JP2000207743A - 光情報記録方法及びその装置 - Google Patents

光情報記録方法及びその装置

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JP2000207743A
JP2000207743A JP11006796A JP679699A JP2000207743A JP 2000207743 A JP2000207743 A JP 2000207743A JP 11006796 A JP11006796 A JP 11006796A JP 679699 A JP679699 A JP 679699A JP 2000207743 A JP2000207743 A JP 2000207743A
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intensity
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optical
laser beam
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Hiroo Shimizu
宏郎 清水
Akira Negishi
明 根岸
Ryuichi Sunakawa
隆一 砂川
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Taiyo Yuden Co Ltd
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    • G11B7/0045Recording

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光情報記録媒体の情報記録面が傾いてもレー
ザ光射出方向を一定にして情報記録を行える光情報記録
方法及びその装置を提供する。 【解決手段】 光ピックアップ23から射出されたレー
ザ光が垂直に交わる平面に対して、光ディスク10上の
ピット形成位置における情報記録面の傾きをチルトセン
サ234によって検出し、この傾きが大きくなるほどレ
ーザ光強度を大きく設定してピットを形成する。情報記
録面の傾きが大きくなると単位面積あたりの照射光量が
低下するが、傾きが大きくなるほどレーザ光強度を大き
く設定することにより、レーザ光の射出方向を補正する
ことなく、情報記録面の傾斜に伴って生ずる単位面積あ
たりの照射光量の減少分を補正することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体の傾
きによる記録情報の品質低下を低減できる光情報記録方
法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光情報記録媒体、例えば追記型光
ディスク(CD−R)等の光ディスクに大容量の情報を
記録する技術が用いられ、近年においては2〜6倍速或
いはさらに速い記録速度で情報を記録する技術が一般に
普及している。
【0003】光ディスクに情報を記録する際には、記録
対象の情報をディジタル化したディジタル信号に基づい
て、回転している光ディスクに対して光ピックアップか
らパルス状のレーザ光を照射してピットを形成してい
る。
【0004】記録対象の情報をディジタル化したディジ
タル信号を用いて光ディスク上にピットを形成するとき
は、例えばディジタル信号のハイレベルの期間に光ディ
スクに照射するレーザ光の強度を高強度にし、このレー
ザ光エネルギーによって記録層の状態を変化させてピッ
トを形成している。また、ローレベルの期間にはトラッ
キングを行うために必要な低い光強度のレーザ光を照射
している。
【0005】また、光ディスクは、ディスクの反りや変
形によってディスク上の情報記録面に傾きが生じること
がある。この情報記録面の傾きは、図2に示すように、
一定したものではない場合がほとんどであり、光ディス
ク1の内周から外周に向かうほど徐々に大きくなってい
く。ここで、光ディスク1の回転軸2に直交する平面3
に対する情報記録面の傾き角度θを一般にチルト角度と
称している。
【0006】情報記録面に傾きが生じていないときは、
図3に示すように、光ピックアップ4から情報記録面に
対してほぼ垂直にレーザ光5を照射してピットを形成す
る。
【0007】しかし、レーザ光5の射出方向を一定とし
た場合、情報記録面に傾きが生じると、レーザ光のスポ
ットが歪むために情報記録面の単位面積あたりの照射光
