JP3760328B2 - ソレノイド - Google Patents

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嘉章 村上
直樹 田中
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バルブ本体に装着されバルブ本体と共に電磁弁を構成するソレノイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、油圧回路等の構成要素となる電磁弁は、油流路等を開閉するスプールが内蔵されたバルブ本体に、上記スプールを作動する同一構造からなる左右一対のソレノイド(電磁石装置ともいう。)を装着して構成される。
【0003】
図3は、この種の左右一対のソレノイドの一方のソレノイドの従来例の断面図を示している。
【0004】
図3に示すソレノイド1は、油浸型の電磁弁等に広く使用されているソレノイドである。このソレノイド1は、コイルアッシー2とチューブアッシー3とナット4とを備える。
【0005】
コイルアッシー2は、樹脂製ボビン21と、このボビン21に巻回されたソレノイドコイル22と、ソレノイドコイル22が励磁されたとき図示破線矢印で示す磁気回路MCの一部を形成するドーナツ板状の複数のヨーク23と、同じく磁気回路MCの一部を形成する中空円筒状の磁性体24と、ソレノイドコイル22に外部から電流を取り入れるためのターミナルピン25とを備え、これらの部品21〜25を金型にセットして樹脂材料を注入することにより、樹脂ケース26内に上記各部品21〜25がモールドされて一体に形成されている。
【0006】
チューブアッシー3は、コイルアッシー2のボビン21の中空部に挿入されている。チューブアッシー3は、図示しないバルブ本体に形成された雌ねじにねじ込まれる雄ねじ31aを有する固定鉄心31と、ソレノイドコイル22の励磁時に固定鉄心31から磁気吸引力を受ける可動鉄心(プランジャー)32と、一端が固定鉄心31に溶着され他端がストッパー34に溶着され、可動鉄心32を軸方向に摺動可能に収容した非磁性体からなるパイプ33と、可動鉄心32の図3における上端位置を規制するストッパー34とから一体に形成されている。ストッパー34の貫通孔には、シール性を確保しながら手動操作ピン39が摺動可能に挿入されている。手動操作ピン39は、外部からの操作により可動鉄心32及びプッシュピン35を介してバルブ本体内のスプール(図示せず)を手動で作動させるためのものである。
【0007】
ナット4は、チューブアッシー3のストッパー34の雄ねじ34aにねじ込まれるナットであり、チューブアッシー3とコイルアッシー2とを一体化させてバルブ本体に組み付けるために用いられる。すなわち、バルブ本体へのソレノイドの装着方法は、チューブアッシー3の固定鉄心31の雄ねじ31aをバルブ本体の雌ねじにねじ込み、チューブアッシー3にコイルアッシー2を組み付けた状態で、チューブアッシー3のストッパー34の雄ねじ34aにナット4をねじ込むようにする。
【0008】
なお、可動鉄心32の下端面にはプッシュピン35の上端面が当接しており、このプッシュピン35は、固定鉄心31の上下方向の貫通孔31bを通ってバルブ本体のスプール(図示せず)に当接している。また、ソレノイドコイル22の消磁時かつ他方のソレノイド(バルブ本体を挟んで図3図示のソレノイドとは反対側に位置し、図3図示のソレノイドと同一構造を有する)のソレノイドコイルの励磁時には、スプール(図示せず)がスプリング(図示せず)の弾性力に抗してプッシュピン35を押し、可動鉄心32は固定鉄心31から離隔される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来のソレノイドは構成が複雑でありコスト高であった。
【0010】
本発明は上記問題点を解決し、簡単な構成かつ組み付けが容易で安価なソレノイドを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のソレノイドは、弾性変形可能な磁性材料からなる断 C字状の丸ケースであって、上部では幅狭に、下部では幅広に形成されたスリットを有し、前記スリット下部に一対の第1凹部が形成され、かつ、上端及び下端にそれぞれ複数の第2凹部が形成された丸ケースと、前記丸ケースの内部に収容されるモールドコイルであって、ボビン及びコイルがモールドされている中空円筒部と、該中空円筒部から突出し、ゴムブッシュ及びリード線がモールドされている膨出部とから形成され、前記中空円筒部の外径は前記丸ケースの内径よりも僅かに大きく設定され、前記膨出部の両側面に前記スリット下部の前記一対の第1凹部に収容可能な一対のリブが形成されたモールドコイルと、前記中空円筒部の上端及び下端に配され、前記丸ケースの内周面の両端に圧接した状態で収容される中空円盤状のヨークであって、前記丸ケースの内径よりも僅かに大きく設定された外径を有し、外縁に前記第2凹部に収容される突起が形成されたヨークと、を備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の作用効果】
本発明によると、丸ケースとモールドコイルと二個のヨークとからソレノイドの主要部が構成される簡単な構成であり、しかも、これらの組み付けが丸ケースの弾性力と第1、第2凹部を利用することで容易に行なうことができるため、簡単な構成かつ組み付けが容易で安価なソレノイドを提供することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は、一実施例によるソレノイドの主要部の分解斜視図、図2は、同主要部を組み付けた状態の側面図をそれぞれ示す。
