JP3219611B2 - 三方電磁弁及びその組立方法 - Google Patents

三方電磁弁及びその組立方法

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JP3219611B2
JP3219611B2 JP26616194A JP26616194A JP3219611B2 JP 3219611 B2 JP3219611 B2 JP 3219611B2 JP 26616194 A JP26616194 A JP 26616194A JP 26616194 A JP26616194 A JP 26616194A JP 3219611 B2 JP3219611 B2 JP 3219611B2
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bobbin
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弘正 小澤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は三方電磁弁に係り、特
に電気信号に応じて電磁装置の駆動によりボールが変位
して流路が切り換えられる三方電磁弁の構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来三方電磁弁の技術分野においては、
例えば特開平3−157576号公報に示すように電磁
力を発生する部分(電磁装置部)と流体を制御する弁部
(弁部)とを分離し、常開型、常閉型を得るように構成
しているものがある。
【0003】図9は上記従来の常閉型電磁弁を示す断面
図であり、電磁装置部120と弁部140から構成され
ている。まず電磁装置部120の構成について説明する
と、電磁石のコア121の中央前方の孔にスプリング1
22が設けられ、電磁石のコイル127により駆動され
るプランジャ123を前方に弾性付勢している。該プラ
ンジャ123の前方には押し棒124が嵌合され、押し
棒124の先端部はボール148と当接するようになっ
ている。プランジャ123の後端面には非磁性体からな
るスペーサ125がスプリング122の前端を受けるよ
うに配置され、プランジャ123の外面には導電性のス
リーブ126が装着されている。コイル127はボビン
128に装着され、コア121,ケース133,ヨーク
132,スリーブ126及びプランジャ123を磁路と
して磁気回路を形成する。その外側には、+電源が供給
されるプラグ135を具備するソケット134が装着さ
れたケース133が設けられる。プラグ135は接続線
136を介してコイル127に接続される。ボビン12
8の前方にはアースプレート129がモールド材130
でボビン128に一体に固定される。アースプレート1
29の前方にはウェーブワッシャ131が接触するよう
に設けられ、その前方にヨーク132が弾設するように
配置される。該ヨーク132の後述するアウタベース1
42と嵌合する切欠部132aが形成されている。
【0004】一方、弁部140は、第1の弁座146a
が形成されるインナベース146と、該インナベース1
46が組付けられると共に第2の弁座142cが形成さ
れるアウタベース142と、これらの弁座142c,1
46a間に設けられるボール148から構成されてい
る。また、アウタベース142の下方にはケース133
がカシメられる切欠部142g、その後面にはヨーク1
32に嵌合する突部142hが設けられる。更に、アウ
タベース142には、入力ポート143,出力ポート1
44及び排出ポート145が形成されている。
【0005】次に、図9の常閉型三方電磁弁の組み立て
の概略について説明する。電磁装置部120は、まず、
ボビン128を有するコイル127はモールド材130
によりプラグ135付きのソケット134と一体化さ
れ、その組立体がケース133に組付けられる。そのコ
イル127の軸芯部にコア121とスリーブ126とス
プリング122とを介してプランジャ123が装着さ
れ、その後端部においてコア121にケースがカシメ1
33aにより固着される。また、プランジャ123の先
端部にはウェーブワッシャ131を介してヨーク132
が設けられる。弁部140は、まず、アウタベース14
2の膨大孔142aにボール148を装着した後、膨大
孔142aの段部にインナベース146を嵌合する。そ
して、アウタベース142の背面に形成された排出ポー
ト145を形成する溝部の内方端部142fをカシメる
ことにより、インナベース146とアウタベース142
を組み立てる。そして、インナベース146の貫通孔1
