JPH1140419A - ソレノイド - Google Patents

ソレノイド

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Publication number
JPH1140419A
JPH1140419A JP19287997A JP19287997A JPH1140419A JP H1140419 A JPH1140419 A JP H1140419A JP 19287997 A JP19287997 A JP 19287997A JP 19287997 A JP19287997 A JP 19287997A JP H1140419 A JPH1140419 A JP H1140419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solenoid
opening
iron core
valve body
stopper member
Prior art date
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Pending
Application number
JP19287997A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiro Ohashi
勝博 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanmei Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanmei Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanmei Electric Co Ltd filed Critical Sanmei Electric Co Ltd
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Publication of JPH1140419A publication Critical patent/JPH1140419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から手動でバルブ本体内のスプールを作
動させることができるソレノイドを提供すること。 【解決手段】 ボビン52は、中空筒状部52aを有
し、この中空筒状部52aの内部に可動鉄心32及び固
定鉄心31が配される。ケース53は、ボビン52を内
部に収容した状態でバルブ本体7に取り付けられる。ス
トッパー部材54は、可動鉄心32の移動方向に沿って
形成された貫通孔54aを有するとともに、中空筒状部
52aの一方の開口部52bを塞ぐよう該開口部52b
に挿入される。ケース53には、ストッパー部材貫通孔
54aと対向して開口部53aが形成されている。手動
操作ピン57は、ストッパー部材貫通孔54a内にシー
ル性が確保されて挿入され、外部からケース開口部53
aを通じて押されることにより可動鉄心32及びプッシ
ュピン35を介してスプール37を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バルブ本体に装着
されバルブ本体と共に電磁弁を構成するソレノイドに関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧回路等の構成要素となる電
磁弁は、油流路等を開閉するスプールが内蔵されたバル
ブ本体に、上記スプールを作動する同一構造からなる左
右一対のソレノイド(電磁石装置ともいう。)を装着し
て構成される。
【0003】図3は、この種の左右一対のソレノイドの
一方のソレノイドの従来例の断面図を示している。
【0004】図3に示すソレノイド1は、油浸型の電磁
弁等に広く使用されているソレノイドである。このソレ
ノイド1は、コイルアッシー2とチューブアッシー3と
ナット4とを備える。
【0005】コイルアッシー2は、樹脂製ボビン21
と、このボビン21に巻回されたソレノイドコイル22
と、ソレノイドコイル22が励磁されたとき図示破線矢
印で示す磁気回路MCの一部を形成するドーナツ板状の
複数のヨーク23と、同じく磁気回路MCの一部を形成
する中空円筒状の磁性体24と、ソレノイドコイル22
に外部から電流を取り入れるためのターミナルピン25
とを備え、これらの部品21〜25を金型にセットして
樹脂材料を注入することにより、樹脂ケース26内に上
記各部品21〜25がモールドされて一体に形成されて
いる。
【0006】チューブアッシー3は、コイルアッシー2
のボビン21の中空部に挿入されている。チューブアッ
シー3は、図示しないバルブ本体に形成された雌ねじに
ねじ込まれる雄ねじ31aを有する固定鉄心31と、ソ
レノイドコイル22の励磁時に固定鉄心31から磁気吸
引力を受ける可動鉄心(プランジャー)32と、一端が
固定鉄心31に溶着され他端がストッパー34に溶着さ
れ、可動鉄心32を軸方向に摺動可能に収容した非磁性
体からなるパイプ33と、可動鉄心32の図3における
上端位置を規制するストッパー34とから一体に形成さ
れている。ストッパー34の貫通孔には、シール性を確
保しながら手動操作ピン39が摺動可能に挿入されてい
る。手動操作ピン39は、外部からの操作により可動鉄
