JP2000220031A - ポリエステル混繊糸の製造法 - Google Patents

ポリエステル混繊糸の製造法

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JP2000220031A
JP2000220031A JP11015750A JP1575099A JP2000220031A JP 2000220031 A JP2000220031 A JP 2000220031A JP 11015750 A JP11015750 A JP 11015750A JP 1575099 A JP1575099 A JP 1575099A JP 2000220031 A JP2000220031 A JP 2000220031A
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Hiroyuki Aisaka
浩幸 逢坂
Keiji Nagamune
恵示 長棟
Kenji Iwashita
建二 岩下
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 混繊糸を構成する各フィラメント間の収縮差
が大きく、風合及び色調に優れた織編物を得るに適した
混繊糸を、安定かつ安価に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 ポリエステル中に他種ポリマーを0.3
〜5.0重量%添加し、同一パックより溶融吐出し、紡
出したポリエステルマルチフィラメントからなる糸条群
を一旦ガラス転移温度以下に冷却した後、該糸条群を2
群に分け、一方の糸条群には開繊状態で雰囲気温度12
0℃以上のもと非接触の加熱処理を施すが、他方の糸条
群には加熱処理を施さない状態となし、次いで各糸条群
を2500m/分以上の速度で同時に引取って合糸混繊
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリエステル混繊
糸の製造方法に関するものである。さらに詳しくは、紡
糸した複数群のポリエステルマルチフィラメント糸条を
異なる条件下で熱処理した後に合糸混繊する、安定かつ
生産性良くポリエステル混繊糸が得られる製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】熱処理を施すことによって嵩高性を呈す
るポリエステル繊維は、熱収縮差を有するポリエステル
繊維同志を混繊することによって得られることは周知で
ある。すなわち、該方法は、熱処理時に、一方の高収縮
率のポリエステル繊維を他方の低収縮率のポリエステル
繊維よりもより大きく収縮させることで、他方の低収縮
率のポリエステル繊維を張り出させることによって、嵩
高性を付与するものである。さらに、この時、高収縮繊
維の単繊維の繊度を大きくし、他方低収縮繊維の単繊維
の繊度を小さして、得られる混繊糸を織編物とした後に
熱処理を施すと、表面触感がソフトで且つ腰がある風合
の織編物が得られる。
【0003】このような熱収縮差を有するポリエステル
混繊糸を得るためには、複数の糸条間に熱収縮差を持た
せ、該糸条群を混繊する方法が多く採用されている。例
えば、特開昭54−82423号公報には、同一の紡糸
口金より溶融吐出させたマルチフィラメント糸条を急冷
した後、該マルチフィラメント糸条を2つの糸束に分割
して、その一方の糸束には水が主体である油剤を付与
し、他方の糸束には水よりも高温の沸点を有する剤を付
与する混繊糸の製造方法が提案されている。そして、該
方法によれば、上記の工程に引き続いて、同一条件下で
両者を別々に熱処理しつつ延伸を施した後、混繊するこ
とが行われる。これによって、該方法によって得られる
混繊糸は、熱処理されつつ延伸される際に、付与された
剤の熱的挙動の相違によって収縮特性差を発現するとい
うものである。
【0004】しかしながら、紡糸時に付与する油剤の沸
点差を利用して分割した糸束間に収縮差(沸水収縮差)
を付与しようとする方法では、糸束間の沸水収縮差を十
分に大きくすることができないという問題がある。この
ため、得られる混繊糸は繊維間収縮差が小さいものとな
り、嵩高性が乏しく、満足し得る風合は得られない。
【0005】また、特開昭58−191211号公報に
は、同一紡糸パックより2つのマルチフィラメント糸条
を溶融吐出し、両糸条の集束位置間に差をつけ、且つ、
4500m/分以上の紡糸引取速度で引取り、該引取り
の際に空気抗力差を発生させて混繊・捲取ることで2つ
の糸条に収縮差を生じさせる混繊糸の製造方法が記載さ
れている。
【0006】さらに、特開昭60−126316号公報
には、同一紡糸パックより2以上のマルチフィラメント
糸条を溶融吐出させ、一方の糸条の紡糸速度と他方の糸
条の紡糸速度とに差を生じるように一旦引取り、次い
で、紡糸速度の早い糸条と紡糸速度の遅い糸条とを混繊
し引取り、捲取ることにより、収縮差を生じさせる混繊