46bに押し棒124の先端が臨むように位置決めを行
ない、アウタベース142をヨーク132に当接させた
状態で、ケース133の端縁部をアウタベースの切欠部
142gにカシメ133bで固着することにより、常閉
型三方電磁弁を組み立てる。
【0006】図10は従来の常開型電磁弁を示す断面図
であり、電磁装置部120は、押し棒124のテーパ面
124cをインナベースの背面に当接可能に構成するこ
とにより、ニードル弁の機能を果すようになっている。
その他の構成は図9と同様である。一方、弁部160は
アウタベース162、インナベース166及びボール1
68から構成されており、アウタベース162には段部
162bを有する膨大孔162aが形成され、その中に
ボール168を収納するインナベース166が装着され
る。またアウタベース162の下方にはケース133が
カシメられる切欠部162g、後面にはヨーク132に
嵌まり合う突部162hが設けられる。インナベース1
66にはボール168を収納する凹所166bを有し、
その底部に第1の弁座166aを形成すると共に貫通穴
が形成され、その貫通穴は出力ポート164及び排出ポ
ート165へと連通するようになっている。また、イン
ナベース166の後面には第2の弁座166cが形成さ
れ、押し棒124のテーパ面124cが当接するように
なっている。
【0007】次に、図10の常開型三方電磁弁の組み立
ての概略について説明する。電磁装置部120の組み立
ては図9の常閉型電磁弁と同様であり、弁部160は、
まずアウタベース162の膨大孔162aにボール16
8を装着した後、膨大孔の段部162bにインナベース
166を嵌合する。そして、アウタベース162の背面
に形成された排出ポート165の内方端部162fをカ
シメることにより、インナベース166とアウタベース
162を組み立てる。そして、インナベース166の貫
通孔に押し棒124の先端が臨むように位置決めを行な
い、アウタベース162をヨーク132に当接させた状
態で、ケース133の端縁部をアウタベースの切欠部1
62gにカシメ133bで固着することにより、常開型
三方電磁弁を組み立てる。
【0008】以上のように上記従来の電磁弁において
は、インナーベース146,166とアウターベース1
42,162をカシメにより一体化した後、アウターベ
ース142,162とヨーク132を電磁装置のケース
133にカシメることにより構成している。即ち、三方
電磁弁を電磁装置部120と弁部140又は160とに
ブロック化し、電磁装置部120の共通化を図っている
ので、弁部140,160の取り替えることにより常閉
型と常開型のいずれかを簡単に製造することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の三方電磁弁においては、電磁装置部と弁部をブロッ
ク化をしたために、電磁装置120はケース133の2
箇所(133a,b)でカシメるように構成され、電磁
装置組立ラインと弁部組立ラインを別々に設け、更に電
磁装置と弁部を一体化するラインが必要となる。このよ
うに、構造及び組立ラインの両者をより一層簡素化しよ
うとした場合、上記ブロック化が制約事項になってしま
う。また、上記のようにブロック化したために、プラン
ジャの移動距離が各組立部品の寸法により決定される
が、上記カシメる前にプランジャのストロークを各部品
の位置関係から確認しておく必要があった。
【0010】この発明は上記のような問題を解決するた
めになされたもので、部品点数の削減を図り、プランジ
ャの移動距離をボビンとプランジャ寸法のみから割り出
せるようにして特性の安定化を図ると共に、組立ライン
での不良発生率を低減した三方電磁弁を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る常閉型の
三方電磁弁の発明は、電磁コイルにより駆動されるプラ
ンジャと、プランジャをガイドすると共に入力ポート,
出力ポート,排出ポート,及びバルブシートが樹脂によ
り一体成形されたボビンと、プランジャの先端に設けら
れた押し棒と、ボビンの入力ポートに設置され押し棒に
より押されるボールを備え、コイル非通電時は、ボール
が第2のバルブシートに押しつけられて入力ポートと出
力ポート間をシールすると共に、プランジャシート部が
第1のバルブシートより離れ出力ポートと排出ポート間
を連通するように構成し、コイル通電時には、プランジ
ャが駆動され、プランジャシート部が第1のバルブシー
トに当接して出力ポートと排出ポート間をシールすると
共に、プランジャの押し棒がボールを押し下げて第2の
バルブシートからボールを離し入力ポートと出力ポート
