JP3396408B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3396408B2
JP3396408B2 JP29001397A JP29001397A JP3396408B2 JP 3396408 B2 JP3396408 B2 JP 3396408B2 JP 29001397 A JP29001397 A JP 29001397A JP 29001397 A JP29001397 A JP 29001397A JP 3396408 B2 JP3396408 B2 JP 3396408B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD−ROM,
CD−R,CD−RW,及びDVD−RAM等のデータ
書き込み可能な光ディスク上のトラックを複数の固定長
パケットに分割して書き込んだデータを読み込む光ディ
スク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD−Rディスク等のデータ追記
可能な光ディスクや、CD−RWディスク等のデータ書
き換え可能な光ディスクにデータを書き込むとき、光デ
ィスクのトラック上にユーザデータを連続して書き込ま
ず、トラックを固定ブロック長の複数のパケット(以下
「固定長パケット」と称する)に分割してデータを書き
込む固定長パケットライト方式を採用した光ディスク装
置(例えば、特開平7−141660号公報参照)があ
った。
【0003】この固定長パケットライト方式では、一連
のユーザデータを複数のパケットのユーザデータブロッ
クに分割して記録し、各パケット内には各パケットを繋
げるためのリンク用ブロックとして、ユーザデータブロ
ックの前に1ブロックのリンクブロック(LINKブロ
ック)と4ブロックのランインブロック(RUN−IN
ブロック)を、後に2ブロックのランアウトブロック
(RUN−OUTブロック)をそれぞれ付加している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
光ディスク装置によって光ディスク上に固定長パケット
ライト方式で記録されたデータを読み込む場合、パケッ
ト内の全データを読み取ってバッファに格納すると、ユ
ーザデータのみを抜き出してホスト装置へ転送しなけれ
ばならず、データ転送速度の遅延を招くという問題が有
った。また、固定長パケットライト方式では、ユーザデ
ータブロックのみにアドレスを振っているので、ユーザ
データブロックのみをバッファに格納しないと、アドレ
スがずれてしまうという不具合がある。さらに、リンク
ブロックはパケットの繋ぎ目なので読むことができない
から、読み込みエラーの発生を招き、データ読み取り処
理が滞ってしまう。
【0005】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、データ書き込み可能な光ディスク上の複数の固
定長パケットを連続して読み込むとき、各固定長パケッ
ト内のユーザデータのみを読み取ってバッファ内に連続
して格納できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、データ書き込み可能な光ディスク上のト
ラックを複数の論理アドレスが割り当てられるユーザデ
ータブロックと論理アドレスが割り当てられないパケッ
ト同士を繋げるためのリンク用ブロックとからなる固定
長パケットに分割して書き込んだデータをバッファに読
み込んで上位装置へ転送する光ディスク装置において、
上記光ディスク上の複数の固定長パケットを連続して読
み込むとき、固定長パケット内のユーザデータブロック
の開始位置を求め、その開始位置からユーザデータブロ
ックのデータ読み込みを開始し、そのユーザデータブロ
ックの最終ブロックを読み込んだ直後にデータ読み込み
処理を終了し、次の固定長パケット内のユーザデータブ
ロックの開始位置を求め、上記リンク用ブロックを読み
取らずにその開始位置からユーザデータブロックのデー
タ読み込みを開始するデータ読込制御手段を設けたもの
である。
【0007】また、データ書き込み可能な光ディスク上
のトラックを複数の論理アドレスが割り当てられるユー
ザデータブロックと論理アドレスが割り当てられないパ
ケット同士を繋げるためのリンク用ブロックとからなる
固定長パケットに分割して書き込んだデータをバッファ
に読み込んで上位装置へ転送する光ディスク装置におい
