JPH09231660A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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JPH09231660A
JPH09231660A JP4270996A JP4270996A JPH09231660A JP H09231660 A JPH09231660 A JP H09231660A JP 4270996 A JP4270996 A JP 4270996A JP 4270996 A JP4270996 A JP 4270996A JP H09231660 A JPH09231660 A JP H09231660A
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disk
guide groove
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JP4270996A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Okumura
哲也 奥村
Shigemi Maeda
茂己 前田
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスク状記録媒体からの再生データを一時
保持する記憶手段にできるだけ多く蓄積することのでき
るディスク再生装置を提供する。 【解決手段】 ディスクからの再生データを記憶手段に
書き込み、S2で記憶手段に所定量が保持されると、記
憶手段への書き込みと読み出しが並行して行われ、S5
で記憶手段への所定量に達すると、S6でデータ再生を
中断し、S7で光ヘッドを後続の再生データを読み出す
ためのアクセス動作を開始し、S9で記憶手段に空領域
があることを確認し、S10でデータ再生を再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク状記録媒
体を用いて各種データの再生を行うディスク再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮されたデジタルオーディオ情
報を、直径64mmの光磁気ディスクに記録することに
より録音再生を行うミニディスクシステム(以下、MD
と呼ぶ)が開発されており、雑誌『日経エレクトロニク
ス』(1991年12月9日No.542 p.160〜
168)でも紹介されている。
【0003】オーディオ情報圧縮方式としては人間の聴
覚特性を利用したATRAC(Adaptive TR
ansform Acoustic Coding)と
呼ばれる方式が用いられ、デジタルオーディオ情報が約
1/5の情報量に圧縮された情報が配置される。具体的
には量子化ビット数(16ビット=2バイト)の2チャ
ンネルデジタルオーディオ情報が、512サンプル毎に
424バイトのサウンドグループ情報に圧縮され(42
4バイト/(2バイト×2チャンネル×512サンプ
ル)≒1/5圧縮率)、5.5個のサウンドグループ情
報が1セクタ(424バイト×5.5=2332バイ
ト)に配置される。デジタルオーディオ情報の標本化周
波数はCDと同様の44.1KHzであるため、1サウ
ンドグループ当たりのオーディオ元情報時間は(1/4
4.1KHz)×512サンプル≒11.6msとな
り、1セクタ当たりのオーディオ元情報時間は11.6
ms×5.5個=63.8msに相当している。MDに
おいては、セクタが再生の最小単位となっている。
【0004】図13に、従来のMD再生装置の構成図を
示す。図13において光磁気ディスク1には螺旋状の案
内溝が形成されており、この案内溝は光磁気ディスク1
の回転制御情報を含み更にアドレス情報で変調されて光
磁気ディスク1の回転方向に蛇行(ウォブリング)する
よう形成されている。MD再生装置は光磁気ディスク1
を支持して回転駆動するためのスピンドルモータ3と、
回転する光磁気ディスク1上の所望の位置にレーザビー
ムを照射し、再生時においては光磁気ディスク1からの
反射光を検出する光ヘッド2と、光ヘッド2からの検出
信号を増幅して再生データ信号やウォブリング信号やサ
ーボ誤差信号等の目的別の信号を生成する再生アンプ5
と、光ヘッド2を光磁気ディスク1の半径方向に移動さ
せる送りモータ4と、再生アンプ5からのウォブリング
信号やサーボ誤差信号とコントローラ11からの指示に
基づいてスピンドルモータ3の回転制御と光ヘッド2の
フォーカシング及びトラッキング制御と送りモータ4の
送り制御とを行うサーボ制御回路6と、再生アンプ5か
らのウォブリング信号を復調し復号化することで光磁気
ディスク1上の光ビーム位置の検出を可能にするアドレ
ス情報を得るアドレスデコーダ7と、再生データ処理回
路8からの再生圧縮オーディオ情報をバッファメモリ1
0へ記憶しながらバッファメモリ10に記憶された再生
圧縮オーディオ情報を読み出して情報伸長回路14へ送
る処理を行うメモリ制御回路9と、再生アンプ5からの
再生データ信号をEFM復調し、誤り訂正を行う再生デ
ータ処理回路8と、メモリ制御回路9からの再生圧縮オ
ーディオ情報をATRAC方式に従って約5倍の情報量
を有する圧縮前のデジタルオーディオ情報に復元する情
報伸長回路14と、情報伸長回路14からのデジタルオ
ーディオ情報をアナログオーディオ情報に変換して端子
16へ出力するD/A(Digital/Analo
g)コンバータ15と、このMD再生装置の各部を制御
するコントローラ11と、このMD再生装置の動作状態
等を表示するための表示部12と、コントローラ11に