糸の製造方法が記載されている。しかしながら、これら
の方法では、糸条の収縮差は得られるが、パワー不足か
ら織物としての十分な膨らみが発現されず、また、好ま
しい風合も得られず、発色性も十分でなかった。
【0007】また、特開平7−243144号公報に
は、溶融吐出させた複数の糸条群のうち、一方の糸条群
には水を付与し、他方の糸条群には水を付与せず非集束
状態で、夫々温度150℃以上に設定された加熱筒に同
時に通して、3000〜5500m/分の速度で引取
り、合糸混繊する製造方法が記載されている。
【0008】この方法では、確かに、集束位置が異なる
ことと水を先に付与することで、水を付与した糸条群が
加熱筒内での熱の影響をあまり受けないためにある程度
高い収縮率を維持し、しかも、延伸が施されない状態に
なるために高い伸度を有し、収縮差による嵩高性を発現
することが確認されてはいる。しかし、発色性に乏し
く、しかも均一な染め上がりの得難い、いわゆる霜降り
糸に近い状態の濃淡差のある嵩高性の高い混繊糸であっ
た。
【0009】さらに、特開平8−209442号公報に
は、高収縮繊維と低収縮繊維の熱収縮率の異なる2種の
繊維群からなり、該低収縮繊維がポリエチレンテレフタ
レートで、該高収縮繊維がイソフタル酸と2種のヒドロ
キシエトキシフェノールを主体とする3種の共重合成分
を特定量共重合した共重合ポリエチレンテレフタレート
で構成され、その収縮差が5〜25%の範囲にある混繊
糸が記載されている。確かに、第3成分を共重合するこ
とで十分収縮差が得られるが、安価で生産性に優れた混
繊糸とは言い難く、イソフタル酸を主体とする第3成分
の共重合の点でも能力が落ち好ましくない。
【0010】また、特開昭58−98418号公報に
は、第3成分共重合でなく、ベースポリマーに他種ポリ
マーを添加して嵩高性を発現させた加工糸が開示されて
いる。この場合には、ベース・ポリマーとの差による仮
撚後の糸物性差が小さく、嵩高性の点では十分であって
も、発色性や柔らかさ等の点で不十分であった。
【0011】また別の方法として、特開平4−1940
10号公報、特開平9−95816号公報には、紡糸口
金の吐出孔径を変えてドラフト差をつけ、さらには高ド
ラフト側と低ドラフト側との間に口金面温度差をつける
ことにより、伸度差を有し且つ発色性にも優れた混繊糸
を得る方法が開示されている。しかし、このドラフト差
によって伸度差を発現させるためには、用いる紡糸口金
の製造コストが極めて高くなるという問題がある。
【0012】近年、繊維製品に対する市場のニーズは、
均一、均質なものに対する要求から、消費者の高級化指
向に伴う多種、多様なものに対する要求へと変化し、少
品種・大量生産から多品種・少量生産の付加価値品生産
へと変化している。このため、付加価値銘柄の品質・量
に関する要求に応えながら、生産性の向上とコストアッ
プ要因を押さえて付加価値品を生産していく生産技術の
向上が望まれてきている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来技術の現状を背景になされたもので、その目的とす
るところは、ポリエステル糸条を合糸して混繊糸とした
場合に、混繊糸を構成する各フィラメント間の収縮差が
大きく、したがって風合に優れた混繊糸が安価に製造で
きる方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者らの研究によれ
ば、上記目的は、ポリエステル成分からなるベース・ポ
リマーに、該ベース・ポリマーとは異なるポリマーを
0.3〜5.0重量%の範囲で添加し、同一パックより
溶融吐出し、紡出したポリエステルマルチフィラメント
からなる糸条群を一旦ガラス転移温度以下に冷却した
後、該糸条群を2群に分け、一方の糸条群には開繊状態
で雰囲気温度120℃以上のもと非接触の加熱処理を施
すが、他方の糸条群には加熱処理を施さない状態とな
し、次いで各糸条群を2500m/分以上の速度で同時
に引取って合糸混繊するポリエステル混繊糸の製造法に
より達成できることが見出された。この際、加熱処理が
施されない糸条の吐出孔径を加熱処理が施される糸条の
吐出孔径の1.5倍以上にする、あるいは合糸混繊した
後さらに延伸、熱処理及び/又は仮撚を施すことによ
り、嵩高性がさらに向上して風合の良好なものが得られ
ることが見出された。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。本発明で用いられるポリエステル
は、全繰り返し単位に対してエチレンテレフタレートが
85モル%以上、好ましくは95モル%以上含まれるポ
リエステルであるが、テレフタル酸成分及びエチレング
リコール成分以外の第3成分を少量(通常はテレフタル
酸成分に対して20モル%以下)共重合したものであっ
ても良い。かかるポリエステルの固有粘度IV(35℃
のo−クロロフェノール溶液を使用して測定)は、0.
