JP3175213B2 - 記録媒体 - Google Patents

記録媒体

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JP3175213B2
JP3175213B2 JP20815891A JP20815891A JP3175213B2 JP 3175213 B2 JP3175213 B2 JP 3175213B2 JP 20815891 A JP20815891 A JP 20815891A JP 20815891 A JP20815891 A JP 20815891A JP 3175213 B2 JP3175213 B2 JP 3175213B2
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保 山上
渡辺  哲
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば光磁気ディスク
に適用して好適な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク状の記録媒体においては、デー
タの記録・再生を行うときの回転速度の制御として、一
定の回転速度で記録・再生を行う回転速度一定(CA
V)制御と、一定の線速度で記録・再生を行う線速度一
定(CLV)制御とがある。この2種類の制御について
比較すると、回転速度一定制御の場合には、回転速度が
一定であるので速度制御が比較的簡単であり、また半径
方向に整列してトラックアドレスなどの制御データを記
録できるのでアドレスサーチが容易に行える。また、線
速度一定制御の場合には、光学ピックアップの位置に応
じて回転速度を変える必要があるので、速度制御系が複
雑になるが、記録密度を一定にすることができるので、
回転速度一定制御よりも記録情報量を多くすることがで
きるが、トラックアドレスなどの制御データの記録を
径方向に整列して行うのが困難であるので、アドレス
ーチに手間がかかる不都合があった。
【0003】一般に、データの記録容量が大きい光磁気
ディスクの場合には、必要とするデータを容易にサーチ
できるようにするために、アドレスサーチが容易な回転
速度一定制御でデータの記録・再生が行われるようにし
たものが多い。ところが、上述したように回転速度一定
制御では記録容量が線速度一定制御よりも低い不都合が
あり、回転速度一定制御による記録で記録容量を上げる
方法として、ゾーニング記録方法が提案されている。
【0004】図1は、このゾーニング記録が行われる記
録媒体(光磁気ディスク)の一例を示したもので、ディ
スクのデータ記録エリアを、ディスクの中心寄りのゾー
ンAと、周縁寄りのゾーンBとに2分割し、各ゾーン内
のトラックは同一の回転速度で記録・再生を行う回転速
度一定制御を行い、ゾーンAとゾーンBとでは記録デー
タのクロックレート又は回転速度を変えるようにしたも
のである。このようにすることで、記録容量を上げるこ
とができる。
【0005】図12及び図13は、このゾーニング記録
により記録容量が上がることを示す図で、図12は3ゾ
ーンに分割してゾーニング記録した例を示し、図13は
ゾーン分割しない例(回転速度一定制御の場合)を示
し、それぞれディスク上にピットでデータを記録した例
を示す。ここで、図12に示すようにゾーニング記録し
た場合には、各ゾーン1,2,3の最内周トラックT1
1,T21,T31の記録線密度を同じに設定する。そ
して、各ゾーン1,2,3内では、回転速度一定制御を
行う(ゾーンが変わると記録データのクロックレート又
は回転速度が変わる)ので、外周側のトラックになるに
従って、記録線密度が低くなる。このように複数ゾーン
に分割することで、ゾーンが変わる毎に1トラックの線
記録密度を最も高い状態に戻すことができ、図13に示
すようにゾーン分割しない場合のように線記録密度が最
外周トラックまで順次低下する場合に比べ、大幅に記録
容量を上げることができる。即ち、ゾーン分割しない場
合の最外周トラックは、非常に線記録密度が低くなって
いるが、複数ゾーンに分割した場合には最外周トラック
でもある程度の線記録密度が確保される。この場合、ゾ
ーン数を多くすることで、記録容量をより上げることが