間を連通するように構成したものである。
【0012】請求項2の発明は、ボビンに金属をインサ
ート成形してバルブシートを構成したことを特徴とす
る。
【0013】請求項3の発明は、ボビンに熱処理等によ
り表面硬度を大きくした金属をインサート成形してバル
ブシートを構成したことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、プランジャに熱処理等
を施して表面硬度を大きくしたことを特徴とする。
【0015】請求項5の発明は、プランジャシート部を
樹脂、ゴム等の非磁性の流体シール部材にて構成したこ
とを特徴とする。
【0016】請求項6の発明は、プランジャの押し棒を
樹脂、ゴム等の非磁性材料により成形したことを特徴と
する。
【0017】請求項7の常開型三方電磁弁の組立方法の
発明は、入力ポート,出力ポート,及び排出ポートが一
体的に設けられ磁気回路用のヨークがインサート成形さ
れた樹脂成形品なるボビンの入力ポートにシール用のボ
ールを設置する工程と、ボビンをケースの後端開口部よ
り挿入してヨーク表面がケースのボビン受け面に当接す
るように設置する工程と、プランジャをボビンの後端開
口部より挿入して弾性部材を設置した後コアをボビン後
端開口部に圧入する工程とからなる。
【0018】請求項8の常閉型三方電磁弁の組立方法の
発明は、入力ポート,出力ポート,及び排出ポートが一
体的に設けられ磁気回路用のプレートがインサート成形
された樹脂成形品なるボビンの入力ポートにシール用の
ボールを設置する工程と、ボビンをケースの後端開口部
より挿入してプレート表面がケースのボビン受け面に当
接するように設置する工程と、プランジャをボビンの後
端開口部より挿入する工程からなる。
【0019】
【作用】請求項1の発明によれば、従来バルブシート、
ヨーク、入力ポート、出力ポート、排出ポート、及び入
力端子等の別々の部品にて構成されていたものを樹脂に
て一体的に構成しボビンに集約することによって部品点
数の大幅な削減を行うことができる。また、ボビン及び
プランジャの寸法のみにてプランジャストロークが決定
されるので、プランジャストロークの製造ばらつきが小
さくなり、特性ばらつきの少ない三方電磁弁が得られる
効果がある。
【0020】請求項2の発明によれば、ボビンに金属を
インサート成形してバルブシートを構成することによ
り、簡単にバルブシートの耐久性を向上させることがで
きる。
【0021】請求項3の発明によれば、金属をインサー
ト成形して構成したバルブシートに熱処理等を施すこと
により、表面硬度を大きくしバルブシートの耐久性をよ
り向上することができる。
【0022】請求項4の発明によれば、プランジャに熱
処理等を施して表面硬度を大きくすることにより、プラ
ンジャシート部の耐久性を向上させることができる。
【0023】請求項5の発明によれば、プランジャシー
ト部を樹脂、ゴム等の非磁性の流体シール部材にて構成
することにより、鉄粉等磁性体の異物が付着することが
なくなる。
【0024】請求項6の発明によれば、プランジャの押
し棒を樹脂、ゴム等の非磁性材料により成形することに
より、鉄粉等磁性体の異物がプランジャの押し棒に付着
しなくなり、流体の流路を正常に保つことができる。
【0025】請求項7、8の発明によれば、バルブシー
トがボビンと一体成形されているため、ボビンをセット
後一方向から順次構成部品を入れていくことにより組立
が可能となっており、一連の組立ラインで製作すること
ができ、製造工程がより簡素化される効果がある。
【0026】
【実施例】実施例1. 図1(a)はこの発明の実施例1に係る常開型三方電磁弁
を示す断面図であり、図1(b)は上記電磁弁のプランジ
ャを示す断面図である。図において、樹脂成形品である
ボビン1には、流体通路となる入力ポート2,出力ポー
ト3,排出ポート4が一体的に設けられ、磁気通路であ
るヨーク5(磁性体)及びターミナル6,7がインサー
ト成形され、コイル12を巻装するコイル巻き付け部1
gが設けられると共に、オイル漏れ防止用のOリング
9,10が装着可能なようにOリング溝1a,1bが設
置されている。即ち、本実施例1のボビン1は従来の常
閉型電磁弁の弁部140とコイル巻き付け部分を樹脂一
体化したものである。
【0027】ヨーク5は円盤状の鉄板を絞ることにより
鍔付き円筒状に加工されており、このヨーク5には図示
してはいないがその鍔部分5Bに樹脂が通過可能な穴が
4個設けられており、ヨーク5はこの鍔部分5Bの円周
2箇所にて樹脂成形金型により保持され、ここに樹脂が
充填されることにより一体成形される。
【0028】ボビン1の先端に位置する入力ポート2に
