックアップによる記録動作が良好に行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの複数
のデータ領域に対して、複数のピックアップで同時にア
クセスしたり、もしくは単一のピックアップで時分割的
にアクセスする光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常の光ディスクではピックアップは一
つであり、同一ディスクに対して記録、再生、消去など
から選択したいずれか一つの情報処理が行われる。この
場合、記録動作中に別の目的で再生動作を行ったり、再
生動作中に別の目的で記録動作を行ったりなど、同時に
複数のデータ領域に対して記録や再生などが行われるこ
とはない。
【0003】これに対し、複数のピックアップを設けて
複数のデータ領域で同時動作させる方法や、一つのピッ
クアップで同一ディスクの複数のデータ領域に交互に時
分割的にアクセスして同時動作する方法が知られてい
る。まず、複数のピックアップを用いて複数のデータ領
域に同時に記録や再生を行う従来例として、以下のもの
がある。 (1)特開平1−134766号……両面に組ヘッドが
設けられており、CAV駆動により両面で一つの情報を
得る。 (2)特開平5−128528号……片面に複数ヘッド
を設けたもので、アクセス優先順位に関する改良であ
る。 (3)特開平5−205285号……片面に複数ヘッド
を設けたもので、同時に記録及び再生が行われる。 (4)特開平6−162557号……信号をM分割し、
M個N組のヘッドで同時記録や再生が行われる。 (5)特開平7−111629号……同時記録再生及び
自動消去が行われる。タイムシフト記録を特徴とする。 (6)特開平7−212713号……同時記録再生が行
われる。タイムシフト記録を特徴とする。 (7)特開平7−210923号……一つの記録手段
と、複数の再生手段を有する。最内周再生部にあわせた
スピンドル制御が行なわれる。
【0004】また、複数のデータ領域を一つのピックア
ップで交互にアクセスして同時に記録・再生を行う従来
例としては、次のようなものがある。 (8)特開平5−151758号……同時記録再生が行
われる。 (9)特開平5−159301号……同時記録再生の際
のスピンドル制御が開示されている。 (10)特開平7−29180号……追いかけ再生につい
て開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、光ディスク
の回転駆動方式としては、よく知られているように、C
LV(線速度一定),CAV(角速度一定)や、それら
の中間的な方式であるZCLV(MCLV)がある。図
2には、その様子が示されている。同図(A)はCLV
の場合で、ディスク外周側で回転数が小さく、ディスク
内周側となるほど回転数は増大する。同図(B)はZC
LVの場合で、段階的ではあるが、内周ほど回転数は増
大する。同図(C)はCAVの場合で、ディスクの内外
周いずれであっても、ディスク回転数は同じである。M
CAVの場合も、図示しないが同様である。
【0006】このように、CAVを除くCLVやZCL
Vでは、記録半径に応じて(ピックアップの半径方向の
位置に応じて)スピンドルモータの回転数が変化する。
しかし、ピックアップのレーザパワー及び記録再生周波
数は一定であり、システム上設計しやすいという利点が
ある。また、CAV方式のようにディスク最内周データ
領域における情報の記録密度で光ディスクの全記憶容量
が決まるというようなことがなく、記録の高密度化が可
能である。
【0007】しかしながら、前記図2に示したCLVや
ZCLVのようにディスクの内外周で標準スピンドル回
転数が異なるフォーマットのディスクの記録再生を行う
場合に、前記従来技術を適用して内外周の異なるデータ
領域で同時動作を行う際には、スピンドルモータをどの
ように回転制御するかが問題となる。CLVやZCLV
のような方式を複数のピックアップを備えた光ディスク
装置に適用する場合、すべてのピックアップが光ディス
クの同一半径位置又はその近傍にある場合はさほど不都
合はないが、異なる半径位置にある場合には、いずれか
のピックアップにスピンドル回転数を合わせるのかとい
う問題が生ずる。特に、記録中のピックアップにおいて
は、レーザパワーと媒体感度から決定される規定の最大
記録線速度を越えると、正常な記録が行われない。
【0008】これに対し、例えば前記(7)の従来技術
では、最内周再生手段で再生可能となる回転数にするよ
うにスピンドルモータを制御している。しかし、最内周
で記録動作を行う場合の制御条件や、外周側のピックア
ップに対する制御条件などは必ずしも明らかではない。
また、前記(9)の従来技術では、ピックアップの標準
動作線速度に対してスピンドル制御が満たすべき条件が
明記されていない。
【0009】本発明は、以上の点に着目したもので、C
LVやZCLVのようにディスク上のデータ半径位置に
応じてスピンドル回転数が変化する記録方式において、
単一のピックアップによる時分割的同時アクセスあるい
は複数のピックアップによる同時アクセスを行うための
システム設計上の条件と、その際にスピンドルモータ制
御を良好に行うことができる光ディスク装置を提供する
ことを、その目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、光ディスクにアクセス可能な少なくとも
一つのピックアップを備え、前記光ディスクの複数の領
域で同時又は時分割的に記録再生を行うことが可能な光
ディスク装置において、前記ピックアップにおける記録
時の最大動作可能線速度をVwmax、再生時の最大動作可
能線速度をVrmax、前記光ディスクの標準動作線速度を
Vstとしたとき、前記光ディスク上の異なる複数の半径
位置における動作線速度Vが、記録中のデータ領域でV
st≦V≦Vwmax、再生中のデータ領域でVst≦V≦Vrm
axとなるように、前記光ディスクのスピンドル回転数を
略一定に制御することを特徴とする。
【0011】主要な形態の一つによれば、前記ピックア
ップを複数備えるとともに、これら複数のピックアップ
の光ディスク上における動作位置をそれぞれ監視するピ
ックアップ位置監視手段;これによって得られた前記複
数のピックアップのうちで指定したピックアップの位置
と動作状態に対応して、光ディスクの回転数を制御する
スピンドル制御手段;を備えたことを特徴とする。例え
ば、前記スピンドル制御手段は、一つのピックアップで
記録が行われており、他のピックアップで再生が行われ
ている場合に、記録を行っているピックアップの記録条
件に適した回転数となるように制御を行うことを特徴と
する。
【0012】他の形態は、前記複数のピックアップにお
ける再生時の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最
大動作可能線速度をVwmax、前記光ディスクの標準動作
線速度をVst、この標準線速度動作時の最大スピンドル
回転数をRmax、最小スピンドル回転数をRminとしたと
き、Vwmax≧Vst×(Rmax/Rmin)かつ、Vrmax≧V
st×(Rmax/Rmin)であることを特徴とする。あるい
は、前記複数のピックアップにおける再生時の最大動作
可能線速度をVrmax、記録時の最大動作可能線速度をV
wmax ,標準線速度動作時の最大スピンドル回転数をRm
ax,標準線速度動作時の最小スピンドル回転数をRmin
としたとき、Vrmax ≧Vwmax ×(Rmax/Rmin)であ
ることを特徴とする。例えば、前記スピンドル制御手段
は、複数のピックアップで同じ動作が行われている場合
に、外周側のピックアップの動作条件に適した回転数と
なるように制御を行うことを特徴とする。
【0013】更に他の形態は、前記ピックアップを一つ
備えており、このピックアップの光ディスク上における
動作位置を監視するピックアップ位置監視手段;これに
よって得られたピックアップの位置と動作状態に対応し
て、光ディスクの回転数を略一定に保ちつつ制御するス