心32及びプッシュピン35を介してバルブ本体内のス
プール(図示せず)を手動で作動させるためのものであ
る。
【0007】ナット4は、チューブアッシー3のストッ
パー34の雄ねじ34aにねじ込まれるナットであり、
チューブアッシー3とコイルアッシー2とを一体化させ
てバルブ本体に組み付けるために用いられる。すなわ
ち、バルブ本体へのソレノイドの装着方法は、チューブ
アッシー3の固定鉄心31の雄ねじ31aをバルブ本体
の雌ねじにねじ込み、チューブアッシー3にコイルアッ
シー2を組み付けた状態で、チューブアッシー3のスト
ッパー34の雄ねじ34aにナット4をねじ込むように
する。
【0008】なお、可動鉄心32の下端面にはプッシュ
ピン35の上端面が当接しており、このプッシュピン3
5は、固定鉄心31の上下方向の貫通孔31bを通って
バルブ本体のスプール(図示せず)に当接している。ま
た、ソレノイドコイル22の消磁時かつ他方のソレノイ
ド(バルブ本体を挟んで図2図示のソレノイドとは反対
側に位置し、図2図示のソレノイドと同一構造を有す
る)のソレノイドコイルの励磁時には、スプール(図示
せず)がスプリング(図示せず)の弾性力に抗してプッ
シュピン35を押し、可動鉄心32は固定鉄心31から
離隔される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のソ
レノイドには、部品点数が多くコスト低減に限界がある
という問題があった。
【0010】そこで、本出願人は、特願平9−1610
26号において、上記チューブアッシーの上記パイプを
省略し樹脂製ボビンにパイプとしての機能を兼用させる
とともに、上記チューブアッシーの上記ストッパーを省
略し樹脂製ボビンにストッパーとしての機能も兼用さ
せ、別体のケースでボビン等内部部品の全体を覆うよう
にしてケースをバルブ本体に装着するよう構成したソレ
ノイドの提案をした。
【0011】しかし、このような提案においても、次の
ような問題点が見出された。すなわち、樹脂製ボビンに
ストッパーとしての機能を兼用させたことにより、部品
点数の減少を図ることができるが、反面、可動鉄心が固
定鉄心から離隔する度に、ストッパーが可動鉄心による
衝撃力を繰り返し受け、樹脂製ボビンの劣化及び損傷が
促進されることになる。
【0012】しかし、このような提案においても、次の
ような問題点が見出された。すなわち、樹脂製ボビンに
ストッパーとしての機能を兼用させたことにより、部品
点数の減少を図ることができるが、反面、外部からの手
動操作によって可動鉄心等を介してバルブ本体内のスプ
ールを作動させることができなくなる。
【0013】本発明は、上述したような新たな問題点に
かんがみ、外部からの手動操作によってスプールを作動
させることができるソレノイドを提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によるソレノイド
は、中空筒状部を有し、この中空筒状部の内部に可動鉄
心及び固定鉄心が配されるチューブ体と、このチューブ
体を内部に収容した状態でバルブ本体に取り付けられる
ケースとをそれぞれ備えるソレノイドであって、前記可
動鉄心の移動方向に沿って形成された貫通孔を有すると
ともに、前記中空筒状部の一方の開口部を塞ぐよう該開
口部に挿入されるストッパー部材と、前記ケースに前記
ストッパー部材貫通孔と対向して形成された開口部と、
前記ストッパー部材貫通孔内にシール性が確保されて挿
入され、前記ケース開口部を通じて外部操作されること
により前記可動鉄心等を介して前記バルブ本体内のスプ
ールを作動可能とする手動操作ピンと、を備えることを
特徴とする。
【0015】ここで、前記チューブ体は、例えばソレノ
イドコイルが巻回されるボビン、又は、ソレノイドコイ
ルが巻回されるボビンの内周面に配されるパイプであ
る。
【0016】
【発明の作用効果】本発明のソレノイドによると、ケー
ス開口部を通じて手動操作ピンを外部から操作すること
が可能になるため、可動鉄心等を介してバルブ本体内の
スプールを手動で作動させることが可能になる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0018】図1は、第1実施例によるソレノイド5を
油浸型電磁弁のバルブ本体7に装着した状態を示す断面
図である。
【0019】図1において、第1実施例のソレノイド5
は、ソレノイドコイル51が巻回された樹脂製ボビン
(チューブ体ともいう)52と、内部にボビン52を収
容した状態でバルブ本体7に取付具8例えばネジによっ
て取りつけられるケース53とを備える。
【0020】ボビン52は中空筒状部52aを有する。
この中空筒状部52aの内部には、可動鉄心32及び固
定鉄心31が配されている。固定鉄心31は、中空筒状
部52の内周面に形成された段差部52dによって、そ
の上端位置が定められている。
【0021】中空筒状部52aの一方の開口部52bす
なわち図面上方の開口部52bには、この開口部52b
を塞ぐように、かつ、Oリング55によってシール性が
確保されてストッパー部材54が挿入されている。スト
ッパー部材54は、可動鉄心32の移動方向に沿って形
成された貫通孔54aを有する。
【0022】ストッパー部材54の貫通孔54a内に
は、Oリング56によってシール性が確保されて手動操
