JP2000203789A - 作業車の折り畳みガ―ド - Google Patents
作業車の折り畳みガ―ドInfo
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Abstract
車の折り畳みガードを提供する。 【構成】 その張出時に、前記上部ガード部材下部に設
けられた上部ボス部材、前記下部ガード上部に設けられ
た下部ボス部材、操作レバーを有する当該上部ボス部材
と下部ボス部材を同時に上方から挿通する固定ピンによ
り立設状態を保持し、その格納時に、前記下部ガードに
設けられた下部サポート部材と前記上部ボス部材を同時
に挿通状態となる前記固定ピンにより上部ガード格納状
態を保持するよう構成する。
Description
等の作業車に用いられるガード(てすり)に関するもの
である。
車の折り畳みガードの全体図である。折り畳みガード1
0は、上部ガード11と下部ガード12から構成され、
両者間はその適所において複数のヒンジ14により起倒
可能に連結されている。13a、13bはボルト穴を有
する下部ガード12取付けのためのフランジであって、
下部ガード12下端に取り付けられている。
上部ガード下部に設けられた上部ボス部材である。16
は前記下部ガード12上部に設けられた下部ボス部材で
ある。
部材15と前記下部ボス部材16は近接して上下に同軸
となるよう配置されており、前記固定ピン17を挿通す
ることにより上部ガード11を下部ガード12に対し立
設状態を保持するようになっている。固定ピン17は上
部に取手18が設けられていて、固定ピン17の取り扱
いを容易にするとともに、固定ピン17を上部ボス部材
15に挿通したときに取っ手18が上部ボス部材15の
上端に接して固定ピン17の上下位置が定まるようにな
っている。また、固定ピン17の先端部にはピンの軸線
に直角に穴があけられており、ベータピン19を当該穴
に挿通することにより固定ピン17の抜け止めするよう
になっている。前記固定ピン17とベータピン19は下
部ボス部材16に溶接されたサポート22とチェーン2
0と21によりつながれている。
を二点鎖線で示している。上部ガード11′は前記ヒン
ジ14を中心に回転し、下方に吊下されている。固定ピ
ン17′は上部ボス部材15′と下部ガード12に溶接
された下部サポート部材23を挿通している。これによ
り、上部ガード11′は格納姿勢で保持されるようにな
っている。24は下部ガード12に取り付けられた緩衝
材であって、上部ガード11′と接する部分がゴムにな
っており、上部ガード11′を倒したときのショックを
やわらげるとともに、格納姿勢でのがたつきを押さえて
いる。また、この格納姿勢においても固定ピン17′の
先端部にベータピン19を差して固定ピン17′が抜け
ないようにしている。
における作業車の折り畳みガードでは、その操作時に固
定ピンの差し替えが必要であり、面倒な作業となってい
た。また、ベータピンの挿入は小さい穴にピンを通す作
業であり、やはり面倒なものであった。固定ピンとベー
タピンの脱落防止のチェーンの外観も良いものではなか
った。
操作が簡単かつ確実に行える作業車の折り畳みガードを
提供しようとするものである。
係る作業車の折り畳みガードは、作業車に固定された下
部ガードと、立設した使用位置と倒伏した格納位置に当
該下部ガードに対しヒンジにより起倒可能に連結された
上部ガードからなる作業車の折り畳みガードにおいて、
前記上部ガードの張出時に、前記上部ガード下部に設け
られた上部ボス部材と、前記下部ガード上部に設けられ
た下部ボス部材と、操作レバーを有する固定ピンとによ
って、前記上部ボス部材と下部ボス部材を同時に上方か
ら固定ピンを挿通するにより立設状態を保持し、前記上
部ガードの格納時に、前記下部ガードに設けられた下部
サポート部材と前記上部ボス部材を同時に挿通状態とな
る前記固定ピンにより上部ガード格納状態を保持するよ
う構成されている。
ら差し替えることなしに張出・格納位置における上部ガ
ードを下部ガードに対し保持することができるのであ
る。
車の折り畳みガードは、請求項1の構成に加え、前記固
定ピンにより、前記上部ガードの上部ボス部材と同軸上
に設けられた上部サポート部材が上部ガード格納時に前
記下部サポート部材と同時に挿通されることにより上部
ガード格納状態を保持するよう構成している。
る上部ガードの保持がより確実となるのである。
の折り畳みガードは、請求項1または2の構成に加え、
前記固定ピンの操作レバーが固定ピン軸回りの回転によ
り係合するノッチを有する位置決め部材を前記上部ボス
部材と同軸上に配置するよう構成している。
る固定ピンを前記ノッチにあずけた状態で上部ガードを
張出・格納することができるので、その操作がより容易
となるのである。さらには、上部ガード張出・格納時に
おける固定ピンの抜け止め操作が容易となるのである。
ガード30を大型の移動式クレーンの旋回台に使用した
例を示すものである。1は移動式クレーンの旋回フレー
ムであって、クレーン運転室2、カバー3等が搭載され
ている。折り畳みガード30は前記旋回フレーム1ある
いはカバー3に取り付けられている。大型の移動式クレ
ーンの旋回台上部へはクレーン装置の点検あるいは給油
脂のためにクレーンオペレータなどが上がることが多い
ものである。そして、大型の移動式クレーンの旋回台上
部は地上からの高さが4メートルほどありその作業は危
険を伴うため、転落防止のためのガードが必要となって
いる。しかし、ガードの上端部が旋回台上方へ突出し、
走行時の障害となるため、不使用時には折り畳めること
が要求されている。
る。折り畳みガード30は、鋼管等により製作される上
部ガード31と下部ガード32から構成され、両者間は
その適所において複数のヒンジ14により連結されてい
る。これにより、上部ガード31は下部ガード32に対
して起倒可能となっている。33a、33bは下部ガー
ド32の下端に取り付けられたフランジであって、ボル
ト用の穴が開けられており、旋回台の必要個所に取り付
け可能となっている。
記上部ガード下部に設けられた上部ボス部材である。3
5は前記下部ガード上部に設けられた下部ボス部材であ
る。36は、操作レバー37を有する固定ピンである。
前記上部ボス部材34と前記下部ボス部材35は近接し
て上下に同軸となるよう配置されており、前記固定ピン
36を挿通することにより上部ガード31を下部ガード
32に対し立設状態を保持するようになっている。
部ボス部材34の固定ピン用穴と同軸となる穴を有して
おり、上部ボス部材34の上方で上部ガード31に溶接
されている。40はノッチ39、42、43を有する位
置決め部材である。24は緩衝材、41は下部サポート
部材であって、従来技術で説明したものと同じものであ
る。図4は図3のD矢視図である。二点鎖線で上部ガード
