JP7363619B2 - 電磁接触器 - Google Patents
電磁接触器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7363619B2 JP7363619B2 JP2020045350A JP2020045350A JP7363619B2 JP 7363619 B2 JP7363619 B2 JP 7363619B2 JP 2020045350 A JP2020045350 A JP 2020045350A JP 2020045350 A JP2020045350 A JP 2020045350A JP 7363619 B2 JP7363619 B2 JP 7363619B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- movable
- fixed
- fixed contact
- electromagnetic contactor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
図1、図2は、本実施形態の電磁接触器1の断面図である。図1は、図2におけるB-B断面図である。図2は、図1のA-A断面図である。図3、図4は、本実施形態の電磁接触器1の接点収納ケース110付近の一部の斜視図である。図3は、接点収納ケース110の周囲にアーク消弧用永久磁石300を配置した図である。
外部ケース2は、接点機構部100と、電磁石ユニット部200と、アーク消弧用永久磁石300と、を収納するケースである。外部ケース2は、例えば、合成樹脂等の絶縁材料により形成される。外部ケース2は、上ケース3と、下ケース4を備える。上ケース3は、全体として角筒状の形状である。上ケース3は、上部に後述する接触端子121aと接触端子122aを挿通するための貫通孔3h1、貫通孔3h2を有する。貫通孔3h1、貫通孔3h2とは、所定間隔をあけて形成される。上ケース3は、下部に開口部3aを有する。下ケース4は、開口部3aにはめ込まれ、開口部3aを閉塞する。下ケース4が開口部3aを閉塞することにより、上ケース3と下ケース4の内部、すなわち、外部ケース2の内部に、接点機構部100と電磁石ユニット部200、アーク消弧用永久磁石300を収納する収納空間を形成される。
接点機構部100は、接触端子121aと接触端子122aとの間の電路の開閉、より詳細には、可動接点123s1と可動接点123s2との間の電路の開閉、を行う機構である。接点機構部100は、接点収納ケース110と、接点機構120と、絶縁カバー140と、絶縁ケース150と、を備える。
接点収納ケース110は、接点機構120、絶縁カバー140と絶縁ケース150を収納する。接点収納ケース110は、角筒体111と、絶縁基板112と、を備える。
接点機構120は、固定接触子121と、固定接触子122と、を備える。固定接触子121と固定接触子122は、外部の配線と接続され、内部の後述する可動接触子123に導通させるように接続する導電性の部材である。固定接触子121と固定接触子122は、導電性のある材料、例えば、金属で形成される。固定接触子121及び固定接触子122は、可動接触子123の長手方向の両端側に離間して固定される。固定接触子121及び固定接触子122は、後述する接触端子121aと接触端子122aを介して絶縁基板112に固定される。
固定接触子121は、貫通孔112h1と貫通孔3h1を貫通して外部ケース2の外部に露出される接触端子121aを有する。固定接触子121は、可動接触子123の長手方向の一方の端部側に配置されている。固定接触子121は、接触端子121aが上側に接続され、可動接触子123の上側に対向して延在する第1導電板部121bを有する。また、固定接触子121は、可動接触子123から離れた第1導電板部121bの端部から折り曲げられて下方に延在する第2導電板部121cを有する。更に、固定接触子121は、第2導電板部121cの下端から折り曲げられて可動接触子123の下側に対向して延在する第3導電板部121dを有する。固定接触子121が、第1導電板部121b、第2導電板部121c、第3導電板部121dを有することにより、固定接触子121は、側面視C字形状の導電板となる。また、固定接触子121は、第3導電板部121dの可動接触子123側の面に、固定接点121sを備える。
固定接触子122は、貫通孔112h2と貫通孔3h2を貫通して外部ケース2の外部に露出される接触端子122aを有する。固定接触子122は、可動接触子123の長手方向の他方の端部側に配置されている。固定接触子122は、接触端子122aが上側に接続され、可動接触子123の上側に対向して延在する第1導電板部122bを有する。また、固定接触子122は、可動接触子123から離れた第1導電板部122bの端部から折り曲げられて下方に延在する第2導電板部122cを有する。更に、固定接触子122は、第2導電板部122cの下端から折り曲げられて可動接触子123の下側に対向して延在する第3導電板部122dを有する。固定接触子122が、第1導電板部122b、第2導電板部122c、第3導電板部122dを有することにより、固定接触子122は、側面視C字形状の導電板となる。また、固定接触子122は、第3導電板部122dの可動接触子123側の面に、固定接点122sを備える。
接点機構120は、更に、可動接触子123を備える。可動接触子123は、固定接触子121の固定接点121sと固定接触子122の固定接点122sとの間を導通したり遮断したりする導電性の部材である。可動接触子123は、導電性のある材料、例えば、金属で形成されている。可動接触子123は、図1の左右方向に延在する長尺の導電板である。可動接触子123は、固定接触子121の固定接点121sと接離する可動接点123s1と、固定接触子122の固定接点122sと接離する可動接点123s2と、を有する。固定接点121sと可動接点123s1と、また、固定接点122sと可動接点123s2と、がそれぞれ離間している場合は、可動接点123s1及び可動接点123s2の間の電流路は遮断される。固定接点121sと可動接点123s1と、また、固定接点122sと可動接点123s2と、がそれぞれ接触している場合は、可動接点123s1及び可動接点123s2の間の電流路は導通される。なお、固定接触子121と固定接触子122と可動接触子123とは、固定接点121sと可動接点123s1、固定接点122sと可動接点123s2、のそれぞれが対向するように配置される。可動接触子123は、中央部に貫通孔123hを有する。
