JP2000215292A - Icカ―ド - Google Patents

Icカ―ド

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JP2000215292A
JP2000215292A JP1853099A JP1853099A JP2000215292A JP 2000215292 A JP2000215292 A JP 2000215292A JP 1853099 A JP1853099 A JP 1853099A JP 1853099 A JP1853099 A JP 1853099A JP 2000215292 A JP2000215292 A JP 2000215292A
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JP
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card
plug
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plate
opening
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JP1853099A
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English (en)
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Keiichiro Tsunoda
圭一郎 角田
Mikiro Yamaguchi
幹郎 山口
Yukio Hasegawa
幸雄 長谷川
Hiromichi Kono
弘道 河野
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】プラグインカードを保持することができ、プラ
グインカードとして使用するときには板状基材からの取
り出しが容易であり、かつ取り出したプラグインカード
の側縁部にバリを生じることがないICカードを提供す
る。 【解決手段】板状基材3には、プラグインカード2を嵌
合する開口部8と、プラグインカード2を接続する接合
片11が形成され、この接合片11の形状をプラグインカ
ード2側の接合部分12を細くし、板状基材3側からプ
ラグインカード2側に向かって接合片11が細くなるよ
うな形状とすることで、プラグインカード側の側縁部1
0に近い接合部分12で切断されるため、プラグインカ
ード2側の側縁部10にバリの発生が抑えられる効果を
有するプラグインカード2を板状基材3に保持してなる
ICカードである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICモジュールを
搭載したプラグインカードを、開口部を有する板状基材
に取り外し可能に保持してなるICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】演算機能又はメモリ機能等を有するIC
チップ(半導体素子)を内蔵してなるICカードは、広
く知られ、IDカードや電話カード、クレジットカード
などの用途に利用されてきており、ICカードの構造、
大きさ、通信方式などは規格化がなされており、例えば
外部端子付きICカードの外形寸法および端子の位置
は、ISO/IEC−7816シリーズにおいて国際標
準規格が制定されている。
【0003】しかし、近年、携帯電話機に代表される小
型化が進んだ電子端末機器においては、上記の規格にあ
るカード形状では、大きすぎるため、一層の小型化が必
要になっている。例えば、携帯電話の加入者識別票(S
IM:SUBSCRIBERIDENTITY MOD
ULE)などには、国際標準規格のカードよりも外形寸
法を小さくしたプラグインカードが使用されている。こ
のようなプラグインカードの製造には、例えば、特開平
6−24188号公報に開示されているように、国際標
準規格のフォーマットのICカードに対してカード発行
装置で発行処理を行った後に、必要な大きさのプラグイ
ンカードを、このICカードから切り抜くといった方法
で行われている。
【0004】また、特開平6−199082号公報で
は、特開平6−24188号公報に開示されるカード本
体とブリッジで固定されているプラグインカードとカー
ド本体の一部に粘着フィルムを貼り付け、プラグインカ
ードとカード本体を接続する接続ブリッジを打ち抜き、
粘着フィルムのみでプラグインカードを固定したICカ
ードが開示されており、さらに特開平7−276870
号公報にもプラグインカードを板状枠体の開口部に裏貼
りフィルムと粘着剤層により固定し、国際標準規格のフ
ォーマットに相当するICカードとすることが開示され
ている。これらによれば、製造及び取り外しが容易で、
しかも既存設備によるカードの製造、検査、さらにはカ
ード発行・発送が可能となるような特徴を有するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、通常のカー
ド(クレジットカードのサイズ)より小さいプラグイン
