JPH0616172Y2 - 電磁作動装置の接地構造 - Google Patents

電磁作動装置の接地構造

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JPH0616172Y2
JPH0616172Y2 JP2099288U JP2099288U JPH0616172Y2 JP H0616172 Y2 JPH0616172 Y2 JP H0616172Y2 JP 2099288 U JP2099288 U JP 2099288U JP 2099288 U JP2099288 U JP 2099288U JP H0616172 Y2 JPH0616172 Y2 JP H0616172Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 この考案は、電磁弁などの電磁作動装置に関し、更に詳
しくは、電磁作動装置の電磁作動部における接地構造す
なわち接地端子(アースターミナル)の取付け構造に関
する。
(2)従来の技術 電磁作動装置における接地構造として、実開昭52−3
5492号公報、実公昭56−4935号公報に開示さ
れたものにおいては、電磁コイルから引き出される陰極
線をリード線として装置外に取り出しその端部を装置の
本体に接地させる方法が、また、実開昭56−4027
7号公報に開示されたものにおいてはリード線を装置内
に折り込んで接続する方法が採られている。しかし、こ
れらの接地構造によれば、取付け手間を要するうえ、小
型の電磁作動装置においては取付け空間を確保すること
が困難で実際的でない。
従って、小型化するこの種電磁作動装置に対処するた
め、コイルボビンに一端を接触する接地用のコイルばね
あるいはコイルボビンに一端を埋め込んだ接地端子の他
端を本体に接触させて接地する方法が採られるようにな
ってきているが、これらの方法によっては振動・熱によ
る接触安定性の不具合、更には装置の本体内に流動性の
絶縁材樹脂を充填する場合に、接触部に樹脂が入り込み
接触不良が引き起され易く、この種接地方法の信頼性の
問題がある。
(3)考案が解決しようとする問題点 本考案は上述した問題点を解決すべくなされたものであ
って、コイルボビンに接続する接地端子を有する電磁作
動装置において、熱及び振動に対する接触性の信頼の向
上、並びに装置の組立て時の作業性の向上を図ることを
その技術的課題(目的)とする。
B.考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 本考案によれば、中心部に配された棒状体の固定コア、
この固定コアの外周に密嵌して配されたボビン、このボ
ビンに捲回された電磁コイル、前記ボビンの後端に前記
固定コアと接して配されるヨーク、これらのボビン・電
磁コイル・ヨークを包み込むハウジング及び戻しばねを
介して前記固定コアに対向して配される可動コアからな
り、これらの固定コア・ヨーク・ハウジング・可動コア
をもって磁路が形成されてなる電磁作動装置において、
前記固定コアは後端面より柱状のかしめ用突起が突設さ
れ、 前記ヨークは外縁より中心に向かう切欠きが凹設される
とともに、その中心に形成された挿通孔に前記固定コア
のかしめ用突起が貫通して挿通され、前記ボビンの後部
には前記電磁コイルに導通する実質的に平板状をなす接
地端子の一端が埋め込まれ、該接地端子の残部は前記ヨ
ークの切欠き嵌挿されるとともに該切欠きより内方に折
り曲げられ、その端部に穿設された長孔をもって前記か
しめ用突起に嵌挿され、前記ヨーク及び接地端子より突
出するかしめ用突起の突出部をかしめにより前記固定コ
ア・ヨーク・接地端子が一体的に固着されてなる、こと
を特徴とする。
以下の実施例におて、固定コアは固定鉄心、可動コアは
弁体の名称を採るが、機能において変わりはない。
(2)作用 電磁作動装置の組付けにおいて、接地端子はヨークの切
欠きに嵌り込み、この切欠きを介して内方に折り込ま
れ、更に、該接地端子の端部に穿設された長孔をもって
かしめ用突起に挿通され、しかる後、かしめ用突起をか
しめて接地端子を固定コアおよびヨークとともに一体的