ピンドル制御手段;光ディスク上の異なる半径位置にあ
る複数のデータ領域に交互に時分割的にアクセスするよ
うにピックアップのアクセス動作及びアクセス領域数を
制御するアクセス制御手段;前記ピックアップによって
前記光ディスクに記録又は再生する信号を過不足なく処
理するためのバッファ手段;を備えたことを特徴とす
る。
【0014】前記スピンドル制御手段は、例えば、前記
ピックアップにおける記録時の最大動作可能線速度をV
wmax、再生時の最大動作可能線速度をVrmax、前記光デ
ィスクの標準動作線速度をVst、同時に記録するデータ
領域の数をWn、同時に再生するデータ領域の数をRnと
したとき、Wn/(Vwmax/Vst)+Rn/(Vrmax/V
st)<1となるように制御を行うことを特徴とする。前
記アクセス制御手段は、例えば、前記光ディスクの標準
動作線速度をVst、この速度における最大スピンドル回
転数をRmax、最小スピンドル回転数をRmin、前記ピッ
クアップにおける再生時の最大動作可能線速度をVrma
x、記録時の最大動作可能線速度をVwmax、同時に記録
するデータ領域の数をWn、同時に再生するデータ領域
の数をRnとしたとき、(Vwmax/Vst)>(Rmax/R
min)×Wnであり、かつ、(Vrmax/Vst)>(Rmax
/Rmin)×Rnとなるように制御を行うことを特徴とす
る。前記アクセス制御手段は、例えば、前記光ディスク
の標準動作線速度をVst、この速度における最大スピン
ドル回転数をRmax、最小スピンドル回転数をRmin、前
記ピックアップにおける再生時の最大動作可能線速度を
Vrmax、記録時の最大動作可能線速度をVwmax、アクセ
スするデータ領域の数をnとしたとき、Vrmax>n×
(Vwmax×(Rmax/Rmin)となるように制御を行うこ
とを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。まず、本形態に共通する基本的な制
御手法について説明する。この手法は、すべてのディス
ク半径位置で最高動作速度を越えないスピンドル制御手
法である。ピックアップの数が単一,複数のいずれであ
っても、光ディスク上の複数のデータ領域を同時に扱う
場合、スピンドルモータの回転数をデータ領域毎に同時
に変えることは不可能であるので、スピンドル回転数は
一定となる。従って、CLVやZCLVのようにディス
ク上のデータ半径位置によって標準回転数が異なるフォ
ーマットのディスクに対する記録再生を一定回転数で行
うことになる。すると、ディスク半径位置によっては、
動作線速度がシステム上保証される範囲を逸脱する可能
性がある。
【0016】すなわち、記録時もしくは再生時の標準動
作線速度をVst、記録時の最大動作可能線速度をVwma
x、再生時の最大動作可能線速度をVrmaxとすると、通
常、ディスク上の複数のデータ領域を独立に扱う場合、
その光ディスク装置のピックアップ1つあたりの最大動
作可能速度を「記録(Vwmax/Vst)倍速、再生(Vrm
ax/Vst)倍速」と表現し、最大動作可能速度より速い
線速度では、記録再生のいずれも動作は保証されない。
また、線速度が前記Vstを下回ると、システムのデータ
転送レートを満足しなくなる。このため、再生の場合は
出力データが途切れ、記録の場合は記録用の入力データ
バッファがあふれてしまうということが起きる。
【0017】そこで、 再生中のデータ領域では、Vst≦V≦Vrmax 記録中のデータ領域では、Vst≦V≦Vwmax ……(1) となるように、スピンドルモータの回転数を制御すれ
ば、複数のデータ領域でシステムが破綻することなく信
号を記録再生することができる。なお、動作線速度は、
例えば、光ディスクから再生される記録済みデータ又は
プリフォーマットされたデータからスピンドルモータの
回転数を検出し、標準動作線速度Vstの何倍速で動作し
ているかを常に監視してもよいし、スピンドルモータの
位相制御用FG信号とピックアップの監視信号(後述す
るピックアップ位置監視部の出力信号)を利用して、ピ
ックアップの動作線速度を推定するようにしてもよい。
【0018】例えば、図1に示すように、CLVフォー
マットの光ディスクの半径r1の位置で、前記条件を満た
すΔOKの回転数の範囲で記録動作を行っているとす
る。ここで、スピンドルモータの回転数を変更すること
なく半径r2の位置で再生動作をする場合、半径r2から半
径r1に移動すると、再生動作線速度はr1/r2倍となる。
【0019】しかし、逆に、半径r2の位置であって、ス
ピンドルモータの回転数がΔNGの範囲で再生動作を行
っているとする。ここで、スピンドルモータの回転数を
変更することなく半径r1の位置で記録動作を行おうと
すると、記録時はΔOKの範囲を逸脱することになり、
半径r1の位置では記録ができなくなる。そこで、移動先
における動作線速度を移動先のアドレスから予め計算す
る。そして、前記又はに示した保証動作範囲を超え
る場合には、事前にスピンドルモータの回転数を変更し
て、半径r1,r2の両方の位置で保証動作範囲になるよう
に、スピンドル制御が行われる。
【0020】(1)実施形態1……次に、図3を参照し
ながら、実施形態1にかかる光ディスク装置の構成を説
明する。同図において、光ディスク10にデータを書き
込んだり、あるいは読み取ったりするためのヘッドとし
て、第1ピックアップ12と第2ピックアップ30が設
けられている。これらピックアップ12,30は、光デ
ィスク10のスピンドル制御手段であるスピンドルモー
タ24を挟んで反対側にそれぞれ設置されている。
【0021】これらのうち、第1ピックアップ12の信
号出力側は、RFアンプ18に接続されている。RFア
ンプ18の出力側は、サーボ/データプロセッサ20に
接続されている。このサーボ/データプロセッサ20
は、レーザドライバ16及びシステムコントローラ28
にそれぞれ接続されており、更に、データバス42を介
してデータバスコントローラ44にもに接続されてい
る。前記レーザドライバ16は、第1ピックアップ12
に接続されている。サーボ/データプロセッサ20に
は、ピックアップ位置監視部22が含まれており、第1
ピックアップ12及びその送りモータ14にそれぞれ接
続されている。
【0022】第2ピックアップ30側も、同様の構成と
なっている。すなわち、第2ピックアップ30の信号出
力側は、RFアンプ36に接続されている。RFアンプ
36の出力側は、サーボ/データプロセッサ38に接続
されている。このサーボ/データプロセッサ38は、レ
ーザドライバ34及び前記システムコントローラ28に
それぞれ接続されており、更に、データバス42を介し
てデータバスコントローラ44にもに接続されている。
前記レーザドライバ34は、第2ピックアップ30に接
続されている。サーボ/データプロセッサ38のピック
アップ位置監視部40は、第2ピックアップ30及びそ
の送りモータ32にそれぞれ接続されている。
【0023】次に、システムコントローラ28は、サー
ボ/データプロセッサ20及び38の他に、スピンドル
制御装置26及びデータバス42にもそれぞれ接続され
ている。スピンドル制御装置26は、スピンドルモータ
24に接続されており、これによってスピンドルモータ
24の回転制御が行われるようになっている。
【0024】次に、基本的な動作を説明すると、送りモ
ータ14,32は、光ディスク10の半径方向にピック
アップ12,30をそれぞれ移動する。RFアンプ1
8,36は、ピックアップ12,30から出力された信
号をそれぞれ増幅し、増幅後の信号は、サーボ/データ
プロセッサ20,38にそれぞれ供給される。サーボ/
データプロセッサ20,38は、RFアンプ18,36
からそれぞれ供給された信号を受けてトラッキングやフ
ォーカスなどのサーボ信号やデータ信号を生成する。ま
た、サーボ/データプロセッサ20,38に含まれてい
るピックアップ位置監視部22,40は、光ディスク1
0上の位置を示すアドレスデータからピックアップ1
2,30の位置をそれぞれ検出し、検出信号は送りモー