て、上記光ディスク上の複数の固定長パケットを連続し
て読み込むとき、固定長パケット内のユーザデータブロ
ックの開始位置を求め、その開始位置からユーザデータ
ブロックのデータ読み込みを開始し、その後上記リンク
用ブロックを読み取らずにユーザデータブロックのデー
タのみを連続して読み取って、その読み取られたユーザ
データのみを連続的に上記バッファに格納するようにす
るとよい。
【0008】さらに、上記のような光ディスク装置にお
いて、上記データ読込制御手段に、上記ユーザデータブ
ロックを読み込んだとき、そのユーザデータブロックの
先頭ブロックの開始位置を記憶し、そのユーザデータブ
ロックの読み込みを途中で中断したとき、その読み込み
を中断したブロックの開始位置を記憶し、上記固定長パ
ケットのサイズと上記先頭ブロックの開始位置と上記読
み込みを中断したブロックの開始位置とに基づいて未読
み込みのブロック数を求め、上記ユーザデータブロック
からの読み込みの再開が可能になったとき、上記読み込
みを中断したブロックの開始位置から読み込みを再開
し、上記未読み込みの残りブロック数に基づいて読み込
み中のユーザデータブロックの最終ブロックの位置を求
める手段を設けるとよい。
【0009】また、上記のような光ディスク装置におい
て、上記データ読込制御手段に、上記最終ブロックを読
み込んだ後に上記バッファの空き容量を求め、その空き
容量が予め設定した容量よりも少ないとき、上記データ
読み込み処理を終了した後、上記光ディスクの内周側へ
所定グルーヴだけデータ読み込み位置をステップジャン
プさせる手段を設けるとよい。
【0010】さらに、上記のような光ディスク装置にお
いて、上記リンク用ブロックは上記ユーザデータブロッ
クの前後に設けられており、データの読み込み時には上
記ユーザデータブロックの前後の上記リンク用ブロック
を読み込まないようにするとよい。
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図2は、この発明の実
施の形態である光ディスク装置の構成を示すブロック図
である。この構成は、第1から第3の実施の形態におい
て共通であり、各実施形態の動作は後述するドライブコ
ントローラ7の動作によって特徴付けられる。
【0013】この光ディスク装置は、CD−RW等の螺
旋状にピット列と呼ばれるデータ信号を記録してある円
盤状の光ディスクの、そのピット列からブロックと呼ば
れるデータ単位を読み取る装置である。
【0014】この光ディスク装置は、図2に示すよう
に、CD−RW等の光ディスク1を回転させるモータ2
と、このモータ2を制御する回転制御部3と、半導体レ
ーザを搭載して光ディスク1の記録領域にレーザ光Lを
照射するピックアップ4と、そのピックアップ4の動作
を制御するアクチュエータ制御部5を備えている。
【0015】また、ピックアップ4によって読み取った
データの信号及び光ディスク1の記録領域に書き込むデ
ータの信号を送受する信号制御部6と、ドライブ装置全
体の制御を行なうドライブコントローラ7と、ドライブ
コントローラ7がデータ格納などの一次記憶領域として
使用するバッファ8と、ピックアップ4のレーザーを駆
動するレーザー駆動回路9と、上位装置17とコマン
ド、データなどの送受心を行なうための外部インタフェ
ース10を備えている。ここで上位装置とは、ドライブ
装置を制御するパソコンなどを表わしている。
【0016】ドライブコントローラ7は外部インタフェ
ース10を介して上位装置17に接続されており、光デ
ィスク1から読み取ったデータを上位装置17へ送出
し、書き込み可能な光ディスク1にデータを書き込む際
は、書き込むデータを上位装置17から受け取る処理も
行なう。
【0017】そして、光ディスク1をモータ2によって
回転させながらピックアップ4をその光ディスク1の半
径方向に移動させ、ピックアップ4の半導体レーザから
レーザ光Lを光ディスク1の記録面上の記録領域に照射
させてデータの記録又は再生を行なう。
【0018】この光ディスク装置は、ドライブコントロ
ーラ7の制御によってデータの記録時には、光ディスク
1の記録領域にピックアップ4から記録パワーでレーザ
光Lを照射し、光ディスク1上に各種データを記録す
る。また、ドライブコントローラ7の制御によってデー
タの再生時には、光ディスク1の記録領域にピックアッ
プ4によって再生パワーでレーザ光Lを照射し、その反
射光に基づいて記録領域に記録されているデータを再生
する。
【0019】そして、この光ディスク装置では、ドライ