外部から操作指示を与える操作部13とを備え、これら
各部は図に示すように接続されている。
【0005】次に、再生動作を図12、図14、図15
を用いて詳細に説明する。図12はコントローラ11が
各処理部に対して指示を行うことで実施される再生動作
の流れを示すフローチャートである。また、図14は再
生動作に伴うバッファメモリ10のデータ蓄積状態を示
すタイムチャートであり、横軸は時間、縦軸はバッファ
メモリ10内における未だオーディオとして再生されて
いない状態のデータ(以下、オーディオ未再生データと
呼ぶ)の占める割合を示す。また、図15は再生動作に
おける動作シーケンスチャートであり、図15(a)は
光磁気ディスク1から読み出されてバッファメモリ10
に書き込まれるデータの流れ、図15(b)はバッファ
メモリ10から読み出されるデータの流れ、図15
(c)は光ヘッド2の動作を示す。
【0006】S60にて操作部13から再生指示を受け
る(t0の時点)と、コントローラ11はS61にてデ
ィスクからの再生を開始する(t1の時点)。具体的に
は、コントローラ11の各処理部への指示により、必要
に応じてサーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御
し、再生を行うべき光磁気ディスク1の位置に光ヘッド
2を移動(シーク)させた後に、回転待ちを経て所望位
置からの再生を行うことで、光ヘッド2で再生された信
号が再生アンプ5を介して再生データ処理回路8に入力
され、再生データ処理回路8でEFM復調およびエラー
訂正動作が行われ、再生圧縮オーディオデータとしてメ
モリ制御回路9を介してバッファメモリ10(容量は例
えば128kB程度)へ記憶されていく(以下、ディス
クからデータを再生してバッファメモリ10に記憶する
までの処理を「データ再生」と呼ぶ)。
【0007】S62にてバッファメモリ10への書き込
みアドレスの値から記憶されたデータがTH1を超えた
と判断される(t2の時点)と、S63にてコントロー
ラ11はメモリ制御回路9を介してバッファメモリ10
からデータを読み出し、情報伸長処理回路14へ供給を
開始する。情報伸長処理回路14では再生圧縮オーディ
オ情報の伸長動作を行い、D/Aコンバータ15へ逐次
供給することにより、端子16からはアナログに復元さ
れたオーディオ情報が再生出力される(以下、バッファ
メモリ10からデータを読み出してオーディオ情報を再
生出力する処理を「オーディオ再生」と呼ぶ)。ここで
オーディオ再生の転送速度は、2332バイト×8ビッ
ト/63.8ms≒300bit/ms=0.3Mbi
t/sであるが、データ再生の速度をこれより高速(例
えば1.4Mbit/s)にすることによって、バッフ
ァメモリ10内にオーディオ未再生データが蓄積されて
いくことになる。S64にて操作部13より再生終了指
示があれば、S76にてオーディオ再生を、S77にて
データ再生を中止し、S78にて再生動作を終了する。
一方、S64にて再生終了指示がなければ以下の処理を
続行する。
【0008】やがて、S65にてバッファメモリ10の
書き込みアドレスと読み出しアドレスの関係からバッフ
ァメモリ10一杯にオーディオ未再生データが蓄積され
た(メモリ残量が2332バイト即ち1セクタより少な
くなった状態を指す)と判断されると、コントローラ1
1はS66にてデータ再生を中断し(t3の時点)、オ
ーディオ再生のみ行う。するとオーディオ未再生データ
は次第に減少し、やがてS67にて上記と同様にして所
定のしきい値TH2より少なくなったと判断される(t
4の時点。TH2=nセクタとすると|t4−t3|=
n×63.8ms)と、コントローラ11はS68にて
続きのデータのデータ再生の準備、即ちアクセス動作
(シーク+回転待ち)を開始し、S69にて次に再生す
べきセクタに光ヘッド2が到達した時点(t5の時点)
で、S70にてデータ再生を再開する。
【0009】このような制御を行うことによって、バッ
ファメモリ10にはオーディオ未再生データが常に所定
のしきい値程度まで蓄積されていることになる。それゆ
え外乱などによりトラッキングサーボが一時的に外れた
り、再生条件の一時的な悪化などによりエラーが多発し
て、S71にてそのセクタのデータ再生に失敗しても
(t6乃至t7)、S72にてデータ再生を中断し、オ
ーディオ未再生データがなくなるまでに、S73のトラ
ックジャンプと回転待ちを経て、S74にて該再生失敗
セクタからのデータを再生できるようになれば(t8の
時点)、オーディオ再生を途切れることなく連続して行
うことができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMD再生装置においては、バッファメモリ10がオ
ーディオ未再生データで一杯になってデータ再生を中断
した後、バッファメモリ10内のオーディオ未再生デー
タがしきい値TH2より少なくなってから続きのデータ
のデータ再生の準備(アクセス)を始めるため、実際に
データ再生が再開されて再びバッファメモリ10にオー
ディオ未再生データが蓄積され始める時点では、バッフ
ァメモリ10内のオーディオ未再生データはかなり少な
くなっている。そのような状態で外乱などによりトラッ
キングサーボが一時的に外れたり、再生条件の悪化など
によって一時的にデータ再生ができなくなると、アクセ
スが完了して続きのデータを読み出せるようになるまで
にオーディオ未再生データがなくなってしまい、オーデ
ィオ再生が途切れてしまうという問題点がある。
【0011】また、上位装置からの指示に従ってデータ
を再生、転送する従来のディスク再生装置においては、