はシール用のボール13及びリテーナ(抑え板)14が
設置され、ボビン開口部にはボール13脱落防止用の熱
カシメ部1cが設けられている。
【0029】磁性体により形成されたプランジャ15
は、図1(b)に示すように、ボビンのテーパ状の排出側
バルブシート1dに対応する位置にプランジャシート部
15cが設けられ、その先端に入力ポート2に設置され
たボール13を押すための押し棒15aが一体的に加工
されている。また、プランジャ15にはリブ15bが設
けられ、流体が図示上方へ上がってきた場合に下方に流
れを変えるように構成している。
【0030】スプリング16は、プランジャ15とコア
17の間に設置され、プランジャシート部15cを排出
側バルブシート1dに押し付けるとともに、押し棒15
aを介してボビンの入力側バルブシート1eよりボール
13を離脱するように構成されている。
【0031】また、プランジャ15はボビン1の後端開
口部から挿入され、更にコア17はボビン1の後端部に
圧入される。ボビン1のコア受け部1fの段部はプラン
ジャ15を挿入した状態でプランジャ15とコア17間
の距離Xが確保できるように成形されている。
【0032】なお、コア17に貫通穴17aがないと、
プランジャ15が上方に移動したときコア17及びプラ
ンジャ15により構成される空間の体積が減少し、この
ために空気によりプランジャ15を押し戻す力が発生す
るので、コア17に貫通穴17aを設けて空気による反
力が発生しないようにしている。また、貫通穴17aに
段部を設けているのは、この穴17aにオイルが入った
場合、穴径の小さな部分にてオイルの排出スピードが上
がるようにして速やかに穴17aのオイルが外部に排出
されるようにしてある。
【0033】ターミナル7の一端はケース11に接続さ
れ、ケース11に溶接されたフランジ20を通じグラン
ドにアースするようになっている。なお、フランジ20
にはボルトにより相手側に固定するための穴20aが設
けられている。また、ターミナル7の他端にはコイル1
2の巻き終わり側が巻き付けられ、ハンダにより接続さ
れている。一方、ターミナル6の一端にはコイル12の
巻き始め側が巻き付けられ、ハンダにて接続されてい
る。そして、ターミナル6のコイル巻き付け側と反対側
はコネクタ形状に加工され、直接電源を供給する相手側
コネクタ(図示せず)が接続できるように構成されてい
る。
【0034】ケース11の後端部にはプレート18がカ
シメられ、コア17を介しボビン1,ヨーク5をケース
のボビン受け面11aに押し付けるように構成されてい
る。なお、プレート18には裏表の区別をつけるための
突起18aが設けられている。また、カバー19はター
ミナル6を外部から保護し曲がらないようにすると共に
相手側コネクタ(図示せず)と結合できるように構成され
ている。
【0035】次に、実施例1の三方電磁弁の動作を図1
及び図2により説明する。図1はコイル非通電時の状態
を示したもので、コイル12に電流が流れていない場合
は、プランジャシート部15cはスプリング16の弾性
付勢力によりボビンの排出側バルブシート1dに押しつ
けられ、排出ポート4は閉じられている。一方、ボール
13はプランジャの押し棒15aによりボビンの入力側
バルブシート1eから離脱され、入力ポート2と出力ポ
ート3とが連通することとなる。一方、図2はコイル通
電時の状態を示したもので、コイル12に電流が流れる
と、ヨーク5,プランジャ15,コア17,プレート1
8,ケース11により構成される磁気回路に磁束が流
れ、スプリング16の弾性力に打ち勝ち、プランジャ1
5がコア17に吸引されてコア17側に移動する。この
プランジャ15の移動により、コイル非通電時にスプリ
ング16の力によりシールされていたプランジャシート
部15cとボビンのバルブシート1dの間が開き、これ
によりバルブシート1d側がバルブシート1e側より低
圧となる。プランジャ15は図示上方に移動しているの
でボール13は上記圧力差により、入力側バルブシート
1eに押しつけられ、入力ポート2(供給)側からの流体
の流れは停止し、出力ポート3の圧力は排出ポート4の
圧力と等しくなる。即ち、入力ポート2は閉じられ、出
力ポート3と排出ポート4が連通するようになる。
【0036】以上のように本実施例によれば、従来例の
ようにバルブシート、ヨーク、入力ポート、出力ポー
ト、排出ポート、及び入力端子等の別々の部品にて構成
されていたものを樹脂にて一体的に構成しボビン1に集
約することによって部品点数の大幅な削減を行うことが
できる。
【0037】また、図1及び図2に示すように、X;プ
ランジャ15の移動距離、L1;バルブシート1dのプ
ランジャシート部15c当接点とバルブシート1eのボ