量が減少するので、ピットの大きさが小さくなってしま
い、情報再生時にジッターが悪化する。このため、光デ
ィスク1の情報記録面の傾き(チルト角度)を検出し、
図4に示すように、チルト角度に基づいて光ピックアッ
プ4を傾けて、レーザ光5の射出方向が光ディスク1の
情報記録面に対して垂直になるようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ピッ
クアップ4をチルト角度θに応じて傾ける機構は、複雑
であり装置のコスト高を招いていた。
【0009】また、チルト補正機構を用いず、記録を適
正(適正β)にする方法としては、「光ディスク記録再
生装置のパワーキャリブレーション方法」(特開平8−
147701号)に開示されるように外周においてもO
PCを行うことも考えられるが、この場合はOPCに時
間がかかってしまう。上記βは、アシンメトリを表し、
CD−Rの場合、β=(A1+A2)/(A1−A2)で表
される。ここで、A1は11Tのパルスのトップレベ
ル、A2は11Tのボトムレベルの値である。
【0010】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、光情
報記録媒体の情報記録面が傾いてもレーザ光射出方向を
一定にして情報記録を行える光情報記録方法及びその装
置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、光情報記録媒体の情報記録
面に対してレーザ光を照射して該光情報記録媒体にピッ
トを形成する光情報記録方法において、前記レーザ光が
垂直に交わる平面に対する前記ピット形成位置における
前記光情報記録媒体の情報記録面の傾きを検出し、該傾
きが大きくなるほどレーザ光強度を大きく設定してピッ
トを形成する光情報記録方法を提案する。
【0012】該光情報記録方法によれば、ピット形成位
置における光情報記録媒体の情報記録面の傾きが大きく
なるほどレーザ光強度を大きく設定してピットを形成す
る。
【0013】前記情報記録面の傾きが大きくなるとレー
ザ光のスポットが歪むために単位面積あたりの照射光量
が低下するが、前記傾きが大きくなるほどレーザ光強度
を大きく設定することにより、レーザ光の射出方向を補
正することなく、前記情報記録面の傾斜に伴って生ずる
単位面積あたりの照射光量の減少分を補正することがで
きる。
【0014】また、請求項2では、請求項1記載の光情
報記録方法において、前記光情報記録媒体の情報記録面
の傾きとレーザ光強度との対応関係を強度設定情報とし
て予め備えておき、情報記録時に前記強度設定情報に基
づいてレーザ光強度を設定する光情報記録方法を提案す
る。
【0015】該光情報記録方法によれば、前記光情報記
録媒体の情報記録面の傾きとレーザ光強度との対応関係
を強度設定情報として予め備えておくことにより、実際
の情報記録時に行うレーザ光強度の設定時間短縮を図っ
ている。
【0016】また、請求項3では、請求項2記載の光情
報記録方法において、光情報記録媒体の種別毎に前記強
度設定情報を備えておき、情報記録時に記録対象となる
光情報記録媒体の種別に対応した強度設定情報を用いて
レーザ光強度を設定する光情報記録方法を提案する。
【0017】該光情報記録方法によれば、前記強度設定
情報を光情報記録媒体の種別毎に予め求めておく。実際
に情報記録を行う際には、情報記録対象となる光情報記
録媒体の種別に対応した強度設定情報を選択して用い
る。これにより、情報記録対象となる光情報記録媒体の
種別に対応したレーザ光強度を短時間で設定可能とな
る。
【0018】また、請求項4では、記録対象の情報に対
応したディジタル信号に基づき、光情報記録媒体に対し
て相対的に移動するレーザ光射出手段からパルス状のレ
ーザ光を前記光情報記録媒体に照射してピットを形成す
る光情報記録装置において、前記レーザ光が垂直に交わ
る平面に対する前記光情報記録媒体上のピット形成位置
における情報記録面の傾きを検出する傾き検出手段と、
該傾き検出手段によって検出した情報記録面の傾きに基
づいて、該傾きが大きくなるほど前記レーザ光射出手段
から射出するレーザ光の強度を大きく設定するレーザ光
強度設定手段とを設けた光情報記録装置を提案する。
【0019】該光情報記録装置によれば、前記傾き検出
手段によって前記レーザ光が垂直に交わる平面に対する
前記光情報記録媒体上のピット形成位置における情報記
録面の傾きが検出される。さらに、前記検出された傾き
に基づいて、レーザ光強度設定手段によって、前記傾き
