JPH0935408A - ディスク再生装置およびディスク記録再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置およびディスク記録再生装置

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JPH0935408A
JPH0935408A JP20665395A JP20665395A JPH0935408A JP H0935408 A JPH0935408 A JP H0935408A JP 20665395 A JP20665395 A JP 20665395A JP 20665395 A JP20665395 A JP 20665395A JP H0935408 A JPH0935408 A JP H0935408A
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JP
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seek
clv
disc
reproducing apparatus
motor
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JP20665395A
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Yuichi Kadokawa
雄一 門川
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CLV方式で記録されたディスクの再生装置
において、ディスクの回転速度を半径位置によって切り
換えているため、ゾーンの切り換え付近では、高速に変
速を行う必要がある。この発明では、このゾーンの切り
換え付近での高速な変速制御の問題を解決する。 【解決手段】 データ再生のクロック制御手段とモータ
回転制御手段とを別個に備え、シーク時にはモータをC
AVモードで回転させ、リード時にはCLVモードで回
転させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(コンパク
トディスク)再生装置の回転制御に係り、特に、CLV
で情報を記録してある円盤状記録媒体(LD:レーザデ
ィスク等)を再生する情報再生装置の記録媒体回転制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、CDに記録する方式として、
CLV(線速度一定)方式がある。このCLV方式は、
CAV(回転速度一定)方式に比べてより多くのデータ
を記録することが可能であるが、線速度が一定であるか
ら、ディスクの内外周で回転速度が異なる、という問題
がある。すなわち、アクセスを行うたび毎に、回転速度
を制御する必要があるので、アクセス時間短縮の妨げに
なる。
【0003】アクセス時間の短縮方法としては、CLV
方式で記録されたディスクをCAV方式で再生する方法
がある。CAV方式では、回転速度を一定にするので、
回転速度制御は不要となり、高速なアクセスを行うこと
ができる。ところが、一般にディスクの内外周の線速度
には、2倍以上の差が存在するので、データの再生速度
も2倍以上に変化することになり、データ再生系等の回
路構成が難かしい、という別の問題が生じる。
【0004】このような問題を解決する従来の一つの対
策として、CLV方式で記録されたディスクを、いくつ
かのゾーンに分け、各ゾーン毎に回転速度を変えるスピ
ンドルモータと、このモータを制御する制御装置で構成
し、ゾーンにまたがったデータを再生する場合、あるい
は近傍のアクセスにもかかわらずゾーンにまたがる場合
に、ゾーンを広げるようにしている(特開平6−150
534号公報)。この先行技術の制御方法は、CLV方
式で記録されたディスクを、いわゆるMCLV(ゾーン
内回転速度一定)方式で再生する方法である。この先行
技術の方法によれば、全てのデータを再生することがで
き、高速なアクセスが可能なディスク再生装置が得られ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】CLV方式で記録され
たディスクを、いくつかのゾーンに分け、各ゾーン毎に
回転速度を変える従来のコンパクトディスク再生装置
は、スピンドルモータと、このモータを制御する制御装
置で構成され、ゾーンにまたがったデータを再生する場