タ14,32にそれぞれ供給される。レーザドライバ1
6,34は、サーボ/データプロセッサ20,38から
の指示信号に基づいてピックアップ12,30のレーザ
出力を記録/再生/消去などの制御モードに応じて制御
する。
【0025】システムコントローラ28は、ピックアッ
プ12,30及びスピンドル制御装置26の動作制御を
行い、特にピックアップ位置監視部22,40による監
視結果と、各ピックアップ12,30の動作内容に応じ
て、以下に述べるスピンドル制御を行う。第1,第2の
ピックアップ12,30は、それぞれ独立又は連動して
記録又は再生動作が可能である。例えば、 一方のピックアップで信号Aを記録中に、他方のピッ
クアップで別のデータ領域に信号Bを記録する, 一方のピックアップで記録中の信号Aを、他方のピッ
クアップで一定時間をおいて再生する, 両ピックアップで別のデータ領域をそれぞれ再生す
る, という具合である。また、第1及び第2のピックアップ
12,30は、ディスク規格で規定されている標準線速
度よりも大きな線速度で再生や記録が行われる場合もあ
る。
【0026】次に、データの流れは、データバスコント
ローラ44で制御される。例えば、高速再生時に、サー
ボ/データプロセッサ20,38でそれぞれ生成された
デジタルデータは、データバス42を介してバッファメ
モリ46,48にそれぞれ蓄えられる。そして、バッフ
ァメモリ46,48から、標準の読み出し速度で出力す
るという具合である。なお、その間、ピックアップ1
2,30は、システムコントローラ28によって再生待
機状態となるように制御される。バッファメモリ46,
48には、常にメモリ容量に応じたデータ量が蓄えられ
るように、ピックアップ12,30及びデータバス42
が制御される。更に、ピックアップ12,30は、ディ
スク規格で規定されている標準記録線速度よりも高速の
線速度で記録を行う場合は、記録線速度に応じたデータ
レートで外部からのデータを読み込みを行う。
【0027】記録すべき信号は、A/D変換器50によ
るA/D変換の後、圧縮処理回路52による圧縮処理が
行われて前記データバスコントローラ44に供給され
る。また、再生されたデータは、伸張処理回路54によ
る伸張処理の後、D/A変換器56でアナログ信号に変
換されて出力される。
【0028】次に、DVDの場合を例として、本形態の
作用を説明する。記録の場合と再生の場合の線速度を考
えると、記録時は光ディスクに対して熱反応を生じさせ
る必要がある。このため、再生の場合よりもスピンドル
回転速度(ディスク回転速度)は低速となるのが普通で
ある。また、CLVやZCLVでは、図2に示したよう
に、ディスク内周に行くほどスピンドル回転数が高くな
る。DVD規格の場合、最内周では1387rpm,最外
周では574rpmで、内外周でスピンドル回転数に約
2.42倍の差がある。
【0029】なお、以下の説明では、ディスク規格で規
定されている線速度を標準線速度(1倍速)とするとと
もに、記録が最高2倍速対応,再生が最高6倍速対応で
あるようなディスク装置を仮定する。また、図4及び図
5には、標準動作線速度をVst、記録時の最大動作可能
線速度をVwmax、再生時の最大動作可能線速度をVrmax
の例が示されている。
【0030】A.制御モード1(スピンドル回転数を記
録側ピックアップに合わせる)……例えば、一方のピッ
クアップで記録が行われ、他方のピックアップで再生が
行われるとする。この場合では、更に、 記録中のピックアップと再生中のピックアップが、同
じディスク半径位置にある, 記録中のピックアップが内周側にあり、再生中のピッ
クアップが外周側にある, 記録中のピックアップが外周側にあり、再生中のピッ
クアップが内周側にある, の3つの場合が考えられる。
【0031】まず、前記の状態では、2つのピックア
ップ12,30が同じ半径位置にある(図4PA参
照)。このため、再生中のピックアップが6倍速相当の
線速度になるようにスピンドルを回転させると、記録中
のピックアップも6倍速相当の線速度になってしまい、
正常な記録ができない。そこで、この場合は、いずれの
ピックアップが記録中であるかをシステムコントローラ
28で判断する。そして、そのピックアップが正常に記
録可能な条件でスピンドルモータ24が回転するよう
に、システムコントローラ28はスピンドル制御装置2
6に指示する。この例では、記録は標準の2倍速となっ
ているので、記録再生共に2倍速となる。
【0032】次に、前記の状態では、記録中のピック
アップが内周側にある(図4PB参照)。このとき、外
周側(図4PBr参照)にある再生中のピックアップに
スピンドル回転数を合わせて6倍速相当で光ディスク1
0を回転させたとすると、内周側の記録側ピックアップ
では記録動作可能線速度を超えてしまう(図4PBw参
照)。そこで、システムコントローラ28は、前記の場
合と同様に、記録を行っているピックアップの記録条件
に適した回転数となるようにスピンドルモータ24の回
転を制御する。
【0033】DVDの場合、記録側ピックアップが最内
周で2倍速動作をしているということは、スピンドル回
転数は1387×2rpmとなる。一方、最外周での基準
回転数は574rpmであるから、再生側は、基準線速度
に対して(1387×2)/574=4.83倍とな
る。すなわち、再生側は、最外周で4.83倍速で動作
することになる。
【0034】B.制御モード2(両ピックアップが1倍
速を下回らないようにする)……例えば、記録動作中の
ピックアップが外周側に位置し、他方のピックアップが
外周側で記録又は再生の動作中である場合を想定する
(図4PC参照)。前記の場合に該当する。この場
合、最外周のピックアップを2倍速で動作させると(図
4PCw参照)、最内周のピックアップは2/2.42
=0.83倍速になってしまい(図4PCr参照)、デ
ィスク規格で規定されている1倍速の線速度Vstを下回
ってしまう。このため、最内周のピックアップは、外部
とのデータの授受が良好にできない状態となる。このよ
うな不都合が生じないようにするためには、記録,再生
のいずれの動作状態であるかにかかわらず、ピックアッ
プがどの位置にあるときであっても、両ピックアップが
1倍速の標準線速度を最低限確保するように、スピンド
ル制御を行う必要がある。
【0035】そこで、本形態では、第1及び第2のピッ
クアップ12,30における再生時の最大動作可能線速
度Vrmax、記録時の最大動作可能線速度Vwmaxを、標準
動作線速度Vst に対して、Vwmax≧Vst ・(Rmax/
Rmin)、かつ、Vrmax≧Vst・(Rmax/Rmin)とす
る。ここで、Rmaxは標準時(標準線速度動作時)の最
大スピンドル回転数,Rminは標準時の最小スピンドル
回転数である。このようにすることで、1倍速の標準線
速度が確保される。例えば、DVDの場合、Rmaxは1
387rpm,Rminは574rpmであるから、最大動作可
能線速度Vmax(最大記録速度及び最大再生速度)は、
共に(1387/574)=2.42を満たすようにす
る。前記の場合、最内周のピックアップを2.42倍
速で動作させると(図5PDw参照)、最外周のピック
アップはちょうど1倍速となる(図5PDr参照)。
【0036】C.制御モード3(一方のピックアップで
最大線速度による記録を行い、他方のピックアップで再
生を行う)……次に、一方のピックアップが再生中,他
方のピックアップが記録中の場合に、記録動作を最大線
速度で行う場合を想定する。上述したように、最大再生
線速度は最大記録線速度よりも容易に高速化できる。そ
こで、光ディスク10の内周側から外周側まで常に最大
速度で記録を行うように、スピンドル制御を行う場合を
考える。この場合、再生側の最大動作可能線速度Vrmax
は、記録側の最大動作可能線速度Vwmax に対して、V
rmax ≧Vwmax×(Rmax/Rmin)であればよい。例え
ば、上述したDVDの場合では、図5PEに示すよう
に、2.42×(1387/574)=5.85である
