JP2000211562A - 旋回性にすぐれたクロ―ラ - Google Patents

旋回性にすぐれたクロ―ラ

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JP2000211562A
JP2000211562A JP1121999A JP1121999A JP2000211562A JP 2000211562 A JP2000211562 A JP 2000211562A JP 1121999 A JP1121999 A JP 1121999A JP 1121999 A JP1121999 A JP 1121999A JP 2000211562 A JP2000211562 A JP 2000211562A
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JP
Japan
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lug
crawler
rubber
clawler
angle
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Application number
JP1121999A
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English (en)
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Mitsuo Furuta
満男 古田
Yoichi Kumano
陽一 熊野
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は旋回性の良好なクローラに関するもの
である。 【請求項1】基体とこの外表面のラグとをゴムにて一体
に形成したクロ−ラであって、少なくともクローラの進
行方向の前後に面するラグ頂面に角部をC面取り又はR
面取りしたことを特徴とする旋回性にすぐれたクロ−
ラ。 1‥無端ゴムクローラ、3、4‥ラグ、3a、3b、4
a、4b‥ラグ頂面の前後方向(矢印)のC面取り、3
c、3d、4c、4d‥ラグ頂面の幅方向のC面取り。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は旋回性の良好なクロ
ーラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】無端ゴムクローラやパッドクローラ(以
下、単にクローラという)は通常は外表面にゴム製のラ
グが形成されており、このラグによって駆動力が地面に
伝達されて機体が移動するものである。そして、一対の
クローラを左右に装着した機体を旋回する際には、一方
側のクローラの回転を止めてブレ−キの役割をなし、他
方側のクロ−ラを駆動させていわゆるピボットターンを
行うこととなる。
【0003】しかるに、ブレーキ側のクローラにおける
ラグと地面との間の摩擦抵抗を小さくすることにより旋
回性を容易にすることができるが、前記したようにクロ
ーラの外表面には駆動力を伝達するためのラグが形成さ
れているため、旋回時の摩擦抵抗は大きく、旋回性は良
好であるとは言えない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は旋回性の良好
なクローラを提供するものであり、クローラの外表面に
形成したラグの形状を特定したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題を解
決するためになされたものであり、その要旨は、基体と
この外表面のラグとをゴムにて一体に形成したクロ−ラ
であって、少なくともクローラの進行方向の前後に面す
るラグ頂面に角部をC面取り又はR面取りしたことを特
徴とする旋回性にすぐれたクロ−ラを提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は上記したようにクローラ
の旋回時の接触抵抗を低減するためにラグの形状を特定
したものであって、旋回時に最も抵抗の生ずるラグ頂面
の角部に面取りを施したものである。この面取りはC面
取り或いはR面取りであり、これによって接地時に土中
にラグ頂面の角部が食い込むことがなくなったものであ
る。この面取りは少なくともラグの前後における角部に
形成するものであり、好ましくは左右方向の角部も、即
ちラグ頂面の全周を同様の面取りを施すのがよい。
【0007】そして、前記C面取り角度(θ)は特に限
定はないが30度以上が好ましく、又、C面取りの前後
方向の長さ(L)も同様であるが、5mm以上とするの
が好ましい。一方、前記R面取りにあっても同様で半径
(r)を5mm以上とするのがよい。
【0008】かかる構造とすることにより、スプロケッ
ト、アイドラーの巻き掛け部で接地する部分の抵抗が少
なくなるもので、特にクローラと地面との離床角の少な
いショベル等の機体や進行方向に対して直角に配置され
たラグにあっては、摩擦抵抗を減少させる効果が大きく
旋回性の改善に役立つものとなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に説明す
る。図1は本発明の第1例における無端ゴムクロ−ラの
外表面側平面図、図2は内表面側平面図、図3はAーA
