JP2000212766A - 超微粒子成膜法 - Google Patents

超微粒子成膜法

Info

Publication number
JP2000212766A
JP2000212766A JP11210765A JP21076599A JP2000212766A JP 2000212766 A JP2000212766 A JP 2000212766A JP 11210765 A JP11210765 A JP 11210765A JP 21076599 A JP21076599 A JP 21076599A JP 2000212766 A JP2000212766 A JP 2000212766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
ultrafine
ultrafine particles
particles
ultrafine particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11210765A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3256741B2 (ja
Inventor
Jun Aketo
純 明渡
Hideki Takagi
秀樹 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from JP10208998A external-priority patent/JP2963993B1/ja
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP21076599A priority Critical patent/JP3256741B2/ja
Publication of JP2000212766A publication Critical patent/JP2000212766A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3256741B2 publication Critical patent/JP3256741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 超微粒子や基板に高速のエネルギービームを
照射し、超微粒子材料を溶解或は分解せずに、超微粒子
や基板表面に付着した水分子等による汚染層や酸化物層
を除去したり、アモルファス化することで活性化し、超
微粒子流の速度が遅くても、超微粒子と基板若しくは超
微粒子相互の強固な接合をもたらし、皮膜を形成する。 【解決手段】 減圧チャンバー20内において超微粒子
の流れ5が基板1に衝突する以前においてこれらの超微
粒子や基板に、イオン、原子、分子ビームや低温プラズ
マなどの高エネルギー原子、分子である高速の高エネル
ギービームを照射することにより超微粒子や基板表面を
溶融することなく活性化し、上記超微粒子と基板若しく
は超微粒子相互の結合を促進させ、超微粒子の結晶性を
保持したまま緻密で良好な膜物性と基板への良好な密着
性を有する堆積物を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高速の高エネルギー
ビームを用いた超微粒子の成膜法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】金属、セラミックス等の超微粒子をガス
デポジション法(加集誠一郎:金属,1989年1 月号 p.5
7 に記載)の様にガス攪拌などによりエアロゾル化し、
微小なノズルを通し加速したり、あるいは静電微粒子コ
ーティング法(井川 他:昭和52年度精機学会秋季大会
学術講演会前刷, p.191 に記載)の様に電気的に帯電さ
せ電場勾配を用いて加速し、これを基板上に噴射、衝突
させることで、強固な皮膜を形成する超微粒子の成膜技
術において、従来、機能性材料を成膜するとき、超微粒
子によっては被膜化した際に、その結晶構造を維持する
ことが困難で十分な機能を発現できない場合があった。
これは、上記従来の成膜手法では、運動エネルギーの一
部が基板へ衝突することにより熱エネルギーに変換され
て微粒子間あるいは基板−微粒子間を焼結させることを
基本原理にしていたからで、高い融点を有する酸化物材
料などの場合、溶融結合に十分な加熱温度を得るため
に、超微粒子を数100m/sec以上に加速すると、
超微粒子の結晶構造は基板に衝突すると同時に衝撃力な
どにより大きな歪みが入ったり、または粉砕されること
で大きく変化するという欠点があった。また、この時上
記歪みにより形成された膜内に大きな応力が発生し、膜
特性の低下や、基板からの剥離などの問題を招いてい
た。さらに、超微粒子材料が金属の場合、その表面は酸
化膜などが形成されやすく充分な導電率と基板への付着
力を有する皮膜を得ることは困難であった。また、酸化
物超微粒子材料の場合でも、その表面への水分子の付着
等があると超微粒子同士の結合力は低下し、特性の良い
膜を得ることは困難であった。
【0003】一方、微粒子をプラズマガスを用いてノズ
ルから基板に向かって吹き付けて成膜する手法として、
プラズマ溶射法が知られている。これは、不活性ガスを
電離させて生じる高温、高速のプラズマジェットの中
に、ガスによって粒径数μm以上の微粒子を搬送、投入
して供給された微粒子を加熱すると同時に発生する高い
圧力でノズルから噴射、加速し基板に衝突させ成膜する
手法である。高温のプラズマジェットは、皮膜素材を噴
射するためのガンヘッド内に設けられた陰極と陽極の間
に高電圧を印加することでアーク放電を発生し、導入し
た大気圧近くのガスを高温のプラズマにすることにより
得られる。しかし、発生するプラズマジェットの温度は
高いところでは30000℃に達し、堆積される微粒子
は、この高温プラズマにより融点近傍からそれ以上まで
加熱され半溶融あるいは溶融状態となり、基板に向け噴
射される。従って、ノズルから噴射される微粒子の結晶
構造は破壊され、材料によっては構成原子の蒸気圧の差
からその組成も変化し、さらに基板上に付着するときに
冷却され再結晶化する状態を制御することが困難で、堆
積された膜の結晶構造は元の微粒子の結晶構造から大き
く変化してしまうという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来では堆
積物を元の超微粒子材料の結晶構造にして特性を向上す
るためには、堆積された膜を堆積中あるいは堆積後に再
度高温で加熱する必要があり、この熱処理が微細な機能
部品やデバイス部品を形成するための機能性材料の成膜
や微細加工上の大きな問題になっていた。さらに、超微
粒子材料が金属の場合には、充分な導電率と基板への付
着力を有する皮膜を得ることは困難であった。
【0005】さらに、超微粒子を用いないPVD,CV
Dによる薄膜形成手法の場合は、原子、分子状態からの
成長過程を経るため、酸化物セラミックス材料の場合な
ど、高温での熱処理が必要になることが多く、また、成
膜レートも上記超微粒子を用いた成膜過程より2桁以上
低いため、厚さが数μm以上の皮膜を得るのは実用上困
難であった。この発明は上記従来の欠点に鑑み提案され
たもので、その目的は、基板に超微粒子流が低速度で衝
突しても、低温状態で超微粒子と基板の強固な接合が実
現し、超微粒子の結晶性を保持して緻密で優れた物性と
良好な密着性を有する薄膜を形成する超微粒子の成膜法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、基板に向けて超微粒子を噴射し堆積させて
成膜するようにした超微粒子成膜法において、少なくと
も上記超微粒子の流れが上記基板に衝突する以前におい
てこれら超微粒子や基板に、イオン、原子、分子ビーム
や低温プラズマなどの高エネルギー原子、分子である高
速の高エネルギービームを照射することにより、粒子径
が10nmから5μmの範囲にある金属及びセラミック
スの上記超微粒子材料を溶融或いは分解することなく、
上記超微粒子や基板の表面に付着した水分子等による汚
染層や酸化物層を除去したりアモルファス化することで
活性化し、超微粒子流が基板に低速度で衝突しても、低
温状態で超微粒子と基板若しくは超微粒子相互の強固な
接合を実現し、超微粒子の結晶性を保持して緻密で優れ
