JPH08250004A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH08250004A
JPH08250004A JP7960795A JP7960795A JPH08250004A JP H08250004 A JPH08250004 A JP H08250004A JP 7960795 A JP7960795 A JP 7960795A JP 7960795 A JP7960795 A JP 7960795A JP H08250004 A JPH08250004 A JP H08250004A
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JP
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iron core
armature
coil
yoke
tip
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Application number
JP7960795A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Takada
勉 高田
Masayuki Shibue
正之 澁江
Shigeki Makimoto
茂樹 牧本
Yoshinori Osugi
義典 大杉
Toshiyuki Kasama
俊幸 笠間
Mitsugi Chiho
貢 千保
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Idec Izumi Corp
Original Assignee
Idec Izumi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】かしめ加工を要することなく、少ない部品点数
で容易に且つ安定に組み立てできる構成を備えて、常に
安定した切換動作を保持して高い信頼性を維持すること
ができ、しかも、同一の鉄心を直流用と交流用とに共用
できる電磁継電器を提供する。 【構成】鉄心23と継鉄22とを成形加工により一体部
材に形成して、かしめ加工を不要とし、鉄心23の接極
面23bの平面を維持する。鉄心23を、コイルボビン
4の挿通孔4aに挿通できる同一断面形状を有する棒状
の先端部分に取付溝23a接極面23bから長手方向に
沿って凹設した形状とする。鉄心23の先端部に、直流
用接極ヘッド部材24または交流用くま取りコイル21
を取付溝23aへの嵌入手段によって択一的に挿着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄心が磁気的結合され
た継鉄にアーマチュアが揺動自在に支持され、コイルボ
ビンに巻回されたコイルへの通電による励磁によりアー
マチュアを鉄心に吸着させて、このアーマチュアの作動
により接点の切換動作を行わせるようになった電磁継電
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の電磁継電器は、一般に、
図4に示すような構成になっている。すなわち、同図に
は直流用の電磁継電器を示してあり、絶縁性のベース台
1上に略コ字形状の継鉄(ヨーク)2の下片部2bが固
定され、この継鉄2の垂直片部2eには、コイル3が巻
回されたコイルボビン4が固定されている。コイルボビ
ン4にはその中央部の挿通孔4aに鉄心7が貫通され、
鉄心7は、円柱体の先端部に鍔状の接極ヘッド部7aが
一体形成されており、その基端部が継鉄2の取付孔2a
に圧入してかしめ加工されることにより、継鉄2に対し
磁気的に結合されて一体化されている。したがって、コ
イルボビン4は、鉄心7を介してこれの接極ヘッド部7
aと継鉄2との間に挟持固定されている。
【0003】継鉄2の上片部の先端部分には、アーマチ
ュア(可動鉄片)8が、その下部を接極ヘッド部7aの
外面からなる接極面7bに相対向させて、その上部を揺
動自在に係着されている。このアーマチュア8は、継鉄
2の上片部2cの先端部にてヒンジ係合され、継鉄2に
磁気的に結合されて、その前面部に固着された絶縁部材
9を介して可動接触子10を貫通保持している。この可
動接触子10の下端両側部には可動接点10aを備えて
いる。
【0004】一方、ベース台1には、上端に常閉接点1
1aを備えた常閉端子11、上端に常開接点12aを備
えた常開端子12、コモン端子13およびコイル端子1
4が貫通して保持されている。常閉接点11aと常開接
点12aとの間に可動接触子10の可動接点10aが位
