JP2000219047A - 自動車用ウエザーストリップ - Google Patents

自動車用ウエザーストリップ

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JP2000219047A
JP2000219047A JP11021686A JP2168699A JP2000219047A JP 2000219047 A JP2000219047 A JP 2000219047A JP 11021686 A JP11021686 A JP 11021686A JP 2168699 A JP2168699 A JP 2168699A JP 2000219047 A JP2000219047 A JP 2000219047A
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JP
Japan
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lip
metal foil
glass
weather strip
door
Prior art date
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Pending
Application number
JP11021686A
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English (en)
Inventor
Takeomi Takamiya
武臣 高宮
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Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断面形状を複雑にすることなく、遮音性能を
向上させる。ゴム材料の縮みによるリップの波打ちを防
止する。 【解決手段】 グラスラン10に、ドアガラス12の車
室内側と車室外側の各周縁部に密接するインナリップ1
5とアウタリップ16を設ける。インナリップ15とア
ウタリップ16に金属箔18を埋設する。金属箔18は
密度が高く、しかも、非常に薄いため、外部騒音の侵入
を確実に阻止することができるうえ、ドアガラス12の
摺動抵抗の増加を来さない。また、インナリップ15や
アウタリップ16のゴム材の縮みは金属箔18によって
抑えられ、波打ちが生じなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の開口部とド
アガラス等の可動部材の間をシールする自動車用ウエザ
ーストリップに関し、とりわけ、走行時等における遮音
性能を向上させるべく改良を施した自動車用ウエザース
トリップに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のドアサッシュ部分とドアガラスの
間にはウエザーストリップとしてのグラスランが介装さ
れ、このグラスランによってドアガラスを閉じたときの
気密が図られている。このグラスランとしては、例え
ば、図3,図4に示すようなものが従来より案出されて
いる。
【0003】同図に示すグラスラン1は、全体がゴム材
料によって押出形成されると共に、断面略コ字状のグラ
スラン基体2がドアサッシュ3のチャンネル部4に嵌着
固定されるようになっている。グラスラン基体2の車内
側壁と車外側壁には、グラスラン基体2の底壁方向に傾
斜したインナリップ5,5aとアウタリップ6が突設さ
れ、これらのリップ5,5aと6によってドアガラス7
の車室内側Iと車室外側Oの各周縁部をシールするよう
になっている。
【0004】そして、インナリップ5,5aは、グラス
ラン基体2の車内側壁の先端部と、それよりも僅かに底
部よりに離間した位置に夫々突設され、ドアガラス7の
車室内側Iの周縁部を二段階にシールするようになって
いる。これはドアガラス7を閉じた状態において、外部
の騒音等が図4中の矢印で示すように同ガラス7の端面
を回り込んで車室内側Iに入り込むのを阻止するための
もので、二重のインナリップ5,5aによって遮音性の
向上を図ったものである。
【0005】尚、この類似技術は、例えば、実開平2-
91020号公報等に示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のグラスラン1(ウエザーストリップ)においては、
インナリップ5,5aを二重にすることによって遮音性
の向上を図っているため、断面形状が複雑になり製造が
難しくなるうえ、ドアガラス7との接触抵抗が増大する
ことから、ガラス昇降時の摺動抵抗が増大するという不
具合がある。
【0007】また、一般にウエザーストリップを押出成
形する際にはゴム材料の縮みによる波打ちが各部に現れ
易く、この波打ちがシール用のリップ等に現れるとシー
ル性能の低下をもたらす。このため、シール用のリップ
に材料の縮みによる波打ちが現れることのないウエザー
ストリップの案出が望まれている。
【0008】そこで本発明は、断面形状を複雑にするこ
となく確実に遮音性能の向上を図ることができ、しか
も、ゴム材料の縮みによるリップの波打ちをも同時に無
くすことのできる自動車用ウエザーストリップを提供し
ようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、車両の開
口部とその開口部に対して昇降または開閉する可動部材
との間を弾性変形可能なリップによってシールする自動
車用ウエザーストリップにおいて、前記リップに金属箔
を埋設するようにした。
【0010】この発明の場合、金属箔は肉薄であるもの
の密度が高いため、可動部材の端面を回り込んで車室内
側に侵入しようとする外部の騒音はリップ内の金属箔に
よって確実に遮断される。また、金属箔はゴム材料の押
出成形時に口金部分に送り込むことでリップ内に埋設す
ることができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ドアサッシュに取り付けられてそのド
アサッシュと昇降ガラスの間をシールする自動車用ウエ
ザーストリップであって、ドアガラスの車室内側の周縁
部に密接するインナリップと、ドアガラスの車室外側の
周縁部に密接するアウタリップに金属箔を夫々埋設し、
この両金属箔に、ドアガラスを挟んで互いに引き合う磁
性を付与するようにした。
【0012】この発明の場合、金属箔を埋設したインナ
リップとアウタリップはドアガラスを挟んで常時互いに
引き合うため、ドアガラスの周縁部に対して常時確実に
密接する。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】まず、図1に示す第1の実施の形態につい
て説明する。
【0015】図中10は、本発明にかかる車両用ウエザ
ーストリップとしてのグラスランであり、11は、プレ
スタイプドアのドアサッシュ(本発明における車両の開