上記と同じ理由により、一時的にデータ再生ができなく
なった場合に、続きのデータを再生できるようになるま
でにバッファ内の未転送データがなくなってしまい、デ
ータ転送が途切れて上位装置を待たせてしまうという同
様な問題点がある。
【0012】また、上記各々において続きのデータのデ
ータ再生が間に合った場合でも、バッファメモリ内のオ
ーディオ未再生データはかなり少なくなっており、その
ような状態で再びサーボが外れたり再生条件が悪化する
などしてデータ再生に失敗すると、もう一度アクセスし
てデータ再生ができるようになるまでにデータの出力が
途切れてしまうという問題点がある。
【0013】そこで、本発明の目的は、上記問題点を解
決するために、バッファメモリの利用効率を高め、デー
タ出力が途切れることのないディスク再生装置を提供す
るものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のディス
ク再生装置は、ディスク状記録媒体に記録されたデータ
を再生して記憶手段への書き込みと該記憶手段からの読
み出しとを、上記記憶手段への単位時間あたりの書き込
み量よりも単位時間あたりの読み出し量が少ない状態で
並行して行うディスク再生装置において、上記記憶手段
へ書き込まれたデータ容量が所定量に達すると、上記デ
ィスク状記録媒体からのデータ再生を中断し、該データ
再生の中断直後から、後続データが記録された上記ディ
スク状記録媒体の領域を読み出すために再生ヘッドのア
クセス動作を開始させ、上記後続データを上記再生ヘッ
ドで再生して上記記憶手段への書き込みを再開する制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0015】請求項2に記載のディスク再生装置は、請
求項1に記載のディスク再生装置において、上記ディス
ク状記録媒体は螺旋状の案内溝を有しており、上記アク
セス動作は、後続データが案内溝に連続的に記録されて
いる場合には、上記再生ヘッドを隣接する案内溝に移動
する1トラックジャンプする動作であり、後続データが
案内溝に不連続に記録されている場合には、上記再生ヘ
ッドを後続データが記録された案内溝に移動する動作で
あることを特徴とする。
【0016】請求項3に記載のディスク再生装置は、デ
ィスク状記録媒体に記録されたデータを再生して記憶手
段への書き込みと該記憶手段からの読み出しとを、上記
記憶手段への単位時間あたりの書き込み量よりも単位時
間あたりの読み出し量が少ない状態で並行して行うディ
スク再生装置において、一時的に再生失敗データが発生
すると、後続データの再生を継続して行い、所定量の後
続データを上記記憶手段に書き込んでから、上記ディス
ク状記録媒体からのデータ再生を中断し、該データ再生
の中断直後から、後続データが記録された上記ディスク
状記録媒体の領域を読み出すために再生ヘッドのアクセ
ス動作を開始させ、上記再生失敗データを上記再生ヘッ
ドで再生して上記記憶手段への書き込みを再開する制御
手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項4に記載のディスク再生装置は、請
求項3に記載のディスク再生装置において、上記ディス
ク状記録媒体は螺旋状の案内溝を有し、データが案内溝
に沿ってセクタ単位で記録されており、上記所定量は、
上記再生失敗データを含むディスク1回転分の案内溝に
含まれるセクタ総数Nに対して(N−n)(nはN未満
の自然数)以内のセクタ数とし、上記アクセス動作は、
上記再生ヘッドを隣接する案内溝に移動させる1トラッ
クジャンプであることを特徴とする。
【0018】請求項1に記載のディスク再生装置では、
記憶手段の容量を超える大きさのデータの再生に際し
て、記憶手段が再生データが所定量になって再生を一時
中断した直後から再生ヘッドのアクセス動作を開始する
ので、記憶手段に所定量の空き領域ができてから再生を
再開するまでに要する時間を短くできる。ここでの再生
データは、圧縮データであっても、コンピュータ等の上
位装置への転送データであってもよい。
【0019】請求項2に記載のディスク再生装置では、
データ再生を中断したデータの後続データがディスク状
記録媒体上の案内溝に記録されている場合に、アクセス
時間を短くできる。
【0020】請求項3に記載のディスク再生装置では、
トラッキングサーボ外れなどにより一時的に再生失敗デ
ータが発生した場合に、所定量の後続データをデータ再
生して記憶手段に書き込んでから再生を一時中断し、そ
の直後から再生ヘッドのアクセス動作を開始するので、
サーボ復帰と再アクセスを経て再生失敗データの再生開
始時点での記憶手段の容量をある程度確保できる。
【0021】請求項4に記載のディスク再生装置では、
トラッキングサーボ外れなどにより一時的に再生失敗セ
クタが発生した場合に、該再生失敗セクタを再生し直す
ためのアクセス時間を短くできる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、ディスク再生装置である図
13のMD再生装置に、本発明を適用した場合につい
て、図1、図2、図3、及び図13を用いて説明する。
【0023】まず、再生動作について説明する。図1
は、コントローラ11が各処理部に対して指示を行うこ
とで実施される再生動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【0024】S0にて操作部13から再生指示を受ける
と、コントローラ11はS1にてディスクからのデータ
再生を開始する。
【0025】S2にてバッファメモリ10の書き込みア
ドレスからバッファメモリ10に記憶されたオーディオ