置されており、可動接点10aは可動接触子10を同図
の時計方向に回動付勢する復帰ばね17により常閉接点
11aに常時接触されており、復帰ばね17は一方を継
鉄2の上片部2cに形成された突出片2dに係合させ、
且つ他方をアーマチュア8の上端部に係合させて保持さ
れている。可動接触子10の上端に、コモン端子13が
接続線18を介して電気的接続されており、コイル端子
14は接続線19を介してコイル3に電気的接続されて
いる。上述の各構成からなる継電器本体は下端開口した
外体ケース20の内部に収容され、ベース台1が外体ケ
ース20の開口部に嵌合して固定されている。
【0005】上記電磁継電器は、通常時に復帰ばね17
の付勢力により可動接点10が常閉接点11aに接触さ
れており、コイル端子14を通じてコイル3に通電され
ると、コイル3が励磁されてアーマチュア8が鉄心7の
接極ヘッド部7aにおける接極面7bに吸着するよう揺
動される。それにより、可動接触子10が絶縁部材9を
介してアーマチュア8と一体的に同図の反時計方向に揺
動されて、可動接点10aが矢印で示すように常閉接点
11aから常開接点12aに切り換え接続され、コモン
端子13が常閉端子11から常開端子12に切り換え接
続されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の電磁
継電器では、鉄心7がその基端部をかしめ加工によって
継鉄2に一体化される構成になっており、その組み立て
に際して、鉄心7は、一端部に鍔状の接極ヘッド部7a
を一体に備えていることから、その基端部をコイルボビ
ン4の挿通孔4aから継鉄2の取付孔2aに圧入させた
後に、接極ヘッド部7aの接極面7bを叩打しながら基
端部を圧潰させてかしめられる。
【0007】このかしめ加工を行うことに起因して、作
業性の悪い組立工程を要することから作業工数が多くな
って製造コストが高くなるだけでなく、接極ヘッド部7
aの接極面7bは叩打されることによって平面でなくる
ので、この接極面7bに吸引されたアーマチュア8が完
全に密着しないことによって動作電圧が高くなるなどの
動作不良が生じ易い。特に、同図に2点鎖線で示すよう
に、接極面7cが叩打によって下方に向けアーマチュア
8から離間する方向側への傾斜面になってしまうと、ア
マーチュア8には、接極面7cの上端の突出部分に当接
したのに、鉄心7の吸引力によって接極面の上端突出部
分を支点として図の反時計方向へ回動させようとする力
が作用する。そのため、アーマチュア8の安定した作動
を維持することができず、時にはアーマチュア8が継鉄
2から外れてしまうといったトラブルも生じることがあ
り、信頼性の低下を招いている。
【0008】また、交流用の電磁継電器では、その要部
の縦断面を示した図5(a)および要部の斜視図を示し
た同図(b)のように、鉄心27の先端部に銅環状のく
ま取りコイル21を取り付ける必要がある。このくま取
りコイル21は、磁束の変化を遅らせて動作させる。そ
こで、交流用の鉄心27は、コイルボビン4の挿通孔4
aに挿通できる同一径の円柱体であって、この円柱体の
先端部に短手方向の取付溝27aを先端の接極面27b
から長手方向に沿って凹設した形状となっており、くま
取りコイル21が、挿通孔4aから突出した鉄心27の
先端部分に取付溝27aへの嵌合手段により挿着されて
いる。そのため、直流用およびと交流用として、図4に
示した接極ヘッド部7aを一体に設けたものと、円柱体
の先端部にくま取りコイル21の取付溝27aを形成し
たものとの2種類の鉄心7,27を用意する必要がある
ので、交直両用のトータルの部品点数が多くなる問題が
ある。
【0009】しかも、交流用の鉄心27も直流用と同様
に基端部をかしめ加工して継鉄2に一体化されるので、
鉄心27におけるくま取りコイル21よりも突出した先
端部の接極面27bは、やはり叩打により製作時の平面
を損なわれる。そのため、特に交流用の電磁継電器で
は、アーマチュア8が吸引された時にうなり現象が生
じ、吸引されたアーマチュア8が鉄心27の接極面27
bに対し接離を繰り返すチャタリングが発生し易い。そ
れにより、安定した切換動作が得られず、さらに、継鉄
2でのアーマチュア8に対する揺動自在の支持が不安定
となり、時にはアーマチュア8が継鉄2から外れること
もあり、信頼性が低い問題がある。
【0010】そこで本発明は、かしめ加工を要すること
なく、少ない部品点数で容易に且つ安定に組み立てでき
る構成を備えて、常に安定した切換動作を保持して高い
信頼性を維持することができ、しかも、同一の鉄心を直
