JP2000227170A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

Info

Publication number
JP2000227170A
JP2000227170A JP11029230A JP2923099A JP2000227170A JP 2000227170 A JP2000227170 A JP 2000227170A JP 11029230 A JP11029230 A JP 11029230A JP 2923099 A JP2923099 A JP 2923099A JP 2000227170 A JP2000227170 A JP 2000227170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving
yoke
coil
driving member
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11029230A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kondo
武史 近藤
Tomio Ichinomiya
富美夫 一宮
Yoshinori Kimata
義憲 木全
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Time Engineering Co Ltd
Original Assignee
Time Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Time Engineering Co Ltd filed Critical Time Engineering Co Ltd
Priority to JP11029230A priority Critical patent/JP2000227170A/ja
Publication of JP2000227170A publication Critical patent/JP2000227170A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動部材を軽量化させることができる電磁弁
を提供すること。 【解決手段】 ボディ2の内部には、駆動用ヨーク15
が備えられ、その内側には駆動用コイル27が巻き付け
られたボビン21が設けられている。ボビン21の挿通
孔22には、所定の隙間25を隔ててセンターヨーク2
0が挿通されており、この隙間25に駆動部材17のガ
イド部26が挿入される。駆動用コイル27に通電がな
されると、駆動部材17は、ガイド部26と挿通孔22
の孔壁との摺接によって案内されながら、弁体30を開
放する位置にスライド移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図5には、実公平6−27894号に開
示された電磁弁100を示した。電磁弁100には、中
空状のボディ101と、センターヨーク104と、駆動
用コイル105とが備えられている。ボディ101の内
壁102には、断面台形状のガイド部103が上下一対
に設けられている。一方、ボディ101の内部には、駆
動用コイル105の周囲を覆うようにして、釣り鐘状の
駆動部材106が配されている。駆動部材106の外壁
面107は、ガイド部103の頂上面と摺接するように
して装着されている。
【0003】また、ボディ101の上部には、駆動部材
106を常には図示上側に付勢するばね108が備えら
れている。駆動用コイル105への通電が開始される
と、駆動部材106を下方に引っ張る力が働き、ガイド
部103と外周面107との摺接による案内によって、
駆動部材106が円滑に下方に駆動するようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この電磁弁
100では、駆動部材106が駆動用コイル105全体
を覆うようにして構成されているために、大型とならざ
るを得ず、重量が大きくなっていた。このため、駆動部
材106の駆動が遅延化されてしまい、高速な開閉操作
を行うことが難しかった。また、ガイド部103を形成
するには、ボディ101を成形した後に、二次的に切削
加工することが必要であるため、手間がかかり高価なも
のとなっていた。
【0005】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、駆動部材を軽量化させること
ができる電磁弁を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに請求項1の発明に係る電磁弁は、中空状のボディ