に固定する。
また、電磁作動装置の作動において、電磁コイルに流れ
た電流は接地端子からヨークからハウジングを経由して
流れ出て、電源の陰極側へ戻される。
(3)実施例 本考案の電磁作動装置の実施例を図面に基づいて説明す
る。
(実施例の構成) 第1図はその一実施例の流体制御電磁弁Vを示し、内燃
機関の気化器の低速域燃料系における混合気の流量制御
に適用されるものである。
第1図及び第2図に基づいてこの実施例を説明する。
この電磁弁Vは、弁体の開閉作動により混合気の流れを
制御する流体制御部1と、該流体制御部1の弁体を電磁
力により開閉作動する電磁作動部2とを含む。
以下、流体制御部1及び電磁作動部2の構成を順次説明
する。なお、この説明中、部材の上下・前後位置は図面
に対してのもので、その上下・前後位置に特定されるも
のではない。
流体制御部1は、弁穴を有する弁箱5と、この弁箱5内
に収容され弁穴を開閉する弁体6とを含む。
更に詳しくは、弁箱5は実質的に円筒状をなし、前部に
弁穴7及び開口8,9を有し、後部はスピゴット部5a
に形成され、後記するハウジングに嵌装固定される。開
口8は幅広の矩形窓に形成され、円周方向に所定間隔を
保って設けられ、開口9は小径の円孔であって、円周方
向に1又は複数箇所設けられる。すなわち、開口8は大
断面の開口面積を有し、開口9は小断面の開口面積を有
する。そして、混合気は開口8,9から流入し、弁穴7
より排出される。
弁体6は実質的に丸棒状をなし、その外周を弁箱5の内
周面に支持され、弁箱5内をその軸心方向に移動自在に
挿入されている。弁体6の弁頭部10は弁穴7の弁座7
aに着座し、その離接により弁穴7を開閉する。弁体6
の後部の基部11は後記する固定コアに対向する。本実
施例において弁体6の中間部は縮径されているが、これ
は軽量化のためであって本質的なことではない。
電磁作動部2は、その中心部に長手方向に配される固定
コア15、この固定コア15の外周に密嵌して配された
合成樹脂製のボビン16、このボビン16に捲回された
電磁コイル17、ボビン16の後端に接して配されたヨ
ーク18、これらのボビン16・コイル17・ヨーク1
8を抱き込むとともに前方及び後方に延設されてなるハ
ウジング19、前記固定コア15と弁体6との間に介装
される戻しばね20を含み、更には、スペーサ21、接
地端子23、プラグ端子24をも含む。ハウジング19
と電磁コイル17との空隙部には樹脂25が充填され
る。
もっと詳しくは、固定コア15は磁性体の長尺の円柱状
部材よりなり、その前端部15aにはその中心より円柱
状の小突起27が突設され、後端部15bにはかしめ用
突起28が突設されている。該小突起27に戻しばね2
0及びスペーサ21が組み付けられ、該かしめ用突起2
8にヨーク18及び接地端子23が組み付けられる。
ボビン16は内部に軸心部を貫通する円孔16aを有
し、この円孔16a内に固定コア15が密嵌される。ボ
ビン16の前部は固定コア15の前端面15aよりも鍔
部16bをもって延設され、この前部の円孔16a内に
弁体6の基部11がその移動を許容して固定コア15の
前端面15aと相対向して緩嵌挿される。詳述すれば、
弁体6の基部11にはその後端面11aの中心より円孔
30が穿設され、この円孔30の底部にコイル状の戻し
ばね20の一端が着座され、他端が固定コア15の小突
起27に嵌装されるとともに、固定コア15の前端面1
5aに着座される。これにより弁体6は常時前方方向へ
の付勢力を受ける。また、弁体基部11の円環状の後端
面11aは固定コア15の前端面15aに固設されたス
ペーサ21を介して対向することになる。なお、このス
ペーサ21は非磁性体よりなるいわゆる磁気キラーであ
って、残留磁気の迅速な消散を図る。
ボビン16の後部は厚肉に形成され、該部に接地端子2
3が埋め込まれるとともにプラグ端子24を受け入れる
凹陥部16cが形成される。接地端子23の埋込みはボ
ビン16の成形と同時に行われ、ボビン16の軸心に平
行して配される。ボビン16の後端面16dには該ボビ
ン16の円孔16aに臨んで円環状の溝が凹設され、こ