た物性と基板への良好な密着性を有する薄い皮膜を形成
するようにした超微粒子成膜法を提供するものである。
ここで、本発明において、高エネルギービームとは、イ
オン、原子、分子ビームや低温プラズマなどの高エネル
ギー原子、分子をいう。
【0007】また本発明は、減圧チャンバー内に超微粒
子とイオン化ガスとが混合したエアロゾルを導入し、微
小なノズルを通し加速したり、あるいは上記超微粒子を
振動により分散、エアロゾル化した後、電気的に帯電さ
せ電場勾配を用いて加速することによって発生させた粒
子径が10nmから5μmの範囲にある金属、セラミッ
クス等の高速の超微粒子流や高速の高エネルギービーム
を基板に照射して、上記超微粒子を溶融或いは分解する
ことなく少なくとも超微粒子の表面や基板表面を構成す
る原子や分子を活性化し、超微粒子と基板若しくは超微
粒子相互の低温状態での接合を実現し、それと同時に基
板を上記超微粒子流に対して相対的に移動させることに
よって、上記基板上に上記超微粒子からなる膜状或いは
任意の形状の堆積物を形成する超微粒子成膜法を提供す
るものである。
【0008】本発明において、上記超微粒子や基板の表
面は、高速のイオン、原子、分子ビームや低温プラズマ
などの高エネルギー原子、分子が照射されることで活性
化されているので、超微粒子材料の堆積において、超微
粒子の基板に対する垂直方向の相対速度は、上記微粒子
同志や基板との接触に必要な程度の衝撃圧が作用すれば
充分で、3m/sec〜300m/secで基板上に高
い付着強度で緻密に堆積させることができる。これによ
り、堆積された超微粒子材料の結晶構造に入る機械的歪
みを大幅に低減できる。上記において、3m/sec以
下では堆積物の密度が充分ではないし、300m/se
c以上では超微粒子の結晶構造に歪みが発生したり破壊
することがある。
【0009】上記超微粒子流の基板への噴射法は、例え
ばガスデポジション法や減圧溶射法のように、高圧容器
内で超微粒子とガスを混合し、加圧しながら真空排気さ
れた低圧チャンバー内に差圧を利用して搬送し、これを
ノズルを通して噴射することで発生することができる。
この時、超微粒子流の発生と加速方法は、上記超微粒子
をキャリアガスと混合し分散した後、上記ノズルから噴
射させる方法に限ったものでなく、上記超微粒子を超音
波振動や電磁振動、機械的振動などにより分散した後、
帯電させ静電的な加速を行い、さらに広い面積に一様な
超微粒子流の発生を行ってもよい。また、この様な電界
加速による方法の場合、原理的に成膜チャンバー内を高
真空(例えば10−5Torr以上)にできるので、上
記高エネルギー原子、分子の照射を、汚染の少ない高真
空下で行え、良好な特性の厚膜を得ることができる。
【0010】また、上記高速の高エネルギービームは、
高速原子ビーム銃のように適当な容器内に閉じこめられ
た数Torr以下の圧力の適当なガスに高電圧を印加し
発生した低温プラズマを上記容器に設けられた細いノズ
ル或いは開口或いは加速電極から電圧を印加、上記イオ
ンを加速してイオンビームとして取り出し、上記超微粒
子流や基板に照射することができる。また、上記イオン
ビームをニュートライザー(電荷中和器)を通過させて
電気的に中和し利用することで、ビームの広がりを抑
え、さらに基板や超微粒子の帯電による活性化効果の低
下を防ぎ利用することも可能である。また、この時高速
の高エネルギービームを発生させるためのガス種は、目
的に応じて上記超微粒子流の発生に用いたキャリアガス
と同じものを用いてもよいし、異なったものを用いても
よい。また、この時、プラズマ発生を行う容器内のガス
圧が数Torr以上になると、プラズマ溶射の場合のよ
うに電圧印加による放電はアーク放電になりエネルギー
密度が高くなりすぎ、粒径が10nmから5μm程度の
範囲にある上記超微粒子は溶融、分解、蒸発してしま
う。
【0011】また、本発明では、減圧チャンバー内でノ
ズルを利用して超微粒子流を発生させる方法を用いた場
合、導電性を有する基板と導電性を有する上記ノズルと
に高圧電源を用いて直流の高電圧を印加し、超微粒子を
搬送するキャリアガスに上記超微粒子を搬送させ上記ノ
ズルから噴射させ高速の超微粒子流を発生させると同時
にこれをプラズマ発生のための種ガスとし、高速の高エ
ネルギービームを形成して、上記高速の高エネルギー原
子、分子が基板および超微粒子流を活性化することによ
り、上記基板上に超微粒子からなる膜状或いは任意の形
状の堆積物を形成することも可能である。この時、上記
ノズルから噴射されるガスにより形成されるプラズマを
低温化させるために、減圧チャンバー内は数Torr以
下に排気することが必要である。基板材料が非導電性の
場合は、基板材料の後方に電極を配置し、印加する高電
圧を交流とすることで上記導電性基板を用いる場合と同
様に高速の高エネルギービームとを形成、基板および超
微粒子流を活性化することすることが可能である。
【0012】超微粒子の加速は、上記ノズルからの噴射
に限ったものでなく、静電的な加速を行い広い面積に一
様な超微粒子流の発生を行って、ノズルを電極に用いた
代わりに、上記超微粒子流が通過する近傍にもう一つの
電極を配置し上記方法と同様に高電圧を印加して低温プ
ラズマを発生させてもよい。この時、高速の高エネルギ
ービームを発生させるためのガス種は、別途供給する。
【0013】また、本発明は、基板と超微粒子流発生源
との間に高電圧を印加したプラズマ発生用コイルを設
け、該コイルに高周波高電圧信号を印加する高圧電源を
設けて低温プラズマガスを生じせしめ、かつ上記超微粒
子流発生源から超微粒子を噴射して上記低温プラズマガ
ス中を通過させることにより、少なくとも上記超微粒子
を活性化し、基板上に上記超微粒子からなる膜状或いは
任意の形状の堆積物を形成する超微粒子成膜法を提供す
るものである。この時、上記減圧チャンバー内に導入さ
れたガスにより形成されるプラズマを低温化させるため
に、減圧チャンバー内は数Torr以下の圧力にまで排
気することが必要である。これらの成膜法に用いる超微
粒子流の発生、加速方法は、上記超微粒子をキャリアガ
スと混合し分散した後、上記ノズルから噴射させる方法
に限ったものでなく、上記超微粒子を超音波振動や電磁
振動、機械的振動などにより分散した後、帯電させ静電
的な加速を行い広い面積に一様な超微粒子流の発生を行
ってもよい。この場合も、高速の高エネルギービームを
発生させるためのガス種は、別途供給する。
【0014】また、上記発明において、アルゴンやヘリ
ウムなどの不活性ガスを高速の高エネルギービームの発
生に用いることで、例えば超微粒子材料が金属の場合な
どその表面酸化を防ぐことができるので特に有効であ
る。
【0015】また、本発明は、堆積物が酸化物である場
合には少なくとも空気や酸素などの酸化性ガスの原子、
分子を含むガスを高速の高エネルギービームの発生に用
いることで、堆積する超微粒子材料が酸化物である場合
に生じる、超微粒子堆積時の酸化物中の酸素欠損を補う
効果がある。
【0016】また、本発明は、堆積物が窒化物である場
合には少なくとも空気や窒素などの窒化性ガスの原子、
分子を含むガスを高速の高エネルギービームの発生に用
いることで、堆積する超微粒子材料が窒化物である場合
に生じる、超微粒子堆積時の窒化物中の窒素欠損を補う
効果がある。
【0017】本発明では、使用する超微粒子や基板にア
ルゴンやヘリウム、酸素などの高速のイオン、原子、分
子ビームや低温プラズマガスなどの高エネルギー原子、
分子を照射あるいは通過させ、少なくとも超微粒子表面
かあるいは基板の表面を活性化することで、超微粒子に
高い運動エネルギーを与えることなく、超微粒子−基板
間、超微粒子−超微粒子間の結合を促進させ、基板への
良好な密着性と超微粒子の結晶性を保持した緻密な膜を
得て堆積物の特性を向上させるものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図8に概要を示すよう
に、本発明では、エアロゾル化され気相状態で搬送され
ている超微粒子材料の表面を活性化し、基板上に噴射し
て堆積を行なうものである。そして機能発現に必要な結
晶構造をもっていれば、膜堆積中あるいは堆積後に高い
温度の加熱を行う必要も無く所望の結晶構造をもった膜
を形成できる。また、使用する微粒子が2次凝集などに
