JP2002236882A - リーダライタ - Google Patents

リーダライタ

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JP2002236882A
JP2002236882A JP2001032826A JP2001032826A JP2002236882A JP 2002236882 A JP2002236882 A JP 2002236882A JP 2001032826 A JP2001032826 A JP 2001032826A JP 2001032826 A JP2001032826 A JP 2001032826A JP 2002236882 A JP2002236882 A JP 2002236882A
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Tomoya Akiyama
知哉 秋山
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】接触端子を介して行なう接触型通信と、アンテ
ナを介して行なう非接触型通信とを、1台のリーダライ
タにおけるデータ通信の内容に応じて使い分け実質的に
同時使用することができるリーダライタを提供する。 【解決手段】電子情報記録媒体用のリーダライタであっ
て、通信制御手段と、接触通信手段、非接触通信手段と
を具備し、前記通信制御手段は、複数のステップから成
る一連の通信処理において、前記通信処理の各々のステ
ップの属性情報に基づいてその通信処理を前記接触通信
手段と前記非接触通信手段のいずれかに割り当て、前記
接触通信手段は、前記通信制御手段によって割り当てら
れた通信処理を接触端子を介して実行し、前記非接触通
信手段は、前記通信制御手段によって割り当てられた通
信処理をアンテナを介して実行するようにしたリーダラ
イタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子情報記録媒体に
用いるリーダライタの技術分野に属する。特に、接触端
子を介する接触方式のデータ通信と、アンテナを介する
非接触方式のデータ通信との同時使用を可能とするリー
ダライタに関する。
【0002】
【従来技術】ICを具備する電子情報記録媒体、たとえ
ばICカードには、データ通信を接触端子を介して行な
う接触型ICカードと、アンテナを介して行なう非接触
型ICカードとが存在する。接触型ICカードは、安定
した電力の供給を受けることができるため、消費電力の
高い複雑な暗号処理等を短時間に完了させることが可能
である。一方、非接触型ICカードは、接触端子を必要
としないため、耐振動性、防塵性、利用者の利便性に優
れている。したがって、決済用途には接触型ICカード
が使用され、交通システム等のゲート・アクセス管理に
は非接触型ICカードが使用される場合が多い。
【0003】また、近年は、接触型ICカードと非接触
型ICカードの、両方の機能を併せ持つ接触/非接触共
用ICカードが開発されている。接触/非接触共用IC
カードは、接触型ICカード専用のリーダライタと非接
型ICカード専用のリーダライタ機とが混在するシステ
ムにおいて使用される。すなわち、いずれの専用リーダ
ライタにおいても使用できる、両用のICカードとして
使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
ーダライタは専用のリーダライタであり、接触型ICカ
ード専用のリーダライタと、非接型ICカード専用のリ
ーダライタとは全く別個のリーダライタである。したが
って、接触端子を介して行なう接触型通信と、アンテナ
を介して行なう非接触型通信とを、1台のリーダライタ
におけるデータ通信の内容に応じて使い分ける、という
ようなことはできない。
【0005】本発明はこのような課題を解決するために
なされたものであり、その目的は、接触端子を介して行
なう接触型通信と、アンテナを介して行なう非接触型通
信とを、1台のリーダライタにおけるデータ通信の内容
に応じて使い分け実質的に同時使用することができるリ
ーダライタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題は下記の本発明
によって解決される。すなわち、本発明の請求項1に係
るリーダライタは、電子情報記録媒体用のリーダライタ
であって、通信制御手段と、接触通信手段、非接触通信
手段とを具備し、前記通信制御手段は、複数のステップ
から成る一連の通信処理において、前記通信処理の各々
のステップの属性情報に基づいてその通信処理を前記接
触通信手段と前記非接触通信手段のいずれかに割り当
て、前記接触通信手段は、前記通信制御手段によって割
り当てられた通信処理を接触端子を介して実行し、前記