の溝に気密用のOリング31が装着される。
ボビン16に捲回される磁気コイル17はその正極側を
ボビン16の凹陥部16cに受け入られたプラグ端子2
4に、負極側をボビン16に埋め込まれた接地端子23
にそれぞれ導通する。
ヨーク18は所定の厚みを有して実質的に円板状をな
し、中央には挿通孔33が穿設されるとともに縁部には
2つの切欠き34,35が形成され、更には、適宜数の
充填用の丸孔36が開設される。切欠き34は円板の中
心方向に向けて凹設され、接地端子23をすき間を存し
て受け入れる。切欠き35は円板の中心から偏心して凹
設され、プラグ端子24を受け入れる。
以上の固定コア15、ボビン16、電磁コイル17、ヨ
ーク18並びに本実施例の特徴とする接地端子23を含
めて組立て体3が構成される。
第3図及び第4図はこの組立て体3を取り出して示した
ものであり、第5図は組立て前の接地端子23を示す。
第5図を参照して、この接地端子23は所定の厚みを有
する平板体よりなり、導電性を有する素材、通常には金
属が使用される。該接地端子23の厚さは折曲げ塑性変
形に追従し、かつ、後記するかしめ用突起28のかしめ
力に耐えられることを考慮して決められる。
23aは接地端子23の基部であって、該基部23aが
ボビン16の成形時にボビン16の後部の肉厚部が埋め
込まれ、先端部23bには長手方向に延びる長孔38が
開設され、更には折曲げ部23cに幅方向にV溝39が
形成される。このV溝39は折曲げを容易にするためで
あって、適宜省略することができる。
このような接地端子23を用いて組立て体3は次のよう
にして組み立てられる(第3図・第4図参照)。
固定コア15はボビン16の内孔16aに密嵌される
が、このとき固定コア15の後端面15bとボビン16
の後端面16dとは同一面にされ、Oリング31が装着
される。なお、前述したように、ボビン16には予め接
地端子23の基部23aがボビン16の成形時に埋め込
まれており、その余部のボビン16からの突出部分23
bは直線状となっている。
この状態でヨーク18がその中心の挿通孔33をもって
固定コア15のかしめ用突起28に嵌装される。このと
き、ヨーク18はその切欠き34をもって接地端子23
に緩く嵌り込むが、切欠き34による嵌装操作は孔によ
るよりも容易であり、また、これを案内としてヨーク1
8の挿通孔33と固定コア15のかしめ用突起28との
予備的な芯出しが行われ、ヨーク18は容易にかしめ用
突起28に装着される。
次いで、接地端子23を第3図の矢印イで示すように、
固定コア15の中心に向けて折り込む。接地端子23の
先端部には長孔38が開設されており、固定コア15の
かしめ用突起28に嵌まり込む。
このようにして、ヨーク18並びに接地端子23をかし
め用突起28に嵌装させ、このかしめ用突起28の突出
部をかしめる。
再び、第1図に戻って、ハウジング19は円筒状をな
し、前記したボビン16・コイル17・ヨーク18より
なる組立て体3を包み込むものであり、組立て体3がハ
ウジング19内に組み込まれるとき、ボビン16の前端
部とハウジング19の奥面とに円環状のシール板41が
介装される。
該ハウジング19の前部延設部は縮径され、その内孔1
9aに弁体6の基部11が所定のすき間を介して嵌挿さ
れている。また、その前端部19bはソケット部に形成
され、該ソケット部19bに弁箱5のスピゴット部5a
が強嵌挿され固定される。更に、この前部延設部の基部
には段部19cが形成され、ここに取付け穴4aを有す
る取り付け板4が取り付けられる。
ハウジング19の後部延設部はハウジング本体部よりも
薄肉にされ、ヨーク18を介して内方へかしめられる。
この後部延設部においてハウジング本体部との境目に段
部19dが形成されるが、前記した組立て体3を装入す
るときヨーク18の前端面がこの段部19dに衝接し、
組立て体3の挿入量の位置決めをなす。
充填材の樹脂25は、ハウジング19内に組立て体3が
所定位置に装入され、ハウジング19の後部延設部が内
方にかしめ込まれた後充填される。
本実施例の電磁弁Vは以上の構成をもってなるが、これ
らの構成部材中、固定コア15、ヨーク18、ハウジン