500〜1.00の範囲が適当であり、特に0.550
〜0.700の範囲が好ましい。また、これらのポリエ
ステルには、公知の添加剤、例えば、顔料、染料、艶消
し剤、防汚剤、蛍光増白剤、難燃剤、安定剤、紫外線吸
収剤、滑剤等を含んでいてもよい。
【0016】本発明では、かかるポリエステルをベース
・ポリマーとし、これとは異なるポリマーを0.5〜
5.0重量%の範囲で添加することが重要である。すな
わち、本発明では、ベース・ポリマーとは異なる重合体
を添加することにより、溶融吐出された糸条の配向結晶
性が抑制されて伸度の伸長特性が向上するもので、この
ために添加されるポリマーとしては、例えばポリメチル
メタアクリレート系重合体やポリスチレン系重合体を挙
げることができるが、特にポリメチルメタアクリレート
系重合体が好ましく、なかでも高重合度グレードや高ガ
ラス転移温度グレードは、溶融吐出糸条が伸長冷却固化
する際にベースポリマーであるポリエステルよりも大き
な紡糸張力が付加されるため、ポリエステル側の張力負
荷が減少して配向が進まなくなって得られる繊維の伸度
が大きくなる。
【0017】添加される重合体の添加量は、少なすぎる
と十分な伸度が得難くなって本発明の目的を達成するこ
とが困難になり、逆に多すぎると伸度増加の効果が低下
するだけでなく添加ポリマー周辺に応力の集中が発生し
て均一な伸長変形が起り難くなって、紡糸断糸、繊度
斑、染色斑等の原因になるので0.5〜5.0重量%、
特に1.0〜3.0重量%の範囲とするのが適当であ
る。
【0018】ベース・ポリマーへの異種ポリマー重合体
の添加方式は任意であるが、ベース・ポリマー側のポリ
マー輸送配管内又は押出機のポリマー投入口に直接計量
添加する方式が好ましい。その他に、添加するポリマー
重合体を単独で溶融し、溶融ベース・ポリマー中に注入
するインジェクション方式も可能である。異種ポリマー
が添加されたベース・ポリマーは溶融混練した後に押出
すが、ここで使用する押出機は、1軸及び2軸の押出機
がいずれも使用できるが混練性を向上させるためには、
2軸押出機が好ましい。さらに均一に混練する場合に
は、マドック型押出機等のスクリュー溝形状を変えたも
のが混練性の点でより好ましい。
【0019】上記の溶融混練物から本発明が目的とする
混繊糸を得るための製造方法が適用される工程として
は、図1(模式略線図)に示すようなものを一例として
挙げることができる。
【0020】該図において、1A及び1Bは紡糸口金、
2A及び2Bは2本のポリエステル・マルチフィラメン
ト糸条、3は紡糸冷却装置、4は冷却筒、4Aは該冷却
筒の糸条出口部、5は非接触式の加熱処理筒、5Aは該
加熱処理筒の糸条出口部、6A及び6Bは油剤付与装
置、7は交絡付与装置、8及び9は引取りローラ、10
は巻取装置をそれぞれ表わす。なお、該図では、2本の
マルチフィラメント糸条を用いた2錘の例について説明
してきたが、例えば3錘及び6錘建ての設備であっても
構わないことはいうまでもない。
【0021】以上に述べた工程において、紡糸口金1A
及び1Bの吐出孔径は大きくなるほど、ベース・ポリマ
ーにポリメチルメタクリレート等の異種ポリマーを少量
添加した系では、その詳細な理由は不明であるが、最終
的に得られる糸条の伸度が大きくなるので、加熱処理が
施されない側の紡糸口金孔径を、加熱処理が施される側
の紡糸口金孔径の1.5倍以上、好ましくは2.0〜
5.0倍の範囲とするのが、得られる混繊糸の嵩高性等
を向上させる上で好ましい。
【0022】また、紡糸口金1A及び1Bからそれぞれ
吐出されたポリエステルフィラメント糸条群2A及び2
Bは、紡糸冷却装置3から吹き出される冷却風によって
