JPH04232660A - 光学式情報記録再生装置 - Google Patents

光学式情報記録再生装置

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Publication number
JPH04232660A
JPH04232660A JP2409221A JP40922190A JPH04232660A JP H04232660 A JPH04232660 A JP H04232660A JP 2409221 A JP2409221 A JP 2409221A JP 40922190 A JP40922190 A JP 40922190A JP H04232660 A JPH04232660 A JP H04232660A
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JP
Japan
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zone
track
reference clock
clock frequency
recording
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Application number
JP2409221A
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English (en)
Inventor
Toyoaki Takeuchi
竹内 豊明
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04232660A publication Critical patent/JPH04232660A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MCAV方式の記録媒
体に対して、連続的に記録/再生ができ、かつ目的トラ
ックを有しないゾ−ンへ誤って移動しても素早く対処で
きるように改良した光学式情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より光ディスクの記録方式として、
CAV(Constant Angler Veloc
ity)、CLV(Constant Linear 
Velocity)方式がある。CAV方式では、光デ
ィスクを回転させるスピンドル・モ−タの速度が一定で
あるため、回転系の回路が単純でシ−ク動作が高速に行
えるという利点があが、1トラック当たりの記憶容量が
ディスクの半径方向に関係なく一定であるため光ディス
ク一枚当たりの総記憶容量が余り大きくならないという
欠点がある。また、CLV方式では、光ディスクの半径
方向に比例した回転速度になるようにスピンドル・モ−
タを制御して一定の線速度で記録・再生を行う。従って
、このCLVで方式は、1トラック当たりの記憶容量が
ディスクの半径方向に比例して増大し、光ディスク一枚
当たりの総記憶容量が大きいという利点がある反面、回
転系の回路が複雑で、シ−ク動作もモ−タの回転数変更
時間のため遅くなってしまう。
【0003】こうしたCAV方式及びCLV方式の欠点
を解消するため、MCAV方式が開発されている。これ
は光ディスクの回転速度を一定に保ち、かつ光ディスク
の半径方向にほぼ比例するようにビットレ−トを変更し
ながら、記録または再生を行う方式である。この結果、
シ−ク動作時にスピンドル・モ−タの回転速度を変更す
る必要がなくなり、CAV方式と同程度の高速シ−ク動
作が可能であり、かつ1トラック当たりの記憶容量が光
ディスクの半径方向にほぼ比例して増大するためCLV
方式と同程度の総記憶容量を得ることができる。MCA
V方式の場合には、トラックの半径方向に複数に分けら
れている領域(ゾ−ン)が変わると、そのゾ−ンに適し
た周波数に基準クロックを切り換えないと、ディスク媒
体上に記録されたデ−タを復調し、情報を読み出すこと
ができない。ゾ−ンの基準クロックの周波数は、ゾ−ン
毎に異なり、内周側のゾ−ンから外周側のゾ−ンへ向か
って高くなっている。従って、光ピックアップ(P/U
と略記する)をトラックジャンプやシ−ク動作で移動さ
せたとき、P/Uが誤って隣のゾ−ンに入ってしまった
場合には、本来設定した移動先トラックのクロック周波
数では同期がとれず、正常に読み出しができなくなる。 CAV方式による装置では、誤って目的トラックと異な
るトラックへ到達しても、到達したトラックのアドレス
(トラック番号)を読み、再度ジャンプ、シ−クした後
、目的トラックへ到達したかどうかの確認動作を行う。 再度ジャンプ、シ−クしても、目的トラックに到達でき
ない場合でも、この一連の動作を繰り返すようになって
いる。一方、MCAV方式は、CAV方式のようにすぐ
にトラック番号を読み取ることができず、誤った本数を
計算して再移動することができない。このため、この方
式では、読みだし可能となるまで基準クロック周波数を
切り換えるエラ−処理を行って、誤って入った隣のゾ−
ンに合った周波数を探す必要があり、さらに再度ジャン
プ、シ−クして到達したトラックで基準クロックの切り
換えに要する分だけ、無駄な時間を費やし、また不要な
トラックジャンプ動作が発生することになる。
【0004】こうした、ジャンプ、シ−クの誤りは、記
録媒体のプレフォ−マット部とデ−タ部2bとの各信号
の振幅に違いによって発生し、トラックを横切るときの
トラッキングエラ−信号は、デ−タ部2bに比べプレフ
ォ−マット部の方が振幅が低いことが原因となっている
。ジャンプ・シ−ク時は、トラッキングエラ−信号の数
を監視することにより、横切ったトラック数を検出し、
P/Uを目的トラックへ移動させており、トラックエラ
−信号の検出ミスにより異なったトラックへ誤って移動
してしまう。また、外乱ノイズによっても誤りは発生す
る。
【0005】尚、MCAV方式には、クロック周波数を
変えているもの以外に、外周方向に行くにしたがって回
転数を下げて記録することにより、総記録密度を高くし
ているものもある。この場合も、隣接ゾ−ンへ誤って移
動したときには、読み出しができなくなり、回転数を可
変して再生可能とする処理が必要であり、無駄な時間が
生じる。
【0006】ところで、このMCAV方式を採用してい
る記録媒体として、従来のものはクロック周波数の変更
、あるいは、モ−タ回転数の変更をスム−ズに行うため
、記録媒体上に各ゾ−ン間の間に無効領域を設けている
が、記録媒体の記憶容量が狭くなってしまう。これに対
して、特開平2−235221号公報には,無効領域を
設けずに連続して記録・再生できる装置が提案されてい
る。この公報記載の装置は、目的トラックを有するゾ−
ンに対して、一つ手前のゾ−ンのトラックでのトラック