から、再生が5.85倍速(図5PEr参照)以上に対
応していれば、最内周から最外周まで2倍速(図5PE
w参照)で記録しながらディスク全周にわたって同時再
生が可能である。
【0037】D.制御モード4(両ピックアップが最大
線速度を越えないようにする)……次に、両ピックアッ
プが共に再生動作又は記録動作をしている場合を考え
る。まず、両ピックアップが共に再生動作をしている場
合、スピンドル回転数を内周側にあるピックアップに合
わせると、内周側が基準の6倍速となる。すると、図2
に示したようにピックアップが内周に行くほどスピンド
ル回転数は高くなるので、外周側のピックアップは6倍
速以上の線速度になってしまい、正常な再生ができな
い。
【0038】一方、両ピックアップが共に記録動作をし
ている場合、スピンドル回転数を内周側にあるピックア
ップに合わせると、内周側が基準の2倍速となる。する
と、図2に示したようにピックアップが内周に行くほど
スピンドル回転数は高くなるので、外周側のピックアッ
プは2倍以上の線速度になってしまい、正常な記録がで
きない。
【0039】そこで、このような両ピックアップが共に
再生又は記録を行っている場合は、両ピックアップにお
ける正常な記録再生動作を確保するため、システムコン
トローラ28によってどちらか外周側にあるピックアッ
プの動作条件に適合するようにスピンドル回転数を制御
する。これにより、両ピックアップにおいて満足な記録
再生が可能となる。このとき、内周側のピックアップの
動作線速度が標準線速度を下回らないようにすることは
もちろんである。
【0040】(2)実施形態2……次に、本発明の実施
形態2について説明する。図6には、本形態の構成が示
されている。同図において、光ディスク110にデータ
を書き込んだり、あるいは読み取ったりするためのヘッ
ドとして、ピックアップ112が設けられている。ピッ
クアップ112の信号出力側は、RFアンプ118に接
続されている。RFアンプ118の出力側は、サーボ/
データプロセッサ120に接続されている。このサーボ
/データプロセッサ120は、レーザドライバ116及
びシステムコントローラ128にそれぞれ接続されてお
り、更に、データバス142を介してデータバスコント
ローラ144にもに接続されている。前記レーザドライ
バ116は、ピックアップ112に接続されている。サ
ーボ/データプロセッサ120には、ピックアップ位置
監視部122が含まれており、ピックアップ112及び
その送りモータ114にそれぞれ接続されている。
【0041】次に、システムコントローラ128は、サ
ーボ/データプロセッサ120及び138の他に、スピ
ンドル制御装置126及びデータバス142にもそれぞ
れ接続されている。スピンドル制御装置126は、スピ
ンドルモータ124に接続されており、これによってス
ピンドルモータ124の回転制御が行われるようになっ
ている。
【0042】次に、基本的な動作を説明すると、ピック
アップ112は、スライダ軸上を半径方向に動いて動作
する。ピックアップ112で検出された光ディスクの信
号は、RFアンプ118で増幅され、サーボ/データプ
ロセッサ120に送られる。サーボ/データプロセッサ
120では、RFアンプ118からの信号を受けてサー
ボ信号及びデータ信号が生成される。同時に光ディスク
110上の位置を示すアドレスデータから、ピックアッ
プ位置監視部122でピックアップ112の位置が検出
される。サーボ/データプロセッサ120で生成された
サーボ信号に基づいて、ピックアップ112のフォーカ
ス制御やトラッキング制御、更には送りモータ114の
制御が行なわれる。
【0043】また、レーザドライバ116では、サーボ
/データプロセッサ120からの指示信号に基づいてピ
ックアップ112のレーザ出力制御(記録/再生/消
去)が行なわれる。ピックアップ位置監視部122で
は、ディスク110に記録されているアドレスデータか
らピックアップ112の位置を検出している。なお、ス
ライダ111の軸上のピックアップ位置を直接検出する
センサ(図示せず)を設け、これによってピックアップ
位置検出手段としてもよい。
【0044】これらの動作とデータの流れは、システム
コントローラ128とデータバスコントローラ144で
制御されている。スピンドルモータ124は、スピンド
ル制御装置126とシステムコントローラ128によっ
て制御されている。また、図示の装置は、ディスク規格
で規定されている標準再生線速度よりも高速な線速度で
の再生が可能である。高速再生時には、サーボ/データ
プロセッサ120で生成されたデジタルデータ信号が一
旦データバスコントローラ144内部のバッファメモリ
146,148に蓄えられ、バッファメモリ146,1
48からは標準の読み出し速度で出力される。そして、
伸長処理回路154で圧縮されていた再生データが伸長
処理され、D/A変換器156でアナログ信号に変換さ
れて外部に出力される。その間ピックアップ112を再
生待機状態とするよう、システムコントローラ128で
制御が行われる。バッファメモリ146,148には、
常に記憶容量に応じたデータ量が蓄えられるように、ピ
ックアップ112及びデータバス142が制御される。
【0045】更に、本形態の装置は、ディスク規格で規
定されている標準記録線速度よりも高速な線速度での記
録が可能であり、高速記録時には記録線速度に応じたデ
ータレートで外部から信号が読み込まれる。この信号
は、A/D変換器150でデジタル信号に変換された
後、圧縮処理回路152で圧縮処理され、バッファメモ
リ146,148に蓄えられる。そして、所定のデータ
量が蓄積されたときには、バッファメモリ146,14
8からデータを読み出し、光ディスク110に高速で記
録する。なお、バッファメモリ146,148に次のデ
ータが蓄えられるまでは、記録待機状態となる。
【0046】この場合に、ピックアップ112は、光デ
ィスク110の複数のデータ領域に対してアクセスを繰
り返しながら交互に記録動作もしくは再生動作を行うこ
とができる。例えば、第1のデータ領域と第2のデータ
領域のアクセスを繰り返しながら、第1のデータ領域に
は信号Aを記録し、第2のデータ領域には信号Bを記録
したり、第1のデータ領域に記録中の信号Aを一定時間
をおいて再生したり、第1のデータ領域の信号Aと第2
のデータ領域の信号Bを交互に再生することが可能であ
る。このとき、時分割的に交互に記録又は再生される信
号は、そのままでは途切れ途切れであるが、記録又は再
生の信号を過不足なく処理するためのバッファ手段14
6,148を持つことにより、信号がつなぎ合わされて
見かけ上同時に複数のデータ領域で記録又は再生が行わ
れているかのように動作させることができる。
【0047】記録の場合と再生の場合との線速度を考え
ると、上述したように、記録時は光ディスク110に対
して熱反応を生じさせる必要がある。このため、記録時
は再生時よりも低速であるのが普通である。また、CL
VやZCLVでは、図2に示したように、光ディスク1
10の内周に行くほどスピンドルモータ124の回転数
は高くなる。DVD,1倍速動作のときの標準動作スピ
ンドル回転数は、最内周で約1387rpm、中周で約8
12rpm、最外周で約574rpmである。本形態では、例
として、記録は3倍速対応(Vwmax=3×Vst)、再生
は6倍速対応(Vrmax=6×Vst)の光ディスク装置を
想定する。
【0048】A.制御モード1(全てのディスク半径位
置で最高動作速度を越えないスピンドル制御手法)……
例えば、最内周、中周、最外周の3カ所を交互にアクセ
スし、最内周と中周で記録動作、最外周で再生動作を行
う場合を考える。この場合、高速で各データ領域を往来
して動作を切り替えるためには、スピンドル回転数は一
定であることが望ましい。
【0049】例えば、再生動作で最も高いパフォーマン
スを得るために、図7中P1のように最外周6倍速でス
ピンドルモータ124を回転制御すると、6×574=
3444rpmとなる。これは、最内周では3444/1
387=2.48倍速、中周では3444/812=