流用と交流用とに共用できる電磁継電器を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1では、本発明の電磁継電器を、絶縁性
素材により巻枠形状に形成されてコイルが巻回されたコ
イルボビンと、このコイルボビンの挿通孔に貫装された
鉄心と、この鉄心の基端部に磁気的に結合して設けられ
た継鉄と、この継鉄に磁気的結合状態で揺動自在に支持
され、上記コイルへの通電による励磁により作動して上
記鉄心の先端の接極面に吸着されるアーマチュアとを備
えた電磁継電器において、上記鉄心と継鉄とが成形加工
により一体部材に形成されている構成とした。
【0012】また、請求項2では、電磁継電器を、請求
項1における上記鉄心が、上記接極面から上記コイルボ
ビンの挿通孔に挿通できる同一断面形状を長手方向にわ
たり有する棒状であって、該鉄心における上記挿通孔か
ら突出した先端部分に、短手方向の取付溝が上記接極面
から長手方向に沿って凹設されてなり、上記鉄心の先端
部に、直流用接極ヘッド部材または交流用くま取りコイ
ルが上記取付溝への嵌入によって挿着され、この接極ヘ
ッド部材またはくま取りコイルと上記継鉄とにより上記
コイルボビンが挟持固定されている構成とした。
【0013】さらに、請求項3では、電磁継電器を、請
求項2における上記直流用接極ヘッド部材は、上記鉄心
の上記取付溝の深さと同一の厚みを有し、且つ上記取付
溝に嵌合する係合片部と上記鉄心の先端部が嵌合される
嵌合孔とが厚み方向にわたって形成され、上記鉄心の先
端部に取り付けられた上記接極ヘッド部材が、その外端
面を上記鉄心の接極面に面一に設定保持されている構成
とした。
【0014】
【作用】請求項1の電磁継電器では、共に鉄を素材とす
る鉄心と継鉄とが射出成形により一体部材に形成されて
いるので、従来の鉄心を継鉄に一体化するための作業性
の悪いかしめ加工が不要となる。したがって、部品点数
と組立工数とが共に減少して製造コストを低減できると
ともに、鉄心の接極面はこれを叩打しないことによって
製作時の平面をそのまま維持できるため、直流用および
交流用のいずれのものにおいても、アーマチュアの安定
した切換動作を常に保持することができ、高い信頼性を
得られる。
【0015】請求項2の電磁継電器では、継鉄と一体部
材に形成された鉄心を、長手方向に同一断面形状を有す
る棒状に、例えばコイルボビンの挿通孔の内径よりも僅
かに小さい同一径の円柱状に形成するとともに、鉄心の
挿通孔から突出した先端部に短手方向の取付溝を先端の
接極面から長手方向に沿って凹設した形状としている。
そのため、継鉄と鉄心とを、これらの成形用キャビティ
を構成するよう型組みした各金型の型抜きを容易に行え
ることから、一般的な射出成形による容易な成形手段で
一体成形できる。また、長手方向に同一断面形状を有す
る鉄心をその先端の接極面側からコイルボビンの挿通孔
に挿通させて、この挿通孔から突出した鉄心の先端部
に、取付溝への嵌入手段によって直流用接極ヘッド部材
または交流用くま取りコイルを択一的に挿着できるの
で、同一の鉄心を直流用と交流用とに共用することがで
きることから、交直両用のトータルの部品点数をさらに
削減できる。
【0016】請求項3の電磁継電器では、直流用接極ヘ
ッド部材を鉄心の取付溝の深さと同一の厚みとし、且つ
取付溝に嵌合する係合片部と鉄心の先端部が嵌合される
嵌合孔とを厚み方向にわたって形成した形状としてい
る。したがって、鉄心の先端部に挿着した接極ヘッド部
材の外端面は、鉄心の接極面に面一となるので、アーマ
チュアの接極面積は、鉄心の接極面と接極ヘッド部材の
外端面とかなる大きなものとなるから、アーマチュアの
接離動作を極めて安定に行わせることができ、高い信頼
性を得られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1は、本発明の一実施例に
係る電磁継電器を示す縦断面図で、図2(a)は同電磁
継電器の要部の分解斜視図、同図(b)は同要部の斜視
図である。これらの図では直流用のものを示してある。
この電磁継電器は、図1および図2(a)に明示してい
るように、継鉄22と鉄心23とが鉄を成形材料として
射出成形により一体形成されている。鉄心23は、従来
の直流用のような接極ヘッド部を設けずに、コイルボビ
ン4の挿通孔4aの内径よりも僅かに小さな径の円柱形
状になっているとともに、その先端部に、長さ方向に直
交する取付溝23aが先端面の接極面23bから長さ方
向に沿って凹設されている。この鉄心23の先端部に、
直流用接極ヘッド部材24が挿着により取り付けられて
いる。
【0018】接極ヘッド部材24は、鉄心23および継
鉄22と同じ材質の鉄により作られており、取付溝23