できる。
【0006】ところで、各種データをこのような光磁気
ディスクに記録する場合、記録密度をある程度高くする
ときには、この記録データの再生が良好にできるように
するために、基準データを最初に記録するようにしてい
る。そして、再生時にはこの基準データで再生系回路の
クロック信号の位相合わせなどを行い、基準データに続
いて記録された各種データが良好に再生できるようにし
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したゾ
ーニング記録を行う記録媒体に、基準データの記録を行
うときには、この基準データの記録箇所を各ゾーンのト
ラック構成に合わせたものとすると、各ゾーンでデータ
構成(記録データの1単位長など)が変わってしまう不
都合があった。即ち、一般に各ゾーンの各トラックは、
所定数のセクタに分割され、各セクタを1単位としたデ
ータ記録が行われ、基準データもこの各セクタ毎に記録
される。ここで、基準データを単に1セクタの所定箇所
(例えば1セクタ内の各セグメントの先頭部分)に記録
するようにすると、基準データの検出を各ゾーン毎に異
なる制御で行う必要が生じ、各ゾーンで制御動作を切換
えなければならず、記録・再生装置の制御系の構成が複
雑になってしまう。
【0008】本発明はかかる点に鑑み、基準データに基
づいた制御が各ゾーンで共通に行える記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一定速度で回
転させて記録・再生させると共に、半径方向に所定数の
ゾーンに分割して各ゾーンで異なるクロックレートのデ
ジタルデータを記録するディスク状の記録媒体におい
て、最内周側のゾーンに、記録データのクロックを基準
とした所定間隔で、記録信号の品質を管理するための基
準信号を記録するエリアを設けると共に、他のゾーンに
も、記録データのクロックを基準とした所定間隔で、基
準データを記録するエリアを設けたものである。
【0010】
【作用】本発明によると、各ゾーンで基準データの記録
状態が同じになり、基準データに基づいた制御が何れの
ゾーンでも共通して行える。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図11を
参照して説明する。
【0012】本例においては、データの記録及び再生が
自由にできる光磁気ディスクに適用したもので、光磁気
ディスクを図1に示すようにゾーニング記録する。即
ち、1枚の光磁気ディスクに同心円状に複数のトラック
を形成させ、この複数トラックの内の中心寄りのトラッ
クによるゾーンAと、外周寄りのトラックによるゾーン
Bとに2分割する。この場合、例えば光磁気ディスクの
大きさを半径32mmとすると、ゾーンAの範囲を半径
16mmから22mmまでとし、ゾーンBの範囲を半径
22mmから30mmまでとする。そして、各ゾーンで
一定の回転速度によりデータの記録・再生を行い、本例
ではゾーン毎に記録データのクロックレートを変えて記
録密度を変えるゾーニング記録を行う。
【0013】そして、各ゾーンA,B内の環状のトラッ
クは、図2に示すように、1トラックが990セグメン
トで構成される。この場合、それぞれの1単位のセグメ
ントは、4バイトのサーボバイトと21バイト(ゾーン
Aの場合)又は31.5バイト(ゾーンBの場合)の記
録可能エリアとで構成され、この記録可能エリアに第1
の基準エリア,第2の基準エリア,データエリアが設定
される。各セグメントの先頭部分の4バイトのサーボバ
イトは、予めディスク上にピットでデータが記録された
いわゆるプリピットとされ、記録・再生時にこのプリピ
ットのデータによりサンプルサーボ制御が行われる。ま
た、トラックアドレス及びセクタアドレスがこのプリピ
ットによるデータで記録され、サーチ時に使用される。
【0014】なお、記録可能エリアでの21バイトと3
1.5バイトとの記録容量の違いは、ゾーンAとゾーン
Bとの記録クロックレートの違いに起因するものであ
る。即ち、ゾーニング記録により、ゾーンAの最内周ト
ラックの線記録密度と、ゾーンBの最内周トラックの線
記録密度とをほぼ同じに設定してあり、このような設定
で記録可能エリアの記録容量がゾーン毎に変化する。