番号を前のゾ−ン用のクロックで一度読んだ後、クロッ
クを目的ゾ−ンに有った周波数に切り換えて、P/Uを
移動する。P/U移動してゾ−ンが変わると、復調を試
み、復調できない場合には、再度移動して再び復調を試
みる。復調可能となると、トラック番号を読んで目的の
トラックへ再移動させる。この方式では、一回のシ−ク
動作において、少なくとも二度クロックを切り換えなけ
ればならず、切り換わりに要する時間分だけ移動に時間
がかかる。また、シ−ク動作も、二度行わなければなら
ない。そして、一つ手前のゾ−ンで、クロックの周波数
を合わせても、目的のゾ−ンに移動して再度クロックを
切り換える必要があり、一回目のクロック切り換え、及
び一つ手前のゾ−ンにおけるトラック番号の読み出しな
ど、無駄な時間が増えてしまう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、MC
AV方式には、総記録密度が高く、回路系が比較的複雑
化せずに実現でき、またシ−ク動作の高速化にも対応で
きる等の利点を有しながらも、従来の装置では、記録媒
体において異なるゾ−ンを越え、連続した記録/再生を
行うことができないと共に、記録媒体に無効領域を設け
ている分、記録容量が少くなくなっている。また、目的
トラックを有するゾ−ン以外のゾ−ンへ誤って移動した
場合でも、クロックの周波数を切り換える等のエラ−処
理のための無駄な時間が発生してしまう。あるいは、異
なるゾ−ンを渡って移動する場合にも、連続した記録/
再生を行わせるため、目的トラックを有するゾ−ン以外
でのクロックに切り換えたり、トラック番号を読み出す
等、無駄な時間が増えてしまい、結果的にアクセス時間
が遅くなるという欠点があった。
【0008】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、同一ゾ−ン内で行うのと同様に、異なるゾ−ンを渡
って移動する場合でも、記録媒体に無効領域を設けるず
に、連続した記録/再生動作を行うことができるように
すると共に、誤って目的トラックを有するゾ−ン以外の
ゾ−ンへ光ピックアップが移動しても、再生不能となる
こともなく、短時間のうちにトラックのID部にあるト
ラック番号を認識して、目的トラックへ再移動すること
のできるようにしたMCAV方式の光学式情報記録再生
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式情報記録
再生装置は、半径方向に複数のトラックを包含するゾ−
ンを有し、該ゾ−ン毎に異なるクロック周波数で記録再
生が行われると共に、ディスクの内周から外周に向かっ
て、1トラック当たりのセクタ数を段階的に変えている
MCAV方式の記録媒体へ、レ−ザ光を照射する光ピッ
クアップと、前記記録媒体の目的トラックへ該光ピック
アップを移動させる移動手段と、前記光ピックアップが
レ−ザ光を照射して、前記記録媒体に対して情報の記録
、再生の少なくとも一方の手段とを備えている光学式情
報記録再生装置であって、前記記録媒体へ情報を記録し
たり、記録媒体に記録された情報を再生したりする際に
、記録媒体のゾ−ンに適合したクロック周波数に設定さ
れるようになっている複数の基準クロック発生手段を備
えている。
【0010】
【作用】この構成による光学式情報記録再生装置は、記
録媒体へ情報を記録したり、記録媒体に記録された情報
を再生したりする際に、複数の基準クロック発生手段は
記録媒体のゾ−ンに適合したクロック周波数に設定され
る。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図11は本発明の一実施例に係り、図
1はCPU内部の機能を示すブロック図、図2は光磁気
ディスク装置の概略的な全体構成図、図3は基準クロッ
ク周波数の切り換えスイッチの例を示す構成図、図4は
光ディスクの一部を示す説明図、図5は記録媒体のデ−
タ・フォ−マットの例を示す説明図、図6は基準クロッ
ク周波数発生回路の切り換えタイミングを示すタイミン
グチャ−ト、図7はシ−ク動作時におけるフロ−チャ−
ト、図8は図7に続くフロ−チャ−ト、図9は図8に続
くフロ−チャ−ト、図10は図9に続くフロ−チャ−ト
、図11は図7ないし図10のフロ−チャ−トのサブル
−チン、図12は図7ないし図10のフロ−チャ−トの
サブル−チンである。
【0012】図2に示す光学式情報記録再生装置として
の光磁気ディスク装置1は、記録媒体としての光磁気デ
ィスク2へレ−ザ光を照射して、セクタ単位で情報の記
録/再生を行うものである。この光磁気ディスク装置1
は、ホストコンピュ−タ30により、この装置全体が統
括的に制御されるようになっている。
【0013】前記光磁気ディスク2は、MCAV方式の
媒体であって、図4にその一部を示すように、半径方向
に複数(一般に、1000本程度)のトラックを有する
ゾ−ンを備え、ゾ−ン毎に異なる基準クロックで記録・
再生されるものである。ゾ−ンは、内周側から外周側に
向かって、基準クロック周波数が段階的に高くなってい
る。尚、一点鎖線は、各ゾ−ンの中心を仮想的に示すゾ
−ン中心位置Cであり、ゾ−ン全体のトラック数が奇数
個の場合には、中心にある一つのトラックが相当する。 1トラックには複数のセクタが有り、図5に示すように
、1セクタは、トラック番号など情報を有するプレフォ
−マットされたID部2aと、情報が記録されるデ−タ
部2bとを備えている。また、ID部2aには、セクタ
の先頭を示すセクタマ−ク(SM)、トラック番号、ま
たゾ−ンの最終トラックの最終セクタを知らせるラスト
セクタ・フラグ等の情報がフォ−マットされ、デ−タ部
2bには、記録デ−タの同期を取るためのVFOを先頭
に、情報を書き込める領域等を有し、さらにセクタとセ
クタとの間には、ギャップ2cが設けられている。また
、光磁気ディスク2は、イニシャル時に、後述する光ピ
ックアップが最初に移動するリトラクト・ポジションを
有し、さらに、ディスクの種類(例えばMCAV方式)
、セクタ・フォ−マット(例えば512ハ゛イト/セク
タ、1024ハ゛イト/セクタ)等の情報がフォ−マッ
トされたコントロ−ル・トラックを有している。
【0014】前記光磁気ディスク装置1は、図示しない
モ−タ制御回路により回転が制御されるスピンドル・モ
−タ3と、図示しないレ−ザ光源、光学系及び光検出器
等を有し、光磁気ディスク2へレ−ザ光を照射する光ピ
ックアップ(以下、P/Uと略記する)4と、P/U4
を駆動するボイス・コイル・モ−タ(以下、VCMと略
記する)5と、図示しないアクチュエ−タを介して、フ
ォ−カシング、トラッキング及び精シ−クの駆動制御を
行うP/Uアクチュエ−タ駆動回路(ドライバ)6と、
VCM5を駆動制御して、粗シ−クを行わせるVCM駆
動回路(ドライバ)7と、情報記録時に、ホストコンピ
