JP3726203B2 - ソレノイドの固定方法 - Google Patents

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康二 沢井
嘉章 村上
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブ本体と共に電磁弁を構成するソレノイドをバルブ本体に固定するソレノイドの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧回路等の構成要素となる電磁弁は、油流路等を開閉するスプールが内蔵されたバルブ本体に、上記スプールを作動する同一構造からなる左右一対のソレノイド(電磁石装置ともいう。)を装着して構成される。
【0003】
図8は、この種の左右一対のソレノイドの一方のソレノイドの従来例の断面図を示している。
【0004】
図8に示すソレノイド1は、油浸型の電磁弁等に広く使用されているソレノイドである。このソレノイド1は、コイルアッシー2とチューブアッシー3とナット4とを備える。
【0005】
コイルアッシー2は、樹脂製ボビン21と、このボビン21に巻回されたソレノイドコイル22と、ソレノイドコイル22が励磁されたとき図示破線矢印で示す磁気回路MCの一部を形成するドーナツ板状の複数のヨーク23と、同じく磁気回路MCの一部を形成する中空円筒状の磁性体24と、ソレノイドコイル22に外部から電流を取り入れるためのターミナルピン25とを備え、これらの部品21〜25を金型にセットして樹脂材料を注入することにより、樹脂ケース26内に上記各部品21〜25がモールドされて一体に形成されている。
【0006】
チューブアッシー3は、コイルアッシー2のボビン21の中空部に挿入されている。チューブアッシー3は、図示しないバルブ本体に形成された雌ねじにねじ込まれる雄ねじ31aを有する固定鉄心31と、ソレノイドコイル22の励磁時に固定鉄心31から磁気吸引力を受ける可動鉄心(プランジャー)32と、一端が固定鉄心31に溶着され他端がストッパー34に溶着され、可動鉄心32を軸方向に摺動可能に収容した非磁性体からなるパイプ33と、可動鉄心32の図8における上端位置を規制するストッパー34とから一体に形成されている。ストッパー34の貫通孔には、シール性を確保しながら手動操作ピン39が摺動可能に挿入されている。手動操作ピン39は、外部からの操作により可動鉄心32及びプッシュピン35を介してバルブ本体内のスプール(図示せず)を手動で作動させるためのものである。
【0007】
ナット4は、チューブアッシー3のストッパー34の雄ねじ34aにねじ込まれるナットであり、チューブアッシー3とコイルアッシー2とを一体化させてバルブ本体に組み付けるために用いられる。
【0008】
なお、可動鉄心32の下端面にはプッシュピン35の上端面が当接しており、このプッシュピン35は、固定鉄心31の上下方向の貫通孔31bを通ってバルブ本体のスプール(図示せず)に当接している。また、ソレノイドコイル22の消磁時かつ他方のソレノイド(バルブ本体を挟んで図8図示のソレノイドとは反対側に位置し、図8図示のソレノイドと同一構造を有する)のソレノイドコイルの励磁時には、スプール(図示せず)がスプリング(図示せず)の弾性力に抗してプッシュピン35を押し、可動鉄心32は固定鉄心31から離隔される。
【0009】
上記のように構成されたソレノイド1は、下記手順▲1▼〜▲3▼を経てバルブ本体に固定される。
【0010】
▲1▼チューブアッシー3の固定鉄心31の雄ねじ31aをバルブ本体の雌ねじにねじ込む。
【0011】
▲2▼チューブアッシー3にコイルアッシー2を組み付ける。
【0012】
▲3▼チューブアッシー3のストッパー34の雄ねじ34aにナット4をねじ込む。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述した従来のソレノイドの固定方法によると、チューブアッシー3の固定鉄心31の雄ねじ31aをバルブ本体の雌ねじにねじ込むとともにチューブアッシー3のストッパー34の雄ねじ34aにナット4をねじ込むことによってソレノイド1をバルブ本体に固定するようにしているため、固定鉄心31、バルブ本体及びストッパー34にそれぞれねじを形成する必要がある。
【0014】
本発明は、上記の点にかんがみ、上記ねじを形成する作業を一切必要としないでソレノイドをバルブ本体に固定させることができるソレノイドの固定方法を提供することを目的としてなされたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明のソレノイドの固定方法は、
