JP2000214325A - 位相差フィルム - Google Patents

位相差フィルム

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JP2000214325A
JP2000214325A JP11013475A JP1347599A JP2000214325A JP 2000214325 A JP2000214325 A JP 2000214325A JP 11013475 A JP11013475 A JP 11013475A JP 1347599 A JP1347599 A JP 1347599A JP 2000214325 A JP2000214325 A JP 2000214325A
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retardation
copolymer
retardation film
polarizing plate
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JP11013475A
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Toshihiko Hikita
敏彦 疋田
Sadao Fujii
貞男 藤井
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 本発明位相差フィルムは、位相差値の波長依存性が小さ
く、λ/4波長板として、偏光板の偏光軸と位相差フィ
ルムの遅相軸を45°の位置に配して用いた場合、純度
の高い円偏光を得ることができる。更に、本発明位相差
フィルムを、反射型TFT液晶表示装置の構成フィルム
として用いると、色純度の高い表示像を得ることが出来
る。 【課題】 2枚の位相差フィルムが必要となり、さらに
2枚の位相差フィルムを所定の角度で貼合する必要があ
るため位相差フィルム2枚分のコストと貼合するための
労力を必要とする。またポリカーボネート以外の材料系
では、機械的強度、耐環境性に劣り、フィルムの膜厚が
大きくなるなど、広く実用に耐える波長依存性の小さい
位相差フィルムは、未だ見出されていない。 【解決手段】 特定の構造を有する重合体を用いること
により、2枚の位相差フィルムを貼合することなく機械
的強度・耐環境性に優れた位相差の波長依存性が小さい
位相差フィルムを得ることができることを見出した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は光学特性に優れた、新
規な位相差フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、位相差フィルムは超捻れ(ST
N)液晶表示装置などに代表される様に、広く表示デバ
イスの分野で使用されている。近年、位相差フィルムの
用途が更に広がるに従って、より高度な機能が要求され
てきている。その一つとして、400nmの波長で測定
した位相差をRe(400)と、550nmの波長で測
定した位相差をRe(550)とした時、Re(40
0)/Re(550)で定義される、位相差の波長依存
性が重要な特性として注目されている。一般的に使用さ
れている、ビスフェノールAタイプのポリカーボネート
からなる位相差フィルムは、その位相差の波長依存性が
1.12と大きく、STN型液晶表示装置の色補償とし
ては好ましく、400nmから600nmの位相差を有
する位相差フィルムが広く使用されている。
【0003】一方、λ/4波長板と偏光フィルムとから
なる円偏光板に代表される200nm以下の低位相差を
有する位相差フィルムの用途では、可視光の各波長に対
して、すべてλ/4波長に相当する位相差を有するこ
と、即ち、波長依存性が負であることが望ましい。しか
し、前記ポリカーボネート系位相差フィルムは、波長依
存性が大きいため、波長により偏光の程度が異なり、特
に反射型TFT液晶表示装置に用いた場合、表示像の色
純度が悪くなるという欠点を有するため、波長依存性を
小さくすることが望まれている。
【0004】位相差フィルムの波長依存性の制御につい
ては、例えば、特開平5−27118号公報、特開平5
−27119号公報、特開平5−100114号公報及
び特開平10−68816号公報などが知られている。