4.24倍速(V=4.24×Vst>Vmax)となり、
中周で記録が不可能な線速度となってしまう。また、最
内周における記録を重視して、図7中P2のように最内
周3倍速で記録すると、スピンドルモータ124は13
87×3=4161rpmで回転する。このとき中周で
は、4161/812=5.12倍速(V=5.12×
Vst>Vmax)となり、これも記録は不可能である。
【0050】そこで、本形態では、記録データ領域では
3倍速以下、再生データ領域では6倍速以下となるよう
にスピンドルモータ124の回転数が制御される。具体
的には、システムコントローラ128によって、各動作
モードの最も外周側にあるデータ領域で最大動作速度に
なるようなスピンドル回転数を検出し、そのうちでより
回転数が遅いほうを採用する。
【0051】前記例では、最外周の6倍速再生では34
44rpm、中周の3倍速記録は812×3=2436rpm
であり、遅いほうは2436rpmである。そこで、スピ
ンドルモータ124を、図7中P3で示す2436rpm
で回転させる。各データ領域における動作モードが異な
ったり、記録データ領域もしくは再生データ領域の半径
位置がそれぞれ異なったり、データ領域の数が異なる場
合にも、同様にしてスピンドルモータ124の回転数を
逐次制御する。このとき、内周側ではより低速の動作と
なるが、システムが適切に設計されていれば標準動作速
度Vstを下回ることはない。前記例の場合、最内周では
2436/1387=1.76倍速であり、標準線速度
以上の条件を満足している。
【0052】なお、通常は再生動作の方が記録動作より
も高速であるので、その比が最内周と最外周での標準動
作スピンドル回転数の比よりも大きければ、記録動作に
のみ注目して記録動作が破綻しないようにスピンドル制
御を行うようにしてもよい。
【0053】B.制御モード2(最大動作可能速度を上
回らないように、同時動作させるデータ領域を制限する
手法)……前記制御モード1では、各々のピックアップ
個別の動作条件について規定した。しかし、例えば2つ
のデータ領域を交互にアクセスしながら時分割的に動作
させるためには、少なくともデータ領域1を2倍速以上
で記録又は再生するとともに、データ領域1に記録する
又は再生したデータをバッファメモリ146,148に
一時的に蓄積し、データ領域2を同じように2倍速以上
で記録又は再生するとともに、データ領域2に記録する
又は再生したデータをバッファメモリ146,148に
一時的に蓄積する、という動作を繰り返す必要がある。
【0054】つまり、n箇所のデータ領域における記録
動作又は再生動作を、それぞれのデータ領域において標
準のデータ転送速度を確保しながら行うためには、それ
ぞれのデータ領域で少なくともn倍速動作を行う必要が
ある。前記例では、n=2で、全てのデータ領域で2倍
速+アクセス時間を上回る速度の動作が可能であれば、
それぞれのデータ領域で標準のデータ転送速度を確保す
ることができる。
【0055】しかしながら、何倍速動作が可能であるか
はシステムによって制限される数であり、nもそれによ
って制限する必要がある。また、動作モードによって最
大動作可能速度が異なり、各データ領域において動作状
態を変更したい場合は、動作の組み合わせに応じてnの
値を変更する必要がある。
【0056】このように、同時にn箇所を交互にアクセ
スしながら動作させる場合、システムコントローラ12
8は、アクセスに要する時間を考慮した上で、以下のよ
うにnを制限する。すなわち、光ディスク110に記録
又は再生するときの標準動作線速度をVst、記録する時
の最大動作可能線速度をVwmax、記録するデータ領域の
数をWn、再生する時の最大動作可能線速度をVrmax、
再生するデータ領域の数をRnとすると、 Wn/(Vwmax/Vst)+Rn/(Vrmax/Vst)<1 但し、Wn+Rn=n ……(2) の条件を満たすように、同時に扱うデータ領域の数nを
制限する。
【0057】例えば、図8に示すように、ピックアップ
112が記録時で最大3倍速(Vwmax/Vst=3)、再
生時で最大6倍速(Vrmax/Vst=6)で動作し、1箇
所で記録を行う場合(Wn=1)を仮定する。図示の例
では、最初にデータ領域1で3倍速記録が行われ、アク
セス時間をおいてデータ領域2で6倍速再生が3回行わ
れる。それらの条件を前記(2)式に代入すると、Rn
/6<1−1/3となる。これからRn<4となり、ア
クセスのスピードさえ許せば、1カ所のデータ領域にお
ける記録動作と同時に、3カ所のデータ領域における再
生動作が時分割的に可能である。なお、前記例ではシス
テムの動作条件から同時に扱うデータ領域の数nを制限
したが、逆に、システム設計に当たって同時に扱いたい
データ領域の数nを先に決定してから、上記(2)式の
条件を満たすようにVwmax、Vrmaxを決めてもよい。
【0058】C.制御モード3(同じモードの同時動作
で、1倍速を下回らないようにする手法)……次に、ア
クセスするデータ領域1が最内周、データ領域2が最外
周で、同じモードで同時に時分割動作を行う場合を説明
する。外周側のデータ領域1を2倍速で動作させるよう
にスピンドルモータ124を制御すると、スピンドル回
転数は574×2=1148rpmで、ディスク規格で規
定されている最内周の1倍速動作時のスピンドル回転数
1387rpmを下回ってしまう。すると、所定のシステ
ムのデータ転送レートを満足しないので、再生の場合は
出力データが途切れ、記録の場合は記録用の入力データ
バッファがあふれてしまうということが起きる。
【0059】このように、2つのデータ領域を同じスピ
ンドル回転数で扱う場合、システムの最大動作可能線速
度が少なくとも(標準線速度動作時の最大スピンドル回
転数÷標準線速度動作時の最小スピンドル回転数)以上
でないと、ディスク規格で規定されている線速度である
標準線速度(1倍速)でのデータ転送速度を最低限確保
できない。
【0060】更に、上述したように、2つのデータ領域
を交互にアクセスしながら時分割的に動作させるために
は、データ領域1を少なくとも2倍速以上で記録又は再
生するとともに、データ領域1に記録する又は再生した
データをバッファメモリ146,148に一時的に蓄積
してからピックアップ112を移動し、データ領域2を
同じように2倍速以上で記録又は再生するとともに、デ
ータ領域2に記録する又は再生したデータを一時的にバ
ッファメモリ146,148に蓄積する、という動作を
繰り返す必要がある。つまり、n箇所のデータ領域にお
ける記録動作又は再生動作を、それぞれのデータ領域に
おいて標準のデータ転送速度を確保しながら行うために
は、それぞれのデータ領域で少なくともn倍速の動作が
可能でなければならない。
【0061】一方、ディスク規格で規定されている線速
度を標準線速度(1倍速)とすると、記録動作でも再生
動作でも、ピックアップがどの位置にあるときでも、上
記二つの条件を考慮して、両方のデータ領域で標準線速
度(一倍速)でのデータ転送速度を最低限確保するのに
必要な回転数でスピンドルモータ124を回転させる必
要がある。そこで、システムの最大動作可能線速度を、
標準動作線速度に対して少なくとも(標準線速度動作時
の最大スピンドル回転数÷標準線速度動作時の最小スビ
ンドル回転数×同時に扱うデータ領域の数n)以上の線
速度であるようにすれば、上記のように2つのデータ領
域を同時に動作させる場合にも標準動作線速度を下回る
ことがない。
【0062】つまり、システム設計に当たって、前記デ
ィスク110の記録又は再生時の標準動作線速度をVs
t、そのときの最大スピンドル回転数をRmax、最小スピ
ンドル回転数をRmin、再生時の最大動作可能線速度を
Vrmax、記録時の最大動作可能線速度をVwmax、同時に
記録するデータ領域の数をWn、同時に再生するデータ
領域の数をRnとして、少なくとも (Vwmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Wn であり、かつ (Vrmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Rn ……(3) であるように設計し、アクセス速度に必要な時間を加味