の深さと同一の厚みを有する円板体の中央部に鉄心23
の先端部を圧入することのできる嵌合孔24aが厚み方
向に貫通して形成された略リング形状になっているとと
ともに、嵌合孔24aに対し二分割するよう径方向に係
合片部24bが形成されている。係合片部24bは、取
付溝23aに嵌合できる厚みを有する偏平な板形状にな
っている。その他の構成は図4と同様である。
【0019】上記鉄心23は、継鉄22に対しその上片
部2cに平行に、且つ垂直片部2eに直交状態に一体形
成されており、さらに、上述のように、長手方向にわた
り同一径の円柱形状であって、その先端部に、長さ方向
に直交する取付溝23aが先端面の接極面23bから長
さ方向に沿って凹設されている。したがって、鉄心23
と継鉄22との一体形成用キャビティを構成するよう型
組みする金型は、成形した後に3方向に型抜きできる三
種類でよく、鉄心23と継鉄22とを一般的な成形手段
である射出成形によって容易に製作できる。
【0020】上記電磁継電器の要部の組立に際しては、
図2(a)に矢印で示すように、コイル3を巻回したコ
イルボビン4の挿通孔に、これの内径よりも僅かに小さ
な径の鉄心23をその接極面23b側から挿通させる。
この挿通孔4から突出した鉄心23の先端部に、接極ヘ
ッド部材24を、これの係合片部24bを取付溝23a
内に嵌入させ、且つ嵌合孔24a内に鉄心23の先端部
分を嵌入させて、図2(b)に示すように取り付ける。
これにより、コイルボビン4は鉄心23の先端部に嵌着
された接極ヘッド部材24と継鉄22との間に挟持固定
される。
【0021】上記電磁継電器は、従来の鉄心を継鉄にか
しめ加工により一体化する場合のような叩打の必要がな
いので、鉄心23の接極面23bは製作時の平面状態を
維持できる。しかも、鉄心23に対し嵌合手段で固定さ
れた接極ヘッド部材24は、これの厚みが取付溝23a
の深さと同一に設定されていることから、図1に示すよ
うに、外端面が鉄心23の接極面23bと面一になる。
この鉄心23の接極面23bと接極部24の外端面とに
より、正確な平面性を有する大きな接極面積を得られる
ので、アーマチュア8の切換動作を常に安定に行わせる
ことができ、高い信頼性を得られる。また、鉄心23が
継鉄2と一体化されていることにより部品点数が減少す
るとともに、作業性の悪いかしめ加工が不要となって組
立工数も減少し、製造コストを相当に低減できる。
【0022】図3(a)は上記電磁継電器を交流用に適
用した場合の要部の縦断面図で、同図(b)はその分解
斜視図てある。くま取りコイル21は、従来用いられて
いたものと同様のものであって、銅により取付溝23a
の深さと同一の厚みを有する矩形板に形成された本体部
に、上部に取付溝23aに嵌入できる係合片部21bを
残して略半円形の嵌合孔21aが穿孔された形状にって
おり、嵌合孔21aは、鉄心23の先端部における取付
溝23aより下方部分が嵌入できる半円形状になってい
る。
【0023】上記電磁継電器の要部の組立に際しては、
図3(b)に矢印で示すように、コイル3を巻回したコ
イルボビン4の挿通孔に鉄心23をその接極面23b側
から挿通させ、この挿通孔4から突出した鉄心23の先
端部に、くま取りコイル21を、これの係合片部21b
を取付溝23a内に嵌入させ、且つ嵌合孔21a内に鉄
心23の先端の取付溝23aから下方部分を嵌入させ
て、図3(a)に示すように取り付ける。これにより、
コイルボビン4は鉄心23の先端部に嵌着されたくま取
りコイル21と継鉄22との間に挟持されて固定され
る。
【0024】したがって、継鉄22と一体形成された鉄
心23は、直流用と交流用とに共用できるので、交直両
用としてのトータルの部品点数を削減できる。また、く
ま取りコイル21は嵌合手段で鉄心23の先端部に取り
付けられるので、鉄心23の接極面23bは製作時のま
まの平面を保持する。それにより、アーマチュア8は接
極面23bに対し常に安定した状態で密着および脱離
し、従来の交流用の電磁継電器のようなうなり現象やチ
ャタリングなどは生じることがない。
【0025】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
電磁継電器によれば、鉄心と継鉄とを成形加工により一
体部材に形成した構成としたので、部品点数と組立工数
とが共に減少して製造コストを低減できる。しかも、従
来のようなかしめ加工が不要となり、それに伴って、鉄
心の接極面はこれを叩打しないことによって製作時の平
面をそのまま維持でき、直流用および交流用のいずれの
ものにおいても、アーマチュアの安定した切換動作を常