ュ−タ30からの記録デ−タを変調した変調信号を出力
する変調回路8とを備えている。前記P/U4は、変調
回路8の変調信号に応じて、記録用光束を出射するよう
になっている。
【0015】また、前記光磁気ディスク装置1は、前記
P/U4の光検出器が光磁気ディスク2からの反射光を
電気信号に変換し、この電気信号からトラッキングエラ
−信号(以下、TESと略記する)を検出するTES検
出回路9と、前記P/U4の光検出器が出力する電気信
号のうち、光磁気ディスク2のID部2aに対応する信
号を検出して、ID部信号として出力するプレフォ−マ
ット情報信号検出回路10Aと、光磁気ディスク2のデ
−タ部2bに対応する信号を検出して、デ−タ部信号と
して出力する光磁気情報信号検出回路10Bと、前記ホ
ストコンピュ−タ30により開閉制御される、前記プレ
フォ−マット情報信号検出回路10A、及び光磁気情報
信号検出回路10Bが出力する信号のいづれかを選択し
て出力するプレフォ−マット/記録部信号切り換え用ス
イッチ10C(以下、信号切り換えSW1と略記する)
と、前記プレフォ−マット情報信号検出回路10A、ま
たは光磁気情報信号検出回路10Bが出力する信号を、
信号切り換えSW1を介して入力し、2値化して出力す
る2値化回路11と、2値化された信号をもとの情報に
復調する復調回路12と、前記変調回路8及び復調回路
12へ、光磁気ディスク2のゾ−ンに対応する基準クロ
ックの周波数を段階的に切り換えて出力する第1の基準
クロック周波数発生回路13Aと、前記変調回路8及び
復調回路12へ、光磁気ディスク2のゾ−ンに対応する
基準クロックを段階的に切り換えて基準クロックを出力
する第2の基準クロック周波数発生回路13Aと、シ−
ク動作時に、基準クロック周波数の切り換え等、各種の
制御を行うCPU14と、このCPU14の指示により
、第1の基準クロック周波数発生回路13A、または第
2の基準クロック周波数発生回路が出力する基準クロッ
クのいづれかを切り換えて、前記変調回路8、及び復調
回路12へ入力させるクロック周波数選択部13C(以
下、クロック選択SW2と略記する)と、各種記録媒体
のデ−タ、例えばゾ−ンの切り替わり位置などをテ−ブ
ルとして記憶しているROM(リ−ド・オンリ−・メモ
リ)15と、CPU14が出力するトラッキングサ−ボ
0N/OFF信号により0N/OFFして、0Nのとき
に前記P/Uアクチュエ−タ駆動回路6へ前記TESを
入力するトラッキングスイッチ16とを備えている。尚
、図示例では、基準クロック発生手段としての基準クロ
ック周波数発生回路が2つの場合を示したが、図2に示
すように、個数は限定されるものではない。
【0016】前記変調回路8及び復調回路12は、第1
の基準クロック周波数発生回路13A、または第2の基
準クロック周波数発生回路13Bが出力する基準クロッ
クのタイミングで、変/復調を行うようになっている。 また、前記CPU14は、シ−ク時にTES検出回路9
のTESを監視すると共に、トラッキングサ−ボ0N/
OFFの指示をトラッキングスイッチ16へ出力するよ
うになっている。さらに、CPU14は、前記基準クロ
ックと、前記復調回路12で復調される信号との同期が
とれたか否かの同期/非同期信号を復調回路12より、
受け取るようになっている。前記P/Uアクチュエ−タ
駆動回路6は、トラッキングサ−ボ0N時に、トラッキ
ングスイッチ16を介し入力したTESに応じて、P/
U4のトラッキングを行うようになっている。さらに、
VCM7は、P/Uアクチュエ−タ駆動回路6を介して
入力するTES信号により、P/U4が光磁気ディスク
2の変動に対処する、いわゆる二段サ−ボを行うように
なっている。
【0017】また、図3には、クロック選択SW2の具
体的な構成例を示している。このクロック選択SW2は
、第1のANDゲ−ト40、インバ−タ41、第2のA
NDゲ−ト42、及びORゲ−ト43とから構成され、
CPU14が出力する指示信号がハイのときに、ORゲ
−ト43から第1の基準クロック周波数発生回路13A
の基準クロックを出力するようになっている。一方、こ
のクロック選択SW2は、CPU14が出力する指示信
号がロ−のときに、ORゲ−ト43から第2の基準クロ
ック周波数発生回路13Bからの基準クロックを出力す
るようになっている。
【0018】図1は、前記CPU14内部の機能を表し
た機能ブロックと、それに関連した周辺回路とを示して
いる。尚、この図示例では、複数の基準クロック発生手
段としての基準クロック周波数発生回路は任意の数nだ
け有しており、符号13Cは、n番目の基準クロック周
波数発生回路を示している。尚、基準クロック周波数発
生回路13A,13B,…13Cは、代表して符号13
で以下、表記する場合もある。
【0019】図1に示すように、前記ホストコンピュ−
タ30は、前記CPU14へ移動先の目的トラック番号
Njを出力したり、記録/再生の指示や記録/再生デ−
タの受け渡し等の管理を行うホストCPU31と、変調
回路8、及び復調回路12との間で記録/再生デ−タの
受け渡しを行う、例えば、SCSI(Small Co
mputerSystem Interface)等の
インタ−フェ−ス(以下、I/Fと略記する)32とを
備えている。このホストCPU31は、I/F32を介
して、前記信号切り換えSW1を切り換えるようになっ
ている。前記変調回路8は、変調デ−タをレ−ザ発光制
御回路8Aへ出力し、レ−ザ発光制御回路8Aは、変調
デ−タに応じた例えば、電流信号に変換して前記P/U
4へ出力し、P/U4は、変調デ−タに応じて、記録用
光束を出射するようになっている。
【0020】また、前記ROM15は、各種記録媒体の
デ−タが事前にテ−ブルとして格納されており、このテ
−ブルは、媒体毎に用意された、トラック番号−ゾ−ン
番号の変換テ−ブル(以下、N−Z変換テ−ブルと略記
する)15a、及びゾ−ン番号−開始及び終了トラック
記憶テ−ブル(以下、Z−NsNeテ−ブルと略記する
)15bである。
【0021】図1に示すように、前記CPU14は、復
調回路12が出力する復調デ−タのうち、ID部2aに
相当するデ−タからトラック番号を読み取るトラック番
号情報再生部17と、目的トラックとゾ−ン切り替わり
位置との位置関係判定部(以下、判定部と略記する)1
8と、前記判定部18の判定結果に基ずいて、基準クロ
ック周波数発生回路13A,13B,…13Cにそれぞ
れ異なるゾ−ンに適合する基準クロック周波数を設定・
指示、または停止させる周波数数設定/停止指示部(以
下、指示部と略記する)19と,前記トラック番号情報
再生部17が出力するP/U4が現在位置するトラック
の番号と、前記ホストCPU31が指示する目的トラッ
ク番号との差を計算して出力する移動トラック数計算部
(以下、計算部と略記する)20と、この計算部20が