より広い粒径分布をもっている場合でも、高速の高エネ
ルギービームによるエネルギーアシストにより成膜可能
となる。
【0019】図1は本発明の第1の実施の形態を示すも
ので、減圧チャンバー20内において、陰極と陽極(図
示せず)を備えた高速の高エネルギービームを発生する
高エネルギービーム銃3にイオン化ガス22を導入する
とともに、高エネルギービーム発生用高圧電源7により
高電圧を印加し、高速のイオン、原子、分子ビームや低
温プラズマなどの高エネルギー原子、分子である高エネ
ルギービーム2を高エネルギービーム銃3から発生す
る。次に、この様にして発生された上記高速の高エネル
ギービーム2を、少なくとも超微粒子流の発生源である
エアロゾル化チャンバー21からノズル4を通して形成
された超微粒子流5が基板1に衝突する以前において、
これら超微粒子流5および基板1に照射し、超微粒子お
よび基板1の表面を活性化するものである。超微粒子流
5は、減圧チャンバー20内が排気装置6により数To
rr以下の圧力に排気されているために、前記ノズル4
を通して基板1に噴射される。この時、ノズルから噴射
される超微粒子流5の速度は、ノズルの開口断面積やエ
アロゾル化チャンバー21の圧力で制御する。
【0020】この方法の場合、超微粒子材料の基板への
吹き付けによる成膜エネルギー(運動エネルギー)の供
給と、高速の高エネルギービーム2の照射による超微粒
子活性化エネルギーの供給が独立に行え、更に超微粒子
や基板だけを活性化したり、両方を同時に活性化したり
と空間的にも選択性のある精密なエネルギーの供給が可
能となるため、超微粒子材料を溶融することなく、その
結晶構造を維持したまま、超微粒子材料に応じた最適な
活性化条件、成膜条件が設定し易い。また成膜に用いる
ガス種も不活性ガスだけに限らず、酸化性、還元性など
異なった種類のものを混合して用いることができるの
で、反応性(酸化、還元、窒化、塩化、炭素化反応な
ど)の成膜も他の条件と独立して制御可能で、広い範囲
の超微粒子材料、基板材料の組み合わせに対し、有効に
適用することができる。
【0021】さらに、成膜法に用いる超微粒子流の発
生、加速方法は、上記超微粒子をキャリアガスと混合し
分散した後、上記ノズルから噴射させる方法に限ったも
のでなく、上記超微粒子を超音波振動や電磁振動、機械
的振動などにより分散した後、帯電させ静電的な加速を
行い超微粒子流を発生することも可能である。図2は、
この様な電界加速による超微粒子流の発生を利用した本
発明の第2の実施の形態である。図2の中で、点線で囲
んだ領域が電磁振動式超微粒子流発生装置8を示してお
り、超微粒子チャンバー11に蓄えられた超微粒子は、
超微粒子励振用電源14から超微粒子励振コイル12に
印加された交流電流により振動、攪拌され、さらに超微
粒子加速、収束用高圧電源13からの印加電圧により帯
電され、超微粒子チャンバー11の外に運ばれる。次に
電界レンズ用電極10に印加された高電圧により超微粒
子流5は、適度に収束或いは拡散され、超微粒子加速、
収束用高圧電源13から加速用電極9に印加された高電
圧により基板1に向けて加速され、またイオン化ガス2
2が導入された高エネルギービーム銃3から照射される
高エネルギービーム2を通過して基板に到達する。この
時、加速するための高電圧は、基板材料が導電体の場合
は、基板1に印加してもよい。この場合、超微粒子の搬
送、加速にガスを用いておらず減圧チャンバー20内に
導入されれるプラズマ発生用のガス種だけなので、上記
超微粒子の加速制御と上記減圧チャンバー内の圧力制御
を独立して行い易いという利点がある。尚、減圧チャン
バー20内は、図1と同様に排気装置6により数Tor
r以下の圧力に排気されている。
【0022】図3は本発明の第3の実施の形態を示すも
ので、超微粒子を噴射するノズル4の手前に高速の高エ
ネルギービームを発生する高エネルギービーム銃3を設
けた超微粒子流減速チャンバー24を設け、上記超微粒
子流減速チャンバー24で流速の減速された超微粒子流
5’のみに高速の高エネルギービーム2を照射する。こ
の様に超微粒子流の流速を減速することで、高エネルギ
ー原子、分子と超微粒子の相互作用の時間を制御するこ
とができ、超微粒子流5の各超微粒子を適度に活性化し
て基板1に堆積させるものである。この時、上記超微粒
子流減速チャンバー24は、その断面積を上記必要に応
じて変化させる機構を有し、上記相互作用の時間をノズ
ル4から噴射される超微粒子流の速度と独立かつ精密に
制御することが可能になる。また、この後、超微粒子流
5’が基板に到達する前に、図3に示すように、帯電電
極や加速電極9を用いて、減圧チャンバー20内で加
速、その流速を調整することも可能である。また、図3
に示した超微粒子流減速チャンバー24は、その断面積
を上記必要に応じて変化させる機構を有し、その内外に
低温プラズマ発生用の電極やコイルを設け、これに低温
プラズマ発生用の高圧電源15から交流の高電圧を印加
することで、超微粒子流5を活性化することも可能であ
る。例えば、図4に示すように、超微粒子流減速チャン
バー24の内側に低温プラズマ発生用の電極10を設
け、これに低温プラズマ発生用の高圧電源15から高電
圧を印加することで、超微粒子流減速チャンバー24内
に低温プラズマ2を発生せしめ、この低温プラズマ中を
超微粒子流5が低速で通過することで、超微粒子と高エ
ネルギービームあるいは低温プラズマとの相互作用時間
を長くし、超微粒子を効率よく活性化することができ
る。また、図5に示すように、超微粒子とガスとを混
合、分散し超微粒子流5を発生するためのエアロゾル化
チャンバー30を減速チャンバーとし、その外側に低温
プラズマ発生用の誘導コイル18を設け、これに低温プ
ラズマ発生用の高圧電源16から交流の高電圧を印加す
ることでエアロゾル化チャンバー30内に低温プラズマ
2を発生せしめ、上記同様の効果を得ることも可能であ
る。エアロゾル化チャンバー30に入れられた超微粒子
粉末31は、ガスボンベ32からエアロゾル化チャンバ
ー30に導入されたガスと撹拌・混合することでエアロ
ゾル化し、誘導コイル18近傍に形成された低温プラズ
マ2により活性化され、超微粒子流5を形成して、成膜
チャンバーに供給される。その後、活性化された超微粒
子流5は、本発明の実施形態である図1,3,6,8,
9に記載されているようなノズルを使う方法や図2,
7,10に記載されている帯電させて静電的に加速する
方法などで必要な速度に加速し、基板に吹き付けられ低
温で緻密な膜を形成する。以上に述べたように、超微粒
子流5の減速機構を設けて超微粒子を活性化する方法の
場合、ノズルから噴射される超微粒子流5の速度とは独
立して、超微粒子と高エネルギービームの相互作用時間
は減速速度に応じて精密に制御でき、相互作用時間を長
くとることで、僅かなビームエネルギーでも効率よく超
微粒子を活性化することが可能となる。また、超微粒子
流5に照射する高エネルギービームは、図3に示した高
エネルギービーム銃から発生したものを用いるだけな
く、本発明の実施形態である図6,7,8,9,10に
記載されているような、直流あるいは交流の高電圧印加
により発生したプラズマを用いてもよい。
【0023】この方法の場合も、超微粒子材料の基板1
への吹き付けによる成膜エネルギー(運動エネルギー)
の供給と、高速の高エネルギービーム2の照射による超
微粒子活性化エネルギーの供給が独立に行え、更に超微
粒子や基板だけを活性化したり、両方を同時に活性化し
たりと空間的にも選択性のある精密なエネルギーの供給
が可能となるため、超微粒子材料を溶融することなく、
その結晶構造を維持したまま、超微粒子材料に応じた最
適な活性化条件、成膜条件が設定し易い。また成膜に用
いるガス種も異なったものを用いることができるので、
反応性(酸化、窒化、塩化、炭素化反応など)の成膜も
他の条件と独立して制御可能で、広い範囲の材料に有効
に適用することができる。
【0024】このとき、超微粒子材料表面かあるいは基
板表面は、高速の高エネルギービームの照射により、そ
の表面に付着した水分子等による汚染層や酸化物層を除
去したりアモルファス化することで活性化され、高温の
熱処理をおこなわなくても強固な結合が実現され、超微
粒子の飛行速度を上げなくとも、基板あるいは超微粒子
とのソフトな衝突で、超微粒子の結晶構造を壊すことな
く緻密な膜を形成することができる。