合、あるいは近傍のアクセスにもかかわらずゾーンにま
たがる場合に、ゾーンを広げるようにしている。
【0006】ところが、この先行技術のディスク再生装
置では、ディスクの回転速度を半径位置によって切り換
えているので、ゾーンの切り換え付近では、高速に変速
を行う必要がある。この発明では、このゾーンの切り換
え付近での高速な変速制御の問題を解決する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、デ
ータ再生のクロック制御手段とモータ回転制御手段とを
別個に備え、シーク時にはモータをCAVモードで回転
させ、リード時にはCLVモードで回転させるようにし
ている。
【0008】請求項2の発明では、データ再生のクロッ
ク制御手段とモータ回転制御手段とを別個に備え、シー
ク、リード等の動作状態以外の状態の場合には、モータ
をオフセットなしのCLVモードで回転させるようにし
ている。
【0009】請求項3の発明では、データ再生のクロッ
ク制御手段とモータ回転制御手段とを別個に備え、シー
ク、リード等の動作状態以外の状態の場合には、モータ
が+側(高速側)に最大のオフセットを与えてCLVモ
ードで回転させるようにしている。
【0010】請求項4の発明では、請求項2のディスク
記録再生装置において、シーク、リード等の動作状態以
外の状態の場合には、モータのオフセットを、過去のシ
ーク距離を計測し、各シーク距離の累積によってオフセ
ット値を設定してCLVモードで回転させるようにして
いる。
【0011】請求項5の発明では、請求項4のディスク
記録再生装置において、記憶媒体を装置にセットしたと
き、オフセット値を+側(高速側)に最大のオフセット
量の1/2のオフセット量としてCLVモードで回転さ
せるようにしている。
【0012】請求項6の発明では、請求項4のディスク
記録再生装置において、同じCAVモードで動作可能な
距離より大きいシークは、シーク距離の累積に加算しな
いようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】この発明では、シーク時に、モー
タの変速時間をなくすことによってアクセス時間を短縮
するために、先行技術として説明したCLV方式で記録
されたディスクを、いわゆるMCLV方式で再生する方
式と同じシーク速度が得られた状態において、ゾーンの
切り換えを可能な限り不要にしている。また、変速のた
めの処理も、先行技術に比べて遅く済ませるようにし
て、モータの小型を可能にする。
【0014】次に、この発明のディスク再生装置および
ディスク記録再生装置について、図面を参照しながら、
その実施例を詳細に説明する。この実施例は、請求項1
の発明に対応しているが、請求項2から請求項6の発明
にも関連している。
【0015】図1は、この発明のディスク再生装置につ
いて、その要部構成の一実施例を示す機能ブロック図で
ある。図において、1はコンパクトディスク、2は光ピ
ックアップ、3はスライドモータ、4はスピンドルモー
タ、5はサーボ回路、6は波形整形回路、7はデジタル
信号処理回路、8は回転速度制御装置、9はアクセス制
御装置、10はCAV/CLV制御装置、11はバッフ
ァRAM、12はRAM制御装置、13はD/A変換回
路を示し、S1はデジタルデータ、S2はバッファRA
M11から出力されるデジタル音声データ、S3はD/
A変換回路13から出力されるアナログ音声データ、S
4はアクセス制御装置9から出力されるアクセス制御信
号、S5はディスクアドレス情報、S6は回転速度制御
装置8から出力される回転速度制御信号を示す。
【0016】この図1に示すディスク再生装置は、基本
的な構成と動作は、従来の装置と同様であるが、CAV
/CLV制御装置10が設けられている点で異なる。そ
して、このCAV/CLV制御装置10が、アクセス制
御装置9からシークや、再生、待機等の情報を受けて、
CAVモードかCLVモードかに切り換えてオフセット
を決定する点に特徴を有している。
【0017】各部の機能と動作の概要は、次のとおりで
ある。コンパクトディスク1は、CLV方式で記録され
たメディア(記憶媒体)であり、いくつかのゾーンに分
けられて、ゾーン毎に回転速度が変化される。コンパク
トディスク1の回転は、スピンドルモータ4によって行
われ、ゾーン毎に一定の回転速度で回転される。
【0018】光ピックアップ2は、ディスク1上に記録
されているデータをアナログ再生信号として取り出し、
波形整形回路6へ出力して、波形整形を行い2値化す