が大きくなるほど前記レーザ光射出手段から射出するレ
ーザ光の強度が大きく設定される。
【0020】これにより、ピット形成位置における光情
報記録媒体の情報記録面の傾きが大きくなるほどレーザ
光強度が大きく設定されてピットが形成される。
【0021】前記情報記録面の傾きが大きくなるとレー
ザ光のスポットが歪むために単位面積あたりの照射光量
が低下するが、前記傾きが大きくなるほどレーザ光強度
を大きく設定することにより、レーザ光の射出方向を補
正することなく、前記情報記録面の傾斜に伴って生ずる
単位面積あたりの照射光量の減少分を補正することがで
きる。
【0022】また、請求項5では、請求項4記載の光情
報記録装置において、前記レーザ光強度設定手段は、前
記光情報記録媒体の情報記録面の傾きとレーザ光強度と
を関連づけた強度設定情報が記憶されている情報記憶手
段と、前記光情報記録媒体への情報記録時に、前記強度
設定情報に基づいて前記情報記録時の情報記録面の傾き
に対応したレーザ光強度を選択する強度選択手段と、前
記光情報記録媒体への情報記録時に、前記強度選択手段
によって選択されたレーザ光強度を前記レーザ光射出手
段に設定する強度設定手段とからなる光情報記録装置を
提案する。
【0023】該光情報記録装置によれば、前記光情報記
録媒体の情報記録面の傾きとレーザ光強度との対応関係
が強度設定情報として予め情報記憶手段に記憶され、光
情報記録媒体への情報記録時には、強度選択手段によっ
て前記強度設定情報に基づいて前記情報記録時の情報記
録面の傾きに対応したレーザ光強度が選択される。
【0024】さらに、前記光情報記録媒体への情報記録
時には、強度設定手段によって前記強度選択手段により
選択されたレーザ光強度が前記レーザ光射出手段に設定
される。これにより、実際の情報記録時に行うレーザ光
強度の設定時間短縮を図ることができる。
【0025】また、請求項6では、請求項5記載の光情
報記録装置において、前記情報記憶手段には前記光情報
記録媒体の種別に対応した複数の強度設定情報が記憶さ
れていると共に、前記情報記憶手段に記憶されている複
数の強度設定情報から情報記録対象となる光情報記録媒
体の種別に対応した強度設定情報を選択する情報選択手
段を備え、前記強度選択手段は、前記情報選択手段によ
って選択された強度設定情報に基づいてレーザ光強度を
設定する光情報記録装置を提案する。
【0026】該光情報記録装置によれば、前記情報記憶
手段には前記光情報記録媒体の種別に対応した複数の強
度設定情報が記憶され、情報選択手段によって前記情報
記憶手段に記憶されている複数の強度設定情報から情報
記録対象となる光情報記録媒体の種別に対応した強度設
定情報が選択されると共に、前記強度選択手段によって
該選択された強度設定情報に基づいてレーザ光強度が選
択され、該レーザ光強度がレーザ光射出手段に設定され
る。これにより、情報記録対象となる光情報記録媒体の
種別に対応したレーザ光強度を短時間で設定可能とな
る。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の一
実施形態を説明する。
【0028】図1は、本発明の一実施形態における光情
報記録装置を示す電気系回路のブロック図である。図に
おいて、10はCD−RやDVD−R等の追記型の光デ
ィスク、20は光情報記録装置である。
【0029】光情報記録装置20は、ディスク回転モー
タ21、モータ駆動制御回路22、光ピックアップ2
3、ピックアップ送り機構24、フォーカストラッキン
グ制御回路25、レーザ駆動制御回路26、記憶部2
7、CPUを主体とする中央制御部28、操作部29等
から構成されている。
【0030】光ディスク10には、その記録領域に予め
僅かな振幅でうねっている(蛇行している)トラックが
スパイラル状に形成されている。このトラックのうねり
から、ディスク回転制御信号等を抽出することができ
る。
【0031】ディスク回転モータ21は、モータ駆動制
御回路22から供給される駆動電圧によって所定の回転
数にて回転駆動される。
【0032】モータ駆動制御回路22は、中央制御部2
8から入力される命令信号に基づいてディスク回転モー
タ21へ駆動電圧を供給する。
【0033】光ピックアップ23は、レーザダイオード
(LD)231、周知の4分割のフォトディテクタ(P
D)232、対物レンズアクチュエータ233、及びチ
ルトセンサ234等を備えている。さらに、光ピックア
ップ23は、例えば周知のリニアモータ方式によるピッ