未再生データが所定のしきい値TH10を超えたと判断
されると、S3にてコントローラ11はオーディオ再生
を開始する。データ再生がオーディオ再生より高速なの
で、バッファメモリ10内にはオーディオ未再生データ
が蓄積されていく。S4にて操作部13より再生終了指
示があれば、S11にてオーディオ再生を、S12にて
データ再生を中止し、S13にて再生動作を終了する。
一方S4にて再生終了指示がなければ以下の処理を続行
する。
【0026】やがてS5にてバッファメモリ10の書き
込みアドレスと読み出しアドレスの関係からバッファメ
モリ10一杯にオーディオ未再生データが蓄積されたと
判断されると、コントローラ11はS6にてデータ再生
を中断し、オーディオ再生のみ行う。それと同時に、S
7にて最後にデータ再生したセクタ(以下、中断セクタ
と呼ぶ)の次のセクタ(以下、中断次セクタと呼ぶ)か
らデータ再生する準備を開始する。具体的には、中断セ
クタと中断次セクタが案内溝上で連続した位置に存在す
る場合には、光ヘッド2をその時点で位置している案内
溝の内周側(アドレスの小さい方)の隣接した案内溝に
移動、即ち1トラックジャンプを行う。これにより以降
の中断次セクタが読み出せるまでの待ち時間を最小(デ
ィスク1回転分の時間)とすることができる。また、中
断セクタと中断次セクタが案内溝上で不連続な場合に
は、サーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御し、
光磁気ディスク1上の中断次セクタよりも手前(アドレ
スの小さい方)の案内溝に光ヘッド2を移動、即ちシー
ク動作を行う。中断セクタと中断次セクタが案内溝上で
連続か不連続かの判断は、再生論理ブロックがどのセク
タに対応するかをコントローラ11が求めることによ
る。S8にて中断次セクタの位置に光ヘッド2が到達し
た時点、即ち中断次セクタのディスクからの読み出しが
可能となった時点で、読み出したデータを記憶する所定
量の空き領域がバッファメモリ10内に存在するかどう
かを上記と同様にしてS9にて判定する。空き領域が存
在しなければ、S7に戻ってもう一度中断次セクタのデ
ータ再生準備を行う。一方、所定量の空き領域が存在す
れば、S10にてデータ再生が再開される。そしてS4
に戻って、操作部13より再生終了指示があるまでS4
乃至S9を繰り返す。図2は再生動作に伴うバッファメ
モリ10のデータ蓄積状態を示すタイムチャートであ
り、横軸は時間、縦軸はバッファメモリ10内における
オーディオ未再生データの占める割合を示す。また、図
3は再生動作における動作シーケンスチャートであり、
図3(a)は光磁気ディスク1から読み出されてバッフ
ァメモリ10に書き込まれる再生データの流れ、図3
(b)はバッファメモリ10から読み出されるデータの
流れ、図3(c)は光ヘッド2の動作を示す。
【0027】t10にて操作部13よりコントローラ1
1に再生指示が与えられると、コントローラ11はデー
タ再生を開始する。バッファメモリ10には光磁気ディ
スク1から再生されたデータが記憶されていく。
【0028】バッファメモリ10に記憶されたオーディ
オ未再生データが所定のしきい値TH10を超える(t
12の時点)と、コントローラ11はオーディオ再生の
開始を指示する。バッファメモリ10からデータが読み
出されて、端子16からオーディオ情報が再生出力され
る。
【0029】データ再生がオーディオ再生より高速なの
で、バッファメモリ10内にはオーディオ未再生データ
が蓄積されていく。やがてバッファメモリ10一杯にオ
ーディオ未再生データが蓄積される(t13の時点)
と、コントローラ11はデータ再生を中断し、オーディ
オ再生のみ行う。それと同時に、中断次セクタからデー
タ再生する準備を開始する。詳細には、中断セクタと中
断次セクタが案内溝上で連続した位置に存在する場合に
は、光ヘッド2をその時点で位置している案内溝の内周
側の隣接した案内溝に移動、即ち1トラックジャンプす
る。また、中断セクタと中断次セクタが案内溝上で不連
続な場合には、光ヘッド2を中断次セクタよりも手前の
案内溝に移動、即ちシーク動作を行う。そして中断次セ
クタの位置に光ヘッド2が到達した時点、即ち中断次セ
クタのディスクからの読み出しが可能となった時点(t
14の時点)でバッファメモリ10に所定量の空き領域
が存在すれば、データ再生を再開する。なお、バッファ
メモリ10一杯でなくてもよく、しきい値TH10を相
当超えるところで、アクセス動作を開始(t13の時
点)してもよい。
【0030】ここで、従来のMDにおける制御では、例
えばディスク1回転時間が128ms程度であるような
半径位置において、バッファメモリに所定量の空き領域
(所定量は2セクタとする)ができるまでに63.8×
2=127.6msかかるので、中断次セクタのデータ
再生のためのトラックジャンプ及びトラッキングサーボ
の安定(通常数msかかる)は0.4msでは間に合わ
ず、更にもう1回転時間(128ms)かかってしまう
ことになり、この間にバッファメモリ10のオーディオ
未再生データは約2セクタ分減少してしまう。
【0031】それに対し、本発明のように所定量の空き
領域ができるまでの時間を利用してアクセス動作を行う
ような制御を行うことによって、バッファメモリ10に
所定量の空き領域ができてから最短の待ち時間でデータ
再生を再開することができる(上記の場合では、2セク
タの空き領域ができた時点で既にトラックジャンプとサ
ーボの安定は完了しているので、0.4msの待ち時間
だけで済む)ので、バッファメモリ10にはオーディオ
未再生データが常に所定のしきい値一杯近くまで蓄積さ
れていることになり、トラッキングサーボが外乱などに