ブコントローラ7の制御によって光ディスク1上の各ト
ラックに対する、固定長パケットライト方式によるデー
タ再生処理を行なう。
【0020】すなわちドライブコントローラ7が、この
発明に係わる機能を実現し、データ書き込み可能な光デ
ィスク上の複数の固定長パケットを連続して読み込むと
き、固定長パケット内のユーザデータブロックの開始位
置を求め、その開始位置からユーザデータブロックのデ
ータ読み込みを開始し、そのユーザデータブロックの最
終ブロックを読み込んだ直後にデータ読み込み処理を終
了し、次の固定長パケット内のユーザデータブロックの
開始位置を求め、その開始位置からユーザデータブロッ
クのデータ読み込みを開始するデータ読込制御手段の機
能を果たす。その詳しい内容は各動作の説明とともに後
述する。
【0021】図3は、図2に示した光ディスク装置にお
ける固定長パケットライト方式によるトラック及びパケ
ットのフォーマットの説明図である。固定長パケットラ
イト方式は、書き換え可能な光ディスク1の記録領域に
複数のトラックを形成し、各トラック内を複数のパケッ
トに分割し、1トラック内の各パケットのユーザデータ
ブロック数を同数に固定し、各パケット毎にデータを一
括して記録する方式である。
【0022】したがって、図3に示すように、固定長パ
ケットライト方式では、光ディスク1の記録領域では、
1つのトラック11内の各パケット12のパケット長
(パケットサイズ)を同じにし、各パケット12内のユ
ーザデータブロック数を同数にするフォーマットであ
る。
【0023】パケット12は、一つ以上の再生可能なユ
ーザデータブロック15と、ユーザデータブロックの前
に設けた1つのリンクブロック(Link Bloc
k)13と4つのランインブロック(Run−In B
lock)14とからなる5つのリンク用ブロックと、
ユーザデータブロック15の後に設けた2つのランアウ
トブロック(Run−Out Block)16からな
る2つのリンク用ブロックとを備えている。
【0024】上記リンク用ブロックは、光ディスク1の
トラックのパケット12のユーザデータブロック15に
データを記録する際、パケット12同士を繋げるために
必要なブロックである。
【0025】固定長パケットによる記録と可変長パケッ
トによる記録のアドレスの割り振り方の違いを、図4を
用いて説明する。可変長パケットによる記録では、リン
クブロック13、ランインブロック14、ランアウトブ
ロック16にはアドレスを割り当てる。これに対して、
固定長パケットによる記録では、リンクブロック13,
ランインブロック14,ランアウトブロック16にはア
ドレスを割り当てない。したがって、読み込み時にはこ
れらのブロックを読まないようにする必要がある。
【0026】次に、この光ディスク装置におけるデータ
再生処理動作を説明する。ドライブコントローラ7は、
上記光ディスク1上の複数の固定長パケットを連続して
読み込むとき、固定長パケット内のユーザデータブロッ
クの開始位置を求め、その開始位置からユーザデータブ
ロックのデータ読み込みを開始し、そのユーザデータブ
ロックの最終ブロックを読み込んだ直後にデータ読み込
み処理を終了し、次の固定長パケット内のユーザデータ
ブロックの開始位置を求め、その開始位置からユーザデ
ータブロックのデータ読み込みを開始する。
【0027】次に、図1のフロー図を用いてさらに詳述
する。まず光ディスクより、トラックの読みだしを始め
る際には、ステップ(図中に「S」で示す)1で先頭パ
ケット内のユーザデータブロックの開始位置を計算す
る。そしてS2でユーザデータブロックのデータ読み込
みを開始する。S3でユーザデータブロックの読み込み
が終了するまでデータ読み込みを繰り返し、ユーザデー
タブロックの読み込みが終了したら、S4でトラックの
読み込みが終了したか否かを判定する。ここでトラック
の読み込みが終了していたら、データ読み込みを完了し
て処理を終える。
【0028】まだトラックが続いていたら、次のパケッ
トのユーザデータブロックの開始位置をS5で計算す
る。この計算結果を元にS6で次のユーザデータブロッ
クを読み込み始め、S3でユーザデータブロックの終了
と判定されるまでデータ読み込み操作を繰り返す。この
S5における次のパケットのユーザデータブロックの先
頭アドレスは、前のユーザデータブロックの最終アドレ
ス+ランアウトブロック数(2)+リンクブロック数
(1)+ランインブロック数(4)となる。
【0029】このようにして、この光ディスク装置は、