非接触通信手段は、前記通信制御手段によって割り当て
られた通信処理をアンテナを介して実行するようにした
ものである。
【0007】本発明によれば、通信制御手段により複数
のステップから成る一連の通信処理の各々のステップの
属性情報に基づいてその通信処理が接触通信手段と非接
触通信手段のいずれかに割り当てられ、接触通信手段に
よりその通信制御手段によって割り当てられた通信処理
が接触端子を介して実行され、非接触通信手段によりそ
の通信制御手段によって割り当てられた通信処理がアン
テナを介して実行される。したがって、接触端子を介し
て行なう接触型通信と、アンテナを介して行なう非接触
型通信とを、1台のリーダライタにおけるデータ通信の
内容に応じて使い分け実質的に同時使用することができ
るリーダライタが提供される。
【0008】また本発明の請求項2に係るリーダライタ
は、請求項1に係るリーダライタにおいて、前記通信処
理が暗号処理に係わるときには、その通信処理を前記接
触通信手段が実行するようにしたものである。本発明に
よれば、暗号処理に係わるデータ通信につては接触端子
を介して行なわれ、消費電力の高い複雑な暗号処理であ
っても短時間に完了させることができる。また、アンテ
ナを介して行なわれる非接触通信手段によるデータ通信
に比較して、高いセキュリティ性を得ることができる。
【0009】また本発明の請求項3に係るリーダライタ
は、請求項1または2に係るリーダライタにおいて、前
記接触端子から前記電子情報記録媒体に電力を供給する
接触端子電力供給手段と、前記アンテナから前記電子情
報記録媒体に電力を供給するアンテナ電力供給手段とを
具備し、前記接触端子電力供給手段とアンテナ電力供給
手段とによって同時に前記電子情報記録媒体に電力を供
給するようにしたものである。通常は、電力供給が途絶
えた場合には、通信における接続処理を最初からやり直
す必要がある。本発明によれば、電力供給において高い
信頼性を得ることができ、電力供給に起因する通信障害
を無くすことができる。
【0010】また本発明の請求項4に係るリーダライタ
は、請求項1〜3のいずれかに係るリーダライタにおい
て、前記電子情報記録媒体は、ICチップを有する特定
の領域であるICモジュールが取り外し可能な構造のI
Cカードであって、前記リーダライタは前記取り外した
ICモジュールを保持して前記一連の通信処理を行なう
ためのICモジュール保持手段を有するようにしたもの
である。本発明によれば、ICチップを有する特定の領
域であるICモジュールが取り外し可能な構造のICカ
ードにおいて、取り外したICモジュールに対して、接
触端子を介して行なう接触型通信と、アンテナを介して
行なう非接触型通信とを、1台のリーダライタにおける
データ通信の内容に応じて使い分け実質的に同時使用す
ることができるリーダライタが提供される。
【0011】また本発明の請求項5に係るリーダライタ
は、請求項1〜4のいずれかに係るリーダライタにおい
て、所定の情報を手操作で入力するための入力手段を有
するようにしたものである。本発明によれば、所定の情
報を手操作で入力することができる。
【0012】また本発明の請求項6に係るリーダライタ
は、請求項1〜5のいずれかに係るリーダライタにおい
て、所定の情報を表示する表示手段を有するようにした
ものである。本発明によれば、所定の情報を表示するこ
とができる。
【0013】また本発明の請求項7に係るリーダライタ
は、請求項1〜6のいずれかに係るリーダライタにおい
て、前記電子情報記録媒体以外の外部機器、通信回線、
等と、赤外線、電波、等にて通信する非接触遠隔通信手
段を有するようにしたものである。本発明によれば、電
子情報記録媒体以外の外部機器、通信回線、等と、赤外
線、電波、等にて通信することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
を説明する。本発明のリーダライタは、ICカード等の
電子情報記録媒体との間で、アンテナを介した非接触通
信と、接触端子を介した接触通信との両方を行なうこと
ができるリーダライタである。最初に、本発明のリーダ
ライタの通信系統におけるデータ処理について説明す
る。本発明のリーダライタの通信系統におけるアンテ
ナ、接触端子、等の構成については詳細を後述する(図
2、図3とその説明を参照)。
【0015】本発明のリーダライタの主としてデータ処
理系統における構成の一例を図1に示す。図1におい
て、111は処理部、112はインタフェース部、11
3は記憶部、114はクロック供給部、115は電力供
給部、120はリーダライタのアンテナ、121は非接
触通信部、130はリーダライタの接触端子、131は
接触通信部、141は通信制御部、150は押ボタン、
160は表示手段、170は非接触遠隔通信部である。