線での断面図、図4はBーB線での拡大断面図である。
図中、符号1は無端ゴムクローラであり、その長手方向
にスプロケット孔2が一定間隔をもって形成されてい
る。その外表面側に略L字形状のラグ3、4がゴムクロ
ーラの幅方向の左右にスプロケット2を挟んで連設され
ている。5はゴムクローラ1の長手方向に列状をなして
埋設されたスチールコードである。6はスチールコード
5の内周側に位置して埋設された芯金である。芯金6は
一対の突起7、7を有し、これがゴムクローラ1の内表
面より突出して図示しないローラやスプロケットの外れ
防止に寄与するものである。また、芯金6には突起7、
7の幅方向外側にゴムクローラ1の前後方向に向けてレ
ール8、8が形成されており、これがゴムクローラ1の
内表面に露呈させ、この面上をローラ更にはスプロケッ
トが転がることとなっている。
【0010】さて、図のゴムクローラにおけるゴム製の
ラグ3、4にあって、頂面の前後方向(矢印)の角部を
C面取り3a、3b、4a、4bして旋回抵抗を改善し
たものである。これらのC面取りは水平方向に対して3
0度の角度(θ)で、しかも前後方向の長さL1が5m
mとしたものである。尚、この例にあっては、ラグ3、
4の幅方向における角部も同様のC面取り3c、3d、
4c、4dを施したものである。
【0011】図5は本発明の第2例における図4と同様
の拡大断面図であり、この場合にはラグ3、4の頂面の
角部を半径(r)5mmにてR面取り3e、3f、4
e、4fしたものである。尚、このR面取りの前後方向
の弧の長さL2は5mmであった。この例にあっても、
ラグ3、4の幅方向における角部も同様のR面取りを施
してもよい。
【0012】図6は本発明の第3例におけるパッドクロ
−ラの外表面側平面図、図7は内表面側平面図、図8は
CーC線での断面図である。図中、符号11はパッドク
ローラであり、その外表面側にはラグ12が形成され、
内表面側には芯金13が埋設されている。図中、符号1
4は図示しない鉄シューとの取り付けに供されるボルト
孔である。
【0013】さて、かかるラグ12には頂面の前後方向
(矢印)の角部をC面取り12a、12bされたもので
あり、このC面取りは水平方向に対して30度の角度
(θ)で、しかもC面取り部の前後方向の長さL3が5
mmである。尚、この例にあって、ラグ12の幅方向に
おける角部も同様のC面取り12c、12dを施したも
のである。
【0014】
【発明の効果】図1における無端ゴムクローラ1にあっ
て、離床角がない3トン・ショベル装置に適用した場
合、C面取りを施さないラグ3、4にあっては、アスフ
ァルト路面におけるピボット旋回は2速ではできなかっ
た。しかるに、C面取り3b、4bを施したラグ3、4
では180度の旋回が可能であった。更に、ラグ3、4
の角部全周にC面取り3a、3b、3c、3d、4a、
4b、4c、4dを施したものにあっては、360度旋
回が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第1例における無端ゴムクロ−
ラの外表面側平面図である。
【図2】図2は図1のクロ−ラの内表面側平面図であ
る。
【図3】図3は図1のAーA線での断面図である。
【図4】図4は図1のBーB線での拡大断面図である。
【図5】図5は本発明の第2例における図4と同様の拡
大断面図である。
【図6】図6は本発明の第3例におけるパッドクロ−ラ
の外表面側平面図である。
【図7】図7は図6の内表面側平面図である。
【図8】図8は図6のCーC線での断面図である。
【符号の説明】
1‥無端ゴムクローラ、 3、4‥ラグ、 3a、3b、4a、4b‥ラグ頂面の前後方向(矢印)
のC面取り、 3c、3d、4c、4d‥ラグ頂面の幅方向のC面取
り、 3e、3f、4e、4f‥ラグ頂面の前後方向(矢印)
のR面取り、 11‥パッドクローラ、 12‥パッドクローラのラグ、 12a、12b‥ラグ頂面の前後方向(矢印)のC面取
り、 12c、12d‥ラグ頂面の幅方向のC面取り、 θ‥C面取り角度、 r‥R面取り半径、 L1‥C面取りの前後方向の長さ、 L2‥R面取りの前後方向の長さ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体とこの外表面のラグとをゴムにて一
    体に形成したクロ−ラであって、少なくともクローラの
    進行方向の前後に面するラグ頂面に角部をC面取り又は
    R面取りしたことを特徴とする旋回性にすぐれたクロ−
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記C面取り角度を30度以上、C面取
    り長さを5mm以上とした請求項1記載の旋回性にすぐ
    れたクローラ。
  3. 【請求項3】 前記R面取り半径を5mm以上とした請
    求項1記載の旋回性にすぐれたクロ−ラ。
JP1121999A 1999-01-19 1999-01-19 旋回性にすぐれたクロ―ラ Pending JP2000211562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004216991A (ja) * 2003-01-10 2004-08-05 Kubota Corp クローラ走行装置

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