カードは、搬送したり保持したりする場合には不便であ
り、上述のようなプラグインカードをカード本体に固定
する方式ではコストが要するため、製造、発行やカード
の搬送などの工程以降、すなわちプラグインカードとし
ての使用されるのみであり、もっとも安価な方式とし
て、特開平6−24188号公報に開示されているIC
カードのようにプラグインカードの側縁部と板状基材の
開口部の側縁部とを部分的に接合するものがあるが、プ
ラグインカードを板状基材から切り離すと、プラグイン
カードの側縁部にバリが残るため、そのバリがプラグイ
ンカードを専用のコネクターに挿入する際にコネクター
に引っ掛かることや見栄えが悪いという問題を有し、さ
らに接合部分が側縁部の中央にあるため、プラグインカ
ードを切り離し難い欠点を有していた。
【0006】そこで本発明は上記の事情を考慮してなさ
れたものであり、プラグインカードを保持することがで
き、プラグインカードとして使用するときには板状基材
からの取り出しが容易であり、かつ取り出したプラグイ
ンカードの側縁部にバリを生じることがないICカード
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係るICカードは、プラグインカード基材
とこのプラグインカード基材に搭載されるICモジュー
ルからなるプラグインカードと、プラグインカードを収
納可能、かつプラグインカードより大きな開口部を有す
る板状基材とからなるICカードであり、プラグインカ
ードの側縁部と、板状基材の開口部の側縁部に設けられ
た接合片とを接合し、かつ前記接合片の形状が前記プラ
グインカードとの接合部分を細くし、プラグインカード
を板状基材の開口部に保持してなることを特徴とする。
【0008】この構造によれば、プラグインカードをカ
ード基材の開口部から切り離す場合、板状基材の開口部
側の接合片が大きいため、開口部に接合片が残り、プラ
グインカード基材の側縁部には接合片がほとんど残るこ
となく、プラグインカードの切り離し面がバリの無い滑
らかな状態となる。また、板状基材の開口部にプラグイ
ンカードが所定の位置に固定されたICカードとするこ
とができるため、プラグインカードが固定されたICカ
ードを搬送したり保持したりすることも可能であり、I
Cカードの開口部にプラグインカードを嵌合したものは
規格サイズのICカードと同じ大きさであり、プラグイ
ンカードの外部端子が規格サイズのICカードにおける
外部端子の位置に合うようにすることもできため、発行
などで規格サイズのICカードの書き込み・読み取りを
行なうリーダライタ装置によっても、小さいプラグイン
カードの書き込み・読み取りを行うことができる。
【0009】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のICカードにおいて、接合片をプラグインカー
ドの側縁部中央から離れた位置に形成してなることを特
徴とする。この構造によれば、プラグインカード基材と
板状基材の開口部とを接続する接合片をプラグインカー
ド基材の中央部より外れて設けるため、プラグインカー
ドを板状基材に安定して固定できるとともに、開口部か
ら切り離しを容易にすることができる。
【0010】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
に記載のICカードにおいて、接合片をプラグインカー
ドの4辺にそれぞれ設けてなることを特徴とする。この
構造によれば、プラグインカードを板状基材に安定して
保持することができる。
【0011】また、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載のICカードにおいて、接合片の前記プラグイン
カードとの接合部分に切り込みを設けてことを特徴とす
る。これにより、プラグインカードを板状基材の開口部
から切り離す際に、プラグインカードと板状基材の開口
部を接合する接合片が切れ易くなり、バリの発生をより
押さえることが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 (1) 実施形態の構成 まず、図1は本発明の実施形態に係るICカード1にプ
ラグインカード2が嵌合された状態を示す正面図であ
り、図2は図1のICカード1からプラグインカード2
を取り外したICカード1の板状基材3を示す斜視図で
あり、図3は、板状基材3に保持されたプラグインカー
ド2を示す部分拡大図であり、図4は図3のA−A’線
における断面図であり、図5(a)及び(b)はプラグ
インカードの斜視図及び正面図であり、図6は図5(a)
のB−B’線における断面図であり、図7(a)〜
(c)は接合片11の代表例を示す部分拡大図であり、
図8(a)〜(d)は接合片11に設けられる切り込み
13の形状の代表例を示す部分拡大図であり、図9はプ
ラグインカード用リーダライタ装置のコネクタ15の斜
視図である。図5に示すプラグインカード2は、プラグ
インカード基材4にICモジュール5が埋設されること
によって形成されている。ICモジュール5は、図6に
示すように、マイクロコンピュータの機能を持つICチ