また、200は電子情報記録媒体である。
【0016】処理部111は、データ処理を行なう主要
な部分であり、CPU(central processor unit)に相
当する。インターフェース部112は、データ処理部1
11と外付の機器とのデータ入出力において整合性をと
る部分である。記憶部113は、処理中のデータやプロ
グラムを保存する部分であり、ROM(read only memo
ry)、RAM(random access memory)、等に相当す
る。データ処理は、そのハードウェアとソフトウェアに
よって実行される。
【0017】クロック供給部114は、処理部111、
等のデータ処理系の各部分が同期して動作するように、
それらの部分にクロック信号、たとえば4.9MHzを
供給する。また、アンテナ120から電磁波を出力する
ときの搬送波、たとえば13.56MHzを供給する。
【0018】電力供給部115は、データ処理系に電力
を供給する。また、接触端子130における電源供給端
子(VCC)を通じて電子情報記録媒体200に電力を
供給する。また、非接触通信部121からアンテナを介
して非接触で電子情報記録媒体200に電力を供給す
る。本発明においては、アンテナと接触端子のいずれか
一方によって、またはアンテナと接触端子との両方によ
って同時に電力を供給する構成とすることができる。通
常は、電力供給が途絶えた場合には、通信における接続
処理を最初からやり直す必要がある。しかし、後者の場
合にはそれをほとんど回避することができる。したがっ
て、電力供給において高い信頼性を得ることができ、電
力供給に起因する通信障害を無くすことができる。
【0019】非接触通信部121は、アンテナ120を
介して非接触で電子情報記録媒体200に前述の電力供
給を行なうとともに、電子情報記録媒体200と通信を
行なう部分である。送信過程において、非接触通信部1
21は、処理部111が出力するデータに基づいて出力
信号を生成する。そして、クロック供給部114から供
給される搬送波を、その出力信号で変調した変調信号を
アンテナ120に供給する。アンテナ120はその変調
信号を電磁波として送信する。また、その逆の受信過程
において、アンテナ120は、電子情報記録媒体200
によるそのアンテナの変調信号を受信する。非接触通信
部121は、その変調信号を復調し、その復調で得た受
信信号に基づいてデータを生成する。そのデータは処理
部111によって入力される。
【0020】同様に、接触通信部131は、接触端子1
30を介して接点を形成し電子情報記録媒体200に前
述の電力供給を行なうとともに、電子情報記録媒体20
0と通信を行なう部分である。送信過程において、接触
通信部131は、処理部111が出力するデータに基づ
いて出力信号を生成する。そして、その出力信号を接触
端子130に供給する。また、その逆の受信過程におい
て、接触端子130は、電子情報記録媒体200がその
接触端子介して送信する信号を受信する。接触通信部1
31は、その受信信号に基づいてデータを生成する。そ
のデータは処理部111によって入力される。
【0021】通信制御部141は、電子情報記録媒体2
00と通信を、非接触通信部121と接触通信部131
のいずれによって行なうかを制御する部分である。通信
制御部141は、複数のステップから成る一連の通信処
理において、その通信処理の各々のステップの属性情報
に基づいてその通信処理を非接触通信手段121と接触
通信手段131のいずれかに割り当てる。電子情報記録
媒体200がアンテナだけを有する電子情報記録媒体で
あれば、その通信処理の各々のステップの属性情報は、
非接触通信に統一される。したがって、通信制御部14
1は、非接触通信部121によってその通信を行なうよ
う制御する。また、電子情報記録媒体200が接触端子
だけを有する電子情報記録媒体であれば、その通信処理
の各々のステップの属性情報は、接触通信に統一され
る。したがって、通信制御部141は、接触通信部13
1によってその通信を行なうよう制御する。
【0022】また、電子情報記録媒体200がアンテナ
と接触端子との両方を有する電子情報記録媒体であれ
ば、通信制御部141は、非接触通信部121と接触通
信部131のいずれか一方だけによって、複数のステッ
プから成る一連の通信処理を行なうよう制御する。また
は、複数のステップから成る一連の通信処理において、
その通信処理の各々のステップの属性情報に基づいて、
非接触通信部121と接触通信部131のいずれか一方
がその各々のステップの通信処理を行なうよう制御す
る。
【0023】たとえば、その通信処理が暗号処理に係わ
るときには、その一連の処理を接触通信部131によっ
て行なう。暗号処理は消費電力の高い複雑な処理である
が、その処理を短時間に完了させることができ好適であ
