JP2000218964A - 配送管理ラベル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配送管理ラベルの使用時に、配送ラベルと帳
票とのマッチングミスをなくすとともに、配送ラベルを
商品の配送用箱に貼着する際の対応付けを容易にする。 【解決手段】 配送管理ラベル１は、裏面側に粘着剤２
を設け、この粘着剤２を剥離紙３で被覆してなる貼着部
材４の表面側に、配送票５を接着剤７で剥離可能に貼着
してなる配送ラベル８の一端側に、表面側に情報記載欄
を有する第１の帳票２２と、この第１の帳票２２の下位
に裏面側に情報記載欄を有する第２の帳票２３を重ね合
わせて糊２４で分離可能に線綴じしてなる帳票組２５
を、第１の帳票２２を貼着部材４に切り用ミシン目２６
を介して連接することにより分離可能に一体化してな
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、商品の配送管理に
用いるラベルに関し、特に、配送ラベルに帳票組を一体
化してなる配送管理ラベルに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種配送管理ラベルは、配送ラ
ベルと帳票とを別体に構成しており、配送ラベルと帳票
に対する印字を各別に行ったうえ、使用するまで各別に
保管している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このため、従来例によ
ると、使用時に、各別に印字し、保管していた配送ラベ
ルと帳票とのマッチングミスを生じたり、配送ラベルを
商品の配送用箱等に貼着する際の対応関係の確認に手間
取るという不都合がある。本発明は、この不都合を解消
した配送管理ラベルを提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本願の請求項１に記載した配送管理ラベルは、裏面側
に粘着剤を設け、この粘着剤を剥離紙で被覆してなる貼
着部材の表面側に、配送票を剥離可能に貼着してなる配
送ラベルの一端側に、表面側に情報記載欄を有する第１
の帳票と、この第１の帳票の下位に裏面側に情報記載欄
を有する第２の帳票を重ね合わせてなる帳票組を、分離
可能に一体化してなるものである。

【０００５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付図面に基づいて詳細に説明する。ここにおいて、図
１は配送管理ラベルの平面図、図２は図１のＡ−Ａ線断
面図である。

【０００６】図１及び図２に示すように、配送管理ラベ
ル１は、裏面側に粘着剤２と剥離紙３とを設けてなる貼
着部材たる貼着片４の表面側に、配送票たる配達票５と
管理票６を接着後に剥離可能な接着剤７によって剥離可
能に貼着してなる配送ラベル８を有している。

【０００７】図１に示すように、配達票５の表面側に
は、「配達票」なる標題９とともに、伝票番号記入欄１
０、届け先記入欄１１、品名記入欄１２、サイズ記入欄
１３、受領印捺印欄１４を設け、また、商品取扱会社の
住所、名称を印刷した商品取扱会社表示１５を設けてい
る。さらに、管理票６の表面側には、伝票番号記入欄１
６、受付年月日記入欄１７，届け先記入欄１８、品名記
入欄１９、サイズ記入欄２０、商品取扱会社表示２１を
設けている。

【０００８】配送ラベル８の一端側には、切り用ミシン
目２６を介して帳票組２５を分離可能に一体化してな
る。図２に示すように、この帳票組２５は、第１の帳票
たる納品書２２と、この納品書２２の下位に重ね合わせ
た第２の帳票たる納品書控え２３とを、一端側で線状に
塗布した糊２４で分離可能に綴じ合わせてなり、前記納
品書２２を切り用ミシン目２６を介して貼着片４に連接
することにより、前記配送ラベル８に分離可能に一体化
したものである。

【０００９】図１に示すように、納品書２２の表面側に
は、「納品書」なる標題２７とともに、情報記載欄とし
て注文番号記入欄２８、注文者名記入欄２９、配送先記
入欄３０、受注年月日記入欄３１、納品商品明細記入欄
３２を設け、また、商品取扱会社の住所、名称を印刷し
た商品取扱会社表示３３を設けている。さらに、図示し
てはいないが、納品書控え２３の裏面側（納品書２２と
は反対面側）には、前記納品書２２を幅方向に表裏反転
した状態で対応する各位置に、前記納品書２２と同様
に、「納品書控え」なる標題とともに、情報記載欄とし
て注文番号記入欄、注文者名記入欄、配送先記入欄、受
注年月日記入欄、納品商品明細記入欄を設け、また、商
品取扱会社表示を設けている。

【００１０】次に、上述のように構成した配送管理ラベ
ル１の使用方法を説明する。まず、配送管理ラベル１の
表面側（図１図示側）に、あらかじめ印字データを入力
したコンピュータに連動するノンインパクトプリンタ、
例えば電子写真式プリンタで、所定情報を印字する。