【0025】図6は本発明の第4の実施の形態であり、
導電性を有する基板1と導電性を有する上記ノズル4と
に低温プラズマ発生用高圧電源15から高電圧を印加
し、上記ノズル4にイオン化ガスと超微粒子23とを供
給して超微粒子の搬送に用いているイオン化ガスをプラ
ズマ化することにより基板に向かう高速の高エネルギー
ビーム2を発生させ、これを搬送中の超微粒子流5や基
板1の表面に照射する方法である。この時、上記ノズル
4から噴射されるガスにより形成されるプラズマを低温
化させるために、減圧チャンバー内は排気装置6によっ
て数Torr以下に排気し、電圧印加による放電は、グ
ロー放電にすることが必要である。この方法によれば堆
積に必要な運動エネルギーを得られない微粒子まで結合
可能になり、使用する微粒子材料の粒径分布の制限も緩
和される。このことは、実用上原材料の低コスト化に非
常に有効となる。
【0026】さらに、基板1が非導電性材料の場合は、
基板1の後方に図6に示す電極17を配置し、印加する
高電圧を交流、高周波とすることで前記導電性基板を用
いる場合と同様に高速の高エネルギービームとを形成す
ることが可能である。
【0027】図7は本発明の第5の実施の形態であり、
前記図2の本発明の2の実施の形態において、電磁振動
式超微粒子流発生装置8における超微粒子流5の噴射位
置と基板1とに、低温プラズマ発生用高圧電源15によ
って高電圧が印加されるプラズマ発生用電極17を設け
るとともに上記電磁振動式超微粒子流発生装置8と基板
1との間にイオン化ガス22を導入するイオン化ガス導
入ノズル19を位置させ、電磁振動式超微粒子流発生装
置8からの超微粒子流5に前記噴射位置に設けた電極1
7の開口部を通過させるとともに、ノズル19からのイ
オン化ガス22をプラズマ化して高速の高エネルギービ
ーム2を発生し、ビーム2で超微粒子2を照射し、この
超微粒子流5を基板1に噴射する方法である。この実施
の形態によれば、高速の高エネルギービーム2を発生さ
せるためのガス種は、イオン化ガス導入ノズル19を用
いて、超微粒子の搬送、加速にガスを用いていないので
プラズマ発生用のガス種だけなので、上記超微粒子の加
速制御と上記減圧チャンバー内の圧力制御を独立して行
い易いという利点がある。
【0028】図8は本発明の第6の実施の形態であり、
図6の本発明の第4の実施の形態において、低温プラズ
マ発生用高圧電源15から高電圧が印加される電極17
を、基板1の下側に対向状に配置して、ノズル4から噴
射するイオン化ガスと超微粒子23のイオン化ガスをプ
ラズマ化して高速の高エネルギービーム2とし、この高
エネルギービーム2を搬送中の超微粒子流5や基板1の
表面に照射する。この場合も、前記本発明の第4の実施
の形態と同様に、堆積に必要な運動エネルギーを得られ
ない微粒子まで結合可能になり、使用する微粒子材料の
粒径分布の制限も緩和される。このことは、実用上原材
料の低コスト化に非常に有効となる。しかも、基板1が
非導電性材料の場合でも有効である。
【0029】図9は本発明の第7の実施の形態であり、
イオン化ガスと超微粒子を噴射するノズル4と基板1と
の間に高周波プラズマ発生用電源16に接続したプラズ
マ発生用コイル18を設け、このコイル18の高電圧、
高周波によって超微粒子の搬送に用いているイオン化ガ
スを高速の高エネルギービーム2とし、超微粒子流5を
この高エネルギービーム2のプラズマ空間の中を通過さ
せることにより、活性化して基板1上に堆積する。この
時、上記ノズル4から噴射されるガスにより形成される
プラズマを低温化させるために、減圧チャンバー内は数
Torr以下に排気し、電圧印加による放電は、グロー
放電にすることが必要である。さらに、超微粒子流の発
生は、上記ノズルから噴射させる方法に限ったものでな
く、静電的な加速を行い広い面積に一様な超微粒子流の
発生を行って、これを上記プラズマ発生コイル18の形
成するプラズマ空間2を通過させることにより、活性化
して基板1上に堆積してもよい。この場合は、図7の実
施の形態と同様に、プラズマを発生させるための種ガス
をイオン化ガス導入ノズル19を用いて別途供給するこ
とになる。この場合も、超微粒子の搬送、加速にガスを
用いていないので、減圧チャンバー内に導入されれるプ
ラズマ発生用のガス種だけなので、上記超微粒子の加速
制御と上記減圧チャンバー内の圧力制御を独立して行い
易いという利点がある。
【0030】図10は本発明の第8の実施の形態であ
り、図3に示された第3の実施の形態の超微粒子発生源
に上記超微粒子を超音波振動や電磁振動、機械的振動な
どにより分散した後、帯電させ静電的な加速を行う手法
を用い、高エネルギービームの照射に高周波印加による
プラズマ発生を利用したものである。
【0031】即ち、超微粒子チャンバー11に蓄えられ
た超微粒子は、超微粒子励振用電源14から超微粒子励
振コイル12に印加された交流電流により振動、攪拌さ
れ、さらに超微粒子加速、収束用高圧電源13からの印
加電圧によって帯電され、超微粒子チャンバー11の外
に運ばれる。そして電界レンズ用電極10に印加される
高電圧により超微粒子流5は適度に拡散され、超微粒子
加速、収束用高圧電源13から加速用電極9に印加され
た高電圧により基板1に向けて加速、噴射される。この
時、電界レンズ用電極10による電界により広げられた
超微粒子流5の近傍にプラズマ発生用コイル18を配置
し、高周波プラズマ発生用高圧電源16から高周波電圧
を印加し、上記超微粒子流5に高エネルギーの原子、分
子を照射し、上記超微粒子表面を活性化する。その後、
活性化された上記超微粒子を加速用電極9と基板1の間
に形成された電界により加速して成膜を行う。この時、
図7の実施の形態と同様に、プラズマを発生させるため
の種ガスをイオン化ガス導入ノズル19を用いて別途供
給する。この場合も、超微粒子の搬送、加速にガスを用
いていないので、減圧チャンバー内に導入されれるプラ
ズマ発生用のガス種だけなので、上記超微粒子の加速制
御と上記減圧チャンバー内の圧力制御を独立して行い易
いという利点がある。また、超微粒子加速、収束用電源
13から電界レンズ用電極10に印加する電圧を超微粒
子チャンバー11に印加されている電圧に対して変化さ
せることで、プラズマ発生用コイル18近傍を通過する
適度に拡散された超微粒子流5の速度を調整し、本発明
の実施形態である図3,4,5と同様に超微粒子流5と
高エネルギービームの相互作用時間を精密に制御し、相
互作用時間を長くとることで、僅かなビームエネルギー
でも効率よく超微粒子を活性化することが可能となる。
また、本発明の実施形態である図1乃至11に示された
超微粒子成膜において、高エネルギービーム2の照射に
よって超微粒子が溶融しないためには、高エネルギービ
ーム2を発生させるために高エネルギービーム発生用高
圧電源7や低温プラズマ発生用高圧電源15、高周波プ
ラズマ発生用電源16から高エネルギービーム銃3や低
圧プラズマ発生用電極10、プラズマ発生用コイル18
に供給される電力は1KW以下であることが望ましい。
【0032】これら方法によれば堆積に必要な運動エネ
ルギーを得られない微粒子まで結合可能になり、使用す
る微粒子材料の粒径分布の制限も緩和される。このこと
は、実用上原材料の低コスト化に非常に有効となる。
尚、各図の実施の形態において、同一部分は同一符号を
付して、一部説明が省略されている。
【0033】
【実施例】具体的には図1に示された高エネルギー原
子、分子を発生する高速原子、分子ビーム銃を用いる方
法でおこなった。使用した超微粒子は、粒径が0.1〜
5μmの圧電特性を有するペロブスカイト構造のPZT
(Pb(Zr,Ti)O3 :圧電材料)、スピネル構造
を有するMn−Znフェライト(Fe2O3(Mn,Z
n)O:高周波磁気材料)、アナターゼ、ルチル構造の
二酸化チタン(TiO2 :抗菌材料)などの酸化物セラ
ミック超微粒子で、200gをエアロゾル化チャンバー
21にチャージし、図11の構成に示す超微粒子搬送用
ガスボンベ25から供給されるHeガスをキャリアガス
として用いた超微粒子成膜装置に、高エネルギー原子、
分子を発生する高速原子、分子ビーム銃3を図1の形で
取り付け、イオン化用ガスボンベ26から供給される酸
素をソースガスにして、Si基板やステンレス基板、ア
ルミナ基板上に室温の基板温度で高速の酸素原子ビーム