冷却されて固化した後、それぞれ冷却筒4と加熱処理筒
5を通過する。なお、この際、糸条2Bは非接触であっ
て、かつ開繊した状態で加熱処理筒5内で加熱処理され
る。このような処理を受けた糸条2A及び2Bは、その
後それぞれ油剤付与装置6A及び6Bにより油剤が付与
された後、交絡付与装置7により交絡が与えられながら
合糸混繊され、次いで引取りローラ8及び9により引取
られて、巻取機10により巻きとられる。
【0023】ここで、前記の冷却筒4は糸条2Aが走行
する際に周囲の風の影響を受けないように走行糸条2A
の走行域を囲繞するように設けられている。ここで、該
冷却筒4は単なるカバーであっても構わないが、積極的
に冷却風を吹き付けるような構造であってもよい。ま
た、加熱処理筒5と同じ構造の物を加熱せずに、そのま
ま流用使用してもよい。
【0024】次に、加熱処理筒5は、紡糸口金からの距
離にして0.5〜1.5m下方に取り付けることが好ま
しい。また、該加熱処理筒5の形状は、例えば長さ1.
5m、内径0.3〜0.6mのステンレス鋼製の円筒状
加熱処理筒が用いられ、加熱手段としては、加熱処理筒
の周囲を熱媒ジャケットで囲んで熱媒を封入した熱媒式
加熱装置が用いられる。なお、他の加熱手段としては、
電熱ヒーターを用いてもよいが、均一加熱、消費エネル
ギーの節約の観点から、熱媒式加熱が好ましい。
【0025】さらに、この時の加熱処理筒5の温度(雰
囲気温度)設定は、300℃程度以下であれば、糸条の
トータール繊度や各フィラメントの単繊維繊度等が異な
る銘柄を切替える度毎に任意に最適な条件選択すること
ができる。しかし、120℃程度以下になると、雰囲気
温度の制御が難しくなり、しかもポリエステルのガラス
転移温度(Tg)に近い温度では均一な延伸を施すこと
が難しくなり、またTg以下の低温領域では混繊糸とし
て有用な物性差と結晶構造差を発現させることが難しく
なる。なお、250℃を越えると、加熱処理筒5内で延
伸が強力に行われるため、加熱処理筒5の上流側の実質
繊度が大きくなり、そのため、入り口付近での紡糸張力
が著しく低下して、糸揺れを起こしたり、さらには、延
伸が強力に行われるため、加熱処理筒5内での延伸張力
が異常に上がり、断糸が発生し易くなるという問題を惹
起する。このため、特に好ましい加熱処理筒5の設定温
度範囲は120〜250℃であって、特に好ましくは、
150〜200℃である。
【0026】また、加熱処理筒5の出口側開口部5Aは
その開口が広くなると、高速で走行する糸条に随伴して
高温の気流が加熱処理筒5外に流出することになるた
め、加熱処理筒5内の温度がポリエステルのガラス転移
温度よりも低下して、分子配向が進まず、必要とする機
械特性が得られなくなる。この問題を防ぐ上で、出口側
開口部5Aの開口は、直径0.5〜10mm、特に3〜
8mmとなるように絞ることが好ましい。なお、該出口
側開口5Aは、円形状、四角形状、スリット形状等の任
意の形状とすることができる。但し、冷却筒4を走行す
る糸条に関しては、非加熱状態であるため、冷却筒の出
口側開口4Aは開口を広くしておく方が物性差を発現さ
せる上でより好ましい。
【0027】本発明においては、図1に示した引取りロ
ーラー8及び9での糸条群の引取速度は、2500m/
分以上、好ましくは3000〜6500m/分とする必
要がある。もし、2500m/分未満となると、混繊糸
を構成するフィラメント群の何れもが伸度及び沸水収縮
率において大きくなり、フィラメント群間の伸度差が少
なくなる。また、得られた混繊糸をさらに延伸、熱処
理、あるいは仮撚加工しても物性差の発現が少ないた
め、柔らかさ、杢調感や霜降り調等の特性が不十分とな