る。デジタル信号処理回路7は、波形整形回路6から与
えられた2値化データからクロックを再生して、デジタ
ルデータS1を復調して出力する。このデジタルデータ
S1は、ディスク1から再生されたクロックに同期して
出力される。CLV方式で記録されているディスク1
を、同一ゾーン内は一定の回転速度で再生するので、デ
ジタルデータS1の転送速度はゾーン内の内外周で異な
ることになる。
【0019】デジタルデータS1が音声データの場合、
所定の転送速度でなければアナログ音声信号に変換でき
ないので、バッファRAM11によって所定の転送速度
に揃える。そこで、バッファRAM11には通常の転送
速度(CLV方式で再生した場合とは異なる速度)のデ
ジタルデータS1が送られ、一旦記憶して、所定の転送
速度のデジタル音声データS2をD/A変換回路13へ
出力する。この場合に、RAM制御装置12が、バッフ
ァRAM11の入出力タイミングやアドレスを制御する
(基準クロックを内蔵)。
【0020】D/A変換回路13は、入力されたデジタ
ル音声データS2を、アナログ音声データS3に変換し
て出力する。この場合に、アナログ音声データS3を連
続して出力するためには、デジタルデータS1の転送速
度が、CLV方式で再生した場合と同等以上の速度でス
ピンドルモータ4を回転させなければならない。そのた
めに、サーボ回路5は、アクセス制御装置9から出力さ
れるアクセス制御信号S4に基づいて、スライドモータ
3と光ピックアップ2を制御する。
【0021】また、回転速度制御装置8から出力される
回転速度制御信号S6に基づいて、スピンドルモータ4
の回転速度を制御する。アクセス制御装置9は、デジタ
ル信号処理回路7から与えられるディスクアドレス情報
S5に基づいて、サーボ回路5を介してスライドモータ
3および光ピックアップ2を制御し、トラック位置決め
を行う。回転速度制御装置8は、デジタル信号処理回路
7から与えられるディスクアドレス情報S5に基づい
て、サーボ回路5を介してスピンドルモータ4の回転を
制御し、ゾーン毎に適切な回転速度に制御する。
【0022】ゾーンにまたがってデータを再生する場合
には、スピンドルモータ4の回転速度を変化させず、そ
のままの回転速度に維持する。また、近傍のアクセスに
もかかわらずゾーンにまたがる場合も、そのままの回転
速度に維持する。このように、回転速度制御装置8は、
ディスクアドレス情報S5に基づいて、適切にゾーンを
広げるよう機能する。
【0023】図2は、図1に示したデジタル信号処理回
路7について、その詳細な構成を示す機能ブロック図で
ある。図における符号は図1と同様であり、21は同期
検出回路、22はPLL回路、23はRAM、24は復
調回路、25はサブコーディング検出回路を示す。
【0024】このデジタル信号処理回路7は、先行技術
として知られているので、詳しい説明は省略する。な
お、サブコーディング検出回路25が、トラック位置決
めを行うためのディスクアドレス情報S5を再生する。
この発明のディスク再生装置およびディスク記録再生装
置は、以上に述べたような構成であり、図1に示したC
AV/CLV制御装置10が、アクセス制御装置9から
シークや、再生、待機等の情報を受けて、CAVモード
かCLVモードかに切り換えてオフセットを決定する。
【0025】図3は、回転速度と時間との関係を示す特
性図で、(1) は従来のCDによってシークを行った場
合、(2) はCLV方式で記録されたディスクを複数のゾ
ーンに分けて各ゾーン毎に回転速度を変える方法の場
合、(3) は図1に示したこの発明のディスク再生装置の
場合を示す図である。図の横軸tは時間、縦軸は回転数
を示す。
【0026】従来のCDに対してシークを行った場合に
は、通常、シークの時間よりもモータの変速時間の方が
長いので、ピックアップが目的の場所に到達するまでに
変速動作が終了せず、アクセスタイムが長くなってしま
う。この場合の回転速度と時間との関係は、図3(1) に
示すようになる。また、先に先行技術として説明した場
合、すなわち、CLV方式で記録されたディスクを、い
くつかのゾーンに分けて各ゾーン毎に回転速度を変える
方法(前出の特開平6−150534号公報)の場合に
は、回転速度と時間との関係は、図3(2) に示すように
なる。
【0027】この方法の場合には、ゾーン内はCAVで
モータを回転させるので、ゾーンの切り換え時には、先
の図3(1) の場合よりも高速に変速を行う必要がある。
これに対して、この発明の場合には、図3(3) に示すよ
