JPH03295721A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は自動車の開口に沿って取付けられるウェザスト
リップに関するものである。

［従来技術］ 第３図に示すように、自動車ドア１のウィンド開口を形
成するドアフレーム１０の内周にはこれに沿ってウェザ
ストリップ５Ａが取付けられ、また第６図に示すように
車体２のドア開口にはこれに沿ってウェザストリップ５
Ｂが取付けられている。そしてこれ等のウェザストリッ
プとして、開口に沿って形成したフランジに組付けられ
る断面Ｕ字形のトリム部と、トリム部の車外側の側面に
形成したシール部を備えたものが一般に用いられている
。

第４図はドア用のウェザストリップ５Ａの構造を示すも
ので、トリム部５１はドアフレーム１０のフランジ３に
組付けられ、シール部５２は開閉部材たるドアガラス４
を閉じたときにその周縁により押上げられる。トリム部
５１には分離タイプの芯材５６が埋設しである。

ところで、このウェザストリップ５Ａをコーナ部Ｃ（第
３図）でトリム部５１の開口側を外径側として曲げると
、第５図に示すように内径側の底面を中心軸ａ１として
曲げられる。このため外径側に引張り力が作用してシー
ル部５２は矢印方向、即ち内径側へ−倒れ込む。このた
めにシール線にずれが生じ、かつドアフレーム１０との
間に隙間ｄが発生し、シール性低下の原因となる。

第７図はドア開口のウェザストリップ５Ｂを示すもので
、トリム部５１は車体２のドア開口のフランジ３に組付
けられ、シール部５２はドアを閉じたときにドアの外周
部で押付けられる。このウェザストリップ５Ｂもコーナ
部Ｃ２（第６図）で曲げると、内径側の曲げ中心軸ａ２
を中心に曲げられるからシール部５２は本来は破線に示
す形状であったものが、実線に示すように矢印方向、即
ち内径側へ倒れ込む。またトリム部５１の一端に形成し
たボデーシールリップ５４にも倒れ込みが生じる。これ
等の倒れ込みはシール性能上好ましくない。

［本発明が解決しようとする課題］ 本発明は上記の実情に鑑み、断面Ｕ字形で分離タイプの
芯材を埋設したトリム部と、その車外側の側面に形成し
たシール部を備えたウェザストリップにおいて、ウェザ
ストリップを取付はコーナ部に沿って曲げても、シール
部に倒れ込みが生じない構造とすることを課題としてな
されたものである。

［課題を解決するための手段］ 本発明は第１図に例示するように、トリム部５１には、
ドアガラス４等の開閉部材を閉じたときの開閉部材とシ
ール部５２とのシール点Ｓを通るウェザストリップ幅方
向の軸線ａの近傍位置に、芯材５６とは非接触で、ウェ
ザストリップ長手方向に伸びる線材６を埋設したことを
特徴とする。

［作用効果］ ウェザストリップをコーナ部に沿って曲げたときトリム
部は線材が埋設された軸線ａを中心軸として曲げられる
。従ってシール部には倒れ込みが生ぜず、シール線にず
れが生じない。またシール部とウェザストリップ取付部
材との間に隙間が生じない。なお、線材を芯材に固着す
ると、線材位置でのトリム部の曲げ性が阻害されるので
、線材は芯材に対して非接触とする。

［実施例］ 第１図は本発明をドアフレーム１０に取付けるウェザス
トリップ５Ａに適用した実施例を示す。

ウェザストリップ５Ａは押出成形体で、ソリッドゴムの
トリム部５１と、シール壁５２０をスポンジゴムとした
中空状のシール部５２を備えている。トリム部５１は断
面Ｕ字形をなし、その中に同じく断面Ｕ字形の多数の芯
材片を所定の間隔で配列してなる分離タイプの芯材５６
が埋設されている。このトリム部５１はドアフレーム１
ｏに形成したフランジ３に沿って組付けられる。

シ一部５２はトリム部５１の両側壁のうち、組付状態で
車外側となる側壁のトリム開口端に形成してあり、その
シール壁５２０は閉じたときのドアガラス４の周縁で押
上げられる。このときのシール壁５２０とドアガラス４
のシール点はＳの位置となり、シール点Ｓはウェザスト
リップ長手方向に連続するシール線を形成する。