り、色彩・色調感の面で不十分である。さらに、このよ
うな混繊糸は、上記のような後加工を施さないと非常に
配向が低い糸となるため、とても、織物・ニットとして
は使用できない。一方、6500m/分を越えると、何
れのフィラメント群も伸度及び沸水収縮率が小さくな
り、このため沸水収縮率差も小さくなって、十分な嵩高
性が得られなくなる。
【0028】なお、引取りローラー8及び9は、加熱さ
れていても、加熱されていなくても構わない。この際、
加熱ローラーとして使用する場合には、加熱ローラー間
で糸条群を加熱しながら追延伸したり、熱セットを施し
たりすることもできる。また、さらに加熱ローラーを追
加して紡糸段階での歪みを緩和する弛緩処理をすること
も可能であり、得られた混繊糸をさらに仮撚加工するこ
とも可能である。
【0029】本発明により得られたポリエステル混繊糸
は、各マルチフィラメント糸条間に、物性差、結晶構造
差が発現し、その結果、これらの糸条群を混繊して得ら
れた糸条は、優れた嵩高性と風合を発現させることがで
き、さらには異染着性をも呈することになる。何故なら
ば、非開繊状態で加熱処理筒5を通り延伸熱セットが施
され、物性的に安定であるフィラメント群(以降A群と
称する)の方が、他方の冷却筒を通り非加熱状態で引取
られるフィラメント群(以降B群と称する)よりも、配
向度(△n)や比重(ρ)が大きくなって低染着性とな
るからである。しかも、強度が高くなるのに反して伸度
は低くなったB群が、混繊糸とした場合にその中心
(芯)に配置されることになるので、杢調を発現しやす
くなる。
【0030】本発明においては、各フィラメントの伸
度、配向度、比重、沸水収縮率等は、異種ポリマーの添
加量、紡糸引取速度、加熱処理筒の設定温度、冷却筒内
の温度、加熱処理筒出口側開口の大きさ等によって左右
されるが、おおよそ下記の値となる。
【0031】A群: 伸度:40〜380%(好ましくは70〜320%)、 配向度:0.010〜0.120(好ましくは0.01
5〜0.110)、 比重:1.320以上、 沸水収縮率:3〜60%、 B群: 伸度:25〜180%(好ましくは40〜150%)、 配向度:0.030〜0.150(好ましくは0.03
5〜0.130)、 比重:1.335以上(好ましくは1.340以上)、 沸水収縮率:3〜60%。
【0032】ここで、B群とA群との間の伸度差は、そ
のままで織物等にする場合には20%以上(好ましくは
25%以上)であることが好ましく、さらに延伸、熱処
理あるいは仮撚加工が施される場合には50%以上(好
ましくは100%以上)、配向差は0.02以上、比重
差は0.005以上、沸水収縮率差は5%以上であるこ
とが望ましい。なお、本質的に、A群のフィラメント群
は、非加熱状態で処理されるため、生糸に近い構造であ
り、B群のフィラメント群に比べ濃染糸になり、混繊後
の染め上りは、濃淡染着差を有する外観を呈する。
【0033】さらに、本発明においては、A群及びB群
の単繊維繊度あるいはトータル繊度は同一であっても、
異なってもよい。また、断面形状も同じであっても異な
っていてもよい。しかしながら、繊度を変えるというこ
とは、A群及びB群を計量するギア・ポンプを各々取り
付けて、それぞれ所定の回転数に設定して計量供給した
溶融ポリエステルを紡糸口金から吐出させることにな
る。したがって、このような条件に設定できる設備を必
要とし、設備投資が高くなるため、一般的に、同一デニ
ールで行うことが多い。なお、混繊糸の総繊度が大きす
ぎると、膨らみよりもガサツキ感が出すぎ、逆に小さす
ぎると風合的に硬く感じられるようになるので、総繊度
で75〜400デニール(仮撚加工等の後加工処理する