出力するトラック差に応じて、前記P/U4を移動させ
る移動量を出力するP/U移動制御部21と、前記トラ
ッキングスイッチ16の切り換えを行うトラックサ−ボ
0N/OFF切り換え部(以下、サ−ボ切り換え部と略
記する)22と、光磁気ディスク2が有するゾ−ンの最
終セクタにあるラストセクタフラグを検出して、前記ク
ロック周波数選択部であるSW2へ切り換えを指示する
ラストフラグ発生部23と、前記トラック番号情報再生
部17において、トラック番号が読み出しできないとき
、所定の時間監視を続けて、所定の時間経過後に前記ク
ロック選択SW2の切り換えを指示する時間監視部24
とを備えている。
【0022】前記判定部18は、前記基準クロック周波
数発生回路13の個数が、偶数個の場合に、移動先であ
る目的トラックを有するゾ−ン(以下、特に記さない場
合は、目的ゾ−ンと称する)以外のゾ−ンのうち、目的
ゾ−ンに近いゾ−ン(以下特に記さない場合は、近接ゾ
−ンと称する)に適合する基準クロック周波数に設定す
る際、最も目的ゾ−ンに近いゾ−ン(すなわち、隣接ゾ
−ン)から次第に遠くなるゾ−ンへと優先順位(以下、
特に記さない場合は、ゾ−ン優先順位と称する)を設定
し、この設定したゾ−ン優先順位に従って、複数ある基
準クロック周波数発生回路の基準クロック周波数を設定
するものである。そして、判定部18におけるゾ−ン優
先順位は、目的ゾ−ンのゾ−ン中心位置Cに対して、目
的トラックが内周側にある場合、目的ゾ−ンの内周側に
位置するゾ−ンを優位として、目的ゾ−ンの両サイドに
渡って次第に遠くなるゾ−ンへ向かい、さらに目的トラ
ックが外周側にある場合、目的ゾ−ンの外周側に位置す
るゾ−ンを優位として、目的ゾ−ンの両サイドに渡って
次第に遠くなるゾ−ンへ向かって決定される。目的ゾ−
ンが、例えば図4に示すゾ−ン“3”であって、目的ゾ
−ンが外周側のとき、ゾ−ン優先順位は、近接ゾ−ンの
うちゾ−ン“4”、ゾ−ン“2”、ゾ−ン“5”、ゾ−
ン“1”…の順となって、例えば、基準クロック周波数
発生回路が4個の場合は、目的ゾ−ン“3”の次に、ゾ
−ン“4”、ゾ−ン“2”、ゾ−ン“5”の順で、それ
らゾ−ンに適合する基準クロック周波数に、前記基準ク
ロック周波数発生回路13を設定するための判定結果を
前記指示部へ出力するものである。具体的には、判定部
18は、目的トラックへ移動する場合に、ROM15の
N−Z変換テ−ブル15aから、ホストCPU31が出
力する移動先の目的トラック番号Njが含まれる目的ゾ
−ンの番号Zを読み出し、ROM15のZ−NsNeテ
−ブル15bから、読み出した目的ゾ−ン番号Zにおけ
る開始トラック番号Ns、及び終了トラック番号Neを
読み出すようになっている。さらに、判定部18は、開
始トラック番号Ns、及び終了トラック番号Neからゾ
−ン中心位置Cを求め、ゾ−ン中心位置Cに対して目的
トラック番号Njが大か、小かを判定し、目的トラック
がトラック中心位置Cに対して、内周側か、外周側かを
判定結果として出力するようになっている。
【0023】前記指示部部19は、判定部18の判定結
果に基づき、前記基準クロック周波数発生回路13A,
13B,…13Cへ、どのゾ−ンに適合した基準クロッ
ク周波数を設定すべきかを指示するものである。
【0024】ただし、前記基準クロック周波数発生回路
13が偶数個の場合には、目的ゾ−ンに対して、隣接な
いし近接ゾ−ンを担当する残りの基準クロック周波数発
生回路を均等に(例えば個数3で目的ゾ−ン“3”の場
合、ゾ−ン“2”及びゾ−ン“4”に)設定できるので
、判定部18を不要とすることができ、ホストCPU3
1が、直接ROM15にアクセスして、前記指示部19
が目的トラック番号Njに対応する必要なデ−タを受取
るようにしても良い。
【0025】前記計算部20は、前記トラック番号情報
再生部17が出力する光磁気ディスク2から読み出され
たトラック番号と、目的トラック番号Njとの差を計算
し、移動トラック本数をP/U移動制御部21へ出力す
るものである。
【0026】前記P/U移動制御部21は、最初のP/
U4移動時に指示部19の移動量に応じて、また再移動
時に計算部20の再移動量に応じて、P/Uアクチュエ
−タドライバ6、及びVCMドライバ7へP/U4の移
動(再移動)を指示するものである。また、このP/U
移動制御部21は、P/U4が所定トラックへ移動後に
、サ−ボ切り換え部22へトラッキングサ−ボ0Nを指
示し、サ−ボ切り換え部22は、切り替わり状態を知ら
せるようになっている。さらに、P/U移動制御部21
は、P/U4の移動中において、前記TES検出回路9
からのTESを基に、移動トラック数を監視するように
なっている。
【0027】また、この指示部19は、シ−ク時に、基
準クロック周波数発生回路13のクロック周波数の設定
・指示と共に、前記サ−ボ切り換え部22へトラッキン
グサ−ボOFFを指示するようになっている。
【0028】図13は、基準クロック周波数発生回路1
3の具体的な構成例を示している。この基準クロック周
波数発生回路13は、水晶45を接続した水晶発振器4
6と、この水晶発振器46の出力を分周する分周器47
と、この発生回路13の出力すなわち基準クロックを1
/N分周するプログラマルカウンタ48と、このプログ
ラマルカウンタ48の出力信号と分周器47の出力信号
との位相差を比較する位相比較器49と、この位相比較
器49の出力の低域成分を取り出すロ−パスフィルタ(
LPF)50と、LPFの出力に基づいて発振周波数を
制御する電圧制御発振器51と、CPU14が出力する
ゾ−ン指定信号に対応した分周比を格納したROM52
とをもって構成される。この基準クロック周波数発生回
路13は、CPU14からのゾ−ン指定信号に応じて、
ROM52を介して、プログラマルカウンタ48での分
周比を制御することにより、ゾ−ンに対応した周波数の
基準クロックを出力するようになっている。本実施例で
は、前記CPU14の指示部19からゾ−ン指定信号が
与えられ、周波数を切り換えるようになっている。
【0029】本実施例の作用について説明する。イニシ
ャラル動作時において、CPU14は、P/Uアクチュ
エ−タドライバ6、及びVCMドライバ6に、光磁気デ
ィスク2のコントロ−ルトラックへP/U4の移動を指
示する。P/U4移動後、CPU14は、復調回路12
を介して、コントロ−ルトラックに記録された情報を読
み取ると共に、装着した光磁気ディスク2に適合するR
OM15のテ−ブルを選択する。
【0030】トラッキング中において、トラッキングス
イッチ16が0Nとなっており、TES検出回路9が出
力するTESにより、P/Uアクチュエ−タドライバ6
は、前記アクチュエ−タを介して、P/U4を特定トラ
ックへ追従させている。この状態で、記録時において、
変調回路8は、インタ−フェ−ス32を介しホストCP