すれば、同時に複数のデータ領域を記録又は再生する際
にも標準線速度を下回ることがない。
【0063】例えば、最大3ヶ所で時分割的に同時再生
動作を行う場合、最大再生速度は少なくとも(1387
×574)×3=7.25倍速を満たす必要がある。こ
れにアクセスに要する時間を考慮して、必要な最大再生
速度を決定する。逆に、複数のデータ領域において同じ
モードで同時に動作させたい場合、システムコントロー
ラ128によって、アクセスに必要な時間と前記(3)
式を満たすような条件でWn、Rnを制限するようにして
もよい。前記(3)式を変形すると、次の(4)式が得
られる。 Wn<(Vwmax/Vst)×(Rmin/Rmax) Rn<(Vrmax/Vst)×(Rmin/Rmax) ……(4)
【0064】例えば、1カ所の連続再生で最大8倍速再
生が可能なピックアップの場合、上記(4)式からRn
<8×(574/1387)=3.3となり、時分割的
同時動作させる最大可能なデータ領域の数は3カ所とな
る。アクセスに要する時間を考慮して更にデータ領域の
数を制限するようにしてもよい。
【0065】更に、前記(2)式と前記(4)式とを併
用して、動作モードが混在する場合にも標準動作速度を
下回らない条件を導くことができる。例えば、最大20
倍速再生、4倍速記録が可能なシステムの場合、前記
(2)式からWn/4+Rn/20<1となり、(Wn、
Rn)=(1,14)、(2,9)、(3,4)の組み
合わせが考えられる。ところが前記(4)式から、 Wn<4×(574/1387)=1.66 Rn<20×(574/1387)=8.28 ……(5) であるから、Wn=1,Rn=8となる。これから、ディ
スク全域を考えたとき、動作モードを混在させて時分割
的に同時動作する場合、記録1カ所+再生8カ所が扱う
ことのできる最大の組み合わせであることがわかる。
【0066】D.制御モード4(動作半径に応じて瞬間
瞬間でnを制限する手法)……前記手法では、Rmaxを
ディスク全域を扱った場合の最大スピンドル回転数とし
たが、ある瞬間に扱っている複数のデータ領域のうち最
も内周側にあるデータ領域における標準線速度動作時の
回転数をRmaxとしてもよい。この場合、例えばある瞬
間に扱っている全てのデータ領域が外周側にある場合に
は、更に多くのデータ領域を一度に扱うことができる。
【0067】E.制御モード5(再生中のデータ領域の
位置にかかわらず、高速記録を行う手法)……通常、再
生動作は記録動作よりも高速に行うことができる。この
ため、記録の動作速度を重視し、ディスク全域にわたっ
て記録を最大速度で行い、同時に時分割的に再生を行う
ためのシステム設計上の条件を規定することができる。
【0068】記録をディスク全面で最大速度で行った場
合、最大スピンドル回転数は、Rmax ×(Vwmax/Vs
t)となる。このときの最大再生速度は、Vrmax=Vst
×(Rmax/Rmin)×(Vwmax/Vst)であるから、扱
うデータ領域の数をnとすると、少なくとも、Vrmax>
=n×Vwmax×(Rmax/Rmin)であれば、ディスク全
面にわたって再生と同時に最大記録速度での記録が可能
となる。但し、実際のシステムでは、アクセスに要する
時間を考慮する必要があることはもちろんである。
【0069】なお、本発明は何ら上記形態に限定される
ものではなく、例えば次のようなものも含まれる。 (1)前記形態1では、光ディスクの同一面側に複数の
ピックアップが配置されている場合について述べたが、
表裏両面に複数のピックアップが配置されている場合に
ついても同様である。 (2)前記形態1では、ピックアップが2つの場合につ
いて説明したが、3つ以上のピックアップを独立に動作
させる場合についても、同様の手法でスピンドル制御可
能である。
【0070】(3)前記形態2では、ピックアップが一
つの場合について説明したが、複数のピックアップが同
時に動作している場合についても同様に適用可能であ
る。すなわち、扱うデータ領域の半径と、記録又は再生
の動作ードの全てについてシステムコントローラで監視
を行い、Rn、Wnの制限とスピンドル回転数制御を行う
ことで、ピックアップ及びシステムの動作保証範囲を逸
脱せずに最適な動作を行うことができる。この場合に、
複数のピックアップ各々が、同時に一つのみのデータ領
域を扱うと限定してもよい。
【0071】(4)前記形態1,2では、記録動作及び
再生動作を例にとって述べたが、消去動作についても記
録動作に準じた扱いとすることができる。また、記録動
作に先立って消去動作が行われる場合は、それにかかる
時間も含めて標準記録速度とすればよい。 (5)前記形態1,2では、いずれもCLVフォーマッ
トを例にとって説明したが、ZCLVにおいても同様に
適用することができる。 (6)前記形態1,2では、いずれもDVDフォーマッ
トを例にとって説明したが、ディスク直径及び線速度は
DVDフォーマットに限定されるものではない。例え
ば、ディスク直径64mm、標準動作線速度Vst=1.2
m/sのディスクでは、Rmaxは約716rpm、Rminは約3
76rpmであり、ディスク直径52mm、標準動作線速度
Vst=3.48m/sのディスクでは、Rmaxは約2660
rpm、Rminは約1330rpmである。本発明は、これら
ディスク直径、標準動作線速度の異なるフォーマットの
ディスクに対しても同様に適用することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 (1)光ディスクにアクセス可能な少なくとも一つのピ
ックアップを備え、前記光ディスクの複数の領域で同時
又は時分割的に記録再生を行うことが可能な光ディスク
装置において、前記ピックアップにおける記録時の最大
動作可能線速度をVwmax、再生時の最大動作可能線速度
をVrmax、前記光ディスクの標準動作線速度をVstとし
たとき、前記光ディスク上の異なる複数の半径位置にお
ける動作線速度Vが、記録中のデータ領域でVst≦V≦
Vwmax、再生中のデータ領域でVst≦V≦Vrmaxとなる
ように、前記光ディスクのスピンドル回転数を略一定に
制御することとしたので、光ディスク上の複数の半径位
置でピックアップを時分割的又は同時に動作させても、
システムの動作保証範囲を逸脱することなくスピンドル
を制御することができる。
【0073】(2)記録動作中のピックアップと、再生
動作中のピックアップがあるときは、記録側のピックア
ップの動作条件に適するようにスピンドル制御を行うこ
ととしたので、記録動作を破綻することなく良好に行う
ことができる。
【0074】(3)複数のピックアップにおける再生時
の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最大動作可能
線速度をVwmax、前記光ディスクの標準動作線速度をV
st、この標準線速度動作時の最大スピンドル回転数をR
max、最小スピンドル回転数をRminとしたとき、Vwmax
≧Vst×(Rmax/Rmin)、かつ、Vrmax≧Vst×(R
max/Rmin)となるようにしたので、両ピックアップと
も標準線速度を確保することができる。
【0075】(4)複数のピックアップにおける再生時
の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最大動作可能
線速度をVwmax ,標準線速度動作時の最大スピンドル
回転数をRmax,標準線速度動作時の最小スピンドル回
転数をRminとしたとき、Vrmax ≧Vwmax ×(Rmax/
Rmin)となるようにしたので、最大線速度による記録
を行うことが可能となる。
【0076】(5)複数のピックアップで同じ動作が行
われている場合に、外周側のピックアップの動作条件に
適した回転数となるようにスピンドル制御を行うことと
したので、いずれのピックアップでも良好に記録もしく