より外れた場合のサーボ復帰のための時間的余裕が増大
し、オーディオ再生の連続性が損なわれる危険性が減少
する。
【0032】次に、ディスク再生装置である光磁気ディ
スク再生装置に、他の本発明を適用した場合について、
図4乃至図7を用いて説明する。
【0033】図4においては、光磁気ディスク21には
螺旋状の案内溝が形成されており、この案内溝は光磁気
ディスク21の回転制御情報を含み更にアドレス情報で
変調されて光磁気ディスク21の回転方向に蛇行(ウォ
ブリング)するよう形成されている。光磁気ディスク再
生装置は光磁気ディスク21を支持して回転駆動するた
めのスピンドルモータ23と、回転する光磁気ディスク
21上の所望の位置にレーザビームを照射し、再生時に
おいては光磁気ディスク21からの反射光を検出する光
ヘッド22と、光ヘッド22からの検出信号を増幅して
再生データ信号やウォブリング信号やサーボ誤差信号等
の目的別の信号を生成する再生アンプ25と、光ヘッド
22を光磁気ディスク21の半径方向に移動させる送り
モータ24と、再生アンプ25からのウォブリング信号
やサーボ誤差信号とコントローラ31からの指示に基づ
いてスピンドルモータ23の回転制御と光ヘッド22の
フォーカシング及びトラッキング制御と送りモータ24
の送り制御とを行うサーボ制御回路26と、再生アンプ
25からのウォブリング信号を復調し復号化することで
光磁気ディスク21上の光ビーム位置の検出を可能にす
るアドレス情報を得るアドレスデコーダ27と、端子3
3を介して上位装置からの再生指示や再生データの送信
を行うホストインタフェース32と、再生データ処理回
路28からの再生データをバッファメモリ30へ記憶し
つつバッファメモリ30に記憶された再生データをホス
トインタフェース32へ送る処理を行うメモリ制御回路
29と、再生アンプ25からの再生データ信号をEFM
復調し、誤り訂正を行う再生データ処理回路28と、こ
の光磁気ディスク再生装置の各部を制御するコントロー
ラ31とを備え、これら各部は図に示すように接続され
ている。
【0034】まず、この再生動作を説明する。図7は、
コントローラ31が各処理部に対して指示を行うことで
実施される再生動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0035】S20にて端子33を介してホストインタ
フェース32が上位装置から再生指示(再生開始アドレ
ス及び再生データ数の指定を含む)を受けると、コント
ローラ31はS21にてディスクからのデータ再生を開
始する。具体的なデータ再生動作については上述したの
と同様である。
【0036】S22にてバッファメモリ30の書き込み
アドレスからバッファメモリ30に記憶された未転送デ
ータが所定のしきい値TH20を超えたと判断される
と、S23にてコントローラ31はデータ転送を開始す
る。具体的には、コントローラ31の各処理部への指示
により、メモリ制御回路29を介して読み出されたデー
タがホストインタフェース32へ供給され、端子33を
介して上位装置へ転送される。
【0037】データ再生は一定速度で行われるが、デー
タ転送の速度は上位装置の都合によって変化する。デー
タ転送の平均速度がデータ再生の平均速度より低速であ
ると、バッファメモリ30内には未転送データが徐々に
蓄積されていく。S24にて上位装置が再生指示したデ
ータ数のデータ再生が終了していれば、S31にてデー
タ再生を中止し、S32にてバッファメモリ30に蓄積
された未転送データをすべて上位装置へ転送し終わるま
で待ち、S33にて再生動作を終了する。一方S24に
てデータ再生が終了していなければ以下の処理を続行す
る。
【0038】データ転送の平均速度がデータ再生の平均
速度より低速である場合において、やがてS25にてバ
ッファメモリ30の書き込みアドレスと読み出しアドレ
スの関係からバッファメモリ30一杯に未転送データが
蓄積されたと判断されると、コントローラ31はS26
にてデータ再生を中断し、データ転送のみ行う。それと
同時に、S27にて中断次セクタからデータ再生する準
備を開始する。具体的には、中断セクタと中断次セクタ
が案内溝上で連続した位置に存在する場合には、光ヘッ
ド22をその時点で位置している案内溝の内周側(アド
レスの小さい方)の隣接した案内溝に移動、即ち1トラ
ックジャンプを行う。これにより以降の中断次セクタが
読み出せるまでの待ち時間を最小(ディスク1回転分の
時間)とすることができる。また、中断セクタと中断次
セクタが案内溝上で不連続な場合には、サーボ制御回路
26を介して送りモータ24を制御し、光磁気ディスク
21上の中断次セクタよりも手前(アドレスの小さい
方)の案内溝に光ヘッド22を移動、即ちシーク動作を
行う。S28にて中断次セクタの位置に光ヘッド22が
到達した時点、即ち中断次セクタのディスクからの読み
出しが可能となった時点で準備が完了すると、読み出し
たデータを記憶する所定量の空き領域がバッファメモリ
30内に存在するかどうかを、バッファメモリ30の書
き込みアドレスと読み出しアドレスの関係からS29に
て判定する。空き領域が存在しなければ、S27に戻っ
てもう一度中断次セクタのデータ再生準備を行う。一
方、所定量の空き領域が存在すれば、S30にて光ヘッ
ド22で再生された信号が再生アンプ25を介して再生
データ処理回路28に入力され、データ再生が再開され
る。そしてS24に戻って、再生指定データ数のデータ
再生が終わるまでS24乃至S30を繰り返す。
【0039】図5は再生動作に伴うバッファメモリ30
のデータ蓄積状態を示すタイムチャートであり、横軸は