U31からの記録デ−タを変調し、P/U4は、変調回
路8が出力する変調デ−タをレ−ザ発光制御回路8Aを
介して入力する。P/U4は、電流信号に変換された変
調デ−タに応じて、光磁気ディスク2へ記録デ−タを記
録する。
【0031】一方、再生時には、P/U4の光検出器が
出力する信号から、プレフォ−マット情報信号検出回路
10Aは、例えば、ID2aの先頭に有るセクタマ−ク
を検出することにより、ID部2aが再生されているこ
とを認識し、トラック番号等のデ−タを検出する。一方
、光磁気情報信号検出回路10bは、P/U4の光検出
器が出力する信号から、例えば、デ−タ部2bの先頭に
有るVFOを検出すると、デ−タ部2bを再生している
ことを認識し、デ−タ部2bに記録された記録デ−タを
検出する。2値化回路1は、ホストCPU31により、
0N/OFFされる信号切り換えSW1を介して、ID
部2a及びデ−タ部2bに対応する検出デ−タを2値化
して、復調回路12へ出力する。復調回路12は、前記
変調回路8と逆のアルゴリズムで変調されたデ−タを復
調してもとの記録デ−タに再生し、インタ−フェ−ス3
1を介してホストCPU32へ出力すると共に、CPU
14のトラック番号情報再生部17へ出力する。このと
き、トラック番号再生部17は、復調回路が出力する信
号から、ID部2aに該当する信号から、現在トラッキ
ングしているトラック番号を読み取る。
【0032】次に、図4を参照してトラック・ジャンプ
、シ−ク時における動作について説明する。図7のステ
ップS1で、最初にホストCPU30は、目的(移動先
)トラック番号NjをCPU14の判定部18、及び計
算部20へ出力する。図7のステップS2で、計算部2
0は、トラック番号情報再部17が、復調回路12の出
力信号から得た、現在トラッキング中のトラック番号N
rを読み取る。図7のステップS3で、計算部20は、
ホストCPU30の目的トラック番号Njと、トラック
番号情報再生部19からのトラック番号Nrとが一致す
るか否か(Nj=Nr)を判断する。図7のステップS
4で、計算部20は、一致する(Yesの)場合、図9
のステップに継続し、一致しない(Noの)場合、移動
トラック本数である差(N=Nj−Nr)を計算し、P
/U移動制御部21へ出力する。
【0033】次に、図7のステップS4で、判定部18
は、ROM15のN−Z変換テ−ブル15aから、ホス
トCPU30が出力する目的トラック番号Njを含む目
的ゾ−ン番号Zを読み出す。図7のステップS6で、サ
ブル−チンNext.Zの処理に入る。サブル−チンN
ext.Zは、図11及び図12に示すように、基準ク
ロック周波数発生回路13が奇数個と、偶数個との場合
に分かれており、例えば、装置に合わせて、保有する両
サブル−チンうちのいずれか一方を事前に設定している
ものとする。
【0034】基準クロック周波数発生回路13が偶数個
の場合は、図11のサブル−チンNext.Zの処理が
行われる。図11のステップS31で、判定部18は、
図7のステップS5で読んだ目的ゾ−ン番号Zを基に、
ROM15のZ−NsNeテ−ブル15bより、目的ゾ
−ンの開始トラック番号Ns、及び終了トラック番号N
eを読み出す。図11のステップS32で、判定部18
は、目的ゾ−ンの中心位置C(=Ne+Ns/2)を求
める。 図11のステップS33で、判定部18は、目的トラッ
ク番号Njとトラック中心位置Cとの大小関係を判定(
C>Nj?)、すなわちトラック中心位置に対して目的
トラックが内周側にあるか、外周側にあるかの判定をし
て、この判定結果を指示部19へ出力する。目的トラッ
ク番号Njの方が大きい(Noの)場合、つまり、目的
ゾ−ンにおいて目的トラックが外周側にある場合、図1
1のステップS34で、指示部19は、ゾ−ン優先順位
を目的ゾ−ンZの次に、Z+1,Z−1,Z+2,Z−
2,Z+3…と決定する。そして、図7のステップS7
で、指示部19は、決定したゾ−ン優先順位に従い、適
合する基準クロック周波数を出力するように、基準クロ
ック周波数発生回路13をそれぞれ設定・指示する。
【0035】一方、基準クロック周波数発生回路13が
奇数個の場合、図12のサブル−チンNext.Zの処
理が行われる。ホストCPU31は、ROM15のN−
Z変換テ−ブル15bより、目的トラック番号Njを有
する目的ゾ−ンの番号Zを読み出し、指示部19へ目的
ゾ−ン番号Zを与える。そして、図12のステップS3
5で、指示部19は、ゾ−ン優先順位を目的ゾ−ンZの
次に、(Z+1,Z−1),(Z+2,Z−2),(Z
+3,Z−3)…と決定する。図7のステップS7で、
指示部19は、決定したゾ−ン優先順位に従い、適合す
る基準クロック周波数を出力するように、基準クロック
周波数発生回路13をそれぞれ設定・指示する。
【0036】尚、目的トラック番号Njが、開始トラッ
ク番号Ns、または終了トラック番号Neから所定の値
、例えばシ−ク時に、誤って移動するトラック本数の最
大(20本程度の)値より多い場合には、誤って隣のゾ
−ンへ移動することがないとして、一部の基準クロック
周波数発生回路13を停止しても良い。
【0037】図7のステップSに続き、図8のステップ
S8で、指示部19は、サ−ボ切り換え部22へトラッ
キングサ−ボOFFを指示し、サ−ボ切り換え部22は
、切り換え確認の信号をP/U移動制御部21へ出力す
る。図8のステップS9で、P/U移動制御部21は、
図7のステップS4で計算部20が出力した移動トラッ
ク本数Nに応じた移動量を、P/Uアクチュエ−タドラ
イバ6、及びVCMドライバ7へ出力する。そして、P
/Uアクチュエ−タドライバ6、及びVCMドライバ7
は、P/U移動制御部21の移動量に応じてP/U4を
移動させる。図8のステップS10で、P/U移動制御
部21は、サ−ボ切り換え部22へトラッキングサ−ボ
0Nを指示し、サ−ボ切り換え部22は、トラッキング
スイッチ16を0Nして、トラッキング状態となる。次
に、図8のステップS11で、トラック番号情報再生部
17は、移動後のトラック番号Nxが読み出し可能か、
すなわち、復調回路で同期がとれているか否かを判断す
る。同期が取れない(Noの)場合、図8のステップS
12で、時間監視部24は、所定時間経過したか否かを
判断し、経過していない(Noの)場合、再び図8のス
テップS11に戻る。また、経過している(Yesの)
場合、図8のステップS13で、時間監視部24は、ク
ロック選択SW2を切り換え、異なる基準クロック周波
数の基準クロック周波数発生回路13を選択する。そし
て、異なる基準クロック周波数で、再度トラック番号の
読み出しが可能か、図8のステップS11へ再び戻る。 ここで、トラック番号情報再生部17がトラック番号を
読むためには、最低1セクタ分、P/U4がトレ−スし
なければ確実には読み出せないので、所定の時間は、最