【0015】具体的に各ゾーンの構成を説明すると、ゾ
ーンAの場合には図3に示すように、33セグメントで
1セクタが構成され、1トラックで30セクタが構成さ
れる。また、ゾーンBの場合には図4に示すように、2
2セグメントで1セクタが構成され、1トラックで45
セクタが構成される。この場合、記録可能エリアへのデ
ータの記録は、1セクタ単位で行われる。また、各ゾー
ン内ではセクタの位置を合わせてある。従って、図1に
破線で示すように、各セクタの境界部が各ゾーン内で放
射状に存在する。
【0016】ここで、ゾーンAの場合、図5に示すよう
に、各セグメントのサーボバイトに続く記録可能エリア
の1バイトが第1の基準エリアとされ、再生時に記録信
号の品質を検出するための基準データが記録されるエリ
アで、具体的には一定周波数の信号が記録され、再生時
のゲイン調整用の基準データ(以下第1の基準データと
称する)がデータエリアへのデータ記録時に同時に記録
される。この場合、後述する第2の基準エリアに記録さ
れる第2の基準データとこの第1の基準エリアに記録さ
れる第1の基準データとは、同一のデータである場合も
ある。
【0017】そして、ゾーンAの第1セグメントの場合
には、この第1の基準エリアに続いた20バイトが第2
の基準エリアとされ、主として再生時の位相調整用の基
準データ(以下第2の基準データと称する)がデータエ
リアへのデータ記録時に同時に記録される。この第2の
基準データは、第1の基準データと同様に、再生時に記
録信号の品質を検出するためのもので、再生時にこの基
準データの再生信号とシステムクロックとの同期合わせ
などが行われる。そして、第2セグメントから第33セ
グメントまでは、第2の基準エリアの代わりにデータエ
リアとされ、各セグメントに20バイトずつデータが記
録される。
【0018】従って、ゾーンAの場合には1セクタで、
33バイト(1バイト×33セグメント)の第1の基準
データ(ゲイン調整用基準データ)と、20バイトの第
2の基準データ(位相調整用基準データ)と、640バ
イト(20バイト×32セグメント)の各種データ(目
的とするデータ)とが記録される。
【0019】また、ゾーンBの場合には、図6に示すよ
うに、第1セグメントでは、サーボバイトに続く31.
5バイトの記録可能エリアの内の最初の1バイトが第1
の基準エリアとされ、続いた20バイトが第2の基準エ
リアとされ、さらに続いた1バイトが再び第1の基準エ
リアとされ、残りの9.5バイトがデータエリアとされ
る。そして、第2セグメントでは、31.5バイトの記
録可能エリアの内の最初の10.5バイトがデータエリ
アとされ、第1セグメントの最後のデータエリアに続い
たデータが記録される。即ち、第1セグメントの最後の
データエリアと第2セグメントの最初のデータエリアと
を合わせることで、20バイトのデータエリアが形成さ
れ、この20バイトのデータエリアが1単位のデータエ
リアとして使用される。そして、第2セグメントの1
0.5バイトのデータエリアの次に、1バイトの第1の
基準エリアが設けられ、残りの20バイトが再びデータ
エリアとされる。以下、この第1セグメント,第2セグ
メントと同様のエリア構成が最後のセグメント(第22
セグメント)まで2セグメント単位で続く。
【0020】従って、ゾーンBの場合にも1セクタで、
33バイト(2バイト×11セグメント+1バイト×1
1セグメント)の第1の基準データ(ゲイン調整用基準
データ)と、20バイトの第2の基準データ(位相調整
用基準データ)と、640バイト(9.5バイト×1
グメント+29.5バイト×10セグメント+30.5
バイト×11セグメント)の各種データ(目的とするデ
ータ)とが記録される。
【0021】このようにゾーンAとゾーンBとでは、1
セクタの記憶容量が同じである。そして本例において
は、ゾーンBの場合でもゾーンAと同様の間隔で各基準
データを挿入するようにして、記録可能エリアにおける
各基準エリアとデータエリアとの配置が各ゾーンで共通
にしてある。言い換えれば、各ゾーンからサーボバイト
を除くと、エリア構成が全く同じにしてある。
【0022】次に、このようにして各トラックが形成さ
れる光磁気ディスクの記録・再生装置について説明す
