JP4393923B2 - 電磁接触器 - Google Patents

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Description

本発明は電磁接触器に関するものである。
回路に短絡電流等の過電流が流れ電磁反発力で接点が離間した際、アークエネルギーによって発生する接点溶着を防止することができる従来の電磁接触器として、電磁石の励磁・消磁に基づいて可動接触子を第1の状態と第2の状態との間で動作させることにより、この可動接触子に設けた可動接点とこの可動接点に対向して配置された固定接点とを接触・離間させる電磁接触器において、上記可動接点と固定接点とが接触している第2の状態で回路に過電流が流れ、その過電流による電磁反発力によって上記可動接点と固定接点とが離間した第3の状態に変化した場合に、上記可動接触子をその第3の状態に保持する保持機構を備えたものがある。そうして、この電磁接触器は、上記保持機構によって第3の状態に保持されている可動接触子を、この第3の状態から第1の状態に強制的に復帰させる開放機構を備えている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−260287号公報(請求項1、請求項8、図1〜図12)
しかしながら、上記従来の電磁接触器は、接点溶着を防止することはできるが、可動接触子を第3の状態に保持する保持機構及び可動接触子を第3の状態から第1の状態に強制的に復帰させる開放機構を備えていて、依然として構造が複雑であるという問題があった。また、短絡等の過電流が流れる原因を除去した後に、電磁接触器を通常の接点動作が可能な第1の状態に復帰させるには、開放機構を手動操作しなければならず、取り扱いが面倒であるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、過電流に伴うアーク発生による接点溶着を防止することができ、かつ、構造が単純で取り扱いが容易な電磁接触器を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電磁接触器は、固定接点を有し所定距離離間してケースに固定された一対の固定接触子と、両端に前記固定接点のそれぞれに接触・離間する一対の可動接点を有する可動接触子と、一端で前記可動接触子の中央部に係合し該可動接触子を前記固定接触子に押圧する接点ばねと、該接点ばねの他端及び前記可動接触子の中央部を支持する接触子支持体と、前記ケース内に設置され、前記接触子支持体と連結し該接触子支持体と接点ばねを介して前記可動接触子を前記固定接触子に接触・離間させる電磁作動装置と、前記可動接触子の傾動を規制するストッパと、を備えている。
可動接触子の両端の可動接点に過電流が流れると、それぞれの可動接点の微小な接触面積差により電磁反発力が異なるため、可動接触子が固定接触子から傾いて開離する。遮断器等により過電流が遮断されると、固定・可動接点間の電磁反発力が消滅し、接点ばねの押圧力により再度固定接点と可動接点が閉じるが、それぞれの接点表面の微小部分はアーク熱により溶解している。可動接触子の傾きにより開離距離が短い固定接点と可動接点の組は、他方の接点の組より早く閉じることになり、接点の冷却固化時間が得られず接点溶着が発生し易い。この発明によれば、可動接触子の傾動を規制するストッパを備えているので、接点開離距離が短い接点の組が発生せず、接点溶着が発生しない。
この発明によれば、過電流に伴うアーク発生による接点溶着を防止することができ、かつ、構造が単純で取り扱いが容易な電磁接触器が得られるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる電磁接触器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の電磁接触器100の励磁コイル12非通電時を示す断面図、図2は、同励磁コイル12通電時を示す断面図、図3は、固定接触子3及び可動接触子8に過電流が流れたときの可動接触子8の挙動を示す図である。
電磁接触器100のケースは、電磁作動装置10等を収容する背面側ケース1と、接触子等を収容し背面側ケース1に被せる正面側ケース2とから成る。正面側ケース2の中段には、内側端が固定接点4、4を有し外側端が端子ねじ3a、3aを備えた外部接続端子5、5となる一対の固定接触子3、3が、所定距離離間して固定されている。
一対の固定接触子3、3の間、すなわち電磁接触器100の略中央には、接触子支持体6が設置されている。接触子支持体6は、その外側端が正面側ケース2のガイド孔2a(図2参照)にガイドされ、図の上下方向に移動可能となっている。接触子支持体6の内側端には、可動鉄心11が連結されている。また、励磁コイル12が巻かれた巻枠13が中央極に嵌挿された固定鉄心14が背面側ケース1内に設置されている。巻枠13の正面側の鍔と可動鉄心11の凹部との間には、励磁コイル12の非通電時に固定鉄心14と可動鉄心11とを離間させるための円錐状に巻かれた復帰ばね15が設置されている。可動鉄心11、励磁コイル12、固定鉄心14及び復帰ばね15は、電磁作動装置10を構成している。
接触子支持体6の図示左右方向を向く四角窓6aには、固定接点4、4のそれぞれに接触・離間する可動接点7、7を両端に設けた細長平板状の可動接触子8が、その中央部を四角窓6aに位置させるようにして挿入され支持されている。可動接触子8の中央部正面側には、ばね受け8aが係合し、可動接触子8は、ばね受け8aを介して接点ばね9の一端に係合している。接点ばね9は少し圧縮され、その他端が四角窓6aの正面側の辺に支持されている。すなわち、接点ばね9の他端及び可動接触子8の中央部は、接触子支持体6に支持されている。
励磁コイル12が非通電の図1の状態では、可動接触子8は、接点ばね9により四角窓6aの背面側の辺に押付けられている。可動接触子8の両端部に対向する正面側ケース2には、可動接触子8の傾動を規制するストッパとしての一対の突起16、16が設けられている。