ップ6を内蔵してなり、ICモジュール5の表面上に
は、ICチップ6と電気的に接続されて、それぞれの役
割が規定された複数の外部端子7が設けられている。こ
の外部端子7を介してICチップに端末装置(図示しな
い)からコマンド、データなどを送り、またはICチッ
プからのレスポンスを端末装置(図示しない)に送るも
のである。このプラグインカード基材4は、従来プラス
チックカードとして用いられているポリ塩化ビニル樹
脂、アクリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(ABS)、ポリエステル樹脂などの樹脂や他にはポリ
エチレンテレフタレート(PET)ポリカーボネート樹
脂、ポリプロピレン、ポリオレフィン樹脂などの樹脂を
用いてなり、縦Xを約15mm×横Yを約25mm、厚
さZは約0.68〜0.84(0.76±0.08)m
mである。
【0013】図2はICカード1の板状基材3を示す斜
視図である。板状基材3は、カードプラグインカード基
材4と同様に、従来プラスチックカードとして用いられ
ているポリ塩化ビニル樹脂、アクリルニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS)、ポリエステル樹脂
などの樹脂や他にはポリエチレンテレフタレート(PE
T)ポリカーボネート樹脂、ポリプロピレン、ポリオレ
フィン樹脂などの樹脂を用いることができる。板状基材
3とプラグインカード2が別途製作することが可能であ
れば、板状基材3とプラグインカード基材4とは異なる
樹脂を用いてもよい。プラグインカード2やICカード
1の用途、目的、仕様等に応じて任意に選択することが
できる。
【0014】本発明のICカード1には、図1乃び図3
に示すように、プラグインカード2を嵌合する開口部8
とプラグインカード2、これらを接続する接合片11が設
けられおり、この接合片11の形状をプラグインカード
2側の接合部分12を細くし、プラグインカード2を板
状基材3の開口部8に保持する構造としている。その形
状は板状基材3側からプラグインカード2側に向かって
接合片11が細くなるような形状であれば、プラグイン
カード側の側縁部10に近い接合部分12で切断される
ため、プラグインカード2側の側縁部10にバリの発生
が抑えられる効果を有するものである。例としては図7
に示すような形状があるが、これに限られるものではな
い。また、接合片11の配置位置は、プラグインカード
2の長辺又は短辺の中心線上に相対するよう設けてもよ
いが、図1のICカード1のように、接合片11は長辺
及び短辺において向かい合う辺では位置をずらして設け
ることで、板状基材3からプラグインカード2の取り外
しをより一層容易とし、それによりバリの発生も抑える
ことができる。さらに図4に示すように接合片11のプ
ラグインカード2との接合部分12に切り込み13を設
け、さらにその切り込み13の先端を尖った状態、すな
わち、接合部分12の肉厚をより薄くすることで、プラ
グインカード2の接合片11からの切り離しを容易に
し、なおかつバリなどがプラグインカード2の側縁部1
0に残らないようにすることも可能である。例としては
図8に示すような形状があるが、これに限られるもので
はない。
【0015】なお、ICカード1の外形寸法は、ISO
/IEC−7816シリーズにおいて制定されている国
際標準規格に基づくカードサイズと同じ大きさで、縦8
5.47〜85.90mm×横53.72〜54.18
mm、厚さ0.76±0.08mmである。また、開口
部8はプラグインカード2がICカード1に嵌合された
ときに、プラグインカード2のICモジュール5の表面
上の外部端子7の位置を上記の国際標準規格に基づくI
Cカードの外部端子の位置に合わせることができるよう
に形成されている。
【0016】本発明のICカード1は、その板状基材3
とプラグインカード2とを同一工程で製造することがで
き、プラグインカード2は板状基材3に開口部8と接合
片をザグリ加工等の切削加工、或いは射出成型による一
体成型加工により形成し完成する。板状基材3、プラグ
インカードからなるICカード1の製造工程は、従来の
プラスチックカードと同じであり、(1)樹脂シートを
積層し熱ラミネートにより一体化させる熱ラミネート
法、(2)カードの形状の金型内に溶融樹脂を射出し成
型する射出成型法などがある。前者の製造方法では板状
基材3を作製した後、プラグインカード2を形成するに
はように開口部8と接合片11の形成及びICモジュー
ル5を収納する凹部14の形成にはザクリ加工を行な
う。後者の射出成型法では金型に開口部8とその側縁部
9、接合片11等の抜き型を形成させておくことによ
り、板状基材3の射出成型工程で開口部8と接合片11
を含めたプラグインカード2の板状基材3との同時形成
が可能である。また、プラグインカード2のICモジュ
ール5を実装する凹部14は、予め金型にこの凹部に相
当する抜き型を形成させておき成型時に形成するか、又
はプラグインカード基材4を後工程でザグリ加工により
形成することができる。この凹部14にICモジュール
5を実装する。