低でもP/U4が1セクタ分、トレ−スするために要す
る時間以上に設定しなければならない。
【0038】一方、図8のステップS11で、移動後の
トラック番号Nxが読み出し可能な(Yesの)場合、
図8のステップS14で、トラック番号情報再生部17
は、移動後のトラック番号Nxと、目的トラック番号N
jとの照合(Nx=Nj?)を行い、不一致の(Noの
)場合、シ−ク動作が不成功なので、再度シ−ク動作を
行うため、図8のステップS15で、計算部20は、再
度トラック差(N=Nj−Nx)を求め、図8のステッ
プS8に戻る。また、図8のステップS14において、
一致する(Yesの)場合、シ−ク動作が成功したので
、図9のステップS16へ継続する。
【0039】図7のステップS3、または図9のステッ
プS16で、目的トラックへシ−クできたことが認識さ
れたので、図9のステップS16で、ホストコンピュ−
タ30は、信号を出力するように復調回路12へ指示し
、トラック番号情報再生部17は、復調回路12が出力
する信号から、ID2aにあるデ−タの読み出しを開始
する。図9のステップS17で、ラストセクタ発生部2
3は、トラック番号情報再生部1が出力するデ−タと、
ROM15からの終了トラック番号Neとを照合し、読
み出された目的トラック番号が、ゾ−ンの最終トラック
か否かを判断する。最終トラック(Yes)の場合、図
9のステップS18で、ラストセクタ発生部23は、セ
クタ番号がラストセクタか否かを判断する。Yesの場
合、図9のステップS19で、ラストセクタ発生部23
は、ラストセクタ0N、つまりラストセクタを示すラス
トセクタ・フラグを検出し、図9のステップS21に継
続する。一方、図9のステップS17でNoの場合、す
なわち最終トラックではないので、ラストフラグ発生部
23は、図9のステップS20で、ラストフラグが検出
されないとして、ラストフラグOFFとする。また、図
9のステップS18で、Noの場合、図9のステップS
20で、ラストフラグ発生部23は、ラストフラグOF
Fとなり、図9のステップS21に継続する。
【0040】そして、図9のステップS21で、ホスト
コンピュ−タ30より、情報の記録/再生の指示が有る
か否かを判断し、指示がない(Noの)場合、再び図9
のステップS16に戻る。また、指示がある(Yesの
)場合、図9のステップS22で、ホストコンピュ−タ
30は、信号切り換えSW1の切り換えを行い、光磁気
情報信号検出回路10Bを選択する。そして、図9のス
テップS23で、例えば再生指示が出力されている場合
、復調回路12は、光磁気情報信号検出回路10Aの出
力信号を2値化回路11を介して、入力し復調を開始す
る。また、例えば記録指示が出力されている場合、変調
回路8は、レ−ザ発生制御回路8Aを介して、P/U4
へ変調デ−タを出力し、P/U4は、変調デ−タに応じ
て、記録用光束を出射する。図9のステップS24で、
ホストコンピュ−タ30は、1セクタに書き込むべきデ
−タがすべて記録されたか、あるいは1セクタから読み
出すべきデ−タがすべて再生されたか否かを判断する。 終了していない(Noの)場合、図9のステップS23
の処理に戻って継続し、終了した(Yesの)場合、図
10のステップS25へ処理が継続して行く。
【0041】図10のステップS25では、前述した図
9のステップS19、またはステップS20の結果によ
って、ラストフラグ発生部23は、例えばラストフラグ
OFFのとき、すなわちNoのとき、ゾ−ンは切り替わ
らないので、図9のステップS26へ継続し、信号切り
換えSW1を切り換えて、プレフォ−マット情報信号検
出回路10Aを選択して、次のセクタのID部2aに備
える。
【0042】また、例えばラストフラグ0Nのとき、す
なわちYesのとき、ゾ−ンが切り替わるので、図10
のステップS27へ継続し、クロック選択SW2を切り
換えて、現在使用している基準クロック周波数発生回路
から、次のゾ−ンに適合した基準クロック周波数に設定
されている基準クロック周波数発生回路に切り換え、次
のゾ−ンの最初のトラック、最初のセクタの情報の記録
/再生に備える。そして、図9のステップS26で、信
号切り換えSW1を切り換えて、プレフォ−マット情報
信号検出回路10Aを選択して、最初のセクタに有るI
D部2aのデ−タ読み出しに備える。そして、図9のス
テップS16で、後続すべき最初のセクタが確認されれ
ば、再び情報の記録/再生処理が行われていく。
【0043】ところで、基準クロックの切り換えのタイ
ミングは、信号切り換えSW1を開閉させる信号である
図6(a)に示す、ホストコンピュ−タ30の記録/再
生指示信号の立ち下がり、すなわち、ギャップ2cの開
始から、図6(b)に示すようにギャップ2cが終了す
る間に、クロック選択SW2の切り換えを行うようにし
ている。
【0044】本実施例において、例えば、図2に示すよ
うに、基準クロック周波数発生回路13を2個有すると
して、具体例を基に、トラッキング及びトラック・ジャ
ンプ、シ−クについて述べる。例えば、P/U4が、図
4に示すゾ−ン“2”のトラックN1をトラッキングし
ている場合、第1の基準クロック周波数発生回路13A
は、ゾ−ン“2”に適合する基準クロック周波数に設定
されており、変調回路8、及び復調回路12には、ゾ−
ン“2”に合った基準クロックが出力されている。また
、トラックN1は、ゾ−ン“1”にあってゾ−ン中心位
置に対して、内周側に位置するので、第2の基準クロッ
ク周波数発生回路13Bは、ゾ−ン“2”に適合する基
準クロック周波数に設定されている。この状態で、記録
を行う場合、ホストコンピュ−タ30は、信号切り換え
SW1をプレフォ−マット情報信号検出回路10A側に
切り換えて、復調回路12を介して、トラック番号を確
認する。現在のトラック番号の確認後、書き込みしても
良ければ、ホストコンピュ−タ30は、変調回路8へ記
録すべきデ−タを転送し、変調回路8はデ−タを変調し
て出力し、P/U4は、変調デ−タに応じて記録を行う
。また、再生を行う場合、ホストコンピュ−タ30は、
記録時と同様に現在のトラック番号を確認したうえで、
再生を開始する。プレフォ−マット情報信号検出回路1
0Aは、ID部2aにフォ−マットされたトラック番号
等のデ−タを信号切り換えSW1を介して、2値化回路
11へ出力し、2値化回11は復調回路12を介して、
CPU14及びホストコンピュ−タ30へデ−タを出力
する。次に、ホストコンピュ−タ30は、信号切り換え
SW1を光磁気情報信号検出回路10B側へ切り換え、
2値化回路11は、デ−タ部2bに記録された光磁気に
よる記録デ−タを2値化し、復調回路12は、2値化回
路11が2値化した信号を復調する。
【0045】続いて、トラッキングを継続し、例えば、
ゾ−ン“2”のトラックN1から同じゾ−ンのトラック