ール13当接点の距離、L2;プランジャシート部15
cのバルブシート1d当接点とプランジャ押し棒15a
のボール13当接点の距離、L3;ボール13のプラン
ジャ押し棒15a当接点とボール13のバルブシート1
e当接点の距離とすると、コイル非通電時にはL1<L
2+L3、コイル通電時にはL2+L3<L1+X、即
ち、各々の関係がL1<L2+L3<L1+Xを満たす
ようにボビン1を成形すれば良い。従って、本実施例に
おいてはボビン1及びプランジャ15の寸法のみにてプ
ランジャストロークが決定され、プランジャストローク
の製造ばらつきが小さくなり、特性ばらつきの少ない三
方電磁弁が得られる。
【0038】次に、実施例1の常開型電磁弁の組立方法
を説明すると、まず、入力ポート2,出力ポート3,及
び排出ポート4が一体的に設けられヨーク5,ターミナ
ル6,7がインサート成形された樹脂成形品のボビン1
を用意し、このボビン1の先端に位置する入力ポート2
にシール用のボール13を挿入しリテーナ(抑え板)1
4を設置した後、ボビン開口部を一部熱カシメ1cする
ことによりボール13の脱落を防止する。そして、ボビ
ンのコイル巻き付け部1gにコイル12を巻装し、コイ
ルの巻き始め、巻き終わりの端末の被覆(図示せず)を
取り、各々ターミナル6,7に巻き付けて半田付けした
後、ボビン1をケース11の図示上方より挿入してヨー
クの表面5Aがケースのボビン受け面11aに当接する
ように設置する。その後、プランジャ15をボビン1の
後端開口部より挿入しスプリング16を設置した後、コ
ア17をボビン後端開口部に圧入する。そして、ターミ
ナル7の一端をケース11に接続すると共に、ターミナ
ル6の一端部をコネクタ形状に成形する。また、ターミ
ナル6を保護し相手方コネクタと結合できるように構成
されたカバー19を設置し、ケース11の後端部にはプ
レート18がカシメられ、コア17を介してボビン1、
ヨーク5をボビン受け面11aに押し付ける。
【0039】このように本実施例の組立方法によれば、
従来電磁装置の組立ラインと弁部の組立ラインを別に設
置し電磁装置と弁部を一体化する必要があったのを、ボ
ビン1に次々と構成部品を組み付けるようにしたので、
一連の組立ラインで構成できるようになり、製造工程が
より簡素化される効果がある。
【0040】実施例2. 図3は常閉型の三方電磁弁の実施例を示す断面図であ
る。実施例1の常開型においては、コイル12に電流が
流れるとプランジャ15がコア17側に吸引され、バル
ブシート1eがボール13により閉塞するように構成さ
れていたが、常閉型電磁弁においては、コイルに電流が
流れるとプランジャ30がプレート22に吸引され、バ
ルブシート100eよりボール13が離れ供給側から出
力側に流体が流れるように構成されている。
【0041】図3において、樹脂一体成形品たるボビン
100は、流体通路となる入力ポート2、出力ポート
3、排出ポート4を備え、磁気通路を構成するプレート
22、ターミナル6,7がインサート成形され、コイル
12を巻装するコイル巻き付け部100gが設置されて
いると共に、オイルの漏れを防ぐOリング9,10が装
着可能なようにOリング溝100a,100bが設けら
れている。
【0042】上記ボビン100の一端の入力ポート2に
はシール用のボール13が設置され、リテーナ(抑え
板)14を挿入した後、その開口部を一部熱カシメ部1
00cとすることにより、ボール13の脱着を防止する
ようにしている。
【0043】プランジャ30は磁性体により構成されて
おり、図3(b)に示すようにボビンに設けられたテーパ
状のバルブシート100dに対応する位置にプランジャ
シート部30cが設けられ、入力ポート2に設置された
ボール13を押すための押し棒30aが一体的に加工さ
れている。また、プランジャ30はボビン100の内側
筒部によりガイドされ、図示上下方向にのみ摺動可能な
ように支持されている。そして、このプランジャ30に
対し接触することのないようにブッシュ23(磁性体)
を配設してある。また、ブッシュ23、ケース11の磁
気的つながりを確保するため、ホルダ24(磁性体)が
この間に配設され、その上に上記ソレノイド内部部品を
固定するための非磁性のプレート25が設けられてい
る。
【0044】即ち、コイル通電時にはケース11,プレ
ート22,プランジャ30,ブッシュ23,及びホルダ
24により磁気回路が構成され、ボビン100と一体的
に成形されたプレート22がプランジャ30を電磁力に
より引きつけるように構成されている。なお、その他の
構成は実施例1の常開型電磁弁と同様である。
【0045】次に、実施例2の動作を図3及び図4によ
