JP3690358B2 - 複数データの記録方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数データの記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
情報を光学的にあるいは光磁気的に記録して、光学的に再生する種々の光記録媒体が開発され、実用化されている。かかる光記録媒体は、再生専用のもの、記録・再生兼用のものなどがある。従来のハイブリッドMD(ミニディスク)には再生領域と記録領域があり、CDプラスには音楽などが記録されたCDDA領域とコンピュータデータなどが記録されているCDROM領域があり、これらのディスクでは物理的に1枚のディスクでありながら、用途が異なるかあるいはデータフォーマットの異なる複数のデータ記録エリアを有している。なお、DVDでも同様である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる複数の記録領域(エリア)の双方に相互に関連するデータが記録されている場合、その再生は次のように行っていた。すなわち、これらの関連するデータを単に別々に再生するか、特に関連データ同志を同期再生させる必要があるときは、光記録媒体から再生された関連データの少なくとも一方をパソコンの大容量メモリに取り込み、他方のデータの光記録媒体からの再生に同期させて再生していた。
【0004】
また、カラオケのようにオーケストラなどの演奏が記録されたディスクを用いて、カラオケユーザが自分の歌声を記録して、演奏と同期再生する場合にも、上記同様パソコンのメモリを利用して同期をとる必要があった。さらに、関連する2つのデータを同期記録しようとするときも同様であった。
【0005】
したがって、本発明は複数のデータをディスクに記録する複数データの記録方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は下記の(1)〜(3)の構成を有する複数データの記録方法を提供する。
(1) 第1データを記録する第1データエリアと第2データを記録する第2データエリアとを有するディスクに、前記第1データを記録しつつ、前記第2データを前記第2データエリアに記録する複数データの記録方法であって、
記録開始ステップと記録ステップとを備え、
前記記録開始ステップは、
前記第1データをメモリに書き込み、ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込みを開始するステップであり、
前記記録ステップは、
前記記録開始ステップで行われる前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の関係に対して、前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の関係が異なるように、前記第1データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込み、前記第1データと前記第2データとの記録再生を交互に行うステップであることを特徴とする複数データの記録方法。
(2) 第1データを記録する第1データエリアと第2データを記録する第2データエリアとを有するディスクに、前記第1データを記録しつつ、前記第2データを前記第2データエリアに記録する複数データの記録方法であって、
記録開始ステップと記録ステップとを備え、
前記記録開始ステップは、
前記第1データをメモリに書き込み、ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込みを開始するステップであり、
前記記録ステップは、
前記記録開始ステップで行われる前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の閾値の関係に対して、前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の閾値の関係が異なるように、前記第1データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込み、前記第1データと前記第2データとの記録再生を交互に行うステップであることを特徴とする複数データの記録方法。
(3) 請求項1又は2記載の複数データの記録方法であって、
前記記録開始ステップは、
前記第1データを第1のレベルまで前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを第2のレベルまで前記メモリに書き込み、前記メモリから読み出して前記第2データエリアに書き込むステップであり、
前記記録ステップは、