る。また、アンテナを介して行なわれる非接触通信手段
によるデータ通信に比較して、高いセキュリティ性を得
ることができ好適である。
【0024】押ボタン150は、所定の情報を手操作で
入力する部分である。また、表示部160は、所定の情
報を表示する部分である。また、非接触遠隔通信部17
0は、電子情報記録媒体200以外の外部機器、通信回
線、等と、赤外線、電波、等にて通信する部分である。
【0025】たとえば、オペレータは、表示部160を
モニターしながら押ボタン150を操作し、非接触遠隔
通信部170から公衆通信回線(携帯電話回線、等)を
介して所望のサーバに接続する。オペレータは、表示部
160をモニターしながら押ボタン150を操作し、そ
のサーバから公衆通信回線(携帯電話回線、等)を介し
て非接触遠隔通信部170に所望のデータファイルを受
信する。オペレータは、表示部160をモニターしなが
ら押ボタン150を操作し、そのデータファイルを電子
情報記録媒体200に保存する。
【0026】またたとえば、オペレータは、表示部16
0をモニターしながら押ボタン150を操作し、非接触
遠隔通信部170から公衆通信回線(携帯電話回線、
等)を介して所望のサーバに接続する。オペレータは、
表示部160をモニターしながら押ボタン150を操作
し、電子情報記録媒体200に保存されている所望のデ
ータファイルを選択する。オペレータは、表示部160
をモニターしながら押ボタン150を操作し、そのデー
タファイルを公衆通信回線(携帯電話回線、等)を介し
て所望のサーバに送信する。
【0027】以上の構成において、次に、本発明のリー
ダライタの動作について図8を参照しながら説明する。
図8は本発明のリーダライタにおける通信処理の過程を
フロー図として示す図である。リーダライタ100は、
その媒体保持部において電子情報記録媒体200を保持
する。これにより、リーダライタ100と電子情報記録
媒体とは、接触端子は物理的に接点を形成し、アンテナ
は空間的に対向する配置となる。リーダライタ100
は、最初に、その電子情報記録媒体200を活性化する
処理を行なう。本発明のリーダライタ200において
は、2つの活性化処理が行なわれる。
【0028】まず、図8のステップS1において、リー
ダライタ100は、電子情報記録媒体200との接触通
信を活性化する。活性化の一連の動作を説明すると、ま
ず、接触端子130における電力供給端子(VCC)か
ら電力を約5Vの電圧で供給する。そして、接触端子1
30におけるリセット信号端子(RST)にリセット信
号を供給する。リセット信号はLowレベル(約0V)
からHighレベル(約5V)に立ち上がる信号であ
る。さらに、接触端子130におけるクロック信信号端
子から4.9MHzのクロック信号を供給する。このよ
うに、電子情報記録媒体200が具備する接触端子に、
電力、リセット信号、クロック信号が供給されることに
より、接触通信が活性化され、接触通信を行なえる状態
となる。
【0029】次に、ステップS2において、リーダライ
タ100は、電子情報記録媒体200との非接触通信を
活性化する。リーダライタ100は、そのアンテナ12
0から13.56MHzの電磁波を出力する。リーダラ
イタ100と電子情報記録媒体200のアンテナは、接
近して対向しており電磁誘導結合している。したがっ
て、電子情報記録媒体200にはそのアンテナからその
電磁波が入力される。電子情報記録媒体200は、その
電磁波を整流することにより電磁波から電力を生成す
る。この電圧が5V以上である場合には、電子情報記録
媒体200は、非接触通信が活性化され、非接触通信を
行なえる状態となる。
【0030】次に、ステップS3において、リーダライ
タ100の通信制御処理部141は、複数の通信ステッ
プから成る一連の通信処理における最初の通信ステップ
の属性情報を入力する。次に、ステップS4において、
通信制御処理部141は、その属性情報において、通信
制御を接触通信とする属性が示されているか、通信制御
を非接触通信とする属性が示されているかを判定する。
属性情報が接触通信であれば、ステップS5に進む。属
性情報が非接触通信であれば、ステップS8に進む
【0031】属性情報が接触通信であれば、ステップS
5において、リーダライタ100は接触通信の状態とな
り、接触通信部131は、その通信ステップにおける通
信処理を実行する。リーダライタ100が接触通信の状
態のときには、電子情報記録媒体も接触通信の状態とな
る。すなわち、その通信ステップにおける通信処理は送
信受信ともに接触通信で行なわれる。その通信ステップ
における通信処理が終了すると、次に、ステップS6に
おいて、リーダライタ100は通信処理における次の通
信ステップを実行する状態に移行する。