り説明する。図3はコイル非通電時の状態を示したもの
であり、コイル12に電流が流れていない場合は、入力
ポート2に作用する流体の圧力によりボール13が入力
側バルブシート100eに押し付けられ、入力ポート2
からの流体が入らないようになり、ボール13がプラン
ジャ30の押し棒30aにより押し上げるので、排出側
バルブシート100dがシールされなくなり、出力ポー
ト3と排出ポート4が連通するようになる。図4はコイ
ル通電時の状態を示したものであり、コイル12に電流
が流れるとケース11、プレート22、プランジャ3
0、ブッシュ23、ホルダ24によって構成される磁気
回路に磁気が流れ、流体の圧力がボール13を押し上げ
る力に打ち勝ってプランジャ30がプレート22に吸引
され、プランジャ30がプレート22側に移動する。こ
の移動によりプランジャシート部30cが排出側バルブ
シート100dに押し付けられ、排出ポート4が閉じる
と同時に、プランジャ30の押し棒30aがボール13
を押すので、入力側バルブシート100eが開く。この
ようにして入力ポート2と出力ポート3が連通するよう
になる。
【0046】以上のように本実施例によれば、従来例の
ようにバルブシート、ヨーク、入力ポート、出力ポー
ト、排出ポート、及び入力端子等の別々の部品にて構成
されていたものを樹脂にて一体的に構成しボビン100
に集約することによって部品点数の大幅な削減を行うこ
とができる。
【0047】また、ボビン100及びプランジャ30の
寸法のみにてプランジャストロークが決定されるように
構成しているので、プランジャストロークの製造ばらつ
きが小さくなり、特性ばらつきの少ない三方電磁弁が得
られる。
【0048】更に、実施例2の常閉型電磁弁の組立方法
を説明すると、まず、入力ポート2,出力ポート3,及
び排出ポート4が一体的に設けられプレート22,ター
ミナル6,7がインサート成形された樹脂成形品のボビ
ン100を用意し、このボビン100の先端に位置する
入力ポート2にボール13を挿入しリテーナ(抑え板)
14を設置した後、ボビン開口部を一部熱カシメ100
cすることによりボール13の脱落を防止する。そし
て、ボビンのコイル巻き付け部100gにコイル12を
巻装し、コイルの巻き始め、巻き終わりの端末の被覆
(図示せず)を取り、各々ターミナル6,7に巻き付け
て半田付けした後、ボビン100をケース11の図示上
方より挿入してプレートの表面がケースのボビン受け面
11aに当接するように設置する。その後、プランジャ
30をボビン100の後端開口部より挿入する。一方、
ターミナル7の一端をケース11に接続すると共に、タ
ーミナル6の一端部をコネクタ形状に成形する。ケース
11の後端部にはブッシュ23、ホルダ24を配設し、
また、ターミナル6を保護し相手方コネクタと結合でき
るように構成されたカバー19を設置し、その上に上記
ソレノイド内部部品を固定するための非磁性のプレート
25を設ける。
【0049】このように本実施例の組立方法によれば、
従来電磁装置の組立ラインと弁部の組立ラインを別に設
置し電磁装置と弁部を一体化する必要があったのを、ボ
ビン100に次々と構成部品を組み付けるようにしたの
で、一連の組立ラインで製作することができ、製造工程
がより簡素化される効果がある。
【0050】実施例3. 上記実施例2ではボビン100とバルブシート100
d,100eが一体に成形されている場合を示したが、
プランジャの作動回数によってはバルブシート10d,
100eの雑質が樹脂では不充分な場合がある。そこで
本実施例では、図5に示すように、バルブシート100
d,100e部分を切削、焼結等により形成した金属4
0によって構成しボビン100内にインサート成形する
ことにより、耐久性を向上させている。ここで、ヨーク
以下の構成部分である入力ポート、出力ポート、排出ポ
ート、バルブシート、Oリング装着溝を樹脂と別体の金
属により構成した場合(インサート成形されていない場
合)、これらの複雑な形状を切削等により加工する必要
があるが、本実施例のようにバルブシートを金属40の
インサート成形により構成した場合、円柱形状の両端面
にバルブシート100d,100eを形成しただけの単
純な構造で済ますことができる。また電磁バルブとして
の流体シール機能を果すためには、バルブシート100
d,100e部分のみの面粗度を上げて流体をシールし
てやれば良い。更に入力ポート、出力ポート、排出ポー
ト、Oリング装着溝等の複雑な形状を樹脂成形により製
作できるので、切削部分がかなり減少でき、製造コスト
が下がるという利点がある。
【0051】実施例4. 上記実施例3ではボビン100内に金属40をインサー
