JP2005125599A - ラベル帳票 - Google Patents

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Abstract

【課題】配送伝票と配送書類を一体化でき、かつNIP印字適性に優れたラベル帳票を提供する。
【解決手段】台紙11−1の上に上紙11−2を貼合してシート体11を作製し、このシート体11上にラベル部P1と帳票部P2を連設する。ラベル部P1は台紙11−1表面の剥離剤層14と上紙11−2裏面の粘着剤層24で剥離可能に接着するとともに、帳票部P2は折り線(またはミシン目)13で伝票記載片P21と情報記載片P22に区画して、伝票記載片P21では上紙11−2裏面の粘着剤層24で完全接着し、情報記載片P22では台紙11−1表面の粘着剤層16と上紙11−2裏面の剥離剤層26で剥離可能に接着する。そして、隠蔽情報記載欄32は伝票記載片P21の台紙11−1裏面に設けるものとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に通信販売業界,百貨店業界,運輸業界で使用される配送伝票として好適なラベル帳票に関する。
図11に示したように、例えば通信販売で注文された商品を発送する場合、発送者は商品の流れを管理するために商品を梱包したケース1の外側に配送伝票2を貼付して発送している。また、商品と一緒に納品書3などの必要書類を配送することがあるが、納品書3には請求金額の明細のように他人に知られたくない内容も含まれているので、配送時には外部から判読できないようにしなければならない。
そこで、従来は納品書3を封入した封筒4をケース1の外側に貼付するか、またはケース1の中に同封して配送する方法が採られている。そして、配送業者はケース1を配達し終えると、配送伝票2の配達票2bに受取人の捺印またはサインをもらい、配達票2bを貼付票2aから切り離して配達控えとして持ち帰るものとしている。
ところで、配送伝票2に記載される情報と納品書3に記載される情報は、配送先,配送元,商品名のように共通する内容が多く含まれており、発送者にとっては印刷効率やデータマッチング等の観点から配送伝票2と納品書3を同時に印字できるようにしたいという要望がある。また、配送時に掛かる諸費用を負担する発送者にとっては、配送伝票2,納品書3,および封筒4という3つの媒体を用意するよりも配送伝票2と納品書3を一体化して作製した方が材料コストを削減できるので望ましい。
その一方で、近年では配送伝票とその他の必要書類とを一体化した帳票がいくつか提案されている。
例えば、特許文献1には3つ折り形式の送り状が開示されている。この送り状は、宛名記載部となる上片と、返信用葉書となる中片と、商品情報記載部となる下片がミシン線を介して連接されている。また、上片の端部にはミシン線を介して裏面側に両面粘着テープを貼付した貼着部が設けられており、下片の端部にはミシン線を介して配送情報が記載される配送記録片が設けられている。そして、使用時には3つ折りして紙間を擬似接着した送り状を両面粘着テープでケースに貼り付けて配達し、配達先で配送記録片を送り状から切り離して持ち帰るものとしている。
また、特許文献2には、折り畳み式の配送伝票が開示されている。この配送伝票は、貼付票と配達票がスリットを介して分離可能に連接されている。また、配達票の端部には領収票と入金票が折り兼切り用ミシン目を介して連接されており、領収票と入金票は配達票の上に折り重ねて端部の接着剤で貼り合わされている。さらに、貼付票と配達票の裏面に再剥離型接着層を介して剥離可能に貼着シートが接着され、貼着シートの裏面に接着層を介して剥離紙が貼付されている。そして、使用時には剥離紙を剥がしてケースに貼り付けて配達し、配達先で配達票を貼付票から切り離し、さらに配達票から切り離した領収票を受取人に手渡すものとしている。
特開2000−177277号公報
特開2001−121843号公報
上述したように、特許文献1に開示された送り状では配送伝票から返信用葉書と商品情報記載部をそれぞれ分離でき、特許文献2に開示された配送伝票では配送伝票から領収票と入金票をそれぞれ分離できることから、配送伝票とその他の書類とを一体化した帳票としての利用価値は高い。