前記第1データを前記第1のレベルより高い第3のレベルまで前記メモリに書き込み、前 記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから読み出して前記第1データエリアに書き込むステップであることを特徴とする複数データの記録方法。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下図面とともに本発明の実施の形態を好ましい実施例によって説明する。
図1はデータ記録済ディスクの好ましい例の平面を模式的に示す図である。このディスク10は直径120mmの光記録媒体であり、内周から外周へ向って第1リードインエリア11、第1データエリア12、第1リードアウトエリア13、第2リードインエリア14、第2データエリア15、第2リードアウトエリア16の順で各領域が略同心円状に配列されている。ここで、第1リードインエリア11は、第1データエリア12の各データのアドレスなどを記録しておく第1TOCを構成し、また第2リードインエリア14は、第2データエリア15の各データのアドレスなどを記録しておく第2TOCを構成している。
【0008】
図2及び図3はこれらの第1と第2のTOCの記録データを模式的に示す図である。図2及び図3で*印を付けた同期データのアドレス(スタートアドレス及びエンドアドレス)は本発明特有のものであり、かつ△印を付けたモードの中には記録の許可・禁止、コピーの許可・禁止、オーディオデータ・ビデオデータの区別、モノラル・ステレオの区別、エンファシスのオン・オフの区別の他に本発明特有のものとして同期情報の存在を示す識別データが記録されている。上記本発明特有である同期データのアドレスと識別データは第1と第2の両TOCに予めディスクの製造時に書き込んでおくことにより、再生時にはどちらのTOCをアクセスしても第1データエリア12と第2データエリア15のデータを同期再生すべきか否かが判断できるようになる。その結果、再生の態様としては、第1データエリア又は第2データエリアのいずれか一方の単独再生と、両エリアの同時進行的同期再生の3つの態様が可能となる。
【0009】
上記例では、第1データエリア12と第2データエリア15が共に記録済であり、再生専用のディスクからの情報の同期再生について説明したが、第1データエリア12にはカラオケの演奏を予め記録しておき、第2データエリア15はセクタは構成されているものの、記録可能としておき、ディスクの販売時にはデータの入っていない状態のものとすることもできる。すなわち、記録・再生兼用タイプのディスクとし、カラオケの演奏を第1データエリア12から再生しながらユーザが歌声を第2データエリア15に同期録音し、再生時には演奏と歌声を同期再生することもできる。なお、図2の第1のTOC中のディスクタイプには、記録・再生兼用タイプか、再生専用タイプか、あるいは一方のエリアのみ再生専用タイプかが示される。
【0010】
[表1]
かかる記録・再生兼用タイプのディスクの使用例について説明する。
第1データエリア カラオケ音声又は動画付き音声
第2データエリア 各ユーザの歌声
を入れて、練習時は第1データエリアのみを再生して練習し、
録音時は第1データエリアを聞きながら第2データエリアに各ユーザの声のみを録音し、再生時は第2データエリアの各ユーザの声のみを再生してもよいし、
再生時は第1データエリアと第2データエリアを同時に再生し各ユーザの声とそれぞれミキシングしながら聴くとか、第1データエリアの動画のみを再生し、
音声は再生せず、第2データエリアの歌声を再生する。
【0011】
[表2]
第1データエリア 音楽
第2データエリア 上記音楽に関連したビデオクリップ
当初は第1データエリアの音楽を録音して、
第2データエリアに上記音楽に関連したビデオクリップをあらためてTOC上の同期情報とともに記録して、聴きたい時にはビデオクリップの画像も同期再生する。
この場合は、同期情報を両TOCに記録する。
また、第1データエリアが再生専用などの場合は当然第2データエリアのみ同期情報を記録するし、再生時も片方のみを読み込む。
【0012】
次に、同期再生方法の好ましい例について説明する。図5は、同期再生方法の好ましい例を示すフローチャートである。この同期再生方法並びに後述する同期記録・再生方法及び同期記録方法はいずれも、図4に示すブロック図の構成を有するディスク装置により実行される。なお、以下の例は同期再生方法、同期記録・再生方法及び同期記録方法であるが、図4のディスク装置は記録・再生の両機能を有するものとして説明してあるが、再生のみを行う場合は記録機能は不要であることは言うまでもない。
【0013】
図4において、ディスク10がスピンドル(SP)モータ18によりCLV(線速度一定)で回転されるようモータドライバ/トラッキング・フォーカスサーボ制御回路24により制御が行われる。光ヘッドは光ピックアップ20Aと記録用磁気(磁界変調)ヘッド20Bを有していて、サーボ制御回路24によりその移動などが制御される。光ピックアップ20Aによりディスク10より読み出されたEFM信号はプリアンプなどを含む再生回路28に供給され、その出力信号は信号処理回路32に与えられる。記録時には信号処理回路32からの信号が記録アンプなどを含む記録回路26を介して記録用磁気ヘッド20Bに供給される。システムコントローラ30は信号処理回路32及びサーボ制御回路24と信号の授受を行い、光ディスク記録・再生装置全体を制御する。光ピックアップ20Aの出力信号は、アドレス再生回路22にも与えられ、ここで予めディスクに書き込まれているADIP信号、すなわちウォブリングにFM変調された書き込まれたアドレス情報と速度情報から光ピックアップ20Aの現在のトラックを判断し、再生されたアドレスはサーボ制御回路24に与えられる。