小径部と大径部とからなる段付き固定鉄心と、可動鉄心と、前記段付き固定鉄心の前記小径部と前記可動鉄心とを収容する円筒部及びこの円筒部のバルブ本体側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部をそれぞれ有する内側ケースと、コイルと、このコイルが巻回されて前記内側ケース円筒部の外周面に嵌められるボビンと、前記ボビンを収容するボビン収容部及びこのボビン収容部のバルブ本体側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部をそれぞれ有する外側ケースとをそれぞれ備えるソレノイドと、
前記段付き固定鉄心の前記大径部を収容する凹部を備えるバルブ本体と、
前記内側ケース円筒部が挿通される貫通孔と、取付金具が挿通される取付穴と、前記外側ケースフランジ部と係合可能な係合部とをそれぞれ備えるベースプレートと、
を用い、
前記バルブ本体に前記ベースプレートを介して前記ソレノイドを固定する際、
まず、下記手順▲1▼〜▲3▼
▲1▼前記バルブ本体凹部に前記段付き固定鉄心の前記大径部を収容するとともに前記内側ケースフランジ部を前記段付き固定鉄心の段差面に当接させる。
【0016】
▲2▼前記内側ケース円筒部を前記ベースプレートの前記貫通孔に挿通して該貫通孔の周縁部を前記内側ケースフランジ部に当接させる。
【0017】
▲3▼前記ベースプレートの前記取付穴に前記取付金具を挿通し、該取付金具によって前記ベースプレートを前記バルブ本体に取り付ける。
【0018】
を経ることによって、前記段付き固定鉄心の前記大径部と前記内側ケースフランジ部とを前記バルブ本体凹部の端面と前記ベースプレートの裏面との間に固定させ、
次に、下記手順▲4▼〜▲6▼
▲4▼前記内側ケース円筒部の外周面に前記ボビンを嵌める。
【0019】
▲5▼前記ボビンに前記外側ケースを被せる。
【0020】
▲6▼前記外側ケースを回動し、前記外側ケースフランジ部を前記ベースプレートの前記係合部に係合させる。
【0021】
を経ることによって、前記外側ケースを前記ベースプレートに固定させる
ことを特徴とする。
【0022】
【発明の作用効果】
本発明のソレノイドの固定方法によると、固定鉄心、バルブ本体などにねじを一切形成することなく、ベースプレートを用い簡単な作業によってソレノイドをバルブ本体に固定させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
図1は、第1実施例によるソレノイドの固定方法により油浸型電磁弁のバルブ本体に固定されたソレノイドの図2図示I-I 切断線による断面図、図2はベースプレートの平面図、図3は図1図示A部分の拡大図を示す。
【0025】
図1〜図3において、ソレノイド5は、小径部51aと大径部51bとからなる段付き固定鉄心51を備える。段付き固定鉄心51には可動鉄心52が対向配置されている。段付き固定鉄心51の小径部51aと可動鉄心52は、有底円筒部53aとこの有底円筒部53aのバルブ本体6側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部53bとを有する非磁性体からなる内側ケース53の有底円筒部53aに収容されている。有底円筒部53aの外周面には、コイル54が巻回された樹脂製ボビン55が嵌められている。ボビン55は、ボビン収容部56aとこのボビン収容部56aのバルブ本体6側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部56bとを有する金属製外側ケース56のボビン収容部56aに収容されている。外側ケース56は、内側ケース有底円筒部53aが挿通される開口部56eを有する。外側ケースフランジ部56bには、後述するベースプレート7の切り起し片73の係止突起73cが侵入可能な係止孔(貫通孔及び凹部を含む。)56cが形成されている。
【0026】
なお、符号57はプッシュピン、58はコイル54に接続されたリード線を表している。
【0027】
上記のように構成されたソレノイド5が固定されるバルブ本体6には、段付き固定鉄心51の大径部51bを収容する凹部6aが形成されている。
【0028】
そして、ソレノイド5をバルブ本体6に固定させるためのベースプレート7は、プレス加工によって作られており、内側ケース有底円筒部53aが挿通される貫通孔71と、取付金具8が挿通される取付穴72と、外側ケースフランジ部56bと係合可能な係合部73とをそれぞれ備える。係合部73は、当該ベースプレート7の表面から略垂直に延在する起立部73aとこの起立部73aから当該ベースプレート7と略平行に延在する天板部73bとこの天板部73bの裏面側に突出する係止突起73cとを有する切り起し片により構成される。