これらの技術はいずれも2枚の位相差フィルムを所定の
角度で貼合することにより波長依存性を制御するもので
ある。また、ポリビニルアルコールやノルボルネン誘導
体の様なポリカーボネートとは異なる材料を用いた波長
依存性の小さい位相差フィルムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上述
した従来の技術においては2枚の位相差フィルムが必要
となり、さらに2枚の位相差フィルムを所定の角度で貼
合する必要があるため位相差フィルム2枚分のコストと
貼合するための労力を必要とする。また、ポリカーボネ
ート以外の材料系では、機械的強度、耐環境性に劣り、
フィルムの膜厚が大きくなるなど、広く実用に耐える波
長依存性の小さい位相差フィルムは、未だ見出されてい
ない。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
め、本発明者等は鋭意研究の結果、特定の構造を有する
重合体を用いることにより、また、2枚の位相差フィル
ムを貼合することなく、機械的強度・耐環境性に優れ
た、位相差の波長依存性が小さい位相差フィルムを得る
ことができることを見出し、本発明に至った。
【0007】即ち、本発明の第一は、式(I)で表され
るマレイミド成分Aと式(II)で表されるオレフィン成
分Bを有する共重合体からなることを特徴とする位相差
フィルム
【0008】
【化3】 (ここでRは炭素数1〜18のアルキル基、3〜12の
シクロアルキル基を示す)
【0009】
【化4】 (ここでR1,R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は炭
素数1〜8のアルキル基を示す)に関する。
【0010】また、本発明の第二は、該位相差フィルム
と偏光板が積層一体化されていることを特徴とする楕円
偏光板に関する更に、本発明の第三は、偏光子と偏光保
護フィルムから構成される偏光板に於いて、少なくとも
一方の該保護フィルムが、該位相差フィルムであること
を特徴とする偏光板に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】 本発明に用いられるマレイミド
・オレフィン共重合体は公知の方法例えば特開平5−5
9193号公報、特開平5−195801号公報、特開
平6−136058号公報及び/又は特開平9−328
523号公報に記載されているように、二種類の単量体
を直接共重合したり、一方の重合体にグラフト共重合し
た共重合体を用いることが出来る。該オレフィン成分B
を有する重合体に、マレイミド成分Aを構成する単量体
をグラフト重合した共重合体も好ましく用いることが出
来る。これら共重合体には、その他のアクリル酸エステ
ルや無水マレイン酸の様な不飽和二重結合を有する酸無
水物等、第三の成分を含有していてもかまわない。
【0012】該共重合体中の、マレイミド成分Aの含有
量は、30モル%以上80モル%未満が好ましく、より
好ましくは、40モル%以上60モル%以下である。こ
の範囲を超えると、得られる位相差フィルムの耐熱性や
機械的強度が損なわれる。必要とされる耐熱性は、ガラ
ス転移温度は80℃以上が必要であり、より好ましくは
100℃以上、更に好ましくは130℃以上である。ま
た、好ましい分子量の範囲は、1×104以上1×106
以下の共重合体が用いられる。より好ましい共重合体と
しては、マレイミド成分Aとしては、Rがメチル基、エ
チル基、イソプロピル基、シクロヘキシル基から選ばれ
たアルキル基であり、オレフィン成分BとしてはR1が
水素、R2、R3はメチル基である共重合体である。
【0013】本発明の位相差フィルムを得るには、該マ
レイミド・オレフィン共重合体をフィルム化した後、フ
ィルムを適当な方法で延伸する。
【0014】位相差バラツキの小さい位相差フィルムを
得るには、光学的に均一なフィルムを延伸に用いること
が重要である。フィルム化には、種々の公知の方法、例
えば、溶融押出し法、インフレーション法、溶液流延法
などがあり、特に限定されないが、溶液流延法が特に好
ましい。この方法により、ダイライン等の欠陥が無く、
また、フィルム厚みバラツキが5%以下と小さく、位相
差の小さい、光学的に等方なフィルムを得ることができ
る。
【0015】溶剤キャスト法に用いることのできる溶剤
は、高分子材料の種類により、公知の溶剤から選択され