うに、シーク時にはCAV(回転速度一定)モードでモ
ータを回転させ、再生動作を開始すると、CLV(線速
度一定)モードで回転させる(請求項1の発明)。した
がって、ゾーンまたぎに伴う問題は生じない。
【0028】図4は、ディスク再生装置について、ディ
スク上の半径位置と回転数との関係を示す特性図であ
る。図の横軸は半径、縦軸は回転数を示し、〜は回
転数の各点を示す。
【0029】この図4で、一点鎖線は従来のCDの回転
数の変動を、破線はこの発明の装置でCAVで動作可能
な範囲の一例を示している。また、実線は、ある半径に
おいて、回転数の取り得る範囲を示している。通常、ド
ライブは、リードなどの動作を行っていない待機状態で
は、メディア上のトラックをトラッキングしている。
【0030】このとき、ランダムにアクセスするような
メディアの場合には、次のアクセスは、アドレス(半
径)が「−」側と「+」側の両方向に同じ確率で発生す
る。そこで、この待機状態のときには、一点鎖線と実線
とが交差している点の回転数を選択する(請求項2の
発明)。
【0031】また、シーケンシャルにアクセスするよう
なメディアの場合には、次のアクセスは、アドレス(半
径)が「+」側で発生する。そのために、待機状態のと
きは、実線の一番回転数が高い点の回転数を選択する
(請求項3の発明)。
【0032】第2の実施の形態 この実施の形態は、請求項4と請求項5の発明に対応し
ている。先の図1に示したディスク再生装置は、ランダ
ムアクセスを行うメディアに対して有効である(請求項
1の発明)。また、シーケンシャルアクセスを行うメデ
ィアに対して有効である(請求項3の発明)。
【0033】しかしながら、ドライブ側からみれば、メ
ディアがランダムにアクセスするかシーケンシャルにア
クセスするか、について判断が行える機能を有している
場合は少ない。さらに、1枚のメディアで、ランダムア
クセスとシーケンシャルアクセスとを行う場合も想定さ
れる。そこで、過去のアクセスの仕方、すなわち、シー
クの距離を計測することによって、モータのオフセット
値を可変に設定する。
【0034】図5は、この発明のディスク記録再生装置
について、その要部構成の第2の実施例を示す機能ブロ
ック図である。図における符号は図1と同様であり、1
4は加算器、15はレジスタを示す。
【0035】この図5に示したディスク記録再生装置
は、先の図1のディスク再生装置に、加算器14とレジ
スタ15とが付加されている点が異なっている。アクセ
ス制御装置9からのシークするアドレスまでの差の情報
が、この加算器14を介してレジスタ15へ入力され、
次のような回転数が設定される。
【0036】このレジスタ15の値が「0」の場合、先
の図4の点(オフセット0)を、また、レジスタ15
の値が「+」で最大の場合に、一番回転数が高い点
(オフセット+)を、さらに、レジスタ15の値が
「−」で最大の場合には、一番回転数が低い点(オフ
セット−)を選択する。このように、過去のシークの仕
方によって、オフセット値を設定することによって、メ
ディアにとってCAVモードで回転可能な範囲が広くな
るので、モータの速度変動を待たなくて済むシーク動作
が多くなる(請求項4の発明)。
【0037】ところで、シークの仕方は、メディアが変
わることによって変化する場合が多い。また、初めてセ
ットされたメディアの場合には、過去のシークの仕方は
不明である。そこで、ランダムアクセス(請求項2の発
明)とシーケンシャルアクセス(請求項3の発明)との
中間を選択して、+側(高速)に最大のオフセット量の
1/2を設定する(請求項5の発明)。この状態は、先
の図4(3) で説明すれば、点の回転数に設定されるこ
とになる。
【0038】第3の実施の形態 この実施の形態は、請求項6の発明に対応している。先
の図5に示したディスク記録再生装置では、過去のシー
クの仕方(シーク距離の計測結果)によってオフセット
値を設定している。しかし、例えばディスクの終りの位
置から初めの位置へシークするように、大きなシークが
発生すると、シーク距離の累積結果が大きな影響を受け
る。そこで、同じCAVで動作が可能な距離より大きい
シークについては、シーク距離に累算しないようにし
て、オフセット値が異常値になることを避ける(請求項
6の発明)。
【0039】図6は、この発明のディスク記録再生装置
について、その要部構成の第3の実施例を示す機能ブロ
ック図である。図における符号は図5と同様であり、1
6はリミッタを示す。