グ19、弁体6は磁性体よりなり、電磁コイル17が励
磁されたとき、これらにより磁路を形成する。
なお、ボビン16の前部の鍔部16bの存在により、磁
路はハウジング19から固定コア15に短絡することな
く、弁体6を経由することになる。従って、弁体6はそ
の基部11のみが磁性体であればよく、それ以外を他の
素材で形成し、基部11と固定する態様を採ることがで
きる。
また、接地端子23はヨーク18を介してハウジング1
9に電気的に導通するものであり、本体接地となる。
このように構成された電磁弁Vは、前記した取付け板4
をもって内燃機関の気化器本体50に取り付けられる。
この場合、取付け板4及び気化器本体50は金属製より
なり導体であるので、接地端子23から流れ出る電流は
ハウジング19と接触する取付け板4及び気化器本体5
0を介して電源に戻される。
気化器本体50には低速燃料通路として供給路52と排
出路53とが穿設されており、供給路52はこの電磁弁
Vの開口8,9に連通し、排出路53は弁穴7に連通す
る。
(実施例の作用) 次に、この実施例の流体制御電磁弁Vの作用について説
明する。
コントロールユニット(図示せず)からのオフ信号によ
り、電磁コイル17に電流が供給されず電磁コイル17
が非励磁すなわち消磁状態にあるときは、戻しばね20
のばね付勢により弁体6は第1図に示す位置(消磁位
置)にあり、弁体6の弁体頭部10は弁穴7の弁座7a
に着座している。
このため、開口8から弁穴7への流通が遮断され、開口
9のみが弁穴7と連通状態にあり、混合気は小断面の開
口9を介して小容量が弁穴7へと排出される。
コントロールユニットからのオン信号により、電流が電
磁コイル17に供給されると電磁コイル17は励磁状態
となり、電磁コイル17による磁束が固定コア15、ヨ
ーク18、ハウジング19及び弁体6を経て固定コア1
5に戻る閉ループの磁路を形成し、固定コア15と弁体
6との間に電流の値に応じた磁気吸引力が生じる。
これに伴って、弁体6は戻しばね20の付勢力に抗して
軸方向に移動し、弁体6の弁体頭部10は弁穴7の弁座
7aから離れるので、開口8と弁穴7とが連通する。こ
のため、混合気は大断面の開口8を介して大容量が弁穴
7へと排出される。
電磁コイル17への電流が停止されると、弁体6の吸引
力は消えるので弁体6は戻しばね20の付勢力により弁
座7aの方向に押し戻されることになる。このとき、ス
ペーサ21により残留磁気が可及的減少されているの
で、戻しばね20の付勢力によって弁体6は直ちに元の
位置すなわち消磁位置に戻り、いわゆる応答性のよい作
動性を発揮する。
弁体6の開度は前記したコントロールユニットからのオ
ン・オフ信号のデューティ比率を適宜に変ることにより
自由に調整される。なお、常時オフのときすなわち弁体
6が閉のときは、開口9より所定量の混合気がリーク
し、必要最小量の混合気の供給を確保する。
このような電磁弁Vの作動において、電流はプラグ端子
24から与えられ、電磁コイル17を流れたのち、接地
端子23を介してヨーク18・ハウジング19を経て、
接地体へと流れ出る。
この電磁弁Vはそれ自体で振動を生じるものであり(自
励振動)、かつ、エンジンルーム内の振動環境(強制振
動)並びに高温環境に置かれるものであり、振動と熱と
に対する通電路の接続安定性が問題となるが、この接地
端子23においては、その一端をボビン16中に埋設さ
れ、その他端をヨーク18と固定コア15のかしめ用突
起28とに挟圧されかしめ固定されているので、動作中
での機能不全を引き起こすことなく、また、長期間にお
いても接続不良を生じることはない。
また、この電磁弁Vの電磁作動部2、特には組付け体3
における接地端子23の取付け作業要領は前記したとお
りであるので、接地端子23を案内としてヨークの装着
が容易であり、また、長穴38により接地端子23の折
曲げ位置のばら付きが吸収される、等の作業の効率化を
図りうる。
また、本実施例においては組付け体3をハウジング19
に装入後樹脂の充填いわゆるポッティングが行われる
が、従来の接地端子構造(特にばね式)によればこの作