場合はその後の総繊度)、特に120〜300デニール
の範囲が好ましく、単繊維繊度は、1〜3デニール(仮
撚加工等の後加工処理する場合はその後の短繊維繊度)
が望ましい。
【0034】また、本発明により得られたポリエステル
混繊糸は、そのまま製織等に用いてもよいが、さらに必
要に応じて、別工程で延伸、熱処理又は仮撚加工等を施
してもよい。その際の加工倍率は、紡糸引取速度等に依
存はするが、通常1.05〜1.50倍程度となる。以
上の説明では、B群とA群の2つの糸条群を用いた2錘
の例について説明してきたが、例えば3錘及び6錘にお
いても、熱処理条件等を変更して合糸混繊して混繊糸を
得ても構わない。
【0035】ここで、ポリエステルの溶融温度及び冷却
条件は、ポリエステルの溶融紡糸に通常採用されている
条件でよく、例えば285〜300℃の温度範囲で溶融
し、温度25℃湿度65%の冷却風で冷却すればよい。
この時、通常、糸条2Aは、開繊状態で冷却筒4内を通
るが、冷却筒4の上流側で一旦油剤付与ガイド等で油剤
を付与し、集束させて該冷却筒内を通しても構わない。
【0036】本発明によれば、同一の加熱装置により同
一設定温度で加熱されている複数の加熱処理筒を通して
熱処理する際に、一方のフィラメント群(B群)は、開
繊状態で加熱処理筒内を通っていくために、物性的に強
度が高く安定した品質の糸が得られ、他方のフィラメン
ト群(A群)は、加熱処理筒に直接接触しないが加熱処
理筒内に挿入された冷却筒で筒内の温度をガラス転移温
度以下に下げることにより、非加熱状態でフィラメント
が通るために、紡糸速度に単に依存する物性を得られる
ために、伸度が高く、比重等が低くなる。これにより、
合糸混繊した際に収縮差、伸度差により嵩高性を十分に
有し、しかも、濃淡差のある混繊糸が得られる。
【0037】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明をさらに具体的
に説明する。なお、伸度、配向度、比重、沸水収縮率、
風合は下記の方法で測定した。
【0038】(イ)伸度;島津製作所製のオートグラフ
を使用し、試料長20cm、引張速度100%/分で測
定した。
【0039】(ロ)配向度(△N);偏向顕微鏡により
単色(ナトリウム)ランプのもとで、コンペンセーター
の補正角度から求めたレーターデイション、干渉縞の数
及び試料の直径から配向度を求めた。
【0040】(ハ)沸水収縮率;試料を100℃沸騰水
中で30分間拘束状態で熱処理した時の収縮量を、試料
長に対するパーセントで表す。
【0041】(ニ)比重;比重が1.276〜1.41
6の範囲内になるように調整したn−ヘプタン:四塩化
炭素混合液を使用し、密度勾配管法により測定した。
【0042】(ホ)風合い;混繊糸で製織した織物を触
感により評価し、強度1.8〜2.4g/d、伸度18
〜25%の同一繊度の仮撚加工糸で製織した基準織物と
比較して、柔らかく、嵩高性に富むものを◎、若干柔ら
かいものを○、柔らかさが同等のものを△、硬いものを
×で示した。また、色調(杢調)は目視比較により、濃
淡差があって杢がはっきりしているものを◎、若干杢が
あるものを○、杢が薄くて濃淡差がないものを×とし
た。
【0043】[実施例1〜4、比較例1〜4]ベースポ
リマーに対してポリメチルメタクリレート(PMMA)
を1.5重量%添加した、固有粘度が0.64のポリエ
チレンテレフタレートチップを溶融温度290℃で溶融
し、孔径が0.2mmΦ、ランド長が0.8mm、ホー
ル数36ホールの紡糸口金と48ホールの紡糸口金の2
種を用いて、36ホールの方を加熱筒内を走行させるB