【0014】
信号処理回路32には第1及び第2データを外部と授受するための端子がそれぞれ設けられている。また、第1及び第2メモリ34、36が信号処理回路32に接続され、データの一時的保存と、その後の読み出しが行われる。信号処理回路32の出力信号はモータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路24に供給され、スピンドルモータ18の回転制御と光ピックアップのトラッキングサーボ制御及びフォーカスサーボ制御を行う。光ピックアップ20A及び記録用磁気ヘッド20Bは図示省略のトラバースモータにてディスク10の半径方向に移動可能であり、また図示省略のフォーカスサーボ制御機構により光ピックアップ20Aの対物レンズがフォーカス方向、すなわち光路に沿った方向に移動可能である。信号処理回路32及びモータドライバ/トラッキング・フォーカス制御回路24はシステムコントローラ30と信号授受し、ディスク装置全体の動作が制御される。なお、ユーザが各種指示を入力するための入力部は図示省略されている。システムコントローラ30は周知のようにCPUを有し、また信号処理回路32もCPUを有していて、後述のフローチャートなどに従った動作を行う。
【0015】
光ピックアップ20Aはまた、レーザビームをディスク10に照射するレーザダイオードを有し、その反射光に基づいてディスク10に記録された光学的情報を再生した信号を出力したり、周知の非点収差法によるフォーカスエラー信号や位相差法によるトラッキングエラー信号を検出するためにも用いられる。これらのエラー信号は再生回路28を介して信号処理回路32で処理され、サーボ制御回路24に必要なフィードバック情報を供給する。なお、図4の構成はMD用のディスク装置と同様に記録回路26と記録用磁気ヘッド20Bを有しているが、CDプラスのように再生専用の場合は、かかる記録用磁気ヘッド20Bは不要である。また、DVDなどのように相変化による記録を行うタイプの場合は、レーザビームパワーを再生時より高くし、記録層が相変位点を超えるように加熱することにより記録を行うので、やはり図4の記録用磁気ヘッド20Bは不要である。
【0016】
次に同期再生方法の例について図5のフローチャートなどに沿って説明する。第1、第2データエリアとも記録可能エリアであって、既に、第1データエリアにカラオケ音声又は動画付き音声、第2データエリアに各ユーザの歌声が入っていて、図示しない入力装置によって同期再生の指示が有った場合の処理は図5のフローチャートのようになる。まず電源を入れた状態でフォーカスのサーボをオンし(ステップS1)、スピンドルモータを起動し(ステップS2)トラッキング制御をし(ステップS3)、アドレスを検出し(ステップS4)、TOCのデータを読み込む(ステップS5)。
【0017】
図示省略の制御指示入力部から同期再生の指示が入力されたものとして説明すると、かかる指示があったか否かを判断し(ステップS6)、指示のないときは通常再生ルーチンなどへ移行する。同期再生の指示があるときは、同期データを含むTOCデータをシステムコントローラ30が記憶しているから、CDのようにディスクからのデータ読み出しレートと、音声データなどの最終データの送出レートが同じ場合か否かを判断し(ステップS7)、レート比が1でないときは少なくともこのレート比が2倍以上(例として4倍)の所定値になるようにスピンドルモータの回転数を上げる(ステップS8)。なお、MDのようにもともと圧縮伸長レート比が5倍のものはそのままでよい。図6は、光ピックアップ20Aのディスク10上の移動を模式的に示す図である。図中P1〜P11はフェーズ1〜フェーズ11を示している。また、図7は光ピックアップ20Aのフェーズに対応して各メモリ34、36のデータ残量を示す図である。まず、図6中のP1で示されるように第1データエリア12へアクセスする(ステップS9)。なお、以下の説明で、第1データエリア12又は第2データエリア15へのアクセスは、当該データエリア内の所望のデータをサーチする動作を含むものとする。
【0018】
[表3]
以下、各フェーズ毎に説明する。
<フェーズ1>
第1データを第1メモリ34へ最大値にならない値での所定値になるまで4倍速で書き込み(ステップS10、S11)
<フェーズ2>
前記所定値になったら第1データエリアから第2データエリアへアクセス及び第1メモリポーズ(ステップS12)
<フェーズ3>
第2データを第2メモリ36へ4倍速で書き込み及び第1メモリポーズ(ステップS12)