を照射しながら成膜を行った。この時、膜形状に応じて
X−Y−Zステージ27を用いて基板1をノズル4(開
口サイズ:10mm×0.4mm)に対して走査した。
【0034】超微粒子ガスの流速は約50m/sec以
下で成膜チャンバー20内の真空度は廃棄装置6により
0.2 Torr〜2×10−4Torrの間で高速の
酸素原子ビームを発生する高速原子、分子銃への印加電
圧1〜2KV、20〜50mAの条件でおこない、5〜
20μm/分の成膜速度で100〜500μm厚の膜が
形成した。得られた膜のX線解析結果を、図12(a)
に示す。比較のため、高速の酸素原子ビームを照射せず
に生成した膜のX線解析結果を図12(b)に示す。図
12(a)に示すように、高速の酸素原子ビームを照射
して生成した膜の方が解析ピークはシャープになり、堆
積膜の結晶構造は、図12(c)にX線解析結果を示す
原料粉末のペロブスカイト構造と同じ結晶構造を維持し
た緻密な膜が得られた。
【0035】また、PZT超微粒子の搬送ガスにAIR
(乾燥圧縮空気)を用い、図6に示すように噴射ガスと
基板との間に数10〜100W程度の高電圧を印加し、
空気プラズマを発生させながら成膜することにより、原
料粉末のペロブスカイト構造と同じ結晶構造を維持した
緻密な膜が得られ、圧電特性が向上することを確認でき
た。尚、各図の実施の形態において、説明していない符
号は他の図の同一符号と同一の構成であるから、具体的
説明を省略する。
【0036】また、超微粒子材料として金属を利用する
ときには、金属超微粒子生成チャンバー28に不活性ガ
スを導入し、ガス中で上記金属材料を蒸発させることで
金属超微粒子材料を生成し、生成された金属超微粒子
を、上記不活性ガスを搬送するガスとして用いて減圧チ
ャンバー20に送り込み、高エネルギービーム銃3から
高速の不活性原子ビーム5KV、10mAを照射しなが
ら超微粒子を噴射ノズル4から基板1に向け噴射するこ
とで成膜を行った。超微粒子材料としてNiを、基板材
料としてポリイミドを用いて、基板を加熱しないで成膜
を行ったところ、膜厚100μmまで剥離しない密度9
5%以上の強固な皮膜を形成することができた。
【0037】以上、本発明を図面に記載された実施の形
態に基づいて説明したが、本発明は上記した実施の形態
だけでなく、特許請求の範囲に記載した構成を変更しな
い限りどのようにでも実施することができる。
【0038】
【発明の効果】以上、要するに、本発明によれば、高温
で再結晶化する必要のある機能性材料であっても原料粉
微粒子が機能発現に必要な結晶構造をもっていれば、膜
堆積中あるいは堆積後に高い温度の加熱をおこなう必要
もなく所望の結晶構造をもった緻密な膜を高速に形成で
きる。
【0039】また堆積する超微粒子が酸化物材料である
場合、照射する高速の高エネルギービームのガスソース
に酸素ガスを用いることによって、堆積中に超微粒子の
衝突や基板の加熱に基づく酸素欠損を補充することがで
き、特性・機能の向上が図れる。
【0040】更に、使用する微粒子が2次凝集などによ
り広い粒径分布をもっている場合でも、堆積に必要な運
動エネルギーを得られない微粒子までが結合可能にな
り、使用に供する微粒子材料の粒径分布の制限も緩和さ
れる等、多大な優れた効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図4】本発明の第3の実施形態の一部を変形した超微
粒子成膜法を示す構成図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の一部を更に変形した
超微粒子成膜法を示す構成図である。
【図6】本発明の第4の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図7】本発明の第5の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図8】本発明の第6の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図9】本発明の第7の実施の形態における超微粒子成
膜法を示す構成図である。
【図10】本発明の第8の実施の形態における超微粒子
成膜法を示す構成図である。
【図11】本発明の方法を実施するために用いた成膜装
置の概略図である。
【図12】本発明の実施例におけるX線解析の結果を示
す特性図である。
【符号の説明】
1 基板 2 高エネルギーの原子、分子ビーム 3 高エネルギービーム銃 4 超微粒子噴射ノズル 5 超微粒子流 5’ 低速の超微粒子流 6 排気装置 7 高エネルギービーム発生用高圧電源 8 電磁振動式超微粒子流発生装置 9 加速用電極 10 電界レンズ用電極 11 超微粒子チャンバー 12 超微粒子励振コイル 13 超微粒子加速、収束用高圧電源 14 超微粒子励振用電源 15 低温プラズマ発生用高圧電源 16 高周波プラズマ発生用高圧電源 17 プラズマ発生用電極 18 プラズマ発生用コイル 19 イオン化ガス導入ノズル 20 減圧チャンバー 21 エアロゾル化チャンバー 22 イオン化ガス 23 イオン化ガスと超微粒子 24 超微粒子流減速チャンバー 25 超微粒子搬送用ガスボンベ 26 イオン化用ガスボンベ 27 x−y−zステージ 28 金属超微粒子生成チャンバー 30 エアロゾールチャンバー 31 超微粒子粉末 32 ガスボンベ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/28 C23C 14/28 26/00 26/00 E

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧チャンバー内において超微粒子材料
    を加速し基板に衝突させて堆積するようにした超微粒子
    の成膜法であって、少なくとも上記超微粒子の流れが上
    記基板に衝突する以前においてこれら超微粒子や基板
    に、イオン、原子、分子ビームや低温プラズマなどの高
    エネルギー原子、分子である高速の高エネルギービーム
    を照射することにより超微粒子や基板表面を溶融するこ
    となく活性化し、上記超微粒子と基板若しくは超微粒子
    相互の結合を促進させ、超微粒子の結晶性を保持したま
    ま緻密で良好な膜物性と基板への良好な密着性を有する
    堆積物を形成するようにしたことを特徴とする超微粒子
    成膜法。
  2. 【請求項2】 減圧チャンバー内に、上記基板に対して
    超微粒子を噴射するための超微粒子流発生源と、上記超
    微粒子流発生源から噴射される超微粒子流や上記基板に
    対して上記高速の高エネルギービームを照射するための
    ビーム発生源を配置し、上記超微粒子発生源から基板に
    向かって発生し、噴射した超微粒子流や上記基板に上記
    高速の高エネルギービームを照射することにより、上記
    超微粒子流中の超微粒子や基板表面を活性化し、上記基
    板を上記超微粒子流に対して相対的に移動させることに
    よって、上記基板上に上記超微粒子からなる膜状或いは
    任意の形状の堆積物を形成するようにしたことを特徴と
    する請求項1に記載の超微粒子成膜法。
  3. 【請求項3】 上記超微粒子流或いは上記基板近傍に設
    けられた二つの電極に直流或いは交流の高電圧を印加す
    る高圧電源を設け、上記減圧チャンバー内にプラズマ発
    生のためのガスを導入し、上記高速の高エネルギービー
    ムを生じせしめ、上記高速の高エネルギービームが少な
    くとも上記超微粒子流発生源から発生する上記超微粒子
    を活性化することにより、基板上に上記超微粒子からな
    る膜状或いは任意の形状の堆積物を形成するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載の超微粒子成膜法。
  4. 【請求項4】 上記減圧チャンバー内で、上記基板と上
    記超微粒子流発生源との間に高電圧を印加したプラズマ
    発生用コイルを設け、上記減圧チャンバー内にプラズマ
    発生のためのガスを導入し、該コイルに高周波高電圧信
    号を印加するための高圧電源を設けて上記高速の高エネ
    ルギービームを生じせしめ、上記高速の高エネルギービ
    ームが少なくとも上記超微粒子流発生源から発生する上