作ピン57が挿入されている。手動操作ピン57は、外
部操作により中空筒状部52a内部へ突出可能とされて
いる。
【0023】ケース53は、磁性体からなり、ストッパ
ー部材貫通孔54aと対向する位置に開口部53aが形
成されている。
【0024】ストッパー部材54とケース53との間に
は空間58が形成されており、この空間58に弾性部材
59例えば波状の座板が配されている。
【0025】可動鉄心32の下端面にはプッシュピン3
5の上端面が当接している。このプッシュピン35の下
端面はスプール37の上端面と当接している。また、固
定鉄心31の貫通孔31bの内部には、スプリング36
が収納されている。
【0026】その他、ボビン52のフランジ52cとケ
ース53との間には、ドーナツ板状のヨーク60が配さ
れている。なお、図中の符号61は、ソレノイドコイル
51のリード線、62は、Oリングを表している。
【0027】上記のように構成されたソレノイド5にお
いて、当該ソレノイド5のソレノイドコイル51の通電
時、かつ、他のソレノイド(図示せず)のソレノイドコ
イルの非通電時は、ソレノイドコイル51の励磁により
可動鉄心32は固定鉄心31から磁気吸引力を受け固定
鉄心31に接近した状態にある。
【0028】その後、ソレノイドコイル51への通電を
停止し、他のソレノイドのソレノイドコイルに通電する
と、固定鉄心31による可動鉄心32への磁気吸引力が
消失するとともに他のソレノイドコイルの励磁により他
の可動鉄心が他の固定鉄心に吸引されることによって、
スプール37がスプリング36の弾性力に抗してプッシ
ュピン35を押し、可動鉄心32が固定鉄心31から離
隔する。
【0029】そして、可動鉄心32は、ストッパー部材
54に当接し、ストッパー部材54bは可動鉄心32か
ら衝撃力を受ける。この衝撃力は、弾性部材59に伝達
され、この弾性部材59において吸収緩和されることに
なる。
【0030】一方、バルブ本体7内のスプール37を手
動で作動させたいときには、ケース開口部53aを通じ
て外部から手動操作ピン57を押すことにより、手動操
作ピン57、可動鉄心32及びプッシュピン35を介し
てスプール37が作動される。このように、スプール3
7を手動で作動させる作業は極めて簡単なものである。
【0031】図2は、第2実施例によるソレノイドの断
面図である。
【0032】図2において、第2実施例のソレノイド5
は、耐油圧性が要求される場合に好適なソレノイドであ
り、樹脂製ボビン52の内周面にパイプ63例えば非磁
性ステンレス製パイプ(チューブ体又は中空筒状部とも
いう)を固着させ、このパイプ63の一方の開口部63
aに、この開口部63aを塞ぐようにストッパー部材5
4を挿入させたことを特徴としており、その他の構成は
上述した第1実施例とほぼ同様である。
【0033】この第2実施例によっても、外部からケー
ス開口部53aを通じて手動操作ピン57を押す簡単な
操作をすることで、バルブ本体内のスプールを手動で作
動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例によるソレノイドを油浸型電磁弁の
バルブ本体に装着した状態を示す断面図である。
【図2】第2実施例によるソレノイドの断面図である。
【図3】従来例のソレノイドの断面図である。
【符号の説明】
5 ソレノイド 52 ボビン(チューブ体) 52a 中空筒状部 52b 開口部 53 ケース 53a 開口部 54 ストッパー部材 54a 貫通孔 57 手動操作ピン 63 パイプ(チューブ体、中空筒状部) 63a 開口部 7 バルブ本体 37 スプール 31 固定鉄心 32 可動鉄心

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空筒状部を有し、この中空筒状部の内
    部に可動鉄心及び固定鉄心が配されるチューブ体と、こ
    のチューブ体を内部に収容した状態でバルブ本体に取り
    付けられるケースとをそれぞれ備えるソレノイドであっ
    て、 前記可動鉄心の移動方向に沿って形成された貫通孔を有
    するとともに、前記中空筒状部の一方の開口部を塞ぐよ
    う該開口部に挿入されるストッパー部材と、 前記ケースに前記ストッパー部材貫通孔と対向して形成
    された開口部と、 前記ストッパー部材貫通孔内にシール性が確保されて挿
    入され、前記ケース開口部を通じて外部操作されること
    により前記可動鉄心等を介して前記バルブ本体内のスプ
    ールを作動可能とする手動操作ピンと、 を備えることを特徴とするソレノイド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記チューブ体は、
    ソレノイドコイルが巻回されるボビンであることを特徴
    とするソレノイド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記チューブ体は、
    ソレノイドコイルが巻回されるボビンの内周面に配され
    るパイプであることを特徴とするソレノイド。
JP19287997A 1997-07-17 1997-07-17 ソレノイド Pending JPH1140419A (ja)

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