る。塩化メチレンやトリクロロエタン等のハロゲン化炭
化水素系溶剤は高分子材料を溶解しやすく、また沸点も
低いため好適な溶剤の一つである。また、ジメチルホル
ムアミドやジメチルアセトアミドなどの、極性の高い非
ハロゲン系の溶剤も用いることができる。さらに、トル
エン、キシレンやアニソール等の芳香族系や、ジオキサ
ン、ジオキソラン、テトラヒドロフランやピラン等の環
状エーテル系の溶剤も使用可能である。
【0016】これら溶剤は相互に混合して用いることも
でき、また、アルコール等の非溶剤を混合して、溶剤の
蒸発速度を制御することも、表面性の優れたフィルムを
得るためには好ましい方法である。
【0017】溶液流延法によりフィルム化する場合、本
発明に関わる共重合体を前記溶剤に溶解したのち、支持
体に流延したのち乾燥し、フィルムとする。好ましい支
持体としては、ステンレスのエンドレスベルトや、ポリ
イミドフィルムや二軸延伸ポリエチレンテレフタレート
フィルム等のような、フィルムを用いることが出来る。
【0018】必要に応じて、予備乾燥したフィルムを支
持体から剥離し、更に乾燥することも可能である。フィ
ルムの乾燥は、一般には、フロート法や、テンターある
いはロール搬送法が利用できる。フロート法の場合、フ
ィルム自体が複雑な応力を受け、光学的特性の不均一が
生じやすい。また、テンター法の場合、フィルム両端を
支えているピンあるいはクリップの距離により、溶剤乾
燥に伴うフィルムの幅収縮と自重を支えるためのテンシ
ョンをバランスさせる必要があり、複雑な幅の拡縮を伴
う必要がある。
【0019】一方、ロール搬送法の場合、安定なフィル
ム搬送の為のテンションは原則的にフィルムの流れ方向
(MD方向)にかかるため、応力の方向を一定にしやす
い特徴を有する。従って、本発明に関わるフィルム化
の、最も好ましい方法はロール搬送により乾燥法であ
る。しかし、過剰なテンションによる搬送や乾燥温度
は、得られるフィルムの位相差を上げる為、好ましくな
い。搬送に用いるロールとして、ロール軸とロール部が
独立に回転し得る構造を有するテンデンシーロールを用
いることは、搬送テンションを低減するために有効な方
法である。好ましいロール間テンションは、フィルムの
材質・厚み・幅・表面性等の諸条件によって異なり、そ
れぞれの場合で最適な条件を見いだす必要がある。一般
的には過剰なテンションを極力避ける必要があり、MD
方向に10kg/m以下のテンションで搬送するのが好
ましく、より好ましくは5kg/m以下、さらに好まし
くは3kg/m以下である。1kg/m以下のテンショ
ンではフィルムの走行が不安定となり好ましくない。
【0020】乾燥温度は、許容される溶剤の残存量にも
よるが、不要に高温で乾燥することは、位相差を大きく
するため好ましくない。一般的には、乾燥後に得られた
フィルムのTgより30℃以下で乾燥を行うことが好ま
しく、更に好ましくは50℃以下である。特に、乾燥初
期にはフィルム中に溶剤が残存しているため、見かけの
Tgは材料本来のTgより大きく低下しており低温にて
乾燥を進める必要があり、溶剤の蒸発が進むにつれ乾燥
温度を上昇させる必要がある。従って、各ゾーン毎に独
立に温度調節機構を持った多室の乾燥炉が本発明に関わ
るフィルム化に適している。また、フィルムを乾燥炉内
へ導入する場合や、炉から引き出す場合、フィルムに急
激な温度変化を与えると、膨張応力や収縮応力によるフ
ィルム幅方向(TD方向)の応力がフィルムにかかり好
ましくない分子の配向やフィルムの変形を来すことがあ
る。
【0021】フィルム厚みは、30μmから150μm
であり、好ましくは50μmから100μmである。ま
た、フィルムの位相差値は、20nm以下が好ましく、
より好ましくは10nm以下である。フィルムの位相差
値がこれ以上大きいと、延伸して位相差フィルムとした
際の、位相差値のフィルム面内バラツキが大きくなるの
で好ましくない。
【0022】またフィルム化の際に、必要に応じて少量
の可塑剤や熱安定剤、紫外線安定剤等の添加剤を加えて
も良い。特にマレイミド比が40モル%以上と高くなっ
た場合、共重合体は硬く脆くなるため、フィルムの応力
白化や裂けを抑えるために可塑剤を加えるこは有効であ
る。
【0023】好ましい可塑剤を例示すると、フタル酸系
可塑剤としては、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジ−n−ブチル、フタル酸ジ−n−オクチ