クアップ送り機構24によって光ディスク10の半径方
向に移動可能になっている。
【0034】フォーカストラッキング制御回路25は、
フォトディテクタ232の出力信号及び中央制御部28
の命令に基づいて、対物レンズアクチュエータ233及
びピックアップ送り機構24の動作制御を行う。
【0035】レーザ駆動制御回路26は、記録対象とな
る情報に対応したディジタル信号を入力し、中央制御部
25から指定されたストラテジ設定情報に基づいて、こ
のディジタル信号からライトパルスを生成する。さら
に、このライトパルスに同期して中央制御部28から指
定されたレーザ光強度に対応する大きさの駆動電流をレ
ーザダイオード231に供給する。これにより、レーザ
ダイオード231は、中央制御部28が指定した強度の
レーザ光を射出する。
【0036】記憶部27は、半導体メモリ素子、磁気デ
ィスク、光ディスク等の記憶媒体及びその制御回路など
から構成され、本実施形態においては、予め実験等を行
うことによって求められたレーザ光強度情報が格納され
ている。
【0037】このレーザ光強度情報は、異なる複数種の
光ディスクのそれぞれに対応して設けられている。さら
に、各レーザ光強度情報には、光ディスクに対する情報
の記録速度(例えば線速度)毎に、ストラテジ設定情
報、レーザ光強度初期値、OPC時の目標β値及びチル
ト角度に対するレーザ光強度の補正比率が表されてい
る。ここで、レーザ光強度補正比率とは、チルト角度が
小さいディスク内周側で行う記録レーザ光強度最適化
(OPC:Optimun Power Control ,以下OPCと称す
る)によって決定したレーザ光強度を、チルト角度の増
加に応じて増加する割合を表すものである。
【0038】中央制御部28は、操作員によって操作部
29から入力された光ディスクの種類及び記録速度に対
応したレーザ光強度情報を選択し、これに基づいてライ
トパルスのストラテジ設定情報をレーザ駆動制御回路2
6に設定する。さらに、中央制御部28は、情報記録中
にチルトセンサ234が検出したチルト角度を随時入力
し、このチルト角度に対応したレーザ光強度を算出して
この値をレーザ駆動制御回路26に指定する。
【0039】次に、前述の構成よりなる光情報記録装置
20の動作を図5に示すフローチャートを参照して詳細
に説明する。
【0040】操作者によって記録対象情報が設定され、
記録開始が指示されると、中央制御部28は、操作部2
9から入力された光ディスクの種別を読み取り(SA
1)、この種別に対応したレーザ光強度情報を記憶部2
7内に格納されている情報から選択する(SA2)。次
いで、中央制御部28は、選択したレーザ光強度情報に
規定されているストラテジ設定情報をレーザ駆動制御回
路26に設定する(SA3)。
【0041】さらに、中央制御部28は、上記選択した
レーザ光強度情報内に規定されているレーザ光強初期値
をレーザ駆動制御回路26に設定する(SA4)。
【0042】ここで、レーザ光強度情報内には、複数の
線速度毎にストラテジ設定情報、レーザ光強度初期値、
βが規定されているので、情報記録に用いる線速度に対
応して規定されているストラテジ設定情報、レーザ光強
度初期値を選択して設定する。これにより、光ディスク
10の種別に好適なストラテジが設定される。
【0043】この後、中央制御部25は、OPCを行う
ために使用する光ディスク10上のOPCエリアを特定
して(SA5)、OPCを実行する(SA6)。
【0044】OPCは光ディスク10のパワーキャリブ
レーションエリア(PCA:PowerCalibration Area,
以下、PCAと称する)に所定の情報を記録すると共
に、記録した情報を再生することによって行う。PCA
はテストエリアとカウントエリアに分けられ、それぞれ
100個のパーティションに分けられている。テストエ
リアの1パーティションは15フレームで構成され、1
回の試し書きにおいて1パーティションが使用される。
本実施形態では、追記型光ディスクの規格書であるオレ
ンジブックに記載されているように、15フレームの間
で、15段階のレーザパワーで試し書きを行い、その中
で目標のβ値となるレーザパワーを選択又は算出して以
降の情報記録を行っている。
【0045】次いで、中央制御部28は、OPCの結果
に基づいてレーザ光強強度を決定し(SA7)、これを
記憶部27にレーザ光強度初期決定値として記憶すると
共にこの値をレーザ駆動制御回路26に設定する(SA
8)。
【0046】この後、中央制御部25は、情報の記録を