る。
【0023】図7は、本発明が適用される光磁気ディス
クの記録・再生装置の構成を示す図で、1は光磁気ディ
スクを示し、この光磁気ディスク1は図1に示すように
ゾーンAとゾーンBとの2ゾーンに分割されて記録され
るゾーニング記録が行われるものである。そして、この
光磁気ディスク1はスピンドルモータ2により回転駆動
されると共に、半導体レーザなどが内蔵された光学ピッ
クアップ3により信号の記録・再生が行われる。このス
ピンドルモータ2の回転制御及び光学ピックアップ3の
各種制御(シーク制御など)は、マイクロコンピュータ
構成のシステムコントローラ4により行われる。
【0024】そして、この光磁気ディスク1に記録され
るデータは、記録データ形成回路(図示せず)からRA
M制御回路11に供給され、このRAM制御回路11の
制御によりRAM12に一旦記憶される。そして、記憶
されたデータはRAM12から所定のタイミングで変調
回路13に供給され、この変調回路13で記録用の変調
が行われ、変調された記録用データが書込み回路14に
供給され、この書込み回路14で所定の書込み処理がな
され、処理された記録用データが光学ピックアップ3に
供給されて光磁気効果により書込みが行われる。
【0025】また、このようにして光磁気ディスク1に
書込まれたデータは、光学ピックアップ3で読出されて
読出し回路15に供給され、この読出し回路15で所定
の読出し処理がなされたデータが復調回路16に供給さ
れる。そして、復調回路16で再生用の復調がなされた
データがRAM12に一旦記憶され、RAM制御回路1
1の制御でRAM12に記憶されたデータが読出されて
再生データ出力回路(図示せず)側に供給される。
【0026】ここで、再生時に必要な読出し回路15と
その周辺の詳細な構成を図8及び図9に示すと、本例に
おいては、光磁気ディスク1が2ゾーンに分割されたゾ
ーニング記録されているために、読出しクロックとして
2種類のものが必要である。即ち、図8にクロック発生
回路の構成を示すと、端子21に得られる読出し回路1
5に供給された再生信号を、クロックピット抽出回路2
2に供給し、このクロックピット抽出回路22でサーボ
バイトのデータを抽出させる。そして、抽出したサーボ
バイトのデータを、第1のPLL回路(フェーズ・ロッ
クド・ループ回路)23及び第2のPLL回路24に供
給する。この場合、第1のPLL回路23は、入力デー
タを200倍の周波数の信号にする回路で、この200
倍の周波数の信号をゾーンAのデータ検出用クロックと
して端子25に供給する。また、第2のPLL回路24
は、入力データを(200×1.5)倍、即ち300倍
の周波数の信号にする回路で、この300倍の周波数の
信号をゾーンBのデータ検出用クロックとして端子26
に供給する。
【0027】そして、このようにして作成されたクロッ
クに基づいて再生データを抽出する読出し回路15の構
成を図9に示すと、端子31に得られる読出し回路15
に供給された再生信号を、AGC回路(自動利得調整回
路)32と振幅検出回路33とクロック位相検出回路3
4とに供給する。そして、振幅検出回路33で基準デー
タの再生振幅を検出すると共に、クロック位相検出回路
34で基準データの再生位相を検出する。そして、両検
出回路33及び34の検出データを、読出し制御用の中
央制御装置(CPU)35に供給する。そして、この中
央制御装置35では、供給される振幅検出データに基づ
いて、AGC回路32で行われる再生信号のゲイン調整
量を制御する。この場合のゲイン調整は、各セグメント
に1バイトずつ用意された第1の基準エリアに記録され
たゲイン調整用基準データに基づいて行う。
【0028】また、クロック位相検出回路34から供給
されるクロック位相検出データに基づいて、読出しクロ
ックの補正データを作成し、この補正データをクロック
位相補正回路39に供給する。この場合のクロック位相
検出は、各セクタの最初のセグメントのデータエリアに
位相調整用基準データが記録されているとき(即ち基準
エリアがあるとき)、このエリアの基準データに基づい
て行う。そして、クロック位相補正回路39では、端子
25及び26に得られるデータ検出用クロックを、補正