しかしながら、特許文献1に開示された送り状にあっては上片の裏面端部に両面粘着テープを貼付した貼着部が設けられており、また特許文献2に開示された配送伝票にあっては貼付票と配達票の裏面に貼着シートと剥離紙が貼付されていることにより、一枚帳票で構成された配送伝票の紙面に段差ができてしまう。このため、配送伝票とその他の書類に共通する情報をノンインパクトプリンタ(以下「NIP」という)で同時に印字する場合に、この段差が原因でトナーを安定して転写させることができず、トナーの転写ムラによる印字抜けやかすれ等の印字不良が発生してしまい、NIP印字適性が得られないという欠点がある。また、この段差が原因でプリンタ内での搬送トラブルが発生することも考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、配送伝票と配送書類の一体化を可能にし、かつNIP印字適性に優れたラベル帳票を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために、台紙上に上紙を貼合したシート体にラベル部と帳票部を備えたラベル帳票であって、前記ラベル部は、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されており、前記帳票部は、折り線またはミシン目を介して伝票記載片と情報記載片に区画されて、前記伝票記載片では、上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離不能に完全接着されるとともに、台紙裏面に隠蔽情報記載欄が設けられ、前記情報記載片では、台紙表面の粘着剤層と上紙裏面の剥離剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されていることを特徴とするラベル帳票を提供するものである。
ここで、この発明において使用する台紙と上紙は、ともにNIP印字適性を備えた印刷用紙で構成されていることが好ましい。例えば上質紙,軽量コート紙,コート紙,アート紙等が使用でき、この中でもNIP印字適性に優れた上質紙が好適である。
また、粘着剤層は、例えばアクリル系糊,ゴム系の天然ゴム糊,合成ゴム糊,あるいは天然ゴム糊と合成ゴム糊を混ぜ合わせた糊などの各種の糊類を用紙上に塗工することで形成でき、剥離剤層は、例えば主成分にシリコーンが含有された各種の紫外線硬化型インキを用紙上に印刷して乾燥させることで形成できる。
さらに、この発明において「折り線」とは、用紙にカット加工せずにプレス加工のみを施したミシン目のように、用紙が切断されないようにしつつ用紙を折り曲げ易くした線のことをいう。また、折り線に替えてカット加工を施したミシン目でも良いが、この場合のミシン目はカット部の長さや深さを調節して切断されにくいミシン目にする必要がある。
この発明の構成によると、台紙と上紙がともに印刷用紙で構成されており、かつ台紙裏面と上紙表面にはともに上述した糊類が一切塗工されておらず段差ができないため、シート体の両面にNIP印字が可能になる。そして、台紙にある折り線を谷折りして帳票部をケースに貼り付けることで情報記載片が隠蔽情報記載欄の上に重なるので、印字された情報を外部から判読できないように隠蔽した状態で発送できる。さらに、ラベル部と情報記載片を貼り付けたままの状態で伝票記載片だけをシート体から切り離すことができるので、伝票記載片を配送書類として保管できる。
また、この出願の別発明は、台紙上に上紙を貼合したシート体にラベル部と帳票部を備えたラベル帳票であって、前記ラベル部は、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されており、前記帳票部は、切り取り線を介して伝票記載片と情報記載片に区画されて、前記伝票記載片では、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着され、前記情報記載片では、上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離不能に完全接着されるとともに、台紙裏面に隠蔽情報記載欄が設けられていることを特徴とする複合帳票を提供するものである。
ここで、この発明において「切り取り線」とは、用紙にあらかじめカット部とアンカット部を形成したミシン目のように、カッター等の刃具を使用しなくても用紙を切断できるようにした線のことをいう。