時間、縦軸はバッファメモリ30内における未転送デー
タの占める割合を示す。また、図6は再生動作における
動作シーケンスチャートであり、図6(a)は光磁気デ
ィスク21から読み出されてバッファメモリ30に書き
込まれる再生データの流れ、図6(b)はバッファメモ
リ30から読み出されて上位装置へ転送されるデータの
流れ、図6(c)は光ヘッド22の動作を示す。
【0040】t20にてホストインタフェース32に再
生指示が与えられると、コントローラ31はデータ再生
を開始する。バッファメモリ30には光磁気ディスク2
1から再生されたデータが記憶されていく。
【0041】バッファメモリ30に記憶された未転送デ
ータが所定のしきい値TH20を超える(t22の時
点)と、コントローラ31はデータ転送の開始を指示す
る。バッファメモリ30からデータが読み出されて、端
子33から上位装置へデータが転送される。
【0042】データ転送については、上位装置が転送を
一定速度で行わなかったり転送を一時中断したりするこ
ともある(図5におけるt22からt23の間)が、デ
ータ転送速度がデータ再生の速度より平均として高速な
場合、未転送データは徐々にバッファメモリ30内に蓄
積されていく。
【0043】データ転送の平均速度がデータ再生の平均
速度より低速である場合において、やがてバッファメモ
リ30一杯に未転送データが蓄積される(t23の時
点)と、コントローラ31はデータ再生を中断し、デー
タ転送のみ行う。それと同時に中断次セクタからデータ
再生する準備を開始する。具体的には、中断セクタと中
断次セクタが案内溝上で連続した位置に存在する場合に
は、光ヘッド22をその時点で位置している案内溝の内
周側(アドレスの小さい方)の隣接した案内溝に移動、
即ち1トラックジャンプを行う。また、中断セクタと中
断次セクタが案内溝上で不連続な場合には、中断次セク
タよりも手前(アドレスの小さい方)の案内溝に光ヘッ
ド22を移動、即ちシーク動作を行う。中断次セクタの
位置に光ヘッド22が到達した時点、即ち中断次セクタ
のディスクからの読み出しが可能となった時点(t24
の時点)で、読み出したデータを記憶する所定量の空き
領域がバッファメモリ30内に存在することを確認した
うえで、データ再生が再開される。このように所定量の
空き領域ができるまでの時間を利用してアクセスを行う
ような制御を行うことによって、バッファメモリ10に
所定量の空き領域ができてから最短の待ち時間でデータ
再生を再開することができるので、バッファメモリ30
には未転送データが常に所定のしきい値一杯近くまで蓄
積されていることになり、トラッキングサーボが外乱な
どにより外れた場合、復帰のための時間的余裕が増大
し、上位装置の転送要求に対して未転送データが無くな
ったために、上位装置がデータの受信を待たされるとい
う危険性が減少する。
【0044】次に、図13のMD再生装置に、さらに別
の本発明を適用した場合について、図8乃至図11を用
いて説明する。
【0045】まず、この再生動作を説明する。図8は、
コントローラ11が各処理部に対して指示を行うことで
実施される再生動作の流れを示すフローチャートであ
る。
【0046】S40にてディスクからのデータ再生を開
始する。S41にてデータ再生終了指示があればS51
でデータ再生を終了する。なければS42にてセクタ毎
にデータ再生が問題なく行われたかを判定する。この判
定には、セクタ単位のエラー訂正結果やアドレス情報
(再生したセクタが目標のセクタに間違いないことを確
認する)等を用いることができる。データ再生が問題な
く行われている場合はS41に戻り、あるセクタにてデ
ータ再生に失敗した場合には、S43に移って該再生失
敗セクタの後続セクタからデータ再生を継続する。S4
4にて所定数のセクタのデータ再生が終了するのを待
ち、終了すればS45にてデータ再生を中断してから、
S46にて光ヘッド2を1つ手前の隣接案内溝にトラッ
クジャンプさせる。ここで後続セクタをデータ再生する
所定数は、光ヘッド2のディスク1における半径位置で
の一周当たりのセクタ総数Nに対して(N−n)(nは
N以下の自然数)をその値とすると、データ再生に失敗
した時点からディスクが一回転するまでの間にトラック
ジャンプが行われるので、トラックジャンプが終了した
時点で光ピック2が該再生失敗セクタより手前の位置に
あることが保証される。そしてS47にて該再生失敗セ
クタに光ヘッド2が到達するのを待ったうえで、S48
にて該再生失敗セクタのデータ再生を行う。そしてS4
9にて次に再生すべきセクタに光ヘッド2が到達するの
を待って、S50にてデータ再生を再開する。そしてS
41に戻って、データ再生終了指示があるまで上記処理
を繰り返す。
【0047】上記シーケンスに従った再生動作の一具体
例を示す。
【0048】図9は、案内溝の模式図である。ただし、
説明の簡略化のために、1周当たりのセクタ総数Nを6
にしてある。案内溝の区切りはセクタの境界を表し、各
セクタの横にセクタ名を付与してある。また、図10は
再生動作に伴うバッファメモリ10のデータ蓄積状態を
示すタイムチャートであり、横軸は時間、縦軸はバッフ
ァメモリ10内におけるオーディオ未再生データの占め
る割合を示す。また、図11は再生動作における動作シ
ーケンスチャートであり、図11(a)は光磁気ディス
ク1から読み出されてバッファメモリ10に記憶される
再生データの流れ(各ブロックにセクタ名を付与)、図
11(b)はバッファメモリ10から読み出されるデー
タの流れ、図11(c)は光ヘッド2の動作を示す。
【0049】再生動作中、t31乃至t32にてセクタ
iのデータ再生を失敗した(図10ではセクタDiが一