トラック再生時に複数のパケットからデータを読み込む
とき、リンクブロック,ランインブロック,ランアウト
ブロックを読み込まずにユーザデータのみを連続して読
み込むので、ユーザデータのみ連続的にバッファに格納
することができ、読み込みが高速化し、固定長パケット
ライト方式のリンク用ブロックのアドレスが割り当てら
れないことによる、アドレスのずれも気にせずに読み込
むことができる。この光ディスク装置は、上記のような
構成により、複数の固定長パケットを読み込むとき、各
固定長パケットのユーザデータブロックのデータのみを
読み取ってバッファに格納するので、バッファ内にユー
ザデータのみを連続して格納することができ、光ディス
クに記録されたデータから必要なユーザデータのみを無
駄な時間をかけることなく読み込むことができ、固定長
パケットライト方式のリンク用パケット分のアドレスの
ずれも影響無く読み込み処理を行なうことができる。
【0030】次に、この発明の光ディスク装置の他の実
施形態を説明する。この実施形態における装置構成は上
述した図2の装置構成と同じであるが、ドライブコント
ローラ7の機能が若干異なり、トラック再生時に、ユー
ザデータブロックを読み込んだとき、そのユーザデータ
ブロックの先頭ブロックの開始位置を記憶し、そのユー
ザデータブロックの読み込みを途中で中断したとき、そ
の読み込みを中断したブロックの開始位置を記憶し、固
定長パケットのサイズと先頭ブロックの開始位置と読み
込みを中断したブロックの開始位置とに基づいて未読み
込みのブロック数を求め、ユーザデータブロックからの
読み込みの再開が可能になったとき、読み込みを中断し
たブロックの開始位置から読み込みを再開し、未読み込
みの残りブロック数に基づいて読み込み中のユーザデー
タブロックの最終ブロックの位置を求める手段の機能も
果たす。
【0031】次に、この場合のデータ再生処理動作を説
明する。ドライブコントローラ7は、上述したドライブ
コントローラ7の動作に加えて、上記最終ブロックを読
み込んだ後に上記バッファの空き容量を求め、その空き
容量が予め設定した容量よりも少ないとき、上記データ
読み込み処理を終了した後、上記光ディスクの内周側へ
所定グルーヴだけデータ読み込み位置をステップジャン
プさせる。
【0032】さらに、図5のフロー図を用いて詳述す
る。まず光ディスクより、トラックの読み込みを始める
際には、S11で先頭パケット内のユーザデータブロッ
クの開始位置を計算し、パケットの開始位置を記憶す
る。そしてS12でユーザデータブロックのデータ読み
込みを開始する。
【0033】バッファに空きがあり、ユーザデータブロ
ックの読み込みが終了するまでは、読み込み動作を行な
う。S13で読み込み中にバッファに空きがなくなった
場合には、S14の読み込み中断処理を行ない、さらに
S15で中断したブロックの開始位置を記憶する。そし
て、S16ですでに記憶してあるユーザデータブロック
の開始位置と読み込みを中断した位置より、未読み込み
ブロックの数を計算する。S17で、バッファの中のデ
ータを上位装置17へ転送してバッファに空きができて
から、中断したブロックの開始位置より読み込みを再開
する。
【0034】なお、上記S18,S19のパケットのユ
ーザデータの最終ブロックを読み込む際の動作は、図1
のS2,S3の動作と同様にユーザデータブロックの読
み込みを行なうので、詳しい説明は省く。
【0035】このようにして、ユーザデータの読み込み
時にバッファ溢れなどのエラーによって途中で読み込み
処理が中断しても、読み込み開始時に記憶したユーザデ
ータブロックの先頭ブロック位置と、読み込みを中断し
たブロックの開始位置とに基づいて残りブロック数を求
め、その残りブロック数に基づいて最終ブロックの位置
を特定できるので、データ読み込み再開のときに引き続
いてユーザデータのみを連続的に読み込むことができ
る。この光ディスク装置は、ユーザデータの読み込み時
にバッファ溢れなどのエラーによって途中で読み込み処
理が中断しても、読み込み開始時に記憶したユーザデー
タブロックの先頭ブロック位置と、読み込みを中断した
ブロックの開始位置とに基づいて残りブロック数を求
め、その残りブロック数に基づいて最終ブロックの位置
を特定できるので、データ読み込み再開のときに引き続
いてユーザデータのみを連続的に読み込むことができ
る。
【0036】次に、この発明の光ディスク装置のさらに
他の実施形態について説明する。この実施形態の光ディ
