JP3801269B2 - 電磁ポンプ - Google Patents

電磁ポンプ

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプランジャを電磁的に作動させて流体を給送する電磁ポンプの改良に関し、更に詳しくは材料の一部を合成樹脂化した電磁ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電磁ポンプはケースやキャップ、コイルビン等を金属材料のプレス成形品で構成していた。(実公平5ー43328号公報参照)
これを図7で説明すると、電磁ポンプのケース1は金属のプレス成形品で構成されており、その内部にコイルボビン2、コイル3、シリンダー4、プランジャ5、磁極板6、プリント基板7が装着され、ケース1の端部からキャップ8を挿入してかしめ部9で該キャップ8をかしめ止めしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、金属のプレス成形品でケースやキャップを構成すると、かしめによって互いに固定することができるので、組立て工程が簡単である反面、装置全体の重量が重くなってしまったり、部品コストが高くなってしまうという問題点がある。
又、金属のプレス成形では深絞りが困難であり、ケースの形状に制約が生じてしまう。
【0004】
一方、上記欠点を改善するには、材料のコストが低価格であり、かつ軽量な合成樹脂を採用すると良いが、部品材料を合成樹脂化すると、金属のようにかしめ止めができないので、互いに固定することが困難であり、組立て工程が複雑となってしまう。
又は、合成樹脂のケース内に種々の部品を組み込む際、それぞれの部品を止め付けることが困難であるため、ガタツキが生じたり、あるいは位置決めも困難となってしまう。
【0005】
そこで、本発明の目的は、上記従来公知の金属部品からなる電磁ポンプ構造の持つ欠点を改善し、合成樹脂部品を使用しながらも簡単に互いの部品を固定することができるようにした電磁ポンプを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の特徴とするところは次の構成にある。
ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、該ケースとキャップとが溶融結合による溶着されてなること、更に前記フランジ部の内の一方側のフランジ部に複数本の棒状の突起が形成され、該突起とキャップとが溶融結合による溶着されてなること。
【0007】
本発明の他の特徴とするところは、キャップに円周状の凸壁が形成され、該凸壁の内周面と前記シリンダーの外周面との間にパッキング部材を設けてなること、更には前記フランジ部の内の一方側のフランジ部に磁極板が設けられており、該磁極板に円周状の突起が形成され、該突起が前記パッキング部材へ向けて突出して設けられてなるところにある。
【0008】
本発明の更に他の特徴とするところは、前記ヨークに中心軸線方向のスリットあるいは係合リブを設け、前記ケースの内面に中心軸線方向のリブあるいは凹溝を設け、該リブが前記スリットに嵌合されてなるところにあり、更には前記ケースの内面に中心軸線方向に伸びる複数本のリブからなる段部が形成され、前記ヨークの端部が該段部に当接されてなるところにある。
【0009】
本発明の他の特徴とするところは、ケースの奥端にシリンダーの一方の端部が嵌合される嵌合筒部が設けられ、該嵌合筒部の内周には環状筒部が内外2重に形成され、ダックビル弁部と、環状の円板部と筒状のパッキング部とからなる逆止弁の該ダックビル弁部が内側の環状筒部に装着され、前記逆止弁のパッキング部が外側の環状筒部の外周と前記シリンダーの内周との間に装着されてなるところにあり、更には前記環状の円板部にプランジャ移動用のスプリングを受ける環状の受け板を設けてなるところにある。
【0010】
本発明の他の特徴とするところは、前記フランジ部の内の他方のフランジ部にターミナルを有するプリント基板が設けられてなるところにあり、更には前記フランジ部にプリント基板を取り付けるための係合部を有する脚部が突設され、該係合部は二股状になった脚片と、その外側に形成された係合鉤部と、プリント基板が当接する当接部とからなっており、プリント基板の外周に設けられた切欠き凹部に前記係合部の脚片が弾性変形して嵌合装着されてなるところにあり、更に又前記脚部がプリント基板に設けられたターミナルを挟んで該ターミナルに近接した位置に設置されてなるところにある。
【0011】
本発明の他の特徴とするところは、ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップと、前記フランジ部の内の他方側に設けられたプリント基板とを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースの内面に段差が形成され、該段差にプリント基板の周縁が当接して設置されてなるところにあり、前記ケースにコネクタ装着部が設けられ、該コネクタ装着部の奥端にテーパを有する開口が設けられ、該開口に前記プリント基板のターミナルが挿通されてなるところにある。
ところにある。
【0012】