【0017】(2) 実施形態による効果 上記の実施形態の構造によれば、図1に示すように、I
Cカード1の開口部8にはめ込まれたプラグインカード
2は、例えば携帯電話の加入者識別票などとして使用す
る際にはICカード1のプラグインカード2を捻じり、
接合片11からプラグインカード3を取り外すが、その
側縁部10には接合片11の残存部、いわゆる取り外し
面にバリ等が生じてなく、図9に示すような端末装置の
プラグインカード用リーダライタ装置のコネクタ15に
接続する場合にバリ等による接続端子7の接続位置のズ
レなどによる接続不良の発生はない。なお、板状基材3
から取り外すことなく国際標準規格に基づくカードサイ
ズで使用する場合やカードホルダーとして他のクレジッ
トカードなどとともに保管する場合にはICカード1の
開口部8に、保持された状態にしておけばよく、従来の
国際標準規格に基づくカードサイズのリーダライタ装置
に適合するサイズと同じであり、また外部端子の位置も
上記規格に基づく位置に配置されているため互換性を有
し、カード形状の相違から紛失や破損といった事故が防
止できる。
【0018】上記のように形成されたICカード1は、
国際標準規格のフォーマットのICカードに対してカー
ド発行処理装置で発行処理を行った後に、ユーザーに配
付され、ユーザーはその用途に応じて、ICカード1か
らプラグインカード2を取り外し使用するか、又はIC
カード1の状態で使用することができる。
【0019】(3)実施形態の変更例1 上記の実施形態では、図1又は3に示すように、ICカ
ード1の板状基材3とプラグインカード2との接合片1
1はそれぞれ4面に一箇所づつ設けていたが、対面する2
個所にのみ接合片11を設けてもよい。好ましくはプラ
グインカードの長辺又は短辺のいずれか一辺に1箇所ず
つとしてもよい。
【0020】(4)実施形態の変更例2 なお、図4及び図8に示すように、プラグインカード基
材4を保持する接合片11のプラグインカード2との接
合部分12に切り込み13を設けることにより、接合片
11からのプラグインカード2の取り外しを容易とする
ことができ、図示したように接合部分12の肉厚が薄く
なるような切り込み構造とすることにより可能であり、
さらに図8(a)〜(c)に示されるように切り込み構
造の細部において、より肉薄部分を設けることで取り外
し面のバリ等の発生を抑えることもできる。
【0021】(5)実施形態の変更例3 また、図示はしないが、プラグインカード基材4の厚さ
をICカード1の板状基材3の厚さよりも薄くすると、
板状基材の開口部からプラグインカードの一部が外側に
出っ張ってしまうこともなく、その出っ張りがリーダラ
イタ装置への出し入れや、カードケース等などとの出し
入れの際に、引っ掛かることがなく、スムーズにICカ
ードの出し入れができる。
【0022】(6)実施形態の変更例4 さらに図4及び図7に示すように、プラグインカード2
を保持する接合片11の形状を板状基材3の側縁部から
プラグインカード2に向かって、細くなるようにし、プ
ラグインカード2と接合片11の接合する面積をより小
さくすることで、プラグインカード2取り外しを容易と
することができ、取り外し面のバリ等の発生を抑えるこ
ともできる。
【0023】(6)実施形態の変更例5 上記の各実施形態では、プラグインカード2は、外部端
子7を介して内蔵するICチップと電気的に接続してな
るICモジュール5をを用いているが、ICモジュール
5に代えて、データ及びエネルギーの伝送をアンテナ又
はコイルなどの非接触型伝送機構により行う構成(図示
しない)としてもよく、さらに前者の外部端子を介して
内蔵するICチップと電気的に接続しデータ及びエネル
ギーの伝送を行う接触型伝送機構と後者の非接触型伝送
機構の両機構を備えたハイブリット型としてもよい。こ
れらはICカード、プラグインカードの用途、目的に応
じて適宜選択することができる。
【0024】(7)実施形態の変更例6 上記の(1)〜(6)の実施形態を組み合わせたプラグ
インカード2を有するICカード1とすることもでき、
それによりプラグインカード2の接合片11からの切り
離しを容易にし、なおかつバリなどがプラグインカード
2の側縁部10に残らないようにすることも可能であ
る。
【0025】
【実施例】以下、具体的な実施例について説明する。 <実施例1>コアシートとして厚さ0.6mmの白色塩
化ビニル樹脂シートの両側にオーバーシート厚さ0.1
mmの透明塩化ビニル樹脂シートを積層し、140℃・
20kg/cm2 で加熱加圧する熱ラミネート方式に
よりICカードの板状基材3となるカードシートを作成
した。これを国際標準規格であるカードサイズ(縦5
3.98mm×横85.60mm)の小ぎれに断裁し、
さらにプラグインカード2と、それを保持する接合片1
1を含む開口部8をザグリ加工により、開口部8の側縁
部9と、接合片11で保持されるプラグインカード2の
側縁部10とを加工し、プラグインカード2と板状基材
3からなるICカードを形成した。このときプラグイン
カード2は、図3に示すような、縦が約15mm、横が
約25mm、厚さが約0.76mmであり、さらにIC