スクの装置構成は上述した装置構成と同じであるが、ド
ライブコントローラ7の機能が上述のものとは若干異な
る。
【0037】すなわち、トラック再生時、上記最終ブロ
ックを読み込んだ後に上記バッファの空き容量を求め、
その空き容量が予め設定した容量よりも少ないとき、上
記データ読み込み処理を終了した後、上記光ディスクの
内周側へ所定グルーヴだけステップジャンプさせる手段
の機能も果たす。
【0038】次に、この場合のデータ再生時の処理を図
6のフロー図を用いて説明する。トラックの読み込みを
開始すると、S21でユーザデータブロックの開始位置
を計算し、S22でユーザデータブロックの読み込みを
開始する。そして、S23で1つのパケットのユーザデ
ータブロックの読み込みが終了するまで読み込み動作を
繰り返す。
【0039】S23でパケットのユーザデータブロック
の読み込みが終了したと判定されると、S24でトラッ
クの読み込みが終了したか否か判定する。まだトラック
が続いているのなら、S25でバッファの空きサイズを
チェックし、バッファの空きサイズが所定ブロック数以
下であったとき、S26で1グルーヴ内周側にステップ
ジャンプする。そして、S27で次のパケットのユーザ
データブロックの先頭アドレスを計算し、S28から次
のパケットのユーザデータブロックの読み込みを開始す
る。
【0040】なお、上述の処理ではS26で1グルーヴ
内周側にステップジャンプしたが、このグルーヴ幅は光
ディスク装置の回転速度に応じてバッファ容量が所定量
以上になるまでの時間を稼ぐことができる最適な幅に設
定するとよい。
【0041】このようにして、ユーザデータブロックの
最終ブロックのデータを読み込んだ後、バッファ領域の
空き容量に十分な余裕がないときには、データの読み込
み処理の終了後にデータの読み込み位置を光ディスクの
内周側へ所定グルーヴだけ移動させ、次の固定長パケッ
トのユーザデータブロックの読み込み開始位置までの到
達時間を遅延させることにより、バッファ溢れによるデ
ータ読み込み中断と、それに伴う読み込み時間のロスを
回避することができる。この光ディスク装置は、ユーザ
データブロックの最終ブロックのデータを読み込んだ
後、バッファ領域の空き容量に十分な余裕がないときに
は、データの読み込み処理の終了後にデータの読み込み
位置を光ディスクの内周側へ所定グルーヴだけ移動さ
せ、次の固定長パケットのユーザデータブロックの読み
込み開始位置までの到達時間を遅延させることにより、
バッファ溢れによるデータ読み込み中断と、それに伴う
読み込み時間のロスを回避することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の光ディ
スク装置によれば、データ書き込み可能な光ディスク上
の複数の固定長パケットを連続して読み込むとき、各固
定長パケット内のユーザデータのみを読み取ってバッフ
ァ内に連続して格納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2に示した光ディスク装置におけるデータ再
生処理を示すフローチャートである。
【図2】この発明の一実施形態の光ディスク装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】図2に示した光ディスク装置における固定長パ
ケットライト方式によるトラック及びパケットのフォー
マットの説明図である。
【図4】固定長パケットライト方式と可変長パケットラ
イト方式によるアドレスの振り分け方の差を示す説明図
である。
【図5】この発明の他の実施形態の光ディスク装置にお
けるデータ再生処理を示すフローチャートである。
【図6】この発明のさらに他の実施形態の光ディスク装
置におけるデータ再生処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1:光ディスク 2:スピンドルモータ(モータ) 3:光ピックアップ 4:粗動モータ 5:回転制御系 6:粗動モータ制御系 7:光ピックアップ制御系 8:信号処理系 9:ドライブコントローラ 10:外部インタフェース 11:トラック 12:パケット 13:リンクブロック 14:ランインブロック 15:ユーザデータブロック 16:ランアウトブロック