【0029】
次に、上記ソレノイド5をベースプレート7を介してバルブ本体6に固定させる方法を順に説明する。
【0030】
▲1▼まず、バルブ本体凹部6aに段付き固定鉄心51の大径部51bを収容するとともに内側ケースフランジ部53bを段付き固定鉄心51の段差面51cに当接させる。このとき、バルブ本体6と大径部51bとの接合面にはシールリング59を配する。
【0031】
▲2▼次に、内側ケース有底円筒部53aをベースプレート7の貫通孔71に挿通して該貫通孔71の周縁部を内側ケースフランジ部53bに当接させる。
【0032】
▲3▼次に、ベースプレート7の取付穴72に取付金具8を挿通し、該取付金具8によってベースプレート7をバルブ本体6に取り付ける。
【0033】
このような手順▲1▼〜▲3▼を経ることによって、段付き固定鉄心51の大径部51bと内側ケースフランジ部53bとをバルブ本体凹部6aの端面6bとベースプレート7の裏面74との間に固定させる。
【0034】
▲4▼その後、内側ケース有底円筒部53aの外周面にボビン55を嵌める。
【0035】
▲5▼次に、ボビン55に外側ケース56を被せる。
【0036】
▲6▼最後に、外側ケース56を図2図示矢印aで示すように回動し、外側ケースフランジ部56bをベースプレート7の係合部73に係合させる。
【0037】
このような手順▲4▼〜▲6▼を経ることによって、外側ケース56をベースプレート7に固定させる。
【0038】
ここで、上記手順▲5▼においてボビン55に外側ケース56を被せる際、内側ケース有底円筒部53aを外側ケース開口部56eに挿通した状態でボビン55に外側ケース56を被せる。また、上記手順▲6▼における外側ケース56の回動は、外側ケースフランジ部56bをベースプレート7の表面75に当接させた状態で行なわれ、また、上記手順▲6▼における外側ケースフランジ部56bとベースプレート係合部73との係合は、外側ケースフランジ部56bをベースプレート切り起し片73の起立部73aと天板部73bとで形成される空間に挿入し、外側ケースフランジ部56bの係止孔56cにベースプレート切り起し片73の係止突起73cが侵入するまで外側ケース56を回動することによって達成される。
【0039】
なお、上述した第1実施例では、外側ケース56を金属ケースで構成しているが、外側ケース56は、ボビン55をインサート体としてモールドした樹脂ケース又はボビン55とは別体の樹脂ケースで構成するようにしてもよい。この場合、外側ケース56のフランジ部56bは、図4に示すように、外側ケース56の回動方向aに沿った傾斜面56dを有するものとすることがベースプレート係合部73への係合操作の容易性などの点から望ましい。
【0040】
図5は、第2実施例によるソレノイドの固定方法により油浸型電磁弁のバルブ本体に固定されたソレノイドの図6図示V-V 切断線による断面図、図6はベースプレートの平面図、図7は図5図示B部分の拡大図を示す。
【0041】
図5〜図7において、第2実施例によるソレノイドの固定方法に使用されるソレノイド5の内側ケース53は、上述した第1実施例のソレノイド5の有底円筒53a部の代わりに、中空円筒部53cとこの中空円筒部53cの一方の開口部を塞ぐストッパー部53dとを有して構成される円筒部53eを構成要素としている。
【0042】
また、外側ケース56は、ボビン55の他に内側ケース円筒部53eを収容するよう構成される。
【0043】
また、ベースプレート7の係合部73は、外側ケースフランジ部56bの本体部56fに対応する形状を有する第1貫通孔73dと、この第1貫通孔73dから延在し外側ケースフランジ部56bの基部56gに対応する形状を有する第2貫通孔73eと、ベースプレート7の裏面74に突出して形成された係止突起73fとによって構成される。
【0044】
また、外側ケースフランジ部56bは、係合部73の係止突起73fが侵入可能な係止孔56cを有する。
【0045】
なお、符号60は手動操作ピン、61は波状座板、62はヨーク、64、65、66はOリングを表し、その他の符号は、第1実施例のソレノイドの同一符号が表すものに対応している。
【0046】
次に、第2実施例によるソレノイドの固定方法を説明する。
【0047】
▲1▼まず、バルブ本体凹部6aに段付き固定鉄心51の大径部51bを収容するとともに内側ケースフランジ部53bを段付き固定鉄心51の段差面51cに当接させる。このとき、バルブ本体6と大径部51bとの接合面にはシールリング59を配する。
