JP3335515B2 - プランジャ型ソレノイド - Google Patents

プランジャ型ソレノイド

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JP3335515B2
JP3335515B2 JP32656495A JP32656495A JP3335515B2 JP 3335515 B2 JP3335515 B2 JP 3335515B2 JP 32656495 A JP32656495 A JP 32656495A JP 32656495 A JP32656495 A JP 32656495A JP 3335515 B2 JP3335515 B2 JP 3335515B2
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雅夫 堀川
健 遠藤
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寺崎電気産業株式会社
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プランジャ型ソ
レノイドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】コイルに電圧を印可して動作させるプラ
ンジャ型ソレノイドは、回路遮断器の電圧引外装置や、
ばね投入装置の蓄勢されたばねの釈放装置等に使用され
る。
【0003】図4は、プランジャ型ソレノイドの従来の
技術の断面図であって、ヨーク20、可動コアー21、
固定コアー22、コイル23、コイル23による磁束を
効率的に利用するために固定コアー22をヨーク20に
押しつけるように保持するスリーブ24、可動コアー2
1を下方向に偏倚する圧縮コイルばね25、吸引した可
動コアー21が残留磁気によって復帰しなくなることを
防止する非磁性部材からなる残留磁気防止板26、スリ
ーブ24の抜止用の押え板27及びヨーク20の下部に
ねじで装着され可動コアー21の下方向のストッパ2
8、とからなっており、コイル23が励磁されると可動
コアー21がばね25の作用力に抗して固定コアー22
に吸引されて移動し、その上部に配置される図示されな
い外部装置、例えば回路遮断器の引き外し機構を動作さ
せる。このようなプランジャ型ソレノイドはコイル23
が励磁されたとき強力な吸引力を得るため、その可動コ
アー21は図4のようにコイル23から下部にはみ出し
て配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のプランジャ型ソ
レノイドの組立ては、コイル23をヨーク20に装着
し、固定コアー22とスリーブ24をコイル23の筒内
に挿入し、残留磁気防止板26とばね25をセットして
可動コアー21をコイル23の筒内に挿入し、押え板2
7及びストッパ28をヨーク20にねじで取り付けると
いう作業が必要であり部品点数が多く経済性がよくなか
った。固定コアーをヨークに密着する方法として、スリ
ーブ24の代わりに固定コアーをヨークにねじ止めした
りカシメ付ける方法もあるが組立作業が面倒で作業性が
よくないという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題を解決するた
めに、本発明は、固定コアーをコイルボビンとヨークと
の間で挟んで保持するようにし、特別な作業をすること
なく各部品をコイルボビンに挿入してヨークを例えばね
じ止めするだけで簡単に組立ができる。また、コイルボ
ビンには、可動コアーの保持機能を持たせているため部
品点数を削減できるとともに、ヨークと協同して固定コ
アーとヨークの密着機能を持たせているため磁気的に効
率を良くすることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明のプランジャ型ソレノイド
は、一端が開口し他端に底がある筒に鍔を備え、筒の内
周に沿って段部を形成したコイルボビンを使用し、コイ
ルボビンの筒に可動コアーと操作部材とばねを挿入し、
筒の内周の段部に固定コアーの太い部分を挿入し、鍔と
固定コアーの段部を挟んで一対のヨークを締結する。こ
の締結により、固定コアーの段部、コイルボビンの筒の
内周に形成された段部及び鍔を介して、一対のヨークの
間にコイルボビンと固定コアーを保持し、しかも固定コ
アーの段部と一方側のヨークを密着させている。
【0007】このプランジャ型ソレノイドは、コイルボ
ビンの筒に底があるため可動コアー、操作部材及びばね
を保持するための特別な部品は不要である。
【0008】また、ヨークの一方には、固定コアーの外
周の細い部分を挿入できる孔が形成されており、ヨーク
の他方にはコイルボビンの鍔より突き出た筒部分を挿入
できる孔が形成されているため、それぞれ固定コアー及
びコイルボビンを筒の軸上に確実に位置決めができる。
【0009】さらに、コイルボビンの筒の軸方向に部品
を挿入するだけ、すなわち他方側のヨークをベースにし
て、コイルを巻いたコイルボビン、可動コアーと操作部
材、ばね及び固定コアーを同軸上に順次挿入し、最後に
一方側と他方側のヨークをねじなどで結合するだけで簡
単に固定コアーとヨークを密着して組み立てられる。
【0010】また、可動コアーと操作部材を磁性材料に
よって一体物として加工してもよいが、これらを分離し
操作部材を段付き部材としてその細い部分を固定コアー
の孔を挿通するようにし、太い部分を可動コアーに形成
した底のある穴にはめ込んで押しばねを固定コアーと操
作手段の段部との間に配置し、操作部材と可動コアーが
共動するようにしてもよい。このようにすると可動コア
ーと操作部材を別部品で構成でき、操作部材を非磁性材
で構成すれば磁気特性がさらによくなる。
【0011】
【実施例】この発明によるプランジャ型ソレノイドの一
実施例が図1ないし図3に示される。図1はその平面
図、図2は図1のX−Xから見た断面図、図3は図2の
分解図である。
【0012】この実施例によるプランジャ型ソレノイド
は、断面が「コ」字状の磁性部材からなるヨーク1、開