31′が格納された状態を示している。
に説明する。図3の上部ガード31が下部ガード32に
対し立設された状態では、固定ピン36の操作レバー3
7は位置決め部材40のノッチ42に入っているため、
固定ピン36は上下に動くことがなく保持されている。
このため、従来技術のようにベータピンを差す必要がな
く抜け止めが可能となっている。
ッチの開いている側へ90度固定ピン36回りに回転さ
せる。すると、位置決め部材40は操作レバー37を上
方へ引き上げ可能な形状となっているので、固定ピン3
6を上方へ引き上げることができる。操作レバー37を
位置決め部材40の中間のノッチ39まで引き上げ、9
0度回転させてその位置に固定ピン36を保持させる。
その状態では固定ピン36の下端は下部ボス部材35か
ら抜け出るようになっている。これにより、固定ピン3
6の下端が下部ボス35から抜けて、その下端が上部ボ
ス部材の下端と略面一となった状態で、上部ガード31
を格納することができるのである。
下げられた姿勢で、固定ピン36の操作レバー37を9
0度ピンの軸まわりに回転した後さらに上部サポート3
8′の方向へ固定ピン36′をスライドさせ、操作レバ
ー37を90度元の方向へ回転させる。すると、固定ピ
ン36′の先端部が上部サポート部材38′と下部サポ
ート部材41を同時に挿通するのである。これにより、
上部ガード31′は下部ガード32にしっかりと保持さ
れ、また、固定ピン36′も抜け止めされるのである。
した格納操作の逆の手順で行えばよいのである。
ら、本願発明の折り畳みガードでは固定ピンを上部ボス
部材から差し替えることなしに上部ガードを張出・格納
することができるのである。
より確実となるのである。さらには、張出・格納操作時
における固定ピンを前記ノッチにあずけた状態で上部ガ
ードを張出・格納することができるので、その操作がよ
り容易となるのである。さらには、上部ガード張出・格
納時における固定ピンの抜け止め操作が容易となるので
ある。
式クレーンの旋回台に使用した例である。
る。
体図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 作業車に固定された下部ガードと、立設
した使用位置と倒伏した格納位置に当該下部ガードに対
しヒンジにより起倒可能に連結された上部ガードからな
る作業車の折り畳みガードにおいて、 前記上部ガードの張出時に、前記上部ガード下部に設け
られた上部ボス部材と、前記下部ガード上部に設けられ
た下部ボス部材と、操作レバーを有する固定ピンとによ
って、前記上部ボス部材と下部ボス部材を同時に上方か
ら固定ピンを挿通するにより立設状態を保持し、 前記上部ガードの格納時に、前記下部ガードに設けられ
た下部サポート部材と前記上部ボス部材を同時に挿通状
態となる前記固定ピンにより上部ガード格納状態を保持
することを特徴とする作業車の折り畳みガード。 - 【請求項2】 前記固定ピンにより、前記上部ガードの
上部ボス部材と同軸上に設けられた上部サポート部材が
上部ガード格納時に前記下部サポート部材と同時に挿通
されることにより上部ガード格納状態を保持することを
特徴とする請求項1に記載された作業車の折り畳みガー
ド。 - 【請求項3】 前記固定ピンの操作レバーが固定ピン軸
回りの回転により係合するノッチを有する位置決め部材
を前記上部ボス部材と同軸上に配置したことを特徴とす
る請求項1または2に記載された作業車の折り畳みガー
ド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00601499A JP4220051B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | 作業車の折り畳みガード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000203789A true JP2000203789A (ja) | 2000-07-25 |
JP4220051B2 JP4220051B2 (ja) | 2009-02-04 |
Family
ID=11626860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00601499A Expired - Fee Related JP4220051B2 (ja) | 1999-01-13 | 1999-01-13 | 作業車の折り畳みガード |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP4220051B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008144573A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-26 | Volvo Construction Equipment Ab | 折曲式建設装備用ハンドレール |
JP2011058267A (ja) * | 2009-09-10 | 2011-03-24 | Caterpillar Sarl | 建設機械 |
JP2015155595A (ja) * | 2014-02-20 | 2015-08-27 | 日立建機株式会社 | 作業機の手摺装置 |
EP3156547A4 (en) * | 2014-06-11 | 2018-01-17 | Volvo Construction Equipment AB | Guardrail for construction equipment |
WO2018055887A1 (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
-
1999
- 1999-01-13 JP JP00601499A patent/JP4220051B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018048470A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 日立建機株式会社 | 建設機械 |
US10533302B2 (en) | 2016-09-21 | 2020-01-14 | Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. | Construction machine |
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Publication number | Publication date |
---|---|
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