開始する(SA9)と共に、チルトセンサ234からチ
ルト角度を読み取る(SA10)。
【0047】さらに、中央制御部28は、上記のレーザ
光強度情報に規定されているチルト角度に対するレーザ
光強度の補正比率を用いて、読み取ったチルト角度に対
するレーザ光強度を算出する(SA11)。
【0048】次いで、中央制御部28は、算出したレー
ザ光強度の値をレーザ駆動制御回路26に設定する(S
A12)。これにより、チルト角度が変化したときには
レーザ光強度が補正されて情報の記録、即ちピットの形
成が行われる。
【0049】この後、中央制御部28は、情報の記録が
終了したか否かを判定し(SA13)、情報の記録が終
了していないときは前記SA10の処理に移行して情報
記録処理を継続する。
【0050】前述した光情報記録装置及び光情報記録方
法によれば、光ディスク10の傾き(チルト角度)に応
じてレーザ光強度を変化しながらピットを形成するの
で、光ディスク10に傾きが生じていてもレーザ光の射
出方向を補正することなく、光ディスク10の情報記録
面の傾斜に伴って生ずる単位面積あたりの照射光量の減
少分を補正することができる。これにより、必要十分な
形状のピットを適切な位置に形成することができるの
で、情報再生特性に優れた情報記録を行うことができ
る。さらに、従来のようにチルト角度に基づいて光ピッ
クアップ23を傾けて、レーザ光の射出方向が光ディス
ク10の情報記録面に対して垂直になるようにする複雑
な機構を備える必要がないので、従来よりも装置のコス
トを低減することができる。
【0051】また、本実施形態では、光ディスク10の
情報記録面の傾きとレーザ光強度との対応関係をレーザ
光強度情報(強度設定情報)として予め記憶部27に記
憶し、実際の情報記録処理にはこの情報に基づいてレー
ザ光強度を算出しているので、実際の情報記録時に行う
レーザ光強度の設定時間を短縮することができる。
【0052】さらに、本実施形態では、レーザ光強度情
報(強度設定情報)を光ディスク10の種別毎に予め求
めて記憶部27に格納し、実際の情報記録処理にはこの
情報に基づいてレーザ光強度を算出しているので、情報
記録対象となる光ディスク10の種別に対応したレーザ
光強度を短時間で設定可能となる。
【0053】尚、前述した実施形態は本発明の一具体例
にすぎず、本発明がこれに限定されることはない。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1乃
至3記載の光情報記録方法によれば、光情報記録媒体の
傾きに応じてレーザ光強度を変化しながらピットを形成
するので、光情報記録媒体に傾きが生じていてもレーザ
光の射出方向を補正する必要なく前記情報記録面の傾斜
に伴って生ずる単位面積あたりの照射光量の減少分を補
正することができる。これにより、必要十分な形状のピ
ットを適切な位置に形成することができるので、情報再
生特性に優れた情報記録を行うことができる。
【0055】また、請求項2記載の光情報記録方法によ
れば、上記の効果に加えて、実際の情報記録時に行うレ
ーザ光強度の設定時間短縮を図ることができる。
【0056】また、請求項3記載の光情報記録方法によ
れば、上記の効果に加えて、情報記録対象となる光情報
記録媒体の種別に対応したレーザ光強度を短時間で設定
可能となる。
【0057】また、請求項4乃至6記載の光情報記録装
置によれば、光情報記録媒体の傾きに応じてレーザ光強
度を変化しながらピットを形成できるので、光情報記録
媒体に傾きが生じていても前記情報記録面の傾斜に伴っ
て生ずる単位面積あたりの照射光量の減少分を補正する
ことができる。これにより、必要十分な形状のピットを
適切な位置に形成することができるので、情報再生特性
に優れた情報記録を行うことができる。さらに、従来の
ようにレーザ光の射出方向を補正する手段を設ける必要
がないので、装置コストを低減することができる。
【0058】また、請求項5記載の光情報記録装置によ
れば、上記の効果に加えて、実際の情報記録時に行うレ
ーザ光強度の設定時間短縮を図ることができる。
【0059】また、請求項6記載の光情報記録装置によ
れば、上記の効果に加えて、複数種の光情報記録媒体に
対応可能となると共に、光情報記録媒体の種別に対応し
たレーザ光強度を短時間で設定可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における光情報記録装置を
示す電気系回路のブロック図
【図2】従来例の光情報記録方法を説明する図
【図3】従来例の光情報記録方法を説明する図