【0048】
▲2▼次に、内側ケース円筒部53eをベースプレート7の貫通孔71に挿通して該貫通孔71の周縁部を内側ケースフランジ部53bに当接させる。
【0049】
▲3▼次に、ベースプレート7の取付穴72に取付金具8を挿通し、該取付金具8によってベースプレート7をバルブ本体6に取り付ける。
【0050】
このような手順▲1▼〜▲3▼を経ることによって、段付き固定鉄心51の大径部51bと内側ケースフランジ部53bとをバルブ本体凹部6aの端面6bとベースプレート7の裏面74との間に固定させる。
【0051】
▲4▼その後、内側ケース有底円筒部53aの外周面にボビン55を嵌める。
【0052】
▲5▼次に、ボビン55に外側ケース56を被せる。
【0053】
▲6▼最後に、外側ケース56を回動し、外側ケースフランジ部56bをベースプレート7の係合部73に係合させる。
【0054】
このような手順▲4▼〜▲6▼を経ることによって、外側ケース56をベースプレート7に固定させる。
【0055】
ここで、上記手順▲5▼においてボビン55に外側ケース56を被せる際、ボビン55とともに内側ケース円筒部53eに外側ケース56を被せる。
【0056】
また、上記手順▲6▼における外側ケース56の回動は、外側ケースフランジ部56bの本体部56fをベースプレート7の第1貫通孔73dに挿入し該本体部73dをベースプレート裏面74とバルブ本体端面6cとで形成される空間に位置させ、その後、外側ケースフランジ部56bの基部56gを第2貫通孔73eに侵入させるよう外側ケース56を回動させることによって行なわれる。
【0057】
また、上記手順▲6▼における外側ケースフランジ部56bとベースプレート係合部73との係合は、外側ケースフランジ部56bの係止孔56cにベースプレート係合部73の係止突起73fが侵入するまで外側ケース56を回動することによって達成される。
【0058】
以上説明したように、第1実施例及び第2実施例によるソレノイドの固定方法によると、固定鉄心51、バルブ本体6などにねじを一切形成することなく、ベースプレート7を用い簡単な作業によってソレノイド5をバルブ本体6に固定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるソレノイドの固定方法により油浸型電磁弁のバルブ本体に固定されたソレノイドの図2図示I-I 切断線による断面図である。、図2はベースプレートの平面図、図3は図1図示A部分の拡大図を示す。
【図2】ベースプレートの平面図である。
【図3】図1図示A部分の拡大図である。
【図4】外側ケースの変形例におけるフランジ部の断面図である。
【図5】第2実施例によるソレノイドの固定方法により油浸型電磁弁のバルブ本体に固定されたソレノイドの図6図示V-V 切断線による断面図である。
【図6】ベースプレートの平面図である。
【図7】図5図示B部分の拡大図である。
【図8】従来例のソレノイドの固定方法が実施されて油浸型電磁弁のバルブ本体に固定されたソレノイドの断面図である。
【符号の説明】
5 ソレノイド
51 段付き固定鉄心
51a 小径部
51b 大径部
51c 段差面
52 可動鉄心
53 内側ケース
53a 有底円筒部(円筒部)
53b フランジ部
53c 中空円筒部
53d ストッパー部
53e 円筒部
54 コイル
55 ボビン
56 外側ケース
56a ボビン収容部
56b フランジ部
56c 係止孔
56d 傾斜面
56e 開口部
56f 本体部
56g 基部
6 バルブ本体
6a 凹部
6b 凹部端面
6c 端面
7 ベースプレート
71 貫通孔
72 取付穴
73 係合部
73a 起立部
73b 天板部
73c 係止突起
73d 第1貫通孔
73e 第2貫通孔
73f 係止突起
74 裏面
75 表面
8 取付金具

Claims (5)

  1. 小径部と大径部とからなる段付き固定鉄心と、可動鉄心と、
    前記段付き固定鉄心の前記小径部と前記可動鉄心とを収容する円筒部及びこの円筒部のバルブ本体側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部をそれぞれ有する内側ケースと、コイルと、このコイルが巻回されて前記内側ケース円筒部の外周面に嵌められるボビンと、前記ボビンを収容するボビン収容部及びこのボビン収容部のバルブ本体側に位置する端部から外側へ略垂直に曲折するフランジ部をそれぞれ有する外側ケースとをそれぞれ備えるソレノイドと、
    前記段付き固定鉄心の前記大径部を収容する凹部を備えるバルブ本体と、