【0015】
本実施例によるソレノイドの主要部は、丸ケース50とモールドコイル60と二個のヨーク70、80とによって構成される。
【0016】
丸ケース50は、弾性変形可能な磁性材料からなり、図1に示すように断面ほぼC字状に構成されている。丸ケース50は、上端から下端にかけて上下方向にスリット51が形成され、このスリット51は上部51aでは幅狭に、下部51bでは幅広に形成され、スリット下部51bには、第1係止手段としての一対の第1凹部51c、51dが形成されている。また、丸ケース50の上端及び下端には、それぞれ、第2係止手段としての一対の第2凹部52a、52b、53a、53bが形成されている。
【0017】
モールドコイル60は、中空部62aを有しコイル61が巻回されたボビン62とコイル61に接続されたリード線63のコイル側部位とゴムブッシュ64とをインサート体として一体に樹脂成形されており、ボビン62及びコイル61がモールドされている中空円筒部65と、この中空円筒部65から突出し、ゴムブッシュ64及びリード線63がモールドされている膨出部66とから形成されている。中空円筒部65の外径は、丸ケース50の内径よりも僅かに大きく設定されている。膨出部66の両側面には第1係止手段としての一対のリブ66a、66bが形成されている。膨出部66は丸ケース50のスリット下部51bに収容され、膨出部66のリブ66a、66bはスリット下部51bの第1凹部51c、51dに収容可能とされている。
【0018】
各ヨーク70、80は、中空円盤状に形成されており、外縁に第2係止手段としての一対突起71a、71b、81a、81bが形成されている。各ヨーク70、80の外径(突起71a、71b、81a、81bを除く。)は、モールドコイル60の中空円筒部65の外径よりも僅かに大きく設定されている。
【0019】
次に、上記のように構成された丸ケース50とモールドコイル60と二個のヨーク70、80の組み付け方法の一例を説明する。
【0020】
まず、丸ケース50を拡径させ、この拡径させた丸ケース50の上端の第2凹部52a、52bにヨーク70の突起71a、71bを収容させ、丸ケース50の拡径を解除する。この操作により丸ケース50の上端にヨーク70が係止される。次に、スリット下部51bにモールドコイル60の膨出部66を侵入させモールドコイル60を丸ケース50の奥まで侵入させる。モールドコイル60が丸ケース50の奥まで達すると、膨出部66のリブ66a、66bがスリット下部51bの第1凹部51c、51dに収容され、モールドコイル60は丸ケース50に係止され、離脱が防止される。次に、丸ケース50を僅かに拡径させた状態で丸ケース50の下端の第2凹部53a、53bにヨーク80の突起81a、81bを収容させ丸ケース50の拡径を解除する。
【0021】
以上の操作を行なうことにより、丸ケース50にヨーク70、モールドコイル60及びヨーク80が一体に組み付けられる。
【0022】
以上説明したように、本実施例によると、丸ケース50とモールドコイル60と二個のヨーク70、80とからソレノイドの主要部が構成される簡単な構成であり、しかも、これらの組み付けが丸ケース50の弾性力と第1係止手段(リブ66a、66bと第1凹部51c、51d)、及び、第2係止手段(第2凹部52a、52b、53a、53bと突起71a、71b、81a、81b)を利用することで容易に行なうことができるため、簡単な構成かつ組み付けが容易で安価なソレノイドを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例によるソレノイドの主要部の分解斜視図である。
【図2】同主要部を組み付けた状態の側面図である。
【図3】従来のソレノイドの断面図である。
【符号の説明】
50 丸ケース
51c、51d 第1凹部(第1係止手段)
52a、52b、53a、53b 第2凹部(第2係止手段)
60 モールドコイル
61 コイル
62 ボビン
63 リード線
66a、66b リブ(第1係止手段)
70、80 ヨーク
71a、71b、81a、81b 突起(第2係止手段)

Claims (1)

  1. 弾性変形可能な磁性材料からなる断 C字状の丸ケースであって、上部では幅狭に、下部では幅広に形成されたスリットを有し、前記スリット下部に一対の第1凹部が形成され、かつ、上端及び下端にそれぞれ複数の第2凹部が形成された丸ケースと、
    前記丸ケースの内部に収容されるモールドコイルであって、ボビン及びコイルがモールドされている中空円筒部と、該中空円筒部から突出し、ゴムブッシュ及びリード線がモールドされている膨出部とから形成され、前記中空円筒部の外径は前記丸ケースの内径よりも僅かに大きく設定され、前記膨出部の両側面に前記スリット下部の前記一対の第1凹部に収容可能な一対のリブが形成されたモールドコイルと、
    前記中空円筒部の上端及び下端に配され、前記丸ケースの内周面の両端に圧接した状態で収容される中空円盤状のヨークであって、前記丸ケースの内径よりも僅かに大きく設定された外径を有し、外縁に前記第2凹部に収容される突起が形成されたヨークと、
    を備えることを特徴とするソレノイド。
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