【0040】この図6に示したディスク再生装置は、先
の図5のディスク再生装置に、リミッタ16が付加され
ている点が異なっている。アクセス制御装置9からのシ
ークするアドレスまでの差の情報が、このリミッタ16
を介して加算器14へ入力される。
【0041】そのために、このリミッタ16は、CAV
で動作可能なアドレスの差を超えたときは、出力「0」
を発生し、それ以外のときは、入力された値をそのまま
出力する。このようなリミッタ16を設けることによっ
て、ディスクの終りの位置から初めの位置にシークする
ような大きなシークが発生しても、シーク距離の累積が
影響を受けない(請求項6の発明)。
【0042】
【発明の効果】請求項1のディスク再生装置では、デー
タ再生のクロック制御手段とモータ回転制御手段とを別
個に設けて、シーク時にはモータをCAVモードで回転
させ、リード時にはCLVモードで回転させるようにし
ている。したがって、先行技術であるCLV方式で記録
されたディスクを、いわゆるMCLV方式で再生する方
式と同じシーク速度が得られた状態で、ゾーンを切り換
える必要がない。また、変速も、先行技術に比べて遅く
てよいので、モータの小型化も可能になり、コストダウ
ンも達成される。
【0043】先の請求項1のディスク再生装置の場合に
は、シーク時にモータをCAVモードで回転させ、リー
ド時にはCLVモードで回転させるので、アクセス後の
モータの回転数は、通常の回転数に対してオフセットが
生じている。しかし、例えば百科事典などのランダムア
クセスを行うディスクにとっては、最後にアクセスした
アドレスから前後に同じ確率でシークを行うので、オフ
セットが「0」になっている方が有利である。
【0044】請求項2のディスク記録再生装置では、シ
ークを行う前に、常にオフセットなしの状態にしてい
る。したがって、次のアクセス時に、前後に同じ距離だ
けCAVモードで回転できるので、ランダムアクセスに
対して、請求項1のディスク再生装置と同様のシーク速
度が得られる。
【0045】先の請求項2のディスク記録再生装置は、
ランダムアクセスを行うメディアに対して有効である
が、ランダムアクセスを行わないで、シーケンシャルに
アクセスし、時々シークを行う動画などのメディアの場
合には、アドレスが−方向のシークを行うことはない。
【0046】そこで、請求項3のディスク記録再生装置
では、シーク、リード等の動作状態以外の状態の場合に
は、モータが+側(高速側)に最大のオフセットを与え
てCLVモードで回転させている。このように、シーク
を行う前に、常に−側に最大のオフセット状態になって
いるので、後方にシークせず、前方のみにシークするメ
ディアにとって、CAVモードで回転できる範囲が広く
なり、モータの速度変動を待たなくて済むシークが多く
なる。
【0047】先の請求項1の再生装置は、ランダムアク
セスのメディアに、先の請求項3の再生装置は、シーケ
ンシャルアクセスのメディアに、それぞれ有効である。
しかし、メディアによっては、ランダムアクセスとシー
ケンシャルアクセスとの両方を行うケースも想定され
る。
【0048】そこで、請求項4のディスク記録再生装置
では、過去のシークの仕方、すなわち、シーク距離を計
測することによって、モータのオフセット値を可変設定
するようにしている。しかし、リムーバブルなメディア
の場合、挿入されるメディアが異なると、シークの仕方
も変わる場合が多い。
【0049】そこで、請求項5の再生装置では、初めて
挿入されたメディアの場合、「0」と+側(高速)に最
大のオフセット量の1/2(請求項2と請求項3の装置
で使用するオフセット値の中間の値)のオフセットを設
定する。したがって、新規のメディアが、ランダムにア
クセスされても、シーケンシャルにアクセスされても、
オフセット量が中間値であるため、モータの速度変動を
待たなくて済むシークが一層多くなり、請求項4の再生
装置による効果がさらに向上される。
【0050】先の請求項4の再生装置では、過去のシー
クの仕方(シーク距離の計測結果)によってオフセット
値を設定しているが、例えばディスクの終りの位置から
初めの位置へシークするように、大きなシークが発生す
ると、シーク距離の累積結果が大きな影響を受けてしま
う。そこで、請求項6の再生装置では、同じCAVで動
作可能な距離より大きいシークは、シーク距離に累積し
ないようにしている。したがって、ディスクの終りから
初めの位置のように大きなシークが発生しても、オフセ
ット値が異常値にならず、次のアクセス時には、通常の