データに基づいて位相調整(位相シフト)し、調整され
た何れかのクロックをデータ検出回路38に供給する。
【0029】この場合、クロック位相補正回路39から
データ検出回路38に供給するクロックの選択は、ディ
スクの再生箇所のゾーンに応じて行われる。即ち、ゾー
ンAを再生しているときには、第1のPLL回路23が
出力するクロックを位相補正してデータ検出回路38に
供給し、ゾーンBを再生しているときには、第2のPL
L回路24が出力するクロックを位相補正してデータ検
出回路38に供給する。従って、ゾーンAのトラックの
再生時には、図5に示すように、サーボバイトの再生デ
ータを第1のPLL回路23で200倍したものが、シ
ステムクロックになると共に、そのままの周波数で読出
しクロックとなる。また、ゾーンBのトラックの再生時
には、図6に示すように、サーボバイトの再生データを
第1のPLL回路23で200倍したものが、サーボバ
イトに基づいた制御を行うためのシステムクロックにな
り、第2のPLL回路24で300倍したものが読出し
クロックとなる。
【0030】そして、データ検出回路38は、AGC回
路32で利得調整された再生信号が供給され、クロック
位相補正回路39から供給されるクロックに基づいて、
再生信号からディスクに記録されたデータをデコード
し、デコードされたデータを再生データとして端子40
を介して後段の回路に供給する。
【0031】また、端子36はピットで記録されたデー
タ、即ちサーボバイトの再生信号が供給される端子を示
し、この端子36に得られる再生信号をアドレス検出回
路37に供給し、このアドレス検出回路37でデコード
したアドレスデータを中央制御装置35に供給し、この
アドレスデータより現在再生中のトラックやセクタを中
央制御装置35が判断する。
【0032】このように構成される回路により光磁気デ
ィスク1に記録されたデータを再生する際には、図10
及び図11に示すタイミングで処理が行われる。即ち、
ゾーンAの場合には、図10Aに示すように、各セクタ
の各セグメントの1バイトの第1の基準データ(ゲイン
調整用基準データ)を再生中に、図10Bに示すよう
に、振幅検出回路33でこの基準データの再生振幅を検
出すると共に、第1セグメントの場合には続いて第2の
基準データ(位相調整用基準データ)を再生中に、図1
0Cに示すように、クロック位相検出回路34でこの基
準データの再生位相を検出する。そして、このそれぞれ
の基準データの検出状態を中央制御装置35が判断し
て、AGC回路32での利得調整量及びクロック位相補
正回路39での位相補正量を制御する。そして、このよ
うにして利得調整及び位相補正が行われた状態で、図1
0Dに示すように、第2セグメントからデータエリアに
記録されたデータのデコードを行う。そして、セグメン
トが変わる毎に同様にして再生される基準データに基づ
いて利得調整量及び位相補正量の再調整をさせること
で、良好な再生が継続して行われる。この場合、特にゲ
イン調整用の第1の基準データは、1セグメント毎に検
出されるので、1セグメント周期でAGC回路32での
利得調整を行うことができ、利得調整を短い周期で厳密
に行うことができる。
【0033】また、ゾーンBの場合には、ゾーンAとは
1セグメントの構成が異なるが、図11Aに示すよう
に、1バイトの第1の基準データ(ゲイン調整用基準デ
ータ)を再生中に、図11Bに示すように、振幅検出回
路33でこの基準データの再生振幅を検出すると共に、
第1セグメントの場合には続いて第2の基準データ(位
相調整用基準データ)を再生中に、図11Cに示すよう
に、クロック位相検出回路34でこの基準データの再生
位相を検出した後、図11Dに示すように、続いて第1
セグメントに記録された9.5バイトのデータを両基準
データに基づいた調整状態でデコードする。そして、以
後はゾーンAの場合と同様に、第1の基準データによる
利得調整を行いながら、データエリアのデータを再生す
る毎にデコードさせる。
【0034】なお、図示はしないが、各セグメントのサ
ーボバイトより再生されたデータに基づいて、1セグメ
ント毎にサンプルサーボ制御が行われると共に、このサ
ーボバイトに記録されたトラックアドレス及びセクタア
ドレスなどのデータのデコードも行われる。
