JP2514184Y2 - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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JP2514184Y2
JP2514184Y2 JP2503891U JP2503891U JP2514184Y2 JP 2514184 Y2 JP2514184 Y2 JP 2514184Y2 JP 2503891 U JP2503891 U JP 2503891U JP 2503891 U JP2503891 U JP 2503891U JP 2514184 Y2 JP2514184 Y2 JP 2514184Y2
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JP
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plunger
solenoid
coil
guide
pole core
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JP2503891U
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JPH04120206U (ja
Inventor
洋 熊本
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動給水弁等に取付られたソレノ
イドは、図6に示すように、ヨーク40中に、コイルが巻
回されたボビン41を収納し、同コイルの中心に設けた筒
状のプランジャーガイド42の上部にポールコア43を嵌入
固設し、同ポールコア43に向かってプランジャーガイド
42中を摺動するプランジャー44を挿入し、しかも、ポー
ルコア43とプランジャーガイド42との間には、復帰用ス
プリング45を配設している。さらに、プランジャーガイ
ド42の下端開口部近傍の外周には、ラッチング用マグネ
ット板46を配設固定している。
【0003】かかる構造において、プランジャー44は、
コイルへの通電によって発生する電磁力と永久磁石等か
らなるラッチング用マグネット板46による磁力とによる
吸磁作用を受けて、進退自在に作動するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記構造のソ
レノイドでは、以下のような欠点を有していた。即ち、
プランジャーガイド42内にポールコア43を取付ける場
合、同ガイド42内に、ポールコア43を挿入し、さらに、
ポールコア固定板47をかしめてポールコア43を一体的に
連結していた。しかし、この作業は、工具を利用して行
っており、非常に煩雑であるとともに、ポールコア固定
板47のかしめ作業の際に、合成樹脂製であるプランジャ
ーガイド42にその応力がかかり、同ガイド42を破損する
という不具合が生じていた。
【0005】さらに、ソレノイドを組み立てる場合、ボ
ビン41の周りに、コイルを巻回し、そして、このボビン
中にプランジャーガイド42を挿入して組み立てていた
が、非常に面倒で容易に行うことができなかった。
【0006】本考案は、上記課題を解決することができ
るソレノイドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、ヨーク中にコ
イルを収納し、同コイルの中心に設けた円筒状のプラン
ジャーガイドにプランジャーを進退自在に挿入したソレ
ノイドにおいて、同プランジャーガイド中に、ポールコ
アを埋設状態に取付けたことを特徴とするソレノイドに
係るものである。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1に示すように、大便器への給水配管中に、本考
案に係るソレノイドを具体化したラッチングソレノイド
Aを取付けて、弁の開閉を行うようにしている。
【0009】図1において、aは大便器への給水配管で
あり、同配管aには、給水源側から大便器側に向けて、
順に、止水栓b、フラッシュ弁c及びバキュームブレー
カーdが取付けられている。そして、かかる構成におい
て、ラッチングソレノイドAが、フラッシュ弁cが駆動
用アクチュエータとして用いられており、同ソレノイド
Aによって、ダイヤフラムからなる弁体7aで弁座Baを開
閉する。
【0010】かかるラッチングソレノイドAの全体の構
造を図2〜図4を参照して説明すると、まず、最外側に
は、断面門形状のヨーク1が設けられており、同ヨーク
1の中にはポリエステル樹脂にて内部に、コイル本体2a
をモールドしたモールドインコイル形態の筒状のコイル
2が収納されている。
【0011】3はモールド部を示しており、コイル本体