業により樹脂が接触部に入り込み接地不良を引き起こす
原因となっていたが、本実施例では接地端子23はヨー
ク18とかしめ用突起28とに強固に挟着され、樹脂の
浸入はなく、この種の接地不良は皆無となる。
(変形例) 第6図は接地端子23の先端部23bの長孔の他の態様
を示す。この態様においては長手方向に延びる切欠き3
8Aとされる。
また、前記した実施例では、接地端子23は一様な板幅
にされているが、先端部23bは長孔38を確保して、
基部23bを更に幅狭としてもよい。更に、前記実施例
では板厚が一様とされているが、先端部23bはかしめ
に耐える厚さを確保し、基部23a及び折曲げ部23c
は薄肉の変断面にしてもよい。
本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案
の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本考案の技術的範囲内に包
含されるものである。
固定コア15のかしめ用突起28は円柱状に限定され
るものでなく、他の形状、例えば四角柱でもよい。その
場合、ヨーク18の中心孔33も四角孔とされる。
プラグ端子24をボビン16の前部に配することは自
由である。
充填樹脂25によらず、他の手段によりハウジング1
9を密封してもよい。
C.考案の効果 本考案の電磁作動装置は上記した構成を採るので、接地
端子はヨーク並びに固定コアの本体部に強固に取り付け
られ、使用中における熱・振動環境においても耐久性を
発揮し、長期の使用に耐えることができる。また、接地
端子の組付け作業において、ヨークの固定コアの芯出し
・挿入並びに接地端子の折曲げ操作が容易になされるう
え、この作業後は固定コア・ボビン・ヨークの組立て体
が得られ、装置全体の組立て作業の効率化に寄与する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の電磁作動装置の実施例を示し、第1図は
その一実施例の電磁弁の全体構造を示す縦断面図、第2
図は第1図のII−II線断面図、第3図は電磁作動部の組
付け体の断面図(第4図のIII−III線断面図)、第4図
は第3図のIV方向矢視図、第5図(a)は接地端子の拡大
平面図、(b)図は(a)図のV−V線断面図、第6図は接地
端子の他の態様を示す部分図である。 6…弁体(可動コア)、15…固定コア、16…ボビ
ン、17…電磁コイル、18…ヨーク、19…ハウジン
グ、20…戻しばね、23…接地端子、28…かしめ用
突起、33…挿通孔、34…切欠き、38,38A…長

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心部に配された棒状体の固定コア、この
    固定コアの外周に密嵌して配されたボビン、このボビン
    に捲回された電磁コイル、前記ボビンの後端に前記固定
    コアと接して配されるヨーク、これらのボビン・電磁コ
    イル・ヨークを包み込むハウジング及び戻しばねを介し
    て前記固定コアに対向して配される可動コアからなり、
    これらの固定コア・ヨーク・ハウジング・可動コアをも
    って磁路が形成されてなる電磁作動装置において、 前記固定コアは後端面より柱状のかしめ用突起が突設さ
    れ、 前記ヨークは外縁より中心に向かう切欠きが凹設される
    とともに、その中心に形成された挿通孔に前記固定コア
    のかしめ用突起が貫通して挿通され、 前記ボビンの後部には前記電磁コイルに導通する実質的
    に平板状をなす接地端子の一端が埋め込まれ、該接地端
    子の残部は前記ヨークの切欠き嵌挿されるとともに該切
    欠きより内方に折り曲げられ、その端部に穿設された長
    孔をもって前記かしめ用突起に嵌挿され、 前記ヨーク及び接地端子より突出するかしめ用突起の突
    出部をかしめにより前記固定コア・ヨーク・接地端子が
    一体的に固着されてなる、ことを特徴とする電磁作動装
    置。
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