ル、フタル酸ジ−n−エチルヘキシル、フタル酸ジイソ
オクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−n
−デシル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジ−n−ド
デシル、フタル酸ジイソトリデシル、フタル酸ジシクロ
ヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ジ−2−
エチルヘキシル、イソフタル酸ジ−2−エチルヘキシ
ル、脂肪族二塩基酸系可塑剤としては、アジピン酸ジ−
n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジ−
2−エチルヘキシル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキ
シル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−2−エチル
ヘキシル、リン酸エステル系可塑剤としては、リン酸ト
リブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸−
2−エチルヘキシル、リン酸トリクレジール、エポキシ
系可塑剤としては、エポキシ化大豆油、エポキシ化トー
ル油脂肪酸−2−エチルヘキシル、脂肪酸エステル系可
塑剤としては、ステアリン酸ブチル、オレイン酸ブチ
ル、塩素化パラフィン、塩素化脂肪酸メチル、高分子系
添加剤としては、ポリエチレングリコールジメチルエー
テル、ポリエチレングリコール安息香酸エステル、エス
テル基を含有する高分子化合物(アジピン酸、セバシン
酸、フタル酸などの2塩基酸と1,2−プロピレングリ
コール、1,3−プロピレングリコールなどの重縮合
物)などが挙げられる。これら添加剤の中でも、芳香族
基を含まない、アジピン酸ジ−n−デシル、アジピン酸
ジイソデシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、ア
ゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジブチ
ル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、リン酸トリブ
チル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸−2−
エチルヘキシル、リン酸トリクレジール、エポキシ化大
豆油、エポキシ化トール油脂肪酸−2−エチルヘキシ
ル、ステアリン酸ブチル、オレイン酸ブチル、塩素化パ
ラフィン、塩素化脂肪酸メチル、ポリエチレングリコー
ルジメチルエーテル、あるいはエステル基を含有する高
分子化合物(アジピン酸、セバシン酸などの2塩基酸と
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコールなどの重縮合物)などの可塑剤が好ましい。こ
れらの可塑剤は、可視領域短波長側に吸収を持たないた
め、位相差の波長依存性に悪い影響を与えないため特に
好ましい添加剤である。これら可塑剤は上記のマレイミ
ド−オレフィン共重合体100重量部に対して2〜20
重量部添加される。20重量部を超えると、連続的にロ
ールフィルムを延伸する際の位相差値の安定性が損なわ
れるため好ましくない。
【0024】位相差フィルムを得るためには、上記で得
られたフィルムを公知の延伸方法により配向処理を行
い、均一な位相差を付与することができる。公知の延伸
方法としては一軸や二軸の熱延伸法を採用することが出
来る。本発明に関わるフィルムは、延伸時に位相差が発
現しにくく、ポリカーボネートと異なり、大きな延伸倍
率を取る必要があるため、縦一軸延伸が好ましい。ま
た、得られた位相差フィルムの光学的な一軸性が重要と
なる場合は、自由端縦一軸延伸が特に好ましい延伸方法
である。また、特開平5−157911号公報に示され
るような特殊な二軸延伸を施し、フィルムの三次元での
屈折率を制御することも可能である。
【0025】得られた位相差フィルムの位相差値は10
nm〜2000nmの間で、目的に応じて選択すること
が出来る。位相差値は、延伸温度や延伸倍率を制御する
ことにより所望の値にすることが可能である。一般に