    記超微粒子を活性化し、基板上に上記超微粒子からなる
    膜状或いは任意の形状の堆積物を形成するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の超微粒子成膜法。
  5. 【請求項5】 上記超微粒子流は、超微粒子をガスと混
    合し分散した後、超微粒子噴射ノズルを通過させること
    により加速するようにしたことを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれか1項に記載の超微粒子成膜法。
  6. 【請求項6】 上記超微粒子流は、超微粒子を振動によ
    り分散した後、帯電させて静電的に加速するようにした
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載
    の超微粒子成膜法。
  7. 【請求項7】 超微粒子の基板に対する垂直方向の相対
    速度は、3m/sec〜300m/secであることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超微
    粒子成膜法。
  8. 【請求項8】 上記超微粒子材料の粒径は、10nmか
    ら5μmであることを特徴とする請求項1乃至4のいず
    れか1項に記載の超微粒子成膜法。
  9. 【請求項9】 上記超微粒子流の速度を制御する機構を
    設け、少なくとも基板に超微粒子が到達する以前にイオ
    ン、原子、分子ビームや低温プラズマなどの高エネルギ
    ービームを超微粒子に照射し、上記高エネルギービーム
    と超微粒子との相互作用時間を制御することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超微粒子成膜
    法。
  10. 【請求項10】 上記高エネルギービームを発生するた
    めに供給するエネルギーは1KW以下とすることを特徴
    とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の超微粒子
    成膜法。
JP21076599A 1998-07-24 1999-07-26 超微粒子成膜法 Expired - Lifetime JP3256741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21076599A JP3256741B2 (ja) 1998-07-24 1999-07-26 超微粒子成膜法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10-208998 1998-07-24
JP10208998A JP2963993B1 (ja) 1998-07-24 1998-07-24 超微粒子成膜法
JP21076599A JP3256741B2 (ja) 1998-07-24 1999-07-26 超微粒子成膜法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000212766A true JP2000212766A (ja) 2000-08-02
JP3256741B2 JP3256741B2 (ja) 2002-02-12

Family

ID=26517164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21076599A Expired - Lifetime JP3256741B2 (ja) 1998-07-24 1999-07-26 超微粒子成膜法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3256741B2 (ja)

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1231294A1 (en) * 1999-10-12 2002-08-14 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Composite structured material and method for preparation thereof and apparatus for preparation thereof
JP2002309384A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物およびその製造方法
JP2003112975A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 構造物およびその製造方法、構造物形成用粒子並びにその製造方法
JP2003119574A (ja) * 2001-10-11 2003-04-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物とその製造方法および複合構造物形成用脆性材料粒子
JP2003277948A (ja) * 2000-10-23 2003-10-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物およびその製造方法
JPWO2003100131A1 (ja) * 2002-05-28 2005-09-22 独立行政法人産業技術総合研究所 超微粒子脆性材料の低温成形方法およびそれに用いる超微粒子脆性材料
WO2005099944A1 (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 National University Corporation Kobe University 被覆部材とその製造方法
US7175921B2 (en) 2000-10-23 2007-02-13 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Composite structure body and method for manufacturing thereof
US7255934B2 (en) 2000-10-23 2007-08-14 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Composite structure body and method and apparatus for manufacturing thereof
WO2007108480A1 (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Japan Science And Technology Agency 金属ナノ微粒子の固定化方法
JP2008088559A (ja) * 2007-11-15 2008-04-17 Toto Ltd 複合構造物作製方法および作製装置
JP2008277862A (ja) * 2000-10-11 2008-11-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 静電チャックおよびその製造方法
JP2008302311A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Ihi Corp コールドスプレー方法
US7491431B2 (en) 2004-12-20 2009-02-17 Nanogram Corporation Dense coating formation by reactive deposition
US7575784B1 (en) 2000-10-17 2009-08-18 Nanogram Corporation Coating formation by reactive deposition
JP2010095599A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Seiji Kagawa フィルムの表面を改質する方法及び装置
JP2010251757A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Korea Inst Of Mach & Materials 高密度及びナノ結晶粒スピネル系負温度係数サーミスタ厚膜及びその製造方法