口部)、12は、ドアサッシュの垂立辺(図示せず)に
沿って昇降可能に設けられたドアガラス(本発明におけ
る可動部材)である。
【0016】グラスラン10のグラスラン基体13は断
面略コ字状に形成され、ドアサッシュ11のチャンネル
部14に嵌着固定されている。このグラスラン基体13
の車内側壁と車外側壁の各先端部には、ドアガラス12
の車室内側と車室外側の周縁部に夫々密接するインナリ
ップ15とアウタリップ16がグラスラン基体13の底
壁方向に傾斜して突設されている。また、グラスラン基
体13の底壁にはドアガラス12の端面に密接する底部
リップ17が突設されている。
【0017】そして、これらの各リップ15,16,1
7には、0.01〜0.3mm程度の厚みを持つステンレ
ス,鉄等から成る金属箔18が埋設され、この金属箔1
8によってリップ15,16,17部分からの騒音の透
過を阻止するようになっている。この金属箔18の材料
選定にあたってはドアガラス12の密度が約2.54g/c
m3であることを考慮に入れ、このガラス以上の密度を持
つ金属材料を選定することが望ましい。
【0018】このグラスラン10は基本的にゴム材料の
押出しによって形成されるが、その押出成形時に、口金
の各リップ成形部に長尺に成形した金属箔18を送り出
すことによって各リップ15,16,17内に容易に金
属箔18を埋設することができる。そして、グラスラン
10は押出成形の後にゴム材料の縮みによって各部に波
打ち等を生じることがあるが、このグラスラン10にお
いては各リップ15,16,17部分に金属箔18が埋
設されることから、リップ15,16,17部分に波打
ちを生じることがなくなる。したがって、各リップ1
5,16,17は常時安定してドアガラス12に密接す
る。
【0019】また、インナリップ15とアウタリップ1
6に埋設される各金属箔18は、グラスラン10の製品
状態で互いの対向面が引き付け合うように磁性が付与さ
れている。
【0020】このように金属箔18を埋設した各リップ
15,16,17は、ドアガラス12の上昇時にドアガ
ラス12の周縁部と端面に対して夫々密接するが、金属
箔18の厚みが極めて薄いことから、ドアガラス12の
摺動抵抗の増大をもたらすことはない。尚、各リップ1
5,16,17の付け根部には、ドアガラス12が密接
する際の反力を小さくするためにノッチ19が設けられ
ている。
【0021】そして、このグラスラン10はドアガラス
12に密接する各リップ15,16,17に金属箔18
が埋設されていることから、外部の騒音が図1中の矢印
で示すようにドアガラス12の端面方向に回り込んで車
室内に入り込もうとしても、これらのリップ15,1
6,17によって侵入を確実に阻止される。尚、ここで
説明した実施の形態ではインナリップ15とアウタリッ
プ16の他に金属箔18を埋設した底部リップ17を設
けたが、底部リップ17を設けなくても前述した従来の
ものと同等以上の遮音性能を確保することができる。
【0022】また、このグラスラン10においては、イ
ンナリップ15とアウタリップ16に埋設する金属箔1
8に互いに引き合う磁性を付与してあるため、ドアガラ
ス12を閉じた状態においてこれらの各リップ15,1
6はドアガラス12の周縁部に対して互いの吸引力でも
って確実に密接する。したがって、このことから遮音性
能もより高まる。
【0023】尚、以上ではグラスランを例に説明した
が、本発明のウエザーストリップはこれに限るものでな
く、例えば、図2に示すようにボディサイドのウエザー
ストリップ20に適用することもできる。このウエザー
ストリップ20の場合、ドアパネル21に密接する中空
リップ22からウエルト部23にまたがる部分に金属箔
18を埋設してあり、この金属箔18の作用によってド
アパネル21の周域からの外部騒音の侵入を遮断する。
【0024】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
車両の開口部と可動部材の間をシールするシールリップ
に金属箔を埋設するようにしたため、断面形状を複雑に
することなく、可動部材の周域を回り込む騒音の侵入を
確実に防止することができ、しかも、製造時におけるリ
ップ部分の縮みを金属箔によって抑え、この縮みに起因
したリップの波打ちを確実に無くすことができる。そし
て、金属箔はゴム材料の押出成形時にゴム材料と共に口
金部分に送ることによって極めて容易にリップ内に埋設
することができ、従来のものに比較して製造も容易にな
る。
【0025】請求項2に記載の発明は、インナリップと
アウタリップに金属箔を夫々埋設し、この両金属箔に、
ドアガラスを挟んで互いに引き合う磁性を付与するよう
にしたため、インナリップとアウタリップが金属箔の磁
性による吸引作用によって常時ドアガラスに確実に密接
するようになり、遮音性がより一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す断面図。
【図3】車両の側面図。
【図4】従来の技術を示す図3のA−A線に沿う断面
図。
【符号の説明】
10…グラスラン(ウエザーストリップ) 11…ドアサッシュ(開口部) 12…ドアガラス(可動部材) 15…インナリップ(リップ) 16…アウタリップ(リップ) 17…底部リップ(リップ) 18…金属箔 20…ウエザーストリップ 21…ドアパネル(リップ) 22…中空リップ(リップ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の開口部とその開口部に対して昇降
    または開閉する可動部材との間を弾性変形可能なリップ
    によってシールする自動車用ウエザーストリップにおい
    て、 前記リップに金属箔を埋設したことを特徴とする自動車
    用ウエザーストリップ。
  2. 【請求項2】 ドアサッシュに取り付けられてそのドア
    サッシュと昇降ガラスの間をシールする自動車用ウエザ
    ーストリップであって、ドアガラスの車室内側の周縁部
    に密接するインナリップと、ドアガラスの車室外側の周
    縁部に密接するアウタリップに金属箔を夫々埋設し、こ
    の両金属箔に、ドアガラスを挟んで互いに引き合う磁性
    を付与したことを特徴とする請求項1に記載の自動車用
    ウエザーストリップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102224029A (zh) * 2008-09-05 2011-10-19 汉高股份有限及两合公司 使用高阻尼泡沫的边缘包封面板

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102224029A (zh) * 2008-09-05 2011-10-19 汉高股份有限及两合公司 使用高阻尼泡沫的边缘包封面板
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