【図4】従来例の光情報記録方法を説明する図
【図5】本発明の一実施形態における光情報記録装置の
動作を説明するフローチャート
【符号の説明】
1,10…光ディスク、2…回転軸、3…平面、4…光
ピックアップ、5…レーザ光、20…光情報記録装置、
21…ディスク回転モータ、22…モータ駆動制御回
路、23…光ピックアップ、24…ピックアップ送り機
構、25…フォーカストラッキング制御回路、26…レ
ーザ駆動制御回路、27…記憶部、28…中央制御部、
29…操作部、231…レーザダイオード(LD)、2
32…フォトディテクタ(PD)、233…対物レンズ
アクチュエータ、234…チルトセンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 砂川 隆一 東京都台東区上野6丁目16番20号 太陽誘 電株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB04 CC01 CC16 DD03 DD05 EE02 HH01 KK04 KK09 5D118 AA13 BA01 BB05 BF03 CD04 5D119 AA23 AA40 AA43 EC25 FA02 HA31 HA36

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光情報記録媒体の情報記録面に対してレ
    ーザ光を照射して該光情報記録媒体にピットを形成する
    光情報記録方法において、 前記レーザ光が垂直に交わる平面に対する前記ピット形
    成位置における前記光情報記録媒体の情報記録面の傾き
    を検出し、該傾きが大きくなるほどレーザ光強度を大き
    く設定してピットを形成することを特徴とする光情報記
    録方法。
  2. 【請求項2】 前記光情報記録媒体の情報記録面の傾き
    とレーザ光強度との対応関係を強度設定情報として予め
    備えておき、情報記録時に前記強度設定情報に基づいて
    レーザ光強度を設定することを特徴とする請求項1記載
    の光情報記録方法。
  3. 【請求項3】 光情報記録媒体の種別毎に前記強度設定
    情報を備えておき、情報記録時に記録対象となる光情報
    記録媒体の種別に対応した強度設定情報を用いてレーザ
    光強度を設定することを特徴とする請求項2記載の光情
    報記録方法。
  4. 【請求項4】 記録対象の情報に対応したディジタル信
    号に基づき、光情報記録媒体に対して相対的に移動する
    レーザ光射出手段からパルス状のレーザ光を前記光情報
    記録媒体に照射してピットを形成する光情報記録装置に
    おいて、 前記レーザ光が垂直に交わる平面に対する前記光情報記
    録媒体上のピット形成位置における情報記録面の傾きを
    検出する傾き検出手段と、 該傾き検出手段によって検出した情報記録面の傾きに基
    づいて、該傾きが大きくなるほど前記レーザ光射出手段
    から射出するレーザ光の強度を大きく設定するレーザ光
    強度設定手段とを設けたことを特徴とする光情報記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記レーザ光強度設定手段は、前記光情
    報記録媒体の情報記録面の傾きとレーザ光強度とを関連
    づけた強度設定情報が記憶されている情報記憶手段と、 前記光情報記録媒体への情報記録時に、前記強度設定情
    報に基づいて前記情報記録時の情報記録面の傾きに対応
    したレーザ光強度を選択する強度選択手段と、 前記光情報記録媒体への情報記録時に、前記強度選択手
    段によって選択されたレーザ光強度を前記レーザ光射出
    手段に設定する強度設定手段とからなることを特徴とす
    る請求項4記載の光情報記録装置。
  6. 【請求項6】 前記情報記憶手段には前記光情報記録媒
    体の種別に対応した複数の強度設定情報が記憶されてい
    ると共に、 前記情報記憶手段に記憶されている複数の強度設定情報
    から情報記録対象となる光情報記録媒体の種別に対応し
    た強度設定情報を選択する情報選択手段を備え、 前記強度選択手段は、前記情報選択手段によって選択さ
    れた強度設定情報に基づいてレーザ光強度を選択するこ
    とを特徴とする請求項5記載の光情報記録装置。
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