と;このボディ内に収容され一方側へ開口する有底筒状
の駆動用ヨークと;この駆動用ヨーク内に同軸で固定さ
れ駆動用コイルが巻き付けられてなるボビンと;前記駆
動用ヨークの底面から前記ボビンの中心に設けられた挿
通孔へ同軸で突入されその外周面と前記挿通孔の孔面と
の間には全周にわたって隙間が保有されるセンターヨー
クと;前記駆動用コイルへの通電・非通電によって前記
センターヨーク側への吸引・解除がなされる駆動部材
と;を備えたものであって、前記駆動部材には常には弾
性部材によって流体の流れを規制する閉止位置に付勢さ
れている弁体と;前記駆動用コイルへの通電時に前記駆
動用ヨークの開口縁と対向可能となっている円盤状の第
1プランジャと;この第1プランジャの中心部に同軸で
立設され前記駆動用コイルへの通電時には前記挿通孔の
孔壁をガイド面としつつ軸方向に沿って変位し前記セン
ターヨークの外周面とは微小間隙をもって対向可能な筒
状のガイド部と;とからなることを特徴とする。
【0007】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
であって、前記ボディ内には、前記駆動用コイルに対し
ての供給電流よりも小さい供給電流によって前記駆動部
材を吸引状態に保持する保持用コイルと、この保持用コ
イルに設けられる保持用ヨークとが設けられる一方、前
記駆動部材には、前記保持用コイルへの通電時に前記保
持用ヨークに対向可能な第2プランジャが備えられてお
り、前記駆動用コイルへの通電によって前記駆動部材の
吸引動作がなされると、前記保持用コイルへの通電によ
って前記駆動部材が吸引状態に保持され、前記駆動用コ
イルへの通電が切断されることを特徴とする。なお、請
求項2の発明において、駆動用コイルへの通電の切断
と、保持用コイルへの通電の開始との順序は、同時にな
されてもよく、また予め保持用コイルへの通電が開始さ
れた後に駆動用コイルへの通電の切断がなされてもよ
い。
【0008】
【発明の作用、および発明の効果】請求項1の発明によ
れば、駆動用コイルに通電がなされると、それによって
生じる吸引力によって駆動部材が吸引される。このと
き、駆動用ヨーク、第1プランジャ、ガイド部およびセ
ンターヨークによって磁気回路が構成される。このよう
な電磁弁において、ガイド部は筒状、つまり中空体とし
て形成されているため、軽量化が図れ、駆動部材の動作
を速めて弁体の開閉動作を高速化させる。また、第1プ
ランジャが円盤状とされているので、釣り鐘状のものに
比べると、駆動部材の軽量化に寄与し、駆動部材の動作
の高速化を図れる。さらに、駆動部材が軽量化されてい
る分だけ、駆動部材を駆動させるために駆動用コイルに
必要となる電力を少なくすることができる。
【0009】請求項2の発明によれば、駆動用コイルへ
の通電によって駆動部材を吸引状態に駆動させた後に
は、供給電流のより小さい保持用コイルへの通電によっ
て駆動部材が吸引状態に保持される。このため、全体と
して必要な電力が軽減でき、特に電池を使用する電磁弁
の場合には、電池の寿命を長期化することができ、メン
テナンスも減少できる。
【0010】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>次に、本発明の
第1実施形態について、図1および図2を参照しつつ、
詳細に説明する。
【0011】図1は、電磁弁1を分解した状態における
断面を示したものである。この電磁弁1は、例えば燃焼
用のガスを所定の機器に送るために備えられるものであ
る。図示はしないが、電磁弁1の上部の外形は、略円筒
状とされており、外側をボディ2が覆う構造とされてい
る。この電磁弁1は、電池を駆動源として使用してお
り、長期間に渡って電池を交換することなく使用できる
ものであることが好ましい。
【0012】電磁弁1の外側を覆う中空状のボディ2
は、上下に二分割して構成されており、それぞれ互いに
向き合う方向に開放した釣り鐘状とされている。下側の
ボディ2Bは、電磁弁1の台部8に設けられた取付用の
溝部3に嵌め込まれている。この溝部3の内側には、図
示左右方向および下方向に合計三個の流体通路4,5が
設けられている。また、ボディ2Bの左右側壁には、左
右の流体通路4に対応する位置に一対の開口6が開放さ
れ、ボディ2Bの下壁には、流体通路5に対応する位置
に開閉口7が開放されている。開閉口7は円形状に開口
されており、その開口縁は、図示上側に向かって折り曲
げられている。
【0013】上側ボディ2Aは、図示上側に底部を備
え、下側に開口する釣り鐘状とされている。上側ボディ
2Aの下端縁の内周には、下側ボディ2Bが嵌まり込む
嵌合溝9が全周に渡って設けられている。また、上側ボ