本発明の他の特徴とするところは、前記フランジ部に接して磁極板が設けられ、フランジ部に嵌合突起が形成され、該嵌合突起が嵌合する嵌合孔が前記磁極板に形成されてなるところにあり、更には前記フランジ部に磁極板がインサート成形されてなるところにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図1ないし図6を参照して、本発明の好ましい実施例構造について説明する。
まず、図1を参照して、電磁ポンプのケース11は合成樹脂で構成され、その内部にはコイルボビン12及びシリンダー13が設けられている。
【0014】
コイルボビン12は合成樹脂で構成されており、コイル14が巻回保持される円筒部12Aと両端のフランジ部12B、12Cとからなっている。一方のフランジ部12Bの周縁にはプリント基板16を保持するための複数の脚部12Dが立設されている。
【0015】
図2の(A)、(B)、(C)に詳細に示すように、脚部12Dの先端付近には係合部15が形成されている。この係合部15は、二股状になった脚片15Aと、その外側に形成された係合鉤部15Bと、プリント基板16が当接する当接部15Cとからなっている。プリント基板16の外周には切欠き凹部16Aが形成されており、該切欠き凹部16Aに係合部15の脚片15Aが弾性変形して嵌合装着され、これによってプリント基板16が係合鉤部15Bと当接部15Cとによって挟着されて保持されるものとなっている。当接部15Cはプリント基板16の保持作用と同時に後述のコネクタを押し込んで取り付けるときの押圧荷重を受ける作用を行うものである。
尚、プリント基板16を脚部12Dに取り付ける構造は、前記実施例に限定されるものではなく、例えば、プリント基板に孔を設け、該孔に脚部を挿入して固定する構造とすることもできる。
【0016】
図3に詳細に示すように、この実施例ではフランジ部12Bの周縁に立設された脚部12Dの数は3本となっており、その内の2本の脚部12Dはプリント基板16に設けられたターミナル19の位置を挟んで該ターミナル19の位置に近接して設置されている。この構造によって、コネクタ取付時にターミナル19を介してプリント基板16及び脚部12Dに作用する押圧力を積極的に受ける構造としている。即ち、脚部12Dがターミナル19の位置に近接しているので、コネクタを押し込んで取り付ける際の荷重を確実に受けることができるものとなっている。
【0017】
コイルボビン12の外周にはヨーク17が装着されている。図4に示すように、ヨーク17の外周には該ヨーク17の中心軸線方向にスリット17Aが切られており、該スリット17Aにはケース11の内周面に突出して形成された係合リブ18が嵌合されている。これによって、コイルボビン12及びプリント基板16が取り付けられた状態のヨーク17(コイルアセンブリー)をケース11内に装着する際の該コイルアセンブリーの回転方向の位置決めがなされるものとなる。その結果、プリント基板16に設けられたターミナル19の位置も定められ、該ターミナル19を確実に後述するコネクタ装着部の位置に位置決めできるものとなる。又、コイルボビン12のフランジ部12Cにはその外周側に突出する複数の突出部12C2が形成されており、該突出部12C2がヨーク17の端部に形成された凹所17Bに嵌合することにより、コイルボビン12とヨーク17との円周方向の位置決めがなされるものである。
尚、前記ヨーク17のスリット17A及びケース11の内周面の係合リブ18の構成に換え、図6に示すように、ヨーク17の外面に中心軸線方向に延びる係合リブ17Cを設け、該係合リブ17Cをケースの内周面に形成された中心軸線方向に延びる凹溝(図示省略)に係合させる構成とすることもできる。
【0018】
又、ケース11の内面には中心軸線方向に伸びる複数本のリブからなる段部11Aが形成されている。この段部11Aは、ヨーク17と一体となったコイルアセンブリーを該ケース11内に挿入する際に磁極板20Aの端部が段部11Aに当接することによりコイルアセンブリーを挿入する時のストッパーとして作用するものとなっている。
【0019】
更に、ケース11の内面にはプリント基板16の周縁が当接する段差11Bが形成されている。この段差11Bは、プリント基板16を固定するものであり、これによってコネクタを引き抜く際にターミナル19を介して図のP方向の力がプリント基板16に作用したとしても該プリント基板16がずれないようにしたものである。
【0020】
コイルボビン12の両端に形成されたフランジ部12B、12Cの外側には磁極板20A、20Bが設けられている。プリント基板16側の磁極板20Aには嵌合孔22Aが設けられており、フランジ部12Bに設けられた嵌合突起21Aが該嵌合孔22Aに挿通されることにより磁極板20Aはフランジ部12Bに固定されている。又、他方側の磁極板20Bにも嵌合孔22Bが設けられており、同じくフランジ部12Cに設けられた嵌合突起21Bが該嵌合孔22Bに挿通されることにより磁極板20Bがフランジ部12Cに固定されている。
尚、磁極板20A、20Bのフランジ部12B、12Cへの固定は、上記実施例の限定されるものではなく、コイルボビン12のフランジ部12B、12Cに対してインサート成形により磁極板20A、20Bを固定する構成も含むものである。
【0021】