接点機構120は、連結軸130を備える。連結軸130は、可動接触子123を上下に変位させるための部材である。連結軸130は、可動接触子123の貫通孔123hに貫通される。連結軸130は、長手方向の中央部に外方に突出するフランジ部130fが形成される。連結軸130が貫通孔123hに貫通されることにより、可動接触子123は、貫通孔123h付近の下面がフランジ部130fに当接する。接点機構120は、接触スプリング132と、固定部材133と、を備える。接触スプリング132は、連結軸130を内包して、可動接触子123の上側に取り付けられる。更に、固定部材133は、接触スプリング132の上部に設けられ、Cリング134により連結軸130に固定される。接触スプリング132は、可動接触子123に対して所定の付勢力が付与された状態で連結軸130に保持される。
絶縁カバー140は、アークの発生を規制する部材である。絶縁カバー140は、絶縁性の例えば合成樹脂を成形することによって形成される。絶縁カバー140は、絶縁カバー141と絶縁カバー142を備える。絶縁カバー141は、固定接触子121の内側に装着される。絶縁カバー141により、固定接触子121の内周面では、固定接点121sのみが露出する。絶縁カバー142は、固定接触子122の内側に装着される。絶縁カバー142により、固定接触子122の内周面では、固定接点122sのみが露出する。絶縁カバー141、絶縁カバー142は、角筒体111の第1筒部111aの内周面側に隣接して設けられる。
絶縁ケース150は、金属製の角筒体111に対するアークの影響を遮断して絶縁するための部材である。絶縁ケース150は、絶縁性の例えば合成樹脂を成形することによって形成される。絶縁ケース150は、角筒体111の第2筒部111bの内周面側に隣接して設けられる。絶縁ケース150の高さは、第2筒部111bの高さと略等しくなっている。絶縁ケース150は、絶縁カバー141及び絶縁カバー142の下方に隣接して設けられる。
電磁石ユニット部200は、接点機構部100を駆動するためのユニットである。電磁石ユニット部200は、磁気ヨーク210と、スプール220と、可動プランジャ230と、固定プランジャ240と、を備える。
磁気ヨーク210は、下部磁気ヨーク211と、上部磁気ヨーク212と、を備える。
スプール220は、内部に励磁コイル225が巻かれる部材である。スプール220は、固定プランジャ240を挿通する中央円筒部221と、この中央円筒部221の下端部から半径方向外方に突出する下フランジ部222と、中央円筒部221の上端部から半径方向外方に突出する上フランジ部223と、を有する。また、中央円筒部221、下フランジ部222及び上フランジ部223で構成される収納空間に励磁コイル225が巻装されている。なお、図1、図2では、励磁コイル225は、コイル線が巻かれている部分を交差する斜線で示している。
可動プランジャ230は、上下に変位する部材である。可動プランジャ230は、例えば、鉄により形成される。可動プランジャ230は、キャップ215の内部に、上下に摺動可能に挿入される。可動プランジャ230は、上部磁気ヨーク212から上方に突出する上端部に半径方向外方に突出する周鍔部230aが形成されている。
固定プランジャ240は、下部磁気ヨーク211の底板部の中央部及びスプール220の内部に設けられる。固定プランジャ240は、上部にキャップ215が載置される。
上部磁気ヨーク212の上面に、環状に形成された駆動用永久磁石250が可動プランジャ230の周鍔部230aを囲むように固定されている。駆動用永久磁石250は上下方向すなわち厚み方向に例えば上端側をN極とし、下端側をS極とするように着磁されている。
電磁接触器1は、角筒体111の外周に、6個のアーク消弧用永久磁石311、312、321、322、331、332を備える。なお、アーク消弧用永久磁石311、312、321、322、331、332を総称してアーク消弧用永久磁石300と呼ぶ場合がある。
次に、本実施形態の電磁接触器1の動作を説明する。
最初に、開極状態について説明する。電磁石ユニット部200の励磁コイル225が無励磁状態にあるとする。励磁コイル225が無励磁状態では、電磁石ユニット部200で可動プランジャ230を下降させる吸引力が発生していない。
次に、閉極状態について説明する。電磁石ユニット部200の励磁コイル225が励磁状態にあるとする。電磁石ユニット部200の励磁コイル225に通電すると励磁状態になる。励磁コイル225が励磁状態では、電磁石ユニット部200で可動プランジャ230を下降させる吸引力が発生する。
次に、閉極状態から開極状態へ遷移する場合について説明する。
本実施形態の電磁接触器1の接点収納ケース110の寸法について説明する。図5は、本実施形態の電磁接触器1の断面図である。具体的には、図5は、電磁接触器1の固定接点121sと可動接点123s1付近で切断した断面図である。
本実施形態の電磁接触器1は、外部ケース2のサイズを変更することなく、消弧スペース115の大きさを大きくすることができる。すなわち、アーク消弧用永久磁石300の間のスペースを有効に利用して消弧スペース115を大きく確保することができる。また、本実施形態の電磁接触器1は、消弧スペース115を大きくするにより、電磁接触器1の遮断性能を高くすることができる。
上記各実施形態に挙げた構成等に、その他の要素との組み合わせなど、ここで示した構成に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨を逸脱しない範囲で変更することが可能であり、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
2 外部ケース
100 接点機構部
110 接点収納ケース
111 角筒体
111a 第1筒部
111b 第2筒部
112 絶縁基板
115 消弧スペース
120 接点機構
121 固定接触子
121a 接触端子
121s 固定接点
122 固定接触子
122s 固定接点
123 可動接触子
123s1 可動接点
123s2 可動接点
200 電磁石ユニット部
300 アーク消弧用永久磁石
Claims (7)
- 第1固定接点を有する第1固定接触子と、
第2固定接点を有する第2固定接触子と、
前記第1固定接点と接離可能な第1可動接点及び第2固定接点と接離可能な第2可動接点とを有する可動接触子と、
前記第1固定接触子と、前記第2固定接触子と、前記可動接触子と、を収納する接点収納ケースと、を備え、
前記接点収納ケースは、上部に開口を備える筒体と、前記開口を覆う平板部と、を備え、
前記筒体は、前記開口の側の端部に設けられる第1筒部と、前記第1筒部に連続して設けられる第2筒部とを有し、
前記第1筒部は、前記第2筒部に対して内側に狭められて形成されている、
電磁接触器。 - 前記第1筒部は、前記第1可動接点及び前記第2可動接点より、前記平板部の側に設ける、
請求項1に記載の電磁接触器。 - 前記第1筒部は、上面視で前記平板部より内側に設けられる、
請求項1又は2に記載の電磁接触器。 - 前記接点収納ケースの周囲に配置される永久磁石を更に備える、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の電磁接触器。 - 前記第2筒部及び前記平板部は、上面視で前記永久磁石の内側に設けられる、