ディ2Aの下端縁の全周からは、径方向外側に取付縁部
11が突設されており、ここには、取付孔部12が設け
られている。取付孔部12には、ねじ10が嵌め付けら
れることで、上下ボディ2A,2Bの組み付けと、取付
場所への電磁弁1の固定がなされるようになっている。
【0014】上側ボディ2Aの上壁13の中央には、内
部空間に向かって取付軸14が固定されており、この取
付軸14には、駆動用ヨーク15が取り付けられてい
る。駆動用ヨーク15は、磁性を備えた金属材料で図示
下方に開口する略釣り鐘状に形成されており、その底面
の中央が取付軸14によって固定されている。駆動用ヨ
ーク15は、上側ボディ2Aの内部に隙間なく嵌まり込
む大きさとされており、その開口縁15Aの内面側に
は、内径を拡開するようにして対向面16が設けられて
いる。この対向面16は、後述する駆動部材17の第1
プランジャ18の対向面19と所定の間隔を隔てて対向
可能とされている。
【0015】また、駆動用ヨーク15の内部には、取付
軸14の先端部分にセンターヨーク20が取り付けられ
ている。センターヨーク20には、駆動用ヨーク15と
センターヨーク20とに同軸でボビン21が取り付けら
れている。ボビン21には駆動用コイル27が巻き付け
られているとともに、ボビン21の中央には、上下方向
に同径で開口する挿通孔22が開口されており、この挿
通孔22にセンターヨーク20が挿通されて組付けられ
ている。センターヨーク20のうち、駆動用ヨーク15
の底面に当接するところには、その他の部分よりも大径
の位置決め部23が設けられている。位置決め部23の
外径は、挿通孔22の内径とほぼ同等かそれよりも僅か
に小さくされている。
【0016】また、挿通孔22の孔壁面には、円滑性を
備えた非磁性材質(例えば、ポリテトラフルオロエチレ
ン)から形成されたガイドパイプ24が設けられてい
る。ガイドパイプ24は、挿通孔22の内径よりも僅か
に小さい外径とされており、挿通孔22の内壁面に沿っ
て密着した状態で取り付けられて、位置決め部23と挿
通孔22の孔壁面との間に挟み付けられる。本実施形態
においては、このガイドパイプ24が、本発明の「挿通
孔の孔壁」に該当する。
【0017】センターヨーク20において、位置決め部
23よりも先端側(図1において下側)の外周面20A
と、ガイドパイプ24との間には、全周に渡って所定の
隙間25が確保されるようになっている。この隙間25
には、後述する駆動部材17のガイド部26が挿入され
る。また、センターヨーク20の先端面には、ばね装着
溝28が凹設されており、ここには、つるまきばね29
が装着される。つるまきばね29は、駆動部材17を図
示下方に付勢するように配置されており、これによっ
て、駆動部材17は常には弁体30が閉止する方向に付
勢されていることになる。
【0018】ボビン21の下方(駆動用ヨーク15の開
口縁15A側)には、保持用ヨーク31が備えられてお
り、その内側には、保持用コイル32が設けられてい
る。保持用コイル32への供給電流は、駆動用コイル2
7への供給電流よりも小さく設定されている。保持用ヨ
ーク31は断面コ字状とされており、その開口縁31A
は、駆動用ヨーク15の開口縁15Aと同じく、図示下
方に向けて配置されている。なお、両ヨーク15,31
の両開口縁15A,31Aの端縁は、ほぼ同じ位置とさ
れている。
【0019】次に、駆動部材17について説明する。駆
動部材17には、開閉口7を閉止可能な弁体30と、駆
動用ヨーク15との間で磁気回路を形成可能な第1プラ
ンジャ18と、保持用ヨーク31との間で磁気回路を形
成可能な第2プランジャ33と、隙間25に挿入される
ガイド部26とが備えられている。第1プランジャ18
は駆動用ヨーク15よりも僅かに小さな外径を備えた円
盤状とされており、その外縁が駆動用ヨーク15側に折
立られて、その外面には先窄み状に対向面19が形成さ
れている。この対向面19は、駆動用ヨーク15の対向
面16に対して対向可能とされている。本実施形態にお
いては、駆動部材17が駆動用ヨーク15側に吸引され
たときにおいても、両対向面19,16の間には、僅か
な間隙が隔てられるようになっている。
【0020】また、第2プランジャ33は、第1プラン
ジャ18の内側に、第1プランジャ18と同軸で備えら
れている。駆動部材17が吸引されたときには、第2プ
ランジャ33は、保持用ヨーク31の開口縁31Aと接
触した状態となる。なお、保持用ヨーク31と第2プラ
ンジャ33とは、共に残留磁化の小さい材質(例えば、
パーマロイ)によって形成されている。
【0021】ガイド部26は、磁性材料によって円筒パ
イプ状に形成されており、第1及び第2プランジャ1
8,33と同軸に配されている。ガイド部26の外径