この発明の構成によると、台紙と上紙がともに印刷用紙で構成されており、かつ台紙裏面と上紙表面にはともに上述した糊類が一切塗工されておらず段差ができないため、シート体の両面にNIP印字が可能になる。そして、台紙を裏にして帳票部をケースに貼り付けることで隠蔽情報記載欄が裏面側に位置するので、印字された情報を外部から判読できないように隠蔽した状態で発送できる。さらに、切り取り線を切断すればラベル部と伝票記載片を貼り付けたままの状態で情報記載片だけをシート体から切り離すことができるので、情報記載片を配送書類として保管できる。
また、本発明の一実施態様として、前記伝票記載片が輪郭切り取り線を介して本票と分離票に区画され、分離票の上紙裏面には前記粘着剤層が設けられていない構成を採用することもできる。このような構成によれば、配送業者が分離票を伝票記載片から切り離して配達票として持ち帰ることができ、その際に分離票は台紙の上に重なっているだけの状態なので、台紙から簡単に分離することができる。
本発明に係るラベル帳票によると、配送伝票と配送書類を一体化した1つの媒体で作製でき、かつ配送書類の記載事項を外部から判読できないように隠蔽した状態で発送できるという効果を有する。また、シート体は2枚の用紙を貼合して印字面に段差をなくした構成になっており、NIP印字適性に優れる上に両面に印字が可能であるため、配送伝票と配送書類に記載すべき共通情報を同時に印字して情報のマッチングミスを未然に防ぐことが可能になるという効果を有する。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1ないし図5は第1実施形態のラベル帳票を表わしている。図1に示したラベル帳票Pは、通信販売業者や百貨店業者が商品と一緒に書類を配送する際に、配送伝票と配送書類を一体化して送ることができるようにした帳票である。このラベル帳票Pは、上質紙を使用した台紙11−1の上に同じく上質紙を使用した上紙11−2を重ね合わせて貼合したシート体11で構成されており、シート体11の表裏面、つまり上紙11−2の表面と台紙11−1の裏面の両面にNIP印字が可能になっている。また、ラベル帳票Pは、このシート体11上にラベル部P1と帳票部P2を備えて構成されている。
図2に示したように、台紙11−1は矩形状に成形され、台紙11−1の表裏面には上辺W1の内側に両側辺L1,L2に対して直交する切り取り線12が設けられている。台紙11−1は、切り取り線12を基準として上側に位置する狭い領域がラベル部P1,下側に位置する広い領域が帳票部P2になっている。
切り取り線12と下辺W2との間の長さを略2等分する位置には、両側辺L1,L2に対して直交する折り線13が形成されている。この折り線13は台紙11−1を表面側から見ると山折り線であり、台紙11−1を裏面側から見ると谷折り線である。帳票部P2は、折り線13を基準として上側領域の伝票記載片P21,下側領域の情報記載片P22の2つの紙片に区画される。また、折り曲げ易さを考慮すると、折り線13はカット加工したミシン目でも良いが、この場合のミシン目はカット部の長さや深さを調節して切断されにくいミシン目にする必要がある。
すなわち、本実施形態のラベル帳票Pは、伝票記載片P21を中心にしてその上下両側にそれぞれラベル部P1と情報記載片P22が隣接する配置関係になっている。
ラベル部P1における台紙11−1の表面側には、上辺W1と切り取り線12との間に剥離剤層14が一定の塗布幅で帯状に塗工されている(図2a参照)。剥離剤層14は上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24との接着力を弱めて上紙11−2から台紙11−1を剥がし易くするためのものである。
帳票部P2の伝票記載片P21には、台紙11−1の表裏面を貫通して両側辺L1,L2に対して直交する2本の切り取り線15,15が設けられている(図2a,b参照)。また帳票部P2の情報記載片P22において、台紙11−1の表面側には、下辺W2と折り線(またはミシン目)13との間に粘着剤層16が全面塗工されている(図2b参照)。
図3に示したように、上紙11−2は台紙11−1と同大かつ同一形状に成形され、上紙11−2には台紙11−1上の切り取り線12に相当する位置に切り取り線は設けられていない。
上紙11−2には、台紙11−1上の折り線(またはミシン目)13に相当する位置に両側辺L1,L2に対して直交する切り取り線23が形成される(図3a,b参照)。また帳票部P2の伝票記載片P21は、台紙11−1上の切り取り線15,15に相当する位置に上紙11−2の表裏面を貫通して両側辺L1,L2に対して直交する2本の切り取り線25,25が形成されている。
帳票部P2の情報記載片P22において、上紙11−2の裏面側には下辺W2と切り取り線23との間に剥離剤層26が全面塗工されている(図3b参照)。剥離剤層26は、台紙11−1の表面に塗工された粘着剤層16との接着力を弱めて台紙11−1から上紙11−2を剥がし易くするためのものである。なお、情報記載片P22には上紙11−2を剥離するときの作業性を考慮して、下辺W2に対して直交する切り取り線27が設けられている。
本実施形態では、帳票部P2の伝票記載片P21が本票P211と分離票P212の2つの伝票に区画されている(図3a,b参照)。本票P211は配送伝票の貼付票に、分離票P212は配送伝票の配達票になる。分離票P212の周囲は輪郭切り取り線28で囲まれていて、この輪郭切り取り線28を切断することで本票P211から分離票P212が切り離される。また分離票P212には、2箇所の隅部を切り落として輪郭切り取り線28に繋がるコーナーカット部29,29が設けられており、分離票P212を本票P211から切り離すときに指を掛けて分離票P212を摘まむきっかけになるので、輪郭切り取り線28を容易に切断できるようになっている。
上紙11−2の裏面側には、切り取り線23を基準にした上側領域、つまりラベル部P1と伝票記載片P21に相当する位置に粘着剤層24が塗工されている(図3b参照)。なお、この粘着剤層24は分離票P212に相当する領域には塗工されていない。
そして、台紙11−1の上に上紙11−2を重ね合わせると、台紙11−1と上紙11−2との用紙間の構造は次のようになる。
ラベル部P1では、台紙11−1の表面に塗工された剥離剤層14と上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24とが接触して、台紙11−1と上紙11−2が剥離可能に接着された状態である(図4a参照)。
帳票部P2の伝票記載片P21において、本票P211では上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24によって台紙11−1と上紙11−2が剥離不能に完全接着されている。また分離票P212では上紙11−2の裏面に粘着剤層24が塗工されておらず、台紙11−1の上に上紙11−2が重なっただけの状態になっている(図4b参照)。
帳票部P2の情報記載片P22では、台紙11−1の表面に塗工された粘着剤層16と上紙11−2の裏面に塗工された剥離剤層26とが接触して、台紙11−1と上紙11−2が剥離可能に接着された状態である(図4c参照)。
このような構成からなるラベル帳票Pは、商品管理を行うための配送伝票と、配送書類の一例として商品の納品書を一体化した帳票として使用される。すなわち、図1aに示したように、伝票記載片P21の表面側が配送伝票になっていて、本票P211と分離票P212にはそれぞれ配送先,配送元,商品名のほかに指定日や時間帯などの情報を記載する配送情報記載欄31が印刷される。また図1bに示したように、伝票記載片P21の裏面側が納品書になっていて、納品書には配送先,配送元,商品名のほかに商品番号,商品名,数量,単価,金額等からなる隠蔽情報記載欄32が印刷される。なお、情報記載片P22の表裏面は伝票記載片P21と連続面になっているので、NIPでの印刷が可能であり、各種情報を印刷するフリースペースとして有効に活用することができる。
続いて、第1実施形態のラベル帳票の使用例を説明する。
まず、図5aに示したように、ラベル帳票Pは、表面にある配送情報記載欄31と裏面にある隠蔽情報記載欄32にそれぞれ所定事項がNIP印字される。
次に、図5bに示したように、ラベル帳票Pの台紙11−1側を表にして伝票記載片P21と情報記載片P22の間にある折り線(またはミシン目)13を谷折りする。これにより、情報記載片P22が納品書の上に重なって、隠蔽情報記載欄32に印字された情報が外部から判読できないように隠蔽される。
次いで、図5cに示したように、切り取り線12を切断して台紙11−1を上紙11−2から剥がす。ここで台紙11−1には剥離剤層14が塗工されているので、上紙11−2の粘着剤層24から簡単に剥がすことができる。同様にして、切り取り線23,27を切断して上紙11−2を台紙11−1から剥がす。ここでも上紙11−2には剥離剤層26が塗工されているので、台紙11−1の粘着剤層16から簡単に剥がすことができる。
そして、図5dに示したように、裏面のほぼ全面に露出した粘着剤層24,16によってこのラベル帳票Pをケース1の外側に貼り付ける。この状態でケース1が配達される。
配送業者はケース1を配達すると、伝票記載片P21の分離票P212に受取人の捺印またはサインをもらう。その後、図5eに示したように、配送業者は分離票P212のコーナーカット部29に指を掛けて分離票P212の端部を摘まみながら輪郭切り取り線28を切断し、分離票P212を本票P211から分離して配達控えとして持ち帰る。ここで分離票P212には粘着剤層が塗工されておらず台紙11−1の上に重なっているだけなので、台紙11−1から簡単に分離することができる。
最後に、図5fに示したように、受取人は、台紙11−1の切り取り線15,15と上紙11−2の切り取り線25,25を切断して、伝票記載片P21をシート体11から切り離す。こうしてシート体11のラベル部P1と情報記載片P22がケース1に貼り付いたまま残り、伝票記載片P21だけをケース1から分離することができる。分離した伝票記載片P21はその裏面側が隠蔽情報記載欄32になっているので、これを納品書として保管することができる。
以上説明した通り、本実施形態のラベル帳票Pは、配送伝票と納品書を一体化した1つの媒体で作製でき、かつ納品書の記載事項を外部から判読できないように隠蔽した状態で発送できる。このため、配送時に掛かる諸費用を負担する発送者にとっては、従来のように配送伝票,納品書,封筒といった3つの媒体を用意する必要がなくなり、材料コストを大幅に削減できる。
また、このラベル帳票Pでは、シート体11が台紙11−1と上紙11−2を貼合したものであり、印字面となる台紙11−1の裏面と上紙11−2の表面にブカツキがなく段差をなくした構成になっている。このため、NIPで印字する場合にも、段差が原因で発生するトナーの転写ムラなどの印字不良や搬送トラブルが解消され、印字適性に優れるとともにシート体11の両面に印字が可能となる。よって、配送情報記載欄31と隠蔽情報記載欄32に記載すべき共通情報を同時に印字でき、情報のマッチングミスを未然に防ぐことが可能になる。
図6ないし図10は第2実施形態のラベル帳票を表わしている。図6に示したラベル帳票Pは、第1実施形態と同様に上質紙を使用した台紙11−1の上に上質紙を使用した上紙11−2を重ね合わせて貼合したシート体11で構成され、上紙11−2の表面と台紙11−1の裏面の両面にNIP印字が可能になっている。本実施形態では、シート体11上に形成されるラベル部P1と帳票部P2の形成箇所、およびその構成が第1実施形態と異なっている。
図7に示したように、矩形状に成形された台紙11−1の表裏面には、下辺W2の内側に両側辺L1,L2に対して直交する切り取り線15が設けられている。台紙11−1は切り取り線15を基準として下側に位置する狭い領域がラベル部P1,上側に位置する広い領域が帳票部P2になっている。
切り取り線15と上辺W1との間の長さを略2等分する位置には、両側辺L1,L2に対して直交する切り取り線12が設けられている。帳票部P2は、切り取り線12を基準として上側領域の伝票記載片P21,下側領域の情報記載片P22の2つの紙片に区画される。
すなわち、本実施形態のラベル帳票Pは、情報記載片P22を中心にしてその上下両側にそれぞれ伝票記載片P21とラベル部P1が隣接する配置関係になっている。
ラベル部P1における台紙11−1の表面側には、下辺W2と切り取り線15との間に剥離剤層14が一定の塗布幅で帯状に塗工されている(図7a参照)。剥離剤層14は、上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24との接着力を弱めて上紙11−2から台紙11−1を剥がし易くするためのものである。
図8に示したように、上紙11−2は台紙11−1と同大かつ同一形状に成形され、その表裏面には台紙11−1上の切り取り線12に相当する位置に切り取り線22が設けられている。また上紙11−2の表裏面には、台紙11−1上の切り取り線15に相当する位置に切り取り線25が設けられている。
帳票部P2の伝票記載片P21は、本票P211と分離票P212の2つの伝票に区画されている(図8a,b参照)。本票P211は配送伝票の貼付票に、分離票P212は配送伝票の配達票になる。分離票P212の周囲は輪郭切り取り線28で囲まれていて、この輪郭切り取り線28を切断すると本票P211から分離票P212が分離される。また分離票P212には、2箇所の隅部を切り落として輪郭切り取り線28に繋がるコーナーカット部29,29が設けられており、分離票P212を本票P211から切り離すときに指を掛けて分離票P212を摘まむきっかけになるので、輪郭切り取り線28を容易に切断できるようになっている。
上紙11−2の裏面側には、分離票P212に相当する位置を除いてラベル部P1と帳票部P2の全領域にわたって粘着剤層24が塗工される(図8b参照)。
そして、台紙11−1の上に上紙11−2を重ね合わせると、台紙11−1と上紙11−2との用紙間の構造は次のようになる。
帳票部P2の伝票記載片P21において、本票P211では上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24と台紙11−1の表面に塗工された剥離剤層14とが接触して、台紙11−1と上紙11−2が剥離可能に接着される。また分離票P212では上紙11−2の裏面に粘着剤層24が塗工されておらず、台紙11−1の上に上紙11−2が重なった状態である(図9a参照)。
帳票部P2の情報記載片P22では、上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24によって台紙11−1と上紙11−2が剥離不能に完全接着された状態になっている(図9b参照)。
ラベル部P1では、台紙11−1の表面に塗工された剥離剤層14と上紙11−2の裏面に塗工された粘着剤層24とが接触して、台紙11−1と上紙11−2が剥離可能に接着された状態である(図9c参照)。
このように構成されたラベル帳票Pも、第1実施形態と同様に、配送伝票と納品書を一体化した帳票として使用できる。すなわち、図6aに示したように、伝票記載片P21の表面側が配送伝票になっていて、本票P211と分離票P212にはそれぞれ配送情報記載欄31が印刷される。また、図6bに示したように、情報記載片P22の裏面側が納品書になっていて、納品書には隠蔽情報記載欄32が印刷される。なお、伝票記載片P21の裏面は情報記載片P22の裏面と、また情報記載片P22の表面は伝票記載片P21の表面と連続面になっているので、NIPで印刷が可能であり、各種情報を印刷するフリースペースとして有効に活用することができる。
続いて、第2実施形態のラベル帳票の使用例を説明する。
まず、図10aに示したように、ラベル帳票Pは、表面にある配送情報記載欄31と裏面にある隠蔽情報記載欄32にそれぞれ所定事項がNIP印字される。
次に、図10bに示したように、ラベル帳票Pの台紙11−1側を表にして中央部にある切り取り線12を切断し、台紙11−1を上紙11−2から剥がす。ここで台紙11−1には剥離剤層14が塗工されており、上紙11−2の粘着剤層24から簡単に剥がすことができる。同様にして、切り取り線15を切断して台紙11−1を上紙11−2から剥がす。ここでも台紙11−1には剥離剤層14が塗工されているので、上紙11−2の粘着剤層24から簡単に剥がすことができる。
そして、図10cに示したように、裏面の上下両端に露出した粘着剤層24,24によってこのラベル帳票Pをケース1の外側に貼り付ける。このとき、納品書はシート体11の裏面側に位置し、隠蔽情報記載欄32に印字された情報が外部から判読できないように隠蔽される。この状態でケース1が配達される。
配送業者はケース1を配達すると、伝票記載片P21の分離票P212に受取人の捺印またはサインをもらう。その後、図10dに示したように、配送業者は分離票P212のコーナーカット部29に指を掛けて分離票P212の端部を摘まみながら輪郭切り取り線28を切断し、分離票P212を本票P211から分離して配達控えとして持ち帰る。ここで分離票P212は粘着剤層が塗工されておらず台紙11−1の上に重なっているだけなので、台紙11−1から簡単に分離することができる。
最後に、図10eに示したように、受取人は、台紙11−1の切り取り線12,15と上紙11−2の切り取り線22,25を切断して、情報記載片P22をシート体11から切り離す。こうしてシート体11のラベル部P1と伝票記載片P21がケース1に貼り付いたまま残り、情報記載片P22だけをケース1から分離することができる。分離した情報記載片P22はその裏面側が隠蔽情報記載欄32になっているので、これを納品書として保管することができる。
このように、第2実施形態のラベル帳票Pにおいても配送伝票と納品書を一体化した1つの媒体で作製でき、かつ納品書の記載事項を外部から判読できないように隠蔽した状態で発送できる。また、シート体11は台紙11−1と上紙11−2を貼合して印字面に段差をなくした構成になっており、NIP印字適性が良好で両面印字が可能であるため、配送伝票と納品書に記載すべき共通情報を同時に印字して情報のマッチングミスを未然に防ぐことが可能になる。
第1実施形態のラベル帳票を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 同ラベル帳票の台紙を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 同ラベル帳票の上紙を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 図1の(a)A−A線断面図,(b)B−B線断面図,(c)C−C線断面図。 同ラベル帳票の使用形態を示す説明図。 第2実施形態のラベル帳票を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 同ラベル帳票の台紙を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 同ラベル帳票の上紙を示す(a)表面側平面図,(b)裏面側平面図。 図6の(a)A−A線断面図,(b)B−B線断面図,(c)C−C線断面図。 同ラベル帳票の使用形態を示す説明図。 従来の商品配送時の様子を示す説明図。
符号の説明
P ラベル帳票
P1 ラベル部
P2 帳票部
P21 伝票記載片
P211 本票
P212 分離票
P22 情報記載片
11 シート体
11−1 台紙
11−2 上紙
12 切り取り線
13 折り線(またはミシン目)
14 剥離剤層
15 切り取り線
16 粘着剤層
22 切り取り線
23 切り取り線
24 粘着剤層
25 切り取り線
26 剥離剤層
27 切り取り線
28 輪郭切り取り線
29 コーナーカット部
31 配送情報記載欄
32 隠蔽情報記載欄

Claims (4)

  1. 台紙上に上紙を貼合したシート体にラベル部と帳票部を備えたラベル帳票であって、
    前記ラベル部は、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されており、
    前記帳票部は、折り線またはミシン目を介して伝票記載片と情報記載片に区画されて、
    前記伝票記載片では、上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離不能に完全接着されるとともに、台紙裏面に隠蔽情報記載欄が設けられ、
    前記情報記載片では、台紙表面の粘着剤層と上紙裏面の剥離剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されている
    ことを特徴とするラベル帳票。
  2. 台紙上に上紙を貼合したシート体にラベル部と帳票部を備えたラベル帳票であって、
    前記ラベル部は、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着されており、
    前記帳票部は、切り取り線を介して伝票記載片と情報記載片に区画されて、
    前記伝票記載片では、台紙表面の剥離剤層と上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離可能に接着され、
    前記情報記載片では、上紙裏面の粘着剤層により台紙と上紙が剥離不能に完全接着されるとともに、台紙裏面に隠蔽情報記載欄が設けられている
    ことを特徴とするラベル帳票。
  3. 請求項1または請求項2に記載のラベル帳票において、
    前記伝票記載片が輪郭切り取り線を介して本票と分離票に区画され、分離票の上紙裏面には前記粘着剤層が設けられていない
    ことを特徴とするラベル帳票。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のラベル帳票において、
    前記台紙裏面と前記上紙表面にはともに糊類が塗工されていない
    ことを特徴とするラベル帳票。
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