N2へ移動した状態にあるとすると、CPU14の指示
部19は、第1の基準クロック周波数発生回路13Aに
は、ゾ−ン“2”の基準クロック周波数を維持するよう
に指示し、記録/再生を行う。一方、図4に示すように
、トラックN2がゾ−ン“2”の外周側に位置するので
、指示部19は、基準クロック周波数がゾ−ン“3”に
適合するように、第2の基準クロック周波数発生回路1
3Bへ設定・指示する。尚、トラックN2の位置が、ゾ
−ン“3”の開始トラックから所定の本数、例えば10
本以上離れていれば、第2の基準クロック周波数発生回
路13Bの発振を停止し、消費電力の低減化を図るよう
にしても良い。この場合は、CPU14のトラック番号
情報再生部17によりID部2aのトラック番号を読み
続け、隣接ゾ−ンであるゾ−ン“3”との差を監視する
必要がある。そして、この差が、所定の10本以下にな
ったときに、指示部19は、ゾ−ン“3”に合った基準
クロック周波数で発信するように指示を出せば良い。
【0046】そして、P/U4が、ゾ−ン“2”の最後
のトラックをトラッキングしている状態で、さらに次の
ゾ−ン“3”の最初のトラックへ継続して、記録/再生
を行う場合には、ゾ−ン“2”における最終トラックの
最終セクタに有るデ−タ部2bに対し、記録/再生を行
った後、ギャップ2cの間を利用してクロック選択SW
2を切り換える。すなわち、ゾ−ン“3”の最初のトラ
ック、かつ最初のセクタマ−クが検出されるまでの時間
内に、CPU14は、クロック選択SW2を切り換え、
事前にゾ−ン“3”の基準クロック周波数に設定されて
いる第2の基準クロック周波数発生回路13Bに切り換
えて、変調回路8、及び復調回路12へ送り、CPU1
4は、復調回路12が出力する信号からゾ−ン“3”最
初のトラック、最初のセクタのID部2aを読む。この
様に、本実施例では、ゾ−ン“2”の最終トラック、最
終セクタに連続して、次のゾ−ン“3”の最初のトラッ
ク、最初のセクタへ情報の記録/再生を行うことができ
る。また、基準クロックの切り換えは、事前に設定した
うえでクロック選択SW2により、例えば図3に示すよ
うに、選択的に切り換えているので、基準クロック周波
数発生回路の内部で切り換える応答時間に比較して、高
速に切り換え可能である。この基準クロック周波数発生
回路は、例えばロ−パスフィルタなどのアナログ部を有
している分だけ、応答時間が遅い。
【0047】またさらにトラッキングを継続して、P/
U4が、ゾ−ン“3”のトラックN4に移動した状態で
、第2の基準クロック周波数発生回路13Bは、ゾ−ン
“3”における所定の基準クロック周波数を維持し、こ
の第2の基準クロック周波数発生回路13Bの基準クロ
ックで記録/再生を行う一方、トラックN4がゾ−ン“
3”のゾ−ン中心位置より外周側に位置するので、CP
U14の指示部19は、第1の基準クロック周波数発生
回路13Aにゾ−ン“4”における所定の周波数に設定
を指示し、第1の基準クロック周波数発生回路13Aは
、基準クロック周波数を切り換える。この状態で、ゾ−
ン“3”から次のゾ−ン“4”を越えて、記録/再生が
行われる場合、基準クロック周波数の切り換えは、第2
の基準クロック周波数発生回路13Bから第1の基準ク
ロック周波数発生回路13Aを選択するだけで、しかも
ギャップ2c間に切り換えが行われるので、ロスタイム
がなく、スム−ズに連続して記録/再生を行うことがで
きる。
【0048】トラックジャンプ、シ−ク動作によるP/
U4の移動について具体例をもって説明する。図4に示
すゾ−ン“4”のトラックN5から、ゾ−ン“3”のト
ラックN3へ移動する際、トラックN5に対して、第2
の基準クロック周波数発生回路13Bが出力する基準ク
ロック周波数で、情報の記録/再生を行っている場合、
CPU14は、トラックN5から移動するときに、第1
の基準クロック周波数発生回路13Aへ、目的ゾ−ンで
あるゾ−ン“3”における所定の基準クロック周波数に
設定・指示を出す。一方、目的トラックであるトラック
N3が、ゾ−ン“3”のゾ−ン中心位置よりも内周側に
位置するので、CPU14は、より近いゾ−ンであるゾ
−ン“2”における所定の基準クロック周波数に切り換
えるように、第2の基準クロック周波数発生回路13B
へ設定を指示する。このとき、シ−ク中の時間を利用し
て、第1、及び第2の基準クロック周波数発生回路13
A,13Bが出力する基準クロック周波数を切り換える
。同時に、CPU14は、クロック選択SW2を切り換
えて、第1の基準クロック周波数発生回路13Aが変調
回路8、及び復調回路12へ基準クロックを供給する。 そして、到達したトラックが、目的のトラックN3であ
ることを確認した後、記録/再生を行う。従って、ロス
タイムが無く、連続してトラックジャンプ、シ−クを行
うことができ、アクセス時間の短縮を図ることができる
【0049】また、誤って移動した場合、例えばトラッ
クN3とは異なるトラックN4にP/U4が移動しても
、移動先が同一ゾ−ンなので、基準クロック周波数が同
一なのですぐに復調でき、移動先のトラック番号を認識
できる。そして、CPU14は、認識されたトラック番
号と、目的トラック番号との差を計算して、基準クロッ
ク周波数発生回路13の設定を変更せずに、再びアクチ
ュエ−タドライバ6、及びVCMドライバへ移動を指示
する。P/U4は、目的トラックN3へ向かって移動す
る。再度、シ−ク失敗の時は、同じ動作を繰り返す。
【0050】さらにまた、移動先が、目的ゾ−ンである
ゾ−ン“3”と異なるゾ−ン、例えば、ゾ−ン“2”の
トラックN2へ移動してしまった場合は、第1の基準ク
ロック周波数発生回路13Aの出力では、同期が取れず
再生できないので、CPU14は、エラ−処理として、
クロック選択SW2を切り換え、第2の基準クロック周
波数発生回路13Bの基準クロックを選択し、この基準
クロックが変調回路8、及び復調回路12へ出力される
。このように、移動先の目的トラックが、目的ゾ−ンの
ゾ−ン中心位置に対して、目的トラックの位置が内周側
か、外周側かを判断し、近い方のゾ−ンに有った所定の
基準クロック周波数に、基準クロック周波数発生回路1
3を設定しているので、ロスタイムなく、エラ−処理が
行うことができる。すなわち、シ−ク動作により、P/
U4を移動させる場合に、誤って移動するトラックと目
的トラックとの差は、通常、多くて10数本程度であり
、誤りの確率は、隣接ゾ−ン、しかも目的トラックの位
置に対して、より近いゾ−ンへ移動する確率がもっとも
高いので、このゾ−ンに合ったクロック周波数に、基準
クロック周波数発生回路を設定しておけば、容易に、ロ
スタイム無くエラ−処理ができる。なお、3個以上、基
準クロック周波数発生回路を設けている場合は、前述し
たゾ−ン優先順位、すなわち、目的ゾ−ンにより近い順
に、設定された基準クロック周波数発生回路を選択して