2aの上下側面、周側面をコーティング状にモールドして
筒状のコイル2を形成している。
【0012】また、コイル2の中心には、縦孔が形成さ
れ、同縦孔中には筒状のプランジャーガイド4が挿貫さ
れており、同ガイド4の上部には、ポールコア5が設け
られている。なお、6はヨーク1の上端部に設けた固定
板を示す。
【0013】また、プランジャーガイド4は、その先端
をヨーク1の下部保持板1aに形成した透孔より下方へ突
出せしめている。また、プランジャーガイド4中には、
プランジャー7が軸線方向に摺動自在ないし進退自在に
挿通されている。
【0014】また、図3に示すように、上記したコイル
本体2aを内部に埋設したコイル2の下側部分のモールド
部分を肉厚に形成し、同肉厚部に左右側面から矩形形状
の永久磁石からなるラッチング用マグネット板15を挿入
する挿入空間Sを形成している。
【0015】また、ラッチング用マグネット板15を挿入
空間S中に挿入して、コイル2と一体とする際に、ラッ
チング用マグネット板15の先端縁を、可及的にプランジ
ャーガイド4に近接すべく挿入空間Sをコイル2の下部
に形成するのが好ましい。これによってラッチング用マ
グネット板15から発生する磁力を効果的にプランジャー
7に及ぼすことができる。なお、7aはプランジャー7の
下端部に設ける弁体、BはラッチングソレノイドAのフ
ラッシュ弁cへのソレノイド取付部を示す。
【0016】本考案は、上記構造のラッチングソレノイ
ドAにおいて、プランジャーガイド4の構造にその特徴
を有しており、その構造を詳説する。即ち、図2に示す
ように、プランジャーガイド4と、コイル本体2aを巻回
するボビンとを一体的に構成して、同ガイド4の周り
に、コイル本体2aを巻回するとともに、同ガイド4の上
部に、ポールコア5を埋設状態に取付けている。
【0017】本実施例では、プランジャーガイド4の外
周面に、上下部フランジ2c,2d を突設して、各フランジ
2c,2d の間に、コイル本体2aを巻回するものである。
【0018】また、図3において、ポールコア5を肉薄
円筒状に形成し、筒状のプランジャーガイド4中に同コ
ア5を埋設しており、しかも、ポールコア5の上端部を
突設して、その上端部を固定板6中にも埋設している。
【0019】かかる構成によって、プランジャーガイド
4に、コイル本体2aを巻回するボビンとを一体的に構成
している為に、同ガイド4とボビンとの連結作業を削除
して、その組み立てを容易に行うことができ、また、同
ガイド4中に、ポールコア5を埋設している為に、同ガ
イド4の強度を向上させて、同ガイド4の損傷を防止す
ることができる。
【0020】また、図2に示すように、プランジャー7
は、その上端部に、スプリング収納用孔10を形成すると
ともに、同孔10中に復帰用スプリング11を収納してい
る。また、復帰用スプリング11は、その上端を固定ポー
ルコア5の下端面に当接させており、プランジャー7を
常時進出方向、即ち閉弁方向に付勢させている。
【0021】また、コイル2の下部外周面には、図2に
示すように、コイル本体2aと接続する引き出し線13の接
続部分を保護するためのコネクター12が設けており、同
コネクター12は、本実施例では、コイル2と一体成形さ
れている。なお、図2において、ヨーク1の下部保持板
1aは横側方に張出し形成してソレノイド取付用のフラン
ジ1bを形成しており、1cは取付用孔を示す。
【0022】また、プランジャーガイド4は、非磁性体
であり、金属で形成することも可能とし、他の実施例と
して、合成樹脂で形成して、発錆等を防止することもで
きる。
【0023】また、図5は、ラッチングソレノイドAの
他の実施例を示し、プランジャーガイド4の周りに、コ
イル2aを巻回する為のボビン16を設けており、同ボビン
16は、図5に示すように、肉薄状の筒体17の外周面に、
上下部フランジ18,19 を突設して、各フランジ18,19 の
間に、コイル本体2aを巻回している。
【0024】さらに、本実施例では、かかるプランジャ
ーガイド4の上部に、ポールコア5を埋設して、同ガイ
ド4の強度を向上させることができる。また、プランジ
ャーガイド4を合成樹脂で形成して、発錆等を防止する
こともできる。
【0025】次に、上記構成を有するラッチングソレノ
イドAの作動を、給水弁の弁開閉に用いた場合を参照し
て説明する。図3は閉弁時の状態を示し、コイル2のコ
イル本体2aには通電されておらず、ラッチング用マグネ
ット板15の磁力によりプランジャー7が下方に吸着され
て、弁体7aで弁座Baを閉じている。次いで、コイル本体
2aに通電して、ポールコア5をラッチング用マグネット
板15からの磁力線と同一方向に励磁すると、プランジャ
ー7の上端とポールコア5の下端とが相互に異極とな
り、復帰用スプリング11の付勢力に抗してポールコア5