糸条側とし、48ホールの方を冷却筒内を走行させるA
糸条側として、それぞれの紡糸口金から溶融吐出した
後、図1に示す装置の冷却装置3により一旦冷却した
後、それぞれの繊度、紡糸引取速度、加熱装置設定温
度、冷却筒流入圧空量、冷却筒内温度を表1記載のよう
に変更して捲取った。なお加熱筒4は、口金下より1.
0m下方の位置に設置され、その長さは1.3mで内径
40mmのステンレス製の円筒管を使用した。この際、
冷却筒として、その長さが1.35mで内径30mmの
円筒管を使用した。そして、該加熱筒の出側開口部は直
径5mmの円形状開口とした。結果は、表2に示すとお
りであった。
【0044】なお、各筒内の温度は、加熱処理筒及び冷
却筒の出側開口部より温度検出端(熱電対端)を挿入
し、加熱処理筒の出口開口部より上方の300mmの位
置で、糸走行時に測定したものである。また、風合及び
色調は、得られた混繊糸を別工程で仮撚加工後の総繊度
が170デニールになる条件で加工した加工糸について
評価した。
【0045】本発明の方法により製造した混繊糸(実施
例1〜4)は、十分な嵩高性を有し、風合、杢調も良好
であり、特に引取速度が2500〜3500m/分のも
のは柔らかく嵩高性も良好であった。
【0046】これに対して、紡糸引取速度が2500m
/分未満の2000m/分では、伸度差が逆になくなる
方向のため、風合、杢調が悪く感じられた(比較例
1)。
【0047】また、本発明では、加熱筒の温度を必要十
分に高くして、加熱されるB群の糸条が十分に延伸され
る条件とし、一方A群は冷却筒内の温度をガラス転移温
度以下に十分に低くする必要が有り、この条件を欠くと
風合い的に好ましくなくなる。すなわち、A群の熱処理
条件、例えば処理温度が90℃とガラス転移点(Tg)
領域に近い場合には、繊維配向のみ進んで熱セットがさ
れないため、伸度は通常延伸された糸条と同じ位低くな
る傾向を示すが、配向は高く比重が極端に低くなるっ
て、高収縮率であっても風合が硬くなる。しかも、冷延
伸的に配向されるので配向分布も均一でなくなるため、
不規則な未延伸状態が存在し、このような状態で混繊し
ても、収縮率が高すぎる織物ができてしまう(比較例
2)。
【0048】また、加熱処理筒を加熱しない場合は、当
然、A群・B群とも、紡糸速度に依存する形になるた
め、物性差が生じない(比較例3)。同様に、加熱筒の
温度を上げて、150℃以上に設定した場合でも、A群
を冷却しなければ、当然のこととして、A群及びB群と
も延伸・熱セットを施された均一な延伸糸が得られるだ
けで、物性差が生じないため風合的には、何等変わった
ところがない織物となった(比較例4)。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】[実施例5〜9、比較例5]ベースポリマ
ーに対してPMMAを1.8重量%添加した、固有粘度
が0.64のポリエチレンテレフタレートチップ(但し
比較例5はPMMA無添加)を溶融温度295℃で溶融
し、糸条A群の紡糸口金吐出孔径が0.4mmΦ、糸条
B群の紡糸口金吐出孔径が実施例1で使用したと同一の
0.2mmΦで、ホール数は糸条A群、B群いずれも3
6ホールの紡糸口金を用いて、それぞれの紡糸口金から
溶融吐出した後、口金面より10mm下の雰囲気温度
(口金の中心位置から±5mm位置での温度測定)が2
50℃となるように口金下加熱を施す以外は、実施例1
で使用したと同じ装置を用いて、表3記載の条件で紡糸
混繊した。得られた混繊糸は、そのまま織物となして評
価を行った。結果を表4に示す。なお、風合に関して
は、得られた織物の手触りで判断し、軟らかなタッチの