は、ガイドパイプ24の内径と同等かそれよりも僅かに
小さくされている。一方、ガイド部26の内径は、セン
ターヨーク20の外径よりも大きくされている。ガイド
部26が隙間25の内部に挿入されたときには、ガイド
部26はガイドパイプ24に摺接しつつ、センターヨー
ク20の軸方向に沿って変位可能とされている。また、
この変位の際には、ガイド部26の内壁面26Aは、セ
ンターヨーク20の外周面20Aには触れないようにな
っている。
【0022】弁体30は、弾性を備えた合成ゴム材によ
って形成されており、樹脂製の組付部材34の一端部に
組み付けられている。また、組付部材34の他端部に
は、ばね押え突部35が突設されている。ばね押え突部
35は、ばね装着溝28の内側に挿入されて、ばね装着
溝28の内周面との間に、つるまきばね29が位置決め
されるようになっている。また、組付部材34の中央に
は、径方向外側に円盤状の組付部36が突設されてお
り、この組付部36に補助部材37を介して第1プラン
ジャ18が固定されている。
【0023】次に、上記のように構成された第1実施形
態の作用および効果について、図2を参照しつつ説明す
る。図2は、説明の便宜上、図示左半分は駆動部材17
および弁体30が閉止位置にある状態を、図示右半分は
駆動部材17および弁体30が開放位置にある状態を示
したものである。電流が両方のコイル27,32に流さ
れていないとき、すなわち常には、駆動部材17は、左
半分に示すように、つるまきばね29によって下方に付
勢されており、弁体30が開閉口7を閉止している。
【0024】ここで、駆動用コイル27への通電がなさ
れると、第1プランジャ18と駆動用ヨーク15との間
の相互作用、及び、センターヨーク20とガイド部26
との間の相互作用によって、つるまきばね29の付勢力
に抗して駆動部材17がセンターヨーク20側に吸引さ
れ、図示右半分に示すように、弁体30が開閉口7を開
放する開放位置に至る。この状態では、前述のように、
第1プランジャ18の対向面19と駆動用ヨーク15の
対向面16との間には、僅かな隙間が設けられている。
【0025】一方、第2プランジャ33と保持用ヨーク
31の開口縁31Aとは、接触した状態にある。ここ
で、保持用コイル32に電流を流すと、第2プランジャ
33と開口縁31Aとの間に吸引力が働き、駆動部材1
7を開放位置に保持した状態とできる。このように、保
持用コイル32への通電によって駆動部材17の開放位
置が保持されているときには、駆動用コイル27への通
電を解除しても、つるまきばね29の付勢力に抗したま
まとできる。
【0026】次に、保持用コイル32への通電を解除す
ると、第2プランジャ33と保持用ヨーク31との間の
相互作用がなくなり、駆動部材17は、つるまきばね2
9の作用によって、再び元の閉止位置に戻る。
【0027】このように、本実施形態によれば、駆動用
コイル27に通電がなされると、それによって生じる吸
引力によって駆動部材17が吸引される。このとき、駆
動用ヨーク15、第1プランジャ18、ガイド部26お
よびセンターヨーク20によって磁気回路が構成され
る。このような電磁弁1において、ガイド部26は筒
状、つまり中空体として形成されているため、軽量化が
図れ、駆動部材17の動作を速めて弁体30の開閉動作
を高速化させる。
【0028】また、第1プランジャ18が円盤状とされ
ているので、全体が釣り鐘状の駆動部材106に比べる
と、駆動部材17の軽量化に寄与し、駆動部材17の動
作の高速化を図れる。さらに、駆動部材17が軽量化さ
れている分だけ、駆動部材17を駆動させるために駆動
用コイル27に必要となる電流を少なくすることがで
き、電池の消耗を減少させて長寿命化が図れる。
【0029】加えて、駆動用コイル27への通電によっ
て駆動部材17を吸引状態(開放位置)に駆動させた後
には、供給電流のより小さい保持用コイル32への通電
によって駆動部材17が吸引状態に保持される。このた
め、全体として必要な電力が軽減でき、特に電池を使用
する電磁弁1の場合には、電池の寿命を長期化すること
ができ、メンテナンスも減少できる。
【0030】また、駆動部材17の移動を案内するため
の部材であるガイド部26と、このガイド部26の内側
に所定の間隔を隔てて配されるセンターヨーク20と
は、精度の高い加工が必要となるが、本実施形態によれ
ば両者20,26は、パイプ材と棒材とから簡単に形成
でき、従来のように二次的に加工する必要がない。
【0031】<第2実施形態>次に、図3および図4を
参照しつつ、本発明の第2実施形態について説明する。
なお、本実施形態と第1実施形態とについて、同一の構