【0032】一方、属性情報が非接触通信であれば、ス
テップS8において、リーダライタ100は非接触通信
の状態となり、非接触通信部121は、その通信ステッ
プにおける通信処理を実行する。リーダライタ100が
非接触通信の状態のときには、電子情報記録媒体も非接
触通信の状態となる。すなわち、その通信ステップにお
ける通信処理は送信受信ともに非接触通信で行なわれ
る。その通信ステップにおける通信処理が終了すると、
次に、ステップS6において、リーダライタ100は通
信処理における次の通信ステップを実行する状態に移行
する。
【0033】次に、ステップS7において、次の通信ス
テップが、一連の通信処理の終了を意味するか否かが判
定される。一連の通信処理の終了であれば、その通信処
理を終了とする。一連の通信処理の終了でなければ、ス
テップS3に戻って、上述した以降の処理を繰り返す。
【0034】次に、上述の通信ステップにおける属性情
報について説明する。属性情報は、通信処理プログラム
における通信制御コマンドとして実施することができ
る。本発明のリーダライタ100における通信制御コマ
ンドには、接触通信コマンドと非接触通信コマンドが存
在する。接触通信コマンドは、リーダライタ100を接
触通信状態とするコマンドである。このコマンドが実行
されると、非接触通信コマンドが実行されない限り、以
降の通信処理におけるステップはすべて接触通信で行な
われる。また、非接触通信コマンドは、リーダライタ1
00を非接触通信状態とするコマンドである。このコマ
ンドが実行されると、接触通信コマンドが実行されない
限り、以降の通信処理におけるステップはすべて非接触
通信で行なわれる。
【0035】通信処理プログラムにおけるコマンドは通
信制御コマンドだけでなく、その他のコマンドも存在す
る。たとえば、メモリに記憶されているデータを読み込
むコマンド、データを暗号化するコマンド、暗号化され
たデータを複合化するコマンド、メモリにデータを書き
込むコマンド、等である。これらのコマンドのシーケン
スとして一連の通信処理が行なわれる。上述における通
信ステップは、これらのコマンドの1つ1つの実行、ま
たは、1まとまりのコマンドの実行に対応する。属性情
報は、それらの通信ステップにおける状態が、接触通信
状態であるか、非接触通信状態であるかに相当する。
【0036】次に、本発明のリーダライタの通信系統に
おけるアンテナ、接触端子、等の構成について説明す
る。本発明のリーダライタの通信系統におけるアンテ
ナ、接触端子、等の構成の一例(その1)を図2、図3
に示す。図2は上面図、図3は側面図である。図2、図
3において、100はリーダライタ、120はリーダラ
イタのアンテナ、121は非接触通信部、130はリー
ダライタの接触端子、131は接触通信部である。ま
た、200は電子情報記録媒体、220は電子情報記録
媒体のアンテナ、230は電子情報記録媒体の接触端子
である。
【0037】リーダライタ100は、すくなくとも、媒
体保持部と、非接触通信部121と、接触通信部131
を具備する。媒体保持部は、図2、図3には明示されて
いないが、情報の読み取りと書き込みを行なう位置にお
いて電子情報記録媒体200を保持する。この媒体保持
部の形態は、この媒体保持部が保持する電子情報記録媒
体の形態によって決められるものである。
【0038】この媒体保持部が保持する電子情報記録媒
体200の形態の一例を図6、図7に示す。図6に示す
電子情報記録媒体200は、ICカードであり、ICチ
ップを有する特定の領域であるICモジュールを取り外
し可能となっている。電子情報記録媒体は広い概念(上
位概念)である。ICカードの全体は電子情報記録媒体
であり、この一例ではICモジュールの部分も電子情報
記録媒体である。
【0039】また、図7に示す電子情報記録媒体200
は、ICモジュールである。図7(A)はICモジュー
ルの表側を示す図であり、図7(B)はICモジュール
の中身を示す図である。図7に示すICモジュールは、
ICカードに対して取り外し可能となっている必要性は
ないが、図6に示すICモジュールと実質的に同一のも
のである。ICモジュールの具体的な一例はSIMカー
ドである。図7に示すように、ICモジュールは、すく
なくとも、ICチップと、接触端子と、アンテナとから
構成される。
【0040】媒体保持部は、情報の読み取りと書き込み
を行なう位置において図6または図7に示すような電子
情報記録媒体200を保持する。すなわち、リーダライ
タのアンテナ120と電子情報記録媒体200のアンテ
ナ220とが結合状態となる位置、または、リーダライ
タ100の接触端子130と電子情報記録媒体200の
接触端子230とが接触状態となる位置において電子情
報記録媒体200を保持する。
【0041】本発明においては、結合状態となる位置と