JP2010535624A (ja) * 2007-08-14 2010-11-25 ユニヴェルシテ リブル ドゥ ブリュッセル 支持体上にナノ粒子を付着するための方法
JP2011052275A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
JP2011195885A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
US8114473B2 (en) 2007-04-27 2012-02-14 Toto Ltd. Composite structure and production method thereof
JP2015034322A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 積水化学工業株式会社 成膜方法、成膜装置、光電極および色素増感太陽電池
WO2015025347A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社日立製作所 電子回路基板、それを用いた半導体装置及びその製造方法
JP2015522397A (ja) * 2012-04-27 2015-08-06 リアクティブ・メタル・パーティクルズ・アーエスReactive Metal Particles As 粒子を製造する装置及び方法
TWI496949B (zh) * 2013-03-28 2015-08-21 Toto Ltd Composite structure
US9163308B2 (en) 2000-10-17 2015-10-20 Nanogram Corporation Apparatus for coating formation by light reactive deposition
JP2017025385A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社東芝 コールドスプレー装置およびこれを用いた被膜形成方法
US9939579B2 (en) 2000-10-26 2018-04-10 Neophotonics Corporation Multilayered optical structures
WO2019022096A1 (ja) * 2017-07-26 2019-01-31 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造体、その積層体、それらの製造方法及び製造装置

Cited By (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1231294A1 (en) * 1999-10-12 2002-08-14 National Institute of Advanced Industrial Science and Technology Composite structured material and method for preparation thereof and apparatus for preparation thereof
US7993701B2 (en) 1999-10-12 2011-08-09 Toto Ltd. Composite structure forming method
US7736731B2 (en) 1999-10-12 2010-06-15 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Composite structure and method for forming the same
US7553376B2 (en) 1999-10-12 2009-06-30 Toto Ltd. Apparatus for forming composite structures
EP1231294A4 (en) * 1999-10-12 2008-01-16 Nat Inst Of Advanced Ind Scien COMPOSITE STRUCTURAL MATERIAL, METHOD FOR PRODUCING THE SAME, AND APPARATUS THEREFOR
JP4565136B2 (ja) * 2000-10-11 2010-10-20 独立行政法人産業技術総合研究所 静電チャック
JP2008277862A (ja) * 2000-10-11 2008-11-13 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 静電チャックおよびその製造方法
US9163308B2 (en) 2000-10-17 2015-10-20 Nanogram Corporation Apparatus for coating formation by light reactive deposition
US7575784B1 (en) 2000-10-17 2009-08-18 Nanogram Corporation Coating formation by reactive deposition
US7318967B2 (en) 2000-10-23 2008-01-15 Toto Ltd. Composite structure body and method and apparatus for manufacturing thereof
US7175921B2 (en) 2000-10-23 2007-02-13 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Composite structure body and method for manufacturing thereof
JP2003277948A (ja) * 2000-10-23 2003-10-02 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物およびその製造方法
US7255934B2 (en) 2000-10-23 2007-08-14 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Composite structure body and method and apparatus for manufacturing thereof
US7338724B2 (en) 2000-10-23 2008-03-04 Toto Ltd. Composite structure body and method for manufacturing thereof
US7632353B2 (en) 2000-10-23 2009-12-15 Toto Ltd. Apparatus for forming a composite structure body
US9939579B2 (en) 2000-10-26 2018-04-10 Neophotonics Corporation Multilayered optical structures
JP2002309384A (ja) * 2001-04-12 2002-10-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物およびその製造方法
JP2003112975A (ja) * 2001-09-28 2003-04-18 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 構造物およびその製造方法、構造物形成用粒子並びにその製造方法
JP2003119574A (ja) * 2001-10-11 2003-04-23 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 複合構造物とその製造方法および複合構造物形成用脆性材料粒子
JPWO2003100131A1 (ja) * 2002-05-28 2005-09-22 独立行政法人産業技術総合研究所 超微粒子脆性材料の低温成形方法およびそれに用いる超微粒子脆性材料