成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0032】本実施形態と第1実施形態との主たる相違
は、保持用ヨーク31と駆動用ヨーク15とが備えられ
ている位置関係である。すなわち、保持用ヨーク31と
駆動用ヨーク15とは分離して備えられており、保持用
コイル32とその周囲に備えられる保持用ヨーク31と
は、上側ボディ2Aの底面(図3において上側)に装着
されている。一方、駆動用コイル27と駆動用ヨーク1
5とは、上側ボディ2Aの開口縁付近に配置されてい
る。また、両ヨーク15,31の間には、第2プランジ
ャ33が備えられている。第2プランジャ33は、円盤
状とされており、その中央には組付孔43が開口されて
いる。
【0033】また、センターヨーク20の中央には、貫
通孔40が上下に貫通されており、ここには駆動部材1
7のガイド部26の内側空間に突設される第2プランジ
ャ組付突部41が遊挿される。なお、第2プランジャ組
付突部41の先端には、第2プランジャ33の組付孔4
3を組付可能な組付凹部42が設けられている。
【0034】このように構成された第2実施形態におい
ても、第1実施形態と同様な作用及び効果を奏すること
ができる。
【0035】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明
の技術的範囲に含まれる。 (1)本実施形態では、電磁弁には、駆動部材を駆動さ
せるための駆動用構成(駆動用コイル、駆動用ヨークお
よび第1プランジャ)と、開放位置にある駆動部材を保
持しておくための保持用構成(保持用コイル、保持用ヨ
ーク及び第2プランジャ)とが共に備えられているが、
本発明によれば、駆動用構成のみを備え、保持用構成を
備える必要はない。 (2)本実施形態では、駆動部材が開放位置にあるとき
に、駆動用ヨークと第1プランジャとの間に隙間が確保
されるようになっているが、残留磁化の小さい材質を使
用すれば、両者を接触させるようにすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態における電磁弁の分解側断面図
【図2】第1実施形態における電磁弁の開閉操作の様子
を示す側断面図
【図3】第2実施形態における電磁弁の分解側断面図
【図4】第2実施形態における電磁弁の開閉操作の様子
を示す側断面図
【図5】従来例における電磁弁の側断面図
【符号の説明】
1…電磁弁 2…ボディ 15…駆動用ヨーク 17…駆動部材 18…第1プランジャ 20…センターヨーク 21…ボビン 22…挿通孔 26…ガイド部 27…駆動用コイル 29…つるまきばね(弾性部材) 30…弁体 31…保持用ヨーク 32…保持用コイル 33…第2プランジャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木全 義憲 愛知県丹羽郡大口町外坪5丁目98番地 タ イム技研株式会社内 Fターム(参考) 3H106 DA07 DA25 DB17 DB23 DB32 DC02 DC17 DD07 EE04 EE23 EE25 EE34 EE48 GA11 GA17 GA26 GB06 GB11 GC29 KK12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状のボディと;このボディ内に収容
    され一方側へ開口する有底筒状の駆動用ヨークと;この
    駆動用ヨーク内に同軸で固定され駆動用コイルが巻き付
    けられてなるボビンと;前記駆動用ヨークの底面から前
    記ボビンの中心に設けられた挿通孔へ同軸で突入されそ
    の外周面と前記挿通孔の孔面との間には全周にわたって
    隙間が保有されるセンターヨークと;前記駆動用コイル
    への通電・非通電によって前記センターヨーク側への吸
    引・解除がなされる駆動部材と;を備えた電磁弁であっ
    て、 前記駆動部材には常には弾性部材によって流体の流れを
    規制する閉止位置に付勢されている弁体と;前記駆動用
    コイルへの通電時に前記駆動用ヨークの開口縁と対向可
    能となっている円盤状の第1プランジャと;この第1プ
    ランジャの中心部に同軸で立設され前記駆動用コイルへ
    の通電時には前記挿通孔の孔壁をガイド面としつつ軸方
    向に沿って変位し前記センターヨークの外周面とは微小
    間隙をもって対向可能な筒状のガイド部と;とからなる
    ことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記ボディ内には、前記駆動用コイルに
    対しての供給電流よりも小さい供給電流によって前記駆
    動部材を吸引状態に保持する保持用コイルと、この保持