ト成形した例を示したが、より多くの耐久回数を必要と
する場合、焼き入れ等によりバルブシート100d,1
00eの硬度を上げ耐久性を向上させればよい。この時
プランジャ側も同様に焼き入れ等によりシールの硬度を
上げ、耐久性を向上させることができる。
【0052】実施例5. 上記実施例2ではプランジャ30全体を一体加工した例
を示しているが、プランジャ30は磁気回路の一部を構
成し磁性を有するため、流体中に鉄粉等磁性体が含まれ
ていると異物付着の原因となる。よって図6に示すよう
に異物が付着した場合、漏れが発生しやすい部分(プラ
ンジャシート部30c)に対し樹脂、ゴム等の非磁性材
料30Nを設けて、この非磁性材料30Nをプランジャ
シート部材30cとして使用し、磁気漏れのないように
構成することができる。
【0053】実施例6. 上記実施例5では流体中に鉄粉等磁性体が含まれている
場合の対処手段を示しているが、更に磁性体が多く含ま
れる流体中においては磁性体であるプランジャ30の押
し棒30aに磁性体が付着し流体の流路が小さくなり、
ひどいときは閉塞されてしまう可能性があるので、図7
に示すように、押し棒30aの素材を全てを樹脂、ゴム
等の非磁性材料30Nにすれば良い。また、押し棒30
aの素材を金属の非磁性体とし、プランジャ15と溶接
にて固定した例を図8に示す。この例ではプランジャシ
ート部分30cも非磁性材料(樹脂、ゴム、非磁性金
属)30Nにて構成している。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従来バルブシ
ート、ヨーク、入力ポート、出力ポート、排出ポート、
及び入力端子等の別々の部品にて構成されていたものを
樹脂にて一体的に構成しボビンに集約することによって
部品点数の大幅な削減を行うことができる。また、ボビ
ン及びプランジャの寸法のみにてプランジャストローク
が決定されるように構成されているので、プランジャス
トロークの製造ばらつきが小さくなり、特性ばらつきの
少ない三方電磁弁が得られる効果がある。
【0055】請求項2の発明によれば、ボビンに金属を
インサート成形してバルブシートを構成することによ
り、簡単にバルブシートの耐久性を向上させることがで
きる。
【0056】請求項3の発明によれば、金属をインサー
ト成形して構成したバルブシートに熱処理等を施すこと
により、表面硬度を大きくしバルブシートの耐久性をよ
り向上することができる。
【0057】請求項4の発明によれば、プランジャに熱
処理等を施して表面硬度を大きくすることにより、プラ
ンジャシート部の耐久性を向上させることができる。
【0058】請求項5の発明によれば、プランジャシー
ト部を樹脂、ゴム等の非磁性の流体シール部材にて構成
することにより、鉄粉等磁性体の異物が付着することが
なくなる。
【0059】請求項6の発明によれば、プランジャの押
し棒を樹脂、ゴム等の非磁性材料により成形することに
より、鉄粉等磁性体の異物がプランジャの押し棒に付着
しなくなり、流体の流路を正常に保つことができる。
【0060】請求項7、8の発明によれば、バルブシー
トがボビンと一体成形されているため、ボビンをセット
後一方向から順次構成部品を入れていくことにより組立
が可能となっており、一連の組立ラインで製作すること
ができ、製造工程がより簡素化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係るコイル非通電状態の常開型三
方電磁弁及びプランジャを示す断面図である。
【図2】 実施例1に係るコイル通電状態の常開型三方
電磁弁を示す断面図である。
【図3】 実施例2に係るコイル非通電状態の常閉型三
方電磁弁及びプランジャを示す断面図である。
【図4】 実施例2に係るコイル通電状態の常閉型三方
電磁弁を示す断面図である。
【図5】 実施例3及び4に係る常閉型三方電磁弁を示
す断面図である。
【図6】 実施例5に係る常閉型三方電磁弁のプランジ
ャを示す断面図である。
【図7】 実施例6に係る常閉型三方電磁弁のプランジ
ャを示す断面図である。
【図8】 実施例6に係る常閉型三方電磁弁のプランジ
ャを示す断面図である。
【図9】 従来の常閉型三方電磁弁を示す断面図であ
る。
【図10】 従来の常開型三方電磁弁を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1,100 ボビン、1d,100d 排出側バルブシ
ート(第1のバルブシート)、1e,100e 入力側
バルブシート(第2のバルブシート)、2 入力ポー
ト、3 出力ポート、4 排出ポート、5 ヨーク、
6,7 ターミナル、11 ケース、11a ケースの