に保持することができ、信頼性の高いものとなる。
【0026】また、請求項2に記載の電磁継電器によれ
ば、継鉄と鉄心とを、一般的な射出成形による容易な成
形手段で一体成形することができるとともに、同一の鉄
心の先端部に、取付溝への嵌入手段によって直流用接極
ヘッド部材または交流用くま取りコイルを択一的に挿着
できるので、交直両用のトータルの部品点数をさらに削
減できる。
【0027】さらに、請求項3に記載の電磁継電器によ
れば、鉄心の先端部に挿着した直流用接極ヘッド部材の
外端面を、鉄心の接極面に面一に設定保持する構成とし
たので、アーマチュアに対する接極面は、鉄心の接極面
と接極ヘッド部材の外端面とを合計した大きな面積とな
り、且つ正確な平面を維持する。そのため、直流用のも
のにおいて、アーマチュアの接離動作を極めて安定に行
わせることができ、高い信頼性を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る直流用電磁継電器を示
す縦断面図である。
【図2】(a)は同上の要部の分解斜視図、(b)は同
要部の斜視図である。
【図3】(a)は同上電磁継電器を交流用に適用した場
合の要部の縦断面図、(b)は同要部の斜視図である。
【図4】従来の直流用電磁継電器の縦断面図である。
【図5】(a)は従来の交流用電磁継電器の一部の縦断
面図、(b)は同要部の組立状態の斜視図である。
【符号の説明】
3 コイル 4 コイルボビン 4a 挿通孔 8 アーマチュア 21 交流用くま取りコイル 22 継鉄 23 鉄心 23a 取付溝 23b 接極面 24 直流用接極ヘッド部材 24a 嵌合孔 24b 係合片部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大杉 義典 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 笠間 俊幸 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉電気株式会社内 (72)発明者 千保 貢 大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目7番31号 和泉電気株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁性素材により巻枠形状に形成されてコ
    イルが巻回されたコイルボビンと、 このコイルボビンの挿通孔に貫装された鉄心と、 この鉄心の基端部に磁気的に結合して設けられた継鉄
    と、 この継鉄に磁気的結合状態で揺動自在に支持され、上記
    コイルへの通電による励磁により作動して上記鉄心の先
    端の接極面に吸着されるアーマチュアとを備えた電磁継
    電器において、 上記鉄心と継鉄とが成形加工により一体部材に形成され
    ていることを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】請求項1において、上記鉄心が、上記接極
    面から上記コイルボビンの挿通孔に挿通できる同一断面
    形状を長手方向にわたり有する棒状であって、該鉄心に
    おける上記挿通孔から突出した先端部分に、短手方向の
    取付溝が上記接極面から長手方向に沿って凹設されてな
    り、 上記鉄心の先端部に、直流用接極ヘッド部材または交流
    用くま取りコイルが上記取付溝への嵌入によって挿着さ
    れ、 この接極ヘッド部材またはくま取りコイルと上記継鉄と
    により上記コイルボビンが挟持固定されていることを特
    徴とする電磁継電器。
  3. 【請求項3】請求項2において、上記直流用接極ヘッド
    部材は、上記鉄心の上記取付溝の深さと同一の厚みを有
    し、且つ上記取付溝に嵌合する係合片部と上記鉄心の先
    端部が嵌合される嵌合孔とが厚み方向にわたって形成さ
    れ、 上記鉄心の先端部に取り付けられた上記接極ヘッド部材
    が、その外端面を上記鉄心の接極面に面一に設定保持さ
    れていることを特徴とする電磁継電器。
JP7960795A 1995-03-09 1995-03-09 電磁継電器 Pending JPH08250004A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008171948A (ja) * 2007-01-10 2008-07-24 Omron Corp 電磁石装置及び電磁継電器
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