接触状態となる位置とは、必ずしも同じでなくてもよ
い。リーダライタ100のアンテナ120と電子情報記
録媒体200のアンテナ220とを結合状態とするため
の位置から、リーダライタ100の接触端子130と電
子情報記録媒体200の接触端子230とが接触状態と
なる位置に、またはその逆の位置に電子情報記録媒体2
00を移動する手段、またはリーダライタ100の接触
端子130を移動する手段、等を設けるように構成して
もよい。
【0042】図2、図3に示す構成の一例においては、
結合状態となる位置と接触状態となる位置とが同じであ
る。すなわち、同時に、結合状態と接触状態とをリーダ
ライタ100において実現することができる。この構成
では、移動する手段を設ける必要がない点において好適
である。
【0043】また、図2、図3に示す構成の一例におい
ては、リーダライタのアンテナ120とリーダライタの
接触端子130とは、電子情報記録媒体200を挟ん
で、その表面側と裏面側に分けて配置されている。しか
し、本発明においては必ずしもその配置でなくてもよ
い。すなわち、電子情報記録媒体200の表面側または
裏面側に、リーダライタのアンテナ120とリーダライ
タの接触端子130の両方を配置してもよい。リーダラ
イタのアンテナ120とリーダライタの接触端子130
を、電子情報記録媒体200を挟んで、その表面側と裏
面側に分けて配置した場合には、配置する空間としてよ
り大きな空間を得ることができ、設計等における自由度
が大きく、好適である。
【0044】本発明のリーダライタの通信系統における
アンテナ、接触端子、等の構成の一例(その2)を図
4、図5に示す。図4は上面図、図5は側面図である。
本発明の説明で参照する図(後述する図を含む)におい
て、全く同一でなくても相当している部分には、同一の
符号を付してある。図4、図5において、100はリー
ダライタ、120はリーダライタのアンテナ、121は
非接触通信部、130はリーダライタの接触端子、13
1は接触通信部である。また、200は電子情報記録媒
体、220は電子情報記録媒体のアンテナ、230は電
子情報記録媒体の接触端子である。
【0045】この図4、図5に示す構成の一例(その
2)と前述の図2、図3に示す構成の一例(その1)と
の相違点は、リーダライタ100のアンテナ120とリ
ーダライタ100の接触端子130と配置にある。構成
の一例(その1)の図3に示すように、リーダライタ1
00のアンテナ120の中心に垂直な軸(一点鎖線a−
a’で示す)と、リーダライタ100の接触端子130
の中心に垂直な軸(一点鎖線b−b’で示す)とは、分
離しており別個の軸である。
【0046】これに対して、構成の一例(その2)にお
いては、図5に示すように、リーダライタ100のアン
テナ120の中心に垂直な軸と、リーダライタ100の
接触端子130の中心に垂直な軸とは、ほぼ一致してお
り、ほぼ共通の軸(一点鎖線c−c’で示す)である。
本発明のリーダライタにおけるアンテナと接触端子の配
置はこれに限定されないが、このように対面して配置す
ることで配置する空間を小さくすることができる。この
ことは、リーダライタを小型化することができる等の利
点となる。
【0047】
【発明の効果】以上のとおりであるから、本発明の請求
項1に係るリーダライタによれば、接触端子を介して行
なう接触型通信と、アンテナを介して行なう非接触型通
信とを、1台のリーダライタにおけるデータ通信の内容
に応じて使い分け実質的に同時使用することができるリ
ーダライタが提供される。また本発明の請求項2に係る
リーダライタによれば、暗号処理に係わるデータ通信に
つては接触端子を介して行なわれ、消費電力の高い複雑
な暗号処理であっても短時間に完了させることができ
る。また、アンテナを介して行なわれる非接触通信手段
によるデータ通信に比較して、高いセキュリティ性を得
ることができる。また本発明の請求項3に係るリーダラ
イタによれば、電力供給において高い信頼性を得ること
ができ、電力供給に起因する通信障害を無くすことがで
きる。また本発明の請求項4に係るリーダライタによれ
ば、取り外したICモジュールに対して、接触端子を介
して行なう接触型通信と、アンテナを介して行なう非接
触型通信とを、1台のリーダライタにおけるデータ通信
の内容に応じて使い分け実質的に同時使用することがで
きるリーダライタが提供される。また本発明の請求項5
に係るリーダライタによれば、所定の情報を手操作で入
力することができる。また本発明の請求項6に係るリー
ダライタによれば、所定の情報を表示することができ
る。また本発明の請求項7に係るリーダライタによれ
ば、電子情報記録媒体以外の外部機器、通信回線、等
と、赤外線、電波、等にて通信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のリーダライタの主としてデータ処理系