、クロック周波数を切り換えて行けば、確率的にも、エ
ラ−処理の短縮化が図れ、無駄な時間を減少できる。
【0051】さらに、トラックジャンプ、シ−ク時によ
り、P/U4がゾ−ン“4”のトラックN5からゾ−ン
“2”のトラックN2へ移動する場合、CPU14は、
第1の基準クロック周波数発生回路13Aへ、ゾ−ン“
2”に合ったクロック周波数を設定・指示する一方、ト
ラックN2がゾ−ン中心位置より外周側に位置するので
、ゾ−ン“3”に合ったクロック周波数に切り換えるよ
うに、第2の基準クロック周波数発生回路13Bへ指示
する。そして、前記同様にシ−ク動作を行い、また、シ
−ク・ミスの時にも前述した処理により復帰していく。
【0052】尚、トラッキング中のトラック、あるいは
シ−ク時の目的トラックと、隣接ゾ−ンとの位置関係、
つまり所定のトラック数離れている時に、基準クロック
周波数発生回路を停止するようにすれば、消費電力の低
減化を図ることができる。
【0053】ところで、本発明は、前記実施例において
、スピンドル・モ−タ3の回転数が一定であるMCAV
方式のものを示したが、この基準クロック周波数可変方
式に代えて、スピンドル・モ−タ3の回転数を可変する
複数の回転数可変手段を設ければ、記録媒体のゾ−ン間
での基準クロック周波数が一定で、回転数を変化させる
MCAV方式にも有効である。
【0054】尚、本発明は、再生型、追記型、記録型の
装置にも適用でき、また、記録媒体としては、光磁気効
果を利用したものに限らず、光学式あるいは相変化によ
る媒体に対しても有効である。
【0055】
【発明の効果】前述したように本発明によれば、ゾ−ン
を渡って記録/再生する場合でも、連続して、しかもロ
スタイム無く、記録/再生ができ、シ−ク動作によって
、光ピックアップが誤って、目的トラックを有するゾ−
ン以外のゾ−ンへ移動しても、複数の基準クロック発生
手段により、事前に設定された基準クロックにより、ロ
スタイム無く、移動先トラックの位置を確認できるので
、再移動も短時間のうちに確実に行うことができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は一実施例におけるCPU内部の機能を示
すブロック図。
【図2】図1に示す装置の概略的な全体構成図。
【図3】図3は基準クロック周波数の切り換えスイッチ
の例を示す構成図。
【図4】図4は光ディスクの一部を示す説明図。
【図5】図5は記録媒体のデ−タ・フォ−マットの例を
示す説明図。
【図6】図6は基準クロック周波数発生回路の切り換え
タイミングを示すタイミングチャ−ト。
【図7】図7はシ−ク動作時におけるフロ−チャ−ト。
【図8】図8は図7に続くフロ−チャ−ト。
【図9】図9は図8に続くフロ−チャ−ト。
【図10】図10は図9に続くフロ−チャ−ト、
【図1
1】図11は図7ないし図10のフロ−チャ−トのサブ
ル−チン。
【図12】図12は図7ないし図10のフロ−チャ−ト
のサブル−チン。
【図13】図13は基準クロック周波数発生回路の具体
例を示す構成図。
【符号の説明】
1…光磁気ディスク装置 2…光磁気ディスク 6…P/Uアクチュエ−タドライバ 7…VCMドライバ 9…TES検出回路 12…復調回路 13…基準クロック周波数発生回路 13C…クロック周波数選択部 14…CPU 15…ROM 17…トラック番号再生部 18…目的トラックとゾ−ン切り換え位置との位置関係
判定部 20…移動トラック数計算部 21…P/U移動制御部 22…トラックサ−ボ0N/OFF切り換え部23…ラ
ストフラグ発生部 24…時間監視部 30…ホストコンピュ−タ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半径方向に複数のトラックを包含するゾ−
    ンを有し、該ゾ−ン毎に異なるクロック周波数で記録再
    生が行われると共に、ディスクの内周から外周に向かっ
    て、1トラック当たりのセクタ数を段階的に変えている
    MCAV方式の記録媒体へ、レ−ザ光を照射する光ピッ
    クアップと、前記記録媒体の目的トラックへ該光ピック
    アップを移動させる移動手段と、前記光ピックアップが
    レ−ザ光を照射して、前記記録媒体に対して情報の記録
    、再生の少なくとも一方の手段とを備えている光学式情
    報記録再生装置において、前記記録媒体へ情報を記録し
    たり、記録媒体に記録された情報を再生したりする際に
    、記録媒体のゾ−ンに適合したクロック周波数に設定さ
    れるようになっている複数の基準クロック発生手段を備
    えていることを特徴とする光学式情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】前記複数の基準クロック発生手段のうち、
    一つの基準クロック発生手段は、前記光ピックアップが
    トラッキング中のトラックを有するゾ−ンに適合するク
    ロック周波数に設定し、他の基準クロック発生手段は、
    前記光ピックアップがトラッキング中のトラックを有す
    るゾ−ン以外のゾ−ンに適合するクロック周波数に設定
    することを特徴とする請求項第1項記載の光学式情報記
    録再生装置。
  3. 【請求項3】前記他の基準クロック発生手段は、前記光
    ピックアップがトラッキングしているトラックの位置に
    応じて、トラッキング中のトラックを有するゾ−ンと隣
    接ないし近接したゾ−ンに適合するクロック周波数に設
    定することを特徴とする請求項第2項記載の光学式情報
    記録再生装置。
  4. 【請求項4】光ピックアップを記録媒体の半径方向に移
    動させるシ−ク動作において、前記複数の基準クロック
    発生手段のうち、一つの基準クロック発生手段は、前記
    光ピックアップが移動しようとする目的トラックを有す
    るゾ−ンに適合するクロック周波数に設定し、他の基準
    クロック発生手段は、前記光ピックアップが移動しよう
    とする目的トラックの位置に応じて、目的トラックを有
    するゾ−ン以外のゾ−ンに適合するクロック周波数に設
    定することを特徴とする請求項第1項記載の光学式情報
    記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5495458A (en) * 1993-11-11 1996-02-27 Fujitsu Limited Optical disk apparatus for detecting error readings of a track address in MCAV format

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