    前記内側ケース円筒部が挿通される貫通孔と、取付金具が挿通される取付穴と、前記外側ケースフランジ部と係合可能な係合部とをそれぞれ備えるベースプレートと、
    を用い、
    前記バルブ本体に前記ベースプレートを介して前記ソレノイドを固定する際、
    まず、下記手順▲1▼〜▲3▼
    ▲1▼前記バルブ本体凹部に前記段付き固定鉄心の前記大径部を収容するとともに前記内側ケースフランジ部を前記段付き固定鉄心の段差面に当接させる。
    ▲2▼前記内側ケース円筒部を前記ベースプレートの前記貫通孔に挿通して該貫通孔の周縁部を前記内側ケースフランジ部に当接させる。
    ▲3▼前記ベースプレートの前記取付穴に前記取付金具を挿通し、該取付金具によって前記ベースプレートを前記バルブ本体に取り付ける。
    を経ることによって、前記段付き固定鉄心の前記大径部と前記内側ケースフランジ部とを前記バルブ本体凹部の端面と前記ベースプレートの裏面との間に固定させ、
    次に、下記手順▲4▼〜▲6▼
    ▲4▼前記内側ケース円筒部の外周面に前記ボビンを嵌める。
    ▲5▼前記ボビンに前記外側ケースを被せる。
    ▲6▼前記外側ケースを回動し、前記外側ケースフランジ部を前記ベースプレートの前記係合部に係合させる。
    を経ることによって、前記外側ケースを前記ベースプレートに固定させる
    ことを特徴とするソレノイドの固定方法。
  2. 請求項1において、
    前記ベースプレートの前記係合部は、当該ベースプレートの表面から略垂直に延在する起立部とこの起立部から当該ベースプレートと略平行に延在する天板部とこの天板部の裏面側に突出する係止突起とを有する切り起し片により構成され、
    前記外側ケースフランジ部は、前記切り起し片の前記係止突起が侵入可能な係止孔を有し、
    前記手順▲6▼における前記外側ケースの回動は、前記外側ケースフランジ部を前記ベースプレートの表面に当接させた状態で行なわれ、
    また、前記手順▲6▼における前記外側ケースフランジ部と前記ベースプレート係合部との係合は、前記外側ケースフランジ部を前記ベースプレート係合部の前記起立部と前記天板部とで形成される空間に挿入し、前記外側ケースフランジ部の前記係止孔に前記ベースプレート切り起し片の前記係止突起が侵入するまで前記外側ケースを回動することによって達成される
    ことを特徴とするソレノイドの固定方法。
  3. 請求項1において、
    前記ベースプレートの係合部は、前記外側ケースフランジ部の本体部に対応する形状を有する第1貫通孔と、この第1貫通孔から延在し前記外側ケースフランジ部の基部に対応する形状を有する第2貫通孔と、前記ベースプレートの裏面に突出して形成された係止突起とによって構成され、
    前記外側ケースフランジ部は、前記係合部の前記係止突起が侵入可能な係止孔を有し、
    前記手順▲6▼における前記外側ケースの回動は、前記外側ケースフランジ部の前記本体部を前記ベースプレートの前記第1貫通孔に挿入し該本体部を前記ベースプレート裏面と前記バルブ本体端面とで形成される空間に位置させ、その後、前記外側ケースフランジ部の前記基部を前記第2貫通孔に侵入させるよう前記外側ケースを回動させることによって行なわれ、
    また、前記手順▲6▼における前記外側ケースフランジ部と前記ベースプレート係合部との係合は、前記外側ケースフランジ部の前記係止孔に前記ベースプレート係合部の前記係止突起が侵入するまで前記外側ケースを回動することによって達成される
    ことを特徴とするソレノイドの固定方法。
  4. 請求項2又は請求項3において、
    前記内側ケース円筒部は、有底円筒部によって構成され、
    前記外側ケースは、前記内側ケース有底円筒部が挿通される開口部を有し、
    前記手順▲5▼において前記ボビンに前記外側ケースを被せる際、前記内側ケース有底円筒部を前記外側ケース開口部に挿通した状態で前記ボビンに前記外側ケースを被せる
    ことを特徴とするソレノイドの固定方法。
  5. 請求項2又は請求項3において、
    前記内側ケース円筒部は、中空円筒部とこの中空円筒部の一方の開口部を塞ぐストッパー部とを有して構成され、
    前記外側ケースは、前記ボビンの他に前記内側ケース円筒部を収容するよう構成され、
    前記手順▲5▼において前記ボビンに前記外側ケースを被せる際、前記ボビンとともに前記内側ケース円筒部に前記外側ケースを被せる
    ことを特徴とするソレノイドの固定方法。
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