コイルボビン12の内側にはシリンダー13が設けられている。シリンダー13は流体の通路であり、内部にはプランジャ23が揺動自在に設けられている。プランジャ23はコップ状となっており、その底壁には傘弁24が固定されている。傘弁24はプランジャ23の底壁に形成された弁口25を開閉するものである。
【0022】
シリンダー13の一方の端部はケース11に設けられた嵌合筒部11Cの外周に嵌合されており、他方の端部はキャップ26に設けられた筒状の嵌合凹溝26Aに嵌め込まれている。嵌合筒部11Cの内側はケース11に設けられた筒状のポート11Dから流入した流体の通路となっている。又、嵌合凹溝26Aの内側も流体の通路となっており、キャップ26に設けられた筒状のポート26Bへ流体が流出するための通路となっている。そして、該嵌合筒部11Cの内周には環状筒部11E、11Fが内外2重に形成され、該環状筒部11E、11Fにはダックビルタイプの逆止弁27が装着されている。逆止弁27はダックビル弁部27Aと、環状の円板部27Bと筒状のOリング部27Cとからなっており、ダックビル弁部27Aは内側の環状筒部11Eに嵌合され、筒状のOリング部27Cは外側の環状筒部11Dの外周とシリンダー13の内周との間に押し込まれてシールリングとしての機能を果たしている。このOリング部27Cを逆止弁27と一体に形成させることにより、組付け性を向上させると同時に、Oリング装着時の切れを防止し、更には部品点数を削減するものである。
【0023】
逆止弁27の円板部27Bには環状の受け板27Dが設けられ、該受け板27Dとプランジャ23の底壁との間にはスプリング28が設けられている。該スプリング28によって電磁的に移動されたプランジャ23が元の位置に戻されるものとなっている。この受け板27Dの構造により、スプリング28による円板部27Bの破損を防止するものである。
【0024】
キャップ26の周縁部26Cはケース11の周縁に形成された環状フランジ11Hに熱板溶着されることによってケース11に固定されている。この熱板溶着によって気密保持が行われるため、従来のような気密保持用のOリングが不必要となって部品点数が削減されるものとなる。
又、フランジ部12Cに複数本の棒状の突起12C1を設けて、該突起12C1をキャップ26に熱板溶着する構造とすることにより、コイルアセンブリーの軸方向の保持が溶着作業と同時に行えるものとなる。このため、従来のようなコイルアセンブリーの保持工程が不必要となって組付け作業性の向上、組付けコストの低減が得られるものとなる。
又、キャップ26には円周状の凸壁26Dが設けられ、該凸壁26Dの内周面とシリンダー13との間にOリング30を取り付けている。そして、Oリング30のずれを防止するために、磁極板20Bには円周状の凸部20B1がOリング30の方向へ向けて突出して形成され、該凸部20B1によってOリング30の逃げを防止している。
【0025】
ケース11の端部にはコネクタが装着されて取付られるコネクタ装着部11Gが設けられている。コネクタ装着部11Gの奥端壁には、ターミナル19が挿通されるための開口29が設けられている。開口29はテーパ状に傾斜して構成されており、図5に示すように、2枚の鍔片29Aによってターミナル19が挟み付けられている。更に、外側からの水の侵入を防止するため、開口29の周囲には円弧状のリブ29Bが設けられている。このリブ29Bの高さ分だけ溝が形成されるので、そこに水が溜ってその分だけ水の侵入が防止されるものとなる。
【0026】
以上のように構成された本発明の電磁ポンプの作用を述べると、以下のとおりである。
コイル14に通電されると、プランジャ23がスプリング28の押圧力に打ち勝って図の右方向に移動する。すると、プランジャ23と逆止弁27との間に溜められた流体が傘弁24を開いて出口ポート26Bへ流出する。
次に、コイル14への通電をカットすると、プランジャ23はスプリング28によって図の左方向に移動される。この時、傘弁24は閉じており、逆止弁27は開くので、プランジャ23と逆止弁27との間に筒部11Dを介して流体が流入して溜められる。
上記作用を繰り返すことにより、流体が給送されるものである。
【0027】
以上の説明において、合成樹脂という場合、例えば次のような合成樹脂を含むものである。
すなわち、ポリアセタール(商標名、ジュラコン)、ポリアミド(商標名、ナイロン)、アクリルースチレン共重合体、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイト、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、ポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリ四ふっ化エチレン、ポリ三ふっ化エチレン、ポリイミド、ポリアミドイミド、が含まれる。
そして、それぞれの合成樹脂の中から使用されるべき合成樹脂を選定するには、コスト、軽量化、等の目的に応じて選定される。
【0028】
又、上記実施例では、合成樹脂どうしの溶着として熱板溶着による溶融結合として説明しているが、本発明において溶着と言う場合は、超音波溶着や高周波溶着も含むものであり、溶融結合による溶着のことを言うものである。