統における構成の一例を示す図である。
【図2】本発明のリーダライタの通信系統におけるアン
テナ、接触端子、等の構成の一例(その1)を示す図
(上面図)である。
【図3】本発明のリーダライタの通信系統におけるアン
テナ、接触端子、等の構成の一例(その1)を示す図
(側面図)である。
【図4】本発明のリーダライタの通信系統におけるアン
テナ、接触端子、等の構成の一例(その2)を示す図
(上面図)である。
【図5】本発明のリーダライタの通信系統におけるアン
テナ、接触端子、等の構成の一例(その2)を示す図
(側面図)である。
【図6】電子情報記録媒体の形態の一例を示す図(IC
カード)である。
【図7】電子情報記録媒体の形態の一例を示す図(IC
モジュール)である。
【図8】本発明のリーダライタにおける通信処理の過程
をフロー図として示す図である。
【符号の説明】
100 リーダライタ 111 処理部 112 インタフェース部 113 記憶部 114 クロック供給部 115 電力供給部 120 リーダライタのアンテナ 121 非接触通信部 130 リーダライタの接触端子 131 接触通信部 141 通信制御部 150 押ボタン 160 表示手段 170 非接触遠隔通信部 200 電子情報記録媒体 220 電子情報記録媒体のアンテナ 230 電子情報記録媒体の接触端子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月19日(2001.2.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図7】
【図8】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子情報記録媒体用のリーダライタであっ
    て、通信制御手段と、接触通信手段、非接触通信手段と
    を具備し、 前記通信制御手段は、複数のステップから成る一連の通
    信処理において、前記通信処理の各々のステップの属性
    情報に基づいてその通信処理を前記接触通信手段と前記
    非接触通信手段のいずれかに割り当て、 前記接触通信手段は、前記通信制御手段によって割り当
    てられた通信処理を接触端子を介して実行し、 前記非接触通信手段は、前記通信制御手段によって割り
    当てられた通信処理をアンテナを介して実行する、 ことを特徴とするリーダライタ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のリーダライタにおいて、前
    記通信処理が暗号処理に係わるときには、その一連の通
    信処理を前記接触通信手段が実行することを特徴とする
    リーダライタ。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載のリーダライタにお
    いて、前記接触端子から前記電子情報記録媒体に電力を
    供給する接触端子電力供給手段と、前記アンテナから前
    記電子情報記録媒体に電力を供給するアンテナ電力供給
    手段とを具備し、前記接触端子電力供給手段とアンテナ
    電力供給手段とによって同時に前記電子情報記録媒体に
    電力を供給することを特徴とするリーダライタ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載のリーダラ
    イタにおいて、前記電子情報記録媒体は、ICチップを
    有する特定の領域であるICモジュールが取り外し可能
    な構造のICカードであって、前記リーダライタは前記
    取り外したICモジュールを保持して前記一連の通信処
    理を行なうためのICモジュール保持手段を有すること
    を特徴とするリーダライタ。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載のリーダラ
    イタにおいて、所定の情報を手操作で入力するための入
    力手段を有することを特徴とするリーダライタ。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のリーダラ
    イタにおいて、所定の情報を表示する表示手段を有する
    ことを特徴とするリーダライタ。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のリーダラ
    イタにおいて、前記電子情報記録媒体以外の外部機器、
    通信回線、等と、赤外線、電波、等にて通信する非接触
    遠隔通信手段を有することを特徴とするリーダライタ。
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