は、延伸倍率は1.1倍から3倍であり、延伸温度は、
ガラス転移温度Tgに対して、(Tg−30)℃から
(Tg+30)℃の範囲で選択される。特に好ましい延
伸温度は、(Tg−20)℃から(Tg+20)℃の範
囲である。この範囲を超えると、所望の位相差を得るこ
とがでず、また、フィルムの白化や位相差バラツキが大
きくなる。
【0026】STN液晶表示装置の色補償用に用いる場
合、一般的には、400nmから2000nmの間で選
択される。また、λ/2位相差板として用いる場合は、
200nmから400nmの間が選択される。また、λ
/4波長板の用途としては、90nmから200nmが
選択される。λ/4波長板としてのより好ましい位相差
値は、100nmから150nmである。
【0027】該位相差フィルムは、表面を、必要により
コロナ処理をすることができる。特に、フィルム表面に
コーティング加工等の表面処理が施される場合や、粘着
剤により別のフィルムがラミネートされる場合は、相互
の密着性を上げるための手段として、フィルム表面のコ
ロナ処理は好適な方法である。好ましいコロナ処理の程
度は、54dyn/cm以上である。
【0028】本発明位相差フィルムは、公知のヨウ素系
あるいは染料系の偏光板と粘着剤を介して積層してもか
まわない。積層する際、用途によって偏光板の偏光軸と
位相差フィルムの遅相軸とを、特定の角度に保って積層
することが必要である。λ/4波長板の用途では、一般
には、偏光板の偏光軸と位相差フィルムの遅相軸は実質
的に45°の相対角度を保ち積層される。また、本発明
位相差フィルムを、偏光板を構成する偏光保護フィルム
として用いて、積層してもかまわない。
【0029】本発明位相差フィルムは、必要に応じてコ
ーティング層を介して、または、介さずに、透明導電層
を形成することが出来る。この際は、位相差フィルムの
少なくとも透明導電膜を形成するフィルム表面に、コー
ティング層を、厚み0.1μmから10μm、好ましく
は1μmから5μmの範囲で形成する事が好ましい。好
ましいコーティング層を例示すると、有機系コーティン
グ層としては、メラミン樹脂系、アクリル樹脂系、ウレ
タン樹脂系、アルキド樹脂系、含フッソ系樹脂系であ
り、また有機−シリコーン複合系としては、ポリエステ
ルポリオールやエーテル化メチロールメラミンにアルキ
ルトリアルコキシシラン、テトラアルコキシシランの部
分加水分解物を配合したものが挙げられる。また、アミ
ノシランやエポキシシランの部分加水分解物、シランカ
ップリング剤とアルキルトリアルコキシシラン・テトラ
アルコキシシランの部分加水分解物、コロイダルシリカ
とアルキルトリアルコキシシランの加水分解物等のシリ
コーン系材料も好適に用いることができる。これら材料
を本発明位相差フィルムの片面又は両面にコーティング
後、熱硬化により耐溶剤性皮膜を有するフィルムを得る
ことが出来る。この時、低温硬化型の触媒を同時に用い
ることは、好ましくないフィルムの熱変性を抑制するた
めに好ましい方法である。また多官能アクリレート等の
モノマーやオリゴマーに光増感剤を添加し、紫外線や電
子線により得られる硬化層も好適に用いることが出来
る。該コーティング層には、必要により、各種フィラー
を添加することができる。透明導電層を有する本発明位
相差フィルムを抵抗膜式タッチパネルの電極フィルムと
して用いた場合、フィラーを添加することにより透明電
極間での光の干渉による好ましくないニュートンリング
の発生や、透明導電基板同士のブロッキングを防止する
ことができる。好ましいフィラーとしては、ポリメタク
リル酸エステル系やポリアクリル酸エステル系、ポリオ
レフィン系、ポリスチレン系、ジビニルベンゼン系、ベ
ンゾグアナミン系、有機シリコーン系等の有機系フィラ
ーあるいはシリカやアルミナ、酸化チタン等の無機系フ
ィラーが使用可能である。一方、フィラーの添加により
表示像のギラツキ感を与える事があり、フィラー形状、
コーティング剤やコーティング条件の最適化により、透
過像像鮮明度を80%以上に保つ必要がある。
【0030】
【実施例】 実施例および比較例に示される各物性値の
測定方法を以下に示す。 <Re値の測定及び波長依存性の評価> オーク製作
所(株)の顕微偏光分光光度計(TFM−120AF
T)を用い、400nm、441.6nm、514.5
nm、632.8nm及び780nmの波長における各