放した一端部2a側の外径D1が他端部2b側の内径D
2より大きくなるように一端部2aから深さL1のとこ
ろに段部2cが形成された円筒2dと一対の鍔2e、2
fとが絶縁物で一体形成されたコイルボビン2、一対の
鍔の間に巻かれたコイル3、座ぐり穴4aのあけられた
磁性部材からなる可動コアー4、太径部5aと細径部5
bとからなる操作部材5、押しばね6、貫通孔7aと細
径部7bと長さがL2(≧L1)で外径が(D1≧)D
3(>2)の太径部7cが形成された固定コアー7、中
心に穴が形成され外径がD3の非磁性部材からなる残留
磁気防止板8及びヨーク1とねじ9で結合されるヨーク
10を有している。コイルボビン2の円筒の一方の鍔2
fから突き出ている他端部側2bには小孔2gを有する
底が形成されている。小孔2gは、組立後コイルを励磁
することなしに可動コアーの動作の円滑性を調べるため
に設けられる。また、ヨーク1にはコイルボビン2の円
筒の他端部2bを挿入できる孔1aとねじ9に対応)す
るねじ孔が形成され、ヨーク10には固定コアー7の細
径部7bの外径より大きく太径部7cの外径より小さい
孔10aとねじ9を挿通する孔が形成されている。
【0013】このような実施例のプランジャ型ソレノイ
ドの組立は、ヨーク1の孔1aにコイルボビン2の円筒
の他端部2bを挿通させてコイルボビン2をヨーク1内
にはめ込み、可動コアー4を円筒の小径部に挿入し、可
動コアー4の座ぐり穴4aに操作部材5の太径部5aを
挿入し、操作部材5の細径部5bの外側に押しばね6を
はめ込み、残留磁気防止板8と固定コアーの太径部7c
を円筒の大径部に挿入し、最後に固定コアー7の細径部
7bを孔10aに挿入してヨーク10をねじ9でヨーク
1にねじ締めするだけで完了する。このプランジャ型ソ
レノイドはコイル3を励磁したとき可動コアー4が固定
コアー7の方向に吸引され、操作部材5がヨーク10か
ら突き出て図示されない外部装置を動作させる。
【0014】このプランジャ型ソレノイドの固定コアー
7及び残留磁気防止板8は、その外径D3が円筒2dの
小径部の内径D2より大きいため段部2cより小径部側
にはいりこまない。さらに、コイルボビン2の鍔部分2
fの外側から段部2cまでの寸法L3と残留磁気防止板
8の厚みL4と固定コアー7の太径部7cの長さL2の
和が、ヨーク1の内法の高さHと等しいかそれ以上にな
るように設定してあるため、特別な手段によることなく
組み立てた状態で固定コアー7とヨーク10は密着して
取り付けられコイル3によって発生する磁束を効率よく
利用できる。なお、L2+L3+L4=Hになるように
すればヨーク1とヨーク10も密着し、さらに磁束の利
用効率が良くなる。
【0015】また、この実施例では可動コアー4と操作
部材5を別部品として操作部材5を非磁性部材によって
構成している。この構成により操作部材5が磁路となら
ないため可動コアー4の吸引特性をよくすることができ
る。しかし、多少吸引特性が落ちるが可動コアー4と操
作部材5を磁性材料によって一体物で構成してもよい。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、部品点数が少なく簡
単に組立ができるため、生産性がよく経済的なプランジ
ャ型ソレノイドを提供できる。
【0017】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプランジャ型ソレノイドの一実施例の
平面図である。
【図2】図1のX−Xから見た断面図である。
【図3】図2の分解図である。
【図4】従来のプランジャ型ソレノイドの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ヨーク 1a 孔 2 コイルボビン 2c 段部 2d 円筒 2e、2f 鍔 3 コイル 4 可動コアー 4a 座ぐり穴 5 操作部材 5a 太径部 5b 細径部 6 押しばね 7 固定コアー 7a 貫通孔 7b 細径部 7c 太径部 10 ヨーク 10a 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/127 H01F 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周に沿って段部が形成され前記段部を
    境にして開放した一端側の内周が底が形成された他端側
    の内周より大きい筒と前記筒の他端から離れた位置に前
    記筒と一体形成される鍔とからなるコイルボビンと、 中心部に孔を有し外周に沿って段部が形成され、その太
    い部分が前記筒の一端側から挿入されて前記筒の段部に
    装着される固定コアーと、 前記筒の軸方向に分離可能であって、その一方側には前
    記固定コアーの外周の細い部分が挿入される孔が形成さ
    れ、他方側には前記筒の他端側を挿入する孔が形成され
    たヨークと、 前記筒の内部で前記固定コアーと対向配置される可動コ
    アーと、 前記可動コアーを前記固定コアーから遠ざけるように偏
    倚させるばねと、 前記可動コアーと共に移動し前記固定コアーの孔を挿通
    して配置される操作部材と、 前記筒の周囲に巻かれるコイルとを備え、 前記固定コアーは前記筒の内周に形成された段部と前記
    一方側のヨークによって挟まれて該固定コアーの段部と
    該一方側のヨークが密着して保持されること、を特徴と
    するプランジャ型ソレノイド。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は段付き部材であって、そ
    の細い部分が前記固定コアーを挿通し太い部分は前記可
    動コアーの前記固定コアーとの対向面に形成される底の
    ある穴にはめ込まれ、前記ばねは前記操作部材の段部と
    前記固定コアーとの間に備えられる押しばねであること
    を特徴とする請求項1のプランジャ型ソレノイド。
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