    用コイルに設けられる保持用ヨークとが設けられる一
    方、前記駆動部材には、前記保持用コイルへの通電時に
    前記保持用ヨークに対向可能な第2プランジャが備えら
    れており、前記駆動用コイルへの通電によって前記駆動
    部材の吸引動作がなされると、前記保持用コイルへの通
    電によって前記駆動部材が吸引状態に保持され、前記駆
    動用コイルへの通電が切断されることを特徴とする請求
    項1記載の電磁弁。
JP11029230A 1999-02-05 1999-02-05 電磁弁 Pending JP2000227170A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11029230A JP2000227170A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 電磁弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11029230A JP2000227170A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 電磁弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000227170A true JP2000227170A (ja) 2000-08-15

Family

ID=12270433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11029230A Pending JP2000227170A (ja) 1999-02-05 1999-02-05 電磁弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000227170A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236310A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Aisin Aw Co Ltd 電磁弁装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236310A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Aisin Aw Co Ltd 電磁弁装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002101631A (ja) 磁石可動型電磁アクチュエータ
JP2013217465A (ja) 電磁弁
JP2006307831A (ja) 燃料噴射弁
JP2000227170A (ja) 電磁弁
US4677409A (en) Electromagnetic solenoid with a replaceable fixed iron core
JP2009273224A (ja) リニアアクチュエータ
JPH11287346A (ja) ソレノイドバルブ
JP2007010015A (ja) 電動流量制御弁
JPH07239050A (ja) 流体制御弁、その制御磁路手段、その耐摩耗性手段およびその減衰手段
CN216692372U (zh) 一种燃气阀
JP2016076604A (ja) クラッチ機構付きモータユニット
JPS5923451B2 (ja) 自己保持型電磁装置
JPS603554Y2 (ja) 無衝撃電磁ソレノイド
JPH0492175A (ja) 電磁弁
JP4741778B2 (ja) ソレノイド及びソレノイドバルブ
JPH0231770Y2 (ja)
JP2019046719A (ja) 電磁継電器
JP2540784Y2 (ja) 電 磁 弁
JPH0447926Y2 (ja)
JP2000049011A (ja) ソレノイド装置
JPS6216502A (ja) 電磁石
JP2872075B2 (ja) 自己保持型ソレノイド装置
JP2514184Y2 (ja) ソレノイド
JP2513676Y2 (ja) ソレノイド
JPH09153409A (ja) 電磁ソレノイド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060201

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060531

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081216