Re値を回転検光子法で測定する。
【0031】上記データを経験式Re=a+b/(λ
2−c)式を用いた最小自乗法でシュミレーションし、
400nmにおけるRe値(Re(400))と550
nmにおけるRe(Re(550))値を計算する。
【0032】計算したRe値からRe(400)/R
e(550)を計算し、この値を波長依存性として評価
する。 <光線透過率の測定方法> ASTM E275−67
記載の方法により550nmの光を用いて測定した。 <ヘイズの測定方法> JIS K7105−1981
の6.4記載の方法により測定した。
【0033】以下実施例に従って本発明を具体的に説明
する。
【0034】(実施例1) イソブテンとN−メチルマ
レイミドから成る共重合体(N−メチルマレイミド含量
50モル%、ガラス転移温度157℃)を塩化メチレン
溶液に濃度15重量%になるように溶解し、ガラス板上
に敷いた二軸延伸PETフィルム上に流延し室温で60
分放置した。その後フィルムを剥し、4片固定治具に挟
んで、100℃で10分間、更に120℃で10分間乾
燥を行って厚さ約100μmのフィルムを得た。このフ
ィルムの位相差値は8nm、光線透過率は92%、ヘイ
ズは0.3%であった。
【0035】このフィルムから30cm×10cmのサ
ンプルフィルムを切り取り、延伸試験装置(東洋精機製
作所、X4HD−HT)を用いて延伸速度10cm/
分、延伸倍率1.3倍、延伸温度160℃の条件でサン
プルフィルムの長手方向へ自由端縦一軸で延伸し、リタ
ーデーション143nm(測定波長550nm)の位相
差フィルムを得た。この位相差フィルムの波長依存性を
評価するためにRe(400)/Re(550)を計算
したところ1.05となった。
【0036】(比較例1)ビスフェノール成分としてビ
スフェノールAからなるポリカーボネート(帝人化成株
式会社 C−1400、ガラス転移温度149℃)を塩
化メチレン溶液に濃度15重量%になるように溶解し、
ガラス板上に流延し室温で60分放置後フィルムを剥
し、4片固定治具に挟んで、100℃で10分間、更に
120℃で10分間乾燥を行って厚さ約80μmのフィ
ルムを得た。このフィルムの位相差値は21nm、光線
透過率は90%、ヘイズは0.3%であった。
【0037】このフィルムから30cm×10cmのサ
ンプルフィルムを切り取り、延伸試験装置(東洋精機製
作所、X4HD−HT)を用いて延伸速度10cm/
分、延伸倍率1.1倍、延伸温度165℃の条件で延伸
し、リターデーション250nm(測定波長550n
m)の位相差フィルムを得た。この位相差フィルムの波
長依存性を評価するためにRe(400)/Re(55
0)を計算したところ1.12となった。
【0038】(比較例2)実施例1と同様にして、ガラ
ス板上に直接、溶液を流延したがた。室温で60分放置
後、フィルムを剥離しようとしたがフィルムが裂けてし
まい剥離できなかった。一方、比較例1で用いたポリカ
ーボネートは、剥離することが出来た。
【0039】(実施例2) 実施例1のイソブテンとN
−メチルマレイミドから成る共重合体、及び、可塑剤と
してリン酸トリブチル2部を、塩化メチレン溶液に共重
合体の濃度15重量%になるように溶解し、実施例1と
同様にして厚さ約95μmのフィルムを得た。このフィ
ルムの位相差値は10nm、光線透過率は92%、ヘイ
ズは0.3%であった。
【0040】このフィルムを、実施例1と同様にして、
延伸温度150℃の条件で延伸し、リターデーション1
20nm(測定波長550nm)の位相差フィルムを得
た。この位相差フィルムの波長依存性を評価するために
Re(400)/Re(550)を計算したところ1.
05となった。
【0041】(実施例3) 実施例1のイソブテンとN
−メチルマレイミドから成る共重合体、及び、可塑剤と
してフタル酸ジエチル2部を、塩化メチレン溶液に共重
合体の濃度15重量%になるように溶解し、実施例1と
同様にして厚さ約96μmのフィルムを得た。このフィ
ルムの位相差値は9nm、光線透過率は92%、ヘイズ
は0.3%であった。
【0042】このフィルムを、実施例1と同様にして、
延伸温度150℃の条件で延伸し、リターデーション1
20nm(測定波長550nm)の位相差フィルムを得
た。この位相差フィルムの波長依存性を評価するために
Re(400)/Re(550)を計算したところ1.