モジュール5が嵌合される凹部14が形成され、この凹
部14にはICモジュール5が嵌合されICモジュール
5の外部端子7が表側になるように配置してなるもので
ある。なお、その外部端子7が国際標準規格で規定され
るICカードの端子位置になるようにすることが必要で
ある。また、プラグインカード2の形状で、かつその外
周側面の一部にプラグインカード2を保持する接合片が
設けられ、さらにICモジュール5が嵌合される凹部が
形成され、さらにプラグインカード2が収納され、開口
部8と接合片で保持する板状基材3を形成した金型(図
示しない)に、約240℃に溶融したABS樹脂を注入
し、プラグインカード基材4を作成し、凹部にはICモ
ジュール5の外部端子7を表に配置しプラグインカード
2を有するICカードを作成した。
【0026】このICカード1は、国際標準規格で作成
されたICカードの書き込み・読み取りに利用されるI
Cカードリーダライタにそのまま利用することができ、
また板状基材3からプラグインカード2を取り出して、
携帯電話の加入者識別票として携帯電話装置の所定の端
子に接続させることが可能である。このように複数の用
途、例えばクレジット機能、電子財布機能、電話加入者
識別票機能をそれぞれ複合して有する場合や機能は同一
でもカード形状が異なる場合に、それぞれ利用すること
ができ、利便性が極めて高くなり、しかもプラグインカ
ード2が板状基材3から脱落することもないため、安定
性の高い優れたICカードとしても利用できる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
小さいプラグインカードをICカードに固定されている
ので、搬送や保持が容易であり、また他のフォーマット
のカードサイズと端子位置にプラグインカードのカード
サイズや端子の位置を合わせることができため、他のフ
ォーマットのカードのICカードの書き込み・読み取り
に利用されるICカードリーダライタを有するシステム
においてもICカードを使用することができる。なお、
プラグインカードの専用に利用するシステムでも用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るICカード1にプラグ
インカード2が嵌合された状態を示す正面図である。
【図2】図1のICカード1からプラグインカード2を
取り外したICカード1の板状基材3を示す斜視図であ
る。
【図3】板状基材3に保持されたプラグインカード2を
示す部分拡大図である。
【図4】図3のA−A’線における断面図である。
【図5】(a)及び(b)はプラグインカードの斜視図
及び正面図である。
【図6】図5(a)のB−B’線における断面図であ
る。
【図7】(a)〜(c)は接合片11の代表例を示す部
分拡大図である。
【図8】(a)〜(d)は接合片11に設けられる切り
込み13の形状の代表例を示す部分拡大図である。
【図9】プラグインカード用リーダライタ装置のコネク
タ15の斜視図である。
【符号の説明】
1…ICカード 2…プラグインカード 3…板状基板 4…プラグインカード基材 5…ICモジュール 6…ICチップ 7…外部端子 8…開口部 9…側縁部 10…側縁部 11…接合片 12…接合部分 13…切り込み 14…凹部 15…コネクタ
フロントページの続き (72)発明者 河野 弘道 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 Fターム(参考) 2C005 NA09 NA23 NA24 QC02 QC05 RA04 RA07 RA12 TA22 5B035 AA04 BA02 BA03 BA04 BA05 BB09 BC00 BC02 CA01 CA08 CA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラグインカード基材とこのプラグイン
    カード基材に搭載されるICモジュールからなるプラグ
    インカードと、該プラグインカードを収納可能、かつ前
    記プラグインカードより大きな開口部を有する板状基材
    とからなるICカードであり、 前記プラグインカードの側縁部と、前記板状基材の開口
    部の側縁部に設けられた接合片とを接合し、かつ前記接
    合片の形状が前記プラグインカードとの接合部分を細く
    し、前記プラグインカードを板状基材の開口部に保持し
    てなることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】 前記接合片をプラグインカードの側縁部
    中央から離れた位置に形成してなることを特徴とする請
    求項1に記載のICカード。
  3. 【請求項3】 前記接合片をプラグインカードの4辺に
    それぞれ設けてなることを特徴とする請求項1記載のI
    Cカード。
  4. 【請求項4】 前記接合片の前記プラグインカードとの
    接合部分に切り込みを設けてことを特徴とする請求項1
    に記載のICカード。
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