次に、上述の電磁接触器100の動作を説明する。図1に示す励磁コイル12が非通電の状態から励磁コイル12が通電されると、固定鉄心14が励磁される。可動鉄心11は復帰ばね15に抗して接触子支持体6と共に固定鉄心14に吸引され可動鉄心11と固定鉄心14は密着し、可動接点7、7は、接点ばね9により固定接点4、4に押圧されて図2に示す状態となり、電磁接触器100は通電状態となる。励磁コイル12への通電を断つと、復帰ばね15のばね力により、固定鉄心14、接触子支持体6及び可動接触子8は、図1の状態に復帰し、電磁接触器100は非通電状態となる。
可動鉄心11と固定鉄心14が密着した図2の状態において、接点ばね9をさらに圧縮限界まで圧縮して可動接触子8を図2の破線で示す位置まで移動させたとき、可動接触子8の一対の接点7、7の裏側がストッパとしての一対の突起16、16にほぼ当接するように突起16、16の端部の位置を設定する。
次に、図3を参照して、固定接触子3,3及び可動接触子8に過電流が流れたときの可動接触子8の挙動について説明する。過電流が流れると、接点4、7間に発生する電磁反発力が接点ばね9による押圧力より大きいため、接点4、7間にアークを発生させながら固定接点4と可動接点7が開離する。この電磁反発力は、図3の左右の接点4、7の微小な接触面積差により異なる反発力となり、ストッパ16、16を備えていない従来の電磁接触器では、図3の破線で示すように、可動接触子8が傾いて開離してしまう。
このとき、その過電流は遮断器等で遮断されるので、接点4、7間の電磁反発力が消滅し、接点ばね9の押圧力により再度固定接点4と可動接点7が閉じるが、それぞれの接点表面の微小部分はアーク熱により溶解している。図3のAで示す固定接点4と可動接点7の組は、可動接触子8の傾きにより、他方の接点4、7の組より接点開離距離が短いため早く閉じることになり、接点の冷却固化時間が得られず接点溶着が発生し易い。
実施の形態1の電磁接触器100では、図2に示すように、可動接触子8の傾動を規制するストッパとしての一対の突起16、16を正面側ケース2に設けてあるので、接点開離距離が短い接点の組が発生せず、接点溶着が発生することはない。また、可動接触子8の保持機構や、開放機構を必要としないので、構造が単純で取り扱いが容易な電磁接触器を得ることができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2の電磁接触器200の励磁コイル12非通電時を示す断面図、図5は、同励磁コイル12通電時を示す断面図である。図4及び図5において、図1及び図2と同等のものは同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
実施の形態2の電磁接触器200では、可動接触子8の傾動を規制するストッパとしての一対の突起26、26が、接触子支持体6の四角窓6aの正面側から図の左右に張り出すように設けられている。一対の突起26、26の張り出し長さは、可動接触子8の端部までとほぼ同じ長さになっている。可動鉄心11と固定鉄心14が密着した図5の状態において、接点ばね9をさらに圧縮限界まで圧縮して可動接触子8を図5の破線で示す位置まで移動させたとき、可動接触子8の一対の接点7、7の裏側が一対の突起26、26にほぼ当接するように、一対の突起26、26の設置位置を決める。実施の形態2の電磁接触器200は、ストッパの設置場所以外は、実施の形態1の電磁接触器100と変わるところはない。
実施の形態2の電磁接触器200によれば、実施の形態1の電磁接触器100と同様の効果を奏する。
以上説明した実施の形態1及び2では、ストッパ16、26をケース2や接触子支持体6に設ける形態を示したが、ストッパは、固定接触子3、3や可動鉄心11等の他の部分に設けてもよい。また、その形状は突起状でなく、リング状であっても鉤状であってもよい。
以上のように、本発明にかかる電磁接触器は、短絡電流等の過電流が流れる可能性がある電気回路の開閉器として有用である。
実施の形態1の電磁接触器の励磁コイル非通電時を示す断面図である。 同励磁コイル通電時を示す断面図である。 過電流が流れたときの可動接触子の挙動を示す図である。 実施の形態2の電磁接触器の励磁コイル非通電時を示す断面図である。 同励磁コイル通電時を示す断面図である。
符号の説明
1 背面側ケース(ケース)
2 正面側ケース(ケース)
3 固定接触子
4 固定接点
6 接触子支持体
7 可動接点
8 可動接触子
9 接点ばね
10 電磁作動装置
16,26 突起(ストッパ)
100,200 電磁接触器

Claims (4)

  1. 固定接点を有し所定距離離間してケースに固定された一対の固定接触子と、
    両端に前記固定接点のそれぞれに接触・離間する一対の可動接点を有する可動接触子と、
    一端で前記可動接触子の中央部に係合し該可動接触子を前記固定接触子に押圧する接点ばねと、
    該接点ばねの他端及び前記可動接触子の中央部を支持する接触子支持体と、
    前記ケース内に設置され、前記接触子支持体と連結し該接触子支持体と接点ばねを介して前記可動接触子を前記固定接触子に接触・離間させる電磁作動装置と、
    前記可動接触子の傾動を規制するストッパと、
    を備えた電磁接触器。
  2. 前記ストッパは、前記ケースに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
  3. 前記ストッパは、前記接触子支持体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電磁接触器。
  4. 前記ストッパは、前記接点ばねが限界まで圧縮されたとき、前記可動接触子の一対の接点の裏側にほぼ当接する一対の突起であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の電磁接触器。
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