は再生の動作を行うことができる。
【0077】(6)光ディスク上の異なる半径位置にあ
る複数のデータ領域を、スピンドル回転数をVst≦V≦
Vwmax及びVst≦V≦Vrmaxを満たしながら略一定に保
ちつつ交互に時分割的にアクセスすることとしたので、
最高動作可能線速度を越えることなく、スピンドル制御
を行うことができる。
【0078】(7)前記ピックアップにおける記録時の
最大動作可能線速度をVwmax、再生時の最大動作可能線
速度をVrmax、前記光ディスクの標準動作線速度をVs
t、同時に記録するデータ領域の数をWn、同時に再生す
るデータ領域の数をRnとしたとき、Wn/(Vwmax/V
st)+Rn/(Vrmax/Vst)<1となるようにしたの
で、複数のデータ領域について標準のデータ転送速度を
確保しながらアクセス可能である。
【0079】(8)前記ディスクの標準動作線速度をV
st、この速度における最大スピンドル回転数をRmax、
最小スピンドル回転数をRmin、前記ピックアップにお
ける再生時の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最
大動作可能線速度をVwmax、同時に記録するデータ領域
の数をWn、同時に再生するデータ領域の数をRnとした
とき、(Vwmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Wn、か
つ、(Vrmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Rnとした
ので、記録又は再生の同じ動作をディスク全域において
1倍速以上で行うことができる。
【0080】(9)前記ディスクの標準動作線速度をV
st、この速度における最大スピンドル回転数をRmax、
最小スピンドル回転数をRmin、前記ピックアップにお
ける再生時の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最
大動作可能線速度をVwmax、アクセスするデータ領域の
数をnとしたとき、Vrmax>n×(Vwmax×(Rmax/
Rmin)としたので、ディスクの全体において再生と同
時に最大記録速度で記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な制御手法を説明するためのデ
ィスク半径位置とスピンドル回転数の関係を示すグラフ
である。
【図2】各種の光ディスク駆動方式におけるディスク回
転数の変化の様子を示すグラフである。
【図3】本発明の実施形態1の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】前記実施形態1の作用を説明するためのディス
ク半径位置とスピンドル回転数の関係を示すグラフであ
る。
【図5】前記実施形態1の作用を説明するためのディス
ク半径位置とスピンドル回転数の関係を示すグラフであ
る。
【図6】本発明の実施形態2の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】前記実施形態2の作用を説明するためのディス
ク半径位置とスピンドル回転数の関係を示すグラフであ
る。
【図8】前記実施形態1の作用を説明するための記録と
再生の順序を示す図である。
【符号の説明】
10,110…光ディスク 12,30,112…ピックアップ 14,32,114…送りモータ 16,34,116…レーザドライバ 18,36,118…RFアンプ 20,38,120…サーボ/データプロセッサ 22,40,122…ピックアップ位置監視装置 24,124…スピンドルモータ 26,126…スピンドル制御装置 28,128…システムコントローラ 42,142…データバス 44,144…データバスコントローラ 46,146…バッファメモリ 48,148…バッファメモリ 50,150…A/D変換器 52,152…圧縮処理回路 54,154…伸張処理回路 56,156…D/A変換器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクにアクセス可能な少なくとも
    一つのピックアップを備え、前記光ディスクの複数の領
    域で同時又は時分割的に記録再生を行うことが可能な光
    ディスク装置において、 前記ピックアップにおける記録時の最大動作可能線速度
    をVwmax、再生時の最大動作可能線速度をVrmax、前記
    光ディスクの標準動作線速度をVstとしたとき、前記光
    ディスク上の異なる複数の半径位置における動作線速度
    Vが、 記録中のデータ領域で、Vst≦V≦Vwmax 再生中のデータ領域で、Vst≦V≦Vrmax となるように、前記光ディスクのスピンドル回転数を略
    一定に制御することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記ピックアップを複数備えるととも
    に、これら複数のピックアップの光ディスク上における
    動作位置をそれぞれ監視するピックアップ位置監視手
    段;これによって得られた前記複数のピックアップのう
    ちで指定したピックアップの位置と動作状態に対応し
    て、光ディスクの回転数を制御するスピンドル制御手
    段;を備えたことを特徴とする請求項1記載の光ディス
    ク装置。
  3. 【請求項3】 前記スピンドル制御手段は、一つのピッ
    クアップで記録が行われており、他のピックアップで再
    生が行われている場合に、記録を行っているピックアッ
    プの記録条件に適した回転数となるように制御を行うこ
    とを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記複数のピックアップにおける再生時
    の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最大動作可能
    線速度をVwmax、前記光ディスクの標準動作線速度をV
    st、この標準線速度動作時の最大スピンドル回転数をR
    max、最小スピンドル回転数をRminとしたとき、 Vwmax≧Vst×(Rmax/Rmin)、かつ、Vrmax≧Vst
    ×(Rmax/Rmin) であることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】 前記複数のピックアップにおける再生時
    の最大動作可能線速度をVrmax、記録時の最大動作可能
    線速度をVwmax ,標準線速度動作時の最大スピンドル
    回転数をRmax,標準線速度動作時の最小スピンドル回
    転数をRminとしたとき、 Vrmax ≧Vwmax ×(Rmax/Rmin) であることを特徴とする請求項2記載の光ディスク装
    置。
  6. 【請求項6】 前記スピンドル制御手段は、複数のピッ
    クアップで同じ動作が行われている場合に、外周側のピ
    ックアップの動作条件に適した回転数となるように制御
    を行うことを特徴とする請求項2記載の光ディスク装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ピックアップを一つ備えており、 このピックアップの光ディスク上における動作位置を監
    視するピックアップ位置監視手段;これによって得られ
    たピックアップの位置と動作状態に対応して、光ディス
    クの回転数を略一定に保ちつつ制御するスピンドル制御
    手段;光ディスク上の異なる半径位置にある複数のデー
    タ領域に交互に時分割的にアクセスするようにピックア
    ップのアクセス動作及びアクセス領域数を制御するアク
    セス制御手段;前記ピックアップによって前記光ディス
    クに記録又は再生する信号を過不足なく処理するための
    バッファ手段;を備えたことを特徴とする請求項1記載