<フェーズ4>
最大値になったら第1メモリデータと第2メモリデータと同期してメモリより読み出し開始1倍速(この例では、メモリ出力時に同期させるが圧縮データなどで伸長時間を第1と第2データでそれぞれ要するものなどは当然これ以降で同期の処理をする)
及び第1データエリアへアクセス(ステップS13、S14)
<フェーズ5>
第1メモリの残量がエンプティであることを検出し、第1データを第1メモリへ4倍速で書き込み(エンプティを検出するまではこの位置でキックを繰り返しながら待機する)
第1データエリアも第2データエリアも読み出しは1倍速で継続(ステップS15、S16、S17)
<フェーズ6>
第2データエリアへアクセス
第1データエリアも第2データエリアも読み出しは1倍速で継続(ステップS18)
<フェーズ7>
第2メモリの残量がエンプティであることを検出し第2データを第2メモリへ4倍速で書き込み(エンプティを検出するまではこの位置でキックを繰り返しながら待機する)
第1メモリも第2メモリも読み出しは1倍速で継続(ステップS19、S20、S21)
<フェーズ8〜フェーズ11>
フェーズ4、5、6、7を全データの再生が終了するまで繰り返す(ステップS22→S14)。
【0019】
上記動作において、4倍速での書き込みは、時間軸を圧縮するものであり、読み出し時に書き込み時の速度より遅い速度でデータを読み出すことにより、時間軸伸長が行われる。再生時は第1データエリアと第2データエリアを同時に再生し各ユーザの声とそれぞれミキシングしながら聴くとか、この動作によって連続した映像や音声を何曲も連続して再生可能である。ここでのポイントは、ピックアップの動作が両メモリ34、36への書き込み処理上で、かちあわないように、ディレイさせ(フェーズ1、2、3の処理)、このフェーズ4、5、6、7の処理のようにディスク上の読み出しタイミングがそれぞれから見て中間の時間近くになることが望ましい。また、ディスク10からの読み出しエラーなどの対処のためのリトライ処理などに要する余裕時間をとることが望ましい。
【0020】
図6の移動遷移図は模式的なもので、実際はディスクは回転方向が一定であり、回転待ち時間や、CLVで内周と外周のディスクの回転数が違う場合の対応が必要である。図4のブロック図のメモリ34、36は2つに分けて示してあるが、単一のメモリ、例えば4MBのメモリを分割して、TOC用、第1、第2各エリア用として用いてもよい。また、上記例では2つのメモリを用いて2つの異なるデータを同期再生しているが、同時に3つ以上のデータを同期再生することも同様の手法で行うことができる。
【0021】
次に、同期記録・再生方法の例について図8及び図9からなるフローチャートなどに沿って説明する。図10は、光ピックアップ20Aのディスク10上の移動を模式的に示す図である。図中P1〜P9はフェーズ1〜フェーズ9を示している。また、図11は光ピックアップ20Aのフェーズに対応して各メモリ34、36のデータ残量を示す図である。まず、図10中のP1で示されるように第1データエリアへアクセスする。
【0022】
[表4]
以下、各フェーズ毎に説明する。
<フェーズ1>
第1データエリアのデータを第1メモリへ(4倍速)最大値まで書き込み開始(ステップS10)
<フェーズ2>
最大値になったら第1メモリから(1倍速)再生開始(ステップS11、S12A)
同時に外部よりの第2データを第2メモリへ(1倍速)第1データと同期して書き込み開始
所定の第1データエリアにキックし待機(所定値を検出するまではこの位置でキックを繰り返しながら待機する)(ステップS15)
<フェーズ3>
第1メモリが所定値(又は第2メモリが最大値とエンプティとの中間値)になったら第1データエリアの継続位置のデータを第1メモリへ(4倍速)最大値まで書き込み開始(ステップS16、ステップS17)
第1メモリからの読み出し続行
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行
<フェーズ4>
第2メモリが最大値になったら第2メモリへの書き込みを中止し(ステップS23、S24)、
所定の第2データエリアへアクセス(ステップS25)
第1メモリから読み出し続行(ステップS26)
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行(ステップS26)
<フェーズ5>
第2メモリが最大値になったら、第2データエリアの所定位置から同期信号や誤り訂正を付加してセクタ構成を行いディスクにエンプティになるまで書き込み開始(4倍速)(ステップS27、S28)
第1メモリからの読み出し続行(ステップS29)
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行(ステップS29)
<フェーズ6>
第2メモリがエンプティになったらディスクへの書き込みを中止し(ステップS30、S31)、
所定の第1データエリアへアクセス(ステップS32)