トリム部５１には、その車外側の側壁、即ちシール部５
２側の側壁に、線材６が埋設してあ。線材６は上記シー
ル点Ｓを通るウェザストリップ幅方向の軸線ａ上に位置
せしめてあり、ウェザストリップ長手方向に伸びている
。線材６は芯材５６とは固着せず、非接触としである。

線材６としては、ナイロン、ポリエステル、ポリアミド
等の合成樹脂線材が好適に用いられ得る。線材６はウェ
ザストリップ５Ａと一体押出成形される。

このように線材６を埋設したウェザストリップ５Ａにお
いて、フランジ３に組付ける時トリム部５１をドアフレ
ーム１０のコーナ部ＣＩ　（第３図）に沿って曲げると
、線材６が位置する上記軸線ａを中心軸として曲げられ
る。従ってシール部５２のシール点近傍位置ではほとん
ど変形は生じない。

しかして、コーナ部を含むウェザストリップ全長にずれ
のないシール線が得られるのである。また同時に、ドア
フレーム１０との間に第５図に示すような隙間ｄは生じ
ない。

第２図は本発明を車体のドア開口に取付けるウェザスト
リップ５Ｂに適用した実施例を示す。

車体２の開口に形成したフランジ３に組付けられる断面
Ｕ字形のトリム部５１の車外側の側面中央部には中空状
のシール部５２が形成しである。

またトリム部５１の車外側の端部にはボデーシールリッ
プ５４が形成しである。トリム部５１には分離タイプの
芯材５６が埋設しである。またトリム部５１のシール部
５２側の側壁には、シール部５２とドアとのシール点Ｓ
を通るウェザストリップ幅方向軸線ａ上位置に、芯材５
６とは非接触で線材６が埋設しである。

このウェザストリップ５Ｂをフランジ３に組付けるとき
、車体のドア開口のコーナ部（第６図のＣ２部）で曲げ
ると、トリム部５１は軸線ａを中心軸として曲げられる
。従って、シール部５２はほとんど変形せず、シール線
にずれが生じない。

また、ボデーシールリップ５４は、従来のウェザストリ
ップよりも曲げ中心軸が近い位置となるので、倒れ込み
は緩和され、ボデーパネル２との間のシール性は充分に
確保される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はそれぞれ、本発明のウェザストリ
ップの第１および第２の実施例を示す断面図、第３図は
自動車ドアの正面図、第４図および第５図はそれぞれ第
３図のＩＶ　−ＩＶ線およびＶ−Ｖ線に沿う位置での従
来のウェザストリップの断面図、第６図は車体のドア開
口の正面図、第７図は第６図の■−■線に沿う位置での
従来のウェザストリップの断面図である。 １・・・・・・ドア（開閉部材） １０・・・・・・ドアフレーム ２・・・・・・車体 ３・・・・・・フランジ ４・・・・・・ドアガラス（開閉部材）５Ａ、５Ｂ・・
・・・・ウェザストリップ５１・・・・・・トリム部 ５２・・・・・・シール部 ５４・・・・・・ボデーシールリップ ５６・・・・・・芯材 ６・・・・・・線材 Ｓ・・・・・・シール点 ａ・・・・・・軸線（曲げ中心軸） ａｌ、Ｃ２・・・・・・従来の曲げ中心軸第１図 第２図 第３図 第４図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 自動車の開口に沿って取付けられるウエザストリップで
   あって、上記開口に沿って形成したフランジに組付けら
   れる断面Ｕ字形のトリム部と、トリム部の車外側の側面
   に形成され上記開口を開閉する開閉部材の外周が押付け
   られるシール部を備え、上記トリム部に分離タイプの芯
   材を埋設したウエザストリップにおいて、上記トリム部
   には、上記開閉部材を閉じたときの上記シール部とのシ
   ール点を通るウエザストリップ幅方向の軸線近傍位置に
   、上記芯材と非接触で、ウエザストリップ長手方向に伸
   びる線材を埋設したことを特徴とする自動車用ウエザス
   トリップ。