がプランジャー7を吸着して、弁座Baを開かせる。
【0026】そして、上記の通電を断って、ポールコア
5への励磁を中止しても、ラッチング用マグネット板15
からの磁力線が、ヨーク1、ポールコア5、プランジャ
ー7、ラッチング用マグネット板15に達しているので、
上記のプランジャー7の吸着状態が保持され、ラッチン
グソレノイドAは開弁状態を維持する。
【0027】次に、上記とは逆方向の電流をコイル本体
2aに通電して、ポールコア5をラッチング用マグネット
板15からの磁力線とは逆方向に励磁すると、同ポールコ
ア5の下端とプランジャー7の上端とが相互に同極とな
り、反発しあって、プランジャー7を弁座Baの方向に離
間させて、弁座Baを閉じさせる。そして、この通電を停
止しても、図3で示すように、プランジャー7の下端の
弁体7aは、ラッチング用マグネット板15の吸引力と復帰
用スプリング11の付勢力で押しつけられて、給水弁は閉
状態を持続する。
【0028】このように、本考案に係るラッチングソレ
ノイドAは、上記した自動給水弁のみならず、その他の
用途、例えば、湯水混合装置等にも有効に用いることが
できるものである。
【0029】
【考案の効果】本考案では、コイルの中心に設けたプラ
ンジャーガイド中に、ポールコアを埋設している為に、
同ポールコアの取付作業等を削除して、容易にソレノイ
ドの組み立てを行うことができるとともに、同ガイド自
体の強度を向上させて、同ガイドの損傷を防止すること
ができる。
【0030】また、プランジャーガイドに、コイルを巻
回するボビンとを一体的に構成することにより、同ガイ
ドとボビンとの連結作業をなくして、その組み立てを容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るソレノイドを具体化したラッチン
グソレノイドをフラッシュ弁に取付けた状態を示す説明
図である。
【図2】同ラッチングソレノイドの斜視図である。
【図3】同ラッチングソレノイドの断面側面図である。
【図4】同ラッチングソレノイドの断面側面図である。
【図5】同ラッチングソレノイドの他の実施例を示す断
面側面図である。
【図6】ソレノイドの従来技術を示す断面側面図であ
る。
【符号の説明】
A ラッチングソレノイド 1 ヨーク 2 コイル 4 プランジャーガイド 5 ポールコア 7 プランジャー 15 ラッチング用マグネット板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヨーク1中にコイル2を収納し、同コイ
    ル2の中心に設けた円筒状のプランジャーガイド4にプ
    ランジャー7を進退自在に挿入したソレノイドにおい
    て、 同プランジャーガイド4中に、ポールコア5を埋設状態
    に取付けたことを特徴とするソレノイド。
JP2503891U 1991-04-15 1991-04-15 ソレノイド Expired - Lifetime JP2514184Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2503891U JP2514184Y2 (ja) 1991-04-15 1991-04-15 ソレノイド

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JP2503891U JP2514184Y2 (ja) 1991-04-15 1991-04-15 ソレノイド

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JPH04120206U JPH04120206U (ja) 1992-10-27
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JP2503891U Expired - Lifetime JP2514184Y2 (ja) 1991-04-15 1991-04-15 ソレノイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3603646B2 (ja) * 1999-02-26 2004-12-22 松下電工株式会社 タタキマッサージャー機用電磁ソレノイド
JP5980695B2 (ja) * 2013-01-18 2016-08-31 株式会社鷺宮製作所 モールドコイルおよびモールドコイルを用いた電磁弁、ならびに、モールドコイルの製造方法

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JPH04120206U (ja) 1992-10-27

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