請求項4に記載の電磁接触器。 - 前記第1筒部の内周面側に隣接して設けられる絶縁カバーと、
前記第2筒部の内周面側に隣接して設けられる絶縁ケースと、を更に備える、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電磁接触器。 - 前記絶縁カバーは、前記第1筒部と前記第2筒部との間で横方向に突出する突起を有し、
前記絶縁ケースの上側端面が、前記突起に当接している、
請求項6に記載の電磁接触器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045350A JP7363619B2 (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電磁接触器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020045350A JP7363619B2 (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電磁接触器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021150026A JP2021150026A (ja) | 2021-09-27 |
JP7363619B2 true JP7363619B2 (ja) | 2023-10-18 |
Family
ID=77849215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020045350A Active JP7363619B2 (ja) | 2020-03-16 | 2020-03-16 | 電磁接触器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7363619B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086971A (ja) | 2005-03-28 | 2010-04-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 接点装置 |
JP2016024864A (ja) | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 富士電機機器制御株式会社 | 接点機構及びこれを使用した電磁接触器 |
-
2020
- 2020-03-16 JP JP2020045350A patent/JP7363619B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010086971A (ja) | 2005-03-28 | 2010-04-15 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 接点装置 |
JP2016024864A (ja) | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 富士電機機器制御株式会社 | 接点機構及びこれを使用した電磁接触器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021150026A (ja) | 2021-09-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5585550B2 (ja) | 継電器 | |
US9412545B2 (en) | Electromagnetic relay | |
US10026577B2 (en) | Contact switching device | |
CA2569064C (en) | Contact device | |
US8179217B2 (en) | Electromagnet device | |
US6975194B2 (en) | Switching device | |
EP2221846B1 (en) | Electromagnetic relay | |
EP2472539B1 (en) | Electromagnetic relay | |
EP2637192A1 (en) | Relay | |
WO2007132773A1 (ja) | 電磁継電器 | |
WO2001027950A1 (fr) | Contacteur | |
CN104704594A (zh) | 电磁接触器 | |
US9589739B2 (en) | Electromagnetic contactor | |
US11830694B2 (en) | Direct current relay | |
CN218385019U (zh) | 继电器 | |
JP2011204473A (ja) | 接点装置 | |
JP2022141412A (ja) | 電磁継電器 | |
CN115083840A (zh) | 电磁继电器 | |
EP1548774A2 (en) | Switching device | |
JP5549642B2 (ja) | 継電器 | |
JP7363619B2 (ja) | 電磁接触器 | |
JP2002217026A (ja) | 電磁石およびそれを用いた開閉装置の操作機構 | |
US6677842B1 (en) | Load disconnecting switch especially for use in motor vehicles | |
JP7259670B2 (ja) | 電磁接触器 | |
JP7390791B2 (ja) | リレー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A625 | Written request for application examination (by other person) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625 Effective date: 20220913 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230531 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230627 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230825 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230918 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7363619 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |