JP2015096304A - 配送伝票 - Google Patents

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Abstract

【課題】誤配送無く複数の宛先に配送できる配送伝票を提供する。
【解決手段】
第一基材と第二基材とが積層され、第二基材が第一基材との積層部分よりも延在する部分を有し、第一基材の表出面に第二宛先記入欄を有し、前記第二基材の延在部分の第一基材との貼合面と反対の面に第一宛先記入欄を有し、前記第一基材の表出面に第二基材の延在部分を折り重ねた際に前記第二宛先記入欄が被覆されて、第二基材の第一宛先記入欄のみが露出された状態になり、かつ、その第一宛先記入欄に係る領域が前記延在部分の他の領域より分離可能とされて、その第一宛先記入欄を分離することで、前記第二宛先記入欄が表出される配送伝票により解決される。
【選択図】図1

Description

本発明は、宛先情報等を記入して配送品に貼付して用いる配送伝票に関する。
配送伝票は、宛先記入欄(配送先表示部分)、受領票欄等の複数の情報を記入する部分を有し、これらを含む領域が各々分離可能にされ、配送の適宜の段階で、配達業者、受取人の控とすることができることが求められる。
一方、配送伝票を用いる配送品の配送形態として、例えば、ゴルフバッグの配送、スキー板の配送、レンタルビデオの返却、修理品の配送などにおいて、往復配送がよく知られる。
また、近年では、インターネット販売会社やテレビショッピング会社等において、商品の受注・生産や仕入れ等する部門とは別地域に受注や発送を行なう流通センターを設けるなどして、商品である配送品を、配送センターを経由して購入者への届ける配送形態もみられる。
このような一つの配送品をある経由地を経て他の目的地へ配送する場合、従来は、予め経由地までの第一配送伝票と、経由地から他の目的地までの第二配送伝票との、二枚の配送伝票を予め配送品に貼付しておくか、又は、当初は経由地までの第1配送伝票のみを配送品に貼付しておき、経由地で他の目的地までの第二配送伝票を配送品に新たに貼付することが簡易な方法として採られている。
しかし、二枚の伝票を同時に配送品に貼付すれば、配送先を見誤るなど誤配送の原因となり、また、経由地で二枚目の第二配送伝票を貼付するのは手間がかかる。
また、上記ゴルフバッグの配送等における往復配送に用いられる配送伝票のなかには、往路配送先と復路配送先の双方の配送先が記入できるようになっており、控えなどを複写でとるものも知られるが、このような複写式の配送伝票では、配送先等をコンピューター管理して、その情報を簡易かつ高速に配送伝票に印字していく、ノンインパクトプリンタを用いた印字システムが使用できず、ネット販売などの多量の商品の配送を行なう場合には対応し難い。また、結局のところ往路配送先と復路配送先とが配送品の表面に表示された状態になるため二枚の伝票を同時に貼付するのと同様に誤配送のおそれもある。
また、その他に経由地を介して配送品を配送する際に用いる配送伝票として下記特許文献1や特許文献2のようなものが提案されているが、構造や使用方法が複雑で使用の手間や製造の容易さに劣るものであったり、往復配送にしか対応できないものであった。
特開2000−033787号公報 特開2002−120473号公報
そこで、本発明の主たる課題は、構造が簡易で製造もしやすく、ノンインパクトプリンタによる印字が可能であり、しかも配送品に貼付した際には一つの配送先しか表示されず、適宜の段階で受領票をとることが可能な、配送伝票を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
第一基材、第二基材および剥離紙がこの順に積層された三層構造を有し、前記剥離紙の剥離によって第二基材と剥離紙との間に形成された粘着剤が露出され、その粘着剤によって配送品に対して貼付可能となる配送伝票であって、
第一基材は、表出面に第二宛先記入欄と第二受領票欄とを有し、少なくとも一縁を含む第一基材縁部領域を、前記第二宛先記入欄を含む第二宛先記入領域と第二受領票欄を含む第二受領票領域とから分離可能にする第一基材縁部領域切取線を有し、かつ、第二受領票領域を第一基材の他の部分から分離可能にする第二受領票領域切取線を有し、
第二基材は、第一基材及び剥離紙との積層部分より延在する前記第一基材の表出面に折り重ね可能な延在部分を有し、その延在部分の第一基材との貼合面と反対の面側に第一宛先記入欄及び第一受領票欄を有し、前記延在部分を第一基材の表出面に折り重ねた際に前記第一基材縁部領域に重なる位置に第二基材縁部領域を有し、その第二基材縁部領域を第一宛先記入欄を含む第一宛先記入領域と第一受領票欄を含む第一受領票領域とから分離可能にする第二基材縁部領域切取線を有し、かつ、第一宛先記入領域と第一受領票領域とをそれぞれ別途に第二基材の他の部分から分離可能にする第二基材切取線を有し、
第一基材の第二宛先記入領域及び第二受領票領域が、第二基材に対して剥離可能かつ再接着不能に接着されており、
第一基材の第一基材縁部領域が、第二基材に対して粘着剤により接着されているとともに、その粘着剤に対して剥離可能とされており、
第一基材縁部領域を第二宛先記入領域及び第二受領票領域から分離した際に、前記粘着剤が第二基材側に残って露出されるとともに、その粘着剤が露出された状態において、第二基材の延在部分を第一基材の表出面に折り重ねることにより、粘着剤露出部分と第二基材縁部領域が接着され、かつ、その接着状態で前記第二基材の第一宛先記入領域及び第一受領票領域が、前記第二基材縁部領域切取線及び第二基材切取線によって分離可能であり、その第一宛先記入領域及び第一受領票領域の分離によって、第一基材の第二宛先記入欄及び第二受領票欄が少なくとも第二受領票領域が第一基材の他の部分から分離可能な状態で表出される、
ことを特徴とする配送伝票。
<請求項2記載の発明>
第一基材の第二受領票領域と第二基材とが擬似接着剤によって剥離可能及び再接着不能に接着されている、請求項1記載の配送伝票。
<請求項3記載の発明>
第一基材の第二受領票領域と第二基材とが粘着剤によって接着されているとともに、第一基材の第二受領票領域の前記第二基材と対面する部分が糊殺し印刷されて、再剥離可能及び再接着不能可能とされている、請求項1記載の配送伝票。
<請求項4記載の発明>
第二基材の延在部分と他の部分との間又はその近傍に、前記延在部分を第一基材へ折り返しやすくするための折り線又はミシン目線が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の配送伝票。
<請求項5記載の発明>
第二基材縁部領域切取線が、ミシン目線である請求項1〜4の何れか1項に記載の配送伝票。
<請求項6記載の発明>
第一基材縁部領域切取線が第二受領票領域切取線よりも第一基材の外縁側に位置している請求項1〜5の何れか1項に記載の配送伝票。
<請求項7記載の発明>
第二基材の延在部分を第一基材に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線が平面視で第一基材縁部領域切取線と第二受領票領域切取線との間に位置するように構成されている請求項6記載の配送伝票。
<請求項8記載の発明>
第一基材縁部領域切取線と第二受領票領域切取線が共有部分を有し、かつ、前記第一基材縁部領域の第一基材縁部領域切取線に沿う部分に糊殺し部分が形成され、第二基材の延在部分を第一基材に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線が平面視で、その第一基材縁部領域切取線に沿って配される糊殺し部分に位置するように構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の配送伝票。
<請求項9記載の発明>
第一受領票領域及び第二受領票領域の角部に欠損部が設けられている請求項1〜8の何れか1項に記載の配送伝票。
本発明は、第一基材、第二基材および剥離紙がこの順に積層された三層構造で、剥離紙の剥離によって配送品に対して貼付可能となる簡易な構造となっている。
そして、第一基材の表出面および第二基材の延在部分の表出する一面に第一及び第二の各宛先記入欄と受領票欄を有しているため、枚葉の状態でノンインパクトプリンタによって各欄に印字を行なうことができる。
そして、第二基材の延在部分を第一基材の表出面に折り重ねた際には、第一基材の表出面に設けられた第二宛先記入欄と第一受領票欄とが当該延在部分によって被覆隠蔽されて、表裏から第一宛先記入欄と第一受領票欄のみが視認されるようになるため、配送品に貼付しても二つの宛先が同時に表示されることがなく誤配送のおそれがない。
また、第一宛先欄に記入された宛先に配送品が配送された時点で、第一受領票領域を分離して受領票を得ることができる。
さらに、第一宛先記入領域も分離でき、前記第一受領票領域の分離とこの第一宛先記入領域の分離によって、第二宛先記入領域と第二受領票領域が露出されるので、第一の宛先から第二の宛先に配送品を送付する際にも、誤配送のおそれがない。
そして、第二宛先欄に記入された宛先に配送品が配送された時点では、第二受領票欄を分離して受領票を得ることができる。
以上のとおり、本発明によれば、構造が簡易で製造も容易であり、ノンインパクトプリンタによる印字が可能であり、しかも配送品に貼付した際には一つの配送先しか表示されず、適宜の段階で受領票をとることが可能な、配送伝票が提供される。
本発明の第1実施形態に係る配送伝票の平面図である。 本発明の第1実施形態に係る配送伝票の裏面図である。 本発明の第1実施形態に係る配送伝票の層構造を説明するための図であり、図1のIII−III断面図の一例である。 本発明の第1実施形態に係る配送伝票の層構造を説明するための図であり、図1のIII−III断面図の他の例である。 本発明の配送用伝票の使用方法を説明するための第1の図である。 本発明の配送用伝票の使用方法を説明するための第2の図である。 本発明の配送用伝票の使用方法を説明するための第3の図である。 本発明の第2実施形態に係る他の配送伝票の平面図である。 図8のIX−IX断面図である。 本発明の第3実施形態に係る配送伝票の平面図である。 図10のXI−XI断面図である。 本発明の第4実施形態に係る配送伝票の平面図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 本発明の第5実施形態に係る配送伝票の平面図である。
次いで、本発明の実施形態を図1〜図14を参照しながら以下に詳述する。まず、本発明の第1実施形態を図1〜7を参照しながら説明し、さらに図10〜図14を参照しながら第1実施形態を基本として、一部構造の異なる第2〜第5の実施形態について、特にその異なる部分について説明する。
(第1実施形態)
「構造例」
本形態の配送伝票1は、図1〜図3に示すように、第一基材10と第二基材20と剥離紙30とを有し、前記剥離紙30の剥離によって第二基材20と剥離紙30との間に形成された粘着剤40が露出され、その粘着剤40によって配送品に対して貼付可能となる配送伝票である。
配送伝票1を構成する第一基材10、第二基材20は、クラフト紙、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙、レーヨン紙、コート紙等の配送伝票に用いられる適宜の紙で形成することができ、剥離紙30は、上記第一基材10及び第二基材20を構成する紙をベースとして、粘着剤10に対面する面に、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の離型剤を層状、薄膜状、網目状に適宜配してなる既知の離型処理を施して形成することができる。
剥離紙30を剥離して配送伝票1を配送品に貼付するための粘着剤40としては、ホットメルト粘着剤、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の既知の粘着剤を用いることができ、予め第二基材20に対して或いは剥離紙30に対して、層状、薄膜状、網目状に配して、第二基材20と剥離紙30とを貼合することで、剥離紙30を剥離した際に第二基材20側に残る態様で、それらの間に介在させることができる。粘着剤40の粘着力は、配送品に貼付した際に脱落しない程度の粘着力を有すればよく、この粘着力は公知の方法により適宜に調整すればよい。
第一基材10、第二基材20及び剥離紙30の形状は、配送伝票は慣習上、概ね矩形に形成されることが殆どであることから、本実施形態においても矩形であるのが望ましい。図示の本実施形態では、第一基材10、第二基材20、剥離紙30ともに矩形に形成し、その三縁を一致させた状態で積層したものとなっている。なお、ここでの矩形とは、幾何学的な長方形、四角形のみならず、例えば角取四角形や角部を一部欠落させた略四角形をも含み意味である。但し、本発明における配送伝票1、第一基材10、第二基材20、剥離紙30は必ずしも矩形に限らず、本発明の効果、使用態様を妨げない範囲で適宜の形状にすることができる。
第一基材10は、その表出面、すなわち第二基材20との貼合面と反対側の面に、第二宛先記入欄11と第二受領票欄12とが設けられている。この第二宛先記入欄11と第二受領票欄12は、配送品をある経由地を介して配送する場合のその経由地から最終届先までの宛先や往復配送形態における復路路届先の宛先、その宛先での受領者に関する情報を記入するための欄である。第二宛先記入欄11と第二受領票欄12は、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の既知の印刷技術により枠欄や当該枠内に記載すべき情報を指定する表示等を印刷して形成することができる。
本実施形態における第一基材10は、第二基材20及び剥離紙30の縁と一致する二縁を含むL字型の第一基材縁部領域10Aが、同様にL字型に配された第一基材縁部領域切取線13により、前記第二宛先記入欄11を含む第二宛先記入領域10Bと第二受領票欄12を含む第二受領票領域10Cとから分離可能とされている。また、前記第二受領票領域10Cが第二受領票領域切取線14によって第一基材の他の部分から分離可能となっている。本実施形態においては、さらに、第二宛先記入領域10Bと第二受領票領域10Cが隣接しており、前記第二宛先記入領域10Bも前記第二受領票領域切取線14と一部を共有する第二宛先記入領域切取線15により第一基材10の他の部分から分離可能となっている。但し、本発明においては、この第二宛先記入領域10Bが分離可能であることは必須ではない。
第一基材縁部領域切取線13、第二受領票領域切取線14及び第二宛先記入領域切取線15は、それぞれハーフスリット線、ハーフスリット線の一部に若干の切り残し部分を設けた線、ミシン目線など、他の部分から分離可能にする既知の切取線により形成することができる。ミシン目線で形成する場合には、意図せず切断し難く、必要時に所定方向に向かって意図的に順次ミシン目線が裂けるジッパーミシン目線であるのが好ましい。
他方、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cは、第二基材20に対して剥離可能かつ再接着不能に接着されている。この剥離可能かつ再接着不能に接着する方法は限定されないが、例えば、図3に示すように、第一基材10の第二受領票領域10C、さらに第二宛先記入領域10Bと第二基材20とを適宜のパターンで配置された擬似接着剤層70によって接着するのが望ましい。このよういすれば製造が容易である。疑似接着剤層70を形成する疑似接着剤としては、ホットメルト接着剤にシリコーンを配合するなどして再接着性を低下させたホットメルト系疑似接着剤、天然又は合成ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ポリウレタン系、ポリエステル系、有機溶剤系、エマルジョン系の非剥離性接着剤に亜鉛華、酸化チタン、シリカ、炭酸カルシウム等の既知の微粒子充填剤を配合して接着力を調整した微粒子充填系疑似接着剤、水溶性エマルジョン系疑似接着剤などを用いることができる。好ましくは、紙層内への浸透性が弱く、乾燥後の粘着性が極めて低く、疑似接着剤層の凝集破壊による好適な剥離機構を構築できる、仮止め接着剤とも称されるポリプロピレン酢酸ビニル共重合物等の水性エマルションを主成分とする疑似接着剤である。
また、第一基材10の第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cを、第二基材20に対して剥離可能かつ再接着不能に接着する望ましい他の方法としては、図4に示すように、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cの第二基材20と対面する部分に粘着剤層90を介在させるとともに、その粘着剤層90の第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cに対面する部分を、既知の糊殺し処理によって糊殺し部80を設けて粘着力を調整するようにしても達成できる。この場合、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cの第二基材に対面する部分81を、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の離型剤で離型処理しておくと、分離が容易となる(図中この離型処理した部分を符号81で示す)。この方法も製造が容易であり望ましい。
他方で、第一基材10の第一基材縁部領域10Aは、第二基材20に対して粘着剤18により接着されているとともに、その粘着剤18に対して剥離可能とされており、第一基材縁部領域10Aを第一基材領域切取線13によって第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cから分離することにより、前記粘着剤18が第二基材側に残って露出されるようになっている。このように第一基材縁部領域10Aの分離によって第二基材側に粘着剤18が残るようにするには、図3及び図4に断面構造例を示すように、第一基材縁部領域10Aの第二基材20との対向面を予めシリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の離型剤で離型処理部分60を形成しておけばよい。粘着剤18は、その離型処理面或いは第二基材20の第一基材縁部領域対向面に適宜印刷等により配しておけば、第一基材10と第二基材20との貼合によって係る剥離構造を達成することができる。なお、第一基材縁部領域10Aと第二基材20とを接着する粘着剤としては、上記配送伝票を配送品に貼付するための粘着剤と同様に、ホットメルト粘着剤、アクリル系粘着剤、天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等の既知の粘着剤を用いることができる。また、図4から理解されるように、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cの第二基材に対面する部分を離型処理する場合には、この離型処理した部分81と離型処理部分60とを一体とすることができ、さらに、粘着剤層90と粘着剤18も一体とすることができる。
他方、第二基材20は、第一基材10及び剥離紙30との積層部分より延在する延在部分20Eを有しており、この延在部分20Eを第一基材の表出面に折り重ねることができるようになっている。本実施形態では、この第二基材20の延在部分20Eを折り返し易くすべく、第二基材20における第一基材10との貼合部分と延在部分20Eとの間又はその近傍に、ミシン目線26が形成されている。そして、この延在部分20Eの第一基材10との貼合面と反対の面側には、第一宛先記入欄21及び第一受領票欄22が設けられており、上記延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねることにより、その延在部分20Eによって第二宛先記入欄11と第二受領票欄12が隠蔽されて、第一宛先記入欄21と第一受領票欄22のみが表出された状態となるようになっている。
第一宛先記入欄21と第一受領票欄22は、配送品をある経由地を介して配送する場合のその経由地の宛先や往復配送形態における往路届先の宛先、その配送先での受領者に関する情報を記入するための欄であり、この第一宛先記入欄21と第一受領票欄22は、上記第二宛先記入欄11や第二受領票欄12と同様に、フレキソ印刷、オフセット印刷、グラビア印刷等の既知の印刷技術により枠欄や当該枠内に記載すべき情報を指定する表示等を印刷して形成することができる。
また、第二基材20は、延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねた際に前記第一基材縁部領域10Aを被覆して重なり可能な位置が第二基材縁部領域20Aとされており、この第二基材縁部領域20Aが、第二基材縁部領域切取線25によって第一宛先記入欄21を含む第一宛先記入領域20Bと第一受領票欄22を含む第一受領票領域20Cとから分離可能とされている。本実施形態では、第一基材10の第一基材縁部領域10AがL字型に形成されていることから、この形状に対応するように、第二基材縁部領域20AもL字型となっている。したがって、本実施形態の配送伝票1では、上記第一基材10の構成からして、第一基材10の第一基材縁部領域10Aを他の部分から分離して、粘着剤18を露出した状態において、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねると、前記第二基材縁部領域20Aが前記粘着剤18によって接着されて、第二基材20が二つ折りとなり、配送伝票が三方袋閉じの態様となる。そして前記第二基材縁部領域切取線25で第二基材縁部領域20Aを第二基材10の他の部分から分離すると、その袋閉じ状態が開放され、再び第二宛先記入欄11及び第二受領票欄12が表出される。
さらに、第二基材20は、第一受宛先記入領域10Bと第一受領票領域10Cとが、第二基材切取線23によってそれぞれ別途に第二基材10の他の部分から分離可能とされている。本実施形態では、第二基材切取線23の一部が第二基材縁部領域切取線25と共有する態様となっている。但し、本発明は、必ずしも第二基材縁部領域切取線25と第二基材切取線23は一部を共有してなくてもよい。また、特に、本実施形態では、前記延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り返しし易くするための線が、切り取り可能なミシン目線26で形成されており、延在部分20Eを折り重ねやすくする効果とともに、そのミシン目線26が、第一宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cを分離するための第二基材切取線23の一部を構成するようになっている。但し、本発明は、折り返しのためのミシン目線26と第二基材切取線23は一部を共有してなくてもよい。
このように第一宛先記入領域20Bと第一受領票領域20Cとが、第二基材切取線23によってそれぞれ別途に第二基材10の他の部分から分離可能とされていることにより、配送品を経由地や往路届先に配送した際に、その第一宛先記入領域20B及び第一受領票領域20Cを分離してそれぞれ受領票や控えとすることができる。また、それととともに、配送品に伝票を貼付した状態で第二宛先記入欄11と第二受領票欄12のみが配送品に貼付された状態となる。
第二基材縁部領域切取線25、第二基材切取線23は、ハーフスリット線の一部に若干の切り残し部分を設けた線、ミシン目線など、他の部分から分離可能にする既知の切取線により形成することができるが、ハーフスリット線の一部に若干の切り残し部分を設けた線と比較して意図せず破断し難いため、特に、ミシン目線で形成するのが望ましく、なかでも袋閉じ状態で意図せず切断し難く、必要時に所定方向に向かって意図的に順次ミシン目線が裂けるジッパーミシン目線で形成するのが望ましい。
他方、本実施形態に係る配送伝票1では、図1及び図2から理解されるように、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線25が、平面視で第一基材縁部領域切取線13と第二受領票領域切取線14及び第二宛先記入領域切取線15との間に位置するようになっている。このようにすると、上記袋閉じの状態において第二基材縁部領域切取線25で第二基材縁部領域20Aを分離した際、さらには第一受宛先記入領域20B及び第一受領票領域20Cを第二基材切取線23で分離した際に、第一基材10の第二宛先記入領域切取線15及び第二受領票領域切取線14が表出するため、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cの分離が容易に行えるようなる。
他方、本発明においては、図示はしないが、第一宛先記入領域20B、第一受領票領域20C、第二宛先記入領域10B、第二受領票領域10Cの各領域の角部を、小三角状にカットした所謂コーナーカットとも称される欠損部分を形成することができる。特にこの欠損部分は、配送伝票では分離が必須となる第一及び第二の各受領票領域の角部には設けておくのが望ましい。
「使用方法」
次いで、本実施形態に係る配送伝票1の使用方法について特に図5〜図7を参照して説明する。
まず、図5(a)に示すように第二基材20の延在部分20Eを折り返さない枚葉の状態で、配送伝票1の第一宛先記入欄、第一受領票記入欄、第二宛先記入欄、第二受領票欄に配送先や受取人などの適宜の情報を記入する。本実施形態に係る配送伝票1は枚葉の状態で第一基材10の表出面と、第二基材20の延在部分に各記入欄や受領票欄が存在しているため、予め各情報をノンインパクトプリンタで印字・印刷することができる。ノンインパクトプリンタは両面印字できるものを使用するとより作業を簡易化できる。もちろん、筆記具により情報を記入してもよい。また、本実施形態に係る配送伝票では、例えば、配送品の受領時に各受領欄に記入したり、往復配送の往路届先や経由地配送の経由地にて第二宛先欄に情報を記入するようにすることもできる。
配送伝票1の各記入欄に必要な情報を印字等して記入した後には、次いで、図5(b)に示すように、第一基材縁部領域10Aを第一縁部領域切取線13で分離して、その第二基材貼合面側にある粘着剤18を露出させる。粘着剤18を露出させたならば、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10の表出面側に折り重ねて、図5(c)に示すように第二基材縁部領域20Aを前記粘着剤18の露出部分に接着させる。この状態では、第二宛先記入欄11及び第二受領票欄12が、第二基材20の延在部分20Eにより隠蔽された三方袋閉じの状態となるとともに、その状態の表出面には第一宛先記入欄21と第一受領票欄22が表示されるようになる。
次いで、図6(a)に示すように、配送伝票1の第二基材20から剥離紙30を剥離して、第二基材20と剥離紙30との間に介在する配送品貼付用の粘着剤40を露出させ、図6(b)に示すように、この粘着剤40によって配送品Xに配送伝票を貼付する。もちろん、配送品Xに配送伝票1を貼付した後に、第一基材縁部領域10Aを分離し、第二基材縁部領域20Aをその分離部分に重ねて三方袋閉じの状態にすることもできる。
第一宛先記入欄21及び第一受領票欄22のみが表出された状態で配送品Xに配送伝票1を貼付したならば、その状態で配送品Xの配送を行なう。配送品Xは第一宛先記入欄21に記入された情報にしたがって、その宛先に配送される。
配送品Xが第一宛先記入欄21に記載された宛先に配送されたならば、図6(c)に示すように、その際に第二基材縁部領域切取線25で第一受宛先記入領域20B及び第一受領票領域20Cを分離する。このとき第二基材縁部領域20Aは貼合された状態で残り、第二基材20の延在部分20Eの他の部分が袋閉じから開かれるようにして分離される。その分離の後或いはその分離と同時に、第二基材切取線23で、第一受領票欄22を含む第一受領票領域20Cを分離して受領票とし、さらに、第一宛先記入領域20Bをも分離する。これらの第二基材20に形成された各切取線による各領域の分離によって、第二宛先記入欄11及び第二受領票欄12が配送品Xに貼付された配送伝票1に表出される。
そして、図7(a)に示すように、このように第二宛先記入欄11及び第二受領票欄12が表示された状態とされたならば、配送品Xを第二宛先記入欄11に記載された情報に従って配送する。
第二宛先記入欄11に記入された宛先に、配送品Xが届けられたならば、図7(b)に示すように、第二受領票領域切取線14によって第二受領票領域10Cを分離して受領票とする。また、必要応じて第二宛先記入領域切取線15によって第二宛先記入領域10Bを分離して受領者の控えとする。
(第2実施形態)
次いで、本発明の第2実施形態を図8及び図9を参照しながら説明する。第2実施形態に係る配送伝票1は、図示のとおり、第一基材縁部領域切取線13が第二受領票領域切取線14と第二宛先記入領域切取線15の一部を共用するようになっている。
そして、特に断面を示す図9から理解されるように、前記第一基材縁部領域10Aの第一基材縁部領域切取線13に沿う部分に糊殺し部分19が形成され、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線25が平面視で、その第一基材縁部領域切取線13に沿って配される糊殺し部分19に位置するようになっている。糊殺し処理は既知の方法によって行なうことができ、第一基材縁部領域10Aと第二基材20との間の粘着剤における当該部分に、シリコーン、長鎖アルキルポリマー、ポリオレフィン、アルキド樹脂、フッ素化合物等の既知の離型剤を適宜パターン印刷する等して糊殺しを行なえばよい。
この第二実施形態においては、袋閉じの状態から第一受宛先記入領域20B及び第一受領票領域20Cを分離すると、第二受領票領域切取線14と、既に第一基材縁部領域切取線によって切り取られた状態の第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cの縁部と、その縁部に沿う糊殺し部分19が露出され、第二受領票領域10Cが容易に分離可能となる。
なお、図示の形態では、第二宛先記入領域及び第二受領票領域が糊殺し部分19を設けることで剥離可能かつ再接着不能とする形態としているが、第2実施形態においても、図3に示すように疑似接着部で剥離可能かつ再接着不能にすることもできる。
この第2実施形態も第1実施形態と同様の使用方法を採ることができる。
(第3実施形態)
次いで、本発明の第3実施形態を図10及び図11を参照しながら説明する。第3実施形態は、第一基材縁部領域切取線13及び第二基材縁部領域切取線25が、一縁に沿って配されて、第一基材10の第一基材縁部領域10A及び第二基材20の第二基材縁部領域20Aが、それぞれ一縁を含むI型状の領域となっている。また、第一基材縁部領域切取線13が第二受領票領域切取線14と第二宛先記入領域切取線15の一部を共用するようになっている。
したがって、第3実施形態では、第一基材縁部領域10Aを他の部分から分離して粘着剤18を露出させた後、第二基材20の延在部分20Eを折り重ねた際には、二方向閉じの筒型に形成される。
そして、この第二実施形態では、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねた際に、第二基材縁部領域20Aと第一基材縁部領域10Aとが平面視でほぼ一致するように構成されている。このように第二基材縁部領域20Aと第一基材縁部領域10Aとをほぼ一致させられていても、第一基材縁部領域切取線13が第二受領票領域切取線14と第二宛先記入領域切取線15の一部を共用するようになっていても、上記の二方閉じの状態から第二基材20の第二基材縁部領域20Aを分離して、延在部分20Eの他の部分を開いた際に、第一基材10の第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cを他の部分から分離することができる。
もちろん、第3実施形態のようにI型にする場合においても、第2実施形態のように第一基材縁部領域10Aに第一基材縁部領域切取線13に沿って糊殺しなどの非接着部分を設ける態様とすることができる。この場合は、第二基材縁部領域20Aが第一縁部基材領域10Aよりもやや大きくすることができる。
なお、図示の形態では、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cが糊殺し部分19を設けることで剥離可能かつ再接着不能とする形態としているが、第3実施形態においても、図3に示すように疑似接着部で剥離可能かつ再接着不能にすることもできる。
この第3実施形態も第1実施形態と同様の使用方法を採ることができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図12及び図13を参照しながら説明する。第4実施形態に係る配送伝票1は、第一基材縁部領域切取線13及び第二基材縁部切取線25が、三縁に沿ってコ字状に配されて、第一基材10の第一基材縁部領域10A及び第二基材20の第二基材縁部領域20Aが、それぞれ三縁を含むコ型状の領域となっている形態である。
この図示の第3実施形態では、第二受領票領域切取線14及び第二宛先記入領域切取線15よりも第一基材10の外縁側に第一基材縁部領域切取線13が配されているが、第2実施形態や第3実施形態と同様にこれらを一部共有するようにしてもよい。
また、本実施形態のように構成する場合には、前記延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り返しし易くするための線26を切り取り可能なミシン目線ではなく、折り筋などの単なる折り線とすることができる。
なお、図示の形態では、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cが糊殺し部分19を設けることで剥離可能かつ再接着不能とする形態としているが、第4実施形態においても、図3に示すように疑似接着部で剥離可能かつ再接着不能にすることもできる。
この第4実施形態も第1実施形態と同様の使用方法を採ることができる。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を、図14を参照しながら説明する。第5実施形態は、第一基材縁部領域切取線13及び第二基材縁部切取線25が、矩形の四縁に沿ってロ字状に配されて、第一基材10の第一基材縁部領域10A及び第二基材20の第二基材縁部領域20Aが、それぞれ四縁を含むロ字型状の領域となっている形態である。
この図示の第5実施形態では、第二受領票領域切取線14及び第二宛先記入領域切取線15よりも第一基材10の外縁側に第一基材縁部領域切取線が配されているが、第2実施形態や第3実施形態で述べたのと同様にこれらを一部共有するようにしてもよい。
特にこの第5実施形態では、第二基材20の延在部分20Eを第一基材10の表出面に折り重ねて第二基材縁部領域20Aを接着させた際に、周縁が閉じた状態となる。したがって、図示例の如く、第一宛先記入領域20B、第一受領票領域20C、第二宛先記入領域10B、第二受領票領域10Cを分離しやすくするために、各領域の少なくとも受領票領域の角部を、小三角状にカットした所謂コーナーカットとも称される欠損部分50を形成するのが特に望ましい。
なお、第5実施形態においても、第二宛先記入領域10B及び第二受領票領域10Cを、糊殺し部分19を設けたり、疑似接着剤によって剥離可能かつ再接着不能とすることができる。
この第5実施形態も第1実施形態と同様の使用方法を採ることができる。
1…配送伝票、10…第一基材、10A…第一基材縁部領域、10B…第二宛先記入領域、10C…第二受領票領域、11…第二宛先記入欄。12…第二受領票欄、13…第一基材縁部領域切取線、14…第二受領票領域切取線、15…第二宛先記入領域切取線、18…第一基材縁部領域と第二基材との間の粘着剤、19…糊殺し部分、20…第二基材、20E…延在部分、20A…第二基材縁部領域、20B…第一宛先記入領域、20C…第一受領票領域、21…第一宛先記入欄、22…第一受領票欄、23…第二基材切取線、25…第二基材縁部領域切取線、26…ミシン目線又は折り線、30…剥離紙、40…粘着剤、50…欠損部分(コーナーカット)、60…離型処理部分、70…疑似接着剤層、90…粘着剤層、X…配送品。

Claims (9)

  1. 第一基材、第二基材および剥離紙がこの順に積層された三層構造を有し、前記剥離紙の剥離によって第二基材と剥離紙との間に形成された粘着剤が露出され、その粘着剤によって配送品に対して貼付可能となる配送伝票であって、
    第一基材は、表出面に第二宛先記入欄と第二受領票欄とを有し、少なくとも一縁を含む第一基材縁部領域を、前記第二宛先記入欄を含む第二宛先記入領域と第二受領票欄を含む第二受領票領域とから分離可能にする第一基材縁部領域切取線を有し、かつ、第二受領票領域を第一基材の他の部分から分離可能にする第二受領票領域切取線を有し、
    第二基材は、第一基材及び剥離紙との積層部分より延在する前記第一基材の表出面に折り重ね可能な延在部分を有し、その延在部分の第一基材との貼合面と反対の面側に第一宛先記入欄及び第一受領票欄を有し、前記延在部分を第一基材の表出面に折り重ねた際に前記第一基材縁部領域に重なる位置に第二基材縁部領域を有し、その第二基材縁部領域を第一宛先記入欄を含む第一宛先記入領域と第一受領票欄を含む第一受領票領域とから分離可能にする第二基材縁部領域切取線を有し、かつ、第一宛先記入領域と第一受領票領域とをそれぞれ別途に第二基材の他の部分から分離可能にする第二基材切取線を有し、
    第一基材の第二宛先記入領域及び第二受領票領域が、第二基材に対して剥離可能かつ再接着不能に接着されており、
    第一基材の第一基材縁部領域が、第二基材に対して粘着剤により接着されているとともに、その粘着剤に対して剥離可能とされており、
    第一基材縁部領域を第二宛先記入領域及び第二受領票領域から分離した際に、前記粘着剤が第二基材側に残って露出されるとともに、その粘着剤が露出された状態において、第二基材の延在部分を第一基材の表出面に折り重ねることにより、粘着剤露出部分と第二基材縁部領域が接着され、かつ、その接着状態で前記第二基材の第一宛先記入領域及び第一受領票領域が、前記第二基材縁部領域切取線及び第二基材切取線によって分離可能であり、その第一宛先記入領域及び第一受領票領域の分離によって、第一基材の第二宛先記入欄及び第二受領票欄が少なくとも第二受領票領域が第一基材の他の部分から分離可能な状態で表出される、
    ことを特徴とする配送伝票。
  2. 第一基材の第二受領票領域と第二基材とが擬似接着剤によって剥離可能及び再接着不能に接着されている、請求項1記載の配送伝票。
  3. 第一基材の第二受領票領域と第二基材とが粘着剤によって接着されているとともに、第一基材の第二受領票領域の前記第二基材と対面する部分が糊殺し印刷されて、再剥離可能及び再接着不能可能とされている、請求項1記載の配送伝票。
  4. 第二基材の延在部分と他の部分との間又はその近傍に、前記延在部分を第一基材へ折り返しやすくするための折り線又はミシン目線が設けられている、請求項1〜3の何れか1項に記載の配送伝票。
  5. 第二基材縁部領域切取線が、ミシン目線である請求項1〜4の何れか1項に記載の配送伝票。
  6. 第一基材縁部領域切取線が第二受領票領域切取線よりも第一基材の外縁側に位置している請求項1〜5の何れか1項に記載の配送伝票。
  7. 第二基材の延在部分を第一基材に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線が平面視で第一基材縁部領域切取線と第二受領票領域切取線との間に位置するように構成されている請求項6記載の配送伝票。
  8. 第一基材縁部領域切取線と第二受領票領域切取線が共有部分を有し、かつ、前記第一基材縁部領域の第一基材縁部領域切取線に沿う部分に糊殺し部分が形成され、第二基材の延在部分を第一基材に折り重ねた際に、第二基材縁部領域切取線が平面視で、その第一基材縁部領域切取線に沿って配される糊殺し部分に位置するように構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の配送伝票。
  9. 第一受領票領域及び第二受領票領域の角部に欠損部が設けられている請求項1〜8の何れか1項に記載の配送伝票。
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