本発明の前記実施例において、Oリングと表現した構成は、必ずしもOリングに限定されるものではなく、パッキング部材であれば足りるものである。
【0029】
【発明の効果】
以上のように構成され、作用する本発明によると、以下に示すような効果を奏する。
材料として合成樹脂を使用しているので、材料のコストが低価格であり、かつ軽量な装置とすることができる。
【0030】
溶着構造、嵌合構造や係合構造によって互いに部品どうしを固定するので、組立て工程が簡単である。
ケースとキャップとを溶融結合による溶着構造では、気密保持が行われるため、気密保持用のOリング等のパッキング部材が不必要となって部品点数が削減されるものとなる。
又、フランジ部とキャップとを溶融結合により溶着する構造によると、コイルアセンブリーの軸方向の保持が溶着作業と同時に行えるものとなるため、組付け作業性の向上、組付けコストの低減が得られるものとなる。
【0031】
キャップに設けられた凸壁とシリンダーの外周との間にOリング等のパッキング部材を設けた構造によると、パッキング部材の取付作業が容易となり、磁極板に設けられた円周状の突起によってパッキング部材を固定する構造によると、パッキング部材の膨潤等によるずれが防止される。
【0032】
ヨークに設けられたスリットあるいは係合リブをケースのリブあるいは凹溝に嵌合した構造によると、ターミナルの位置が定められるので、ターミナルを開口部に挿通させる作業が容易となる。
【0033】
スプリングを受ける環状の受け板を設けた構造によると、逆止弁の円板部がスプリングの着座によって破損されることがなくなるものとなる。
【0034】
ケースの内面に設けられた段部に磁極板の端部を当接させる構造によると、コイルアセンブリーの軸方向の位置決めが容易である。
【0035】
ケースの奥端の環状筒部にパッキング部材と一体の逆止弁を装着する構造によると、装着作業が容易である上、組付け作業時のパッキング部材の破損を防止できるものとなる。
【0036】
プリント基板と当接する当接部を有する係合部を有する構造によると、コネクタを装着した際にその装着荷重を受けることができるため、プリント基板のずれがない。又、脚部がターミナルを挟んだ近接位置に設けた構造によると、コネクタの装着荷重を一層確実に受けることができるものとなる。
【0037】
ケースの内面の段差にプリント基板の周縁を当接させた構造によると、コネクタ取外し時にプリント基板に作用する荷重を受けることができ、プリント基板のずれが防止される。
【0038】
コネクタ装着部の奥端にテーパを有する開口が設けられた構造によると、ターミナルの挿通が容易に行えるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を示す電磁ポンプの断面図である。
【図2】図2の(A)、(B)、(C)は、図1の電磁ポンプにおけるプリント基板の取付構造の詳細を示す斜視図である。
【図3】図3は、図1のコイルボビンにおけるフランジ部及び磁極板を示す平面図である。
【図4】図4は、図1のヨークを示す斜視図である。
【図5】図5の(A)、(B)は、図1の開口部及びターミナルの挿通状態を説明するための斜視図及び底面図である。
【図6】図6は、ヨークの他の実施例を示す斜視図である。
【図7】図7は、従来公知の電磁ポンプを説明するための部分断面図である。
【符号の説明】
11 ケース
11A 段部
11B 段差
11C 嵌合筒部
11D ポート
11E,11F 環状筒部
11G コネクタ装着部
11H 環状フランジ
12 コイルボビン
12A 円筒部
12B,12C フランジ部
12C1,12C2 突出部
12D 脚部
13 シリンダー
14 コイル
15 係合部
15A脚片
15B 係合鉤部
15C 当接部
16 プリント基板
16A 切欠き凹部
17 ヨーク
17A スリット
17B 凹所
17C 係合リブ
18 係合リブ
19 ターミナル
20A,20B 磁極板
20B1 凸部
21A,21B 嵌合突起
22A,22B 嵌合孔
23 プランジャ
24 傘弁
25 弁口
26 キャップ
26A 嵌合凹溝
26B ポート
26C 周縁部
26D 凸壁
27 逆止弁
27A ダックビル弁部
27B 円板部
27C Oリング部
27D 受け板
28 スプリング
29 開口
29A 鍔片
29B リブ
30 Oリング

Claims (17)

  1. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、該ケースとキャップとが溶融結合によって溶着されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  2. 前記フランジ部の内の一方側のフランジ部に複数本の棒状の突起が形成され、該突起とキャップとが溶融結合によって溶着されてなることを特徴とする請求項1記載の電磁ポンプ。
  3. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記キャップに円周状の凸壁が形成され、該凸壁の内周面と前記シリンダーの外周面との間にパッキング部材を設けてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  4. 前記フランジ部の内の一方側のフランジ部に磁極板が設けられており、該磁極板に円周状の突起が形成され、該突起が前記パッキング部材へ向けて突出してなることを特徴とする請求項3記載の電磁ポンプ。