    の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記スピンドル制御手段は、前記ピック
    アップにおける記録時の最大動作可能線速度をVwmax、
    再生時の最大動作可能線速度をVrmax、前記光ディスク
    の標準動作線速度をVst、同時に記録するデータ領域の
    数をWn、同時に再生するデータ領域の数をRnとしたと
    き、 Wn/(Vwmax/Vst)+Rn/(Vrmax/Vst)<1 となるように制御を行うことを特徴とする請求項7記載
    の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 前記アクセス制御手段は、前記光ディス
    クの標準動作線速度をVst、この速度における最大スピ
    ンドル回転数をRmax、最小スピンドル回転数をRmin、
    前記ピックアップにおける再生時の最大動作可能線速度
    をVrmax、記録時の最大動作可能線速度をVwmax、同時
    に記録するデータ領域の数をWn、同時に再生するデー
    タ領域の数をRnとしたとき、 (Vwmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Wn であり、かつ、 (Vrmax/Vst)>(Rmax/Rmin)×Rn となるように制御を行うことを特徴とする請求項7記載
    の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記アクセス制御手段は、前記光ディ
    スクの標準動作線速度をVst、この速度における最大ス
    ピンドル回転数をRmax、最小スピンドル回転数をRmi
    n、前記ピックアップにおける再生時の最大動作可能線
    速度をVrmax、記録時の最大動作可能線速度をVwmax、
    アクセスするデータ領域の数をnとしたとき、 Vrmax>n×(Vwmax×(Rmax/Rmin) となるように制御を行うことを特徴とする請求項7記載
    の光ディスク装置。
JP10360464A 1998-06-12 1998-12-18 光ディスク装置 Pending JP2000067512A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10360464A JP2000067512A (ja) 1998-06-12 1998-12-18 光ディスク装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16486598 1998-06-12
JP10-164865 1998-06-12
JP10360464A JP2000067512A (ja) 1998-06-12 1998-12-18 光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000067512A true JP2000067512A (ja) 2000-03-03

Family

ID=26489809

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10360464A Pending JP2000067512A (ja) 1998-06-12 1998-12-18 光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000067512A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048189A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de lecteur de disque
JP2005503630A (ja) * 2001-01-22 2005-02-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド 可変モードマルチメディアデータオブジェクト記憶装置
US8180197B2 (en) 1999-10-01 2012-05-15 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for recording/reproducing digital video signal or audio signal, and optical disk apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000048189A1 (fr) * 1999-02-12 2000-08-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Systeme de lecteur de disque
US6496457B1 (en) 1999-02-12 2002-12-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Disk reproducing system
US8180197B2 (en) 1999-10-01 2012-05-15 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for recording/reproducing digital video signal or audio signal, and optical disk apparatus
JP2005503630A (ja) * 2001-01-22 2005-02-03 クゥアルコム・インコーポレイテッド 可変モードマルチメディアデータオブジェクト記憶装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0762416B1 (en) Information reading apparatus
EP1229534B1 (en) Method for storing information while recording media is formatted in parallel
JP4418425B2 (ja) 光ディスク装置及び情報記録再生方法
JP3559836B2 (ja) 光ディスク用データ読み出し装置
JP2788380B2 (ja) ディジタル情報再生装置
JP2000067512A (ja) 光ディスク装置
JPH09274771A (ja) ディスクプレーヤ
US20020046319A1 (en) Packetized data information recording apparatus
JPH10283724A (ja) ディスク回転数制御方法
JPH1196561A (ja) ディスク駆動装置
JPH05347068A (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2000187938A (ja) 情報記録再生装置および情報記録再生方法
JP2001176193A (ja) ディスク記録装置およびプログラム記録媒体
JP2002008299A (ja) 光ディスク回転数制御方法、及び光ディスク記録装置
JP2979884B2 (ja) 情報記録再生装置
JPH11338645A (ja) 光ディスク記録方法
JPH1092102A (ja) 円盤状記録媒体再生装置
JP3796141B2 (ja) 光ディスク記録再生装置の記録制御方法
JP4128560B2 (ja) 光ディスク装置及びその情報記録方法
JPH1031863A (ja) 再生装置
JP2006107596A (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH1049968A (ja) 書込み専用光ディスクドライブ装置
JP2001338469A (ja) ディスク記録再生装置
JPH0935408A (ja) ディスク再生装置およびディスク記録再生装置
JPH0997135A (ja) 光ディスク再生装置