第1メモリからの読み出し続行(ステップS33)
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行(ステップS33)
<フェーズ7>
第1メモリがエンプティになったら第1データエリアの継続位置のデータを第1メモリへ(4倍速)最大値まで書き込み開始(ステップS34、S35)
第1メモリからの読み出し続行(ステップS36)
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行(ステップS36)
<フェーズ8>
フェーズ4と同じで以降フェーズ4、5、6、7を全データの記録終了まで繰り返す(ステップS37→S23)。
<最終フェーズ>
所定の記録が終了した時点で前記両データが同期データである内容と同期スタートアドレスと終了アドレスをTOC上にタイトル他の必要なデータと同時に記録する(ステップS38)。
これにより、再生時は第1データエリアと第2データエリアを同時に再生し、各ユーザの声とそれぞれミキシングしながら聴くとか、この動作によって連続して映像や音声を何曲も連続して再生可能である。
【0023】
次に本発明に関連する同期記録方法の例について図12及び図13に沿って説明する。図12は、光ピックアップ20Aのディスク10上の移動を模式的に示す図である。図中P1〜P10はフェーズ1〜フェーズ10を示している。また、図13は光ピックアップ20Aのフェーズに対応して各メモリ34、36のデータ残量を示す図である。まず、図12中のP1で示されるように第1データエリアへアクセスする。同期記録方法の例についてのフローチャートは省略するが、上述の同期記録・再生方法の例のフローチャート(図8、図9)に必要な改変を加えたものとなる。すなわち、図8のステップS1〜S9までを実行した後、次の各フェーズを実行する。
【0024】
[表5]
以下、各フェーズ毎に説明する。
<フェーズ1>
外部よりの第1データを第1メモリへ(1倍速)最大値でない所定値(ここでの所定値は第1メモリが最大値とエンプティの中間値になったことを検出する方法と、第2メモリが最大値とエンプティの中間値になったことを検出する方法あり)まで書き込み
外部よりの第2データを第2メモリへ(1倍速)第1データと同期して書き込み開始
所定の第1データエリアへアクセス
<フェーズ2>
第1メモリが所定値になったら第1データエリアの所定位置から同期信号や誤り訂正を付加してセクタ構成を行いディスクにエンプティになるまで書き込み開始(4倍速)
外部よりの第1データを第1メモリへ書き込み続行
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行
<フェーズ3>
エンプティでディスクへの書き込みを中止し、
所定の第2データエリアへアクセス
外部よりの第1データを第1メモリへ書き込み続行
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行
<フェーズ4>
第1メモリが所定値の最大値になったら第2データエリアの所定位置から同期信号や誤り訂正を付加してセクタ構成を行いディスクにエンプティになるまで書き込み開始(4倍速)
外部よりの第1データを第1メモリへ書き込み続行
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行
<フェーズ5>
エンプティでディスクへの書き込みを中止し、
所定の第1データエリアへアクセス
(なお省略したが最大値を検出するまではこの位置でキックを繰り返しながら待機する)
外部よりの第1データを第1メモリへ書き込み続行
外部よりの第2データを第1メモリへ書き込み続行
<フェーズ6>
第1メモリが所定の最大値になったら第1データエリアの所定位置から同期信号や誤り訂正を付加してセクタ構成を行いディスクにエンプティになるまで書き込み開始(4倍速)
外部よりの第1データを第1メモリへ書き込み続行
外部よりの第2データを第2メモリへ書き込み続行
<フェーズ7>
フェーズ3と同じで以降フェーズ3、4、5、6を繰り返す。
<最終フェーズ>
所定の記録が終了した時点で前記両データが同期データである内容と同期スタートアドレスと終了アドレスをTOC上にタイトル他の必要なデータと同時に記録する。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、外部パソコンや大容量メモリを用いずに、かつ連続する情報を途切れさせることなく関連データを同期記録することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクの平面の各領域を模式的に示す平面図である。
【図2】ディスクにおける第1のTOCのデータ配列を模式的に示す図である。
【図3】ディスクにおける第2のTOCのデータ配列を模式的に示す図である。
【図4】本発明に関連する同期再生方法、同期記録・再生方法及び同期記録方法を実現するためのディスクの例を示すブロック図である。