あるものを◎、通常のものと大差ないものを○、硬く薄
く感じるものを×とした。
【0052】本発明方法で製造した混繊糸(実施例5〜
8)は、十分な伸度差から滑らかなタッチを呈してお
り、色調も濃淡のある杢調が見られ、従来の6000〜
7000m/分程度で紡糸混繊された混繊糸と比較して
優れた性能を発現している。特に、糸条A群とB群との
紡糸口金孔径が大きくなると伸度差が拡大し、さらに柔
らかな風合を発現していることがわかる。これに対し
て、PMMAを添加せずに5000m/分で引取った場
合には、ペーパーライクで硬い風合の織物しか得られな
かった(比較例5)。
【0053】
【表3】
【0054】
【表4】
【0055】
【発明の効果】本発明の方法によれば、異種ポリマーを
ポリエステル中に配合すると共に、一方の糸条群は開繊
状態で非接触加熱処理を施し、他方の糸条群は実質的に
加熱処理を施さないで、2500m/分以上の速度で同
時に引取った後に合糸混繊しているので、品質に優れた
混繊糸が安定かつ効率よく得られ、しかもこの混繊糸か
らは優れた嵩高性、杢調、表面タッチ等を呈する織物が
得られ、工業的価値は極めて大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するために使用される装置の1例
を示す模式略線図である。
【符号の説明】 1A A群用の紡糸口金 1B B群用の紡糸口金 2A マルチフィラメント群(糸条A群) 2B マルチフィラメント群(糸条B群) 3 紡糸冷却装置 4 冷却筒 4A 冷却筒の糸条出側開口 5 加熱処理筒 5A 加熱処理筒の糸条出側開口 6A,6B 油剤付与装置 7 交絡付与装置 8,9 引取りローラー 10 巻取機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D02J 1/22 D02J 1/22 P (72)発明者 岩下 建二 愛媛県松山市北吉田町77番地 帝人株式会 社松山事業所内 Fターム(参考) 4L035 AA09 BB33 BB52 BB56 DD15 EE06 FF07 4L036 MA05 MA33 PA05 PA12 PA17 PA33 PA46 UA01 4L045 AA05 BA03 BA45 BA60 CA25 CB09 CB13 CB17 DA15 DA23 DA24 DA44 DC02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステル成分からなるベース・ポリ
    マーに、該ベース・ポリマーとは異なるポリマーを0.
    3〜5.0重量%の範囲で添加し、同一パックより溶融
    吐出し、紡出したポリエステルマルチフィラメントから
    なる糸条群を一旦ガラス転移温度以下に冷却した後、該
    糸条群を2群に分け、一方の糸条群には開繊状態で雰囲
    気温度120℃以上のもと非接触の加熱処理を施すが、
    他方の糸条群には加熱処理を施さない状態となし、次い
    で各糸条群を2500m/分以上の速度で同時に引取っ
    て合糸混繊することを特徴とするポリエステル混繊糸の
    製造法。
  2. 【請求項2】 加熱処理が施されない糸条群の紡出口金
    孔径が、開繊状態で加熱処理が施される糸条群の紡出口
    金孔径の1.5倍以上である請求項1記載のポリエステ
    ル混繊糸の製造法。
  3. 【請求項3】 合糸混繊した後、さらに延伸、熱処理及
    び/又は仮撚を施す請求項1又は2記載のポリエステル
    混繊糸の製造法。
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