【0035】このようにして光磁気ディスク1による記
録・再生が行われることで、この光磁気ディスク1はゾ
ーン分けしたゾーニング記録を行うようにしたが、各ゾ
ーンで共通の記録制御及び再生制御が行える。即ち、サ
ーボバイトを除くと、各ゾーンで基準エリア及びデータ
エリアが全く同じ間隔で設定され、データエリアへのデ
ータの記録を行う際には、20バイトを1単位とした記
録処理がどのゾーンでも行われ、各ゾーンでデータの記
録単位を変える必要がなく、訂正符号の付加などの記録
処理が各ゾーンで共通の制御で行える。また、再生時に
も、各ゾーンで20バイトを1単位としたデータ再生が
行われ、各ゾーンで共通の再生処理ができるようにな
る。特に、第1の基準データの再生間隔が各ゾーンで同
じであるので、この第1の基準データに基づいた再生系
回路の利得調整が各ゾーンで同じ周期で行われ、常に最
適な間隔で利得調整が行われ、常時利得調整が良好に行
われた状態でデータ再生ができ、良好なデータ再生がで
きる。
【0036】なお、上述実施例においては、2ゾーンに
分割したゾーニング記録としたが、3ゾーン或いは3ゾ
ーン以上に分割するゾーニング記録にも適用できる。ま
た、本発明は上述実施例に限らず、その他種々の構成が
取り得ることは勿論である。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、ゾーニング記録された
記録媒体であるにもかからず、各ゾーンで基準データの
記録状態が同じになり、基準データに基づいた制御が何
れのゾーンでも共通して行え、各ゾーンで同じ周期の記
録や再生の制御ができ、ゾーン分けしたことで記録系回
路や再生系回路での制御が複雑になることがないと共
に、ゾーンに関係なく均一な特性のデータ再生が可能に
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による記録媒体の構成図であ
る。
【図2】一実施例による各トラックの構成を示す説明図
である。
【図3】一実施例によるゾーンAのトラック構成を示す
説明図である。
【図4】一実施例によるゾーンBのトラック構成を示す
説明図である。
【図5】一実施例によるゾーンAのデータ構成を示す説
明図である。
【図6】一実施例によるゾーンBのデータ構成を示す説
明図である。
【図7】本発明の一実施例による記録・再生装置を示す
構成図である。
【図8】一実施例の記録・再生装置の要部を示す構成図
である。
【図9】一実施例の記録・再生装置の要部を示す構成図
である。
【図10】一実施例の説明に供するタイミング図であ
る。
【図11】一実施例の説明に供するタイミング図であ
る。
【図12】ゾーニング記録を説明するための略線図であ
る。
【図13】ゾーニング記録を説明するための略線図であ
る。
【符号の説明】 1 光磁気ディスク 4 システムコントローラ 23 第1のPLL回路(フェーズ・ロックド・ループ
回路) 24 第2のPLL回路 32 AGC回路(自動利得調整回路) 33 振幅検出回路 34 クロック位相検出回路 35 中央制御装置 39 クロック位相補正回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/12 G11B 7/007

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で回転させて記録・再生させる
    と共に、半径方向に所定数のゾーンに分割して各ゾーン
    で異なるクロックレートのデジタルデータを記録するデ
    ィスク状の記録媒体において、 最内周側の上記ゾーンに、記録データのクロックを基準
    とした所定間隔で、記録信号の品質を管理するための基
    準信号を記録するエリアを設けると共に、 他の上記ゾーンにも、記録データのクロックを基準とし
    た上記所定間隔で、上記基準データを記録するエリアを
    設けた記録媒体。
JP20815891A 1991-08-20 1991-08-20 記録媒体 Expired - Lifetime JP3175213B2 (ja)

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