【図5】同期再生方法の好ましい例を示すフローチャートである。
【図6】同期再生方法の好ましい例における光ピックアップの移動軌跡を示す図である。
【図7】同期再生方法の好ましい例における光ピックアップの位置と各メモリのデータ量との関係を示すグラフである。
【図8】本発明に関連する同期記録・再生方法の好ましい例を示すフローチャートの一部である。
【図9】本発明に関連する同期記録・再生方法の好ましい例を示すフローチャートの一部であり、図8に続く部分である。
【図10】本発明に関連する同期記録・再生方法の好ましい例における光ピックアップの移動軌跡を示す図である。
【図11】本発明に関連する同期記録・再生方法の好ましい例における光ピックアップの位置と各メモリのデータ量との関係を示すグラフである。
【図12】本発明に関連する同期記録方法の好ましい例における光ピックアップの移動軌跡を示す図である。
【図13】本発明に関連する同期記録方法の好ましい例における光ピックアップの位置と各メモリのデータ量との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 光ディスク
11 第1リードインエリア
12 第1データエリア
13 第1リードアウトエリア
14 第2リードインエリア
15 第2データエリア
16 第2リードアウトエリア
18 スピンドル(SP)モータ
20A 光ピックアップ
20B 記録用磁界変調ヘッド
22 アドレス再生回路
24 モータドライバ/トラッキング・フォーカスサーボ制御回路
26 記録回路
28 再生回路
30 システムコントローラ
32 信号処理回路
34 第1メモリ
36 第2メモリ
Claims (3)
- 第1データを記録する第1データエリアと第2データを記録する第2データエリアとを有するディスクに、前記第1データを記録しつつ、前記第2データを前記第2データエリアに記録する複数データの記録方法であって、
記録開始ステップと記録ステップとを備え、
前記記録開始ステップは、
前記第1データをメモリに書き込み、ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込みを開始するステップであり、
前記記録ステップは、
前記記録開始ステップで行われる前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の関係に対して、前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の関係が異なるように、前記第1データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込み、前記第1データと前記第2データとの記録再生を交互に行うステップであることを特徴とする複数データの記録方法。 - 第1データを記録する第1データエリアと第2データを記録する第2データエリアとを有するディスクに、前記第1データを記録しつつ、前記第2データを前記第2データエリアに記録する複数データの記録方法であって、
記録開始ステップと記録ステップとを備え、
前記記録開始ステップは、
前記第1データをメモリに書き込み、ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込みを開始するステップであり、
前記記録ステップは、
前記記録開始ステップで行われる前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の閾値の関係に対して、前記メモリに書き込む前記第1データと前記第2データとのデータ量の閾値の関係が異なるように、前記第1データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから前記第1データを読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第2データエリアにシークし、前記メモリから前記第2データを読み出して前記第2データエリアに書き込み、前記第1データと前記第2データとの記録再生を交互に行うステップであることを特徴とする複数データの記録方法。 - 請求項1又は2記載の複数データの記録方法であって、
前記記録開始ステップは、
前記第1データを第1のレベルまで前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから読み出して前記第1データエリアに書き込み、前記第2データを第2のレベルまで前記メモリに書き込み、前記メモリから読み出して前記第2データエリアに書き込むステップであり、
前記記録ステップは、
前記第1データを前記第1のレベルより高い第3のレベルまで前記メモリに書き込み、前記ヘッドを前記第1データエリアにシークし、前記メモリから読み出して前記第1データエリアに書き込むステップであることを特徴とする複数データの記録方法。
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