07となった。
【0043】(実施例4) 実施例1のイソブテンとN
−メチルマレイミドから成る共重合体、及び、可塑剤と
してリン酸トリブチル2部を、塩化メチレン溶液に共重
合体の濃度15重量%になるように溶解し、実施例1と
同様にして厚さ約100μmのフィルムを得た。このフ
ィルムの位相差値は10nm、光線透過率は92%、ヘ
イズは0.3%であった。
【0044】このフィルムを、実施例1と同様にして、
延伸倍率1.5倍、延伸温度150℃の条件で延伸し、
リターデーション242nm(測定波長550nm)の
位相差フィルムを得た。この位相差フィルムの波長依存
性を評価するためにRe(400)/Re(550)を
計算したところ1.05となった。
【0045】(実施例5) 実施例1のイソブテンとN
−メチルマレイミドから成る共重合体、及び、可塑剤と
してリン酸トリブチル2部を、塩化メチレン溶液に共重
合体の濃度15重量%になるように溶解し、実施例1と
同様にして厚さ約100μmのフィルムを得た。このフ
ィルムの位相差値は10nm、光線透過率は92%、ヘ
イズは0.4%であった。
【0046】このフィルムを、実施例1と同様にして、
延伸倍率2倍、延伸温度150℃の条件で延伸し、リタ
ーデーション420nm(測定波長550nm)の位相
差フィルムを得た。この位相差フィルムの波長依存性を
評価するためにRe(400)/Re(550)を計算
したところ1.06となった。
【0047】(実施例6) イソブテンとN−シクロヘ
キシルマレイミド(N−シクロヘキシルマレイミド含量
51モル%、ガラス転移温度185℃)から成る共重
合体、及び、可塑剤としてリン酸トリブチル2部を、塩
化メチレン溶液に共重合体の濃度15重量%になるよう
に溶解し、実施例1と同様にして厚さ約105μmのフ
ィルムを得た。このフィルムの位相差値は8nm、光線
透過率は93%、ヘイズは0.2%であった。
【0048】このフィルムを、実施例1と同様にして、
延伸倍率1.3倍、延伸温度180℃の条件で延伸し、
リターデーション150nm(測定波長550nm)の
位相差フィルムを得た。この位相差フィルムの波長依存
性を評価するためにRe(400)/Re(550)を
計算したところ1.04となった。
【0049】(実施例7) 実施例1で得られた位相差
フィルムにコロナ処理を行ったところ、コロナ処理面の
塗れ性は56dyn/cmであった。アクリル系粘着剤
を用い、偏光板の偏光軸とコロナ処理済み位相差フィル
ムの遅相軸を45°に配し積層貼合し円偏光板を得た。
この円偏光板を温度40℃、湿度95%の湿熱環境下に
長期放置しても、偏光板と位相差フィルムとの界面で剥
離は認められなかった。
【0050】
【発明の効果】 本発明位相差フィルムは、位相差値の
波長依存性が小さく、λ/4波長板として、偏光板の偏
光軸と位相差フィルムの遅相軸を45°の位置に配して
用いた場合、純度の高い円偏光を得ることができる。更
に、本発明位相差フィルムを、反射型TFT液晶表示装
置の構成フィルムとして用いると、色純度の高い表示像
を得ることが出来る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // C08L 35:00 Fターム(参考) 2H049 BA02 BA03 BA04 BA06 BA07 BB03 BB13 BB19 BB20 BB42 BB48 BB51 BC03 BC09 2H091 FA08X FA08Z FA11X FA11Z FB02 FB11 FC07 FD10 FD14 GA13 GA16 HA10 KA02 LA03 LA20 4F071 AA14X AA35X AH13 BB02 BB06 BB07 BB09 BC01 4J100 AA02Q AA03Q AM47P BC02P BC04P CA04 DA62 DA66 JA39

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式(I)で表されるマレイミド成分Aと式
    (II)で表されるオレフィン成分Bを有する共重合体か
    らなることを特徴とする位相差フィルム。 【化1】 (ここでRは炭素数1〜18のアルキル基、3〜12の
    シクロアルキル基を示す) 【化2】 (ここでR1,R2及びR3はそれぞれ独立に水素又は炭
    素数1〜8のアルキル基を示す)
  2. 【請求項2】位相差が550nmの単色光に対して90
    nmから200nmであることを特徴とする、請求項1
    記載の位相差フィルム。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の位相差フィルムと偏
    光板が積層一体化されていることを特徴とする楕円偏光
    板。
  4. 【請求項4】請求項2記載の位相差フィルムと偏光板が
    積層一体化されていることを特徴とする円偏光板。
  5. 【請求項5】偏光子と偏光保護フィルムから構成される
    偏光板であって、少なくとも一方の該保護フィルムが、
    請求項1記載の位相差フィルムであることを特徴とする
    偏光板。
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