【００１１】すなわち、配達票５と管理票６の各伝票番
号記入欄１０，１６には伝票番号を、各届け先記入欄１
１，１８には商品配送先の住所、氏名あるいは名称を、
各品名記入欄１２，１９には配送商品名を、各サイズ記
入欄１３，２０には必要に応じて商品サイズを、管理票
６の受付年月日記入欄１７には受付年月日を、それぞれ
印字する。またこれと同時に、納品書２２の注文番号記
入欄２８には注文番号を、注文者名記入欄２９には注文
者の氏名あるいは名称を、配送先記入欄３０には商品配
送先の住所を、受注年月日記入欄３１には受注年月日
を、納品商品明細記入欄３２には配送する商品の保管棚
番号、商品数、商品名、単価及び合計金額を、それぞれ
印字する。

【００１２】続いて、配送管理ラベル１を幅方向に表裏
反転し、納品書控え２３の裏面側に設けた注文番号記入
欄、注文者名記入欄、配送先記入欄、受注年月日記入
欄、納品商品明細記入欄の各記入欄（いずれも図示せ
ず）に、納品書２２の対応する各記入欄２８，２９，３
０，３１，３２と同一内容を印字する。

【００１３】印字作業が終了した後、納品書２２の印字
内容に基づいて該当する商品を指定数量だけ保管棚から
取り出して配送用箱（図示せず）に収納する。そして、
切り用ミシン目２６を破断して配送ラベル８と帳票組２
５を分離するとともに、納品書２２と納品書控え２３を
分離し、前記納品書２２は商品とともに配送用箱に収納
する一方、納品書控え２３は商品取扱会社が控えとして
保管する。また、配送ラベル８は、裏面側の剥離紙３を
剥離し、露出した粘着剤２によって、貼着片４を配達票
５及び管理票６とともに配送用箱の見やすい適所に貼付
する。この状態で配送用箱は商品取扱会社から運送会社
に渡される。

【００１４】運送会社では、管理票６を貼着片４から剥
離して保管し、配送管理に使用する一方、配達票５に基
づいて配送作業を行う。そして、配送先では、配達票５
を貼着片４から剥離して、受領印捺印欄１４に配送先の
受領印の捺印を受け、この配達票５を運送会社へ持ち帰
って作業を終了する。

【００１５】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、例えば、納品書２２と納品書控え２
３は、糊２４による線綴じではなく、接着後に剥離可能
な接着剤により全面的に、あるいは幅方向や天地方向の
両端部において、剥離可能に接着してもよい。また、帳
票組２５は、納品書２２と納品書控え２３の組み合わせ
に限られず、配送ラベル８も、配達票５と管理票６に限
られない。

【００１６】さらに、配送ラベル８と帳票組２５の分離
可能な一体化は、第１の帳票である納品書２２を貼着部
材である貼着片４に切り用ミシン目２６を介して連接す
るのではなく、納品書２２を貼着片４裏面側に分離可能
に綴じ合わせたり、第２の帳票である納品書控え２３を
貼着片４に切り用ミシン目２６を介して連接してもよい
ものである。またさらに、配送管理ラベル１の表裏面に
対する印字を、両面プリンタを使用して行えば、配送管
理ラベル１を表裏反転することなく、一度の印字動作で
完了することができる。

【００１７】

【発明の効果】以上説明したところで明らかなように、
本発明の請求項１に記載した配送管理ラベルによれば、
印字複写することなく、表裏面に各別に印字するので、
ノンインパクトプリンタを用いて印字できるとともに、
鮮明な印字をすることができ、また、配送ラベルと帳票
組の印字内容にマッチングミスが生ずる虞がなく、さら
には、配送ラベルの貼付時における帳票との対応付けに
も手間取ることがなく、ミスを生じる虞もないという効
果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】配送管理ラベルの平面図。

【図２】図１のＡ−Ａ線断面図。

【符号の説明】

１ 配送管理ラベル ２ 粘着剤 ３ 剥離紙 ４ 貼着片 ５ 配達票 ６ 管理票 ７ 接着剤 ８ 配送ラベル ２２ 納品書 ２３ 納品書控え ２４ 糊 ２５ 帳票組 ２６ 切り用ミシン目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 裏面側に粘着剤を設け、この粘着剤を剥
   離紙で被覆してなる貼着部材の表面側に、配送票を剥離
   可能に貼着してなる配送ラベルの一端側に、表面側に情
   報記載欄を有する第１の帳票と、この第１の帳票の下位
   に裏面側に情報記載欄を有する第２の帳票を重ね合わせ
   てなる帳票組を、分離可能に一体化してなることを特徴
   とする配送管理ラベル。