JP2007314889A (ja) * 2002-05-28 2007-12-06 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 超微粒子脆性材料の低温成形方法に用いる超微粒子脆性材料
WO2005099944A1 (ja) * 2004-04-15 2005-10-27 National University Corporation Kobe University 被覆部材とその製造方法
US7491431B2 (en) 2004-12-20 2009-02-17 Nanogram Corporation Dense coating formation by reactive deposition
WO2007108480A1 (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Japan Science And Technology Agency 金属ナノ微粒子の固定化方法
US8114473B2 (en) 2007-04-27 2012-02-14 Toto Ltd. Composite structure and production method thereof
JP2008302311A (ja) * 2007-06-08 2008-12-18 Ihi Corp コールドスプレー方法
JP2010535624A (ja) * 2007-08-14 2010-11-25 ユニヴェルシテ リブル ドゥ ブリュッセル 支持体上にナノ粒子を付着するための方法
JP4591498B2 (ja) * 2007-11-15 2010-12-01 Toto株式会社 複合構造物作製方法
JP2008088559A (ja) * 2007-11-15 2008-04-17 Toto Ltd 複合構造物作製方法および作製装置
JP2010095599A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Seiji Kagawa フィルムの表面を改質する方法及び装置
JP2010251757A (ja) * 2009-04-13 2010-11-04 Korea Inst Of Mach & Materials 高密度及びナノ結晶粒スピネル系負温度係数サーミスタ厚膜及びその製造方法
JP2011052275A (ja) * 2009-09-02 2011-03-17 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
JP2011195885A (ja) * 2010-03-19 2011-10-06 Fujitsu Ltd エアロゾルデポジション装置及びエアロゾルデポジション方法
JP2015522397A (ja) * 2012-04-27 2015-08-06 リアクティブ・メタル・パーティクルズ・アーエスReactive Metal Particles As 粒子を製造する装置及び方法
TWI496949B (zh) * 2013-03-28 2015-08-21 Toto Ltd Composite structure
JP2015034322A (ja) * 2013-08-08 2015-02-19 積水化学工業株式会社 成膜方法、成膜装置、光電極および色素増感太陽電池
WO2015025347A1 (ja) * 2013-08-19 2015-02-26 株式会社日立製作所 電子回路基板、それを用いた半導体装置及びその製造方法
JPWO2015025347A1 (ja) * 2013-08-19 2017-03-02 株式会社日立製作所 電子回路基板、それを用いた半導体装置及びその製造方法
JP2017025385A (ja) * 2015-07-23 2017-02-02 株式会社東芝 コールドスプレー装置およびこれを用いた被膜形成方法
WO2019022096A1 (ja) * 2017-07-26 2019-01-31 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造体、その積層体、それらの製造方法及び製造装置
KR20200037308A (ko) 2017-07-26 2020-04-08 고쿠리츠겐큐가이하츠호진 산교기쥬츠소고겐큐쇼 구조체, 그 적층체, 그 제조 방법 및 제조 장치
JPWO2019022096A1 (ja) * 2017-07-26 2020-07-09 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造体、その積層体、それらの製造方法及び製造装置
US11535941B2 (en) 2017-07-26 2022-12-27 National Institute Of Advanced Industrial Science And Technology Structure, laminated body thereof, and manufacturing method and manufacturing device thereof
JP7272653B2 (ja) 2017-07-26 2023-05-12 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造体、積層構造体、積層構造体の製造方法及び積層構造体の製造装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3256741B2 (ja) 2002-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2963993B1 (ja) 超微粒子成膜法
JP3256741B2 (ja) 超微粒子成膜法
US10679829B1 (en) Reactors and methods for making diamond coatings
US9932673B2 (en) Microwave plasma apparatus and method for materials processing
US20180240656A1 (en) Hybrid Filtered Arc-Magnetron Deposition Method, Apparatus And Applications Thereof
JP5669328B2 (ja) 成膜方法
JP2001181859A (ja) 複合構造物の作製方法および作製装置
US20240043142A1 (en) Sources for plasma assisted electric propulsion
JPS63274762A (ja) 反応蒸着膜の形成装置
US20200040444A1 (en) Plasma spray systems and methods
JP4590594B2 (ja) エアロゾルデポジッション成膜装置
JP2002263473A (ja) 成膜装置
TWI846716B (zh) 電漿噴塗系統及方法
JP4086627B2 (ja) 成膜方法
JP3901623B2 (ja) 成膜方法
JP4496380B2 (ja) エアロゾルデポジッション成膜装置
JP2005256017A (ja) 粒子配置装置及び粒子の配置方法
KR20230027034A (ko) 프로세싱 챔버 컴포넌트들에 대한 원자 층 증착 코팅된 분말 코팅
JPH059700A (ja) 溶射複合膜形成方法
Ushakov et al. Technology Ready Use For Producing Nanomaterials in the Plasma of a Low-Pressure Pulsed Arc Discharge
JPH09223594A (ja) ビーム源及び微細加工方法
JPS61261201A (ja) 金属酸化物微粉末の製造方法および製造装置
JPH0713290B2 (ja) 溶射トーチ
Yushkov et al. Electron-Beam Deposition of Magneto-Dielectric Coatings in Medium Vacuum
JP2008127652A (ja) 成膜装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3256741

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term