ボビン受け面、12 コイル、13 ボール、15,3
0 プランジャ、15a,30a 押し棒、15c,3
0c プランジャシート部、16 スプリング、17
コア、40 金属バルブシート、22プレート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−157576(JP,A) 特開 昭63−312585(JP,A) 特開 平6−117564(JP,A) 特開 平6−34064(JP,A) 実開 平1−169678(JP,U) 実開 平3−36572(JP,U) 実開 平2−34376(JP,U) 実開 平3−84486(JP,U) 実開 平3−43186(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ポート、出力ポート、及び排出ポー
    トを具備し、電磁装置の駆動により流路を切り換える三
    方電磁弁において、 電磁コイルにより駆動されるプランジャと、前記プラン
    ジャをガイドすると共に入力ポート,出力ポート,排出
    ポート,及びバルブシートが樹脂により一体成形された
    ボビンと、前記プランジャの先端に設けられた押し棒
    と、前記ボビンの入力ポートに設置され前記押し棒によ
    り押されるボールを備え、 コイル非通電時は、ボールが第2のバルブシートに押し
    つけられて入力ポートと出力ポート間をシールすると共
    に、プランジャシート部が第1のバルブシートより離れ
    出力ポートと排出ポート間を連通するように構成し、 コイル通電時には、プランジャが駆動され、プランジャ
    シート部が第1のバルブシートに当接して出力ポートと
    排出ポート間をシールすると共に、プランジャの押し棒
    がボールを押し下げて第2のバルブシートからボールを
    離し入力ポートと出力ポート間を連通するように構成し
    たことを特徴とする常閉型の三方電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記ボビンに金属をインサート成形して
    バルブシートを構成したことを特徴とする請求項1に記
    の三方電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記ボビンに熱処理等により表面硬度を
    大きくした金属をインサート成形してバルブシートを構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の三方電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記プランジャに熱処理等を施して表面
    硬度を大きくしたことを特徴とする請求項1から請求項
    3のいずれか1項に記載の三方電磁弁。
  5. 【請求項5】 前記プランジャシート部を樹脂、ゴム等
    の非磁性の流体シール部材にて構成したことを特徴とす
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の三方電
    磁弁。
  6. 【請求項6】 前記プランジャの押し棒を樹脂、ゴム等
    の非磁性材料により成形したことを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれか1項に記載の三方電磁弁。
  7. 【請求項7】 入力ポート,出力ポート,及び排出ポー
    トが一体的に設けられ磁気回路用のヨークがインサート
    成形された樹脂成形品なるボビンの入力ポートにシール
    用のボールを設置する工程と、 前記ボビンをケースの後端開口部より挿入してヨーク表
    面がケースのボビン受け面に当接するように設置する工
    程と、 プランジャを前記ボビンの後端開口部より挿入して弾性
    部材を設置した後、コアをボビン後端開口部に圧入する
    工程とからなる常開型の三方電磁弁の組立方法。
  8. 【請求項8】 入力ポート,出力ポート,及び排出ポー
    トが一体的に設けられ磁気回路用のプレートがインサー
    ト成形された樹脂成形品なるボビンの入力ポートにシー
    ル用のボールを設置する工程と、 前記ボビンをケースの後端開口部より挿入してプレート
    表面がケースのボビン受け面に当接するように設置する
    工程と、 プランジャを前記ボビンの後端開口部より挿入する工程
    からなる常閉型の三方電磁弁の組立方法。
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