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−115249(JP,A) 特開 平5−258465(JP,A) 特開 平6−131799(JP,A) 特開 平5−6622(JP,A) 特開 平8−293162(JP,A) 特開 平5−20796(JP,A) 特開 平10−149542(JP,A) 実開 平5−90670(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/10 - 20/16 351 G11B 7/00 - 7/013

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ書き込み可能な光ディスク上のト
    ラックを複数の論理アドレスが割り当てられるユーザデ
    ータブロックと論理アドレスが割り当てられないパケッ
    ト同士を繋げるためのリンク用ブロックとからなる固定
    長パケットに分割して書き込んだデータをバッファに読
    み込んで上位装置へ転送する光ディスク装置において、 前記光ディスク上の複数の固定長パケットを連続して読
    み込むとき、固定長パケット内のユーザデータブロック
    の開始位置を求め、その開始位置からユーザデータブロ
    ックのデータ読み込みを開始し、そのユーザデータブロ
    ックの最終ブロックを読み込んだ直後にデータ読み込み
    処理を終了し、次の固定長パケット内のユーザデータブ
    ロックの開始位置を求め、前記リンク用ブロックを読み
    取らずにその開始位置からユーザデータブロックのデー
    タ読み込みを開始するデータ読込制御手段を設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 データ書き込み可能な光ディスク上のト
    ラックを複数の論理アドレスが割り当てられるユーザデ
    ータブロックと論理アドレスが割り当てられないパケッ
    ト同士を繋げるためのリンク用ブロックとからなる固定
    長パケットに分割して書き込んだデータをバッファに読
    み込んで上位装置へ転送する光ディスク装置において、 前記光ディスク上の複数の固定長パケットを連続して読
    み込むとき、固定長パケット内のユーザデータブロック
    の開始位置を求め、その開始位置からユーザデータブロ
    ックのデータ読み込みを開始し、その後前記リンク用ブ
    ロックを読み取らずにユーザデータブロックのデータの
    みを連続して読み取って、該読み取られたユーザデータ
    のみを連続的に前記バッファに格納するようにしたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の光ディスク装置
    において、前記データ読込制御手段に、 前記ユーザデータブロック
    を読み込んだとき、該ユーザデータブロックの先頭ブロ
    ックの開始位置を記憶し、そのユーザデータブロックの
    読み込みを途中で中断したとき、その読み込みを中断し
    たブロックの開始位置を記憶し、前記固定長パケットの
    サイズと前記先頭ブロックの開始位置と前記読み込みを
    中断したブロックの開始位置とに基づいて未読み込みの
    ブロック数を求め、前記ユーザデータブロックからの読
    み込みの再開が可能になったとき、前記読み込みを中断
    したブロックの開始位置から読み込みを再開し、前記未
    読み込みの残りブロック数に基づいて読み込み中のユー
    ザデータブロックの最終ブロックの位置を求める手段
    けたことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の光ディスク装置
    において、 前記データ読込制御手段に、前記最終ブロックを読み込
    んだ後に前記バッファの空き容量を求め、その空き容量
    が予め設定した容量よりも少ないとき、前記データ読み
    込み処理を終了した後、前記光ディスクの内周側へ所定
    グルーヴだけデータ読み込み位置をステップジャンプさ
    せる手段を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の
    光ディスク装置において、 前記リンク用ブロックは前記ユーザデータブロックの前
    後に設けられており、データの読み込み時には前記ユー
    ザデータブロックの前後の前記リンク用ブロックを読み
    込まないようにすることを特徴とする光ディスク装置。
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