過去のシークの仕方によるオフセットが与えられ、請求
項4の再生装置による効果がさらに向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディスク再生装置について、その要
部構成の一実施例を示す機能ブロック図である。
【図2】図1に示したデジタル信号処理回路7につい
て、その詳細な構成を示す機能ブロック図である。
【図3】回転速度と時間との関係を示す特性図である。
【図4】ディスク再生装置について、ディスク上の半径
位置と回転数との関係を示す特性図である。
【図5】この発明のディスク記録再生装置について、そ
の要部構成の第2の実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【図6】この発明のディスク記録再生装置について、そ
の要部構成の第3の実施例を示す機能ブロック図であ
る。
【符号の説明】 1 コンパクトディスク 2 光ピックアップ 3 スライドモータ 4 スピンドルモータ 5 サーボ回路 6 波形整形回路 7 デジタル信号処理回路 8 回転速度制御装置 9 アクセス制御装置 10 CAV/CLV制御装置 11 バッファRAM 12 RAM制御装置 13 D/A変換回路 14 加算器 15 レジスタ 16 リミッタ 21 同期検出回路 22 PLL回路 23 RAM 24 復調回路 25 サブコーディング検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ再生のクロック制御手段とモータ
    回転制御手段とを別個に備え、 シーク時にはモータをCAVモードで回転させ、リード
    時にはCLVモードで回転させることを特徴とするディ
    スク再生装置。
  2. 【請求項2】 データ再生のクロック制御手段とモータ
    回転制御手段とを別個に備え、 シーク、リード等の動作状態以外の状態の場合には、モ
    ータをオフセットなしのCLVモードで回転させること
    を特徴とする光情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 データ再生のクロック制御手段とモータ
    回転制御手段とを別個に備え、 シーク、リード等の動作状態以外の状態の場合には、モ
    ータが+側(高速側)に最大のオフセットを与えてCL
    Vモードで回転させることを特徴とする光情報記録再生
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2のディスク記録再生装置におい
    て、 シーク、リード等の動作状態以外の状態の場合には、モ
    ータのオフセットを、過去のシーク距離を計測し、各シ
    ーク距離の累積によってオフセット値を設定してCLV
    モードで回転させることを特徴とする光情報記録再生装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項4のディスク記録再生装置におい
    て、 記憶媒体を装置にセットしたとき、オフセット値を+側
    (高速側)に最大のオフセット量の1/2のオフセット
    量としてCLVモードで回転させることを特徴とするデ
    ィスク記録再生装置。
  6. 【請求項6】 請求項4のディスク記録再生装置におい
    て、 同じCAVモードで動作可能な距離より大きいシーク
    は、シーク距離の累積に加算しないことを特徴とするデ
    ィスク記録再生装置。
JP20665395A 1995-07-20 1995-07-20 ディスク再生装置およびディスク記録再生装置 Pending JPH0935408A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100312369B1 (ko) * 1998-02-10 2001-11-03 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 디스크회전 제어장치
EP1463040A2 (en) * 2003-03-28 2004-09-29 Ricoh Company, Ltd. Method and device for use in the manufacture of optical disk media

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