旦バッファメモリ10に記憶されるが、エラー訂正結果
によって無効データであると判断されたためにt32に
おいて、コントローラ11により1セクタ分のデータが
取り消される)ことをコントローラ11が検知すると、
そのセクタの後続セクタ(Di+1以降)から所定数4
(n=2として6−2=4)だけデータ再生を継続す
る。再生されたデータはバッファメモリ10に蓄積され
るが、有効なセクタDiはまだバッファメモリ10内に
記憶されていないので、セクタDiがデータ再生される
まではそれらの後続セクタはオーディオ再生に使用でき
ない。t33にて4セクタ(Di+1乃至Di+4)のデータ
再生を終えると、1つ手前の隣接案内溝にトラックジャ
ンプしてセクタDiの回転待ちとなり、t34にて光ヘ
ッド2がセクタDiに到達した時点からt35までセク
タDiのデータ再生を行う。そのデータ再生を行ってバ
ッファメモリに書き込んだ時点で、先にバッファメモリ
10に記憶した後続セクタ(Di+1乃至Di+4)がオーデ
ィオ再生に使用可能となる。そして、t36まで、次に
再生すべきセクタDi+5の回転待ち状態となり、t36
にてデータ再生を再開する。
【0050】ちなみに本発明のように後続セクタの先読
みを行わない場合のデータ蓄積状態を、図10のt32
乃至t36に鎖線で示しておく。この図から明らかなよ
うに、t32乃至t36におけるデータ蓄積状態に余裕
ができるという効果があり、t35乃至t36において
サーボが外れる状態に陥っても、本発明では回転待ち状
態にあるので、t36までにサーボが復帰すれば問題が
生じない。
【0051】又、データ再生失敗から1回転で該再生失
敗セクタに光ヘッド2が到達できるので、アクセス時間
が最短となる。
【0052】尚、上記実施の態様においては、後続セク
タを所定数だけデータ再生するということで説明した
が、これに限定されるものではなく、例えば所定時間だ
けデータ再生する、ディスクが所定角度だけ回転するま
でデータ再生する、のようにしてもよい。ここで、各々
の「所定」は固定数を意味せず、例えば光ヘッドのディ
スクにおける半径位置によって適当な値を用いるように
してもよい。
【0053】更に、上記実施の態様においては、再生失
敗したセクタの次のアドレスを持つセクタ以降のセクタ
を後続セクタとして説明したが、一時的な再生条件の悪
化による再生失敗は1セクタにとどまらず2セクタ以上
に渡ることもあると考えられるので、最初に再生できた
セクタ以降を後続セクタとするようにしてもよい。
【0054】更に、上記実施の態様においては、トラッ
キングを行えている状態について説明したが、トラッキ
ングサーボが完全に外れて光ヘッドが案内溝ずれを起こ
した場合には、続きのセクタ(すなわち次に再生すべき
セクタ)以降(ただし1回転分を最大とする)のセクタ
が配置される案内溝へ光ヘッドの移動を行って、所定数
の後続セクタのデータ再生を行ってから1トラックジャ
ンプで1つ手前の案内溝に戻って続きのデータ再生をし
直すようにすればよい。ここで、後続セクタのデータ再
生を行う所定数としては、1トラックジャンプを行って
続きのデータ再生を行うのに十分間に合うような値を用
いる。
【0055】さらに、上記実施の態様においては、デー
タが蛇行した案内溝に記録されているような光磁気ディ
スクに適合させて実施した例を用いて説明したが、これ
に限定されるものではなく、ディスク状の記録媒体であ
れば、光磁気方式のみならず、相変化方式や一般的な磁
気方式等、種々の記録媒体を用いたディスク再生装置に
も適用可能である。
【0056】更に、上記実施の態様においては、圧縮オ
ーディオデータを再生するMD再生装置への適用を具体
例として説明したが、これに限るものではなく、例えば
圧縮ビデオデータを再生するディスク再生装置などへの
適用も可能である。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載のディスク再生装置によ
れば、アクセス動作に必要な時間を短くできるので、あ
る程度、記憶手段に再生データが常に蓄積されているこ
とになるので、外乱などによるトラッキングサーボ外れ
の場合のサーボ復帰等の後続データ再生のための時間的
余裕が増大し、記憶手段から読み出すデータの連続性が
損なわれる危険性を減少できる。また、記憶手段の利用
効率が良くなるので、記憶手段の容量が小さくできる。 請求項2に記載のディスク再生装置によれば、再生ヘッ
ドのアクセス時間を短くできるので、上記効果をさらに
高めることができる。
【0058】請求項3に記載のディスク再生装置によれ
ば、再生失敗データが発生した場合でも、該再生失敗デ
ータを再生し直した時点におけるデータ蓄積量が増大す
るので、外乱などによるトラッキングサーボ外れの場合
のサーボ復帰等のデータ再生のための時間的余裕が増大
し、記憶手段から読み出すデータの連続性が損なわれる
危険性を減少できる。また、記憶手段の利用効率が良く
なるので、メモリ手段の容量を小さくできる。
【0059】請求項4に記載のディスク再生装置によれ
ば、再生失敗データがセクタ単位で発生した場合でも、
再生ヘッドのアクセス時間を短くできるので、上記効果
をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスク再生装置の再生動作の流
れを示すフローチャートである。
【図2】本発明に係るディスク再生装置の再生動作にお
けるバッファメモリのデータ蓄積状態を示すタイムチャ
ートである。
【図3】本発明に係るディスク再生装置の再生動作にお
ける動作シーケンスチャートである。
【図4】本発明に係る他のディスク再生装置の構成を示
す図である。