  5. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記ヨークに中心軸線方向のスリットを設け、前記ケースの内面に中心軸線方向のリブを設け、該リブが前記スリットに嵌合されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  6. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記ヨークに中心軸線方向の係合リブを設け、前記ケースの内面に中心軸線方向の凹溝を設け、前記係合リブが該凹溝に嵌合されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  7. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記ケースの内面に中心軸線方向に伸びる複数本のリブからなる段部が形成され、前記ヨークの端部が該段部に当接されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  8. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、ケースの奥端にシリンダーの一方の端部が嵌合される嵌合筒部が設けられ、該嵌合筒部の内周には環状筒部が内外2重に形成され、ダックビル弁部と、環状の円板部と筒状のパッキング部とからなる逆止弁の該ダックビル弁部が内側の環状筒部に装着され、前記逆止弁のパッキング部が外側の環状筒部の外周と前記シリンダーの内周との間に装着されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  9. 前記環状の円板部にプランジャ移動用のスプリングを受ける環状の受け板を設けてなることを特徴とする請求項8記載の電磁ポンプ。
  10. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記フランジ部の内の他方側にターミナルを有するプリント基板を設けてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  11. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップとを有する電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記フランジ部の内の他方のフランジ部にプリント基板を取り付けるための係合部を有する脚部が突設され、該係合部は二股状になった脚片と、その外側に形成された係合鉤部と、プリント基板が当接する当接部とからなっており、プリント基板に設けられた切欠き凹部に前記係合部の脚片が弾性変形して嵌合装着されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  12. 前記プリント基板がターミナルを有しており、前記脚部が前記ターミナルを挟んで該ターミナルに近接した位置に設置されてなることを特徴とする請求項11記載の電磁ポンプ。
  13. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップと、前記フランジ部の内の他方側に設けられたターミナルを有するプリント基板とからなる電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記ケースの内面に段差が形成され、該段差にプリント基板の周縁が当接して設置されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  14. ケースと、該ケースに内蔵され、両端にフランジ部が一体形成されたコイルボビンと、コイルボビンの内側に設けられるシリンダーと、コイルボビンの外周に装着されるヨークと、ケースの端部に被せられるキャップと、前記フランジ部の内の他方側に設けられたターミナルを有するプリント基板とからなる電磁ポンプにおいて、前記ケースとキャップとが合成樹脂で構成され、前記ケースにコネクタ装着部が設けられ、該コネクタ装着部の奥端にテーパを有する開口が設けられ、該開口に前記プリント基板のターミナルが挿通されてなることを特徴とする電磁ポンプ。
  15. 前記開口に前記ターミナルを挟着する2枚の鍔片が設けられ、該鍔片によってテーパが形成されてなることを特徴とする請求項12記載の電磁ポンプ。
  16. 前記フランジ部に接して磁極板が設けられ、フランジ部に嵌合突起が形成され、該嵌合突起が嵌合する嵌合孔が前記磁極板に形成されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか1項記載の電磁ポンプ。
  17. 前記フランジ部に磁極板がインサート成形されてなることを特徴とする請求項1ないし請求項15のいずれか1項記載の電磁ポンプ。
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