【図5】本発明に係る他のディスク再生装置の再生動作
におけるバッファメモリのデータ蓄積状態を示すタイム
チャートである。
【図6】本発明に係る他のディスク再生装置の再生動作
における動作シーケンスチャートである。
【図7】本発明に係る他のディスク再生装置の再生動作
の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るさらに他のディスク再生装置のデ
ータ再生に失敗した場合の流れを示すフローチャートで
ある。
【図9】本発明に係るディスク案内溝の模式図である。
【図10】本発明に係るさらに他のディスク再生装置の
再生動作におけるバッファメモリのデータ蓄積状態を示
すタイムチャートである。
【図11】本発明に係るさらに他のディスク再生装置の
再生動作における動作シーケンスチャートである。
【図12】従来のMD再生装置の再生動作の流れを示す
フローチャートである。
【図13】従来のMD再生装置の構成を示す図である。
【図14】従来のMD再生装置の再生動作におけるバッ
ファメモリのデータ蓄積状態を示すタイムチャートであ
る。
【図15】従来のMD再生装置の再生動作における動作
シーケンスチャートである。
【符号の説明】
1,21 光磁気ディスク 2,22 光ヘッド 3,23 スピンドルモータ 4,24 送りモータ 5,25 再生アンプ 6,26 サーボ制御回路 7,27 アドレスデコーダ 8,28 再生データ処理回路 9,29 メモリ制御回路 10,30 バッファメモリ 11,31 コントローラ 12 表示部 13 操作部 14 情報伸長処理回路 15 D/Aコンバータ 16,33 外部接続端子 32 ホストインタフェース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体に記録されたデータ
    を再生して記憶手段への書き込みと該記憶手段からの読
    み出しとを、上記記憶手段への単位時間あたりの書き込
    み量よりも単位時間あたりの読み出し量が少ない状態で
    並行して行うディスク再生装置において、 上記記憶手段へ書き込まれたデータ容量が所定量に達す
    ると、上記ディスク状記録媒体からのデータ再生を中断
    し、該データ再生の中断直後から、後続データが記録さ
    れた上記ディスク状記録媒体の領域を読み出すために再
    生ヘッドのアクセス動作を開始させ、上記後続データを
    上記再生ヘッドで再生して上記記憶手段への書き込みを
    再開する制御手段を備えたことを特徴とするディスク再
    生装置。
  2. 【請求項2】 上記ディスク状記録媒体は螺旋状の案内
    溝を有しており、上記アクセス動作は、後続データが案
    内溝に連続的に記録されている場合には、上記再生ヘッ
    ドを隣接する案内溝に移動する1トラックジャンプする
    動作であり、後続データが案内溝に不連続に記録されて
    いる場合には、上記再生ヘッドを後続データが記録され
    た案内溝に移動する動作であることを特徴とする請求項
    1に記載のディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 ディスク状記録媒体に記録されたデータ
    を再生して記憶手段への書き込みと該記憶手段からの読
    み出しとを、上記記憶手段への単位時間あたりの書き込
    み量よりも単位時間あたりの読み出し量が少ない状態で
    並行して行うディスク再生装置において、 一時的に再生失敗データが発生すると、後続データの再
    生を継続して行い、所定量の後続データを上記記憶手段
    に書き込んでから、上記ディスク状記録媒体からのデー
    タ再生を中断し、該データ再生の中断直後から、後続デ
    ータが記録された上記ディスク状記録媒体の領域を読み
    出すために再生ヘッドのアクセス動作を開始させ、上記
    再生失敗データを上記再生ヘッドで再生して上記記憶手
    段への書き込みを再開する制御手段を備えたことを特徴
    とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 上記ディスク状記録媒体は螺旋状の案内
    溝を有し、データが案内溝に沿ってセクタ単位で記録さ
    れており、上記所定量は、上記再生失敗データを含むデ
    ィスク1回転分の案内溝に含まれるセクタ総数Nに対し
    て(N−n)(nはN未満の自然数)以内のセクタ数と
    し、上記アクセス動作は、上記再生ヘッドを隣接する案
    内溝に移動させる1トラックジャンプであることを特徴
    とする請求項3に記載のディスク再生装置。
JP4270996A 1996-02-29 1996-02-29 ディスク再生装置 Pending JPH09231660A (ja)

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JP4270996A JPH09231660A (ja) 1996-02-29 1996-02-29 ディスク再生装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020052814A (ko) * 2000-12-26 2002-07-04 엘지전자 주식회사 광디스크장치의 소비전력 제어장치 및 제어방법
JP2013152751A (ja) * 2013-04-05 2013-08-08 Hitachi Maxell Ltd データ処理方法

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